2008年06月23日
スペインのスタメンはカシージャス、セルヒオラモス、プジョル、マルチェナ、カプデビラ、イニエスタ、セナ、シャビ、シルバ、ビジャ、トーレス。
イタリアのスタメンはブッフォン、ザンブロッタ、パヌッチ、キエッリーニ、グロッソ、デロッシ、アクイラーニ、アンブロジーニ、ペロッタ、カッサーノ、トニ。ピルロ、ガットゥーゾは出場停止。
注目はイタリアのシステム。4-1-4-1なのか、4-3-1-2なのか。4-3-1-2なら、サイド攻撃が好きなスペインには好都合。4-1-4-1で1トップのトニへの放り込みは、スペインの弱点ともろにかぶっていて非常に嫌である。ただし、トニは今大会不調であり、心もとないのは間違いない。それにオランダ戦のこともあるので、国内世論を考えるとやりにくそうではある。ドナドーニの判断やいかに。
前半
イタリアは4-3-1-2で試合をスタート。スペインはこれまでどおり。
イタリアは超守備的な戦い方を選択。裏を狙わせないためにDFラインを低くし、センターサークル付近までトニが下がり、カッサーノが左サイドのスペースを埋める。守備では4-1-4-1と言ってもいいぐらいで、とにかくスペースを消してスペインを迎え撃つ。ゴール前に白いシャツの選手が何人おるねん、という場面が多かった。負けない戦い方で、ある意味イタリアらしいかもしれない。その意味では、アンタッチャブルなピルロが出場停止になったことは、逆によかったとも言える。
スペインはなかなか縦にパスを入れることができず、横パスをまわしている時間が長い。スペインがポゼッションで大幅に上回るも決定的なチャンスのない展開となる。12分過ぎまでのスペインのポゼッションは72%だった。
スペインの攻撃は左サイドに偏っていた。右サイドの攻撃を担当するラモスが、オーバーラップを自重していたことが原因だと思う。イニエスタが左サイドまで流れることもしばしばで、左サイドを起点にするという意図が感じられた。個人的には、グロッソのほうが狙い目だと思う。左サイドから右サイドにボールを展開し、ビジャ、トーレスがグロッソ相手に仕掛ける場面があったが、アンブロジーニに阻まれる。アンブロジーニはかなり目立っていた。18分、アンブロジーニのクロスをペロッタが頭で合わせるもカシージャスの正面。22分、ラモスからボールを掻っ攫ったアンブロジーニが、ゴール前のトニにクロスをあげるもボールはタッチラインを割る。じりじりとした、緊張感のある試合となる。
25分、ビジャがデロッシに倒されいい位置でFKを獲得。ビジャのキックは壁を抜けるもブッフォンがセーブ。31分、イニエスタとポジションチェンジしたシルバが内に切れ込んでシュートを撃つも、ブッフォンがボールをおさえる。32分、ギャップでボールを受けたシルバからシャビのミドルはDFにあたってコーナーキックに。34分、イニエスタのミドルは明後日の方向へ。35分、カッサーノがラモスとの一対一からクロスをあげ、トニがヘッドもマルチェナの頭に当たり、スペインは事なきを得る。37分、トーレスの個人技からシュートはブロックされ、そこからシルバがミドルを撃つもわずかに左へ。ブッフォンは激怒。ミドルを撃たれまくるのは、GKとして気分のいいものではないのかもしれない。40分、シルバが内に切れ込んでミドルを撃とうとし、グロッソに足を踏まれるもノーファール。これはひどい。ここからは省略。
前半は0-0で終了。ボールポゼッションはスペイン58%、イタリア42%だった。
スペインは、ロシア戦のようにわざとポゼッションを放棄し、イタリアを引き出すべきかもしれない。それほどイタリアの守備は堅く、普通にやっていては崩せそうな雰囲気はなかった。ただ、シュートを撃ちまくれば何かが起こるかもしれない。実際、シルバは何本かいいミドルを撃っていた。イニエスタとシルバがポジションチェンジしたのは、そういう理由があったのかもしれない。攻撃の偏りを改善し、グロッソを狙い撃ちする意味もありそう。ボールを持っているだけでなく、フィニッシュで終わる形が多いのはいいことだと思う。
後半、アラゴネスはどういう手を打つのか。意地になって、セナ→シャビアロンソとかありえそうで怖い。あとは、31℃という気温が疲労を招かないかが心配。
それにしても、カッサーノは何であんなにファールを受けるのだろうか。フランス戦でもそうだったし、狙われやすいのかもしれない。入場前の通路では、レアルの同僚だったカシージャス、ラモスたちと談笑していて、ラモスに腕を小突かれていた。そして、途中で写ったヴェンゲルとジダンのツーショットは少し面白かった。
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後半
3分、パヌッチのクロスがデロッシに当たり、シルバが決定的なチャンスをつかむもキエッリーニが必死のカバーリングでしのぐ。5分、グロッソの危険なクロスにひやりとするも、トニがオフサイド。
後半になり、イタリアは少し前に出てくるようになる。イタリアは前半の反省から、簡単にシュートを撃たせなような守り方をしてスペインのシュート数は明らかに減る。スペインはカウンターが多くなる。
9分、ロングボール一発でトーレスが抜け出し、中央に流すもクリアされてコーナーに。11分、カプデビラのオーバーラップから中央へのクロスはクリアされる。13分ペロッタ→カモラネージ、14分イニエスタ→カソルラ、シャビ→ファブレガス。カモラネージはそのままペロッタの位置に入る。
15分、デロッシが裏に出す→カモラネージが頭で落とす→カシージャスが前に出るもトニがいてボールに触れず→こぼれだまをカモラネージがシュートもカシージャスが左足でスーパーセーブ。危ない危ない。今大会初の、カシージャスのセーブに救われたシーンかもしれない。
23分、ビジャがパヌッチに倒されFKを獲得。ビジャの蹴ったボールは壁に当たりコーナーキックに。25分、ザンブロッタのクロス→トニのヘッドはゴール左へ。少しずつイタリアが盛り返し始め、スペインはシュートまで行く場面が少ない。26分、カウンターからビジャがエリア内で倒れるもシミュレーションを取られイエロー。トーレスがグロッソの頬をはたいていたが、幸運にもカードは出ず。
29分カッサーノ→ディナターレ。32分、ショートコーナーからラモスが左足のループシュートを見せるもブッフォンがキャッチ。この時間帯はスペインが押し気味。34分、トーレスが倒されて得たFKから、ビジャのシュートはブッフォンがパンチングではじく。35分、セナのミドルをブッフォンがはじく→こぼれだまがポストに当たってしまい、ブッフォンがおさえる。37分、ザンブロッタ→ディナターレのクロス→トニが長い足を伸ばすもミートせず、ファーでフリーだったグロッソはおよばず。40分トーレス→グイサ。42分、スペインのカウンターからビジャが中央で待つグイサにクロスをあげるも、グイサがハンドをとられてしまう。
後半は0-0で終了。勝負は延長戦へ。
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延長前半
開始早々、シルバのFKからラモスがキエッリーニに倒されるもノーファール。1分、カウンターからビジャのクロス→グイサの頭→ファブレガスのシュートはブロックされる→シルバのシュートはわずかにゴール右に外れる。プジョルが地面を叩いて悔しがる。4分、ザンブロッタのクロスからディナターレのヘッドはカシージャスがファインセーブ。5分、コーナーキックからトニのバックヘッドはゴール上に外れる。しかし両チームともチャンスが増え始める。
8分、ビジャが倒れながらもヒールで出す→ファブレガスが飛び込むもザンブロッタに体を入れられる。9分、シルバ→ファブレガスがヒールで出すも、グイサはオフサイド。ここからは省略。
延長前半は0-0。120分で勝負はつくのか。
延長後半
1分、ラモスがカモラネージの腕を蹴るすごいファールをしてしまい、イタリアがいい位置でFKを獲得。しかしデロッシの蹴ったボールには誰も触ることができず。3分アクイラーニ→デルピエロ。4分、ファブレガス→シルバのスルーパス→ビジャが抜け出し、シュートを撃つもブッフォンがファインセーブ。
ディナターレがブーイングされまくる。中略。
14分、グイサ→カソルラのシュート性のクロスはビジャに届かず。
延長後半は0-0で終了。勝負はPK戦に。カシージャスの表情がやや硬いのが気になる。
PK
スペイン イタリア
1 ビジャ ○ グロッソ ○
2 カソルラ ○ デロッシ ×
3 セナ ○ カモラネージ ○
4 グィサ × ディナターレ ×(ブーイングがプレッシャーに?)
5 ファブレガス ○
4-2でスペインの勝利!1984年以来、遂にベスト8の壁を破ることに成功!
感想
とにかく勝ったことを喜びたい。イギリスのテレビでは、グイサを投入したアラゴネスのミスを厳しく批判していて、PKを外したときはやっぱりと思ったとか言っていたが、そんなことはどうでもいい。とにかくジンクスを破った。それが一番重要。
いまは嬉しすぎて言葉が見つからないので、これぐらいにしておきます。とにかくよかった。ほっとしました。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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2008年06月20日
大学生活も後半になると、やっぱり社会との距離が近くなるだけあって忙しくなりますね。今週はレポートに忙殺されました。時間がたっぷりあった、あのころがうらやましいです。遊びにいく時間もなくなったし、なんか若いっていいなとかこの年で思ってます(苦笑)。ブログに関しては、いただいたコメントを放置した状態が続いて本当に申し訳ないです。
それにしても、EURO期間中更新を欠かさないスポナビのブロガーさんたちはかなりすごいですね。自分も時間の使い方を学ばなければ、などと思い始めた今日この頃です。ただ、ブログを更新するためにサッカーをみるのってつまらないですよね。それで時間を無駄にするのはもったいないというか。まあ、これはすこし前にある人に言われたんですけどね。
昨日も徹夜でレポートをやっていて、もうやってられないのでやけくそでこの試合を観戦しました。この試合から始まる決勝トーナメントでも、屈指の好カードです。個人的には、スペイン対イタリアが一番観たいですが。スペインはトニを封じれるかに全てがかかっていますね。詳しくはこちらをどうぞ。
ポルトガルのスタメンはリカルド、ボジングワ、ペペ、カルバーリョ、フェレイラ、ペチート、モウチーニョ、デコ、シモン、ロナウド、ヌーノゴメス。グループリーグと全く同じスタメン。
ドイツのスタメンはレーマン、フリードリヒ、メルテザッカー、メッツェルダー、ラーム、ロルフェス、シュバインシュタイガー、ヒッツルスペルガー、バラック、ポドルスキ、クローゼ。フリンクスは怪我の回復が思わしくなく欠場。そして不調のマリオゴメスを外してきたレーブ。レーブは、あの出しゃばった審判のせいでベンチ入りを禁止されている。
いつも思うが、国歌を誇りを持って歌っている選手たちは見ていて本当にすがすがしい。イタリアとかかなりすごいし、なんだかそういうのっていいなと思う。日本にいると、そういう感覚はあまりうまれてこないのかなとか思ったりした。
前半
ドイツのシステムは4-1-4-1気味。フリンクスに比べるとロルフェスでは中盤の守備に不安がある気がするし、マリオゴメスは不調だし、相手はポルトガルだしとある意味理にかなった起用であると思う。開始直後からシュバインシュタイガーはやる気満々で、前線から積極的に追いかける場面が目立っていた。ただし、無駄走りに終わることが多かった。
ドイツがボールを持つ時間が長いが、まったくチャンスはつくれない。徐々にボールを持てるようになったポルトガルはデコが攻撃の中心で、大きなサイドチェンジを交えながらドイツを横に揺さぶる。ただ、デコはグループリーグの試合ほどの輝きはないし、ロナウドはかなり厳しいマークを受けていた。詳しくは分からないけど、ポルトガル対策をしっかり練ってきた感じのドイツ。シモンは解説者いわく、lack of qualityらしい。そんなシモンを助けるためか、ボジングワはこれでもかというぐらい上がってきていた。
ポルトガルにゴール前に壁をつくられると、早くも手詰まり感のあるドイツは11分、メッツェルダーがまさかの攻撃参加を見せ、エリア内で倒れるもノーファール。14分、シモンのシュートはレーマンの正面。直後にシュバインシュタイガーがポスト直撃弾を放つもハンドの判定。17分、ドイツのコーナーからバラックのヘッドは枠に飛ばず。しかし、徐々に試合が動き始める。ドイツはサイドを押し込まれていて、少し苦しい展開。
18分、デコのスルーパスからロナウドが裏に抜けるもフリードリヒが何とかクリア。19分、ボジングワのクロスをモウチーニョが左ひざであわせるも枠にいかず。決定的。少しずつポルトガルからゴールの匂いが漂い始める。
しかし22分、カウンターからバラックとポドルスキがコンビで抜けだす→ポドルスキの左足のクロス→ゴール前に飛び込んできたシュバインシュタイガーが押し込んでドイツが先制。有名なボジングワの裏。そういえば、カウンターでバラックはいつも左サイドにいたような気がする。こういうところで決めるシュバインシュタイガーは、何かを持っているのか。
25分、バラックのタックルを受け、左ひざを地面との間にはさむような形でひねり、モウチーニョが苦悶の表情を浮かべる。担架が出てきたため、交代させるのかと思ったが無事にピッチに戻ってきた。
そして26分、シュバインシュタイガーの右足のFK→中央のバラックに引っ張られ、ポルトガルはクローゼをドフリーにしてしまう→クローゼに頭で押し込まれて0-2に。これがいわゆる、GKとDFの間へのボールは守るほうにとって嫌というやつだろうか。ただ、クローゼがドフリーだったのはどうかと思う。
31分モウチーニョ→メイレレス。ドイツは2点をとった余裕からか、ゴール前に壁をつくり守備意識を高める。守りを固められると崩せそうにないため、ポルトガルは裏狙いのロングボールを多用する。ドイツは明らかに裏に弱そうだし、これは効果的だったと思う。そしてポルトガルにエリア内まで運ばれる場面が増え始め、何か嫌な感じになってきたドイツ。ラインが間延びしている感じがする。全体的に中途半端な感じ。
そして40分、中盤でのデコのドリブルから、シモンがロナウドへパス→フリードリヒが目測を誤り、ロナウドとレーマンが一対一に→ロナウドのシュートはレーマンがファインセーブも、こぼれだまをヌーノゴメスが押し込んで1-2に。ドイツは悔やまれるミス。しかし、これで試合は面白くなってきた。
ロスタイムに入った直後、ロナウドの決定的なシュートはわずかに外れる。そして前半終了のホイッスル。
前半は1-2で終了。あっという間の前半戦だった。後半に期待。
ちなみに、ハーフタイムでイギリスのコメンテーターはこんなことを言っていた。
「ドイツはポドルスキがもっと高い位置でプレーしたい。カウンターでボジングワの裏を狙えば、点は入りそうだし、その1点が決定的になるでしょう。」
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後半
前半の流れそのままに、ポルトガルがやや押し気味に試合を進める。フリードリヒに倒されたロナウドの右足を、シュバインシュタイガーがなぜか踏むもカードは出ず。わずか3分で両サイドバックがイエローをもらうドイツ。サイドをがんがんやられるとやばそう。
少しずつファールが多くなる両チーム。雨が強くなり、ピッチがかなりスリッピーになっている。これは、どちらに優位に働くのだろうか。
11分、コーナーキックからペペが決定的なチャンスを迎えるもヘッドは浮いてしまう。決定的。ドイツは耐える時間が続く。ポルトガルは早く追いついてしまいたい。
しかし16分、シュバインシュタイガーのFKからバラックの頭でドイツが追加点をあげる。バラックをマークしていたのはフェレイラ。リカルドがかなりキレていた。セットプレーはやっぱり怖い。
23分ヌーノゴメス→ナニ。ここからはロナウドがキャプテンマークを巻き、中央でプレーする。右にナニ、左にシモン。いいのか悪いのかよく分からない采配。
ナニはさっそくドリブルでドイツ守備陣を切り裂くも、シュートを撃つ前にひっかかりボールを奪われる。24分、ラームのシュートはわずかに左へ。
28分ヒッツルスペルガー→ボロウスキ、ペチート→ポスチガ。ポルトガルは選手交代枠を使い切り、勝負に出る。しかしドイツの守備に手を焼き、ミドルを連発するもなかなか枠にいかない。そして時計の針は確実に進んでいく。
33分、コーナーキックからポドルスキが強烈なミドルを撃つもゴール右に外れる。すごいシュート。38分シュバインシュタイガー→フリッツ。シュバインシュタイガーは1ゴール2アシストの大活躍。
42分、ナニがドリブルで3人をひきつけてクロス→ポスチガが頭で合わせて2-3に。メルテザッカーのラインコントロールのミス。44分クローゼ→ヤンセン。ロスタイムは4分。
ポルトガルはキレキレのナニを中心に必死の反撃を試みるもあと一歩及ばず、試合は2-3で終了。ドイツがグループリーグで苦戦しながらも、ポルトガルを振り切りベスト4進出を決めた。
感想
ポルトガルは、引いたドイツをなかなか崩せなかった。試合を通してみればキーマンのデコ、ロナウドをうまくおさえられてしまったし、ある意味妥当な負けだと思う。それでも、ナニはもう少し早くから見たかった。
ドイツは出場停止だったシュバインシュタイガーが大活躍したし、ポルトガルに勝ったことで勢いがついたと思う。次はクロアチア対トルコの勝者との対戦。途中までは何もできなかったクロアチアにリベンジできるのか。ぜひクロアチアとの再戦を見たい。
またまた何を書いているのか分からなくて申し訳ないです。
おまけ
カッサーノはフランス戦に勝利したあと、派手に大騒ぎしたようですね。この記事に載っていました。一応周囲の目を気にして読んでみてください。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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2008年06月16日
トルコのスタメンはヴォルカン、アルティントップ、ギュンギュル、セルベト、ハカンバルタ、トゥンジャイ、メフメト、アウレリオ、アルダ、セミフ、ニハト。
チェコのスタメンはチェフ、グリゲラ、ウイファルシ、ロゼナル、ヤンクロフスキー、ガラセク、シオンコ、マテヨフスキ、ポラク、プラシル、コレル。コレルが復帰。
入場口で、トルコの選手がスパイクのチェックを受けていた。セルベトがスパイクを履きなおしたため、少しだけキックオフが遅れる。
勝者のみが決勝トーナメントに進むことができる、生きるか死ぬかの戦いの幕が切って落とされた!
前半
キックオフ後すぐに、ロゼナルのロングボール→コレル落とす→マテヨフスキのミドルといい形で試合に入るチェコ。今日のコレルはどうなのか。
トルコはフラットな4-4-2。チェコにきれいに引かれてしまうと、出しどころがないのでセルベトがロングボールを蹴る→チェコに奪われるの繰り返しだった。今日のチェコは集中力が高い。
チェコはコレルへのロングボールを使いながらも、ショートパスも交えての組み立てをおこなう。コレルはスイス戦ではまったくボールがおさまらなかったため、すこし不安な面もあったのだろう。しかし、運動量豊富な中盤の選手たちがコレルのサポートに奔走することで、コレルはしっかりと1トップの役割をこなしていた。10分、コレルが獲得したFKからヤンクロフスキ→コレルのヘッドは枠の上。徐々にコレルを使う本数が増えるチェコ。
試合はチェコが優勢に進める。トルコはそんなコレルにかなり激しく当たり、序盤だけでイエローを2枚ももらっていた。16分、DFラインのロングボールからトゥンジャイの強烈なミドルはゴール右へ。直後にコレルの落としからマテヨフスキのミドルはヴォルカンがキャッチ。やっぱりコレルにボールがおさまると楽そうなチェコ。コレルが落としてミドルを撃つというパターンはかなりの本数見られた。
トルコは運動量が少ないせいか、出しどころがないのでDFラインでまわしている時間が長い。そしてチェコサポーターの凄まじいブーイングが鳴り響く。チェコは中央、サイドとバランスよく攻撃しトルコを苦しめる。24分、ロゼナル→コレル→シオンコのミドルは枠をとらえきれず。チェコは選手同士の距離感もよく、セカンドボールも高い確率で拾えていた。トルコは何かコレル対策をおこないたい。
トルコはボールポゼッションでは上回っているが、典型的な持たされているタイプのポゼッションだった。31分、ポラクの蹴ったボールがレバーに入りアルティントップが痛がる。32分、ヤンクロフスキのクロス→シオンコが飛び込むもヴォルカンが前に出てなんとかキャッチ。
しかし34分、チェコのショートカウンターからマテヨフスキ→グリゲラのクロスをコレルが頭であわせチェコが先制。パワフルなヘディング。ブリュックナーの起用に応えたコレル。
先制されたトルコは前に出てくる。少しシステム変更もあったかもしれない。37分、マテヨフスキが足を蹴られて負傷。担架で運び出されて、すぐにヤロリムと交代した。この日のマテヨフスキはかなり光っていただけに残念だった。41分、ヤンクロフスキのFK→コレルのバックヘッドは枠の上。今日のコレルは好調のようである。
前半は0-1で終了。ボールポゼッションはトルコ52%、チェコ48%だった。
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後半
トルコがセミフ→サブリと動き、システムを4-3-3に変更。チェコは特に変更はなし。
1分、ニハトのアクロバティックなシュートは枠を捉えきれず。前半とは一転、トルコが攻勢を強め、チェコは防戦一方に追い込まれる。5分、ハカンバルタのクロスはロゼナルが何とかクリア。チェコはなかなかマイボールにすることができず、クロスをあげられ放題で危険な状態に。7分、FKからトゥンジャイのヘッドはチェフがおさえる。チェコは右サイドを何とかしたい。アルダがキレキレだった。左サイドもヤンクロフスキが簡単に交わされたりと、トルコのサイドを使った攻撃に苦しめられる。12分メフメト→カズム。
?がコレルとの競り合いで負傷し、ピッチを離れた直後の15分、コレルがラインぎりぎりでボールを受け、ドリブルで持ち込みヴォルカンと一対一になるもシュートは枠に行かず。しかし17分、チェコはカウンターからシオンコのクロス→斜めに長い距離を走ってきたプラシルがあわせて0-2に。トルコは選手交代を3分以上も行なえなかったことに抗議。押されっぱなしたっだチェコには貴重な追加点となる。
18分ギュンギュル→アシュク。20分、トゥンジャイが線審の旗を渡すという不思議な場面が見られる。22分、左サイドからのクロス→トゥンジャイがフリーでヘッドもチェフの正面。決定的。
トルコは縦に急ぎすぎ、チェコのカウンターを食らう場面が増える。25分、?→?が中央に折り返す→ポラクのシュートはポストに嫌われる→跳ね返りをDFがクリアし、そのボールにポラクが飛び込むもアシュクに頭を蹴られてしまう。ポラクは頭に包帯を巻いて戻ってきた。しかしもったいない。
流れを失ったかのように見えたトルコだが、ここから再び盛り返し始める。そして30分、ロゼナルとヤンクロフスキの間にできたスペースをアルティントップが使い、流したところをアルダが決めて1-2に。それにしても、あのコースでなければ止められていた。チェフはやっぱりすごい。
これで息を吹き返し、人数をかけて猛攻を仕掛けるトルコ。危険なクロスをあげられまくりで、ちょっとやばいチェコ。完全にドン引き状態で、なんとか耐え忍ぶ状態が続く。バロシュを入れてカウンターにしないのか。前半の出来だと、コレルは変えにくいかもしれないが。
35分プラシル→カドレツ。36分、アルティントップのFK→セルベトのヘッドはゴール右へ。決定的。38分シオンコ→ヴルチェク。コレルを残したブリュックナー。チェコは5バックで完全に逃げ切り体制に。40分、カズムが遠い距離からシュートを撃ち、ニハトがなだめていた。チェフ相手にそんなシュートが入るかよ、みたいな感じだろうか。
そしてここから大逆転劇が始まる。42分、アルティントップのクロスをチェフがとり損ね、ニハトが余裕で押し込んでトルコが同点に追いつく。チェコは虎の子の1点をを守りきれず。チェフはかなり落胆していたが、このままいけばPK戦になるし、そこでがんばればいい。
そう思っていたら44分、チェコDFラインのギャップを突いたニハトがチェフとの一対一を決めて3-2に。それにしても一連の動きが素晴らしい。ジダンみたいなトラップからアンリみたいなゴールを決めた。イギリスのテレビではNichat Magicと出ていた。このゴールはやばい。
46分、ロングボールをコレルがヴォルカンと競る→ヴルチェクのヘッドは少し弱く、DFにクリアされる。そしてこの後、なぜかコレルを小突いたヴォルカンが一発退場に。トゥンジャイがGKのポジションに入る。そして、ベンチにいるバロシュがなぜかイエローをもらう。ようわからん。
試合は3-2で終了。トルコが劇的な逆転劇で見事にチェコを撃破し、ベスト8進出を決めた。
感想
前半はチェコが優勢に進めるも、トルコがシステムを変えて前に出てくるようになった後半はトルコペースになった。そして2点差をひっくり返しての大逆転勝利。ポルトガル戦でも見せたシステム変更が当たったのだろうか。堅守と評判だったチェコから3点とった攻撃力は凄まじかった。ニハトのゴールはマジでやばかった。
チェコは少し後手後手になった感は否めない。後半は相手に飲み込まれてしまった感じがする。まあ、チェフがあんなミスをするとは思っていなかっただろうし、仕方がないと割り切れる面はあるかもしれない。いずれにしても、悔やまれる敗戦となった。
それにしても、この試合をライブで見てよかったと思った。そう思わせてくれるような、本当に面白い試合だった。選手の皆さんありがとう!
試合後すぐに書いたので、意味が分からない文章になっていて申し訳ないです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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2008年06月15日
スウェーデンのスタメンはイサクソン、ストール、メルベリ、ハンソン、ニルション、エルマンデル、アンデルション、スベンソン、リュンベリ、イブラヒモビッチ、ラーション。
スペインのスタメンはカシージャス、セルヒオラモス、プジョル、マルチェナ、カプデビラ、イニエスタ、シャビ、セナ、シルバ、ビジャ、トーレス。
前半
試合開始直後から、ロングボールを蹴ってくるスウェーデン。イブラヒモビッチにあわやという場面をさっそくつくられる。1分、右サイドに流れたトーレスがDFを交わし、中央へ折り返すもクリアされる。3分、イニエスタのミドルはゴール左に外れる。イニエスタのミドルはあんまり見たことがない。
スウェーデンはオーソドックスな4-4-2。DFラインはやや高く、イブラ、ラーションが守備ではシャビ、セナの位置まで下がり、プジョルたちにボールを持たせる。とにかくスペースを消す。攻撃ではロングボール一辺倒にならないように、細かいパスもつないでくるが基本的にはロングボール。ただ、序盤はまったくボールを持つことができず、ロングボールも何もない状態だった。
スペインはトーレス、ビジャたちが裏を狙う。この日のトーレスは右サイドにいることが多く、イニエスタがいつもに比べておとなしい印象を受けた。
8分、スウェーデンはラモスの裏にリュンベリを走らせるカウンターを見せるも、シュートはプジョルにあたりカシージャスの正面へ。
スペインがDFラインでボールをまわす時間がかなり長く、イブラ、ラーションにボールがなかなか入らないスウェーデン。ポゼッションで下回ると、ロングボールを蹴るのではなくボールを大切にしたいという気持ちもでてくるかもしれない。10分、左サイドまで流れたシルバから中央へのクロスはクリアされる。11分、スベンソンに左ひざを蹴られたシャビが痛がるも、プレー続行。
試合が動いたのは15分。ショートコーナーからシルバ→トーレスが右足の裏で押し込んでスペインが先制。それにしてもトーレスとビジャは仲がいい。そういえば、ロシア戦の同じようなシーンでビジャは指を亀裂骨折したらしい。
15分、ラーションのキープ→2列目から飛び出したエルマンデルのシュートはサイドネット。スペインの問題点である、2列目からの飛び出しへの対応。見ているだけではまずい。ボールを奪えないから仕方がないかもしれないが、何か方法はあると思う。
この日のイニエスタはサイドからあまり出なかったが、少しずつ始動。ただし、トーレスがスペースを潰してしまうので少しやりにくそうな感じ。今日のスペインは右にトーレス、左にビジャと棲み分けがあるのかもしれない。
21分、イブラヒモビッチにプジョルがつり出され、そのスペースにラーションが飛び出すもループは浮いてしまう。そしてイブラヒモビッチとの競り合いで足を痛めたプジョルがベンチに交代を要求し、24分にアルビオルと交代。スペインにとっては誤算である。
スペインは徐々にファールで止める場面が増える。セナはかなり激しかった。31分、イブラが起点となり右サイドからのクロスをラーションがあわせるもラモスへのファールを取られる。試合のペースは少しずつスウェーデンへ。起点はイブラ。イブラはタメをつくり、何よりボールを取られない。そして右サイドバックのストールは積極的なオーバーラップをみせ、スペインの左サイドを押し込む。そして34分、大きなサイドチェンジからストールのクロスをイブラが足元で止め、ラモスを振り切って右足のシュート。カシージャスの手に当たったもののボールはゴールに吸い込まれ、スウェーデンが同点に追いつく。
スペインは押し込まれる時間帯が続き、DFラインも徐々に後退。単純なクロスでもスペインは怖い。32分、トーレスが裏を狙い、こぼれだまをビジャが強烈なシュートもイサクソンの正面。
45分、サイドチェンジからラモスがニルソンを交わし、中央へ折りかえす→シルバがエルマンデルに後ろからまともに当たられるもノーファール。そして、スペインが高い位置でボールを持っているのに前半終了のホイッスル。ビジャたちが抗議していた。
前半は1-1。ボールポゼッションはスウェーデン43%、スペイン57%。シュート数はスウェーデン7本(枠内2)、スペイン4本(2)だった。
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後半
後半からイブラヒモビッチ→ローゼンベリ。コンディションかもしれないが、スウェーデンの攻撃の中心はイブラだった。
ゆったりとボールを持ち、イニエスタ、シルバが本格的に始動するスペイン。シルバとイニエスタはポジションを替えることもしばしばだった。ただ、ラモスにボールが入る前にカットされる場面が気になる。ここは狙われている気がする。3分、シルバとビジャがエリア内でパス交換を見せ、フリーになったシルバがシュートを撃つかと思ったがまた戻す。ビジャは予想していなかったようで、スウェーデンに寄せられチャンスをふいにしてしまった。
7分、カプデビラがボールを奪われてカウンターを食らう。エルマンデルを止めたマルチェナがイエロー。
少しずつファールで止める場面が増える両チーム。スウェーデンの守備意識が高くなっていることもあるが、スペインは攻撃が完全に硬直化している。何かいやな流れに。
13分シャビ→ファブレガス、イニエスタ→カソルラ。ここで早くも選手交代のカードを使い切るアラゴネス。ファブレガスとイニエスタの共存は不可能といことで、ファブレガスはカソルラと近い時間帯に投入されることが多い。ただ、このパターンは見たことがない。ファブレガス、カソルラが入るときは4-1-4-1か4-4-1-1のことが多かった。この日は4-4-2での投入である。ある意味ばくちかもしれない。
17分、スペインは中盤のパスカットから立て続けの決定機も決めきれず。ビジャがイサクソンに膝蹴りを入れてしまい、一旦試合がとまる。20分、セナが自ら持ち上がって強烈なミドルもイサクソンがコーナーに逃れる。26分、コーナーキックからトーレス→ラモスと頭でつなぎセナのシュートはイサクソンがキャッチ。この重苦しい空気は何か、今シーズンのバルサを見ているような感じになってきた。
カソルラは左サイドのほうが好きなようで、頻繁に中央に流れる。ファブレガスは低い位置でボールをさばくことが多く、アーセナルと同じような活躍を見せることはできなかった。シルバ、カソルラに仕事をとられては苦しいかもしれない。
34分エルマンデル→セバスティアン。直後のFKから危険な場面をつくられるスペイン。41分ラーション→シェルストレーム。43分、ビジャ→トーレスのシュートはイサクソンの正面。そしてスウェーデンがなぜか前に出てきたこともあり、ロングボールが多くなるスペイン。
そして47分、カプデビラのロングボール→トーレスとストールが競るもボールに触れず→ビジャがイサクソンとの一対一を制してスペインが勝ち越し。この決定力はさすがだが、ここまでのぐだぐだは…
試合は2-1で終了。スペインがロスタイムのビジャのゴールで何とか勝ち点3を獲得。しかし、引いた相手を崩せないスペインの悪さが出てしまった試合でもあった。
感想
勝ったけど何かすっきりしない。ビジャのゴールがなければかなり批判されていたはず。引いた相手を崩せないのは相変わらずだった。
ただ、親善試合でもそうだったように、試合後半にゴールを奪って勝つというパターンは多い。勝負強いという見方もできるが果たしてどうなのか。ギリシャ戦はしっかりと勝って、決勝トーナメントにはずみをつけてもらいたい。ルーマニアと当たるとある意味嫌だな…
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2008年06月13日
クロアチアのスタメンはプレティコサ、コルルカ、ロベルトコバチ、シムニッチ、プラニッチ、スルナ、ニココバチ、モドリッチ、クラニチャール、ラキティッチ、オリッチ。
ドイツのスタメンはレーマン、ラーム、メルテザッカー、メッツェルダー、ヤンセン、フリッツ、バラック、フリンクス、ポドルスキ、クローゼ、ゴメス。ポーランド戦と同じスタメン。
前半
ともにボールをまわしている時間がやや長く、ブーイングが聞かれる立ち上がりになる。それにしてもスタジアムの盛り上がりはすごい。
クロアチアは4-2-3-1っぽい。DFラインは高めで、ドイツのDFラインは基本的に放置。ドイツの心臓、バラックにはトップ下の選手とニココバチが対応していた。ドイツがDFラインでボールを回す時間が長いのは、単純に出しどころがなかったからだと思う。
5分、メッツェルダーに足の上にのられたスルナがかなり痛がっていたが、大丈夫だったようでプレー続行。
ドイツはクローゼ、ゴメスがくさびを受けたり、右サイドを起点にして崩しにかかるが、バラックを封じられていては苦しそうだった。ドイツの攻撃はクロアチアの高い集中力の前にことごとく潰されていく。クロアチアはいつまでこの集中力を保てるのか。
中盤でのクロアチアの守備に手を焼き、単純に裏を狙う場面が増えるドイツだが、全てオフサイドになる。一本だけ微妙なのがあったが、クロアチアのDFラインを脅かすには至らず。
次第にクロアチアがボールを持ち押し込む時間が長くなり、ドイツはカウンターが多くなる。クロアチアはとにかくよく走り、サイドを広く使った攻撃でドイツを苦しめる。裏狙いのスルーパスも何本か狙い、メッツェルダー、メルテザッカーを慌てさせる。ドイツには裏を狙えは合言葉かもしれない。
試合が動いたのは24分。中央のクラニチャールがボールをはたき、左サイドからプラニッチのクロス→スルナがヤンセンの背後に一旦隠れ、前に出て右足であわせクロアチアが先制。よく言われる、DFの視界から一瞬消えるというやつか。関係ないが、プラニッチが22番をつけているのにいまさらながら違和感を感じた。エドゥアルドの分まで頑張るということだろうか。そういえばエドゥアルドはアーセナルのプレキャンプに間に合うらしい。無理しすぎはよくない気がする。
25分、ヤンセンの突破から、クロスをゴメスがとんぴしゃであわせるも枠の上。26分、スルナがポドルスキを倒してイエロー。
バラックを封じられているドイツはポドルスキが中央に進出し、バラックも高いポジショニングを取るようになるなど攻撃モードに入る。しかし、相変わらずクロアチアの守備を崩せない。逆に29分、左サイドからラキティッチのクロス→オリッチが頭で落とす→クラニチャールが決定的なチャンスも、シュートをふかしてしまう。レーマンとヤンセンがともに激怒。ドイツは苦しそうだ。
徐々に、中盤でファールでとめる場面が目立ちはじめるクロアチア。苦しいときにはセットプレーがあるドイツ。32分、バラックの直接FKはプレティコサがセーブ。その直後に立て続けにチャンスを迎えるも決めきれず。34分にはバラックがラインぎりぎりでボールを受け、そこからパスを出すもポドルスキ、ヤンセンがかぶってしまいチャンスをふいにしてしまう。
試合には関係ないが、クロアチアの監督ビリッチのリアクションがかなり面白かった。ピンチを招いて(チャンスを外して?)頭を抱える→スーツの内ポケットからペンか何かを落とす→何回もつばをつけてポケットに戻すとか。いちいちオーバーリアクションで、売れるのに必死なお笑い芸人のようであった。
38分、ドイツがコーナーキックを獲得。主審はエリア内でのつばぜり合いをいちいち制したため、なかなかプレーが始まらない。こういうとき、集中力が切れるのは守っているほうで、フリンクス→メッツェルダーがあわせるもわずかに枠の上。ここまでを見る限り、ドイツはセットプレーが最大のチャンスになるかもしれない。
41分、ボールを持ったコルルカが低い位置でヤンセンをあっさり交わし、中央に流す→最後はオリッチが胸トラップして左足のシュートもレーマンがファインセーブ。うまい。43分、クローゼがゴールネットを揺らすもゴメスのキーパーチャージで取り消し。
ロスタイム、シムニッチがどうでもいいところでの遅延行為でイエロー。これにいつものオーバーリアクションで抗議したビリッチ。一瞬退席処分になったかと思ったが、そうではなかった。こういう一緒に戦っているぜ、みたいな雰囲気が選手に受けているのかもしれない。
前半は1-0。ドイツは何かを変えないと苦しそうだ。クロアチアはこのままいって、できれば追加点をとりたい。
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後半
後半からヤンセン→オドンコル。フリッツが一列さがり、ラームが左サイドに移動。
ドイツはバラックが高いポジショニングをとり、フリンクスが攻撃の舵を取る形。前半の終盤からそうだったかもしれない。3分、ラームのクロス→プレティコサがクリアミス→バラックが左足のシュートもゴール上に外れる。バラックは中盤でボールをさばいたり、自ら前線に飛び出したりと何とかしようと精力的に動き回る。6分、モドリッチの無回転ミドルはレーマンが何とかおさえる。
前半とあまり流れは変わらないが、クロアチアは少し受身になっているかもしれない。ドイツはラームがクロスを上げる回数が多い。クロスが流れてオドンコルの前を通過していく場面も多かった。オドンコルは流れを変えられず、ボールが来る回数も次第に減っていった。よく知らないのでなんともいえないが、オドンコルは足が速い選手のはず。それならばスペースにボールを出してあげたほうがいいと思うが、そういったプレーは見られなかった。ここらへんの事情が分かる方はぜひ教えてください。
14分、スルナが右足を痛めてピッチの外に出るが戻ってくる。15分、コルルカの軽率なプレーからピンチを招くも何とかしのぐ。クロアチアは少しずつ押され気味になっている。
しかし17分、高い位置でメルテザッカーからボールを奪ったクロアチアは、右サイドからクラニチャールのクロスがポドルスキに当たる→方向の変わったボールはポストにあたりレーマンキャッチできず→オリッチが押し込んで2-0に。ついてないドイツ。それにしても、クロアチアベンチは見ていて面白い。
ここからさらにドイツを押し込むクロアチア。コーナーキックを蹴りに来たスルナが観衆を鼓舞する。20分ゴメス→シュバインシュタイガー。ポドルスキがトップに入る。
21分、またも高い位置でメルテザッカーからボールを奪い、クラニチャールが倒されクロアチアが絶好の位置でFKを獲得。22分、オドンコル→クローゼがシュートを撃つもブロックされる。ドイツはシュバインシュタイガーが入ってから、攻撃が左サイドよりになっている。
27分オリッチ→ペトリッチ。直後にシュバインシュタイガーが決定的なチャンスもプレティコサがなんとか触りコーナーに。イライラが募り、29分にラキティッチへの悪質なタックルでバラックにイエロー。イライラを抑えられないバラックは、フリンクスに八つ当たり。キャプテンなのに。
シュバインシュタイガーが内に絞り、ラームががんがん上がってくるため攻撃が完全に左サイドに偏るドイツ。そして34分、ラームのクロス→バラックが頭で落とすものの?が頭でクリア→こぼれだまをポドルスキが左足で突き刺して2-1に。35分スルナ→レコ、37分フリッツ→クラーニ。直後にレコのシュートをレーマンがはじき、メルテザッカーがクリアできずヒヤッとさせられる。ドイツはオドンコルをサイドバックにして超攻撃的に。40分クラニチャール→クネゼビッチ。クロアチアはDFの枚数を増やして逃げ切りに入る。それにしてもモドリッチは落ち着いている。ロスタイムは3分。
ロスタイムに入った直後、クロアチアがチャンスをつくりコーナーキックを獲得。そして時間を潰そうとしたレコのタックルを受け、レコを小突いたシュバインシュタイガーに一発レッド。レコ、レーマンにもイエロー。ついでに、その後のプレーでモドリッチもイエローをもらっていた。
試合は2-1で終了。クロアチアの、優勝したような喜びようが印象的だった。
感想
ドイツはバラックを消されるとやはり苦しそうだった。2トップもいまいちだったし、クロアチアの集中力の高い守備の前にほとんど見せ場を作ることができなかった。ドイツをけなすべきなのか、クロアチアを誉めるべきなのかは分からないが、個人的にドイツが負けるならこういう試合な気がする。
だが、逆にここで膿を出せたと考えて、気持ちを切り替えてもらいたい。シュバインシュタイガーは出場停止になってしまったし、決勝トーナメントでポルトガルとあたる可能性が高いなどいろいろと誤算はありそうだが、それでも戦力的には屈指なのは変わらない。こういう時こそ真価が問われそうだ。
クロアチアは、イングランドを予選敗退に追いやったときと同じ雰囲気を感じるチームだった。オーストリア戦の反省をうまく生かしてきたというところだろうか。今大会のダークホースになるかもしれない。ポルトガルと当たらないように、1位通過を狙いたいところだ。
最後に
Young Croatian Football Fan Sadly Dies
心からご冥福をお祈りします。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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2008年06月10日
オランダのスタメンはファンデルサル、オーイエル、ボラルーズ、マタイセン、ジオ、デヨング、エンゲラール、カイト、ファンデルファールト、スナイデル、ファンニステルローイ。ロッベンは怪我、ファンペルシーはベンチスタート。そしてスナイデルは誕生日らしい。
イタリアのスタメンはブッフォン、パヌッチ、バルザーリ、マテラッツィ、ザンブロッタ、ピルロ、ガットゥーゾ、アンブロジーニ、カモラネージ、トニ、ディナターレ。カンナバーロ不在の影響やいかに。
前半
オランダは4-2-3-1、イタリアは4-1-4-1で試合をスタート。ともにある意味予想通りのスタメンである。
2分、ジオがスナイデルとのワンツーで抜け出すもピルロにボールを奪われ、そこからカモラネージ→ディナターレがジオの裏に抜けてクロスをあげるもトニには合わず。6分、ファンデルファールトがミドルもブッフォンが落ち着いてボールを抑える。
イタリアはある程度DFラインを高くして、前線から寄せるのではなくとにかくスペースを消して守る。しかし少し極端すぎたためか、オランダはボランチより後ろが好き放題ボールを持つことができた。あまりにプレッシャーがかからないため、ピルロが焦って寄せに行く場面も散見された。ドナドーニはたとえオランダであっても、引いて守れば耐え切れると思ったのだろうか。カンナバーロがいなくても守備には自信があるらしい。攻撃はトニに預ける形、ザンブロッタを走らせる形ぐらいしかなく、ほとんど可能性を感じなかった。
というわけで、オランダは自由にボールを持てるもののそこから崩す部分で苦労していた。ニステルが楔を受けたり、スナイデル、ファンデルファールトはいい形でボールを受けようとピルロの横で動き回るなど、精力的に攻撃を仕掛けていく。しかし、相手はイタリア。煮詰まったオランダはロングボールを交えるようになるも、やっぱり崩せない。左サイドに攻撃がかたより、ボールがこないことに焦ったか、カイトは内に絞るようになり、中央の密度が高くなった。
守備ではピルロをファンデルファールトが見ていて、トニにはとにかく激しく当たりにいっていた。
試合は、オランダが押し込む時間が少しずつ長くなっていく。11分、ガットゥーゾの左足のクロス→トニがフリーでヘッドもゴール右に外れる。17分、カイトのスルーパス→ニステルが抜け出し、ブッフォンと接触するも、倒れなかったためPKはなし。倒れていたらPKだったかもしれない。18分にはデヨング→パヌッチが頭でクリア→こぼれだまを拾ったスナイデルの左足のシュートは枠の上。しかし、オランダはフィニッシュまでいく場面が少しずつ増えていく。イタリアは守備の時間が長い。23分、スナイデルのFKはマテラッツィが間一髪クリアしてコーナーに逃れる。
試合が動いたのは25分。右サイドからファンデルファールトのFK→ブッフォンがパンチング→?→スナイデルのシュート→ニステルが押し込んでオランダが先制。ニステルはオフサイドだった(パヌッチがピッチ外でうずくまっていたが、インプレー中ということでオンサイド扱いに)。執拗に抗議したトニにイエロー。イタリアはゲームプランが狂ってしまう。
イタリアは少し前に出てくるようになる。28分にはトニがエリア内でマタイセンに倒されるもノーファール。29分にはピルロ→ザンブロッタがクロスをあげるもボラルーズがクリア。イタリアが押し返し始める。
しかし31分、このコーナーキックからジオが左足でクリアする→カウンターからジオのサイドチェンジ→カイトが頭で中央に流す→スナイデルのsuperbなゴールで2-0に。電光石火。ジオよく走るなあ。あと、スナイデルをフリーにするなよとかディナターレに言っても仕方がないか。この失点によりイタリアは苦しくなる。
32分、ピルロ→ディナターレのボレーはボラルーズの股を抜けるもファンデルサルがキャッチ。この日のピルロはパスの精度が抜群だった。34分にはザンブロッタがカイトに足をかけてイエロー。直後にオーイエル→ファンデルファールト→ニステルが裏に抜けそうになるもオフサイド。イタリアが前がかりになってきていると見るやすぐに裏を狙うとはなかなかいやらしい。ここからは省略。イタリアが攻めるも崩すことはできず前半が終わる。ニステルがブッフォンとの一対一を決めていたら、それで試合は終わっていたかもしれない。ブッフォンはさすがだった。
前半は2-0。イタリアは動かざるを得ない。どう動いてくるのだろうか。
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後半
両チームとも選手交代はなし。うーん…
イタリアは攻めているものの決定的なチャンスをあまりつくれない。そもそも攻撃を考えたメンバーではないはずで、オランダの守備が弱いとは言ってもそんなには甘くないはず。トニはタイトなマークに苦しんでいるし、もういちかばちか、攻撃的な選手を入れるしかないと思う。ザンブロッタはかなり頑張っていたが。
9分マテラッツィ→グロッソ。カモラネージを復活させるためだろうか。マテラッツィはベンチに帰ってカンナバーロに話しかけるもカンナバーロは厳しい表情を浮かべる。
イタリアはゴール前までいく回数は増えたものの、ゴールのにおいがしない。14分にはトニがキープし、反転してシュートを撃つも勢いがなくファンデルサルがボールを抑える。
ピルロのFKが外れたあと、19分にディナターレ→デルピエロ。デルピエロは20分に右足でシュートを撃つもファンデルサルがキャッチ。イタリアはデルピエロが中央にいて、左サイドのスペースはグロッソが使うという変則的な3トップで猛攻を仕掛けるも、どうしてもゴールが遠い。24分にはデルピエロがうまくボールを受け右足のシュートも枠の上。そして26分ニステル→ファンペルシー。怪我だけはないように頼みます。
29分カモラネージ→カッサーノ。この直後、カッサーノ→トニがラインぎりぎりで抜け出し、うまくトラップして決定的なチャンスを迎えるもシュートをふかしてしまう。ファンデルサルの威圧感が外させたのか。31分ボラルーズ→ハイティンハ。ボラルーズは追加召集だったので、それを考慮しての交代かもしれない。
32分、ピルロ→グロッソがカイトを交わしてシュート→ファンデルサルはじく→トニ、デルピエロがつめるもクリアされてしまう。イタリアらしくないかさにかかった攻めを見せるも決めきれない。33分にはピルロのFKをファンデルサルがファインセーブ。そして直後のカウンターから、カイトのシュートを一旦ははじくももの、再びカイトがクロス→なぜかそこにいたジオのヘッドで3-0に。ブッフォンが3点とられるとは珍しい。まあ、全失点ブッフォンのミスではないが。
36分カイト→アフェラーイ。アフェラーイは自ら仕掛けてバー直撃のシュートを撃つなどまだ攻め手を緩めないオランダ。イタリアの選手は明らかに落胆の色が濃くなっている。サポーターの表情も対照的だった。ここからは省略。
試合は3-0で終了。オランダは30年ぶりのイタリア戦勝利らしい。一方のイタリアは悪夢のスタートとなった。
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2008年06月09日
ドイツのスタメンはレーマン、ラーム、メルテザッカー、メッツェルダー、ヤンゼン、フリッツ、フリンクス、バラック、ポドルスキー、クローゼ、ゴメス。シュバインシュタイガーではなくポドルスキーが左サイド。シュバインシュタイガーは不調らしい。
ポーランドのスタメンはボルツ、バシレフスキ、ジェフワコフ、ボンク、ゴラニスキ、ウォポジニスキ、ドルドゥカ、レバンドフスキ、クシヌベク、ジュラフスキ、スモラレク。不動の左サイドバックで、予選でロナウドを完璧に封じ込めたブロノビチキが膝の故障でメンバーから外れたらしい。クシュチャクと誰かも怪我をしたらしい。
前半
開始早々、ポーランドはきれいなパス回しから、右サイドからクロス→メルテザッカーとレーマンの連携ミスから決定的なチャンスも、クルジノベクの左足のシュートは大きく外れる。レーマンは張り切りすぎたか。ちなみに、レーマンはレギュラーとしてEUROに出るのは初めてらしい。
3分、ドイツは中盤での細かいパス回しから、バラックが縦に出す→オンサイドにいたクローゼが抜け出し、ゴメスにパスを出すもシュートはミートせず、ゴール右に外れる。決定的。ポーランド陣営は抗議していたがこれはラインコントロールのミス。ドイツベンチは歓喜していたが落胆。それにしても、必死に戻ってきた選手は偉い。
ドイツのシステムは4-4-2。攻撃の中心はバラック。全ての攻撃はバラックを経由するといっても過言ではない。バラックが攻撃のバランスをとり、フリンクスが守備のバランスを取る感じ。ヤンセン、ラームは積極的に上がってきていて、組み立てを助けていた。バラックとフリンクスはファブレガスとフラミニみたいな関係で、チーム全体としてはユナイテッドのような印象を受けた。
ドイツはロングボールをあまり使わず、細かくパスをつないでボールを運んでいく。シュナイダーがいない影響か、全体的に左サイドから仕掛けることが多く、ポドルスキーは積極的にボールに触っていた。また、ポーランドはボールを失うとラインを押し上げる傾向があったため、そこを狙う場面も散見された。
守備では、DFラインが非常に高い。メルテザッカー、メッツェルダーはスピード勝負にさせてはいけないし、レーマンとの連携も不安があるので、ロングボールを蹴らせたくない。ゴメス、クローゼは一応守備をしているもののそれほど効果的なものではなかった。ただ、ポーランドはそれほど裏を狙っているわけではなかったので助かっていた。
ドイツはチームとしてのモラルは高く、攻守の切り替えが早い。フィジカルも強く、運動量も豊富で強そうな印象を受けた。ただ、バラックを封じられると厳しいかもしれない。
9分にはポドルスキがドリブルでボールを運び、クローゼとのワンツーで仕掛けるもこれは合わず。10分にはフリッツのクロス→ポドルスキのボレーはミートせず→クローゼが頭で押し込もうとするもクリアされる。15分、ポドルスキのFK→メッツェルダーのヘッドはコーナーに。ボルツ激怒。しかし、徐々にドイツが試合の主導権を握りはじめる。
ポーランドのシステムは立ち上がりは4-2-3-1だったが、途中からは4-1-4-1になるなど時間とともに少しずつ変化していた。特徴は、ピッチを広く使った攻撃でサイドチェンジを多用。8分には右サイドからのクロスで惜しい場面をつくる。しかし、まともにクロスをあげてもドイツCBのメルテザッカー、メッツェルダーに勝てる確率は低い。何かもう一工夫ほしい気がした。あとはもう少し裏を狙ってみたい。スピード勝負なら勝てそう。
ポーランドは、守備では立ち上がりこそ前線から積極的に守備を行っていたものの、ドイツが落ち着いてからはそういった場面は見られなくなっていった。ただ、前線からの守備をしたそうだった。
ドイツが試合を押し気味に進める。そして20分、ゴメス→クローゼが完全に裏を取る→ポドルスキーが押し込んでドイツが先制。3分の場面とほとんど同じ形。ポーランドうまれのポドルスキーは思うところがあるのか、笑顔はなかった。
先制したドイツは少しだけDFラインを下げたため、ポーランドがボールを持つ時間がやや長くなるが、決定的な場面はつくらせない。ポーランドは前線でボールがおさまる気配は全くない。それならば単純にラインの裏を狙ってみるとか、ミドルを撃てるようにするとか明確な狙いがあってもいいかもしれない。30分、バラックのFKは壁の選手の手に当たるもハンドはなし。31分にはバラックの粘りからポドルスキが抜け出して、クロスをあげるもクリアされる。
32分、斜めに走りこんだスモラレクが裏を狙うも潰される。そして34分にミドルが連続してドイツの選手に当たり、直後にヤンゼンのタックルを交わしてロボジンスキがマイナスのクロス→ジュラフスキのシュートはわずかに左に外れる。ドイツは少し守りに入っているのか、ポーランドが押し返し始める。
37分、ドイツは先ほどのお返しとばかりにフリッツ→バラックのシュート→ゴメツがヒールで流そうとするもゴール左に外れる。38分にはレバンドフスキのミドルがゴール右に。
39分、メルテザッカーを後ろから倒してスモラレクにイエロー。主審が先に赤いほうを出したので少し焦った。ここからは省略。
前半は1-0で終了する。
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後半
後半からジュラフスキ→ロジェール。ポーランドリーグ最高の司令塔らしい。政府の協力を得てブラジルから帰化したようだ。
後半はポーランドがボールを持ち、攻める時間が長くなる。ロジェールはボールを持つとタメをつくれるため、攻撃にアクセントをつけられる。ポーランドの攻撃は少しずつ形になっていくが、ドイツを崩すには至らない。
分フリッツ→シュバインシュタイガー。フリッツは試合開始から全力でプレーしていたため、これは試合前から決まっていた交代か。シュバインシュタイガーはそのまま右に入る。
11分、ヤンセン→バラックのクロス→クローゼのヘッドはゴール上に外れる。13分、ロジェールがラインをやぶり、クロスを上げるもクリアされる。分にレバンドフスキがポドルスキへのタックルでイエロー。担架が入るものの、ポドルスキは無事ピッチに戻ってきた。
15分、スモラレクが裏を取りゴールネットを揺らすもわずかにオフサイド。このあたりから、ポーランドはドイツのDFラインの裏を単純に狙う場面が増える。ドイツは押し込まれる時間が長くなっている。ただ守備は堅い。
20分ロボジンスキ→プラシュチコフスキ。直後に、WOWOWの解説席にボールが飛び込んできて、解説者がボールを触っていると係員に早く投げ返せと怒られたらしい。
24分、ラームの素晴らしい動き出しからバラックがシュートを撃つもボルツがファインセーブ。しかし27分、バラックとゴメスのワンツーから、シュバインシュタイガー→クローゼのシュートは真上に上がる→ポドルスキが左足で冷静に決めて2-0に。これで勝負ありか。
分ゴラノフスキ→サガノフスキ、ゴメス→ヒッツルスペルガー。ヒッツルスペルガーが左サイドに入り、ポドルスキがトップに。32分、クローゼ→フリンクスへのパスは合わず。35分、シュバインシュタイガーのミドルはボルツの正面。38分、ロジェールの個人技からクロスをザガノフスキがヘッド→レーマンはじく→スモラレクは押し込めず。39分、ヒッツルスペルガーの強烈なミドルは枠の上。ここからは省略。
試合は2-0で終了。ドイツがやや苦戦しながらも終わってみれば完勝し、好スタートを切った。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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2008年06月07日
スペインはジンクスを破れるのか?、ということで考えてみたいと思います。偉そうに書いていますが、間違えていたりしたらご指摘ください。よろしくお願いします。
スペイン代表のメンバーは以下のようである。
GK イケル・カシージャス(レアル・マドリー)
GK アンドレス・パロップ(セビージャ)
GK ホセ・マヌエル・レイナ(リバプール)
DF セルヒオ・ラモス(レアル・マドリー)
DF アルバロ・アルベロア(リバプール)
DF カルレス・プジョル(バルセロナ)
DF ラウル・アルビオル(バレンシア)
DF カルロス・マルチェナ(バレンシア)
DF ファニート(ベティス)
DF ホアン・カプデビラ(ビジャレアル)
DF フェルナンド・ナバーロ(マジョルカ)
MF シャビ・アロンソ(リバプール)
MF マルコス・セナ(ビジャレアル)
MF シャビ・エルナンデス(バルセロナ)
MF ルベン・デ・ラ・レッド(ヘタフェ)
MF セスク・ファブレガス(アーセナル)
MF アンドレス・イニエスタ(バルセロナ)
MF サンティ・カソルラ(ビジャレアル)
MF ダビド・シルバ(バレンシア)
FW ダビド・ビジャ(バレンシア)
FW フェルナンド・トーレス(リバプール)
FW セルヒオ・ガルシア(サラゴサ)
FW ダニエル・グイサ(マジョルカ)
特徴的なのは中盤の構成である。純粋なサイドアタッカーがおらず、ボランチ系の選手が非常に多い。また、中盤にフィルターをかける選手も見当たらない。これはひとえにアルベルダがいないからである。バレンシアで干されてしまったアルベルダのコンディション、試合勘にアラゴネスが不安を感じたためと思われる。このEUROを最後に代表監督の座から退くアラゴネスから見れば、アルベルダとある意味心中することはできなかったのだろう。逆に、代表レベルで中盤の潰し役を本職とする選手がアルベルダしかいない、このポジションの選手層の薄さを垣間見ることもできる。
その様な事情はあるにせよ、このメンバー構成から読み取れるアラゴネスのメッセージは「スペインは攻撃的なサッカーをする」ということ。相手がどの国であっても、スペインらしい流れるようなパスワークで試合を支配し、勝負にも勝つ。退路を断ち、自らのサッカーを貫くという男前っぷりである。守備を重視してチームをつくっているイタリア、フランスとは真逆のベクトルを持っていると言える。
近年のビッグトーナメントでは、守備を重視したチームが優勝している。前回のEUROのギリシャもそうだったし、ワールドカップの決勝はイタリア対フランスとまさに象徴的な組み合わせだった。CLでもミラン、リバプール、チェルシーといったどちらかというと守備的なチームがコンスタントに勝ちあがっている。今シーズン優勝したユナイテッドも、ロナウドたちに目が行きがちだがファンデルサル、リオ、ヴィディッチらで形成される守備ブロックは非常に強固であり、決勝トーナメントでファーガソンは相手に合わせたサッカーを行っていた。レベルの高い試合になるにつれて守備力の重要度はいっそう増していく。
つまり、このようなビッグトーナメントでものをいうのは守備力である。スペインはその流れにあらがうことができるのか。決勝トーナメントで、フランス、イタリアとの真剣勝負をぜひ見てみたいものである。
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そんなスペイン代表の弱点を簡単にまとめてみる。システムはおもはやなじみとなった4-1-4-1。詳しいことはこちらをどうぞ。
- 中盤でパスをつなぐ構成なのに、ディフェンスラインの組み立て能力が低いためそれを活かしにくい。バルサでも同様の問題が発生したがゆえに、マルケス、ミリートで改善を図った。残念ながら、スペインにはそういったCBは少ない。
- 攻撃サッカーを標榜しているわりに、フォワードの組み合わせに問題を抱えている。トーレスとビジャの2トップは、これまでの試合を見る限り機能しているとは言えない。
- 中盤の構成は、ボールを持ってパスが調子よくつながっているうちはいいが、一度劣勢になると、とめどなく劣勢になりがち。中盤でフィルターが効かず、プジョルたちがさらされる場面が多くなると予想される。また、逃げ切るために切れるカードが少ないため、試合後半の猛攻を耐え切れるのか。
- サッカーがある意味単調になりがちである。パスサッカーだけでは守る方もリズムに慣れてくる。そういった意味で、ホアキン、リエラなど縦への突破が武器の選手は、リズムを変えられるため重宝するはずだが、アラゴネスは召集しなかった。コンディションを考えてのことかもしれないが、戦術的な幅は間違いなく狭まっている。
- ファブレガスはイニエスタ、シャビに仕事を取られていて持ち味を発揮できていない。特にイニエスタとはポジショニングがかぶり、ファブレガスは非常にプレーしづらいはずである。
- 相手が引いて守ったときに、パワープレーという選択肢がない。リードを奪われ、守りを固めた相手を崩せるのか。よほどいいクロスが入らない限り得点のにおいがしない。
このようなことから、スペイン対策として考えられる例をあげてみると
1.2トップ系のチームの場合、1人がマルチェナを見て、片割れがアンカーを見る。プジョルにボールを持たせる、有名なバルサ対策をおこなう
2.人数をかけて守り、積極的に前に出てくるラモス、カプデビラの裏を起点にしたカウンター(スペインの中盤は後ろに走るのが苦手)
3.空中戦に強い選手が前線にいるチームの場合、ロングボールで徹底的に攻める
1.についてはアメリカ戦でも垣間見えた。アメリカは前半の中盤ぐらいから、2トップがプジョル、マルチェナと一定の距離を保ちながら、センターハーフの選手とともにスペインの心臓であるトリボーテをケアしはじめた。すると、スペインはビルドアップに苦労する→仕方がないのでシャビ、シャビアロンソが低い位置でボールを受けに来るが、前線との距離が開いてトーレスが孤立してしまうという悪循環に。イニエスタがいなかったとはいえ、こういった傾向は非常に気になる。フィジカル勝負で勝てないため、ボールを運んでも簡単に奪われる場面も目立った。シャビのゴールはかなりうまかったけど。
また、守備の際でもアメリカのトップの選手がシャビアロンソの隣のスペースで楔のボールを受ける→二列目から飛び出してくる選手にどう対処するのか。そして、プジョル、マルチェナはさらされた状況に耐えることができるのか。カシージャスの神セーブに救われる場面は多くなりそうな予感。
3.についてはスペインのシステムにも起因する弱点である。スペインは守備の際4-1-4-1できれいに引いて守るのため、相手はなかなかパスの出しどころがない。すると必然的にロングボールを蹴ることになる。そして、スペインの最終ラインは空中戦にやや不安がある。何か自ら弱点をぶつけているような形となっている。
グループリーグの対戦相手は、ロシア、スウェーデン、ギリシャである。一試合目がロシアなのはいいのか悪いのか。スペインが試合を支配して先制する→後半にヒディンクがお得意の攻撃の枚数を増やす采配を振るい、パワープレーを挑んでくるいう展開になると何か怖い。スウェーデンもしかり。スウェーデンはロングボール中心というイメージなので、なおさら怖い。
ギリシャはラモス、カプデビラの裏を徹底的に狙ったカウンターで来るはず。前回大会ではカウンターサッカーで優勝を飾っているだけに決して侮れない。こう考えてみると、スペインのトップ通過は既定事項のように言われているが不安は尽きない。
とまあ、ネガティブな部分ばかりをピックアップしてみたが、ツボにはまったときのスペインのサッカーはめちゃくちゃ面白い。そして、ビッグトーナメントでも自らのサッカーを貫こうとするスペインがどこまで勝ち進むことができるのか。個人的には、このEUROはスペインに注目していこうと思っている。
おまけ
しつこいですが、神サイトの蹴球計画さんを紹介します。自分ははまりまくりです。EURO関連の記事のリンクを張っておきます。時間のあるときにじっくり読んで、ぜひ楽しんでください!
スペイン対ロシア
オランダ対イタリア
ルーマニア対フランス
ドイツ対ポーランド
ドイツ戦に関して、クローゼのミス(ラン・ウィズ・ザ・ボール)
ポルトガル対トルコ(その1、その2、その3、その4)
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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posted by worldwidefootball |08:00 |
EURO2008/本大会 |
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