2007年12月03日

ASローマvsウディネーゼ

インテル、ユナイテッド戦と連敗したものの、そこから9戦無敗と好調のローマ。今シーズンの敗戦はこの2敗だけである。途中でトッティが離脱したものの、ヴチニッチが見事にその穴を埋めているようだ。エンポリ戦しか見ていないのではっきりしたことは言えないが。
この試合の相手のウディネーゼはここ8試合無敗で、順位を4位まであげてきている。クアリレッラに注目。結構いい選手の多いチームという印象だった。

ローマのスタメンはドニ、カセッティ、ファン、メクセス、トネット、デロッシ、ピサーロ、タッディ、マンシーニ、ジュリー、ヴチニッチ。ペロッタは怪我のようだがトッティはベンチ入り。それ以外はベストメンバーである。

ウディネーゼのスタメンはハンダノビッチ、Zapotocny、サパタ、コーダ、ルコビッチ、ドッセーナ、ダゴスティーノ、インラー、ペペ、クアリレッラ、ディナターレ。それにしてもウディネーゼはよくクアリレッラをとれたな、とか思ったりした。

試合開始前に両チームの選手がセンターサークルに集まり黙祷。もう死亡事件は起こしてほしくないものである。

前半
開始早々ウディネーゼはラフプレーを連発。ローマはこれにくじけずいつものとおりのサッカーをしようとするが、クアリレッラの個の力は相当高く、ローマは右サイドを破られ何回かピンチを招く。両チームとも守りに入ることなく、積極的に仕掛ける展開になる。
試合が動いたのは前半10分。ピサーロのコーナーキックから、ジュリー→ファンが押し込みローマが先制。しかしその直後の前半11分、エリア手前でくさびのボールを受けたクアリレッラがうまく反転し、振り向きざまのシュート!これがゴール左に決まりウディネーゼがあっさり同点に追いつく。
ウディネーゼのシステムは3-4-3。基本的にローマがボールを持つ時間のほうが長いが、ウディネーゼは人数をかけて守る。そしてボールを奪うとカウンター。ローマの両サイドバックのポジショニングは高いため、その裏を狙っているようだった。特にクアリレッラがいることもあり、カセッティの裏へ出るボールが多かった。ディナターレがサイドに流れてくることもあり、ローマはサイドから崩される場面が多かった。
ローマはヴチニッチが完全に消えていた。というより、運動量が少なすぎだった。トップ下のジュリーの運動量が相当多かったため、なおさら目についた。ヴチニッチの近くでボールを持っている選手がいるのに寄せに行かず、デロッシがあわてて寄せにいく場面もあった。この試合のローマは、いつものようにハイテンポだったが少しカウンターが多かったのは、このことが原因ではないだろうか。両チームともカウンター狙いのため、カウンター合戦になることもあった。
序盤こそ苦戦したローマだが、徐々にペースをつかみ始める。そして前半26分、タッディのスルーパス→抜け出したジュリーが折り返す→DFにあたりボールがこぼれる→ボールを拾ったタッディがキックフェイントを入れてからシュート→ボールがルコビッチの足に当たってゴールに吸い込まれローマが勝ち越しに成功。トッティはベンチでちょっとだけ笑顔を見せる。
前半40分カセッティ→パヌッチ。怪我でもしたのだろうか。

前半2-1で終了し、ローマリードで折り返す。

後半
後半からZapotocny→メスト。後半も前半と同じ流れで進んでいく。後半10分すぎ、トッティがシューズのひもを結び直し、ストレッチを始める。出番はあるのだろうか。
後半17分ダゴスティーノ→ピンツィ。ローマはカウンターから何回もチャンスをつくるがなかなか決められない。このころになると、ファールで試合が止まる場面が増えてくるようになる。後半20分タッディ→シシーニョ、後半28分ペペ→フローロ・フローレス。前半よりはスローダウンしたものの、均衡した流れが続いていたが後半32分、ファンへの悪質なタックルでピンツィが一発退場。ついでに執拗な抗議(?)でドッセーナも一発退場。ウディネーゼは一気に苦しくなる。
圧倒的優位に立ったローマだが、一度ウディネーゼにカウンターから決定的なチャンスをつくられてしまう。危ない危ない。しかしこれ以降はローマが試合を支配。後半39分マンシーニ→ブリーギ。
試合は2-1で終了。ローマがホームで順当に勝ち、2位に浮上。インテルも勝ったため、勝ち点差は3で変わらず。

感想
ローマは勝ったけど、という感じだった。相手が好調だったということもあるが、何か物足りない。ちょっと厳しい見方かもしれないが、インテルを落とせそうなのはローマだけなのでもうちょっとがんばってもらいたい。
個人的にはやはりヴチニッチが気になった。試合にでずっぱりで疲れているのだろうか。この冬にもう一枚ぐらいFWをとってもいかもしれない。ただ、トッティが復帰間近のためこの問題は解決されそうではあるが。

最後に、クアリレッラはやはりよかった。ビッグクラブに移籍する日がいつか来るかもしれないと思った。

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2007年11月05日

エンポリvsASローマ~まさかのドロー~

ローマのスタメンは

GK:ドニ
DF:シシーニョ、フェラーリ、ファン、カセッティ
MF:ペロッタ、ジュリー、マンシーニ、ピサーロ、ブリーギ
FW:ヴチニッチ

なにげにケガ人が多いローマ。現在はトッティ、アクイラーニ、タッディ、パヌッチが離脱している。タッディの復帰は間近のようだが、この試合ではメクセスは休養で、中盤の要のデロッシは出場停止。相手はエンポリだが、少し心配である。

前半
特に大きな動きはなかったが前半13分、ゴール前で細かくパスをつなぐと、最後はジュリーが右足で流し込みローマが先制する。
いつものローマは、トッティにボールが入ると二列目以降の選手が一斉に上がってくる。トッティのキープ力の高さ、テクニックを完全に信頼しきっているからこそできることである。実際、トッティがボールを失う場面はほとんどない。ローマのサッカーがトッティに拠る所は大きい。(ローマサッカーの特徴はこの記事を読んでみてください)
この試合でトッティの代役を務めたヴチニッチは、問題なくトッティのタスクをこなしていた。確かにトッティと比べると周りとのコンビネーションが合わなかったり、テクニック面で劣っていることは否めない。何回かそう感じさせる場面はあった。ただ、ローマのサッカーを機能させるには十分なプレーを見せていた。トッティのバックアッパーがローマの最大の弱点だと思っていたが、どうやらヴチニッチを見くびっていたみたいだ。
ローマはヴチニッチにボールが入るといつものように上がってくる。それなら、ヴチニッチからボールを奪えればチャンスになる可能性は高くなりそうだ。トッティからはほとんど無理だが、ヴチニッチからなら可能性はあるかも。そう考えるのが妥当だと思う。
ただ、ヴチニッチからボールを奪えそうな雰囲気はまったくなかった。ヴチニッチが思いのほかうまいのもあるが、エンポリはあまりに無策だった。こんな状態ではどうしようもない。結局ローマに好き放題やられることになった。特にカウンターでズタズタにされる場面が目立っていた。やられるのはいつもマンシーニサイドだった。この試合のマンシーニは動きがよく、自分で仕掛けまくっていた。
気持ちよく試合を進めるローマは前半32分、左サイドを深くえぐったマンシーニのクロスをブリーギが頭であわせ2点目。走りこんできたブリーギに誰もついていかなかったエンポリのミス。あれほどドフリーにするとキーパーがかわいそうだと思った。

ローマはクロスへの対処にやや不安が残る場面はあったが、特に大きなピンチはなかった。前半は0-2で折り返す。

後半
後半からジュリー→トネット。ローマはクロスを頭で合わせられ2回危ない場面をつくられるがドニが落ち着いてセーブ。前から思っていたことだが、クロスの処理が今のローマの課題の一つではないだろうか。もう少し気をつけてほしいと思う。
守備面では不安が見られるローマだが、攻撃面では相変わらず快調。ヴチニッチが何回も決定的なチャンスを迎えたが決めきれず。もったいない。
なかなかダメ押しゴールを奪えないローマ。すると後半22分、バヌッキにすばらしいミドルシュートを決められ1-2に。後半23分ペロッタ→バルッソ。ここからローマは、エンポリに立て続けに危険な場面をつくられてしまう。後半になって運動量が増えたエンポリが徐々に試合の流れをつかみ始める。ローマは守りきるのか、トドメを刺しに行くかの判断が非常に難しい展開になる。どうするスパレッティ。
一向に変わらない流れに、しびれを切らしたスパレッティは後半41分マンシーニ→メクセスと動き、逃げ切り体制に入る。この交代直後、ヴチニッチがまたも決定的なチャンスを外してしまう。あれはさすがにきつかった。こんなことを言っても仕方がないが、トッティとの差はここなのか。
なんとか逃げ切りたいローマだったが後半45分、ジョビンコのFKが直接ゴールに吸い込まれ同点に追いつかれてしまう。痛恨の失点にローマの選手は肩を落とす。ホームのエンポリサポーターは抱き合って喜ぶ。

試合は2-2で終了。ローマは試合終了間際に同点に追いつかれてしまい、まさかのドローとなった。

感想
前半の楽勝ムードが後半で一転してしまった。あとで振り返ると、やっぱりヴチニッチが一本でも決めていれば…という感じだった。それまでにもあったが、特に後半途中からはサイドから崩され、何本もクロスをあげられピンチを招いていた。失点は時間の問題だったかもしれないが、メクセスまで投入したのに追いつかれてしまったのは痛い。ミラン、ラツィオと強豪を連続で破っていただけに悔やまれるドローとなった。こういうドローはスクテッド争いのうえでは必ず響いてきそうな気がする。試合の終わらせ方というのがローマの課題なのかもしれない。
エンポリはすばらしい粘りを見せた。バヌッキのミドルが呼び水になったかのようだった。ホームの声援を背に、よくがんばったと思う。大健闘だった。


ローマはこれで腐らず、次のチャンピオンズリーグに気持ちを切り替えてもらいたい。これからに期待しましょう。

posted by worldwidefootball |10:00 | セリエA(07-08) | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年10月08日

フィオレンティーナvsユベントス~プレミアみたいな試合~

両チームのスタメンは

フィオレンティーナ

GK:フレイ
DF:ウィファルシ、ダイネッリ、ガンベリーニ、バルザレッティ
MF:モントリーボ、ドナデル、クズマノビッチ
FW:セミオーリ、パッツィーニ、ムトゥ

ユベントス

GK:ブッフォン
DF:グリゲラ、レグロッターリエ、クリーシト、モリナーロ
MF:サリハミジッチ、アルミロン、ノチェリーノ、ネドベド
FW:トレゼゲ、ヤクインタ

フィオレンティーナはムトゥがセカンドトップ気味、セミオーリはウイングとして振る舞うやや変則的な3トップ。トーニの穴は埋まっているのだろうか。
ユベントスはデルピエロをスタメンから外してきた。ラニエリのヤクインタへの評価が高いのだろうか。
この試合は2位、3位の直接対決。走り出したインテルについていけるのはどちらのチームか。

前半

ユベントスのプレーがかなり荒い。それに呼応するようにフィオレンティーナのプレーも激しくなっていく。プレミア並みだった。
フィオレンティーナはトーニが抜けたため、基本的にショートパスをつないで組み立てるのかと思っていた。だが、パッツィーニへの放り込みは皆無だったが、ムトゥ、セミオーリへのロングボールは結構多かった。DFラインからのボールにムトゥが飛び出す場面が何回か見られるが、すべてオフサイドになる。
一方のユベントスは、2トップへ放り込む場面が多い。単純な作戦だが、それなりにチャンスをつくる。両者互角の戦いを見せる。
試合が動いたのは前半23分。トレゼゲがスペースをつくり、そのスペースにクリアボールを拾ったヤクインタが進入すると、右足インサイドでシュート。ボールはゴール右に吸い込まれユベントスが先制する。
その後も互角の試合が続くが、ユベントスのほうがややチャンスは多い印象。フィオレンティーナも、セミオーリが効果的なクロスを入れる場面が見られるが、わずかに合わない。アンドラーデが離脱したがユベントスの守備は堅い。ただ、CBの控えがほとんどいないのが気になるところではある。

前半は0-1で折り返す。

後半

後半からクズマノビッチ→ヴィエリ。フィオレンティーナが華麗なパス回しを見せ、徐々に試合を支配し始める。セミオーリがエリア内で倒されるも、PKをとってもらえない。相変わらず荒れた試合。ユベントスはややカウンターが多くなるが、人数が足りていないため最後で潰される。ネドベドが抜け出し決定的なチャンスを迎えるもオフサイドをとられてしまう。両チームともあまり得点のにおいがしない。
後半22分セミオーリ→ファンデン・ボレ、パッツィーニ→ゴッビ、後半25分ネドベド→パッラディーノ、後半32分ヤクインタ→デルピエロ。フィオレンティーナは押しているものの、クロスがわずかに合わない場面が多い。枠内にシュートがほとんど飛ばず、時計の針だけが進んでいく。
しかしヴィエリのヘディングシュートがレグロッターリエの手に当たり、フィオレンティーナがラッキーなPKを獲得。これをムトゥが決め、後半43分1-1に。サポーターは歓喜。ブッフォンは完全に読んでいたがわずかに届かなかった。
同点になってからもフィオレンティーナは攻め続けるが、勝ち越しゴールを奪うことはできず試合終了。インテル追撃に向けて、両者痛みわけという結果になった。

感想

フィオレンティーナのほうが内容は良かったと思う。特に後半は押しまくっていた。一本でもクロスが合えば、という感じだったが、攻め続けた結果PKを得て、同点に持ち込んだ。まあまあ満足といったところだろうか。
ユベントスは耐え切れなかった。あと少しだっただけに、もったいなかった。

それにしてもプレーが荒かった。熱くなりすぎだった。

posted by worldwidefootball |18:10 | セリエA(07-08) | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年10月01日

ACミランvsカターニャ~またドロー~

開幕戦以降勝ち星がなく、リーグ戦は苦しい戦いになっているミラン。ロースコアのドローが多く、前節のパレルモ戦はいろいろあったが負けてしまった。首位インテルとは試合開始前の時点で8ポイント差。これ以上離されると苦しい。

ミランのスタメンは

GK:カラッチ
DF:カフー、ボネーラ、カラーゼ、ファバッリ
MF:カカ、セードルフ、ピルロ、ガットゥーゾ、アンブロジーニ
FW:インザーギ

GK、DFライン以外はいつもどおり。セルティック戦を意識しているのだろうか。今のセルティックはそれほど警戒する相手ではないかもしれないけど。単なるターンオーバーかもしれない。
マルディーニがスタンドから観戦していた。いつ復帰するのだろうか。

前半

ミランのサッカーには特徴がある(この記事を見てください)。カターニャの採った対策を簡単にまとめると、ミランのDFラインにボールを持たせ、中盤の3人(特にピルロ)にFWがプレス。カカ、セードルフにボールが入った瞬間にきつくあたり簡単に前を向かせない。効果的なロングボールを蹴らせず、インザーギを孤立させる、というものだった。このことを徹底してきたカターニャの前にミランは苦しむ。カカがらしさをみせ中央を突破したシーンがあったが、シュートはわずかに左にそれる。あまりミランらしさが見られない。
そして先制したのはカターニャ。スルーパスに抜け出したスピネージのクロスをマルティネスが頭で押し込み前半25分に先制。カラッチのポジションのとり方がまずかった。ミランは失点直後のピルロのFKがバーにあたり、インザーギが押し込むも直前のプレーでカラーゼがハンドをとられるなどツキもない。
その後徐々にミランが押し始めるが、ややファールの多い試合になる。カカがいらいらしているのが印象的だった。

前半は0-1。

後半

後半からカフー→オッド、アンブロジーニ→ジラルディーノ。フォーメーションを4-3-1-2に変更してきた。そして後半開始早々、ミランは左サイドをうまく突破すると、ファバッリのクロスがカターニャDFの手にあたりラッキーなPKを獲得。これをカカが確実に決め後半3分1-1に。あっさり追いつく。
フォーメーション変更が功を奏し、後半はミランが明らかに押し込みはじめる。オッドが積極的に上がってくるため右サイドから崩せるようになる。カターニャは混乱からか、中盤がばらばらになりカカを自由にしてしまう場面が増え始める。ミランはばてる前に試合を決めてしまいたい。
後半8分カラーゼ→ネスタ、後半20分マルティネス→サバト。ほとんど3バック状態で攻めるミランだが、なかなか決めることができない。カカの決定的なシュートもキーパーがファインセーブ。そして徐々に運動量が落ち始め、精度の低いロングボールが多くなってしまう。ばてた。

結局、試合は1-1で終了。またドローで終わってしまった。これでインテルとのポイント差は7に。

ハイライトはここを見てください。

感想

4-3-2-1は限界かもしれない。セリエAのどのチームもかなり研究していて、対策をとってくる。インテルのように個人の能力でやるサッカーはどうしようもないが、ミランのサッカーは対策を立てやすいのかもしれない。ただ、その対策は試合に勝ちに行くものではなく、引き分け狙い。下位チームはミラン相手だったら引き分けでも十分か。
まず、ピルロへのマークがかなりきつい。この試合ではネスタがいなかったため、カターニャのFWはなおさら3ピボーテ(特にピルロ)に絞ってきた。そのため、ピルロの精度の高いロングボールが少なかった。これではインザーギが孤立しても仕方がない。
そしてセードルフ、カカはスペースを与えてもらえない。カターニャは中盤で人数が足りているため中央は守りやすかった。そんなときはサイドへ散らしたいが、カフー、ファバッリではきつかった。ファバッリはそれほど上がってこなかったし、カフーは上がってきてもあまり攻撃に絡めていなかった。オッド、ヤンクロフスキーだったらもう少しマシだったかもしれない。
後半はそれほど悪くなかった。ただ、途中でばててしまって仕留めきれなかった。耐えきったカターニャをほめるべきかもしれないが、ミランからするとフラストレーションのたまる試合だった。


かなりがけっぷちのミラン。もしセルティックが勝てば、グループリーグは盛り上がるんですけどね。

posted by worldwidefootball |17:30 | セリエA(07-08) | コメント(11) | トラックバック(0)
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2007年09月30日

ASローマvsインテル~予想外の惨敗~

ローマの地獄の4連戦、3戦目の相手はインテル。フィオレンティーナ戦はトッティを休ませた影響もあり2-2で終わっている。ここまで2戦連続ドロー。この試合はホームということもあり、ユナイテッド戦に向け内容の伴った勝利が求められる。スペクタクルなサッカーを見せてほしい。

両チームのスタメンは

ASローマ

GK:ドニ
DF:パヌッチ、メクセス、ファン、トネット
MF:ペロッタ、ジュリー、マンシーニ、デロッシ、ピサーロ
FW:トッティ

インテル

GK:ジュリオセザール
DF:サネッティ、ゴルドバ、サムエル、マクスウェル
MF:スタンコビッチ、フィーゴ、セーザル、カンビアッソ、ダクール
FW:イブラヒモビッチ

ローマはいつもどおりだが、カセッティ、タッディ、アクイラーニの代わりにパヌッチ、ジュリー、ピサーロが入る。高いレベルのターンオーバー。ただ、トッティが軽い怪我をしているのは心配。
インテルは1トップだった。珍しい。

前半

開始早々、トッティのFKからマンシーニが決定的なチャンスを迎えるがジュリオセザールがファインセーブ。このビッグチャンスの後は、ほぼ互角で試合は進む。

ローマはいつもどおりトッティを中心にして攻めるが、サネッティの裏を狙ったボールがやや多い印象。一方のインテルはしっかりパスをつなぎ中盤で組み立て、スピードに変化をつけて攻撃していく。組織で崩そうとするのではなく、個人個人の能力で打開していくチームのようだった。

試合が動いたのは前半27分。ローマのショートコーナーをマクスウェルがカットし一気に持ち込むとセーザルへスルーパス。これにペロッタが飛び込むもわずかに届かずセーザルがフリーに。シュートを一旦はドニが弾くものの、さらにイブラヒモビッチが頭で押し込む。これをジュリーが手でクリア(!)したため一発退場となり、さらにインテルにPKが与えられるという最悪の展開に。イブラヒモビッチがこのPKを確実に決め、前半29分にインテルが先制する。
ここからローマが押し込まれる場面が増えるが、決定的なシュートは打たせず何とか踏ん張る。攻撃面では、何回かいいところまでもっていったが、得点することはできなかった。
前半は0-1で終了する。

後半

イブラヒモビッチが左足の甲を、ダクールが右足を負傷したようで、後半5分イブラヒモビッチ→クルス、ダクール→クレスポ。この交代後、試合が一気に動く。
まず後半9分、マクスウェルのエリア内での致命的なパスミスをペロッタが拾い、落ち着いて決めローマが同点に追いつく。
しかしその3分後、クレスポとのワンツーでカンビアッソが抜け出しシュート。ドニが弾いたところをクレスポが豪快に押し込み、インテルがすぐに勝ち越す。さらに後半15分クルスのミドルで1-3に。一方的な展開になり、スパレッティもお手上げ状態。後半23分にはフィーゴのクロスをファーにいたゴルドバが頭で押し込み4点目。後半24分パヌッチ→シシーニョ、マンシーニ→ヴチニッチ、後半31分トッティ→エスポージト、フィーゴ→ペレ。ここからは省略。

ハイライトはここを見てください。

感想

マンチーニの采配があたった。けが人との交代ではあったがCFを2枚入れ、攻める姿勢を明確にしたことがよかったのだと思う。前半は1トップだったので中途半端だった。先制して攻める必要がなくなったため仕方がなかったかもしれない。

ローマは予想外の惨敗だった。ジュリーが退場してからはダメダメだった(特に後半)。最悪の試合。ジュリーの身長がもう少し高ければ…
まあ、ユナイテッド戦までに気持ちを切り替えて、今日の分までがんばってもらいましょう。


最後に、ローマサポーターが暴動を起こさないことを切に願います。

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2007年09月24日

ASローマvsユベントス~もったいない~

開幕から2連勝したものの、前節はウディネーゼに屈したユベントス。アウェーでのローマ戦は、ユベントスの真の力をはかるには格好の試合である。
開幕ダッシュに成功したローマだが、ここから地獄の4連戦(ユベントス、フィオレンティーナ、インテル、マンチェスター・ユナイテッド)。最初で躓くことは避けたい。

両チームのスタメンは

ASローマ

GK:ドニ
DF:カセッティ、メクセス、ファン、トネット
MF:ペロッタ、タッディ、マンシーニ、デロッシ、アクイラーニ
FW:トッティ

ユベントス

GK:ブッフォン
DF:グリゲラ、アンドラーデ、クリーシト、キエッリーニ
MF:ネドベド、ザネッティ、ノチェリーノ
FW:ヤクインタ、トレゼゲ、デルピエロ

ローマはいつもどおり。スペクタクルなサッカーに期待。
ユベントスはいつものフラットではなく3トップ。カモラネージが欠場。

前半

ローマはいつものようにトッティを中心にして攻める。トッティのパスからカセッティが決定的なチャンスを迎えるもシュートはブッフォンがはじく。ローマが押し気味で試合を進めるが前半16分、カウンターからデルピエロ→ヤクインタのクロス→トレゼゲが頭であわせユベントスが先制する。先制されたローマだが、ユベントスのウイングが守備をしないため、サイドバックが積極的に上がってきてチャンスをつくる。ローマが押し込み、ユベントスはカウンター。ローマはカセッティが怪我をしたようで、前半27分カセッティ→シシーニョ。そしてこの交代直後の前半29分、マンシーニのパスをトッティがうまくトラップしてクリーシトをあっさり交わし、ゴール右に決め同点に追いつく。さらに前半34分、デロッシ(?)のロングボール→左サイドからマンシーニがクロス→アクイラーニが持ち込みシュート→ブッフォンはじく→最後はトッティが押し込み勝ち越しに成功。ユベントスはウイングが守備をしないため苦しい。その後はお互いに攻めるが得点は生まれず、前半は2-1で終了する。

後半

後半からクリーシト→レグロッターリエ。後半もローマが優勢。しかしユベントスは、エリア内でネドベドがデロッシに倒されPKを獲得。しかしこのPKをデルピエロが打ち上げてしまい同点のチャンスを逃す。この後、ローマはトッティが決定的なチャンスを迎えるも枠を捉えきれず。そしてこの直前のプレーでアンドラーデがやばそうな怪我をし、後半7分アンドラーデ→ビリンデッリ。守備の要を失ったユベントスは攻めるしかなくなり、一気に前に出る。ユベントスの気迫の前に、ローマは押され始める。後半16分マンシーニ→ジュリー。ローマはユベントスのDFラインが高いため裏を狙うボールをどんどん出していく。オフサイドにはなるものの少しずつユベントスのラインが下がり、ローマが押し返す。後半29分デルピエロ→パッラディーノ、後半38分タッディ→ブリーギ。試合はこのまま終わるかと思われたが後半42分、ロングスローからヤクインタのヘッドで2-2に。試合はこのまま終了。ユベントスが何とか引き分けに持ち込んだ。

感想

ユベントスはなぜ4-3-3にしたのだろうか。ローマのサッカーを封じるには中盤を厚くする必要があるが、4-3-3では中盤は薄くなってしまう(4-1-4-1だったのかもしれない)。さらに悪いことに、両ウイングが守備をしないため、ローマのサイドバックは躊躇なくあがってきた。特にカセッティはトッティとのコンビでいい飛び出しを見せていた。怪我をしたのが残念だった。
守備はよくなかったが、前に出てきたユベントスは迫力があった。ローマが中途半端だったのもあるがいい攻撃を見せていた。最後のヤクインタのゴールはラッキーだった。
ローマは最後の最後に集中力がきれたのだろうか。守備ではたまにああいう場面が見られる。もったいない。ホームで痛いドローとなった。

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2007年09月17日

インテルvsカターニャ

インテルのスタメンは

GK:ジュリオセザール
DF:マイコン、ゴルドバ、ブルディッソ、マクスウェル
MF:フィーゴ、カンビアッソ、ダクール、セーザル
FW:アドリアーノ、クレスポ

インテルはチャンピオンズリーグを見据えて、かなりメンバーを落としてきた。それでも十分豪華な布陣ではある。アドリアーノの復活なるか。
カターニャの森本はベンチスタート。

前半

開始早々、カターニャが右サイドからチャンスを迎えるがジュリオセザールがセーブ。これで気合を入れなおしたか、この後はインテルが押し込む。そして前半14分、マイコンのクロスをクレスポが押し込みインテルが先制。先制後もインテルが攻める。カターニャのラインコントロールミスからアドリアーノが決定的なチャンスを迎えるも、トラップが大きくシュートはキーパー正面に。この後もアドリアーノは積極的に仕掛けていく。そしてコーナーキックからネットを揺らすも、シュート前のプレーでファールをとられてしまうなどややツキがない。押し込まれるカターニャだが、時折右サイドから崩しいいところまで持っていく。クレスポが守備をサボることとセーザルの守備の弱さが原因。そして前半の終盤になると、カターニャが押し込み始める。決定的なシュートはないがセットプレーが続き、インテルは防戦一方。インテルは前半ロスタイム、カウンターから3対3になるも、カンビアッソのクロスはアドリアーノには合わず。前半は1-0。

後半

後半は両チームとも積極的に攻める。枠にはいかないもののカターニャのほうがシュートで終わるシーンが多い。思ったように試合を運べないインテルは、インテルベンチ前で倒れたアドリアーノにマンチーニが何かを言い、アドリアーノが肩をすくめるなどややいらいらしている。後半14分クレスポ→イブラヒモビッチ、後半20分フィーゴ→スタンコビッチ。フィーゴは交代後ベンチのものを蹴りあげる。選手交代後はインテルが盛り返す。そしてイブラヒモビッチに決定機がくるも、トラップミスをしてしまいクリアされる。後半25分に負傷した選手に変わって森本が入るも特に見せ場はない。後半33分ダクール→サネッティ。この交代直後の後半34分、カウンターから完全にフリーになったセーザルが決めて2-0に。ここからはインテルが流す。終了間際にアドリアーノのシュートがバーに阻まれるなど、追加点は取れなかったが2-0でインテルが勝利。

感想

勝ったが内容は悪い。メンバーを落としていたため仕方がないかもしれないが、すっきりしない勝利だった。マンチーニはかなりいらいらしていた。
アドリアーノは自分で仕掛けていたがそれほど効果的でなかった。マンチーニの信頼を取り戻すのには時間がかかるかもしれない。


インテルは、チャンピオンズリーグでは苦しい戦いになるかもしれない。キブ、マテラッツィはケガ、ゴルドバ、ブルディッソは出場停止。サムエルしか本職のCBがいない。リバスを先発させるのだろうか。マンチーニはやりくりに苦労しそうだ。

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2007年08月21日

開幕直前!セリエA

いよいよ今週末に07-08シーズンのリーガエスパニョーラとセリエAが開幕します。そこで、有力クラブの補強を振り返りながら、順位予想をしたいと思います。今回はセリエAです。

・補強の評価

インテル

スアゾ、キブ、ヒメネス獲得により、ほとんど穴のない完璧な布陣に。唯一の不安材料はインサイドハーフだが、キブが中盤の底でもプレーできることを考えると大した問題にはならない。スクテッドに最も近い位置にいるといっていいだろう。

ASローマ

キブを放出したものの、ファンでその穴は埋まった。レンタルバックで多くの選手がチームを去ったが、エスポージト、ジュリー、アンドレオッリを獲得し戦力層では昨シーズンを上回る。しかし、トッティのバックアッパーはヴチニッチでは心もとない。トッティが怪我なくシーズンをおくることがスクテッドの最低条件。ローマにとっては非常に厳しい日程となったシーズン序盤(第1節パレルモ、第4節ユベントス、第5節フィオレンティーナ、第6節インテル、第9節ミラン、第10節ラツィオ)を乗り切れるか。

ラツィオ

レギュラーのレベルは高いが、選手層にやや難が。難しいシーズンになるだろう。

ACミラン

パト、エメルソンを獲得。もともと補強ポイントの少ないチームだが、ミラノのライバルチーム、インテルに比べると選手層ではやや劣る。前線にもう一枚計算できる選手を獲得したいところだ。

パレルモ

コリーニ、ディ・ミケーレを放出したが、バルザーリ、ザッカルド、カバーニが残留し、ミッコリ、ヤンコビッチ、ミリアッチョを獲得したうえエースのアマウリがケガから復帰した。ポジティブな要素が多い、楽しみなチーム。

フィオレンティーナ

トーニを放出したものの、セミオーリ、バルザレッティを獲得し、若年層の逸材を確保したため総合力はアップした印象。台風の目になれるか。

ユベントス

大型補強により、前線、中盤は充実した布陣に。うまくいけばスクテッド獲得も夢ではない。ただ、DFラインはアンドラーデを獲得したものの、連携面で不安が残る。


・上位陣の順位予想

1 インテル
2 ACミラン
3 ASローマ
4 ユベントス
5 フィオレンティーナ
6 パレルモ
7 ラツィオ

4位は一応ユベントスにしたが、フィオレンティーナ、パレルモにも可能性がある。スクテッドはインテルが最有力だが、ミラン、ローマにも十分チャンスあり。

個人的にはローマに期待しています。

posted by worldwidefootball |21:00 | セリエA(07-08) | コメント(2) | トラックバック(0)
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