2007年09月30日
ローマの地獄の4連戦、3戦目の相手はインテル。フィオレンティーナ戦はトッティを休ませた影響もあり2-2で終わっている。ここまで2戦連続ドロー。この試合はホームということもあり、ユナイテッド戦に向け内容の伴った勝利が求められる。スペクタクルなサッカーを見せてほしい。
両チームのスタメンは
ASローマ
GK:ドニ
DF:パヌッチ、メクセス、ファン、トネット
MF:ペロッタ、ジュリー、マンシーニ、デロッシ、ピサーロ
FW:トッティ
インテル
GK:ジュリオセザール
DF:サネッティ、ゴルドバ、サムエル、マクスウェル
MF:スタンコビッチ、フィーゴ、セーザル、カンビアッソ、ダクール
FW:イブラヒモビッチ
ローマはいつもどおりだが、カセッティ、タッディ、アクイラーニの代わりにパヌッチ、ジュリー、ピサーロが入る。高いレベルのターンオーバー。ただ、トッティが軽い怪我をしているのは心配。
インテルは1トップだった。珍しい。
前半
開始早々、トッティのFKからマンシーニが決定的なチャンスを迎えるがジュリオセザールがファインセーブ。このビッグチャンスの後は、ほぼ互角で試合は進む。
ローマはいつもどおりトッティを中心にして攻めるが、サネッティの裏を狙ったボールがやや多い印象。一方のインテルはしっかりパスをつなぎ中盤で組み立て、スピードに変化をつけて攻撃していく。組織で崩そうとするのではなく、個人個人の能力で打開していくチームのようだった。
試合が動いたのは前半27分。ローマのショートコーナーをマクスウェルがカットし一気に持ち込むとセーザルへスルーパス。これにペロッタが飛び込むもわずかに届かずセーザルがフリーに。シュートを一旦はドニが弾くものの、さらにイブラヒモビッチが頭で押し込む。これをジュリーが手でクリア(!)したため一発退場となり、さらにインテルにPKが与えられるという最悪の展開に。イブラヒモビッチがこのPKを確実に決め、前半29分にインテルが先制する。
ここからローマが押し込まれる場面が増えるが、決定的なシュートは打たせず何とか踏ん張る。攻撃面では、何回かいいところまでもっていったが、得点することはできなかった。
前半は0-1で終了する。
後半
イブラヒモビッチが左足の甲を、ダクールが右足を負傷したようで、後半5分イブラヒモビッチ→クルス、ダクール→クレスポ。この交代後、試合が一気に動く。
まず後半9分、マクスウェルのエリア内での致命的なパスミスをペロッタが拾い、落ち着いて決めローマが同点に追いつく。
しかしその3分後、クレスポとのワンツーでカンビアッソが抜け出しシュート。ドニが弾いたところをクレスポが豪快に押し込み、インテルがすぐに勝ち越す。さらに後半15分クルスのミドルで1-3に。一方的な展開になり、スパレッティもお手上げ状態。後半23分にはフィーゴのクロスをファーにいたゴルドバが頭で押し込み4点目。後半24分パヌッチ→シシーニョ、マンシーニ→ヴチニッチ、後半31分トッティ→エスポージト、フィーゴ→ペレ。ここからは省略。
ハイライトはここを見てください。
感想
マンチーニの采配があたった。けが人との交代ではあったがCFを2枚入れ、攻める姿勢を明確にしたことがよかったのだと思う。前半は1トップだったので中途半端だった。先制して攻める必要がなくなったため仕方がなかったかもしれない。
ローマは予想外の惨敗だった。ジュリーが退場してからはダメダメだった(特に後半)。最悪の試合。ジュリーの身長がもう少し高ければ…
まあ、ユナイテッド戦までに気持ちを切り替えて、今日の分までがんばってもらいましょう。
最後に、ローマサポーターが暴動を起こさないことを切に願います。
posted by worldwidefootball |12:30 |
セリエA(07-08) |
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2007年09月25日
モウリーニョ退団までの経緯をまとめてみます。
大部分は、ダイジェストのバックナンバーを参考にしています。
2004年の夏、チェルシーの監督に就任したジョゼ・モウリーニョには文字通りの自由が与えられた。マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン、アーセナルのアーセン・ヴェンゲルと同様、チーム強化を一手に引き受けるマネージャーとして振る舞うことが許された。
これはもちろん、アブラモビッチが望んだことでもあった。明晰な頭脳を持ち、大方の予想を覆しポルトを欧州制覇に導いたモウリーニョならば、久しくリーグ優勝から遠ざかっているチェルシーを常勝軍団に仕立て上げてくれると判断したのである。
この読みは間違っていなかった。モウリーニョはオーナーの無尽蔵の財力を後ろ盾に、自らの構想に合致する選手を的確に獲得(カルバーリョ、ドログバ、ロッベン、チェフなど)。理想的な陣容を整え、チームにファイティングスピリットも植えつけた彼は、就任1年目でチェルシーを50シーズンぶりのプレミア制覇に導くという偉業を成し遂げた。
このときの選手獲得までの流れは次のようである。モウリーニョの意見がダイレクトに反映されるシステムになっている。
前体制(04年夏~05年夏)
- モウリーニョによるリストアップ
- アブラモビッチ、ケニオン(CEO)との予算折衝
- 対象クラブ・代理人との交渉
- 獲得
しかし、就任1年目の成功は皮肉にもモウリーニョから自由を奪うきっかけとなった。さらなる名声を手にし、傍若無人な振る舞いがエスカレートしてきたことに加え、就任当初よりチーム内での影響力が強まってきたことに対し一種の危機感を募らせたアブラモビッチが、クラブのモダン化を図るという名目で強化部門の組織改革に乗り出したのだ。
その手始めとして、04-05シーズンの終了間際、PSVアイントホーフェンのチームスカウトのデフィッサー(現ミランのロナウドらを発掘)に、チェルシーのスカウトを兼任するようにアブラモビッチが依頼する。アドバイザーとしての役割も担ったデフィッサーの協力もあって、05年6月にトッテナムから引き抜いたアルネセンをフットボール・ディレクター(FD)として受け入れる。多方面に強力な人材を持ち、当代きってのスポーツディレクターと評されるアルネセンには、オーナーも厚い信頼を寄せており、モウリーニョと同等レベルの発言権が与えられている。
こうして現在の体制が作り上げられた。
現体制(06年冬~)
- モウリーニョ、アルネセンFDによる獲得リストの各自作成、提出(CEOに)
- ケニオンによるリスト整理
- アブラモビッチ、ケニオンによる協議
- 対象クラブ・代理人との交渉
- 獲得
FD職を設けたことで分業化が進み、モウリーニョの意見が反映されにくいシステムになっている。
そして、補強の決定権はあくまでアブラモビッチにある。モウリーニョとアルネセンが作成した補強リストを整理し、オーナーと最終協議するCEOのケニオンは選手獲得を進言することはなく、実質的には交渉役に徹しているからだ。
前体制と比べれば、現体制のほうが失敗が目立つ。素人のアブラモビッチが選手獲得を決定するのだから、当然といえば当然である。
(以上、ダイジェストより加筆して抜粋)
このような状況が続き、当然我の強いモウリーニョは不満を漏らす。アブラモビッチはそれが気に入らない。両者の間に徐々に溝ができていく。そして昨シーズン、冬のマーケットでCBの補強をモウリーニョが強く主張するも聞き入れてもらえなかった。これで両者の対立は決定的になった。
ここまでは分かるのですが、なぜこの時期に辞めることになったかは分かりません。
モウリーニョの退団に対するチェルシー側の声明はここを見てください。あくまで合意の上での退団であるということを強調しています。
ただ個人的には、モウリーニョは解任の可能性が高いと考えています。この記事を読んでみてください。まさにこのとおりだと思います。
この時期での退団にはいろいろと疑問が残りますが、モウリーニョが辞めたのはもう過去のことです。これからは、ユナイテッドに負けはしましたが新生チェルシーを見守っていきたいと思います。
posted by worldwidefootball |19:30 |
コラムみたいなもの |
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2007年09月24日
モウリーニョ退団の衝撃に揺れるチェルシー。いきなりユナイテッド戦はきつい。選手のモチベーションが心配である。新監督になって、フォーメーションはどうなるだろうか。
両チームのスタメンは
マンチェスター・ユナイテッド
GK:ファンデルサール
DF:ブラウン、ファーディナンド、ビディッチ、エブラ
MF:ロナウド、キャリック、スコールズ、ギグス
FW:テベス、ルーニー
チェルシー
GK:チェフ
DF:フェレイラ、ベン・ハイム、テリー、A・コール
MF:エッシェン、ミケル、マケレレ
FW:J・コール、シェフチェンコ、マルダ
ユナイテッドはいつもどおり。チェルシーは4-3-3だった。なぜSWPをスタメンからはずしただのだろうか。理解に苦しむ。右SBにはモウリーニョに見切りをつけられたフェレイラ。
スタンドから見守るアブラモビッチの後ろには、なぜかファン・バステンが。もしかして…、と思ったがさすがにそれはないだろう。他にはマクラーレン、エリクソンの姿もあった。
前半
開始早々、ルーニーが決定的なシュートを放つもチェフがファインセーブ。ユナイテッドが試合を優位に進める。ユナイテッドはロングボールがやや多い。エッシェンのミスからギグスが決定的なチャンスを迎えるも大きくはずす。チェフはエッシェンにぶち切れ。チェルシーは、なかなかシュートまで持っていくことができず苦しい。そして追い討ちをかけるように前半32分、エブラへの危険なタックルでミケルが一発退場。思いっきり足を踏んでいたがかなり厳しい判定だった。ここからチェルシーは中盤をフラットにした4-4-1に。案の定、チェルシーはさらに押し込まれるが、チェフがファインセーブを連発し何とか踏ん張る。しかし前半47分、ギグスのクロスをテベスが頭であわせ前半ロスタイムにユナイテッドが先制。チェフでもあれは無理。テベスは移籍後初ゴール。前半は1-0で折りかえす。
後半
ユナイテッドが前半よりも試合を支配するようになる。チェルシーは耐える時間が続く。後半13分シェフチェンコ→カルー。アブラモビッチが拍手を送る。後半24分マルダ→SWP。このころから、チェルシーは開き直って前に出るようになる。後半31分J・コール→ピサロ。J・コールは一発退場でもおかしくないロナウドへのバックチャージ(実際はイエローどまり)があったため、ベンチに戻る時ユナイテッドサポーターからすさまじい罵声を浴びせられる。後半34分テベス→サハ。攻める必要のないユナイテッドは引いて守るようになる。攻めるチェルシーだが、エリア内でベン・ハイムがサハの足を蹴りPKを献上。これをサハが決め、後半44分に追加点。これで試合は終わった。後は時間を潰して2-0でユナイテッドが勝利。チェルシーは出直しの一戦を飾れず。
感想
チェルシーの完敗だった。ミケルがいなくなってからもひどかったが、それまでの戦いもだめだった。内容が悪い。中盤でボールがつながらない。いつもならドログバが何とかしてくれるが今はいない。今シーズン高い得点力を見せていたランパードもいない。結局、この二人が戻ってこないとどうしようもないかもしれない。ウイングにキレキレのSWPを入れていたら何とかしてくれたかもしれない、と個人的には思った。
ミケルが退場してからは内容のない試合になった。チェフはよくがんばった。
これでチェルシーは6位に後退し、得失点差が-1という異常事態に。グラントにがんばってもらうしかない。
やっぱりモウリーニョ退団の時期が悪すぎる。
posted by worldwidefootball |16:00 |
プレミア/ユナイテッド(07-08) |
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2007年09月24日
開幕から2連勝したものの、前節はウディネーゼに屈したユベントス。アウェーでのローマ戦は、ユベントスの真の力をはかるには格好の試合である。
開幕ダッシュに成功したローマだが、ここから地獄の4連戦(ユベントス、フィオレンティーナ、インテル、マンチェスター・ユナイテッド)。最初で躓くことは避けたい。
両チームのスタメンは
ASローマ
GK:ドニ
DF:カセッティ、メクセス、ファン、トネット
MF:ペロッタ、タッディ、マンシーニ、デロッシ、アクイラーニ
FW:トッティ
ユベントス
GK:ブッフォン
DF:グリゲラ、アンドラーデ、クリーシト、キエッリーニ
MF:ネドベド、ザネッティ、ノチェリーノ
FW:ヤクインタ、トレゼゲ、デルピエロ
ローマはいつもどおり。スペクタクルなサッカーに期待。
ユベントスはいつものフラットではなく3トップ。カモラネージが欠場。
前半
ローマはいつものようにトッティを中心にして攻める。トッティのパスからカセッティが決定的なチャンスを迎えるもシュートはブッフォンがはじく。ローマが押し気味で試合を進めるが前半16分、カウンターからデルピエロ→ヤクインタのクロス→トレゼゲが頭であわせユベントスが先制する。先制されたローマだが、ユベントスのウイングが守備をしないため、サイドバックが積極的に上がってきてチャンスをつくる。ローマが押し込み、ユベントスはカウンター。ローマはカセッティが怪我をしたようで、前半27分カセッティ→シシーニョ。そしてこの交代直後の前半29分、マンシーニのパスをトッティがうまくトラップしてクリーシトをあっさり交わし、ゴール右に決め同点に追いつく。さらに前半34分、デロッシ(?)のロングボール→左サイドからマンシーニがクロス→アクイラーニが持ち込みシュート→ブッフォンはじく→最後はトッティが押し込み勝ち越しに成功。ユベントスはウイングが守備をしないため苦しい。その後はお互いに攻めるが得点は生まれず、前半は2-1で終了する。
後半
後半からクリーシト→レグロッターリエ。後半もローマが優勢。しかしユベントスは、エリア内でネドベドがデロッシに倒されPKを獲得。しかしこのPKをデルピエロが打ち上げてしまい同点のチャンスを逃す。この後、ローマはトッティが決定的なチャンスを迎えるも枠を捉えきれず。そしてこの直前のプレーでアンドラーデがやばそうな怪我をし、後半7分アンドラーデ→ビリンデッリ。守備の要を失ったユベントスは攻めるしかなくなり、一気に前に出る。ユベントスの気迫の前に、ローマは押され始める。後半16分マンシーニ→ジュリー。ローマはユベントスのDFラインが高いため裏を狙うボールをどんどん出していく。オフサイドにはなるものの少しずつユベントスのラインが下がり、ローマが押し返す。後半29分デルピエロ→パッラディーノ、後半38分タッディ→ブリーギ。試合はこのまま終わるかと思われたが後半42分、ロングスローからヤクインタのヘッドで2-2に。試合はこのまま終了。ユベントスが何とか引き分けに持ち込んだ。
感想
ユベントスはなぜ4-3-3にしたのだろうか。ローマのサッカーを封じるには中盤を厚くする必要があるが、4-3-3では中盤は薄くなってしまう(4-1-4-1だったのかもしれない)。さらに悪いことに、両ウイングが守備をしないため、ローマのサイドバックは躊躇なくあがってきた。特にカセッティはトッティとのコンビでいい飛び出しを見せていた。怪我をしたのが残念だった。
守備はよくなかったが、前に出てきたユベントスは迫力があった。ローマが中途半端だったのもあるがいい攻撃を見せていた。最後のヤクインタのゴールはラッキーだった。
ローマは最後の最後に集中力がきれたのだろうか。守備ではたまにああいう場面が見られる。もったいない。ホームで痛いドローとなった。
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2007年09月23日
今週末の3大ビッグカードの一つ、バルセロナ対セビージャ。チャンピオンズリーグでは対照的な結果に終わった両チームがカンプノウで相まみえる。アウェーのセビージャは引き分けでも十分か。
このカードで思い出すのは、昨シーズンセビージャのホームで行われた試合。すさまじい展開だった。そういえば、あの試合でバルサは3-4-3だった。
両チームのスタメンは
バルセロナ
GK:バルデス
DF:ザンブロッタ、マルケス、ミリート、アビダル
MF:デコ、シャビ、トゥーレ・ヤヤ
FW:メッシ、アンリ、イニエスタ
(控え) ジョルケラ、シウビーニョ、テュラム、オレゲル、ドス・サントス、グジョンセン、ボージャン
セビージャ
GK:パロップ
DF:アウベス、ボラルーズ、エスクデ、ドラグティノビッチ
MF:ナバス、レナト、ポウルセン、アドリアーノ
FW:カヌーテ、ケイタ
(控え) デ・サンクティス、モスケラ、ドゥダ、マルティ、ケルジャコフ、デムル、コネ
今話題のロナウジーニョはベンチ外。またメディアがいろいろ書きそうである。イニエスタが左サイド。そしてエトー、プジョルがスタンドから観戦。
セビージャはアドリアーノがケガから復帰。
前半
開始当初はセビージャが攻めるが、徐々にバルセロナがポゼッション。セビージャは引き気味で守るため、メッシ、イニエスタが自分で仕掛けたり、アビダル、ヤヤ、デコがミドルを打ったりしていく。特にイニエスタの動きがよかった。押し込まれるセビージャは、左サイドからのクロスをカヌーテが頭であわせるもシュートは角に当たる。前半唯一のチャンスだった。守備に忙しいからか、アウベスがいつもほどは上がれないためセビージャはらしいサッカーができない。一方のバルサも、ボールは持つがなかなかいい形でフィニッシュまでいけない。両チームとも特に大きなチャンスはなく、前半は0-0で終了する。
後半
後半からアドリアーノ→ドゥダ。前半同様バルサのポゼッションで進む。後半は左サイドからの仕掛けが多くなり、それなりにチャンスをつくる。後半17分シャビ→ドス・サントス。イニエスタがシャビのポジションに入り、アンリが左、ドス・サントスが中央に。このころになると、セビージャが前に出てくるようになる。その分スペースが多くなり、バルセロナが決定的なチャンスをつくり始める。そしてマルケスのロングフィードからアンリが裏に抜け出し、うまくトラップしシュートを打つもパロップに弾かれ、ボールはポストに当たってしまう。しかしこの直後の後半28分、アンリのパスをメッシがワントラップした後左足で叩き込みついにバルサが先制する。後半32分ナバス→ケルジャコフ。この交代直後のCKの際、ドス・サントスがポウルセンに抱え込まれPKを獲得。これをメッシが確実に決め後半34分に追加点。後半37分アウベス→マルティ、後半42分トゥーレ・ヤヤ→オレゲル、後半44分メッシ→ボージャン。2-0になってからはバルサはややファールが多くなる。後半47分にオレゲルがカヌーテに簡単に交わされ失点するもなんとか守りきり試合終了。バルサが2-1で勝利した。
感想
簡単に言うと、セビージャが引き気味だった前半は、バルサでもなかなか崩せなかった。セビージャが前に出てくるようになってからは、バルサがらしいサッカーをして勝った、という試合だったと思う。
ロナウジーニョのベンチ外は少し驚いた。ただ、イニエスタでも十分代役は務まりそうだった。イニエスタは攻撃面もそうだが、守備面での貢献度が大きい。セビージャは右サイドの攻撃力が売りのチーム。ライカールトは守備をしないロナウジーニョを左で使うのが怖かったのかもしれない。
メッシは2ゴールを挙げたものの、それまでの内容は良くなかった。少しエゴが強い。もう少し周りの選手を使えるようになれば、もっとすごい選手になりそうな気がする。
セビージャは完敗だった。アーセナル戦のショックが大きかったのだろうか。結果論だが、あのまま引いていたら引き分けで終わっていたかもしれない。アウェーであること、チーム状況を考えると別に前に出る必要はなかった気がする。引いて耐え切れるかは分からない。ただ、前半の内容を考えると引いたままでもよかったと個人的には思った。
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リーガエスパニョーラ(07-08) |
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2007年09月20日
開幕から攻撃陣が不調のバルセロナ。グループリーグ最大の難敵とこの時期に当たるのは厳しい。ロナウジーニョの0トップは今日こそ機能するか。
両チームのスタメンは
バルセロナ
GK:バルデス
DF:ザンブロッタ、マルケス、ミリート、アビダル
MF:デコ、シャビ、ヤヤ
FW:メッシ、アンリ、ロナウジーニョ
リヨン
GK:ヴェルクートル
DF:クレール、スキラチ、ベラージ、レベイレール
MF:ジュニーニョ、シェルストレーム、ボドメール、トゥララン
FW:ベンゼマ、コブ
ロナウジーニョが左サイド。0トップではなかった。
前半
バルセロナは中盤で簡単に前を向かせてもらえるため、ビルドアップに苦労することはない。アビダルは積極的にオーバーラップしチャンスを演出する。リヨンは防戦一方で、失点するのも時間の問題。すると前半21分、メッシの強引な突破から、スルーパスがクレールにあたりゴールに吸い込まれ、バルセロナが先制する。オウンゴールだった。その後もバルセロナはロナウジーニョ、デコがいい動きを見せ試合を支配。そのロナウジーニョのパスからメッシが決定的なチャンスを迎えるも、シュートはDFが何とかクリア。リヨンは押し込まれ、攻撃してもなかなかシュートが打てず苦しい。前半は1-0で終了する。
後半
後半も流れは変わらない。ロナウジーニョのノールックパス→シャビ粘る→メッシがフリーになるもシュートは枠に飛ばず。後半16分ベラージ→バロシュ、後半19分ロナウジーニョ→イニエスタ。意外な采配。この選手交代後、試合が動き始める。リヨンは少しは形になってきたが、得点のにおいはしない。一方のバルセロナは決定機を量産するも、なかなか決めきれない。後半31分ベンゼマ→アテム、後半34分シャビ→ドスサントス。この交代の直後の後半37分、デコ→ドス・サントス→デコ→イニエスタとつなぎ、最後はメッシが決めて2-0に。ライカールトは飛び上がって喜ぶ。そしてベンチに座っていたロナウジーニョと握手。後半38分シェルストレーム→ケイタ、後半42分メッシ→ボージャン。後半ロスタイムには、ドス・サントスのシュートをキーパーが弾いたところをアンリが押し込み3点目。試合はこのまま終了。バルセロナが難敵を下し白星発進。
感想
バルセロナは中盤で簡単に前を向かせてもらえたため、楽な試合になった。いつもはビルドアップに苦労し、マルケスがロングボールを蹴るシーンがみられるがこの試合ではほとんどなかった。ロナウジーニョを含め、前線の選手が守備をしたおかげで危ない場面はほとんどつくらせなかった。週末のセビージャ戦に向けていい試合ができた。0トップはしばらくお預けになるかもしれない。
ロナウジーニョ、メッシもそうだが、個人的にはデコがかなりよかったと思う。攻守にわたって大活躍だった。ちなみに、アンリは微妙だった。
リヨンはバルサ対策をしなかった。やられても仕方がない。
最後に、ライカールトの笑顔を見たのは久しぶりのような気がした。
posted by worldwidefootball |07:10 |
CL/グループリーグ(07-08) |
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2007年09月19日
グループAの二強が初戦でいきなり激突。昨シーズンのチャンピオンズリーグでは、ポルトはモウリーニョ率いるチェルシーに惜敗しベスト16で散った。一方のリバプールは、決勝でミランにリベンジを許し準優勝に終わっている。この試合では、ポルトがリバプールをホームで迎え撃つ。かなりの好カードである。
両チームのスタメンは
ポルト
GK:ヌーノ
DF:ボジングワ、アウベス、パウロ、フシーレ
MF:ルイス・ゴンザレス、メイレレス、アスンソン
FW:ロペス、タリク、クアレスマ
リバプール
GK:レイナ
DF:フィナン、キャラガー、ヒーピア、アルベロア
MF:ペナント、ジェラード、マスチェラーノ、バベル
FW:トーレス、カイト
ポルトのサッカーを簡単にまとめると、基本フォーメーションは4-3-3でサイド攻撃が中心。ロングボールはほとんど使わず、ショートパス主体で相手の中盤を崩し、サイドに展開して勝負。運動量豊富で非常にシステマティックなチームである。
夏にアンデルソン、ペペを放出たため、昨シーズンと比べると中盤と最終ラインはスケールダウンしたが、マリアーノ・ゴンザレスなどを獲得し、前線は層が厚くなった。この試合では、リバプールの強力な攻撃陣に対してどこまで守備陣が踏ん張れるかが勝負の分かれ目になりそうである。
トーレスはチャンピオンズリーグ初出場。このためにリバプールに来たのかもしれない。
前半
開始早々、ホームのポルトが決定機を迎えるがレイナが胸に当ててしのぐ。その後もポルトは中盤でダイレクトパスをつなぎながら、リバプールのプレスを簡単にかわしていく。そしてボジングワのスルーパスに抜け出したタリクがレイナに倒されPKを獲得。これをL・ゴンザレスがゴール中央に決め、ポルトが前半8分に先制する。リバプールはポルトのプレスの前に常に数的優位を作られ、攻撃の形をほとんどつくれない。しかし前半17分、フィナンのロングボール→ヒーピアが頭で折り返す→カイトが頭で押し込み同点に。ポルトDFはハイボールへの対処に難がありそうである。失点後も、ポルトは内容で圧倒する。攻め込まれるリバプールだが何とか踏ん張る。前半は1-1で折り返す。
後半
後半も苦しいリバプール。追い討ちをかけるように後半13分、ペナントが二枚目のイエローをもらい退場し、さらに追い込まれる。ペナントの退場後はカイトがペナントのポジションに入り、カウンター狙いが明確になる。後半19分タリク→ファリアス、メイレレス→M・ゴンザレス。押し込むポルトだがクロス、ロングボールの質が悪く、なかなか決定機をつくれない。後半31分トーレス→ヴォロニン。このころになると、リバプールは時間を使うプレーが増える。後半39分バベル→アウレリオ。ポルトは攻め疲れからか、カウンターを食らい危ないシーンをつくられる。結局両チームとも後半にゴールはうまれず、試合は1-1で終了。
ボールポゼッションはポルト59%、リバプール41%。シュート数はポルトの14本に対してリバプールは前半の2本のみ。ポルトが圧倒したものの勝ちきれなかった試合となった。
感想
ポルトは組織が完成されていていいチームだった。前線からのプレスが効いていて常に数的優位をつくりだし、リバプールはまともに攻撃させてもらえなかった。中盤の選手はキープ力が高く、足元もうまい。そしてよく走る。4-3-3の理想形のような気がした。(←言い過ぎかもしれません)
課題を挙げるとすれば、引いてきた相手をどう崩すかということになりそう。ペナントの退場以降、引いてカウンターに作戦を変えてきたリバプールにまったくチャンスを作れなかった。何よりクロスの精度が悪い。サイド攻撃主体の場合、クロスの質はかなり重要な要素になる。ここは改善したいところだ。いつもはウイングの個人技で突破できるから問題になっていないのかもしれない。あと気になったのは、DFのハイボールへの対処。かなり危なっかしかった。リバプールがそれほどロングボールを蹴ってこなかったので助かった。ペペの穴は大きいかもしれない。
リバプールは今シーズン好調だっただけに、ここまで何もできないとは思わなかった。中盤で簡単に前を向かせすぎたことが原因だと思う。マスチェラーノがあたふたしていたのが印象的だった。ワンチャンスをものにしてドローに持ち込めたのだから、運がいいのかもしれない。
最後に、審判はリバプールに対して少し厳しかった。
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CL/グループリーグ(07-08) |
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2007年09月17日
ミランのクリスマスツリーについて考えてみます。どのような対策が考えられるでしょうか。
まずは、ミランのサッカーを簡単にまとめてみます。
基本フォーメーションは
インザーギ
(ジラルディーノ、ロナウド)
カカ セードルフ
(グルキュフ)
アンブロジーニ ガットゥーゾ
(エメルソン) (ブロッキ)
ピルロ
(エメルソン)
ヤンクロフスキー オッド
(セルジーニョ、ファバッリ) (カフー、シミッチ)
カラーゼ ネスタ
(マルディーニ) (ボネーラ)
ジーダ
(カラッチ)
(4-3-2-1)
このシステムの最大の特徴は、ガットゥーゾ、アンブロジーニという守備的な選手を二枚並べ、司令塔のピルロを中盤の底に配置している点。中央の守備が非常に堅い。サイドにボールが行くと、そのサイドに中央の3人がスライドして寄せにいき、数的優位を作る。サイドチェンジを防ぐため、逆サイドのスペースをセードルフが埋め(主に左サイド。ガットゥーゾが右サイドのタッチラインまでをカバーする。)、カカはボールホルダーにプレス。各選手の役割、メカニズムが確立されており、守備面での穴は見当たらない。チャンピオンズリーグ準決勝、ユナイテッドとのセカンドレグでロナウドを完全に封じてしまったガットゥーゾとオッドは最高だった。
攻撃面では、ピルロが長短のパスでゲームを作る。ネスタが起点になることも多い。カカ、セードルフはSBの裏を狙ったり、個人技で中央を突破していく。オッド、ヤンクロフスキーは積極的に上がってくる。裏を狙うインザーギ、前線で起点になるジラルディーノとタイプの違うFWもそろっている。各選手の能力が高いうえ連携面もすばらしい。ポゼッションには安定感があり、カウンターを食らうことはほとんどない。ポゼッションサッカーが基本だがカウンターの精度も高い。ほとんど穴がないチームである。
弱点は、後半になると運動量がガクッと落ちること。年齢的なことから考えても仕方がないか。ジーダ、カフーには衰えが見られる。そして、カカがいなくなると苦しくなりそう。
ここまでがまとめです。
ミラン対策としてどのようなことができるでしょうか。
ミランをうまく押さえ込んだ例として、昨シーズンのチャンピオンズリーグ決勝、ミランvsリバプールを考えてみます。
この試合、ベニテスはいつもの4-4-2ではなく、ジェラードを一列前に上げ、シャビアロンソとマスチェラーノをダブルボランチにした4-4-1-1にしてきました。これは、カカとセードルフにバイタルエリアを使わせないためです。
リバプールは中盤のラインをやや低めに保ちながら、ボールの供給源であるピルロ(ガットゥーゾ、アンブロジーニ)にはジェラードとアロンソ、ネスタ、マルディーニにはカイトがプレスにいき、カカにはマスチェラーノをつけました。こうすることで、カカをほぼ封じることができ、前線に精度の高いボールを蹴らせることもありませんでした。中央が苦しいためサイド勝負になるものの、オッドはクロスの精度にやや問題があり、ヤンクロフスキーは対面のペナントのスピードに苦しめられました。前半の途中まではリバプールのプレスが機能し、ミランは苦しい戦いを強いられます。
このベニテスの緻密な作戦は、ジェラードが守備をサボり始めたことによって徐々に崩壊します。この後はいままでミランに敗れたチーム同様、カカにやられることになりました。
結局、バイタルエリアでカカにボールを持たせるとろくなことがないということです。そのためにベニテスがとった作戦は正しかったと思いますが、前半のワンチャンスをものにしたミランが強かったということになりそうです。
このベニテスの作戦から、ミラン対策としてすべきことは、中盤とDFラインの間にスペースを作らないことを心がけながら、
・カカに守備力の高い選手を一人つける
・ボールの供給源(中盤の三人、ネスタ)を徹底的に潰す
の二つだと思います。ただ、口で言うのは簡単ですがこれを実行し続けるのは厳しいです。たとえばインザーギは裏を狙ってくるため、どうしてもラインが下がりがちになりスペースができやすくなります。いろいろ考えるとなかなか難しいです。
みなさんの考えるミラン対策も教えてください。よろしくお願いします。
posted by worldwidefootball |18:50 |
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2007年09月17日
セビージャのスタメンは
GK:パロップ
DF:アウベス、ボラルーズ、ファシオ、ドラグティノビッチ
MF:ナバス、ポウルセン、レナト、ドゥダ
FW:カヌーテ、ケルジャコフ
セビージャは水曜にアーセナルとの大一番があるが、インテルとは違いほとんどメンバーを落としていない。疲労のことを考えると、前半で試合を決めて後半は流すのが理想。アーセナル戦に向けてどういう試合をするか。
試合前にプエルタの顔がプリントされた大きな布(?)がセンターサークルで広げられ、鎮魂歌がささげられる。観客の中には涙ぐむ女性も。
前半
セビージャはいつも通りのサッカーを展開。そして前半12分、アウベスのラストパス→ナバスシュート→キーパー弾く→ケルジャコフが詰めてセビージャが先制。その後もセビージャが一方的に攻める。レクレアティボはなすすべなし。セカンドボールを拾っても中盤での激しいプレスに苦しみ、そこを何とか突破してもDFとの一対一に負けてカウンターを食らうという悪循環。前半33分にはそのカウンターから、アウベスのノールックパスに抜け出したカヌーテがキーパーを交わし、無人のゴールに流し込み2点目。レクレアティボは右サイドから一回だけ決定的なチャンスがあったがはずしてしまう。前半は2-0。
後半
後半8分、アウベスのロングパスをカヌーテが流し込み3-0になるが直後の後半9分、左サイドを突破され、クロスを逆サイドのアイトルが左足で叩き込みまた2点差に。後半11分カヌーテ→コネ、後半16分ヴァレーラ→マルコス、後半18分ドゥダ→カペル。ここから試合は激しく動く。後のないレクレアティボは捨て身で攻める。右サイドを中心にして攻めまくるが、FKがポストをたたくなどなかなかゴールを割れない。逆にセビージャはカウンターからコネが倒されてPKを得るも、ケルジャコフが大きく枠をはずしてしまう。後半29分マルティンス→バルベル。しかしこの交代直後の後半30分、ケルジャコフの汚名返上のゴールで4-1に。後半31分アウベス→マルティ。後半40分にはエドゥ・モヤが二枚目のイエローで退場したが、スコアは動かず試合は4-1で終了。またもセビージャが強さを見せつけた。
感想
セビージャは組織がしっかりしている。中心はやはり右サイド。4点すべてが右サイドからだった。守備をサボる選手もいないし、とにかく強い。ケルジャコフが打ち上げたのはご愛嬌。
レクレアティボはほとんど対策をしていなかった。やられても仕方がない。ドラグティノビッチサイドから攻めたいのは分かったが、一対一で負けるのでどうしようもなかった。
セビージャを倒すには、右サイドをどうにかするしかない。昨シーズン、4-1-4-1で右サイドに人を集めてヘタフェは守りきったらしい。スペインスーパーカップでマドリーはぼこぼこにやられたが、4-1-4-1が得意なアーセナルならできるはず。ただ、ヴェンゲルは対策を何もしなさそうで怖い。何もしなかったらアーセナルのDFでは耐え切れそうにない。かなり不安。
がんばれアーセナル!
posted by worldwidefootball |12:10 |
リーガエスパニョーラ(07-08) |
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