2009年01月18日

ハルvsアーセナル~試合運び~

 ハルのスタメンはマイヒル、ドイル、ターナー、リケッツ、キルベイン、メンディー、フランス、アシュビー、ハルモジ、ジェオバンニ、クザン。サブはこちら。マヌーチョ、キルベインを獲得。最近調子が悪いようだが、エミレーツでは敗れているだけに油断大敵。

 アーセナルのスタメンはアルムニア、サニャ、トゥーレ、ジュル、クリシー、エブエ、デニウソン、ディアビ、ナスリ、ファンペルシー、アデバヨール。サブはファビアンスキ、ソング、ギブス、ラムジー、メリダ、ベントナー、ヴェラ。ソングが復帰。

前半
 最初の10秒でいきなりコーナーキックを与えてしまうアーセナル。その後もクリシーが激しく削ったり、球際に激しくいくのはいいがセットプレーを与えすぎ。3分には明らかなオフサイドが見逃され、ややひやりとする。6分には、ドイルがボールを奪ってミドルを撃つがアルムニアの正面。

 ハルのフォーメーションはジェオバンニを中央に置いた4-2-3-1。エミレーツでの試合では、前線に3枚残して4-3で守っていたが、この試合ではクザンは残すものの、ジェオバンニは下がってスペースを埋めていた。そしてただ守るだけではなくハードワークを敢行。ピッチが狭いこともあり、アーセナルはロングボールを蹴る場面が多かった。いつものように、なんだかんだでボールは運べるものの、シュートまで行く場面が少ない。序盤のアーセナルの攻撃の中心は左サイドで、ナスリが仕掛けたり、積極的にあがっていたクリシーがクロスを上げていた。
最近のアーセナルの問題点は、中盤に本職のサイドの選手がいないことである。そのためピッチを広く使うことができず、ショートパスを繋ぐしか手段がなくなってしまう。中央を固めて待ち構えている相手に、パスを繋いで突っ込むとどうなるか結果は見えている。ポーツマス戦やボルトン戦で苦しんだ理由は、簡単に言うとこんなところだと思う。

12分、アデバヨールがいい位置でFKを獲得する。ファンペルシーが蹴るも壁に当たり、ディフレクションしたボールはわずかにゴール左に逸れコーナーに。
14分、ハルのカウンター。ジェオバンニのドリブルからクザンに展開し、クザンは中央のジェオバンニにクロスをあげるもクリアされ、最後は自らシュートを撃つが枠にいかず。しかしジェオバンニは脅威。他には、メンディーのスピードあふれるドリブルや、後ろから積極的に追い越してくる選手に気をつけたい。18分、ジェオバンニのFKはアルムニアがラインぎりぎりでボールをおさえる。直接狙える場面以外は、他の選手がボールを置いたらすぐ蹴るのは、ハルのお決まりのパターンなようだ。20分、ディアビがFKを与え、ジェオバンニが狙うも壁に当たる。
ほぼ互角の展開だが、ハルが押し気味に試合を進めている印象。その原因はやはりセットプレーの数だと思う。セットプレーは与えれば与えるほど失点の確率は上がるため、気をつけたい。ハルは序盤から飛ばしているだけに、アーセナルは相手の足が止まるまでは確実に守りたい。今のところ決定機は与えていない。25分、ゴールの目の前でジュルがクザンに寄せられるが、クリアがクザンにあたりゴールキックとなり難を逃れる。

 アーセナルで面白かったのは、アデバヨールが積極的にボールを受けに来ていたこと。特に右サイドのヘルプに来る場面が目立っていた。アデバヨールは昨シーズンと比較するとゴールが少ないため、昨年の夏に給料上げてもらったのに何やねんみたいな批判にさらされている。ヴェンゲルは擁護のコメントを出しているが、本人には期するとことがあるのだろう。気迫あふれるプレー振りで、こんなに頑張るアデバヨールは久しぶりに見た。頑張りが結果につながっていたかは微妙だったが。
アデバヨールが右サイドに流れてきていたひとつの原因は、エブエがトップフォームを取り戻せないことだと思う。今シーズンのエブエははっきりいって良くない。また、エブエはライトバックが本職だけに守備力を買われている部分もあると思うのだが、ボールの失い方が悪いのが気になる。サニャが追い越した後にすぐボールを失うのはびっくり。それにしても、サニャは本当に良く走る。人のためにあんだけ走れるってすごいなと。

 27分、エブエが獲得したFK。ファンペルシーが狙うも、マイヒルがわずかに指先で触ってバー直撃→ジュルがつめるもコーナーに逃げられる。しかし30分、コーナーキックからアデバヨールが頭で押しこんでアーセナルが先制。アデバヨールはミドルスブラ戦以来のゴール。頑張りが報われたという感じか。
この時間になると、ハルはややペースが落ちはじめる。それにつけこんで、アーセナルが押し返し、セットプレーを獲得する回数が多くなる。そしてハルは、クザンが左サイドを狙う場面が目に付くようになる。

 35分、ディアビがボールを失い、メンディーが仕掛けるがジュルと連携不足ながらもアルムニアがボールをおさえる。クリシーとメンディーのスピード対決は見応えがある。クリシーとスピード対決できる選手はあまりいない。そして、この場面のようにアルムニアがのこのこ出てくる場面はここ数試合結構多い。ちょっと怖いんだけど気にしすぎか。直後にナスリのスルーパスから、アデバヨールが流してエブエがシュートを撃つが枠にいかず。38分、頑張りが報われずイライラしたクザンが、ラインを割ったボールを思いっきり蹴って主審の注意を受ける。

 前半は0-1。アーセナルは後半の早い時間にもう1点とって、ハルの気持ちをおりたい。どういった試合運びを見せるのか注目。

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後半
 立ち上がりから激しく攻めあう両チーム。3分、ハイボールの処理に時間がかかるリケッツの後ろからファンペルシーがボールを奪うが、ユニフォームをつかんだということでファールをとられる。5分、アデバヨールが仕掛けてシュートを撃つがマイヒルがセーブ。
 9分ハルモジ→マヌーチョ。ハルは4-4-2にシステムを変更。10分にマヌーチョがFKを獲得。またもお得意のルーティンからキルベインが狙うも壁に当たる。11分、体を入れたサニャにジェオバンニが激しく当たり、コーナーフラッグの棒が抜けるがサニャが修復。12分、浮かしたボールから裏を取りかけたマヌーチョにジュルがヘディングをかますが、幸いにもノーファール。PKとられなくてラッキー。マヌーチョは左目の上を冷やしていた。

選手交代後はハルが盛り返し、アーセナルは嫌な流れになる。特にクリシーのところは怖い。後半になると、メンディーがキレキレになっていた。そして20分、サイドチェンジから、メンディーのクロスをクザンが押し込んでハルが同点に追いつく。ジュルもそうだがクリシーもマークが甘い。アーセナルはここまで、後半はいいところがないだけに、この流れはやばい。エミレーツでの展開を考えるとさらにやばい。

 22分、デニウソンが与えたFK。キルベインが蹴るもアルムニアがボールをおさえる。ヴェンゲルはうまくいかない現状にイライラを隠せない様子。そして24分エブエ→ベントナー。ベントナーはそのまま右に入る。対面はジェオバンニ。大丈夫か。
ハルは同点に追いついたことで勢いを増す。25分にはクリシーがメンディーに後ろからいってイエローをもらい、来週のカーディフ戦は出場停止。しかしセットプレーは怖い。そして、雨が降ってきた。

 32分、ジュルのロングボールからアデバヨールが裏を狙う→マイヒルがクリアし損ねるが、時間をかけられてしまう。そしてディアビがミドルを撃つが枠にいかず。34分、ベントナーが仕掛けてシュートを撃つがマイヒルがセーブ。このころになると、ハルは足が止まり始め、ファールでとめる場面が多くなる。ファンペルシーが狙われていて怪我するんじゃないかとひやひや。

 スコアが再び動いたのは37分。アデバヨール→ベントナー→ファンペルシーが3人のDFに囲まれながらも、体をうまく使ってラストパス→ナスリが左足で突き刺してアーセナルが勝ち越しに成功。39分フランス→フェイガン。ハルはストライカーを投入する。直後のコーナーキックは危なかったがなんとかクリア。さらにスローインから危ない場面をつくられる。気が休まらないアーセナル。いつものドキドキハラハラタイム。
しかし41分、ベントナー→ファンペルシーがためてラストパス→ベントナーが押し込んで1-3に。ファンペルシーはオフサイドだったが、これは貴重なゴールである。そして誕生日おめでとうベントナー。それにしてもベントナーは最近いいプレーを見せるようになっていて、ベントナーファンとしてはうれしい限り。43分アデバヨール→ソング、ジェオバンニ→ガルシア。ナスリを右、ディアビを左に置いて、ファンペルシーも守備に参加して逃げ切りに入るアーセナル。そういえば、ファンペルシーは今日3アシストである。

 ロスタイム、クリシーのクロスにベントナーが飛び込むもポストに嫌われる。アーセナルは2点差になったからか、ボールキープすることなく普通に攻める。ナスリあたりがボールを落ち着けてくれると助かるんだけど、これは仕方ないのか。トッテナム戦とか思い出すと怖い。ていうか、今のアーセナルでは3点差ぐらいないと安心できないっていうのが悲しい。

 試合は1-3で終了。アーセナルが一度は同点に追いつかれながらも、最後は勝ち点3を確実に獲得。

感想
 今は勝ち点3だけで満足しないといけないのかもしれないが、後半のゲーム運びには不満が残る。ハルをよみがえらせることなく、確実にしとめて欲しかったというのが本音。まあ、一度は追いつかれながらもそこから2点取ったことを誉めるべきなのかもしれないけど。
後はエブエ。今のままでは、アルシャビンが来たら確実にベンチに追いやられる気がする。ちなみに、アルシャビンについては、ゼニト側がアーセナルと火曜に正式に会談を持つらしく、そこで移籍が決定する可能性が高いらしい。中盤センターの補強も含めて今後も目が離せない。


Hull City 1-3 Arsenal: Match Analysis + Stats

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posted by worldwidefootball |05:20 | プレミア/アーセナル(08-09) | コメント(6) | トラックバック(1)
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ハルvsアーセナル~試合運び~

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アルシャビンなら絶対ポジション争いで負けたりしません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

posted by あ | 2009-01-18 11:49

ハルvsアーセナル~試合運び~

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アルシャビンなら絶対ポジション争いで負けたりしません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

posted by あ | 2009-01-18 11:49

ハルvsアーセナル~試合運び~

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アルシャビンよかジルコフでもほしいなと思うのは自分だけですか・・

posted by あん | 2009-01-18 12:50

ハルvsアーセナル~試合運び~

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>最近のアーセナルの問題点は、中盤に本職のサイドの選手がいないことである。
この部分で思ったんですが、昨シーズンのベストと思える(個人的にですが)両サイドのフレブ、ロシツキーも元々はサイドの選手じゃないですよね。彼らはドリブルも上手いですが、勝負パスがすばらしい。それに比べると今シーズンのサイド(主にナスリとウォルコット)はドリブルは上手いが、パスで勝負できない。中央を固めて待ち構えている相手の、狭く厳しい隙間を通すパスが出せるか出せないか、が一番の違いだと感じているのですがどうでしょう。
あとピッチを広く使うためのサイド攻撃の役割は、アーセナルの場合サイドハーフではなくサイドバックの比重が大きいかなと思います。

posted by par | 2009-01-18 14:54

ハルvsアーセナル~試合運び~

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サイド攻撃の役割がアーセナルの場合サイドハーフではなくサイドバックという意見には同感です。
サイドがうまく使えないのはCHが不安定のためにサイドバックのオーバーラップの数が少ないからだと個人的には考えています。昨年の試合を見ていると、クリシーorサーニャがかなり高い位置にいましたから・・・ 
仮にボールを奪われたとしても、両SBとSHが高い位置で詰めれるので、すぐにボールを奪い返せるのが昨年のアーセナルだったように思います。
やはりCHの補強が必要かなと・・・ベンゲルも獲得の意志はあるようなので。
それと、ハル戦のディアビの出来はよかったと思いました
ベントナーも自信をとりもどしたように見えました。
これからも若手に奮闘してもらいたいです!

posted by C.F | 2009-01-18 17:44

ハルvsアーセナル~試合運び~

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この試合はまだ見てないのですが、まずは勝てて一安心です。

parさん、 C.Fさんにほぼ同意なのですが、さらに、SBがあがれない要因として、中盤でボールをキープできるプレイヤーがすくないということと、サイドが上がった際にフォローするプレイヤーの不在(去年のフラミニ)があげられるのではないでしょうか。

フレブ、ロシツキーは、危険な位置でボールを奪われることも少なく、安心して、サイドは上がれたのかなと思います。

また、parさんがいう、MFがパスで勝負できないというのも、もちろんあると思うのですが、私はここでもやはり中盤で安心してボールを運べる人がいないというのが、なによりも去年との違いかなと思います。
中盤でボールをもてないから、サイドバックやらの後ろのプレイヤーが追い越せなかったり、他のプレイヤーがスペースに顔を出したりなど出来ず、結果、パスコースが減り、パスもうまくいかないのかなと思っています。



posted by oka | 2009-01-19 01:00

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