2008年06月10日

オランダvsイタリア~悪夢のスタート~

オランダのスタメンはファンデルサル、オーイエル、ボラルーズ、マタイセン、ジオ、デヨング、エンゲラール、カイト、ファンデルファールト、スナイデル、ファンニステルローイ。ロッベンは怪我、ファンペルシーはベンチスタート。そしてスナイデルは誕生日らしい。

イタリアのスタメンはブッフォン、パヌッチ、バルザーリ、マテラッツィ、ザンブロッタ、ピルロ、ガットゥーゾ、アンブロジーニ、カモラネージ、トニ、ディナターレ。カンナバーロ不在の影響やいかに。

前半
オランダは4-2-3-1、イタリアは4-1-4-1で試合をスタート。ともにある意味予想通りのスタメンである。

2分、ジオがスナイデルとのワンツーで抜け出すもピルロにボールを奪われ、そこからカモラネージ→ディナターレがジオの裏に抜けてクロスをあげるもトニには合わず。6分、ファンデルファールトがミドルもブッフォンが落ち着いてボールを抑える。

イタリアはある程度DFラインを高くして、前線から寄せるのではなくとにかくスペースを消して守る。しかし少し極端すぎたためか、オランダはボランチより後ろが好き放題ボールを持つことができた。あまりにプレッシャーがかからないため、ピルロが焦って寄せに行く場面も散見された。ドナドーニはたとえオランダであっても、引いて守れば耐え切れると思ったのだろうか。カンナバーロがいなくても守備には自信があるらしい。攻撃はトニに預ける形、ザンブロッタを走らせる形ぐらいしかなく、ほとんど可能性を感じなかった。

というわけで、オランダは自由にボールを持てるもののそこから崩す部分で苦労していた。ニステルが楔を受けたり、スナイデル、ファンデルファールトはいい形でボールを受けようとピルロの横で動き回るなど、精力的に攻撃を仕掛けていく。しかし、相手はイタリア。煮詰まったオランダはロングボールを交えるようになるも、やっぱり崩せない。左サイドに攻撃がかたより、ボールがこないことに焦ったか、カイトは内に絞るようになり、中央の密度が高くなった。
守備ではピルロをファンデルファールトが見ていて、トニにはとにかく激しく当たりにいっていた。

試合は、オランダが押し込む時間が少しずつ長くなっていく。11分、ガットゥーゾの左足のクロス→トニがフリーでヘッドもゴール右に外れる。17分、カイトのスルーパス→ニステルが抜け出し、ブッフォンと接触するも、倒れなかったためPKはなし。倒れていたらPKだったかもしれない。18分にはデヨング→パヌッチが頭でクリア→こぼれだまを拾ったスナイデルの左足のシュートは枠の上。しかし、オランダはフィニッシュまでいく場面が少しずつ増えていく。イタリアは守備の時間が長い。23分、スナイデルのFKはマテラッツィが間一髪クリアしてコーナーに逃れる。

試合が動いたのは25分。右サイドからファンデルファールトのFK→ブッフォンがパンチング→?→スナイデルのシュート→ニステルが押し込んでオランダが先制。ニステルはオフサイドだった(パヌッチがピッチ外でうずくまっていたが、インプレー中ということでオンサイド扱いに)。執拗に抗議したトニにイエロー。イタリアはゲームプランが狂ってしまう。

イタリアは少し前に出てくるようになる。28分にはトニがエリア内でマタイセンに倒されるもノーファール。29分にはピルロ→ザンブロッタがクロスをあげるもボラルーズがクリア。イタリアが押し返し始める。
しかし31分、このコーナーキックからジオが左足でクリアする→カウンターからジオのサイドチェンジ→カイトが頭で中央に流す→スナイデルのsuperbなゴールで2-0に。電光石火。ジオよく走るなあ。あと、スナイデルをフリーにするなよとかディナターレに言っても仕方がないか。この失点によりイタリアは苦しくなる。

32分、ピルロ→ディナターレのボレーはボラルーズの股を抜けるもファンデルサルがキャッチ。この日のピルロはパスの精度が抜群だった。34分にはザンブロッタがカイトに足をかけてイエロー。直後にオーイエル→ファンデルファールト→ニステルが裏に抜けそうになるもオフサイド。イタリアが前がかりになってきていると見るやすぐに裏を狙うとはなかなかいやらしい。ここからは省略。イタリアが攻めるも崩すことはできず前半が終わる。ニステルがブッフォンとの一対一を決めていたら、それで試合は終わっていたかもしれない。ブッフォンはさすがだった。

前半は2-0。イタリアは動かざるを得ない。どう動いてくるのだろうか。

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後半
両チームとも選手交代はなし。うーん…

イタリアは攻めているものの決定的なチャンスをあまりつくれない。そもそも攻撃を考えたメンバーではないはずで、オランダの守備が弱いとは言ってもそんなには甘くないはず。トニはタイトなマークに苦しんでいるし、もういちかばちか、攻撃的な選手を入れるしかないと思う。ザンブロッタはかなり頑張っていたが。

9分マテラッツィ→グロッソ。カモラネージを復活させるためだろうか。マテラッツィはベンチに帰ってカンナバーロに話しかけるもカンナバーロは厳しい表情を浮かべる。
イタリアはゴール前までいく回数は増えたものの、ゴールのにおいがしない。14分にはトニがキープし、反転してシュートを撃つも勢いがなくファンデルサルがボールを抑える。

ピルロのFKが外れたあと、19分にディナターレ→デルピエロ。デルピエロは20分に右足でシュートを撃つもファンデルサルがキャッチ。イタリアはデルピエロが中央にいて、左サイドのスペースはグロッソが使うという変則的な3トップで猛攻を仕掛けるも、どうしてもゴールが遠い。24分にはデルピエロがうまくボールを受け右足のシュートも枠の上。そして26分ニステル→ファンペルシー。怪我だけはないように頼みます。

29分カモラネージ→カッサーノ。この直後、カッサーノ→トニがラインぎりぎりで抜け出し、うまくトラップして決定的なチャンスを迎えるもシュートをふかしてしまう。ファンデルサルの威圧感が外させたのか。31分ボラルーズ→ハイティンハ。ボラルーズは追加召集だったので、それを考慮しての交代かもしれない。

32分、ピルロ→グロッソがカイトを交わしてシュート→ファンデルサルはじく→トニ、デルピエロがつめるもクリアされてしまう。イタリアらしくないかさにかかった攻めを見せるも決めきれない。33分にはピルロのFKをファンデルサルがファインセーブ。そして直後のカウンターから、カイトのシュートを一旦ははじくももの、再びカイトがクロス→なぜかそこにいたジオのヘッドで3-0に。ブッフォンが3点とられるとは珍しい。まあ、全失点ブッフォンのミスではないが。

36分カイト→アフェラーイ。アフェラーイは自ら仕掛けてバー直撃のシュートを撃つなどまだ攻め手を緩めないオランダ。イタリアの選手は明らかに落胆の色が濃くなっている。サポーターの表情も対照的だった。ここからは省略。

試合は3-0で終了。オランダは30年ぶりのイタリア戦勝利らしい。一方のイタリアは悪夢のスタートとなった。


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posted by worldwidefootball |22:00 | EURO2008/本大会 | コメント(4) | トラックバック(2)
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この記事に対するコメント一覧
オランダvsイタリア~悪夢のスタート~

一点目はブッフォンと接触したパヌッチがエリア外にいたのでオフサイドではありません。
なんにしてもイタリアは不運でしたね。

posted by ブームブーム | 2008-06-10 20:09

オランダvsイタリア~悪夢のスタート~

 1点目のパヌッチの件は、審判の判断に任せるしかないですね。プレーヤーとするか(そうするとオンサイド)、怪我人とするか(この場合オフサイド)あの瞬間に判断しないと駄目なので、判定としてかなり難しいですね。
 得点後治療を受けているわけではなかったので、まあプレーヤーと判断しても、問題ないと思います。

 昔ラモスは、オフサイドをケアするために、ゴールラインの外(フィールドの外)に逃げることをしてました。明確にプレーする意思がないことを、審判が判断したら、オフサイドにならないこともありますが、あのケースは、パヌッチに明確にプレーする意思が無いことの判断はできないので、ゴールを認めたと思います。

posted by K | 2008-06-10 20:39

オランダvsイタリア~悪夢のスタート~

イタリアの3ボランチが機能してなかったので、そこを真っ先に変えるべきだった。ピルロとガットゥーゾはさすがだが、ファン・デル・ファールととかで対応されていて、アンブロッジーニからちゃんすは生まれそうにないし... だいたい2-0の状態であの中盤を変えなかったのがしんじられない。WGにボールが言ってなかたのはあの中盤のせいだし。攻撃はグロッソ、ザンブロッタのサイド攻撃のみ...WGにボールがいくのはそのとき程度で、試合を支配すらできていなかった状態であの中盤を維持し続けたことが信じられない。

posted by heyeheyeheheyeyeyeh | 2008-06-12 05:51

オランダvsイタリア~悪夢のスタート~

お返事が遅れて申し訳ありません。コメントありがとうございます。

>ブームブームさん
ありがとうございます。修正しておきました。

>Kさん
ご教示ありがとうございます!勉強になりました。

>heyeheyeheheyeyeyehさん
ドナドーニがミラン勢にかけたのは、これまでの選手起用を考えれば個人的にはある程度納得はいきます。ただ、2-0になってから動くのは遅かった気がします。まったくおっしゃるとおりだと思います。

posted by worldwidefootball | 2008-06-24 10:12

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