2007年02月27日
人がいかに真剣か否かというのは、けっこう些細なところで感じることができるものだったりする。今回、アメリカで2度目の大会を開催したPRIDEの“本気度”を感じたのは、榊原代表のちょっとした変化だった。
昨年10月、盛況のうちに初のアメリカ大会を終えた榊原代表は、記者団との雑談の中で、「もっと英語勉強しなきゃダメだね。同じ言葉話さないと、バカにされちゃう」と苦笑していた。
それから4ヵ月後。再びラスベガスにやってきた榊原代表は、事前会見や大会直後の全体会見などを、ほとんど英語でやり通した。わたしの後ろに座っていたアメリカ人記者は、榊原代表のスピーチを聞いて、「彼、すごく英語、上手くなったわね」と、感嘆の言葉をもらしたほどだ。
「そんなの、本質的な興行とは関係ないじゃないか」と思われる人もいるだろう。だが、未だ英語に四苦八苦し、そして言葉の持つ機微を日々思い知らされている身(わたしのことです)からすれば、これは十分に賞賛に値することだ。異国に乗り込み、そこでビジネスをやってやろうという組織の頭としての、心意気を感じる。ちょっとした挨拶程度でも、やはり通訳の口を介されるものと、本人の口から直接聞いたものでは、そこに込められた“心”が違う。
そのことを象徴するような出来事として、以下のようなことがあった。
大会が終了したあとの、全体会見のときのことだ。アメリカ人の記者の一人が、榊原代表に「PRIDE USAの社長が、PRIDEを購入したがっているという話があるが」と聞いた。一度は軽くいなした榊原氏に、件の記者はなお「PRIDEを市場に売りだす予定なのか?」と食い下がる。
今度は榊原氏は、毅然たる態度で記者に向き直り、英語で、逆に彼に質問した。
「君には、子供はいるかい?」
NO、という記者氏の言葉を受けて、榊原氏は続ける。
「僕には二人、子供がいる。そして、実はもう一人いるんだ。それが、"PRIDE"だ」
そう言ってマイクを置くと、期せずして記者団から、万雷の拍手が沸き起こった。
会見後、先述の記者氏は榊原代表の下へと行き、「決して、あなたの気分を害するつもりではなかったんだ」と謝罪を入れ、榊原代表も「問題ないよ」と返し、握手を交わした。
人の真剣さは、そして心は、こんなところから他人へと伝わっていく。PRIDEが有するプライドは、間違いなくアメリカのメディアたちにも真摯に受け止められたことと思う。

posted by writing3 |04:25 |
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2007年02月24日
昨年の10月に大成功を収めたPRIDEが、再び格闘技のメッカ、ラスベガスにやってきました。今回も、前回同様シーザーパレスで事前イベントが行われましたが、多くのファンが詰めかけ、さらなる期待感を以って待ち受けられている、という雰囲気を肌で感じました。
わたしは昨日から現地入りしましたが、前回も感じたことですが、けっこう女性ファンが多いんですよね。特に、ダン・ヘンダーソンの女性人気の高さにビックリ!? 個人的には、ジョシュが一番女性受けしそうに思ってたんですが……違うんですかね? しかもダンのファンには、ブロンドで露出度の高いファッションを好み、トンボもかくやのバカでっかい(アホ)サングラスをかけた、いわゆる“カリフォルニア・ガール”風の女の子が多い。ダン自身もカリフォルニア出身だからでしょうか?
それにしても、PRIDEの会場に来てつくづく驚かされるのが、外国人(アメリカ人から見て)選手の人気の高さ。前回はヒョードルが異常人気だったし、今回もシウバは、ダンと同等かそれ以上の声援を受けていました。シュート・ボクセそのものの人気が高いようで、ショーグンも人気ありますね。
ベースボールやバスケットボール、あるいはテニスなどのスポーツだと、やはりアメリカチームやアメリカの選手に対する声援が圧倒的に大きくなるけれど、MMAではそうでもない。個人競技だから、という点も大きいけれど、やはりMMAはマニアのものなんだな、って気がします。

posted by writing3 |04:10 |
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2007年02月07日
一昨日はスーパーボールの日でしたが、
スーパーボールって、この日この瞬間のためにしか流れない
印象的なコマーシャルが多いことでも有名で、
どこの企業も大物俳優やらを雇って洒落たCMを作ったりするのです。
去年とかは、ブラピがバドワイザーか何かのCMに出てたな~。
で、今年最大の目玉CMは、K-Fedこと元ブリトニーの旦那こと現プータローこと
ケビン・フェダライン。
内容はというと、彼が昨年末に出したラップアルバムのプロモーションビデオがしばし流れるが、
画面がパンアウトしていくと、実はその映像はファーストフード店(どこか特定はされず)の
テレビ画面だったことがわかる。
で、店員のひとりがそのプロモにあわせ、ノリノリで踊っている。
その様子を見ていた店長が、店員に渇!
「フェダライン! フライズ!!」
(フェダライン、ポテトフライはどうした! ってな意味合いですな)
店員――実はフェダラインその人――は、どなられ体をビクッと振るわせたあと、
ちゃんと殊勝に、言われたとおりフライ準備をします。
んで、「Life comes at you fast」というコピーが入り、
「人生ナニが起きるか解らないから、もしものときに備えて、今から投資を始めましょうね」
と言わんばかりに投資会社のロゴが登場する……という展開。
要は、かつては道楽でラップアルバムを作るほどに豪遊していたブリトニーの夫が、
今や金がなく、ファーストフード店でアルバイトをするまでに落ちぶれてしまったという様を暗示し、それをして
「人生、一寸先は闇だね」という教訓を引き出しているのです。
このCM、複数のファーストフード店から「落ちぶれの記号として、ファーストフードの店員を用いるなど、
我らに対する冒涜!」とクレームを頂戴したらしいですが、
会社サイドは「面白いからイイじゃん」と悪びれる様子もナシ。
そして等のケビンくんですが、ちゃんと店員の帽子をK-Fedかぶり(浅く被って、斜めにずらす)
しているあたり、けっこう彼は良いヤツなんじゃないかと、
わたしは思いだしています。
posted by writing3 |13:34 |
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