2008年06月13日
クロアチアvsドイツ~ダークホースになれるか~
クロアチアのスタメンはプレティコサ、コルルカ、ロベルトコバチ、シムニッチ、プラニッチ、スルナ、ニココバチ、モドリッチ、クラニチャール、ラキティッチ、オリッチ。 ドイツのスタメンはレーマン、ラーム、メルテザッカー、メッツェルダー、ヤンセン、フリッツ、バラック、フリンクス、ポドルスキ、クローゼ、ゴメス。ポーランド戦と同じスタメン。 前半 ともにボールをまわしている時間がやや長く、ブーイングが聞かれる立ち上がりになる。それにしてもスタジアムの盛り上がりはすごい。 クロアチアは4-2-3-1っぽい。DFラインは高めで、ドイツのDFラインは基本的に放置。ドイツの心臓、バラックにはトップ下の選手とニココバチが対応していた。ドイツがDFラインでボールを回す時間が長いのは、単純に出しどころがなかったからだと思う。 5分、メッツェルダーに足の上にのられたスルナがかなり痛がっていたが、大丈夫だったようでプレー続行。 ドイツはクローゼ、ゴメスがくさびを受けたり、右サイドを起点にして崩しにかかるが、バラックを封じられていては苦しそうだった。ドイツの攻撃はクロアチアの高い集中力の前にことごとく潰されていく。クロアチアはいつまでこの集中力を保てるのか。 中盤でのクロアチアの守備に手を焼き、単純に裏を狙う場面が増えるドイツだが、全てオフサイドになる。一本だけ微妙なのがあったが、クロアチアのDFラインを脅かすには至らず。 次第にクロアチアがボールを持ち押し込む時間が長くなり、ドイツはカウンターが多くなる。クロアチアはとにかくよく走り、サイドを広く使った攻撃でドイツを苦しめる。裏狙いのスルーパスも何本か狙い、メッツェルダー、メルテザッカーを慌てさせる。ドイツには裏を狙えは合言葉かもしれない。 試合が動いたのは24分。中央のクラニチャールがボールをはたき、左サイドからプラニッチのクロス→スルナがヤンセンの背後に一旦隠れ、前に出て右足であわせクロアチアが先制。よく言われる、DFの視界から一瞬消えるというやつか。関係ないが、プラニッチが22番をつけているのにいまさらながら違和感を感じた。エドゥアルドの分まで頑張るということだろうか。そういえばエドゥアルドはアーセナルのプレキャンプに間に合うらしい。無理しすぎはよくない気がする。 25分、ヤンセンの突破から、クロスをゴメスがとんぴしゃであわせるも枠の上。26分、スルナがポドルスキを倒してイエロー。 バラックを封じられているドイツはポドルスキが中央に進出し、バラックも高いポジショニングを取るようになるなど攻撃モードに入る。しかし、相変わらずクロアチアの守備を崩せない。逆に29分、左サイドからラキティッチのクロス→オリッチが頭で落とす→クラニチャールが決定的なチャンスも、シュートをふかしてしまう。レーマンとヤンセンがともに激怒。ドイツは苦しそうだ。 徐々に、中盤でファールでとめる場面が目立ちはじめるクロアチア。苦しいときにはセットプレーがあるドイツ。32分、バラックの直接FKはプレティコサがセーブ。その直後に立て続けにチャンスを迎えるも決めきれず。34分にはバラックがラインぎりぎりでボールを受け、そこからパスを出すもポドルスキ、ヤンセンがかぶってしまいチャンスをふいにしてしまう。 試合には関係ないが、クロアチアの監督ビリッチのリアクションがかなり面白かった。ピンチを招いて(チャンスを外して?)頭を抱える→スーツの内ポケットからペンか何かを落とす→何回もつばをつけてポケットに戻すとか。いちいちオーバーリアクションで、売れるのに必死なお笑い芸人のようであった。 38分、ドイツがコーナーキックを獲得。主審はエリア内でのつばぜり合いをいちいち制したため、なかなかプレーが始まらない。こういうとき、集中力が切れるのは守っているほうで、フリンクス→メッツェルダーがあわせるもわずかに枠の上。ここまでを見る限り、ドイツはセットプレーが最大のチャンスになるかもしれない。 41分、ボールを持ったコルルカが低い位置でヤンセンをあっさり交わし、中央に流す→最後はオリッチが胸トラップして左足のシュートもレーマンがファインセーブ。うまい。43分、クローゼがゴールネットを揺らすもゴメスのキーパーチャージで取り消し。 ロスタイム、シムニッチがどうでもいいところでの遅延行為でイエロー。これにいつものオーバーリアクションで抗議したビリッチ。一瞬退席処分になったかと思ったが、そうではなかった。こういう一緒に戦っているぜ、みたいな雰囲気が選手に受けているのかもしれない。 前半は1-0。ドイツは何かを変えないと苦しそうだ。クロアチアはこのままいって、できれば追加点をとりたい。 続きを読む前に1クリックお願いします!→→→→人気ブログランキングへ 後半 後半からヤンセン→オドンコル。フリッツが一列さがり、ラームが左サイドに移動。 ドイツはバラックが高いポジショニングをとり、フリンクスが攻撃の舵を取る形。前半の終盤からそうだったかもしれない。3分、ラームのクロス→プレティコサがクリアミス→バラックが左足のシュートもゴール上に外れる。バラックは中盤でボールをさばいたり、自ら前線に飛び出したりと何とかしようと精力的に動き回る。6分、モドリッチの無回転ミドルはレーマンが何とかおさえる。 前半とあまり流れは変わらないが、クロアチアは少し受身になっているかもしれない。ドイツはラームがクロスを上げる回数が多い。クロスが流れてオドンコルの前を通過していく場面も多かった。オドンコルは流れを変えられず、ボールが来る回数も次第に減っていった。よく知らないのでなんともいえないが、オドンコルは足が速い選手のはず。それならばスペースにボールを出してあげたほうがいいと思うが、そういったプレーは見られなかった。ここらへんの事情が分かる方はぜひ教えてください。 14分、スルナが右足を痛めてピッチの外に出るが戻ってくる。15分、コルルカの軽率なプレーからピンチを招くも何とかしのぐ。クロアチアは少しずつ押され気味になっている。 しかし17分、高い位置でメルテザッカーからボールを奪ったクロアチアは、右サイドからクラニチャールのクロスがポドルスキに当たる→方向の変わったボールはポストにあたりレーマンキャッチできず→オリッチが押し込んで2-0に。ついてないドイツ。それにしても、クロアチアベンチは見ていて面白い。 ここからさらにドイツを押し込むクロアチア。コーナーキックを蹴りに来たスルナが観衆を鼓舞する。20分ゴメス→シュバインシュタイガー。ポドルスキがトップに入る。 21分、またも高い位置でメルテザッカーからボールを奪い、クラニチャールが倒されクロアチアが絶好の位置でFKを獲得。22分、オドンコル→クローゼがシュートを撃つもブロックされる。ドイツはシュバインシュタイガーが入ってから、攻撃が左サイドよりになっている。 27分オリッチ→ペトリッチ。直後にシュバインシュタイガーが決定的なチャンスもプレティコサがなんとか触りコーナーに。イライラが募り、29分にラキティッチへの悪質なタックルでバラックにイエロー。イライラを抑えられないバラックは、フリンクスに八つ当たり。キャプテンなのに。 シュバインシュタイガーが内に絞り、ラームががんがん上がってくるため攻撃が完全に左サイドに偏るドイツ。そして34分、ラームのクロス→バラックが頭で落とすものの?が頭でクリア→こぼれだまをポドルスキが左足で突き刺して2-1に。35分スルナ→レコ、37分フリッツ→クラーニ。直後にレコのシュートをレーマンがはじき、メルテザッカーがクリアできずヒヤッとさせられる。ドイツはオドンコルをサイドバックにして超攻撃的に。40分クラニチャール→クネゼビッチ。クロアチアはDFの枚数を増やして逃げ切りに入る。それにしてもモドリッチは落ち着いている。ロスタイムは3分。 ロスタイムに入った直後、クロアチアがチャンスをつくりコーナーキックを獲得。そして時間を潰そうとしたレコのタックルを受け、レコを小突いたシュバインシュタイガーに一発レッド。レコ、レーマンにもイエロー。ついでに、その後のプレーでモドリッチもイエローをもらっていた。 試合は2-1で終了。クロアチアの、優勝したような喜びようが印象的だった。 感想 ドイツはバラックを消されるとやはり苦しそうだった。2トップもいまいちだったし、クロアチアの集中力の高い守備の前にほとんど見せ場を作ることができなかった。ドイツをけなすべきなのか、クロアチアを誉めるべきなのかは分からないが、個人的にドイツが負けるならこういう試合な気がする。 だが、逆にここで膿を出せたと考えて、気持ちを切り替えてもらいたい。シュバインシュタイガーは出場停止になってしまったし、決勝トーナメントでポルトガルとあたる可能性が高いなどいろいろと誤算はありそうだが、それでも戦力的には屈指なのは変わらない。こういう時こそ真価が問われそうだ。 クロアチアは、イングランドを予選敗退に追いやったときと同じ雰囲気を感じるチームだった。オーストリア戦の反省をうまく生かしてきたというところだろうか。今大会のダークホースになるかもしれない。ポルトガルと当たらないように、1位通過を狙いたいところだ。 最後に Young Croatian Football Fan Sadly Dies 心からご冥福をお祈りします。 最後まで読んでくださってありがとうございました。 人気ブログランキングに参加しています。ブログ更新の励みになるので、もしよろしければ1クリックお願いします。→→→→人気ブログランキングへ
posted by worldwidefootball |12:00 |
EURO2008/本大会 |
コメント(2) |
トラックバック(0)
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/worldwidefootball/tb_ping/184
この記事に対するコメント一覧
Re:クロアチアvsドイツ~ダークホースになれるか~
何故オドンコールを使うのか理解出来ません。シュナイダーがいないのが悔やまれます。
話は変わりますが、スペインの試合はレポートなしでしょうか?無敵艦隊が沈没する前に、活躍を評価してあげて下さい。
posted by jojo | 2008-06-14 15:59
クロアチアvsドイツ~ダークホースになれるか~
お返事が遅れて申し訳ありません。コメントありがとうございます。
ああいうサッカーをするならば、オドンコルは生きないですよね。スペースがあってこその選手だと思いますし。
スペインは今のところ沈没してませんね(笑)
posted by worldwidefootball | 2008-06-24 10:14


