2007年09月19日
北京オリンピックの出場資格をかけた2007年世界選手権第3日は9月19日、アゼルバイジャンの首都バクーのヘイダル・アリエフ・スポーツアリーナで男子グレコローマン1階級と男子フリースタイル2階級が行われ、グレコローマン130kg級の新庄寛和(自衛隊)、フリースタイル55kg級の松永共広(ALSOK綜合警備保障)、同60kg級の湯元健一(日体大助手)の3選手とも初戦で敗れ、闘った相手が決勝へ進めなかったために敗者復活戦へも回れなかった。
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2007年09月19日
19日(大会3日目)はグレコローマンスタイル120キロ級、フリースタイル55キロ級、フリースタイル60キロ級が行われます。フリースタイル60キロ級は、あの山本“KID”徳郁が参戦した階級で、日本最大の激戦区でもあります。国内のし烈な戦いを制して日本代表の座を獲得した湯元健一(日体大助手)が世界の壁に挑みます。
※男子の場合、世界選手権でメダルを獲得したら北京五輪代表に内定です。
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2007年09月19日
「国内で勝っても、世界へ連れていってもらえない。この野郎、という気持ちでした」。昨年の“ドーハ・アジア大会派遣なし”の悔しさを問われた時、おとなしい加藤が声を荒らげた。男子グレコローマン96kg級。はっきり書くなら「期待度の薄かった階級」だ。
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失礼な表現だが、そう言われても仕方のない成績だった。昨年の世界選手権では1勝をマークしたものの、今年5月のアジア選手権(キルギスタン)では初戦敗退。8月の「ニコラ・ペトロフ国際大会」(ブルガリア)では2試合連続でのフォール負け。そんな成績を続けた加藤が、男子グレコローマン2つ目の五輪出場権を加藤が手にするとは、だれが思っただろうか。
■徹底したウエートトレーニングでパワーアップ
だが加藤は5位に入賞して五輪出場資格を獲得。北京のマットに大きく前進した。組み合わせがよかったのは確かだ。だが、組み合わせのよさで勝てるのは1回、せいぜい2回だろう。3連勝する原動力には、本人の努力、そしてチャンスすらもらえなかったことに対する煮えたぎるような悔しさがあった。
派遣させてもらえなかったのは、ドーハ・アジア大会だけではない。05年と06年の冬の遠征メンバーにも入れてもらえなかった。やっと欧州遠征のメンバーに加わった今夏は、前述の通り2試合連続のフォール負け。この成績では何も言えない。
世界選手権へ向けての抱負を問われても、「がんばります」くらいしか答えなかった。だが、本人は勝つために工夫して練習し、あきらめることなく実力養成に励んできた。そのひとつが徹底したウエートトレーニングだ。その成果は「スタンドで押し負けることが少なくなった」ことで感じた。
押し負けないということは、押す力も強くなったこと。それによって相手の反作用が強くなり、必殺の首投げがかかるようになる。初戦(2回戦)の中国戦で見事な首投げによるフォール勝ちで気分をよくし、4回戦のキューバ戦でも2度さく裂。2度目はしっかりとフォールにつなげ、この段階で五輪出場資格を手にすることができた。
■この出場権は絶対に他人に渡さない!
準決勝の (リトアニア)戦は、あと11秒のグラウンドの防御が守れず、惜しくも黒星。あとわずかの差で決勝進出、すなわち五輪代表決定を逃し、3位決定戦も敗れてしまったが、5位という成績は「今の自分の実力。これからもっと練習して、もっと上へ行きたい」と、有頂天になることなく前進するには、ちょうどいい成績だったかもしれない。また「勝つためには気持ちが大事だということが分かった」と収穫の多い大会となった。
重量級の復権を実現させたという気持ちもある。「重量級が軽く見られ、この階級の選手にも申し訳ないことをしていた。やればできることを、形で示すことができた」と話し、悔しかったここ数年間の気持ちをぶちまけた。
まだ五輪代表に決まったわけではなく、12月の天皇杯全日本選手権で優勝できなければ、国内で他の選手に横取りされることもある。「他人には渡しません。全日本で勝って、代表権をこの手で取ります。自衛隊は最高の練習環境。ここで必死に練習します」。
北京五輪に出場できてもできなくても、今回が最後の挑戦と決めている。「次はないので、今回、100%の力を出しました」という加藤。今回得た自信を武器に、五輪の日本代表を目指した新たな挑戦に全力で挑む。
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2007年09月19日
北京オリンピックの出場資格をかけた2007年世界選手権第2日は9月18日、アゼルバイジャンの首都バクーのヘイダル・アリエフ・スポーツアリーナで男子グレコローマンの3階級が行われ、96kg級の加藤賢三が5位に入賞し、五輪出場資格を獲得した。日本協会の定めた規定により、12月の天皇杯全日本選手権で優勝すれば北京五輪の日本代表に決まる。
加藤は首投げによるフォール勝ち2試合を含めて3連勝して準決勝へ。準決勝ではミンダウガス・エゼルスキス(リトアニア)に敗れ、3位決定戦でもガセム・レザエイ(イラン)に敗れた。
日本のグレコローマンで90kgを超える階級で3位決定戦へ進出したのは、1986年90kg級の森山泰年以来、21年ぶりの快挙。
74kg級の鶴巻宰(自衛隊)は2回戦でロシア選手を破るなどしたが、3回戦でペテル・バクシ(ハンガリー)に敗れ、84kg級の松本慎吾(一宮運輸)も初戦で昨年3位のサマン・タフマセビ(イラン)に敗れ、ともに敗者復活戦へは回れなかった。
北京オリンピックの出場資格をかけた2007年レスリング世界選手権は9月17日、アゼルバイジャンの首都バクーのヘイダル・アリエフ・スポーツアリーナで開幕。男子グレコローマンの3階級が行われ、60kg級の笹本睦(ALSOK綜合警備保障)が決勝進出を決めて2位以上を確保。日本協会の定めた規定により、北京五輪の代表に事実上内定した。なお、55キロ級の豊田雅俊(警視庁)、66キロ級の飯室雅規(自衛隊)はともに2回戦で敗退した。
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posted by レスリング協会広報 |10:35 |
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