2008年09月30日
ミラン対インテルなど
先週末見た試合の雑感をつらつら書いていきます。最近個人的にいろいろあったうえ、アーセナルが悲しい結果に終わって踏んだり蹴ったりです。かなり棘のある文章で主観入りまくってますがお許しを。ていうか、今日で夏休みが終わります。 エバートン対リバプール 試合自体はあまり見所のない平凡な試合だった。 ベニテスはジェラードを前に上げる、4-2-3-1が機能することは分かっているはず。しかし、トーレスとキーンの2トップを試している。個人的に思うのは、重要な試合でベニテスはリバプールのお家芸、殺人プレスという選択肢を残したいのではないかと。4-2-3-1ではこれは見られない。ジェラードがほとんど守備をしなくなる不思議な現象が起きる。どちらがいいかは分からない。 ベニテスはこれからもしばらくは、トーレスとキーンの2トップを試すはず。たとえ見切りをつけることになっても、4-2-3-1にしてキーンはトーレスの控えと位置づければいいし、と結構楽観視しているのかもしれない。そしてリエラをどう取り込むか。もしうまく行けば優勝戦線に絡んでくるのは間違いない。選手層もかなり厚いし。 昨シーズンとの違いは、テストをしながらでもポイントの取りこぼしが少ないこと。昨シーズンは引き分けが多くぼろぼろポイントを取り損ねすぎた。そう考えると今シーズンのリバプールは怖い。 そしてレフェリーは笛を吹きすぎだった。 マンチェスター・ユナイテッド対ボルトン ロナウドが初先発したこの試合。ユナイテッドがあっさり勝つかと思われたが、ボルトンの凄まじい守備にあいなかなか得点できない。本当に素晴らしい集中力を見せるボルトン。ペナルティーエリア付近での鬼神のブロックには少し感動した。 ホームのユナイテッドに嫌な予感がし始めたが、ロナウドがお得意のダイブでPKゲット。ESPNの解説者が、レフェリーの位置を考えると’That’s the worst decision I’ve ever seen.’と呆れるぐらいの悲しい判定でボルトンは心を折られる。そしてルーニーに素晴らしいシュートを決められジエンド。残念ボルトン。翌朝のイングランドの新聞ではあの判定に対して批判が渦巻き、中にはwhat a jokeという見出しまであったとさ。 続きを読む前に1クリックお願いします!→→→→人気ブログランキングへ アーセナル対ハル ハルのシステムは中盤が菱形の4-4-2。アーセナル相手では後ろに人数をかけ、スペースを消してくることが多いだけに、ある意味珍しい。全体的にラインを高くしたり、ロングボールを多用したりと基本的なアーセナル対策は徹底。 立ち上がりから、ハルは前線からどんどんプレスをかけていく。アーセナルは出足を止められるがしっかりと守る。 ハルは徐々に引いて守るようになる。いつもどおりのサッカーをするアーセナルだが、気になったのはアーセナルの左サイドと裏を狙うロングボールがほとんどないこと。前者について少し。 左サイドにいたのはエブエ。便利屋エブエはいろいろなポジションでプレーできるが、持ち味は縦に抜けること。つまり、右サイドのほうが得意なはず。ジダンのように、テクニシャンを利き足と逆サイドに置くケースが多いが、これは相手ゴールに対して直接危険なパスを出しやすいからである。詳しいことはこちら。 エブエはサイドバックを使わないことで有名である。いつものようにデニウソン、セスクがボールを引き出し、サイドにボールが入る。エブエにボールが入ると、クリシーはオーバーラップするが、エブエは無視して中央に入ろうとする。しかしエブエは決定的なパスを出せるわけではないし、もともと中央は固められている。さらにクリシーを使うわけでもないので、ボールを後ろに戻すか逆サイドかと選択肢が限られてくる。よって、エブエがボールを持つと時間が止まってしまう。 結局何がいいたいかと言うと、エブエを左サイドに置くメリットはそれほどないのではないかということ。ナスリ、ロシツキーとはえらい違いである。そういえばナスリはまだ帰ってこないのか。ディアビーなみに怪我されたら困るのだが。 散々悪口を書いたが守備面を考えると、エブエを左に置くほうがバランスは取れているため、難しいところではある。ナスリ早く帰ってきてくれ。 時間の経過と共に、左サイドにセスクやデニウソン、ときどきアデバヨールが入ってくるようになり、それなりに形にはなった。決定機のほとんどにウォルコットが絡んでいたが、トラップミスなどで決めきれず。ヴェンゲルもいらいら。 右サイドは、完全とはいえないがウォルコット、サニャの関係は上手く言っているように見えた。ウォルコットはカウンターでこそ真価を発揮しそうで、何回か決定的なチャンスを演出。とにかく加速力が半端ない。若さが見られることも多いが、試合をこなしていくことで改善されていくはず。左サイドでつまる→セスク、デニウソンからサイドチェンジで、いい形でサニャ、ウォルコットにボールが入る場面は何度も見られた。サニャはクロスの精度がいまいちだったのが残念。 またファンペルシー。チームのためにスペースを空ける動きをしているのは分かるが、どうも物足りない。シュートも枠にいかなくなっているし、調子を崩しているのか。アデバヨールはよく分からない。そんなこんなで前半終了。 後半になり、ウォルコットの足を生かした高速カウンターでチャンスをつかむものの決めきれず。そして相手のオウンゴールで先制。ここまではよかった。 先制したアーセナルは、徐々に動きが緩慢になり、自陣にスペースが出来始める。具体的に言うと、ウォルコット、エブエの守備意識が落ちた。そしてジェオバンニにとんでもないミドルを決められ同点に追いつかれ、コーナーキックから失点し逆転を許す。またギャラス。どこかで聞いたことがあるのだが、セットプレーの守備では自分のマークしている選手だけでなく、ボールも見る必要がある。マークしている選手だけみているとボールが蹴られた際0.5秒反応が遅れ、これがセットプレーでは致命的になると。この失点はまさにそのようなゴールだった。 エブエ→ベントナー、ウォルコット→ベラで猛攻を仕掛けるアーセナル。しかし決定的なチャンスはシュートが枠にいかなかったり相手GKのスーパーセーブにあったり、数多くあったセットプレー、サイドからのクロスはハルの高い集中力の前に全て跳ね返される。工夫が足りない。コーナーキックからギャラスのヘッドがバーに当たる→跳ね返ったボールがベラに当たりラインを割るなど運にも見放される。そしてロスタイム、コーナーキックからトゥーレが千載一遇のチャンスをつかむもシュートは枠にいかず。ファンペルシーの弾丸ミドルもわずかに上に逸れる。そして1-2で試合は終了。今シーズン早くも2敗目を喫することになった。 セットプレーの守備。もう聞き飽きたが、ゾーンとマンツーマンの間で混乱しているようにも見える。レベルの高い試合になると、セットプレーの守備は非常に重要になる。一刻も早い改善が求められる。 ヴェンゲルはこの敗戦でまずいと思ったらしく、ポルト戦ではスタメンをいじってくるようだ。ここが監督の腕の見せどころか。 それはそうとギャラス。この発言はキャプテンとしてどうなんでしょうね。 続きを読む前に1クリックお願いします!→→→→人気ブログランキングへ ミラン対インテル サンプドリア戦以来のインテル。モウリーニョを招聘し、システムを無理やり4-3-3に変更。しかしほとんど機能していないというのが実情だった。ダイジェストに秀逸な記事が載っていたのでそれを参照してください。関係ないけど、セリエAでは3バックが流行っているようだ。5バックというべきか分からないが。 インテルの問題点は、この試合でも改善されているようには見えなかった。ショートパスでビルドアップを行うインテル。飛ばしのパスはまったくなく、攻撃の基本はイブラへのくさび。イブラはサイドに積極的に流れボールを受けるが、問題は空いた中央のスペースに入ってくるのがマンシーニだけということ。サイドに張っていたカレスマはガットゥーゾに消され、サネッティ、ヴィエラはゴール前に飛び込まないのでゴール前の人口密度が確保できない。モウリーニョがランパードを獲りにいった理由はこれか。サイドバックの攻撃参加もそんなに回数は多くなく、攻撃は個人頼みという感じだった。チェルシー時代の最大の武器、4-3によるえげつない守備からの凶悪カウンターもあまり見られなかった。やっぱりモウリーニョサッカーでは、ウイングの能力は重要ということを再認識。 守備は怪我人が戻ってきたこともありまずまずだったが、チームが機能するにはまだまだ時間が掛かりそうである。そもそもシステム変更に疑問が。CFが多すぎて、うまくいくとはとても思えない。現実と理想をどうすり合わせるのか、これからのインテルに注目。 ミランのシステムは、序盤はいわゆるボックスワンといわれる形が一番近いと思う。怪我をしているピルロのところにセードルフ。アンチェロッティのこだわりが見える。セードルフは攻撃ではまずまずだったが、守備はやっぱり不安だった。インテルがセードルフのところを狙ってこなくて助かったという感じか。 ロナウジーニョは左サイドからほとんど出ないことから、カカに戸惑いがあるように思えた。アンチェロッティも大変。カカとロナウジーニョが同じスペースに飛び込んだりと、プレーエリアがかぶる場面が何回か見られた。ヤンクロフスキもアビダル同様ほとんど使われることはなく、それなら守備専門にすればいいのにと思ったが選手がいないのか。ネスタは怪我してるし。 逆サイドは、ガットゥーゾ、ザンブロッタが攻撃を担っていた。ザンブロッタはバルサ時代の後半によく見られたミドルを撃ったりとそれなりにがんばっていたが、どうも上手くいかない。ガットゥーゾは攻撃ではほとんど期待できない。 ロナウジーニョは守備をしない。ロナウジーニョほどではないが、パト、カカも同様。そんなわけでインテルのDFラインはかなりの自由が与えられた。右サイドはピッチ際までカバーするガットゥーゾがいるから何とかなる。この試合のガットゥーゾは鬼神の活躍だった。しかし左サイドは微妙。ノーマークのマイコンは何回か危険なクロスを供給。ロナウジーニョの裏問題はこれからもつきまといそうである。ミランはカウンターの種を左サイドにつくっておくと考えて、守備組織を構成していくことになりそうだ。 前半途中から、カカが右サイドでプレーするようになりミランはスペースを上手く使えるようになった。カウンターが多くなり、攻撃が少しずつ形になり始める。ロナウジーニョは、前を向いてボールを持ったときのアイデアは健在。ジュリオセーザルの神セーブに一度阻まれたものの、カウンターから先制点の起点になったのはロナウジーニョ。最後はまさかの頭でゴールを決めた。ちょっとびっくり。 後半になり、ミランが圧倒的に試合を支配し始める。焦ったモウリーニョはアドリアーノ、クルスを投入。すさまじい猛攻を見せるが、インテルはカードを出されまくる。ブルディッソが退場し、PKを取らなかった主審に対する暴言でベンチにいたマテラッツィもレッドカードを出されていた。スタンコビッチは出されなくてよかったね。結局ミランが踏ん張って終了。フラミニは守備固めで出されていて少し悲しかった。ミランが頑張れば今年のセリエは面白そうである。 最後に、ピッチを上空から捕らえるカメラがあったのだがどう考えても距離が近い。落ちたら大変だが、いつもと違った視点で見れて結構面白かった。 最後に、サネッティがセリエAで通算600試合出場を果たしたそうだ。本当にすごい記録です。おめでとうございます。 最後まで読んでくださってありがとうございました。 人気ブログランキングに参加しています。ブログ更新の励みになるので、もしよろしければ1クリックお願いします。→→→→人気ブログランキングへ
posted by worldwidefootball |00:30 |
セリエA(08-09) |
コメント(0) |
トラックバック(0)


