2008年03月31日

ボルトン対アーセナル 大逆転

 4連続ドローの後、チェルシーにリーグ制覇の夢を絶たれるかのような敗戦を喫したアーセナル。今日はアウェーでのボルトン戦である。ここ数年のリーボックでの成績は思わしくないため、ある程度の苦戦が予想される。しかしここからはリバプール3連戦→ユナイテッドと激戦が続くため、なるべく消耗せず勝ちたい。ヴェンゲルは試合前から、ここ最近ゴールのないアデバヨールを休養させると明言している。

ボルトンのスタメンはこちらです。システムは4-1-4-1でカンポがアンカーの位置に入り、デイビスが1トップ気味に振舞う形かなと思ったが、実際はフラットっぽかった。

アーセナルのスタメンはアルムニア、トゥーレ、ギャラス、センデロス、クリシー、フレブ、セスク、フラミニ、ディアビー、ファンペルシー、ベントナー。トゥーレがサイドバックに入った以外は予想通りのスタメン。


First Half~ダメダメアーセナル、見てられない~

 前半は残念ながら戦前の予想が当たってしまう。アーセナルはずっと同じサッカーをしているだけに、苦戦するときのパターンは決まっている。ミドルスブラ戦のように、ボールは圧倒的に持つんだけどゴール前での崩しで苦労しているうちに、相手にワンチャンスであっさり点を取られるというお決まりパターン。この試合でも、序盤は圧倒的にボールを持ち何回か決定的なチャンスはあったがアル・ハブシのファインセーブもあり決めきれず。すると前半14分、左サイドからディオフ→スタインソン→テイラーのヘッドで先制されてしまう。テイラーにはトゥーレがついていたはず。ボールウォッチャーになってしまったというやつだろうか。

 ホームのボルトンはこれまたお決まりのアーセナル対策を採っていた。簡単に言うと、DFラインをある程度高く保ち中盤のスペースを消してしまう。序盤こそ何回かラインを破られる場面があったが、アル・ハブシの好セーブもあり踏ん張る。
アーセナルは激しい雨が降っていたからか、パスの精度がいつもに比べて悪かった。特にセスクはらしくないミスパスを連発。クリシーもミスが多かった。中盤以降、アーセナルはチャンスすらつくれなくなっていく。流れが悪い。

 そこに追い討ちをかけるかのように前半31分、ディアビーが悪質なタックルで一発退場となってしまう。あのシーンを思い出させるかのようなタックルだったため、誰も文句は言えず。先制されてイラついていたのは分かるが、もう少し考えてほしかった。ここからアーセナルはよく分からないシステムとなった。

 アーセナルは悪い流れを変えることが出来ず、前半43分に今度は自陣でのFKから失点してしまう。クリシーは遠くに蹴るのではなくパスをつなごうとする。アーセナルらしいといえばらしいが、ボールを受けたフラミニは激しく寄せられてボールを失ってしまう。そこから最後はテイラーの左足のミドルがギャラスに当たって入り2-0に。これはやばい。やばすぎる。

Second Half~奇跡の…~

 ヴェンゲルはハーフタイムでの選手交代を行わず。当然といえばそうだが、前半と同じ流れで試合は進む。アルムニアのファインセーブに救われるもボルトンにセットプレーから押し込まれる場面が目立ち、今日もまた勝てないのかと多くのアーセナルファンは思ったはず。自分ももう見るのを止めようかと思ったほどだった。

 後半14分にセンデロス→ウォルコット、ベントナー→アデバヨールとヴェンゲルが動く。アデバヨールは温存したかったはずだが仕方がない。しかしここから流れが変わる。

 まずは後半18分、セスクのコーナー→カンポがすらす→中央から走りこみ、ファーでフリーで待っていたギャラスが蹴りこんでまずは1点差。さらに後半23分、セスク→アデバヨールがヒールで流す→フラミニのシュートはアル・ハブシがファインセーブ→シュートを撃とうとしたフレブがケイヒルに倒されPKを獲得。これをファンペルシーが決めて同点に。あっというまの2得点。

 アデバヨールがいると、やはりボールが前におさまる。アデバヨールへのロングボールはラインを下げさせるという意味でも効果的だった。アーセナルのシステムは3-4-2となり、両サイドのトゥーレ、クリシー、中盤のフラミニも積極的に攻撃に絡むようになっていた。特にフラミニは印象的だった。効果的な走り込みを見せて、左サイドからのチャンスを何回も演出。攻撃が左サイド中心だったため、ウォルコットにはあまりボールが来なかったが、深くえぐって折りかえす→ファンペルシーがフカした場面など時折らしさを見せる。

 捨て身のアーセナルに戸惑ったのか、ボルトンは徐々に防戦一方に。選手交代でも流れを変えられない。そしてアデバヨールは何回かチャンスがあったが決めきれず。最近のアデバヨールのシュートは、ピレスさんによると右足インサイドでファーを狙うと決まっているのでGKは読みやすいようだ。また、ファンペルシーもシュートをフカス場面が目立つ。PKでもとにかく点を取ったことがいい影響を及ぼすかなと思ったが、完全復活はまだまだのようだ。

 攻め続けるアーセナルが報われる瞬間が来たのは後半45分。左サイドからクリシー→フレブ→セスクのシュートがサミュエルの足に当たって入り、ついにアーセナルが勝ち越し。記録はオウンゴール。何かやるせないゴールだったが、自分は深夜にもかかわらず絶叫してしまいました(苦笑)

 結局試合は2-3で終了。アーセナルが奇跡の逆転勝利で、一ヶ月ぶりの勝利となった。
 

総括

 あの状況からひっくり返したのは評価できると思う。とにかく勝ったのはよかったし、何より一ヶ月ぶりの勝利は素直にうれしい。試合が終わった後の各選手の表情からもそれがうかがえた。とにかくほっとした。

 しかし、これから厳しい戦いが待っているにもかかわらず、前半で10人になってかなり消耗してしまった。セスク、フラミニは走りまくっていただけに疲労が心配だ。ディアビーには十分に反省してもらいたい。本当はエブエの例から学んでほしかったのだが、今更言っても仕方がないか。

 ここからいよいよ厳しい戦いが待っている。個人的にはもうリーグはいいので、CLに絞ってもらいたい。がんばれアーセナル!

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2008年03月30日

ベティスvsバルセロナ~考えられない失態~

ベティスのスタメンはカスト、イリッチ、メッリ、ファニート、ダミア、ファンデ、リベラ、カピ、エドゥ、パボーネ、マルク。

バルセロナのスタメンはバルデス、ザンブロッタ、テュラム、プジョル、アビダル、ヤヤ、シャビ、イニエスタ、ボージャン、エトー、アンリ。サブはピント、エジミウソン、シウビーニョ、グジョンセン、サンチェス、エスケーロ、ドスサントス。

試合開始前、観客席で何かあったようですぐに試合が始まらなかった。この試合があの事件の後ながらもベティスのホームで行われるのは、代替地の予定だったマドリッドではレアル対セビージャも行われるため、ファンの間でいざこざが起こる可能性を考慮したかららしい。今日は何も起こらなければいいのだが。

前半
気付いた事を箇条書きで書いてみます。

  • バルサの3トップは右からエトー、ボージャン、アンリ。エトーが右サイドにいるのはどうなのだろうか。ボージャンを中央で使いためにこういう配置にしているのかもしれない。
  • ベティスは4-1-4-1。4分、ヤヤからボールを掻っ攫ったリベラがミドルを撃つも枠の上。直後のマルクのミドルはバルデスがキャッチ。
  • 9分、バルサのコーナーから最後はエトーがボレーもカストがファインセーブ。
  • 序盤は基本的にバルサがボールを持ち、ベティスはマルク、エドゥの走力を生かしたカウンターという展開だった。
  • 試合が動いたのは13分。アンリ→イニエスタ→エトーのシュートはクロスバーに嫌われる→ボールを拾ったボージャンが落ち着いて決めてバルサ先制。エトー、ボージャンをフリーにしたベティスの守備に問題があったと思う。
  • さらに16分、またもイニエスタの浮きだまクロス→エトーが頭で押し込んで0-2に。1点目とほとんど同じような形だった。
  • 18分、アンリのクロス→逆サイドでボールを受けたシャビのミドルはカストがファインセーブ。
  • バルサは2点とったためか、心なしか余裕の試合運びを見せる。ゆっくりボールをまわしていて、22分に表示されたバルサのボールポゼッションは70%。ベティスは守備では一応4-1-4-1の形を作っていたものの、間にパスを通される場面が多くあまり効果的でなかったと思う。
  • バルサはいつもに比べて、サイドバックが攻撃に絡む場面が少ない。この日は中盤よりも前の選手だけでも形になっていたからかもしれない。
  • 34分、ロングボール一本でラインの裏に抜け出しかけたマルクがザンブロッタに倒されるもPKはなし。ベティスは一方的に押し込まれていたため、数少ないチャンスだった。
  • 40分過ぎに表示されたバルサのボールポゼッションは71%。ベティスはちょっとクリーンすぎる。もう少し中盤で激しく当たったほうがいいかもしれない。
  • 41分、ベティスのコーナーがテュラムの背中にあたりボールはゴールに向かって転がるもアビダル(?)がクリア。

前半は0-2で終了する。バルサからすると余裕の展開。ベティスはハーフタイムで動かないと苦しそうだ。
ふがいない戦いぶりに、観客が暴動を起こさないことを願いたい。

後半

  • 両チームとも選手交代はなし。
  • 2分、ベティスのカウンターから4対4の状況をつくられるもアンリが寄せてボールを奪う。この場面のように、バルサの両ウイングは全体的に守備意識も高かった。アンリはいつからあんなに守備をするようになったのだろうか。
  • 8分カピ→ソビス、マルク→オドンコル。
  • 17分ボージャン→ドスサントス。エトーを中央にするのかなと思ったら、アンリを真ん中にしてドスサントスを左に置いていた。エトーの守備を計算してのことだろうか。
  • この選手交代直後の18分、左サイドからソビス→エドゥのヘッドで1-2に。このゴールでスタジアムは俄然盛り上がりを見せる。バルサは集中力が切れていたのかもしれない。ザンブロッタ…
  • 21分、アビダルのミスからオドンコルが決定的なチャンスもバルデスが何とかコーナーに逃れる。バルサはもう一度立て直したい。
  • 26分、パボーネがヤヤに倒されるもPKはなし。バルサはまずい流れになってきている。
  • そして28分、アビダルがオドンコルをつかんで倒してしまいPKを献上。エドゥがこれを蹴るもバルデスがストップ。しかしその直後、右サイドからスローイン→ファニートが胸でトラップした後、右足でぶち込んで同点に追いつかれてしまう。
  • さらに33分、左サイドから持ち込んだエドゥが右足で凄いシュートを決めて勝ち越しを許す。一度狂った歯車を元に戻すのは難しい。34分ヤヤ→グジョンセン。動くの遅すぎ。
  • バルサはチャンスどころか、前にボールを運ぶのに苦労している。やばいぞバルセロナ。
  • 41分、シャビ→グジョンセンが抜け出すもシュートは大きく外れる。43分パボーネ→シスコ。
  • バルサは焦りからプレーが荒くなり、それを利用してベティスに時間をつぶされてしまう。ロスタイムは3分。
  • ロスタイムにもバルデスのスーパーセーブに救われるなど、チャンスを作っていたのはベティスだった。どうしようもない。

試合は3-2で終了。

感想
アーセナルの逆をやられてしまった。前半を見る限りでは楽勝ムードだったと思うが、やはり油断が隙を生んだという感じだろうか。考えられない失態だった。

ビジャレアルが勝ったため3位転落となったバルセロナ。こんなので大丈夫か。

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2008年03月26日

レアル・マドリー対バレンシア

レアル・マドリーのスタメンはカシージャス、ラモス、ペペ、カンナバーロ、マルセロ、ガゴ、グティ、スナイデル、バチスタ、ロビーニョ、ラウール。サブはデュデク、エインセ、ディアッラ、ドレンテ、ロッベン、イグアイン、ソルダード。

バレンシアのスタメンはヒルデブラント、ミゲル、アルビオル、マルチェナ、カネイラ、マドゥーロ、バネガ、アリスメンディ、マタ、シルバ、ビジャ。サブはモラ、アレクシス、エルゲラ、サニー、バラハ、ホアキン、モリエンテス。

前半
気付いた事を箇条書きで書いてみます。

  • レアルはガゴ、グティのダブルピボーテにラウールをトップに置く4-2-3-1。3の部分は基本的に右にスナイデル、左にロビーニョ、中央にバチスタだったと思う。
  • 2分、ビジャがラインぎりぎりで抜け出すがボールに触れずカシージャスがボールをキャッチ。バレンシアもレアルと同じく4-2-3-1だと思うが、ビジャは左サイドにいることが多く、シルバが中央にいてよく分からないシステム(シルバの1トップ?)だった。
  • 基本的にレアルのポゼッションで試合が進む。ガゴが中盤の底でボールを持ち組み立てようとするが、バレンシアはしっかりと引いて中央を固める。そのためか、ガゴのミスパスも多く、なかなかボールを前に運べず形を作れない。ニステルがいればロングボールでタメを作れるが、ラウールにそれを求めるのは厳しい。前でボールが収まらないため、攻撃的な両サイドバックも思い切って攻撃参加することができなかった。そのため、レアルがボールを奪われる→バレンシアは素早く少ない人数で攻めようとする→レアルがボールを奪うが、ボールの回復点が低いためまた一からつくりなおす、という展開に。どちらかというとバレンシアの攻撃の方が可能性を感じた。
  • 8分、グティのキープからロビーニョ→スナイデルのシュートはヒルデブラントがキャッチ。
  • 14分、中間的なポジションでボールを受けたバチスタ→ラウールへのパスはオフサイド。
  • 19分、グティ→ラモスがカネイラを交わして左足のクロスもクリアされる。レアルはグティが高い位置で前を向いてボールを持てばチャンスを作れそうだ。
  • 20分、?→マタ→中央のシルバには合わずクリアされる。レアルはニステルがいないため、人数をかけて攻撃したい。そのために攻撃的な選手を中盤に起用しているのだと思うが、ガゴの守備力は高くない。よってバレンシアは高い位置でボールを奪えればチャンスになる確率は高かったと思う。
  • 22分、ラウールがラインの裏でボールを受けるもクリアされる。ここからレアルは立て続けにチャンスを迎えるが決めきれず。しかしレアルが試合のペースをつかみ始める。
  • 28分、グティの直接FKが当たったマルチェナが大の字になって倒れこみ、担架で運び出される。31分のバチスタの強烈なミドルはヒルデブラントが抑える。
  • 32分マルチェナ→エルゲラ。マルチェナは思ったより重症のようだった(すぐに病院に運ばれたようだが、検査の結果、頭を強く打っただけで何も異常が見つからなかった。現在はスペイン代表の一員としてイタリアとの親善試合の練習に参加している。)。
  • 試合が動いたのは33分。バレンシアのコーナーから、レアルが一旦はボールを奪うもののフリーでシルバにボールが渡ってしまい、完璧なスルーパスから最後はビジャがカシージャスとの一対一を決めてバレンシアが先制。
  • しかし35分、左サイドからロビーニョのクロス→ラウールのヘッドですぐにレアルが同点に追いつく。ラウールが少し押していたとはいえあんなにフリーでシュートを打たせると仕方がない。エルゲラ…
  • レアルは守備が少し緩い印象を持った。今シーズンのレアルの持ち味は前線からの守備だと教えていただいたが、この試合ではまったく機能していなかったと思う。
  • 42分、バチスタ→ロビーニョのヘッドは枠に行かず。バチスタはボールに絡もうと動き回っていた。

前半は1-1で終了する。

後半

  • 後半になり、レアルはグティが低い位置でボールを捌き、ラモス、マルセロが高いポジショニングをとるようになる。しかしラモスが攻撃に絡む場面が増え、ボールは持てるものの、なかなかバレンシアの守備を崩せない。逆にカウンターが怖い。
  • しかし11分、グティ→ラウールがためてカネイラを交わし左足でシュート。これがゴール右に決まってレアルが勝ち越しに成功。攻撃にリスクをかけたことが功を奏したのだろうか。
  • 14分過ぎ、アップを終えたロッベンがシュスターと話している。個人的にはそれほど悪い流れではないと思ったが、誰を代えるのだろうか。
  • 18分バチスタ→ロッベン、20分マタ→バラハ、バネガ→モリエンテス。この時間帯にレアルは立て続けにチャンスを作っていて、ペースを掴んだか。
  • しかしこの選手交代直後、カンナバーロがシルバが倒してしまいPKを献上。これをビジャに決められあっさり同点に追いつかれてしまう。カンナバーロは少し軽率だった。
  • 同点に追いつかれてしまったレアルだが、バレンシアが攻撃の人数を増やしたこともあり、逆に攻め込む場面が増えるが決定的なチャンスは作れていなかった。
  • 30分に差し掛かるころから、試合は打ち合いのような展開に。スナイデルのシュートがエルゲラにブロックされた場面など、レアルは決定的なチャンスはあったが決められない。
  • 33分ロビーニョ→イグアイン。直後のビジャのシュートはカシージャスの正面。
  • 34分、スナイデルのFK→?のヘッドはヒルデブラントはじく→イグアインが2度押し込もうとするもヒルデブラントがおさえる。決定的なチャンスだった。
  • 猛攻を仕掛けるレアルだが決めきれない。チャンスは作るが決められない。残り時間が少なくなっているため、少しずつ焦りが出てきたようだ。
  • 39分、自ら蹴ったFKの跳ね返りを競ろうとしたビジャが、着地の際激しく体を打ちつけピッチの外に出る。
  • 41分、イグアインがヒルデブラントを交わし、角度のないところから無人のゴールに狙うもアルビオルが左足でクリア。先にポストに当たっていたかもしれない。レアルからするとじれったい展開。ビジャは左腕に包帯(?)を巻いて戻ってきた。
  • そして44分、前がかりになったレアルに対して、ミゲルのロングボールでアリスメンディがマルセロの裏に抜け出す。アリスメンディはカンナバーロを交わして深くえぐると、マイナスのクロスと読んでいたカシージャスの逆を突いて右足のシュート。これが決まってバレンシアが勝ち越す。痛恨の失点で、レアルサポーターが帰り始める。
  • レアルは直後に、イグアインのクロスをラウールが頭で合わせるもヒルデブラントのファインセーブに阻まれる。ツキがない。

試合は2-3で終了。レアルがホームで痛い黒星を喫し、バルサとの勝ち点差は4となった。

感想
レアルは負けたけど、そんなに内容は悪くなかったと思う。ニステルがいないなら攻撃にかける枚数を増やすしかないというのはそのとおりだと思うし、守備に多少問題が出てくるのは覚悟していたはず。実際、ヒルデブラントのスーパーセーブに阻まれたものの、何回か決定的なチャンスは作っていた。でも、決勝点を与えた守備はお粗末だった。前がかりになっていたのは分かるが、バレンシアにボールが渡ってもすぐに戻ってこなかったために簡単に裏を取られたマルセロ、焦りからか一発で行って簡単に交わされたカンナバーロ、クロスを意識しすぎてシュートコースを空けてしまったカシージャス。カンナバーロはPKも与えたし出来は悪かった。バレンシアがよかったとは思えないので、もったいない敗戦だった。

バレンシアはこれでバルサ、レアルを連続して撃破。これで調子を上げてくるのだろうか。

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2008年03月24日

チェルシーvsアーセナル~采配、ロングボール、ドログバ~

 この試合の先に行われたユナイテッド対リバプールは、ホームのユナイテッドが優勢に試合を進めると、前半34分にルーニーのクロスをブラウンがあわせて先制する。そして前半のロスタイムに入る直前、マスチェラーノが執拗な抗議で二枚目のイエローを受け退場。もともと押されていたリバプールはさらに状況が悪くなる。
後半になると、ユナイテッドはボールを持ってやや余裕の試合運びを見せる。攻めるしかないリバプールが少しだけ押し返し始めた矢先、ナニのコーナーをロナウドが頭であわせ2-0に。その直後にもナニが素晴らしいゴールを決めて勝負あり。容赦ないユナイテッド。
試合は3-0でユナイテッドの勝ち。終了後、リバプールの選手たちは審判たちに抗議するも聞き入れられない。いずれにせよユナイテッドの圧勝だった。強いユナイテッド。
(ちょっと思ったのだが、キャリックとロナウドは仲が悪いのだろうか。この試合に限らず、ロナウドがゴールを決めてキャリックが祝福に来ると、ロナウドは必ずああいった表情をしているはず。誰か知っている方がいたらぜひ教えてください。)

 この結果により、アーセナルは絶対に負けられなくなってしまった。しかし相手は無敗記録を継続中のホームのチェルシー、リーグ戦では一ヶ月以上勝ち星がない、ロシツキーは間に合わないとネガティブなアーセナル。さあどうなるか。

チェルシーのスタメンはクディッチーニ、エッシェン、カルバーリョ、テリー、Aコール、マケレレ、バラック、ランパード、Jコール、ドログバ、カルー。サブはイラーリオ、ベレッチ、アレックス、ミケル、アネルカ。バラックとランパードを同時起用するため(?)に、エッシェンがこの大一番でサイドバックに。それ以外はトッテナム戦と同じ顔ぶれ。

アーセナルのスタメンはアルムニア、サニャ、トゥーレ、ギャラス、クリシー、エブエ、セスク、フラミニ、フレブ、ファンペルシー、アデバヨール。サブはレーマン、センデロス、ディアビー、ウォルコット、ベントナー。

前半
気付いた事を箇条書きで書いてみます。

  • チェルシーはいつもの4-3-3。アーセナルは最初はフラットっぽかったが、途中からフレブトップ下になっていてよく分からなかった。
  • 2分、グラントがメモを取っている場面が映し出される。メモを取るなんて誰でもやっていることだろうが、メモ魔のモウリーニョを思い出させた。
  • 3分、クディッチーニのフィード→ドログバをギャラスが倒して危険な位置でFKを与えてしまう。FKをドログバが蹴る前に動いたエブエにイエロー。結局バラックが蹴るもアルムニアがしっかり抑える。
  • チェルシーは4-1-4-1でアーセナルのCBにボールを持たせ、ウイングがついてサイドバックへのパスコースを切るまたはスペースを埋めていた。そのためアーセナルがボールを持つ時間が長くなる。
  • 8分、鮮やかなパス回しからサニャがエブエにパスも強すぎてラインを割る。
  • 序盤はアーセナルのポゼッションで試合が進む。ファンペルシーはミドルスブラ戦同様、左サイドに張り付いていることがやはり多かった。対面がJコールということもあるが、クリシーは上がりを自重していた。これで攻撃の枚数が一枚減っていると考えると結構もったいないかもしれない。
  • 12分、アデバヨールがランパードからボールを掻っ攫い、エブエに渡して展開しようとするも奪われる。そこからエッシェンがファーでフリーになっていた選手にクロスをあげようとするもミス。
  • 15分、ほぼフリーになっていたファンペルシーのミドルは大きく外れる。直後のバラックのミドルはアルムニアがセーブ。
  • 17分、ドログバが太ももを痛めたようでピッチの外に出る。アデバヨールが裏に出たボールに飛び出すも、クディッチーニが前に出てきてクリア。しかしこれをエブエがフリーで拾い、無人のゴールに狙うもテリーがクリア。
  • 20分、セスクのスルーパス→フレブの低いクロス→ファンペルシーが合わせようとするもテリーがクリア。
  • チェルシーはアーセナルのラインの裏を狙いたいが、あまりそういう場面はなかった。パスをつなぐ意識が高いのはわかるが、アーセナルにフィジカルでボールを奪われる場面が少し多かった。
  • 23分、アーセナルは細かくパスをつなぎ、最後はファンペルシーがミドルもクディッチーニが抑える。
  • 24分、テリーの二段蹴り(?)パス一本でドログバがラインの裏を取り決定的なチャンスになるが、ギャラスが寄せて事なきを得る。直後にまたドログバが裏を取りかけるがアルムニアが頭でクリア。
  • チェルシーはボールを持っても、やはりビルドアップはうまくない印象。ランパードはフラミニに完全に消されていた。そのためか、少しずつロングボールが多くなっていく感じだった。
  • 28分、クリシーのオーバーラップからクロス→DFに当たったボールをアデバヨールがシュートも結局凌がれる。ファンペルシーが少し中央でプレーするようになったことで、クリシーが上がる場面が何回か見られた。
  • 31分、ボールを奪われたJコールがファンペルシーへのタックルでイエロー。33分、フレブに後ろからタックルにいったバラックにイエロー。
  • エブエはもうすでに一枚イエローをもらっているにもかかわらず、プレーがやや荒い。見ていてはらはらさせられる。
  • 38分、セスクのコーナー→トゥーレのヘッド→ギャラスのシュートはポストに嫌われる。その前にオフサイドだったようだ。
  • 40分、ランパードのFKからゴール前で混戦になるも何とかしのぐ。このプレーでトゥーレが股間をおさえてピッチの外に。そしてスローインからバラックが左足で強烈なシュートも、アルムニアがファインセーブ。アルムニアは直後にも素晴らしい飛び出しでアーセナルを救っていた。
  • 44分、エリア内でハイボールを競ったトゥーレがカルーに激しく当たるがファールはなし。
  • 今日のアーセナルの守備は、ところどころでミスはあるものの最後の場面では高い集中力を保てていたと思う。やや押され気味だなとは思ったがそれほど危ない感じではなかった。ただ、サニャはカルーをおさえていたが、やはりJコールは脅威だった。ロングボールも嫌だった。

前半は0-0で折り返す。シュート数はチェルシー4本、アーセナル1本。ボールポゼッションはチェルシー51%、アーセナル49%だった。

後半

  • 開始早々、アーセナルが波状攻撃を見せるがクディッチーニのファインセーブもあり凌がれる。
  • 3分、アーセナルがカウンターからチャンスをつかみかけるがファンペルシーはボールをコントロールできず。
  • 9分、マケレレのパスからドログバがラインぎりぎりで抜け出すも、ギャラスが体を入れてシュートはあさっての方向に。
  • 11分、アデバヨールのシュートはクディッチーニの正面。
  • 試合が動いたのは14分。セスクのコーナーから、ニアのサニャのヘッドでアーセナル先制。サニャはこの大一番でプレミア初得点。まさかのゴールだったが、簡単に前に入らせたチェルシーの守備もまずかったと思う。
  • 15分、Jコールのクロス→Aコールのヘッドは枠を捉えきれず。チェルシーは前に出てきている。18分、カルーのクロスはギャラスがクリア、そこからのコーナーも凌がれる。
  • 20分、カルバーリョが頭を切ったようで治療を受け、頭に包帯を巻いてもらっている。サニャはボールをクリアする際、左足を激しくひねってピッチの外に。チェルシーが選手交代の準備をしている。
  • 23分、Jコールのクロス→トゥーレがクリア→バラックの左足もミートせずアルムニアがおさえる。25分マケレレ→アネルカ、26分バラック→ベレッチ。2人とも不満そう。トッテナム戦のこともあり、スタジアムからはグラントの選手交代を批判する'you don't know what you're doing'という歌が聞こえてきたそうだ。さらにモウリーニョ戻ってこいというチャントも。結構ひどい。
  • 27分サニャ→ディアビー。サニャは大丈夫だろうか。
  • すると27分、ロングボールから最後はドログバが右足で決めて同点に追いつかれてしまう。ユニフォームを脱いだドログバにイエロー。
  • 28分、フレブがボールを奪ってファンペルシーにラストパスを送るもシュートは左にそれる。30分、アネルカの右足のシュートは枠にいかず。
  • 31分ファンペルシー→ウォルコット。アーセナルはあの選手交代以降、流れを持っていかれている。もう少しセカンドボールを拾いたい。チェルシーは2トップになっている。
  • 33分、Jコールがピッチの外に。その間スタンドから観戦するカペッロが映し出される。Jコールがすぐにピッチに戻ったためヴェンゲルは不満そう。
  • 押せ押せのチェルシーは36分、ベレッチのロングボール→アネルカが頭で落とす→ドログバのシュートをアルムニアがとめることができずついに勝ち越し。
  • 37分、Jコールとのパス交換で抜け出したベレッチのクロス→ドログバのシュートはアルムニアがスーパーセーブ。38分、フレブがテリーの左足首を蹴ってしまうがテリーは大丈夫だったようだ。
  • 39分、セスク→フラミニのヘッドはクディッチーニがおさえる。交代で入ったはずのウォルコットの姿がまったく見られない。ここまで消えるのも珍しいと思う。ヴェンゲルは選手交代がうまくないのだろうか。
  • 43分フラミニ→ベントナー、44分Jコール→ミケル。ロスタイムは5分。
  • 46分、アーセナルは自分たちのミスから2対2の状況をつくってしまうがアルムニアがボールをおさえる。
  • なんとか同点に追いつきたいアーセナルだが、チェルシーは巧みに時間を潰していく。そしてチェルシーのコーチが退席処分になったようだ。

試合は2-1で終了。チェルシーが鮮やかな逆転勝ちで、アーセナルを抜き2位に浮上。ユナイテッドとのポイント差は5で変わらないが、いずれにせよ貴重な白星となった。

感想
何回かあった決定機ははずしたものの、やっぱりドログバだった。2点ともロングボールから。モウリーニョ時代と変わってないといわれればそうだが、ドログバがいたらそれを使わない手はない。もしかしたら、グラントは高さのあるアネルカを投入することでロングボールを使えというメッセージを送ったのかもしれない。少し深読みしすぎかもしれないが、グラントの采配は当たったと言える。いずれにせよこの試合で、グラントはビッグクラブとの対戦で初勝利となった。
苦しいときにゴールを決めるのがエースストライカー。この日のアデバヨールは完全に消され、ドログバはゴールを決めた。この差がこの結果に結びついたのかもしれない。

アーセナルは悔しい逆転負けとなった。この試合に負けたこと、今後の日程を考えるともうリーグ制覇は厳しくなったと思う。これからはCLに絞ってもいいのかもしれない。

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2008年03月18日

アーセナルvsミドルスブラ~勝てないアーセナル~

 CLの組み合わせの結果、アーセナル対リバプールのまさかの3連戦が実現することになった。アーセナルはこれだけでも十分にきついのに、直後にユナイテッド戦があるという悪夢のような2週間になる。来週はチェルシー戦もあるし、これからが今シーズン最大のヤマ場といっていい。
結果いかんによっては、リーグかCLのどちらかに絞る必要があるかもしれない。二兎を追うものは…、にならないことを願います。

 この試合は、ホームでミドルスブラを迎え撃つ。ミドルスブラにはリーグで唯一の黒星をつけられているが、あのときは怪我人だらけだった。現在離脱しているのはロシツキー、エドゥアルド、ディアビー。だいぶましである。この試合から本格的に復帰するファンペルシーに期待が集まる。それにしてもロシツキーはいつ戻ってくるのだろうか。

アーセナルのスタメンはアルムニア、サニャ、トゥーレ、ギャラス、クリシー、エブエ、セスク、フラミニ、フレブ、ファンペルシー、アデバヨール。エブエがやっと出場停止から戻ってきた。ケガがちなギャラスは最近出ずっぱりだが、休ませなくていいのか。

ミドルスブラのスタメンはこちらです。アリアディエールがマスチェラーノをビンタした一件での出場停止から復帰。

前半

  • エドゥアルドがスタンドから観戦していた。復帰までは長くて苦しい道のりになると思うが、ぜひがんばってもらいたい。それにしても、テイラーを責めない潔い態度には本当に頭が下がる。
  • 3分、クリシー→アデバヨール→フレブ→DFにあたってアデバヨールの足元に→アデバヨールが決めるもオフサイドをとられる。微妙な判定だった。
  • 7分、フレブ→エブエのクロスがクロスバーに当たる。9分にセスクのクロスをアデバヨールがあわせるも口に当たったようで治療を受ける。
  • ミドルスブラは全体的にラインを高くして、中盤のスペースをつぶすアーセナル対策の定番ともいえる作戦を採ってきた。いつもどおりやっていては膠着するのが分かっているからか、序盤からギャラス、トゥーレが自ら持ち上がる場面が見られた。セスクもポジショニングが前気味で、アーセナルは点を取りに来ていると言えそうだった。
  • 14分、トゥーレが持ち上がり、ハーフラインあたりからロングパス→ファンペルシーがボレーであわせようとするも空振り。ファンペルシーはオフサイドだったが、これを決めていれば復活と言われていたかもしれない。
  • アーセナルは惜しいチャンスを作っているが決められない。ファンペルシーはほとんど動かなかったが、フレブが逆サイドに、セスクが左サイドに流れるなどいろいろと工夫している印象だった。ただ、全体的にもう少しシュート意識を持ってもいいかもしれない。
  • 20分、セスクのロングボール→アデバヨールが右足であわせるもシュウォーツァーが抑える。この場面のように、アーセナルはロングボールを蹴っていくことでミドルスブラのDFラインを下げさせようとしていた。ウィガン戦ではほとんどなかったのでいい兆候だと思う。
  • しかし25分、アーセナルはシュウォーツァーのFKでDFラインの裏を取られてしまい、トゥンジャイ→アリアディエールに押し込まれ先制されてしまう。オフサイドか微妙だったが、まさかの展開に。アリアディエールは古巣への恩返し(?)のゴール。
  • 28分、フレブ→セスク→アデバヨールがスルーしてファンペルシーが左足でシュートもゴール右に外れる。ファンペルシーはシーズン序盤とはまだ程遠い出来で、ほとんど消え気味だった。
  • 30分、サニャが強引に突破してエリア内まで持ち込み、自らシュートを撃とうとするもDFの足に当たってコーナーに。
  • 32分、エブエが自ら持ち込みエリア内でダイブするもPKはなし。どうもエブエはダイブ常習犯な気がする。
  • アーセナルは攻めているがゴールが遠い。ミドルスブラは押し込まれっぱなしだが、ボールを持てばラインの裏へ出すことを徹底していた。
  • 39分、セスクのスルーパスにアデバヨールが抜け出し、中央に折り返そうとするもクリアされる。40分にはアデバヨールのキープから最後はセスクの左足のミドルもシュウォーツァーの正面。だが、アデバヨールへのロングボールによって、徐々にミドルスブラのラインは低くなっていく。
  • アーセナルはそこでボールがつながれば、というところでカットされる場面が目立つ。ファールもとってもらえないし、運もないのかもしれない。徐々にイライラが募っていく。

前半は0-1で終了する。アーセナルは攻めているが決めきれなかった。ユナイテッドが勝っているだけに絶対に勝ち点3が必要である。2点取れるのだろうか。
シュート数はアーセナル5本、ミドルスブラ1本。ボールポゼッションはアーセナル48%、ミドルスブラ52%。ポゼッションで下回っていたのは意外だった。

後半

  • 後半からシャウキー→カッターモール。
  • 2分、ファンペルシーのミドルはゴール右。ミドルスブラはアーセナルのCBにはボールを持たせるが、サイドバックにボールが入るとしっかりとパスコースを切り、時には厳しく寄せにきていた。引いて我慢するところはしていたし、アーセナルのビルドアップは少しぎこちない印象だった。
  • 5分、セスクのFK→ギャラスのヘッドはゴール上に外れる。その前にオフサイドだったようだ。
  • 後半のアーセナルは左サイドから仕掛けることが多くなる。しかしなかなか決定的なチャンスを作れない。ウォルコット、ベントナーがアップを始めている。個人的には、ファンペルシーを変えるべきだと思った。
  • アーセナルはアウェーで負けたときと同じような雰囲気になってきている。このままではまずい。
  • 14分、クリシーが相手に当たったボールをものすごい勢いで掻っ攫い、自らミドルを打つがコーナーに。クリシーが周りの選手を鼓舞するように大声を上げる。
  • 16分サニャ→ベントナー、ファンペルシー→ウォルコット。エブエが一列下がり、ウォルコットが右、ベントナーがファンペルシーの位置に入る。
  • 18分、エブエが突破してクロス→ベントナーのヘッドはゴール右に外れる。アーセナルは早めに追いつきたいのだが、チャンスすら作れなくなっていく。
  • 20分、フレブのスルーパス→セスクが一対一になるも左足のシュートはシュウォーツァーにとめられる。決定的なチャンスだった。ウィガン戦でもほとんど同じような場面があったのを思い出した。
  • 24分トゥンジャイ→テイラー。一向に流れが変わらないため、スタジアムからブーイングが起こるようになる。やばいぞアーセナル。
  • 27分過ぎに表示されたこの5分間のボールポゼッションはアーセナル80%。しかしボールは持ててもチャンスを作れないのでは意味がない。
  • 28分、トゥーレのクロス→セスクのヘッドはわずかに右にはずれる。このころになると、しびれを切らしたトゥーレが自ら持ち上がる場面が増える。ミドルスブラは徐々にべた引き状態になり、時間を使うプレーが多くなる。
  • 34分アリアディエール→ミド。
  • なかなか決め切れなかったアーセナルだが41分、セスクのコーナー→トゥーレの頭→シュウォーツァーがDFと交錯してとめることができずついに同点に追いつく。しかし勝たなければ意味はない。残り時間はあまりない。
  • 42分、ハイボールを競った際、クリシーの頭をとび蹴りしたミドが一発退場。これでクリシーは担架で運び出され、44分にセンデロスと交代。
  • ロスタイムは4分。攻めるアーセナル、守るミドルスブラ。
  • アーセナルが攻めまくり、49分よりも前にコーナーを獲得。これが最後のプレーになるかと思われたところで、まさかの試合終了のホイッスルが鳴り響く。主審は試合を通じて微妙な判定が多かったがちょっとひどい。エブエが何か余計なことをしたようでイエロー。

試合は1-1で終了。またしてもドローで、ユナイテッドと勝ち点で並び、チェルシーとは3ポイント差(ユナイテッド、チェルシーともに1試合未消化)となった。次節のチェルシー戦は大丈夫なのだろうか。

感想
これで4試合連続ドローとなり、リーグでは一ヶ月以上白星がない。アーセナルは勝てなくなってきているのか。この試合は内容は悪くなかったと思うが、勝てなければ意味がない。ミドルスブラとは相性が悪いのだろうか。

ファンペルシーはまだまだだった。むしろ、この試合ではいたほうがいいのかよくわからない。ロシツキーはまだまだ時間がかかるようだし厳しい。

次節はチェルシー戦。ここからがシーズンの山場だが、アーセナルの状態は悪い。リバプールは調子がいいし、個人的には胃が痛い2週間になりそうだ。

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2008年03月17日

アルメリアvsバルセロナ~妥当な結果~

 過去最悪とも言われる怪我人クライシス状態のバルセロナ。現在離脱しているのは、ジョルケラ、マルケス、ザンブロッタ、ヤヤ、デコ、メッシ、エスケーロで、ロナウジーニョ、ドスサントスは土曜日に軽い怪我のため召集外となった。オレゲルは戻ってきたが、いくらなんでもこれは多すぎる。そのためBチームからバスケス、サンチェス、ペドリト(Pedrito)(読み方よくわからん)が召集されることになった。

 今日の相手はアルメリア。カンプノウでは2-0で勝ったが、第22節のホームでのレアル戦を2-0で勝っているだけに油断はできない。現在のリーグ順位は昇格組ながら8位で、守備が堅いチームのようだ。

バルサはリーグ戦2連敗中だが、レアルが負けてくれただけにここで差を縮めておきたい。内容よりも勝ち点3が必要な試合。あとはこれ以上怪我人を出さないことか。

アルメリアのスタメンはジエゴ、レカルテ、カルロスガルシア、プリード、マネ、ファニート、メロ、コロナ、オルティス、クルサット、ネグレド。サブはコベーニョ、ブルーノ、ドミンゴ、イリネイ、ソリアーノ、ホセオルティス、ウチェ。

バルセロナのスタメンはバルデス、プジョル、テュラム、ミリート、アビダル、エジミウソン、シャビ、グジョンセン、ボージャン、エトー、イニエスタ。サブはピント、オレゲル、シウビーニョ、サンチェス、バスケス、ペドリト、アンリ。グジョンセンが久々のスタメン。

試合開始前の黙祷みたいなもので、バルサの選手は一列に並んでいるのに対して、アルメリアの選手は自分たちのポジションに普通にいた。あれでいいのだろうか。

前半
気付いた事を箇条書きで書いてみます。

  • 開始早々イニエスタが倒されFKを獲得。しかしアルメリアはボールを奪うと、そこから一気にカウンターに持ち込む。最後はバルデスがボールを抑えたが、クルサットを起点としたカウンターは要注意だった。
  • アルメリアはなんでもないところでパスミスをする場面が何回かあったが、時間が経つとそういったシーンは見られなくなった。
  • アルメリアは全体的にラインが高く、バルサの中盤にボールが入ると人数をかけて奪いに来ていた。高い位置でボールを奪うのが目的なのかもしれない。というよりエジミウソンを狙っているのか。そしてボールを奪ったら左サイドを中心にして速攻。ネグレドは沈黙気味(?)だった。
  • バルサはらしい攻撃の形を作れない。ビルドアップがあまりうまくいかないので、サイドバックは上がることができなかった。イニエスタがボールを持つとかなり激しく寄せに来る。エトーは沈黙気味で、バルサの攻撃からはあまり可能性を感じなかった。特に大きな動きはなく、淡々と試合が進む。
  • 試合が動いたのは17分。イニエスタが左サイドでボールを持ち、切れ込んでシュート→ジエゴはじく→ボージャンが押し込んでバルサ先制。DFがブラインドになったのだろうか。バルサは運がいいのかもしれない。
  • 先制直後、バルサのカウンターからボージャン→テュラムがシュートを打とうとするもファニートの足を蹴ってしまう。
  • バルサは守備の際、エトー以外はDFラインを追いかけることなく、引いてスペースを消すことに専念(?)していた。そのためボールの回復点が低くなり、カウンターを仕掛けるような場面はほとんどなかった。いつもはもう少し全体的にラインが高かった気がするのだが。
  • 21分過ぎに表示されたボールポゼッションはバルサ55%。シュート数はバルサが2本、アルメリアは0本だった。
  • 28分、主審が転んでいる間にバルサのロングカウンター。ボージャンがエトーにスルーパスを送るが距離が近すぎたためジエゴが抑える。
  • 29分、プジョルの裏に出たボールにクルサットが走りこむも、テュラムが体を入れてクリア。しかしこれでなぜかプジョルにイエロー。ちょっと厳しい。
  • 先制後もバルサからは何というか、閉塞感のようなものを感じる。気だるい感じだった。覇気がないというか。
  • すると33分、アルメリアのコーナーで、コロナが蹴ったボールをプリードが頭で押し込んで同点に追いつかれてしまう。誰もマークがおらず(たぶんテュラムかグジョンセン)、プリードが完全にフリーだったためバルデスは少し(だいぶ?)キレ気味だった。これがよく言われるボールウォッチャーになってしまったというやつだろうか。ひどい。プリードはゴルフのスイングでゴールパフォーマンス。
  • これでアルメリアは活気付き、左サイドから立て続けに惜しいチャンスを作る。37分にはマネの強烈なミドルがわずかに外れる。バルサはリズムを変えられず、まずい流れになっていく。
  • 41分、プジョルが誰かと言い争っている間にシャビのスルーパス→ボージャンが抜け出して一対一になるも、シュートをジエゴに当ててしまう。攻撃の場面でエトーがもう少し絡めるようになればいいのだが、前半はほとんど印象に残らなかった。

前半は1-1で終了する。

後半

  • アルメリアの選手はなかなかピッチに出てこない。テュラムはその間にコンタクトをかえに戻ったようだった。なかなか後半が始まらず、スタジアムからブーイング。テュラムが戻ってきて後半開始。
  • 4分、グジョンセンのミドルは枠の上。5分、メロのスルーパス→斜めに走りこんできたコロナがシュートを打とうとするもコントロールできず、ボールがラインを割る。簡単にメロに前を向かせすぎだった。
  • 7分、グジョンセンが裏へ飛び出すもボールはジエゴが抑える。バルサはこういう場面をもっと作りたい。直後にメロの強烈なミドルはバルデスがファインセーブ。
  • 9分にエジミウソン→アンリ。エジミウソンは空気みたいだった。イニエスタが中盤に下がり、アンリが左に。
  • すると11分、シャビのサイドチェンジから、アンリが深くえぐって折りかえす→エトーが押し込んでバルサが勝ち越しに成功。
  • 12分、ネグレドに激しく当たったミリートにイエロー。アルメリアのDFの選手が一斉に上がってきたのが印象的だった。
  • このFKからアルメリアが波状攻撃を仕掛ける。ハイボールを競った際、イニエスタがハンドをしてしまいイエロー。微妙な判定。セットプレーが続き、嫌な感じだったがなんとか凌ぎきる。
  • 17分、アビダルのサイドチェンジから、ボージャン→エトーが中央でつぶれる→アンリのシュートはジエゴがファインセーブ。バルサは中盤でボールが持てているため、徐々に攻撃の形を作り始める。効果的なサイドチェンジが何回か見られた。
  • 19分オルティス→ホセオルティス。直後にエトーがジエゴを交わすが、角度がなかったため決められず。
  • この日の主審はバルサに辛い判定が多く、よく言われるような審判の援護はなかった。アウェーだから仕方がないが。
  • そして26分、ミリートが入ったばかりのホセオルティスの足を蹴り、この日2枚目のイエローで退場となってしまう。妥当な判定だった。
  • このセットプレーをしのぎ、30分にボージャン→シウビーニョ。直後にカウンターからエトー→アンリがシュートを打とうとするがクリアされる。
  • バルサはアビダルがCBに入り、よくわからない形(4-3-2→4-4-1?)で守る。
  • 33分、アンリが左足首をひねってしまい倒れこむが立ち上がる。36分プリード→イリネイ、クルサット→ウチェ。バルサは1点を守りきろうとする意識が強くなる。
  • しかし40分、またもコロナの蹴ったコーナーからウチェに押し込まれ同点に追いつかれてしまう。ミリートがいなくなった影響もありそうだが、またコーナーキックから失点。そもそもこの日のバルサは、相手にセットプレーを与えすぎだった。
  • アルメリアはまたもイケイケになり攻める。バルサは凌ぐしかないのか。
  • ロスタイムに入った直後、グジョンセンがセンターサークルの真ん中でうずくまって倒れる。右足を痛めたようだった。48分にサンチェスと交代。こんな場面で出されるのはかわいそうだが仕方がない。

バルサは2度のリードを守りきることができず、試合は2-2で終了。首位レアルとの勝ち点差は7となった。

感想
妥当な結果だった。バルサは勝ちたかったが、この内容では仕方がない。アルメリアを褒めるべきなのか、バルサをけなすべきなのかはわからないが、とにかく仕方がない。自分はそう言い聞かせています。
怪我人が多いこともあるので、あまりバルサに文句は言いたくないが気になったことを2つ。
セットプレーの守備。特に1点目はひどかった。2点目もそうだった。この試合はセットプレーの回数が多かったので、失点する確率が高くなるのは分かるが、どうもあの失点は防げた気がしてしょうがない。セットプレーを与えすぎてしまったことを反省すべきなのかもしれないが。
エジミウソン。完全に空気だった。でもピボーテが今はいないので仕方がないか。ヤヤは手術が必要なぐらいのヘルニアらしいのであまり無理をさせられないし…


 この試合の結果、レアルとの勝ち点差は7にとどまった。そしてさりげなく、ビジャレアルが2ポイント差まで詰め寄ってきている。ミッドウィークには国王杯セカンドレグ、アウェーでのバレンシア戦が組まれている。怪我人が多く厳しい時期なのは間違いないが、CLは他のクラブと比べると楽な相手なので、そのことをポジティブにとらえてがんばってもらいたい。がんばれバルサ!

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2008年03月16日

リバプールvsレディング~危なげない逆転勝利~

リバプールのスタメンはレイナ、アルベロア、キャラガー、シュクルテル、アウレリオ、マスチェラーノ、シャビアロンソ、カイト、バベル、ジェラード、トーレス。サブはイタンジュ、ヒーピア、リーセ、ベナユン、クラウチ。
ベニテスによると、アッガーは来週の初めに手術を受けることになり、今シーズンの復帰がなくなった。シュクルテルが思ったよりもフィットしているため、無理をさせないことにしたのかもしれない。

レディングのスタメンはこちらです。

前半

  • レディングは引きこもることなく、前から前からプレッシャーをかけていく。そして5分、アルベロアがハントを倒して(倒していないと思うけど)与えたゴール左のFKから、?→マテヨフスキーの強烈なミドルがバーに当たって入りレディングが先制。アンフィールドが沈みかえる。今週の風間さんのベストゴールはこれかも。すごいドライブシュートだった。
  • 12分、シュクルテルのフィード→胸トラップしたジェラードのスルーパスでトーレスが抜け出すもハーネマンがすばらしい飛び出しを見せる。
  • 序盤のレディングは前からプレスをかけ、高い位置でボールを奪おうとしていた。そしてリバプールの高いラインの裏を狙っている感じだった。リバプールはバイタルエリアでマテヨフスキーをフリーにしてしまうことがやや多かった。
  • 16分、マスチェラーノが競り勝ったボールを拾ったジェラードがロングシュートも大きく外れる。
  • 徐々にアルベロアを上げるようになったリバプールだが、序盤はサイドチェンジのボールの質が低く、うまくサイドを使えなかった。中央からアルベロアに展開するも合わずにラインを割る場面が何度も見られた。
  • インテル戦の疲れからか、リバプールは全体的に運動量が少ないため、ジェラードが低い位置までボールをもらいにくることもあった。攻撃はあまりいい形を作れていなかった。
  • しかし19分、中央でボールを受けたマスチェラーノが自ら持ち込んで右足のミドル。これがゴール右に突き刺さりリバプールが同点に追いつく。
  • 左サイドのアウレリオはあまりあがってこず、少なくともバベルを追い越すようなことはなかった。バベルはドリブルが武器だが、同時にボールを持ちすぎる傾向があり、守備にも不安がある。アウレリオのロングフィードの精度が高い(?)、シャビアロンソ、シュクルテルの守備力はやや不安。なのでバランスを考えてアウレリオは残しておきたい。ベニテスはこう考えているのかもしれない。
  • 中盤以降から、徐々にリバプールが試合のペースを握り始める。レディングは序盤と比べると全体的にラインが下がってきている。
  • 29分、マスチェラーノのすばらしいサイドチェンジから、バベルがためてためて自らミドルを打つもハーネマンがファインセーブ。そしてコーナーから、クリアを拾ったジェラード→バベルがネットを揺らすもオフサイド。
  • 32分、バベル→アルベロアのクロス→カイトがボレーもゴール上に外れる。決定的なチャンスだった。この場面のようにカイト、バベルが内に絞った場合、サイドバックの攻撃参加は非常に重要になる。アウレリオは前述した事情からあがってこないため、左はバベルのドリブル、右サイドはアルベロアのクロスというのがリバプールの攻撃の形だった。しかし、中央を固められているためうまくいく場面は少ない。シャビアロンソ、マスチェラーノのミドルがまた炸裂すればいいのだが。
  • 44分、コーナーの流れの中から、最後はシュクルテルがシュートを打つが枠を捉えきれず。45分にはシャビアロンソが強烈なミドルもわずかにゴール上に外れる。ジェラードがライン際のボールにスライディングした際、警備員と激突した場面のリプレーが出たと同時に前半終了のホイッスル。

前半は1-1で終了する。

後半

  • 3分、トーレスが倒されて得たFKから、ジェラード→トーレスの頭でリバプールが勝ち越し。なぜかレディングは、トーレスのマークにつく選手がいなかった。トーレスはこのゴールで、リバプールFWとしてはロビーファウラー以来のリーグ戦20ゴール。それにしても最近の決定力はやばい。昨シーズン後半のニステル並みではないだろうか。
  • この後もリバプールが快調に攻めるが9分、ジェラードのバックパスが危うく絶好のスルーパスに。レイナが素早い飛び出しでアウレリオに戻し事なきを得る。
  • チェフに大怪我をさせたハントのラフプレーが目立ち始める。13分にアルベロアへのファールでイエロー。対面のアルベロアは前半から標的にされていた。
  • 徐々にリバプールが試合を落ち着かせ始める。しかし16分一気にスピードをあげると、トーレス→バベルがドリブルで持ち込み、左足でシュートもゴール上に外れる。決定的だった。18分ロング→キトソン。直後にレディングのミスからトーレスがGKと一対一になりかけるもハーネマンが何とかクリア。
  • 20分、カウンターからジェラードのミドルがDFの足に当たりループ気味になるがハーネマンが抑える。レディングはロングボールが多くなっていくが、リバプールのDFはロングボールに強いのであまり効果的でなかった。もう少し裏への意識を持てばチャンスは来ると思う。
  • 23分、何かのトラブルで試合が中断。シュクルテルが治療を受けていたようだった。それにしてもシュクルテルは人相悪すぎである。
  • 27分オスター→ケベ。直後にアウレリオの強烈なミドル→ハーネマンファインセーブ→トーレス(?)の頭も枠には行かず。このころはなぜかアウレリオの攻撃参加が目立っていた。29分マテヨフスキー→シセ。
  • 選手交代が実ったのか、レディングの攻撃の時間が少し長くなるがチャンスは作れない。32分、リバプールのカウンターをつぶしたビケイがジェラードと口論になり、珍しくジェラードがキレる。ビケイにイエロー。
  • 36分カイト→ベナユン、38分バベル→リーセ。リバプールは前線が前から追いかけるのに対して、中盤より後ろは引き気味のためレディングにスペースを与えていた。決定的なチャンスは作らせていないが、こういうところでの意思疎通は重要だと思う。
  • リバプールは試合をスローダウンさせているが、時々チャンスを作っていた。44分にはシャビアロンソのミドルが大きく外れる。
  • 46分、レディングの波状攻撃からジェラードが明らかなハンドを犯すもPKはなし。49分ジェラード→ヒーピア。直後のレディングのFKからシセのヘッドはレイナが抑える。ハーネマンがあがっていたことから、直後にシャビアロンソが超ロングシュートも外れる。そして試合終了のホイッスル。

試合は2-1で終了。リバプールが先制されながらも危なげのない逆転勝利。これでCLのインテル戦を含めて7連勝となり、次節のユナイテッド戦に向けてさらに弾みをつけることになった。

感想
終わってみれば危なげなかった。先制されてしばらくはリズムに乗れなかったリバプールだが、追いついてからは試合を終始支配した。たぶんこの試合はこんな感じだったと思う。

ひとつだけ気になったのはサイドバックのポジショニング。アルベロアはペナントの方がやりやすそうだった。フィナンが戻ってきたらどうなるのだろうか。

来週はユナイテッド戦。いよいよシーズンの佳境に入ってきた。どういう試合になるか楽しみだ。

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2008年03月13日

チェルシー対ダービー~圧勝~ モラッティは慰留の意向

チェルシーのスタメンはクディッチーニ、フェレイラ、カルバーリョ、テリー、Aコール、マケレレ、バラック、ランパード、Jコール、アネルカ、カルー。

ダービーのスタメンはこちらです。

前半
気付いたことを箇条書きで書いてみます。

  • 前半40秒、Jコールとのワンツーでフェレイラが抜け出し、クロスをカルーがあわせようとするもコーナーに。
  • 前半2分、DFラインからのロングボール→左サイドでアネルカがボールを持つ→カルー→ランパードがうまくトラップし、反転して左足でシュートもポストに嫌われる。そこからランパードがバイシクルを試みるなど波状攻撃を仕掛けるもしのがれる。
  • 前半4分、テリーがハイボールの目測を誤り危ない場面になるが、ミラーのシュートミスに助けられる。
  • 前半5分、右サイドからクロス→ランパードの頭もGKはじく→Jコールがつめるもキャロルファインセーブでコーナーに。チェルシーは最初の10分間攻めまくっていたが、決めることができなかった。
  • ランパードはカルーに楔のボールを入れて前に走りこんだり、どんどん前線に飛び出してかなり攻撃的だった。チームとしては基本的に、ランパード、バラックのどちらかが前にいると、もう一方がが引き気味でバランスをとる、という決まり事があるようだ。バラックはやりづらいかもしれない。エッシェンもいるし中盤の選択は結構難しそうだ。贅沢な悩みだが。
  • アネルカは中央に張ることなく、引いてボールを受けたり、両サイドに流れてボールをもらいにきたりしていた。ここのポジションにもドログバがいるし難しい。アネルカをサイドで使うのだろうか。やっぱり贅沢な悩みだ。
  • テリーがハーフラインを超えてボールを持っているなど、ダービーはべた引き状態だった。ボールをなんとか奪いクリア→奪われてまた守備に、と悪循環が続く。
  • 前半14分、Jコールが自ら持ち込んでシュート気味のクロスもキャロルがキャッチ。前半17分スタッブス→リーコック。アネルカとの接触で足を痛めたようだ。
  • 前半19分バラックがネットを揺らすもオフサイド。
  • 序盤のチェルシーの攻撃は主に右サイドからで、フェレイラが積極的に攻撃に絡んでいた。それに対して、左サイドのAコールはあまりあがってこなかったが、時間とともに前に出てくるようになった。
  • 前半24分、カルー→エリア内のAコールが落とす→Jコールのシュートはゴール左。
  • 前半26分、Jコール→二列目から飛び出したランパードが倒され(?)PKをゲット。これをランパードが決めてチェルシーが先制。ランパードはバラックの祝福にもあまりうれしくなさそうだった。
  • 前半28分、ダービーのFKからミラーが頭で合わせるもクディッチーニが抑える。
  • 先制後もチェルシーはがんがん攻める。ダービーは何もできず、見ていてかわいそうな試合に。
  • 前半42分、ランパードのスルーパス→アネルカが追いつく前にキャロルがスライディング→ドフリーでカルーがボールを受け、無人のゴールに蹴りこんで2-0に。

前半は2-0で終了する。

後半

  • 後半4分、カルバーリョがドリブルで持ち上がる→中央でボールを受けたランパードがキープして→自ら持ち込んでシュートも、ボールがJコールの目の前を通り過ぎてゴールならず。
  • 後半8分ガリー→アーンシャウ。前線の枚数を増やしてきた。
  • しかし後半12分、アネルカが流れてできたスペースにJコールが進入し、体を入れなれながらも中央に流す→フリーのランパードが決めて3-0に。
  • 後半13分ルイス→ジョーンズ。
  • 後半19分、マケレレのパスにアネルカがラインぎりぎりで抜け出し、うまくトラップしてシュート→キャロルはじく→Jコールが押し込んで4点目。さらに後半21分、ランパードのミドルで5-0に。ワンサイドゲーム。
  • ランパードがカメラを意識して顔をしかめていると、後半22分バラック→ドログバ。アネルカは左サイドへ。
  • 後半27分、またもランパードの回転トラップから、左足のミドルで6点目。しかし後半28分、クロスのクリアがジョーンズの足元に流れ、左足で決められ6-1に。
  • 後半29分Jコール→シェフチェンコ、マケレレ→エッシェン。ここからは省略します。

試合は6-1で終了。FAカップ敗戦のショックを払拭するかのような圧勝だった。


リバプール戦後の記者会見で、今シーズン限りでの退任を表明したマンチーニですが、この記事によると、現在のところモラッティは慰留する意向のようです。後任監督としてモウリーニョ、ベニテス、リッピの名前が挙がり、マンチーニとフィーゴの不仲、マンチーニが来シーズンからチェルシーの監督になるのではないかなど、現在は情報が錯綜しています。これからどうなるんでしょうか。


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2008年03月12日

インテルvsリバプール~またですか~ マンチーニが衝撃発言

ファーストレグはこちらです。

試合の展望みたいなもの
アンフィールドで行われたファーストレグは、前半30分でマテラッツィが退場したこともあり、リバプールが攻め続けインテルが耐える展開に。なかなか点を取ることができなかったリバプールだが、カイトの先制弾を皮切りに結局2-0で勝利。優位な状況でサンシーロでのセカンドレグを迎えることになった。

インテルにとって余計だったのは2点目だと思う。気持ちが切れたのかもしれないが、あのジェラードのミドルは余計だった。リーグ戦でもナポリに久しぶりの黒星をつけられるなど、あまり状況は良くないようだ。ポジティブに考えればもう攻めるしかないわけで、失うものは無いと思いきりのいい試合ができるかもしれない。ただ相変わらず怪我人が多く、ベストメンバーを組むことができないのは痛い。
何かの雑誌でカペッロが、リバプール戦はインテルに勝者のメンタリティーが備わっているのか、インテルは変わったのかをはかるいい機会だと発言していたのを読んだ覚えがある。そういう見方をすれば、このセカンドレグはインテルの真価が問われる試合になるかもしれない。

リバプールは最近絶好調だが、チェルシー戦が大きな分岐点になったのかもしれない。あの試合で採用した4-2-3-1が思いのほかフィットしたためか、攻撃力が半端ない。ここ5試合で15ゴールをあげていて、トーレスは7ゴール。守備もらしさを取り戻し、高い位置でボールを奪ってのカウンターは脅威。特に今のシステムになってからは、ジェラードとトーレスだけで点を取ることができ効率のいい攻撃ができている。ベニテスがローテーションを少しおさえるようになって、チームとしての完成度が高くなったという見方もできるかもしれない。いずれにせよ、ポジティブな材料ばかりが目につく。

CLがプレミア勢対他国リーグみたいな図式になるのはちょっとどうかと思うので、個人的にはインテルに奮起してもらいたい。ただ、インテルの試合は見ていないのでなんとも言えないが、最近のリバプールを見ているとちょっと厳しそう。なにせ今のリバプールは強い。サンシーロでの試合とかはあまり関係ない気がする。
なのでリバプールの勝ち抜けは堅いと思う。インテルは3点とらなければ勝てないし、リバプールに1点とられればその時点でアウト。やっぱり厳しい。

では、どうせ当たらないとは思うがスタメン予想を。

インテルはゴルドバ、サムエル、マクスウェルは怪我、マテラッツィは出場停止とDFで使えない選手が多い。なので、逆に予想は簡単でGKはジュリオセーザル、DFラインは右からマイコン、キブ、ブルディッソ、サネッティで決まりだと思う。キブはナポリ戦で肩を脱臼していたらしいので、CBの控えがリバスしかいないのは不安だが仕方がない。
問題は中盤の構成。インテルはイブラ依存の度合いが大きいようで、中盤をフラットにしたファーストレグでは、リバプールのCBとダブルボランチの挟み撃ちに合うような形になり完全に消されてしまった。簡単に前を向かせてもらえないとやはり苦しそうだった。クルスも同様に消されていた。
なので個人的には4-3-1-2で来ると思う。トップ下を置くことでイブラへのマークは少しゆるくなる。インテルは2点以上取らなければ勝てないが、攻撃の中心はイブラなので、そこをいかそうとするのは自然な考え方ではないだろうか。サイドの守備に問題は出てきそうだが、中盤はカンビアッソ、ヴィエラ、スタンコビッチ、フィーゴと予想します。
前線はクレスポ、クルス、スアソの誰かが選ばれることになるが、リバプールのようにDFラインが高い場合、裏へ飛び出す選手は必要だと思う。リバプールのCBはスピードに弱そうだし、裏への走りこみに弱いという話を聞いたことがある。なので、試合の終盤でもいいからスアソを使うのは面白そうだと思う。
マンチーニはスタメンではクレスポかクルスを使ってくると思う。個人的にはクレスポかなと感じるが、ここは分からないというのが正直なところです。

リバプールの予想は結構簡単(?)で4-2-3-1だと思う。フィナン、アッガーはケガで召集されていないが、マスチェラーノは無事間に合ったようで、ほぼベストメンバーで臨むことができそうだ。右SBはアルベロアで決まり、左SBはリーセかアウレリオ、マスチェラーノの相棒はシャビアロンソかルーカスと二択のところはある(個人的にはアウレリオとシャビアロンソだと思う)が、後はいつものメンバーで来るはず。アウェーなのである程度守備的にはなると思うが、またカウンターが炸裂するかもしれない。
一つ不安なのは、4-2-3-1では相手のCBをフリーにすることが多くなること。トーレスはそんなに守備をするわけではないが、キブはフィードが上手いイメージがあるので注意する必要がある。

なんかえらそうに書いてしまいましたが、みなさんの予想も聞かせてください。明日の試合で答え合わせをしましょう。


試合

インテルのスタメンはジュリオセーザル、マイコン、ブルディッソ、リバス、キブ、カンビアッソ、ヴィエラ、サネッティ、スタンコビッチ、クルス、イブラヒモビッチ。サブはトルド、マニシェ、ペレ、ヒメネス、フィーゴ、クレスポ、スアゾ。

リバプールのスタメンはレイナ、キャラガー、シュクルテル、ヒーピア、アウレリオ、マスチェラーノ、ルーカス、カイト、バベル、ジェラード、トーレス。サブはイタンジュ、アルベロア、リーセ、ベナユン、ペナント、ヴォロニン、クラウチ。シャビアロンソは恋人の出産に立ち会うため招集されなかった。

前半
気付いた事を箇条書きで書いてみます。

  • インテルは4-3-1-2。リバスを使ってきたのは意外だった。リバプールはキャラガーが右SB、シュクルテルがCBで、それ以外はおそらくベニテスの考えるベストメンバー。
  • インテルはショートパスをつなぎながら、前までボールを運んでいく。主にその役割を担うのはサネッティだった。クルスは左サイドに流れることが多く、右サイドはマイコンが高めのポジショニングを取ることでカバーしていた。イブラは2ラインの間でボールを受け、ワンタッチではたくなど時折存在感を見せていた。個人的には、トッティっぽいプレーが少し多い印象だった。
  • 前半7分、スローインからイブラ→クルスのミドルはレイナがコーナーに逃れる。インテルは左サイドから仕掛ける場面が目立ち、押し気味に試合を進めていく。
  • 前半11分、インテルのFKで壁に入っていたバベルにイエロー。直後のイブラのFKはゴール上に外れる。
  • リバプールはインテルの細かいパスワークに苦戦しているのか、中盤でファールでとめる場面がやや多い。なんとかボールを奪ってもすぐに寄せられボールを失ってしまう。だが、防戦一方でも危険な場面はつくらせてはいなかった。
  • 前半19分、トーレスが落としたボールをジェラードがミドルもブロックされる。リバプールがボールを持つと耳を劈くようなブーイングが起こる。
  • 前半24分、アウレリオのロングパス一本でバベルが完全に裏を取るもジュリオセーザルが飛び出して事なきを得る。リバプールの狙いはこういう形になりそう。
  • 前半27分、カンビアッソがとんでもない位置でボールを失い、トーレスがシュートまで持っていくがジュリオセーザルが抑える。この場面以降、リバプールは高い位置でボールを奪おうとする場面が少し増えたが、インテルはしっかりパスをつないで交わしていた。リバプールはボールの回復点が低いため、お得意のカウンターが炸裂しそうな雰囲気はない。
  • 前半29分、イブラのスルーパス→クルスのシュートはゴール右にそれる。決定的なチャンス。リバプールはイブラに簡単に前に向かせたために招いたピンチだった。
  • 前半31分、バベルのクロス→カイトの左足はゴール右に外れる。
  • インテルはロングボールを蹴っても、オフサイドをとられる場面が多い。
  • 前半40分、バベルに顔を蹴られヴィエラがうずくまるもすぐに立ち上がる。
  • 前半42分、マイコンが深くえぐりクロス→クルスがヒールで流そうとするもレイナが抑える。インテルは前半で1点とっておきたいのだが、なかなかゴールを割ることができない。
  • 前半46分、インテルはカウンターからスタンコビッチが中央でフリーだったイブラにクロスをあげるもクリアされる。インテルがカウンターの芽をつぶしたところで前半終了のホイッスル。

前半は0-0で終了する。

後半

  • ハーフタイムでの選手交代はなし。
  • 後半1分、カンビアッソへのタックルでジェラードにイエロー。この前の場面で、ジェラードが深追いしてきたことでインテルのDFラインは混乱してボールを失ってしまった。意外とこういうところにヒントがあるのかもしれない。
  • いいリズムで攻撃していたインテルだが後半4分、ルーカスへのタックルでブルディッソがこの日2枚目のイエローを受け退場。マンチーニはまじかよ、みたいな顔をしていた。
  • インテルは数的不利に陥ったが前線の枚数は減らさずがんがん前に出る。まさしく全員攻撃、全員守備状態だが、いつまでもつのか。
  • 後半11分、シュクルテルのミスからイブラが決定的なチャンスもシュートはゴール左にそれる。イブラはその前のFKも大きくふかすなど力が入っているようだった。
  • インテルは攻めている分、カウンターにさらされることも多くなる。後半13分、バベルの突破をとめようとしてリバスにイエロー。ジェラードのFKはジュリオセーザルが触ってコーナーに逃れる。コーナーからルーカスのヘッドは空振り。後半16分バベル→ベナユン。
  • そして後半19分、リバプールのカウンターから、中央でボールを受けたトーレスが反転してシュート。これがゴール左隅に決まってリバプール先制。インテルはあまりに痛い失点で勝負ありか。それにしてもすばらしいゴールだった。
  • インテルはあきらめずに攻めるが、リバプールの守備を崩せそうな雰囲気はない。逆にカウンターを食らうという悪循環が続き、いらついたスタンコビッチがマスチェラーノに後ろからタックルにいってイエロー。
  • 後半31分ヴィエラ→ペレ。ヴィエラがちんたら歩いて戻ってきたからか、サンシーロはブーイング。
  • 後半33分、ラインぎりぎりでイブラが抜け出すもシュートは大きく外れる。後半35分イブラ→スアゾ。スアゾをもっと早く見たかったのだが…
  • 後半36分カイト→リーセ、後半39分スタンコビッチ→ヒメネス、後半43分マスチェラーノ→ペナント。
  • ロスタイムに入り、リバプールはボールをまわして時間をつぶしていく。サンシーロのインテルサポーターがリバプールに拍手する不思議な光景が見られた。

試合は0-1で終了。リバプールのベスト8進出が決定した。
試合終了時のデータは、シュート数がインテル15本、リバプール8本。ボールポゼッションはインテル47%、リバプール53%だった。

感想
前半はインテルが押していた。何回か決定機はあったし、後半でどうなるかなと思っていたらまたインテルに退場者が出てしまった。不用意だったと言われても仕方がない。あれで試合は終わってしまった。この試合に関しては、あまり感想とかはないのが正直なところです。
これでベスト8にプレミアが4チーム残ることになった。プレミア勢が対戦することになったら興ざめだが確率は高そうだ。

最後に、フィーゴかわいそうとちょっと思いました。


試合後の記者会見で、マンチーニが今シーズン限りで退任することを明らかにしました。この記事に載っています。リバプール戦の結果には関係ないと言っているようですが、このタイミングでの発表は驚きですね。

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2008年03月10日

ウィガンvsアーセナル~痛恨のドロー~

ミラン戦で完勝したアーセナルだが、ケガ人クライシスはまだ終わらない。ミラン戦でディアビーが負傷し、その後ウォルコットもケガをした。ロビンはケガをさせたくないし使いにくい。トゥーレ、ソングは復帰したが、ロシツキーはまだめどが立っていない。この試合もエブエは出場停止。やっぱり厳しい状況に変わりはない。チェルシー戦までに何人戻ってくるのだろうか。よく考えれば、次はミドルスブラだし。いろいろ考えると結構不安になる。この試合で完勝して安心させてほしいがどうだろうか。

ウィガンのスタメンはこちらです。

アーセナルのスタメンはアルムニア、サニャ、ギャラス、センデロス、クリシー、セスク、フラミニ、ジウベルト、フレブ、アデバヨール、ベントナー。サブはレーマン、トゥーレ、ホイト、ソング、ロビン。注目は仲が悪いという噂のベントナーとアデバヨールの関係。ロビンも見たい。

前半

  • 始まってすぐ、フレブ→セスク→アデバヨールが決定的なチャンスもカークランドがセーブ。
  • 前半4分、センデロスのクリアからアデバヨールがドリブルで持ち込み、ベントナー→アデバヨールのシュートはブロックされる。今までの試合ではアデバヨールがベントナーにパスを出すのはあまり見られなかったが、この試合ではお互いを意識しているような場面が何回かあって、いい兆候だと感じた。
  • 前半9分、DFラインの前でボールを受けたセスクのロングボールから、最後はベントナーがミドル。この場面のように、サイドのセスクは中央でボールを受けに来るので、そこがあいてしまう。サニャがそのスペースを使うことができれば面白いのだが、ちょっと微妙だった。あとはボールを失ったときの守備。ウィガンはクリシーサイドを狙っているようだったので問題にならなかったが、ここは少し不安が残る感じだった。
  • ウィガンは基本的にヘスキーに当てる形。サイドバックの裏も狙っていて、そこから中央に流してミドルを打つなど可能性を感じる攻撃を見せていた。しかしあと一歩のところで潰される。それにしてもセンデロスは大きなポカをしなくなったし、着実に成長している。なんかストッパーっていう言葉がふさわしいと思う。
  • 前半15分、左サイドまで流れてきていたセスクからきれいにパスをつないでベントナーがフリーになるも、ボールが変なバウンドをしてラインを割ってしまう。これは噂のピッチの悪さなのだろうか。
  • ウィガンの守り方はポーツマスと同じく、DFラインをあげて中盤のスペースを潰す形。こういうときはロングボールを使ってラインを下げさせたいが、ウィガンは決してラインを下げなかった。そのため、中盤の密度が高くなりアーセナルの攻撃は単調なものになっていく。
  • いつも思うのだが、アデバヨールはロングボールを受ける際、頭で競ることはほとんどなく、相手に体をぶつけてボールを足元でもらおうとする場面が多い。そしてトラップの技術は神。あまりうまくないけどがんばっているのが分かるベントナーが隣にいるだけに、なおさらそのうまさが目についた。
  • 前半25分、ベントナーがアフター気味のタックルでイエロー。ちょっとあの場面がかぶった。
  • アーセナルはセスクからアデバヨール、ベントナーを狙ったロングボールが多かった。サイドでプレーするフレブはどうも沈黙気味で、この試合のアーセナルはサイドを有効に使えていなかった。
  • 前半35分、セスク→クリシーのクロス→セスクのヘッドはカークランドがコーナーに逃げる。アーセナルはセスクが中央でいい形でボールを持ったときはチャンスを作っていたが、前半の中盤以降は決定的なチャンスは皆無といってよかった。
  • 前半37分、カメラマンの目の前でヘスキーがセスクにぶつかって両者口頭で注意を受ける。セスクが先に手を出していたが。
  • 前半45分、ギャラスがヘスキーに後ろから右足首を蹴られるもなぜかコーナーに。ギャラスは痛そうだった。結局このコーナーをしのいだところで前半終了のホイッスル。

前半は0-0で終了する。アーセナルが悪いのか、ウィガンがいいのか分からないが、特に大きな動きのない前半戦だった。アーセナルは負けられないだけに、どういう風に流れを変えてくるのだろうか。まずはラインを下げさせたいのだが。

後半

  • 後半2分、ベントナーが頭で落とそうとしてボイスに肩を蹴られる。アデバヨールは半笑い(?)だった。そしてそのFKから、DFのクリアミスがアデバヨールの足元に。GKがやや前に出てきていただけに決定的だったが、シュートはカークランドが抑える。後半4分にもチャンスがあったが決められず。
  • 後半6分、フラミニがファールをとられた場面で、笛が鳴った後で股間を踏まれて半ギレ。後半10分ヘスキー→シビエルスキ。ヘスキーはケガをしたらしい。
  • アーセナルは相変わらず得点できない。チャンスはセスクが左サイドに流れたときに生まれているので、そのような形を増やしたい。
  • 後半12分、ウィガンは右サイドからクロス→クーマスのシュートがゴール左にそれる。後半14分にはまたも右サイドからクロス→シビエルスキのヘッドはアルムニアがおさえる。
  • イライラが募ったのか、後半15分にジウベルトがイエローをもらう。この試合のジウベルトはミスも多く、微妙な出来だった。
  • 後半18分、バレンシアのミドルはアルムニアがファインセーブ。ウィガンは完全に右サイドを狙っている。ならばセスクは右サイドを捨てるぐらいの勇気があってもいいかもしれない。
  • 後半20分ベントナー→ロビン、ジウベルト→トゥーレ。ついにロビンが登場。本当は使いたくなかったはずだがこの流れなら仕方がない。トゥーレは右に入り、セスクが中央に。
  • 後半28分、ロビンがウィガンの選手と接触して顔を覆って倒れる。右目に手か何かが当たっただけで、怪我をしたわけではなかったようだ。
  • 後半31分、ロビンのFKがゴール左上に外れる。後半33分、ロビンのサイドチェンジからトゥーレ→サニャのクロスもウィガンDFにクリアされる。アーセナルは攻めているがなかなか決定的なチャンスを作れない。
  • 後半37分、ウィガンのミスからロビンがドリブルしてシュートも枠をとらえきれず。
  • 後半40分、セスクがミドルもゴール左にそれる。アーセナルはロビンがボールに触るようになって徐々に攻撃が形になっているが相変わらず決められない。
  • 後半42分キング→キルベイン。後半44分、アデバヨールのラストパス→セスクがうつもカークランドにとめられる。決定的なチャンス。ロスタイムは4分。ウィガンファンはブーイング。
  • アーセナルはウィガンに時間を潰されてしまい、攻撃の形を作れない。そして逆にセットプレーから押し込まれてしまう。

試合は0-0で終了。アーセナルは痛恨のドローとなった。

感想
ミランには勝ったものの、リーグでは3連続ドロー。まだ暫定で首位に立ってはいるものの、ユナイテッド、チェルシーが順調に勝てばユナイテッドに1ポイント差で首位を奪回され、チェルシーには2ポイント差に詰め寄られることになる。いよいよやばくなってきた。やばいぞアーセナル。
サッカー的には、ラインを高くしてきたウィガン相手に苦戦した。ポーツマス戦でもそうだったように、ラインを下げさせるような選手がいないのが問題なのかもしれない。引きこもられるより、ラインを上げて中盤のスペースをつぶされると苦戦するのはまだ変わっていないようだ。セスクがボールを持ったときは可能性を感じたが、根本的な問題はここだと思う。ウォルコットがいればちょっとはましだったかもしれない。

これからミドルスブラ、チェルシー、ボルトン、CL、リバプール、CL、ユナイテッドと厳しい連戦が続く。CLの相手が気になる…

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