“元”LA在住ライターの『LALALAスポーツのほほん漫遊録』

錦織フィーバーの裏側

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先ほど、『テニマガ』さんのブログの、まっきー編集長の強気コメントの
裏話を読んで、思わず笑ってしまいました。
そして次の瞬間、しんなりした気分にもなりました。

なんでも、まっきー氏の

「松岡修造さんが、黙っていても世界のトップ10に入る逸材です、と評価していました」

というオリジナルコメントの前後をカットし、さも彼が
「黙っていても世界のトップ10に入る逸材です」
と太鼓判を押しているように編集され、放送されたのだとか。

もちろん、メディアというのは時に誇張や脚色が必要な部分もあるし、
自分自身も、身に覚えの無い話では決して無いので、それを一概に
批判することもできないのですが(などと、歯切れの悪い自分も大嫌い)、
やっぱり、なんだかなぁ、とは思ってしまいます。

もちろんわたしも、錦織選手の決勝戦のときは
おそらく本人以上にナーバスになってたし、
試合終盤は涙目にもなったし、そして勝ったときには
「えらいこっちゃ! 信じられん! ものすごい快挙だ!!」
と舞い上がりました。
でも、日本でもそんなに大々的に報道されるとは、
夢にも思っていなかったのです。
というのも、デルレイビーチの大会の決勝戦、日本のメディアは
わたしと読売新聞さん(記者とカメラマン)の、3名だけ。
読売の方たちは、フロリダでキャンプを張っている桑田の取材に来ていて、
そこから錦織選手の取材のために足を伸ばしたということでした。
そしてフロリダには、メジャーキャンプ取材の為に、
日本のメディアはたくさん居たらしいのです。
それでも大会の取材には来ず、そして優勝したら一斉に取材合戦が始まった。
なんだか、釈然とはしないです。

ちなみに錦織選手、日米問わずそうとう取材依頼が来ているらしく、
本日はアメリカのメディア向けに、Teleconference(電話会見)が
行われました。そして日本向けには、テレビのライブ中継会見が
行われるそうです。
デルレイビーチの大会時に連日錦織選手の記事を大きく掲載していた
『Miami herald』、ロス最大の日刊紙『L.A. times』、
『Inside tennis』のライターで、インターナショナルテニスライター協会の
会長でもあるマット氏など、かなり大きなメディアの人たちも
この電話会見に参加。日本のみならず、アメリカのメディアも
かなり高い関心を抱いている模様です。

錦織選手は以前、日本の「王子様」ブームにさらされている同年代の
アスリートたちに関して、
「かわいそうですよね。スポーツに専念させてやればいいのに、
って思います」
という感じのことを言っていたのですが、今回の一連の報道熱に関しては、
「今まで男子のテニスが話題になることは少なかったので、
少しでも多くの人に知ってもらえるのは素直に嬉しい。
やっぱり、日本の方に応援してもらいたいです」
と、とても殊勝なことを言っていました。
やはりそのあたり、プロになって意識も変わってきたのかもしれません。
18歳の彼がこんなにしっかりしているのに、
こっちが、子供じみたこと言って愚痴ったり、足元を見失ってはいけませんね。
メディアの本分とはなんなのか、しっかり考えながら行動していきたいと思います。



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弱冠12歳にして、朝日小学生新聞の“甲子園読者レポータ”として記者デビュー。飯田哲也外野手(楽天)らを取材する。編集プロダクション入社後も『キャプテン翼』『テニスの王子様』の解説本製作に携わるなど、スポーツ・ジャーナリズムに深く関与。現在はLAにて、足とTV、ネットを駆使した取材&情報集めに奔走する。好きなものは伊達公子、ベッカム、沢木耕太郎、1st.ガンダム、シャラポワ、寿司など。
連絡は、contact@writing-sun.comまで。お仕事、絶賛募集中です!!!!!
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