2009年04月19日

アーセナルvsチェルシー~ミスの数の差~

アーセナルのスタメンはファビアンスキ、エブエ、トゥーレ、シルベストル、ギブス、ウォルコット、セスク、デニウソン、ファンペルシー、ディアビ、アデバヨール。サブはマンノーネ、ソング、ラムジー、ヴェラ、ナスリ、ベントナー、アルシャビン。

チェルシーのスタメンはチェフ、イバノヴィッチ、アレックス、テリー、Aコール、エッシェン、ランパード、バラック、マルダ、ドログバ、アネルカ。サブはイラーリオ、カルバーリョ、マンシエン、ミケル、ベレッティ、カルー、ディサント。

ヴェンゲルの選手起用
アーセナルはソングを休ませました。DFラインに怪我人が続出している現状では、CBもできるソングは貴重な存在です。このチャンスにデニウソン、ディアビはしっかりアピールしたいところ。
最大のサプライズはアルシャビンのベンチスタートでした。守備を考えてのことかと思いましたがチェルシーRBのイバノヴィッチは本来CBです。攻撃参加してくることはあまりありません。アネルカ対ギブスを気にしたという見方も出来ますが、結果的にギブスは堅実なプレーでアネルカをほぼ完封。DFラインで一番の出来でした。
怪我がちなファンペルシーはミッドウィークもプレーしていた、これからは日程が詰まっているためローテーションが必要、アルシャビンは休養十分だった。にもかかわらずこのスタメンをチョイスしたヴェンゲルには、やはり疑問を感じざるを得ませんでした。体調不良のナスリとは事情が違う気がするのですがどうでしょうか。

ウェンブリーのピッチ
何回かアップになっていましたが、芝生が簡単にめくれるなど非常に劣悪なコンディションでした。そのため両チームともパスミスやトラップがやや多く、特にDFラインの近くでボールをまわすときは慎重になっていた印象を受けました。
こういったピッチでは、細かくパスを繋ぐよりロングボール主体のほうが有利。ボールがどんなバウンドをするか予測するのが難しいからです。アーセナルはショートパスが信条ですが、この日はいつもに比べるとロングボールがやや多かった印象。しかしアデバヨールはアレックス、テリーに勝てずほぼ完封されていました。ファビアンスキは非常にフィードの精度がよかっただけに、少し残念でした。

一方のチェルシーは、開始直後に裏へのボールにファビアンスキが飛び出し、DFと交錯しているところへドログバのヘッド→ギブスがライン上でクリアと決定的なチャンスをつくっていました。今は少し違いますが、もともとチェルシーはドログバへのロングボール主体のチームです。気をつけないといけないとは思っていましたが…

先制するまで
アーセナルのシステムは4-2-3-1で流動的でした。基本形は、ファンペルシー、ディアビのいずれかが左サイドにいて、セスク、デニウソンが中央にいる形です。ドログバ対策として明確に3センターにするのかなと思いましたが、やや攻撃的に試合に入ります。チェルシーは4-1-4-1というよりは、ランパードがやや高い位置に張っていて4-2-3-1気味。ヒディンクチェルシーの特徴でしょうか。

ピッチコンディションもあり、慎重な立ち上がりを見せる両者。チェルシーはやや守備的に試合に入ってきました。ほぼ互角の展開でしたが、先制したのはアーセナル。アデバヨールがサイドでためて、エリア内に進入していたギブスにパス。マーカーのアネルカは出足が遅れ、ギブスはフリーでクロスをあげる→ファーでフリーになっていたウォルコットが左足でボレー。これがAコールの膝、そして手にあたってコースが変わり、チェフはわずかに及ばずアーセナルが先制します。18分。チェフはここ2試合で7失点と叱責の対象になっていますが、これはどうしようもありませんでした。

守りに入ったヴェンゲルと攻撃的なヒディンク
先制したアーセナルは、セスクを前に上げて4-4-1-1気味に変えてきました。ミッドウィークの疲れもあるし、少しペースを落としてしっかり守ろうということでしょうか。
これを見たヒディンクは、すかさずバラックをアンカーにしてエッシェンを前にあげてきました。手でポジションを入れ替えろという仕草をしていましたね。ランパードをドログバに近い位置でプレーさせるのが狙いだったと思います。
そしてAコールも高い位置に上がってくるなど、チェルシーのストロングポイントである左サイドから攻撃を組み立てるようになりました。エブエ、ウォルコットの守備は軽いです。それまで全体的なラインがやや下がりすぎていたチェルシーですが、アーセナルの変化もあいまって徐々に試合のペースを握っていきます。Aコールのフリーランニングからマルダの決定機や、ランパードのスルーパスからドログバがシュートをふかした場面など、流れはチェルシーへ。それにしても、ランパードは本当にいい選手ですね。

ウォルコットに何かを起こしてもらうしかないアーセナル。このシステムの最大の問題点は、セスクがボールに触る回数が減るということです。アーセナルはセスクがボールに触ってこそのチームです。デニウソン、ディアビではビルドアップの質が格段に下がります。
デニウソン、ディアビに任せてられるかってことでセスクが下がってきて、ディアビが前に行くシーンは流れの中で何回か見られました。なぜ最初からその形にしないのか。アーセナルは、セスクのロングボールからウォルコットが裏をとり、シュートを撃つもチェフに防がれる(オンサイドだったがオフサイドで取り消される)ぐらいしかチャンスはありませんでした。

また守備の場面ではセスクが下がってくることでバラックのところが空くわけで、チェルシーはバラックを起点に左サイドから徹底的に攻めます。セスクはポジショニングに迷いがあるようでした。凌いでいるものの、アーセナルは劣勢。

33分にチェルシーは同点に追いつきます。ランパードのロングボールをマルダがトラップし、内に切れ込んで右足でニアを狙ったシュート。これがいいところに飛び、ファビアンスキは及ばずチェルシーが同点に追いつきます。リプレーでは角度的にオフサイドくさかったですが、実際にはちょうどオンサイドでした。この場面は、エブエのマーキングが甘かったのがすべて。すこしだけ、昨シーズンのリバプール戦、センデロスがマークを外してトーレスに決められた場面が頭をよぎりました。
失点直後にも、デニウソンとディアビの意味不明なプレーからアネルカにエリア手前でボールを奪われ、シュートがDFの足に当たってバー直撃なんて場面もあり、チェルシーが試合を支配し始めますが1-1で前半を折り返します。前半40分ぐらいに、ファンペルシーがイバノヴィッチのかにばさみにあって右足をかなり痛がっていたのが心配。その前から、膝に手をついて足を気にする仕草を見せていたのも気になりました。
アーセナルはハーフタイムでどう修正してくるのか。解説者の方々は、セスクの位置を下げろと何回も言っていましたが同感です。

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気になったこと
デニウソン、ディアビは不用意にボールを失うことがあり、見ていて非常にひやひやしました。ディアビは無理やりキープしようとして、デニウソンは後ろから来ているのが見えていなかったのが原因だと思います。守備を期待されて出ているのだから気をつけてもらいたい。DFラインの前でああいうプレーは有り得ません。
セスクにも同じことが言えます。ビジャレアル戦でも、不用意なボールロストが多かったです。

アーセナルのマイナーチェンジと選手交代
後半、アーセナルはシステム的に変更はなし。強いて言うならセスクのポジショニングが少し下がり、ハーフタイムで気持ちを切り替えができたのか、受けてしまっていた前半の反省を生かし、前に出てくるようになります。アンカーがバラックなんだから、攻めないともったいない。セスクは前半の迷いを払拭し積極的にボールに触り試合を組み立て、ディアビはそのぶん前に行くようになりました。チェルシーはそんなアーセナルの変化に少し押され始めます。
デニウソンがとんでもないところでボールを失うなど、ミスも多いアーセナル。しかしディアビのテクニックからウォルコットのクロスにファンペルシーが飛び込んだ場面や、セスクのバックヒールからウォルコットがテリーのタックルを交わした場面など、アーセナルが決定機をつくります。
立ち上がりこそ押されていたものの、ランパードのスルーパスからバラックのクロス→アネルカのヘッド、ランパードのパスからドログバのクロスをランパードがダイレクトボレー、裏狙いのボールをドログバと競っている間にシルベストルがエリア内でハンドをした場面など、ほぼ互角の試合展開ながらもチェルシーも盛り返す。エブエはマークを何回も外すなど穴になっていました。押され始めてイライラしたアーセナルは、ファールをとられたデニウソンが主審を手で小突くもイエローどまり。

残り15分になり、延長戦も視野に入ってきたヴェンゲル、ヒディンクはこの微妙なバランスを崩すのを避け、ファンペルシー→アルシャビン、アネルカ→カルー、アデバヨール→ベントナーと選手交代を行います。ファンペルシー、アデバヨールは交代に不満そうでした。この直後に試合が大きく動きます。

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裏狙いへの対応
アーセナルの高いDFラインの裏を狙ってくるチームは多いです。開始直後の決定機もそうでした。実は、ウィガン戦でもあれと全く同じ場面があり、このときもミドのヘディングをギブスがクリアしました。ミドは接触で流血していましたね。アルムニア、ギャラス、ジュル、サニャ、クリシーとレギュラー4人が離脱中な急造DF陣がゆえに、裏への対応を不安に挙げている人は多かったですが、この試合はそれが現実になってしまいました。
決勝点は、ボールをもらったランパードがすぐに裏へ出し、ファビアンスキが飛び出すもドログバに交わされ、無人のゴールに流し込まれたものでした。ビジャレアル戦では思い切った飛び出しでピンチの芽を摘み取っていたファビアンスキでしたが、これはミスでした。ファビアンスキはこの日24歳になりましたが、おそらく人生最悪の誕生日になってしまいました。
それにしてもまたドログバ。アーセナル戦は9試合8ゴールだそうです。天敵。ユニフォームを脱いで逆サイドまで疾走。テンションあがりまくりでした。
アーセナルは慌ててデニウソン→ナスリと動くも時すでに遅し。アーセナルは1-2で敗れ、FAカップ制覇の目標は脆くも崩れました。久しぶりの決勝進出に、まるで子供のように大はしゃぎするランパード、ドログバを見てむなしさだけが残りました。

試合が終わって
スタメンに少し疑問はありましたが、後半の選手交代は非常に難しいところだったと思います。結果的にアデバヨールを下げた直後に失点したことで、弱腰になっていたとか勝つ気はあったのかとヴェンゲルを責める人は多いかもしれませんが、それは間違いです。あの時間帯は確かにチェルシーに押されていましたが、結果論だけで語るのは間違っています。結局は、ミスの数の差で負けたということですね。ファビアンスキはさっさと忘れて次に繋げてください。
そして試合が終わってほとんど人がいなくなったスタンドで、鉄柵に頭を押し付けて泣きじゃくっているアーセナルファンの男の子が印象的でした。親御さんも困っていました。

これで残されたのはCLだけになりましたが、その前にプレミアです。リバプール戦は、またしても精神的な強さが試される試合になります。アストンビラがドローに終わっているだけに、最低でもドローで差を広げて欲しいですね。

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posted by worldwidefootball |20:59 | プレミア/アーセナル(08-09) | コメント(2) | トラックバック(0)
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2009年03月09日

アーセナルvsバーンリー ソングとエドゥアルド

 アーセナルのスタメンはファビアンスキ、サニャ、ギャラス、ジュル、ギブス、エブエ、ディアビ、ソング、アルシャビン、ヴェラ、エドゥアルド。サブはアルムニア、ビショフ、クリシー、ラムジー、ファンペルシー、ベントナー、ウォルコット。

 バーンリーのスタメンは省略。

 結果を先に言うと、アーセナルが3-0で順当に勝ちました。序盤と試合終盤こそ嫌な流れだったものの、それ以外の時間はアーセナルがほぼ支配。チャンスはあまりつくれていなかったものの、前線の選手の決定力の高さと、ソングどうしたという試合でした。ということであまり書くことがないので今回は、各選手評を書いてみようと思います。ながらで見ていたので適当ですが。

ファビアンスキ
アルムニアと比べると、キック精度は相当高そうなファビアンスキ。カーディフ戦では、ゴールキックからベントナーへ何回もボールを届けていました。今回は前線がヴェラ、エドゥアルドと空中戦に強いタイプではないため、ロングキックはあまり見られませでした。ロングスローは何回もありましたが、何か見ていてひやひやしたのは自分だけではないと思います。試合終盤のバー直撃以外はピンチはほとんどなかったので評価しようがありませんが、ポジショニングなどは改善の余地があるように思いました。

サニャ
本当によく走ります。エブエにスルーされ続けても関係ありません。もちろん守備もしっかりこなしてますし、個人的に大好きな選手です。髪型はいただけませんが。
課題はクロスの精度でしょうか。この試合では一本いいクロスをあげて決定機を演出しましたが、少し残念です。まあサイドバックでベッカムなみのクロスをばんばんあげる選手がいたらびびりますが。

ギャラス、ジュル
バーンリーは4-1-4-1で、1トップの選手にロングボールを当てる形をとってきていたのですが、ジュルはさすがの高さを見せつけほとんど勝っていました。トゥーレにはない高さを持っているだけに、うまく成長しもらいたいと思います。
ただ、2人ともボールを持たされたときに危なっかしい。システム的にこの2人がボールを持つ場面が多かったのですが、はっきりいって怖い。きつい言い方をするとプジョルよりひどい。ギャラスがハーフラインぐらいでボールを失って全力疾走で戻ったのには思わず笑ってしまいました。ローマにいいヒントを与えてしまったようで嫌な感じです。

ギブス
可もなく不可もなくという感じです。正直よく分かりません。

エブエ
エブエの持ち味全快でした。紙上のポジションは右サイドなのですが、流動的に中央に流れていい位置でボールを受けていました。そしてスピードを生かしたドリブルなどを見ると、体のキレが良くなってきている印象を受けます。アルシャビンの加入に触発されたんですかね。
永遠の課題のテクニックと決定力ですが、この試合では1ゴール。ソングとともに変な踊りを披露しました。

ディアビ
キープ力の高さは分かるのですが、そこでキープする必要があるのかというところでキープしたりします。自陣のゴール前でキープしようとしていたところを見ると、相手をなめていたのかディアビの癖なのか。たぶん両方なのだと思いますが、ちょっと怖いです。
ただデニウソンにはないエリア内に進入する動きなど、らしさは垣間見えたと思います。今日は隣の人がきてたのでいまいちに写りましたが。

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ソング
守備での貢献はもちろん、この試合は苦手の攻撃面でも2アシスト。ミスもかなり多かったのですが、エドゥアルドへのパスやエブエへのヒールなど、ソング大丈夫かと逆に心配してしまうほどでした。最近のソングは高いポジショニングをとることが多いのですが、下手でもチャレンジする姿勢は好印象です。ソングが毎試合これぐらいやれるようになると、セスクの相方争いはいっそう熾烈なものになります。次はconsistencyですね。

アルシャビン
ところどころ光る場面はあるのですが、ポジションも含めて本人が思うようなプレーは出来ていないと思います。怪我人続出の中でアーセナル史上最高の移籍金で獲得した選手だけに、期待し過ぎているのかもしれませんが少し不満です。ただ、重要な試合は4月以降に続くのでそこでベストに持っていけたらと思います。だれかがアルシャビンは来シーズンへの布石と考えるべきだと言っていたのですが、本当にそうなってしまうのでしょうか。
そして、やはり体が小さい。管理人はアルシャビンとほぼ同体型なのでプレミアのごつさを改めて実感しました。どうでもよくてすいません。

ヴェラ
最近の試合では、大事な場面でシュートを空振りしたり枠に飛ばなかったりと残念な選手になりつつあったのですが、先制点のシーンではさすがの決定力をみせつけました。やっぱり1対1はループですね。あの場面のファーストタッチといい、ベントナーと比較するとテクニックは上だと思います。試合で使い続ければ、面白い選手になってくれそうです。ただ怪我人が戻ってくると出れなさそうですが。

エドゥアルド
カーディフ戦は中盤と前線のつなぎ役もこなしていたのですが、この試合ではほぼ空気でした。怪我前も同じような問題を抱えていたのですが、アーセナルになじめるのかどうか。アルシャビンとプレーするのが初めてで、アルシャビンの特徴をいまいちつかめなかったからなのかもしれませんが。
ただ、やはりこいつはただものじゃないと思わされたのがゴールシーン。あそこでアウトっぽくあわせるのは神業です。間違いなくゴール・オブ・ザ・シーズンです。すごいのひとこと。うますぎです。そして、交代するまでキャプテンマークを巻いていました。

ファンペルシー
ローマ戦に向けての調整で後半の30分プレー。ヴェラと交代で入りましたが、印象に残ったのはラムジーからボールを強奪したのと、ウォルコットのクロスを空振りした場面ぐらいでした。

ウォルコット
まずはおかえり。一対一をとめられるなど、解説者も言っていましたが課題は決定力です。ただ接触プレーでは、肩の怪我による恐怖心は感じられませんでした。これから徐々に感覚を取り戻していってもらいたいと思います。

最後に、相手のGKは顔以外はジュリオセーザルそっくりでした。

おまけ
管理人が最近はまっているのがSETANTA SPORTSのSPECIAL 1 TV。スタジオにいるスペシャルワンことジョゼ、「IT」ことスベン、ウェインが今週のサッカーニュースを皮肉たっぷりに斬り、そしてマンチェスターのアレックス、ロンドンのアーセン、リバプールのベニテスなどの愉快な仲間たちと電話でおしゃべりする番組です。似ているかどうかは別として、特徴はよくつかんでいると思います。まあアーセンがvoyeurと言われているのは受け入れられませんけどね。ジェラードとウェインのなまりは茶化しすぎです。それはともかく、個人的に面白いと思った回のリンクを張っておきます。

Wenger the Voyeur
Arsene, Alex, and Rafa argue

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posted by worldwidefootball |14:29 | プレミア/アーセナル(08-09) | コメント(1) | トラックバック(0)
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2009年02月17日

アーセナルvsカーディフ~エドゥアルド復活!!~

 アーセナルのスタメンはファビアンスキ、サニャ、トゥーレ、ギャラス、ギブス、ナスリ、デニウソン、ソング、ヴェラ、ベントナー、エドゥアルド。サブはアルムニア、クリシー、ビショフ、ラムジー、ウィルシャー、ファンペルシー。

 カーディフのスタメンは省略。誰も知らない。

前半
 アーセナルはヴェラが左、ナスリが右の攻撃的な布陣。4分、サニャのクロスにベントナーが合わせるも枠に行かず。5分、カウンターからエドゥアルドが基点となり、ヴェラのシュートはヒートンがはじく→ベントナーがシュートを撃つもまたもヒートンがファインセーブ。6分、波状攻撃を仕掛けるアーセナルはギブスのクロスにギャラスが合わせるも、ヒートンが阻止。ヒートンはユナイテッド所属のイングランドの選手で、ローンでカーディフに来ているらしい。おなじみのスチュアートピアースが見に来ていた。そしてアルシャビン、セスク、アデバヨールのスリーショットが映し出される。セスクは髪が短くなっていた。
カーディフは29番が目に付いた。対面のギブスとやりあうはずなのだが、ドリブルがゴールラインを割ってしまったり完全に実力不足。線審に文句を言う場面が多かった。

 試合はアーセナルがほぼ支配。エドゥアルドがボールに触ると大歓声。ベントナーはこのレベルの相手なら、余裕を持ってプレーできていて、ヴェンゲルがよく言う自信に満ち溢れている感じだった。そして空中戦に強い。12分、ナスリのスルーパス→ベントナーのクロスにエドゥアルドが頭で合わせるも枠に行かず。13分には、キーパーの位置を見たエドゥアルドが超ロングシュートを放つもゴール左に外れる。この直前のプレーで、相手の蹴ったボールがデニウソンのみぞおちに当たって苦悶。しかしなんとか立ち上がる。15分には、エドゥアルドがはたいてパスをもらい、中央にカットバックするもクリアされる。しかしcreativityに苦しんでいたのがうそのような今日のアーセナル。見ていて楽しい試合は久しぶりである。あとはゴールだけである。17分には、ベントナーがシュートを撃つもブロックされる。19分、前線まで上がっていたトゥーレがパスを受け、DF1人を交わしてシュートを撃つもヒートンがボールをおさえる。

 そして今日のそのときが訪れる。20分。ギャラスが着地の際やばそうな落ち方をして心配されるも、アーセナルはプレーオン。そして細かくつなぎ、最後はヴェラのクロスをエドゥアルドが頭で押し込んでアーセナルが先制。エドゥアルドは静かに喜ぶ。すさまじい盛り上がりを見せるエミレーツ。これはやばい。早朝から感動。
ギャラスは無事だったようだ。そして電光掲示板のエドゥアルドの名前がアップになるなど、エドゥアルドの復活を皆が祝福。解説者もエドゥアルドを絶賛。

 ギャラスの着地のリプレーが出ていたが、やっぱりやばそうだが大丈夫みたいだった。ハイボールを競って体が回転し、逆立ちの体勢で頭から落ちた感じだった。
カーディフがコーナーを獲得するも、しっかり守るアーセナル。27分にはナスリのミドルをヒートンが弾きわずかにゴール右に外れる。カーディフはちょっとどうしようもない感じ。

 各選手を簡単に。ソング。寄せたがりで遠目から見るとアデバヨールと似ている。そしてやっぱりパスは上手くない。ギブス。時折オーバーラップして攻撃に厚みを加える。正直よく分からない選手。誰か知っている人は教えてください。
ヴェラ。ドリブルが好きなようだが、周りと呼吸が合っていない場面が見られた。ファビアンスキ。あちょーキックが何回かあったが特にピンチはなし。暇。
デニウソン。やっぱりセーフティーファーストで、危険なパスを供給する場面はない。このまま小さくまとまってほしくがどうなのでしょうか。

 34分、アーセナルのコーナーからベントナーが頭で合わせて2-0に。最近4試合で1ゴールのアーセナルだったが、今日は大丈夫なようだ。これからチャンピオンズリーグもあるし、ベントナーには調子を上げていってもらいたい。エドゥアルドと抱擁した後、ギャラスと抱き合うときの顔の落差はなんとかならんか。
楽勝ムードが漂うアーセナル。43分には、カウンターから3対3の状況をつくるもヴェラのトラップが大きくなりチャンスを生かせず。44分には、サニャのクロス→ヴェラが素晴らしいトラップからシュートもヒートンの正面→ベントナーがつめるもポストに嫌われ、さらにシュートを撃つもヒートンに阻まれる。頭を抱えるベントナー。決定的。

前半は2-0。この流れなら負けようが無いが、むかしトッテナム相手に試合をひっくり返した(?)ことがあるらしい。3点目をとってさっさと試合を決めてしまいたい。そしてウィルシャーを見たい。

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後半
 4分、ギャラスにイエロー。8分にはヴェラがドリブルでDFをきりきり舞いさせるもシュートはブロックされる。11分、ソングのパスミスからカウンターを食らうも、シュートはファビアンスキの正面。14分には波状攻撃から、エドゥアルドがPKを獲得。キッカーはエドゥアルド。ゴール左にしっかり決めて3-0に。15分。エドゥアルドはベンチのメディカルスタッフのもとに駆け寄り抱擁。

 それにしてもベントナー。ちょっと外しすぎ。ヒートンが当たっているのは事実だしそれ以外の面で貢献しているのだがもったいない。そしてファンペルシーが準備を始める。
19分、カーディフは絶好の位置でFKを獲得するも、壁に当たってコーナーに。このコーナーからヒヤッとするもベントナーがクリア。そういえば昨シーズン前半のベントナーは、コーナーの守備がむちゃくちゃだったのを思い出す。ナスリのクロスをフリーで受けたエドゥアルドがシュートを撃つも、ヒートンに詰められる。そして22分エドゥアルド→ファンペルシー、ナスリ→ラムジー。カーディフも選手交代。そしてリプレーが流れ、カーディフサポーターがピッチに携帯を投げ込んだようだった。

 28分ヴェラ→ビショフ。ラムジーはそのまま右に入り、ビショフも左に入る。29分、今度は靴が投げ込まれる。カーディフは財政難に苦しんでいるらしいので、完全に逆効果だぞと。34分、ベントナーが不必要な悪質なファールをするが幸いにもイエローどまり。ファンペルシーがベントナーに何か言っていた。
35分、ファンペルシーのパスを受けたビショフが、仕掛けてシュートを撃つも決まらず。
41分、ファンペルシーのパスにベントナーが突っ込むもヒートンがボールをおさえる。しかし44分、デニウソンのパスカットからファンペルシーが決めて4点目。ロスタイムには、ベントナーのクロスをファンペルシーが頭で合わせるもポストに嫌われる。ヴェンゲルもパットライスも苦笑。

試合は4-0で終了。アーセナルが圧勝し第五ラウンド進出を決めた。

感想
 もっと点はとれたとは思うが、最近の不調を考えれば十分。そしてエドゥアルドの復活はうれしい限り。ファンペルシーもゴールを決めたし、けが人も出なかったということで最高の試合となった。
今週末はアルシャビンのデビュー戦。楽しみである。

最後に、おかえりエドゥアルド!!

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2009年02月06日

アルシャビン獲得について

遅ればせながらアルシャビンについてです。獲得が決定した当日はオフィシャルがかなり重くなっていて、世界中のサポーターが補強を待っていたのがよく分かりましたね。BBCにはヴェンゲルへの信頼を回復したという意見もありました。この移籍の正当性にけちをつける(デッドラインを24時間過ぎて獲得が決まったため。雪による影響と言われている)動きもあったようですが、FAは問題なしと判断。とにかく無事に決まってよかったです。
 ゼニトの巧みな交渉術(移籍金を2000万ポンドと高めに設定→アーセナルが妥協しないと見るや、年俸の引き下げを拒否したという形で責任をアルシャビンに投げつける)によりかなり難航しましたが、無事にアルシャビンはアーセナルの選手に。アルシャビンは年俸ダウンを受け入れ、背番号はキャンベルがつけていた23になりました。13にしなかったのはなぜなのでしょうか。ナスリ、ギャラス、ファンペルシーの近くは空気がどんよりしてそうとか変な勘ぐりはやめておきます。
それにしても、移籍市場というのは難しいですね。この一ヶ月は情報が錯綜していました。移籍金で揉めたことで、あとわずかのところでシャビアロンソの獲得に失敗した夏の件も含めてちょっとぐらいケチるな、チャンピオンズリーグに出られないほうが損失は大きいという意見もありました。自分も一時期そう思っていましたが、クラブを経営している側からすれば、勝手なこと言ってんじゃねえよって感じですよね。特に金融危機の影響でどこのクラブも苦しいわけで、少しでも安く選手を買おうとするのは当然です。サポーターは理性ではなく感情で判断する(ダイジェストのイタリアコラム参照)というのは、カカの件も含めてこういうことなのだなと思いました。移籍情報はいちいち追いかけるときりが無いということも含めて、いい勉強になった一ヶ月でした。

 アルシャビンは、アーセナルでは年齢的にかなり上のほう(トゥーレと同い年です)になります。すでに練習にも参加したようで、無事に溶け込んでくれるといいですね。チャンピオンズリーグに出られないのが残念ですが、不可欠な存在ながら怪我が怖いファンペルシー、ナスリを休ませられるという意味では有意義な補強だと思います。ロシアリーグは現在オフのためフィジカルコンディションは心配ですが、実力的には問題ないはずです。今シーズンのCLの試合を何試合か見たのですが、特にレアル戦はキレキレでやばかったです。アーセナルではロシア代表やゼニトとは違い、サイドでプレーすることになって守備の負担が増えると思うので、その影響がどう出るかというところですね。

そもそもアルシャビンの三大リーグ進出が遅れた理由は、ロシア代表でひのき舞台に出るのが遅れたのもありますが本人の性格的なものもあったようです。詳しくはこちらをどうぞ。

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素人考えで申し訳ないのですが、怪我人が戻ってきたときのスカッドはこんな感じになります。

         アデバヨール     ファンペルシー
         (エドゥアルド)     (ベントナー)
   ナスリ                     ウォルコット
 (ロシツキー)                  (アルシャビン)
  (ヴェラ)
          ディアビ       セスク
          (ソング)     (デニウソン)
  クリシー                      サニャ
                            (エブエ)
          ギャラス        トゥーレ
        (シルベストル)      (ジュル)
                アルムニア
              (ファビアンスキ)

てか、選手層は十分だし普通に強くないですか?

そしてイングランドの名物コメンテーターアンディーグレイさんのコラム。これは良コラムだと思うのでぜひご一読を。いつも思うのですが、Sky Sportsはあまり難しい単語が出てこなくて読みやすいですね。自分の英語力が無いから他のが難しく感じるだけかもしれませんが。

最後まで読んでくださってありがとうございました。
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posted by worldwidefootball |18:05 | プレミア/アーセナル(08-09) | コメント(10) | トラックバック(0)
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2009年01月18日

ハルvsアーセナル~試合運び~

 ハルのスタメンはマイヒル、ドイル、ターナー、リケッツ、キルベイン、メンディー、フランス、アシュビー、ハルモジ、ジェオバンニ、クザン。サブはこちら。マヌーチョ、キルベインを獲得。最近調子が悪いようだが、エミレーツでは敗れているだけに油断大敵。

 アーセナルのスタメンはアルムニア、サニャ、トゥーレ、ジュル、クリシー、エブエ、デニウソン、ディアビ、ナスリ、ファンペルシー、アデバヨール。サブはファビアンスキ、ソング、ギブス、ラムジー、メリダ、ベントナー、ヴェラ。ソングが復帰。

前半
 最初の10秒でいきなりコーナーキックを与えてしまうアーセナル。その後もクリシーが激しく削ったり、球際に激しくいくのはいいがセットプレーを与えすぎ。3分には明らかなオフサイドが見逃され、ややひやりとする。6分には、ドイルがボールを奪ってミドルを撃つがアルムニアの正面。

 ハルのフォーメーションはジェオバンニを中央に置いた4-2-3-1。エミレーツでの試合では、前線に3枚残して4-3で守っていたが、この試合ではクザンは残すものの、ジェオバンニは下がってスペースを埋めていた。そしてただ守るだけではなくハードワークを敢行。ピッチが狭いこともあり、アーセナルはロングボールを蹴る場面が多かった。いつものように、なんだかんだでボールは運べるものの、シュートまで行く場面が少ない。序盤のアーセナルの攻撃の中心は左サイドで、ナスリが仕掛けたり、積極的にあがっていたクリシーがクロスを上げていた。
最近のアーセナルの問題点は、中盤に本職のサイドの選手がいないことである。そのためピッチを広く使うことができず、ショートパスを繋ぐしか手段がなくなってしまう。中央を固めて待ち構えている相手に、パスを繋いで突っ込むとどうなるか結果は見えている。ポーツマス戦やボルトン戦で苦しんだ理由は、簡単に言うとこんなところだと思う。

12分、アデバヨールがいい位置でFKを獲得する。ファンペルシーが蹴るも壁に当たり、ディフレクションしたボールはわずかにゴール左に逸れコーナーに。
14分、ハルのカウンター。ジェオバンニのドリブルからクザンに展開し、クザンは中央のジェオバンニにクロスをあげるもクリアされ、最後は自らシュートを撃つが枠にいかず。しかしジェオバンニは脅威。他には、メンディーのスピードあふれるドリブルや、後ろから積極的に追い越してくる選手に気をつけたい。18分、ジェオバンニのFKはアルムニアがラインぎりぎりでボールをおさえる。直接狙える場面以外は、他の選手がボールを置いたらすぐ蹴るのは、ハルのお決まりのパターンなようだ。20分、ディアビがFKを与え、ジェオバンニが狙うも壁に当たる。
ほぼ互角の展開だが、ハルが押し気味に試合を進めている印象。その原因はやはりセットプレーの数だと思う。セットプレーは与えれば与えるほど失点の確率は上がるため、気をつけたい。ハルは序盤から飛ばしているだけに、アーセナルは相手の足が止まるまでは確実に守りたい。今のところ決定機は与えていない。25分、ゴールの目の前でジュルがクザンに寄せられるが、クリアがクザンにあたりゴールキックとなり難を逃れる。

 アーセナルで面白かったのは、アデバヨールが積極的にボールを受けに来ていたこと。特に右サイドのヘルプに来る場面が目立っていた。アデバヨールは昨シーズンと比較するとゴールが少ないため、昨年の夏に給料上げてもらったのに何やねんみたいな批判にさらされている。ヴェンゲルは擁護のコメントを出しているが、本人には期するとことがあるのだろう。気迫あふれるプレー振りで、こんなに頑張るアデバヨールは久しぶりに見た。頑張りが結果につながっていたかは微妙だったが。
アデバヨールが右サイドに流れてきていたひとつの原因は、エブエがトップフォームを取り戻せないことだと思う。今シーズンのエブエははっきりいって良くない。また、エブエはライトバックが本職だけに守備力を買われている部分もあると思うのだが、ボールの失い方が悪いのが気になる。サニャが追い越した後にすぐボールを失うのはびっくり。それにしても、サニャは本当に良く走る。人のためにあんだけ走れるってすごいなと。

 27分、エブエが獲得したFK。ファンペルシーが狙うも、マイヒルがわずかに指先で触ってバー直撃→ジュルがつめるもコーナーに逃げられる。しかし30分、コーナーキックからアデバヨールが頭で押しこんでアーセナルが先制。アデバヨールはミドルスブラ戦以来のゴール。頑張りが報われたという感じか。
この時間になると、ハルはややペースが落ちはじめる。それにつけこんで、アーセナルが押し返し、セットプレーを獲得する回数が多くなる。そしてハルは、クザンが左サイドを狙う場面が目に付くようになる。

 35分、ディアビがボールを失い、メンディーが仕掛けるがジュルと連携不足ながらもアルムニアがボールをおさえる。クリシーとメンディーのスピード対決は見応えがある。クリシーとスピード対決できる選手はあまりいない。そして、この場面のようにアルムニアがのこのこ出てくる場面はここ数試合結構多い。ちょっと怖いんだけど気にしすぎか。直後にナスリのスルーパスから、アデバヨールが流してエブエがシュートを撃つが枠にいかず。38分、頑張りが報われずイライラしたクザンが、ラインを割ったボールを思いっきり蹴って主審の注意を受ける。

 前半は0-1。アーセナルは後半の早い時間にもう1点とって、ハルの気持ちをおりたい。どういった試合運びを見せるのか注目。

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後半
 立ち上がりから激しく攻めあう両チーム。3分、ハイボールの処理に時間がかかるリケッツの後ろからファンペルシーがボールを奪うが、ユニフォームをつかんだということでファールをとられる。5分、アデバヨールが仕掛けてシュートを撃つがマイヒルがセーブ。
 9分ハルモジ→マヌーチョ。ハルは4-4-2にシステムを変更。10分にマヌーチョがFKを獲得。またもお得意のルーティンからキルベインが狙うも壁に当たる。11分、体を入れたサニャにジェオバンニが激しく当たり、コーナーフラッグの棒が抜けるがサニャが修復。12分、浮かしたボールから裏を取りかけたマヌーチョにジュルがヘディングをかますが、幸いにもノーファール。PKとられなくてラッキー。マヌーチョは左目の上を冷やしていた。

選手交代後はハルが盛り返し、アーセナルは嫌な流れになる。特にクリシーのところは怖い。後半になると、メンディーがキレキレになっていた。そして20分、サイドチェンジから、メンディーのクロスをクザンが押し込んでハルが同点に追いつく。ジュルもそうだがクリシーもマークが甘い。アーセナルはここまで、後半はいいところがないだけに、この流れはやばい。エミレーツでの展開を考えるとさらにやばい。

 22分、デニウソンが与えたFK。キルベインが蹴るもアルムニアがボールをおさえる。ヴェンゲルはうまくいかない現状にイライラを隠せない様子。そして24分エブエ→ベントナー。ベントナーはそのまま右に入る。対面はジェオバンニ。大丈夫か。
ハルは同点に追いついたことで勢いを増す。25分にはクリシーがメンディーに後ろからいってイエローをもらい、来週のカーディフ戦は出場停止。しかしセットプレーは怖い。そして、雨が降ってきた。

 32分、ジュルのロングボールからアデバヨールが裏を狙う→マイヒルがクリアし損ねるが、時間をかけられてしまう。そしてディアビがミドルを撃つが枠にいかず。34分、ベントナーが仕掛けてシュートを撃つがマイヒルがセーブ。このころになると、ハルは足が止まり始め、ファールでとめる場面が多くなる。ファンペルシーが狙われていて怪我するんじゃないかとひやひや。

 スコアが再び動いたのは37分。アデバヨール→ベントナー→ファンペルシーが3人のDFに囲まれながらも、体をうまく使ってラストパス→ナスリが左足で突き刺してアーセナルが勝ち越しに成功。39分フランス→フェイガン。ハルはストライカーを投入する。直後のコーナーキックは危なかったがなんとかクリア。さらにスローインから危ない場面をつくられる。気が休まらないアーセナル。いつものドキドキハラハラタイム。
しかし41分、ベントナー→ファンペルシーがためてラストパス→ベントナーが押し込んで1-3に。ファンペルシーはオフサイドだったが、これは貴重なゴールである。そして誕生日おめでとうベントナー。それにしてもベントナーは最近いいプレーを見せるようになっていて、ベントナーファンとしてはうれしい限り。43分アデバヨール→ソング、ジェオバンニ→ガルシア。ナスリを右、ディアビを左に置いて、ファンペルシーも守備に参加して逃げ切りに入るアーセナル。そういえば、ファンペルシーは今日3アシストである。

 ロスタイム、クリシーのクロスにベントナーが飛び込むもポストに嫌われる。アーセナルは2点差になったからか、ボールキープすることなく普通に攻める。ナスリあたりがボールを落ち着けてくれると助かるんだけど、これは仕方ないのか。トッテナム戦とか思い出すと怖い。ていうか、今のアーセナルでは3点差ぐらいないと安心できないっていうのが悲しい。

 試合は1-3で終了。アーセナルが一度は同点に追いつかれながらも、最後は勝ち点3を確実に獲得。

感想
 今は勝ち点3だけで満足しないといけないのかもしれないが、後半のゲーム運びには不満が残る。ハルをよみがえらせることなく、確実にしとめて欲しかったというのが本音。まあ、一度は追いつかれながらもそこから2点取ったことを誉めるべきなのかもしれないけど。
後はエブエ。今のままでは、アルシャビンが来たら確実にベンチに追いやられる気がする。ちなみに、アルシャビンについては、ゼニト側がアーセナルと火曜に正式に会談を持つらしく、そこで移籍が決定する可能性が高いらしい。中盤センターの補強も含めて今後も目が離せない。


Hull City 1-3 Arsenal: Match Analysis + Stats

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2009年01月14日

デニウソンについて

 コメントをいただいたので、デニウソンとベントナーについて考えてみたいと思います。今回はデニウソンについてです。深いこととかはあまり書けないので、気軽にコメントください。


前の記事でデニウソンの方向性が見えてこないと書いたところ、以下のようなコメントをいただきました。

デニウソンの方向性が今一掴めないというのには同感です。
デニウソンはセスクのような縦への推進力のある選手ではなく、後ろで散らす役目の選手だと思っています。

しかし、デニウソンの一番の弱点は、前線ではボールキープ出来ないというものです。
セスクのポジションだとある程度相手のプレッシャーの掛かる場所、つまり、バイタルエリア近くでのプレーが主です。

ですが、デニウソンでは、バイタルでキープ出来ないため、セスクのポジションよりやや後ろ目、相手のプレッシャーの掛からないポジションが一番合っていると思っています。

ただ、ここでまた問題なのが、守備力に問題があるということですね。

デニウソンでは、セスクのポジションでもセスクよりやや後ろ目のポジションでも両方に問題を抱えることになります。

この辺を考えると、キープ力か、守備力の向上がない限り、アーセナルでの不動の選手にはなれないだろうなと思います。セスクが居る限り後文を選ばざるを得ないと思いますが。
シャビアロンソもデニウソンと同じく守備力が売りの選手ではないですね。ただ、キープ力では世界でも5つの指に入るだけの選手です。

そして、リスクを犯して攻め上がるような選手でもないので、攻撃的なジェラードと組んでも安定感のあるバランスが保ててるのだと思います。

ただ、セスクと組んでいる時のデニウソンはセスクよりもと言っていいほど攻め上がっていますね。
攻撃が好きなのは分かりますが、バランスを取ると言う事を覚えない限り、アーセナルのCHでのプレーは無くなっていくでしょうね。

そのような事も考えてだと思いますが、一時期ベンゲルはデニウソンをサイドで固定してましたね。
サイドの人材不足というのが一番の理由でしょうが、理屈だけで言うとサイドは合っているポジションと言えます。

真ん中と違い180度の視野しかいりませんし、無駄なプレッシャーを受けるポジションでもありません。

ですが、何故だかサイドでは必要以上にバランスを取ろうとしているんですよね…

非常に使いずらい人材だと言えますね。

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どんなプレイヤーなんだろうといつも考えてしまいます。

ただ、彼の場合、パスで散らして味方を動かすより、パスをして、自分は縦に抜け、味方に使ってもらう方が得意なのかなとは思っています。
また、パス精度、守備力、キープ力はイマイチですが、ゴール前は強いというイメージもあります。
もう少し長い目で見る必要があるプレイヤーだと思いますが、セスクの相方としてどうなんだろうとは思っちゃいます。


 以前ヴェンゲルは、デニウソンはロシツキーとジウベルトの中間のプレースタイルと話していたことがあります。自分には意味がよく分かりませんが、とにかくそういうことらしいです。
今のデニウソンは、良くも悪くも中途半端なプレーヤーだと思います。足が速いとかフィジカルが強いとか武器もないです。アーセナルの冬の補強にもよりますが、デニウソンはこれからどういった選手を目指すのか。長い目で見る必要はあると思いますが、難しいところだと思います。
現時点では、セスクの相方はデニウソンよりソングのほうがいいと思うし、ソングを育てていくほうがベターだとは思います。アーセナルはセスクが移籍しない限り、これからもセスク中心のチームであり続けるはずだからです。
ただ、今セスクはいない。ソングもいない。そんなわけでディアビとデニウソンのコンビが試されてますが、セスクが帰ってきたら誰かが必ず控えに追いやられます。それがディアビになるのか、デニウソンになるのか、両者ともどもなのか。冬の補強によって、さっそくどちらがかベンチに追いやられるかもしれません。そういった意味でセスクが帰ってくるまでのこれからの期間は、彼らのキャリアの最初の(?)ターニングポイントといえるかもしれません。いい意味でのライバル意識を持って成長してもらいたいと思います。

最後に、デニウソンの過去を知ったときは感動しました。強い人間だなと。

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2009年01月11日

アーセナルvsボルトン ドン引きボルトン

 アーセナルのスタメンはアルムニア、サニャ、コロ、ジュル、クリシー、エブエ、デニウソン、ディアビ、ナスリ、ファンペルシー、アデバヨール。サブはファビアンスキ、ギブス、ラムジー、ビショフ、ウィルシャー、ベントナー、ヴェラ。ギャラス、シルベストルが3週間離脱し、ソングもベンチ外とCBがやばい。キャプテンはトゥーレ。そして補強はどうなるのか。アルシャビンだけでなく中央にもう1枚獲得したい。管理人がFIFA09では必ず獲得している(実際に見たことはない)エルナネスはおすすめらしい。そしてこのブログはアーセナルについて詳しく書かれていて、非常に勉強になるのでぜひご一読を。

 ボルトンのスタメンはヤースケライネン、バシャム、シットゥ、オブライエン、サムエル、マッカン、デイビス、ガードナー、ムアンバ、テイラー、エルマンデル。サブはこちら。ベンチ入り選手が4人しかいない。出場停止や怪我などで選手がいないようだが、それならば経験という意味でリザーブの選手を入れてもいいと思うのだが。

前半
 ボルトンは4-1-4-1。エルマンデルを前線に残しドン引き作戦。そしてボールを持てばロングボールを多用し、セットプレーでの一発に賭ける。ユナイテッド戦でもひどいPK判定までは粘っていたので、今のアーセナルで崩せるのか不安。もっとも今のボルトンは絶不調みたいだが。
 
 試合は静かな立ち上がりとなる。6分、ハイボールをクリシーとデイビスが競った際、右手がクリシーの顔に当たりエミレーツは大ブーイング。そういえば、アウェーのボルトン戦でクリシーはデイビスに後ろから思いっきりやられた。
12分、ナスリのパスからファンペルシーが内ももでトラップして、左足で狙うも枠にいかず。シュートは外したけど、ファンペルシーは好調を維持しているようで何より。怪我には気をつけて欲しい。13分、裏狙いのボールにアルムニアが飛び出すもコミュニケーション不足からトゥーレが頭で触ってしまい、ゴールが空っぽになりひやりとさせられる。14分、クリシーのクロスにファンペルシーが頭で合わせるもヤースケライネンがキャッチ。

 アーセナルの中盤は右からエブエ、ディアビ、デニウソン、ナスリ。前に見たときはエブエ、ディアビがポジションを入れ替えることもあったが、この試合ではあまり見られなかった。ボルトンがドン引きだったのであまり参考にはならないが、基本的にデニウソンが低い位置でボールをさばき、ディアビは前目のポジショニングをとる形。サニャや、最近攻撃参加の回数を限定されていたっぽいクリシーも高いポジショニングをとり、トゥーレがハーフラインを超えてボールを持つ場面もしばしば見られた。ただし、ゴール前のアイデアがあまり見られない。いわゆるウイングタイプがいないので、攻撃が単調になってしまう。ドン引き相手には相性が悪い。

 最近よく思うのは、デニウソンの方向性はどうなるのかということ。シャビアロンソ的な選手なのか、セスクの役割を期待されているのかよく分からない。デニウソンがつらいのは、これといった武器がないことだと思う。だからこそ長い目で見る必要があるのかもしれない。この試合でも全体的に無難なパスが多く、縦への楔のボールはほとんどカットされていた。
ディアビ。よく分からないところでボールを失うのが悪い癖。チャンレンジしなくていいところでチャレンジしたりするので、正直中央で使うのは怖い。詳しくはこちら。

 23分、デニウソンに対するデイビスのファールでまたも大ブーイング。24分、今度はアルムニアとジュルの連携ミス。守備の時間は短いとはいえ大丈夫か。
ボールを持つが決定機をつくれず、イライラがつのるエミレーツの観衆は、クリシーがデイビスにやり返すと大歓声。35分、エルマンデルがトゥーレとディアビのタックルを受け、左足を痛める。痛がるエルマンデルに大ブーイングが起こる。さらに38分、ディアビのパスがガードナーの顔面に入り、プレーを切らなかったアーセナルにボルトンの監督激怒。エミレーツはまたも大ブーイングに包まれる。そしてエルマンデル→リガ。デイビスが前に上がり、リガはデイビスの位置にそのまま入る。

 ゴール前でボールをまわすものの、なかなかチャンスをつくれない展開にエミレーツはざわめき始める。前半は0-0で終了。

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後半
 後半も流れは変わらない。5分、マッカンに足を蹴られたナスリが倒れこみ心配されたが、なんとか立ち上がる。6分、リガのクロスをテイラーが頭で合わせるもアルムニアがキャッチ。
アーセナルは途中からナスリとディアビがポジションチェンジしていたが、相変わらずチャンスはつくれない。逆に何回かひやりとさせられる場面も見られるようになる。そして、ディアビがボールを失いすぎでひどい。19分ディアビ→ヴェラ。やっと動いたヴェンゲル。

 ここからアーセナルはやっとエンジンがかかる。ヴェラはドリブルで仕掛けられるので、リズムを変えるにはふさわしい。これからも途中交代で使っていけば面白そうである。
そしてナスリの素晴らしいパスからアデバヨールがヤースケライネンと一対一になるも、オブライエンがシュートをブロック。アデバヨールは頭を抱える。

 圧倒的に押し込むアーセナルだが、決めきれない。24分アデバヨールのヒールからファンペルシー切りかえし、右足でシュートもポストに嫌われる。25分トゥーレの強烈なロングシュートはヤースケライネンがはじく。29分エブエ→ベントナー。ナスリのFKをベントナーが頭で合わせるもヤースケライネンの正面。昨シーズントッテナム戦の再現はならず。ベントナーはそのまま中盤右に。33分リガ→オバデイエ。前半交代で入ったのに代えられたリガはベンチには戻らず、ドレッシングルームへ直行。

 試合が動いたのは39分。クリシーのスルーパスから、ファンペルシーのクロスをベントナーが右足で押し込んでアーセナルが先制。アデバヨールも祝福に来る。難しいハーフボレーだったがよく決めた。しかし貴重なゴールである。ベントナーは個人的に応援しているので、かなりうれしい。
この直後、ボルトンのスローインからひやっとする場面をつくられるが、デイビスのシュートはアルムニアの正面。ボルトンはシットゥがゴール前に残り、完全にパワープレー。43分アデバヨール→ラムジー。パワープレーで来ている相手に簡単にFKを与えるアーセナル。ラムジーはイエローをもらっていた。そして、パワープレーに対してジュルのでかさが際立っていた。個人的にはギャラスでなくトゥーレとジュルのコンビをもっと見たい。

 試合は1-0で終了。今は内容よりも勝ち点3ということにしておきたい。

Arsenal 1-0 Bolton: Match Analysis + Stats

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2008年12月29日

アーセナル対ポーツマス 元キャプテンの一撃

 超過密日程のプレミアリーグ。FAはなんと中一日で試合を組んでいる。本当にむちゃくちゃ。どこも条件は同じといわれればそうだけど、もう少しFAは選手のことを考えてやれよと。今の日程に加えて、アジアでもう一試合やるとか頭大丈夫か。言いたくないけど、死者が出ないと変わらないのか。

アーセナルのスタメンはアルムニア、サニャ、ギャラス、シルベストル、クリシー、エブエ、ディアビ、デニウソン、ナスリ、ベントナー、アデバヨール。サブはファビアンスキ、ウィルシャー、ヴェラ、ラムジー、ファンペルシー、トゥーレ、ギブス。怪我人が出ないことを切に願う。

ポーツマスのスタメンはジェームズ、ウィルソン、キャンベル、ディスティン、ベルハジ、ディオプ、デイビス、ヒューズ、クラニチャール、ニュージェント、クラウチ。サブはこちら。アーセナル伝説のキャプテントニーアダムスが率いる。他にもカヌ、キャンベル、ラウレン、トーマスの元アーセナル、レンタル中のトラオレと何かとつながりが多い。同じく元アーセナルのディアラはレアルに移籍した。それは別にいいんだけど、ユニフォームにLASSはどうかと思う。意味知ってるのか。


 Arsenal 1-0 Portsmouth: Match Analysis + Stats

 前の試合は手抜きだったので、年内最後の試合はしっかり書こうと思ったのですが書くことがあまりない試合でした。ぐだぐだとはこういう試合のことをいうのだろうなと。イライラが募る試合でしたが、元キャプテンギャラスがセットプレーから頭で決めた1点が決勝点になり、1-0でアーセナルが勝利。内容はどうでもいいからとは書いたものの、ここまで内容のない試合になるとは思っていませんでしたがとにかく勝ったのでよしとしましょう。試合後半にはナスリとベントナー、アデバヨールがボールキープしにいったりと、ロスタイムに追いつかれたアストンビラ戦の教訓は一応生かされているようでした。まあヴェンゲルはロスタイムに余っていた選手交代枠を使わないなど、相変わらず謎な采配ぶりでしたが。

あまり見所のない試合だったのですが、一つ面白かったのは前半の途中から、ベントナーが中盤左、ナスリがトップ下にポジションを変更していたことです。ナスリはもちろんのこと、ベントナーはトップにいるときよりやりやすそうでした。後半投入されたヴェラは、縦への突破でいいアクセントになっていました。ジェームズはクロスの処理を何回も誤っていただけに、クロスをあげまくるなどもう少し考えてもよかったと思います。あと、あの状況でラムジーが出てくるのが今のアーセナルの実情ですね。ファンペルシーは疲労を考慮しての温存だったようです。

ということで年内最後の試合で3ポイントを確保し、一応ビッグ4に返り咲くことができました。アストンビラは2日後に試合があるので一時的かもしれませんが、とにかく苦しかった今年を勝利で終われるのは悪くありません。冬の補強をしっかりして、これからの巻き返しに期待しましょう。
冬の補強についていろいろなうわさが出ていますが、それにいちいち付き合っていたらきりがないので特別に取り上げることはしません。ただ、獲得が決まれば逐一記事にするつもりです。

これで今年最後の更新です。コメントを下さったり、こんなブログを見てくださった方々ありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします。

みなさんよいお年を!
 
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posted by worldwidefootball |14:29 | プレミア/アーセナル(08-09) | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年12月27日

アストンビラvsアーセナル~終わってみれば~

 今回は手抜きで行きます。完全にやる気ないので。

 アストンビラのスタメンはフリーデル、レオコーカー、デイビス、ナイト、ルクヤング、ペトロフ、ミルナー、シドウェル、バリー、アシュリーヤング、アグボンラホル。サブはこちら。

 アーセナルのスタメンはアルムニア、サニャ、トゥーレ、ギャラス、シルベストル、エブエ、デニウソン、ソング、ディアビ、ナスリ、ファンペルシー。サブはクリシー、ファビアンスキ、ラムジー、ウィルシャー、ヴェラ、ベントナー。ジュルは試合開始前のアップでふくらはぎを痛めベンチ外になり、ベンチ入り選手が1人少ない。アルムニアがキャプテンを務める。そしてクリシーは温存か。

前半
 前半は特に書くことがない。アストンビラにバランスよく攻められ、もう見ていられない状況のアーセナル。圧倒的なアストンビラペースで試合は進んでいく。アーセナルは2回バーに、1回ポストに救われ、アルムニアのセーブやギャラスのブロック、サニャのクリアなどとにかく耐える展開が続く。アルムニアはポジショニングが微妙なのが難点で、今までそれはあまり露出していなかったが、この試合はセットプレーを数多く与えていたことでボロが出まくりだった。そして、アストンビラの各選手の激しい球際にアーセナルの中盤は苦しめられていた。
この試合に限らず今シーズン気になっているのは、中盤でのボールの失い方が悪いこと。昨シーズンと比較すると、守備の準備ができていないところで簡単に失うので、ギャラスたちにしたらやってられない。しかも今日はアグボンラホルと駆けっこさせられるのだから。
ナスリはやっぱり消えている時間が長い。もっとがんがんボールに絡んで、俺が何とかしてやるぜ的なプレーを見せてもらいたい。1年目だから期待しすぎてはいけないのだけど、今は期待するしかない。まああれだけ複数で囲まれたらきついけど。

ということでメタメタなアーセナルだが、デニウソンが唯一のチャンスを決めてなんとリードして前半を折り返す。デニウソンはコーナーフラッグで変な踊りを披露。
いいことがあれば悪いこともある。ソングが筋肉系の故障をしたようでラムジーと交代。どんだけ怪我人出るんだと。ちなみに、ソングは通算5枚目のイエローをもらって、次の試合は出場停止になるはず。
 前半のボールポゼッションはアストンビラ57%、アーセナル43%。シュート数はアストンビラ10本(枠内7)、アーセナル1本だった。奇跡の前半。

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後半
 ディアビの個人技から、カウンター炸裂で3分にアーセナルが追加点。決めたのはディアビ。ディアビは観客のところにいってイエローをもらう。ラムジーが入って中盤の守備に不安が残るだけに、ビラの出鼻をくじくには最高の展開である。
この失点でアストンビラが気落ちしたのかアーセナルのゲームプランなのかは分からないが、流れは一転、アーセナルが試合のペースをつかむ。ファンペルシーたちの運動量も増え、アストンビラをゴール前に押し込む場面が増える。9分にはゴール前での鮮やかなボールまわしから、ファンペルシーのシュートがポストに嫌われる。

しかしこの流れも長くは続かない。17分に立て続けに決定的なピンチを招くが、サニャのナイスクリアやアグボンラホルのシュートミスで命拾い。だが18分にギャラスがアグボンラホルを倒してPKを献上。これをバリーに決められ1点差。
これでイケイケになるはずのアストンビラ。なぜかオニールがヴェンゲルに突っかかろうとする。たぶんPKの判定に文句を言ったヴェンゲルにイラッと来たのだろう。実際、アグボンラホルがうまく倒れたというべきで正確にはPKではなかった。気持ちは分かるが、客観的に見ると取られても仕方がないプレーだった。第四レフェリーになだめられる両者。

 ここからは、前半よりはましだが同じような流れになり、アストンビラのほうがチャンスは多いがアーセナルがなんとか耐える。そしてナスリ→クリシー。ロングボールを多用するアストンビラ。前線の選手を増やして点を取りに来ている。アーセナルは意図してやっているのか分からないが、時間を使うプレーが何回か見られた。ていうか、ヴェンゲル選手変えないのか。ジュルが負傷してスタメンを変えたとはいえ、まだ交代枠は残っているはずなのだが。
そしてロスタイム、ゴール前に上がっていたCBのナイトに突き刺されて、2-2で試合終了。ビラの選手の喜び方がすごかった。

感想
 試合開始前の状況を考えると、引き分けは悪い結果ではない。ただし、後半の頭で2点リードしていたことを考えると、悔やまれるドローとなった。まあ前半あれだけメタメタだったわけで、終わってみれば帳尻は合っているので仕方がない。むしろ負けなくてよかったと思ってしまう自分がいるのが少し嫌。ヴェンゲルさん補強頼みますよと。
次は中一日でポーツマス戦。今度はクラウチである。内容はどうでもいいから、確実に勝ち点3を取ってもらいたい。前を向いていくしかない。

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2008年12月23日

セスクは4ヶ月離脱

Fabregas ruled out for up to four months

 リバプール戦で負傷したアーセナルのキャプテンセスク。前半が終わったとき、ユニフォームで顔を覆って泣いているようにも見えました。後半の頭からディアビと交代。怪我の重さと離脱期間が懸念されていました。
先ほど明らかになった精密検査の結果ですが、やはり重症でした。セスクは右膝の内側靭帯を部分断裂しており3~4ヶ月離脱。ヴェンゲルは復帰まで4ヶ月かかると見ているようです。

 セスクがキャプテンに就任したのは11月末のディナモキエフ戦だったわけですが、まさか一ヵ月後このような事態になっているとは思っていなかったはずです。これから本人にとって辛い期間がやって来ますが、一刻も早い復帰をお待ちしております。セスクの彼女さんは支えてやってください。そしてセスクが戻ってくる4月は、CLとプレミアが佳境を迎える時期でもあります。なんとかいいお膳立てをしてあげたいですね。
セスクが復帰するまでは、キャプテンをアルムニアが暫定的に引き継ぐことになると思います。それにしても、この1年でこれほど長期離脱者が出る(エドゥアルド、セスク、ウォルコット、ロシツキー)のは異常ですね。

 もともとサイドの選手が足りていなかったわけですが、セスクの長期離脱はかなりきつい。いくらなんでもやばすぎるということで、意固地なヴェンゲルでも冬の移籍市場で補強すると思います。ラムジーを使うのもありだとは思いますが、この状況ではかわいそうです。よくリザーブの選手に出番を与えるべきだという意見を目にしますが、それが無茶なことなのはヴェンゲル自身が一番よく分かっているはずです。フィジカル的にまず無理ですから。
ただ、補強するにしても誰を獲るんでしょうかね。アルシャビンの名前が挙がっていますが、高いですしそもそも彼はサイドで使えるんでしょうか。今補強が最も必要なのはサイドの選手です。エングゾビアやジェルビーニョとかでうやむやにされそうな気はしますが、1月はヴェンゲルの本気度が問われる気がします。ウォルコットが復帰するまで待つというのも一理ありますが、それまで持つかどうかは微妙だと思いますし。
さらにギャラスやトゥーレに移籍のうわさが浮上するなど、選手のひきとめにも力を入れる必要もあります。ヴェンゲルにとっては、頭の痛い一ヶ月となるはずです。

 しかし移籍市場が再開する前に、ボクシングデーのアストンビラ戦があります。敗れると6ポイント差になり、アストンビラはCL出場権獲得に向けて強力なライバルとなります。勝ってもらいたいのですが、アデバヨールも出場停止ということでどうするんですかね。アグボンラホルもいますし。戦術的な修正を行わないと確実にやられると思います。

Arsenal have a problem in defence that I have noticed in a few games this season - and it was particularly evident during Sunday's draw with Liverpool. 

今シーズンは辛いですね…

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posted by worldwidefootball |15:16 | プレミア/アーセナル(08-09) | コメント(5) | トラックバック(0)
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