2008年04月27日
チェルシーvsマンチェスター・ユナイテッド~強運のチェルシー~
チェルシーのスタメンはチェフ、フェレイラ、カルバーリョ、テリー、Aコール、ミケル、エッシェン、バラック、Jコール、ドログバ、カルー。サブはクディッチーニ、ベレッティ、マケレレ、シェフチェンコ、アネルカ。 ユナイテッドのスタメンはファンデルサル、ブラウン、リオ、ヴィディッチ、シルベストル、キャリック、フレッチャー、アンデルソン、ナニ、ルーニー、ギグス。サブはクシュチャク、オシェイ、ハーグリーブズ、ロナウド、テベス。ユナイテッドはまだ負けられるため、この試合よりもCLを重視した模様。 入場前の通路で、Jコールは気さくな笑顔でイングランド代表の面々と握手をするも、リオは厳しい表情を浮かべる。鼻の穴を膨らませ、目をぎらつかせるリオはマジで怖い。話しかけるなオーラ全開。 チェルシーの各選手のユニフォームには、今週の木曜日に亡くなったパット・ランパードさんを偲ぶ黒い喪章。人生にはサッカーよりも重要なものがある。シーズンを左右する大一番だが、フランク・ランパードは召集外となった。 両チームの選手が入場すると、地鳴りのような歓声。ミケルが階段でこけそうになっていたのは笑えた。ファーガソンとグラントが笑顔で握手。試合前の一連のルーティーンが終わり、チェルシーのキックオフで試合開始! 前半 開始直後、ブラウンとファンデルサルの連携ミスから、Jコール→カルーのクロス→リオがクリア→エッシェンのミドルは枠の上。1分、カルーとAコールのパス交換から、またもエッシェンがシュートを撃つもファンデルサルがおさえる。しかし、チェルシーはいい感じで試合に入る。 序盤のチェルシーはドログバへの放り込みを多用。ドログバは中央に張るのではなく、少しサイドに流れて勝負。そして、ユナイテッドの選手がボールを持っているときの寄せ方がかなり激しい。 7分、ボールをコントロールしようとしたドログバが、背後から寄せに来たヴィディッチの顔面に強烈な膝蹴りをお見舞いしてしまい、しばらく試合が中断される。ヴィディッチはノックアウトされたボクサーのように崩れ落ち、口からおびただしい量の出血。一旦は立ち上がるものの足元がおぼつかず、本人がベンチに交代を要求。そして担架で運び出される。そういえば、ヴィディッチが脳震盪を起こした場面を前に見た気がする。そのときも途中で交代していたはず。怪我から復帰→バルセロナで胃腸炎になり試合に出れず→この膝蹴りとは、ヴィディッチもついてない。 1人多いチェルシーは、さらにユナイテッドを押し込む。12分には、カルーがドログバとワンツーで仕掛けるもキャリックのタックル→シルベストル、リオに寄せられシュートは撃てず。13分、フェレイラのクロス→シルベストルのハンドにより絶好の位置でFKを獲得。その直後の14分、ヴィディッチ→ハーグリーブズ。バルサ戦と同じく、ブラウンがセンターバックに入り、ハーグリーブズが右サイドバックに。 試合はチェルシーがボールを持って攻め、ユナイテッドが時々カウンターでやり返す展開。15分、左サイドのルーニー→ギグスが中央でフリーだったものの、トラップミスでチャンスをふいに。ユナイテッドはバルサ戦同様ポゼッションを捨てているようで、チェルシーのCBにはほとんど寄せることなく、4-1-4-1で徹底的にスペースを消して守る。さすがに人数をかけているだけあって、守備では危険な場面をつくらせていなかった。しかし、攻撃がほとんど形にならない。ルーニーが左サイドに流れる→出しどころがない→時間がかかる、ギグスは行方不明、ナニはAコールとの一対一になかなか勝てない。ユナイテッドの攻撃からは可能性を感じなかった。 20分、ナニのFKをキャッチしたチェフのゴールキックから、カルー→Jコールがボールを受け、ほぼ2対2の状況をつくり出す→シルベストルのクリアがキャリックにあたる→こぼれだまをJコールがシュートもポストにあたってしまう。もったいない。 22分、ピッチサイドのレポーターから、ヴィディッチが病院に運び込まれたとの一報が。very very groggyな状態だそうだ。大丈夫だろうか。 25分、カルー→Jコールがリオを交わし決定的かと思われたが、ファンデルサルがボールをおさえる。 29分、ファンデルサルのキックミスをバラックがセンターサークル付近で奪い、パスを出そうとしたところをフレッチャーに倒されるもカードは出ず。ファンデルサルが衰えを感じると言っているのは、こういった部分かもしれない。最近キックミスが目につく。直後のJコールのシュートはサイドネット。 チェルシーは攻めているものの、バルサ同様ゴールが遠い。ボールをつないでいっても途中で引っかかったり、なんとか崩してもラストパスが合わなかったりとなかなか決められない。セットプレーも全て跳ね返される。ユナイテッドの守備は本当に堅い。 ドログバはリオとまともに勝負するのではなく、ブラウン、シルベストルと勝負するようにしていてボールキープする場面が多かった。 攻撃が形にならないユナイテッドは、チェルシーのラインの裏を一発で狙ってみるが全てオフサイドになる。32分、オフサイドをとられたナニがラインズマンに何かを叫ぶ。 34分、スタンドで観戦するカペッロが映し出される。現地の実況では、イングランドの次期キャプテンを見定めているんでしょうと言っていた。個人的には、最終的にはテリーになると思うが。 43分、Aコールがナニのタックルを受け、派手に倒れるもカードは出さないでくれ、といった仕草を見せる。そういえば、ユナイテッドのホームの試合ではエブラの足を踏んだミケルが退場になったのを思い出した。 スコアが動いたのは45分。ドログバのキープ、クロス→ハーグリーブズがカルーにひきつけられる→フリーのバラックのヘッドでチェルシーが先制。バラックはユニフォームを脱ぎ、イエローをもらう。そしてパット・ランパード、8、RIPの文字が入ったユニフォームをキャプテンテリーを中心にして天に掲げる。感動的な場面だった。 前半は1-0で終了する。退場者こそ出ていないものの、ユナイテッドのホームでの試合も同じような展開だった。 シュート数はチェルシー7本(枠内3本)、ユナイテッド1本(0本)。ボールポゼッションはチェルシー54%、ユナイテッド46%だった。 続きを読む前に1クリックお願いします!→→→→人気ブログランキングへ 後半 ハーフタイムでの選手交代はなし。少し意外。 ユナイテッドは前半に比べると、少し攻撃意識を高めてきた。しかしチェルシーの守備も堅く、点を取れそうな雰囲気はほとんどない。アップをするロナウド、テベスがカメラに何回も映し出される。ファーガソンはいつ動くのか。 そう思っていたら11分、チェルシーはミスから同点に追いつかれてしまう。ドログバがアンデルソンにファールを受けてチェルシーがFKを獲得。フェレイラがなぜか早めにリスタートする→位置関係を把握できていないカルバーリョがキャリックに寄せられ、とんでもないバックパス。これをルーニーが奪うと、ゴール左にポスト直撃のシュートを決める。カルバーリョのミスもそうだが、後ろにルーニーがいるのを分かっていながらリスタートしたフェレイラもどうなのだろうか。別に急ぐ場面ではなかったのではないかと思う。ルーニーは股間節の違和感があったようで、祝福を拒否。ファーガソンはつまずきながらも喜ぶ。 カルバーリョは15分、バラックの絶好の位置からのFKに当たってユナイテッドのゴールキックにしまうなど、何かツキもない印象。17分、何故かフリーになったギグスの強烈なミドルはチェフがはじく。そして19分ルーニー→ロナウド、20分アンデルソン→オシェイ。この交代の意図は、現地の解説者曰く中盤でのポゼッションを高めるためらしい。21分フェレイラ→アネルカ。チェルシーはエッシェンを一列下げ、4-4-2にシステムを変更。 ユナイテッドはカウンターが多くなる。ロナウドは自分で仕掛けまくりで、ファールでとめられる。そして、ロナウドがプレーに絡む度に観衆は凄まじいブーイング。シェフチェンコがアップをしている。 26分、テリーがナニに倒され絶好の位置でFKを獲得。そしてドログバとバラックがどちらが蹴るかで揉め、カルバーリョが仲裁に来る。結局ドログバが蹴るも、ファンデルサルがファインセーブ。直後のユナイテッドのカウンターから、ナニに必死に寄せたミケルが倒れる。するとその間を利用して、ドログバがバラックに対してしつこく因縁をつけはじめる。テリー、カルー達やコーチがなだめるもまだ収まらないドログバ。この大一番で何をやっているんだか。 ユナイテッドは少しずつ、ゲームをスローダウンさせにかかる。33分、フレッチャーのクリアが股間に当たったハーグリーブズが倒れ込む。時間稼ぎ(?)に対して観客は大ブーイング。そして、リオが倒れこむハーグリーブズをなぜか蹴っていた。しっかりしろということか。でもこれはどうなんだろうか。 36分カルー→シェフチェンコ。直後にエリア内でブラウンのハンド→ドログバのハンドは、ユナイテッドボールに。沸き立った観衆は一気にブーイング。 しかし38分、バラック→ドログバがシルベストルに倒される→エッシェンのクロスがキャリックの手に当たり、これがハンドと判定されチェルシーがPKを獲得。キャリックは頭を抱える。リオをはじめとしてユナイテッドの選手は執拗に抗議するもPKは取り消されない。キッカーはバラック。ファンデルサルが遅延行為でイエロー。 すさまじいプレッシャーがかかったなか、バラックがゴール左にしっかり決めてチェルシーが勝ち越しに成功。カルバーリョが真っ先に抱きついていたのが印象的だった。ファンデルサルにコミュニティーシールドの奇跡は再び起こらず。ちなみにこのときの実況は、BALLACK and title race has a way to run yet!だった。何かかっこいい。 42分Jコール→マケレレ。ベレッティが入る予定だったが、勝ち越したことで予定変更。チェルシーは逃げ切り体制に入る。何故かドログバにイエロー。 ここからユナイテッドは怒涛の攻撃を見せる。43分、リオのロングボール→ナニがうまくトラップして、中央に折り返す→キャリックが潰れる→ロナウドのシュートはAコールがクリア。ロスタイムは5分。 ロスタイムに入った直後、ギグスのFK→中央に頭で折り返す→フレッチャーのヘッドもシェフチェンコがナイスクリア。そしてリオがミケルに食って掛かり、テリーが必死になだめる。リオ、ハーグリーブズにイエロー。これはカペッロの心象は悪そうだ。 試合は2-1で終了。バラックとドログバが真っ先に抱き合って勝利を喜ぶ。残り2試合の地点で両チームは勝ち点で並んだ。得失点差でユナイテッドの首位は変わらないが、ユナイテッドは苦手のウェストハム戦を残している。プレミア争いは分からなくなった。 感想 チェルシーは勝ったけど、運がよかった面もあると思う。ミスで失点して、勝ち越さなければいけないのにチーム内で揉めるとかありえない。これを見たときはチェルシー勝てないかも、と思ったが結局勝ってしまった。ロスタイム前後には2度ライン上でクリアする場面もあったし、今日はチェルシーの日だったのかもしれない。ただ、運だけで片付けられない強さを持っているもの事実だと思う。 ユナイテッドはCLを見据えてメンバーを落としていたため、負けることもある程度想定していたかもしれない。ファーガソンはあまり熱くなっていなかった感じもする。ただ、ドローで終われそうな雰囲気だっただけに残念な結果となった。 いずれにせよ、プレミアは最終節までもつれそうなので楽しみである。個人的には、ユナイテッドが優勝にふさわしいとは思いますが。 最後まで読んでくださってありがとうございました。 人気ブログランキングに参加しています。ブログ更新の励みになるので、もしよろしければ1クリックお願いします。→→→→人気ブログランキングへ
posted by worldwidefootball |10:00 |
プレミア/ユナイテッド(07-08) |
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チェルシーvsマンチェスター・ユナイテッド~強運のチェルシー~
実は私、仕事のため見そこねてしまったんですが
文章だけでも十分に試合を堪能できました(^^)
頭の中に映像が浮かんでくるブログでした。
適度な私見、解説も分かりやすくてGood!
再放送見るときは、揉め揉めしてるところを
気にして見ます!
posted by みなみ | 2008-04-27 02:53
チェルシーvsマンチェスター・ユナイテッド~強運のチェルシー~
最後のほう揉めましたけど総じていいゲームでしたね!…と私は思っているのですが(笑)
これで色々面白くなってきましたね。プレミアにしろCLにしろ。これからの盛り上がりに、より期待したいです。
posted by so-ma | 2008-04-27 08:09
チェルシーvsマンチェスター・ユナイテッド~強運のチェルシー~
バルサの結果も見たんですけど、やはりプレミアのレベルに気ずかされてしまいました。チェルシーは運がよかったですね。カルバーリョはいけませんでしたが(笑)
これでプレミアの首位決戦もおもしろくなってきました。この試合を見ての自分の意見ですが、CLの決勝でも戦ってほしいです。
posted by バルサ&マンUファン | 2008-04-27 09:35
チェルシーvsマンチェスター・ユナイテッド~強運のチェルシー~
僕はこの試合チェルシーのゲームだったと思いますけどね。マンUにはあのミスに乗じた同点ゴール以外ゴールのにおいがしませんでしたし。また、最後の二つのチャンスはチェルシーが1点差を守ろうと少し引いたことによって生まれたシーンですから。マンUはここのところ守ってカウンターというのが染み付いてきましたね。プラン通り、プラン通りというサッカーで昨日はやられてしまった感があります。そんなサッカーではホームでのバルサ戦厳しいかもしれないですね。チェルシーにも昨日は気持ちで負けていました。
posted by CR | 2008-04-27 10:02
チェルシーvsマンチェスター・ユナイテッド~強運のチェルシー~
ミケルはうけました(笑)
ドログバのイエローは遅延行為かと。
シェバの喜び方は可愛かったw
自分的にはアーセナルファン、トーレスファンなんで、優勝争いないですが、今日はこの結果でプレミア争いが面白くなっていいとおもいます(^0^)
ランパードのユニホームを上げた時、ほんとに感動しました。
来年はアーセナルに勝ってもらわないと( ̄□ ̄|||!
得点王はトーレスで!!!笑
いい試合でしたね。
posted by uk | 2008-04-27 10:24
チェルシーvsマンチェスター・ユナイテッド~強運のチェルシー~
ハーグリーブスは股間にボールが当たってしまったみたいですよ。ファーディナンドが蹴ったのは知っていたかどうかはわかりませんが。
後味はあまりよ良くないゲームでしたがチェルシーファンの自分としてはプレミアの火が消えなくて良かったです
posted by ss | 2008-04-27 10:45
チェルシーvsマンチェスター・ユナイテッド~強運のチェルシー~
トーレスでおもいだしましたけど、なんかリヴァプールが借金してるから、放出が濃厚だとか・・・。
ルーニーは股関節なんですか?
おそらく腰だとおもいます。
間違っていたらすいません・・・
posted by K | 2008-04-27 19:20
チェルシーvsマンチェスター・ユナイテッド~強運のチェルシー~
これほど両チーム気持ちの入ったプレーが見れた試合は見たことないです!!
でも、これがサッカーの醍醐味ですよね。気持ちが入ってるからこそ、ドログバとバラックの言い合い、気持ちのぶつけ合いだと思います。仲良しこよしのチームワークでプレミア獲れると思いませんし。
試合終了のときのドログバとバラックが抱き合ったシーンですべてのわだかまりがとけたと思いますし、勝ちたい気持ちが強いからこその言動、行為だとお互い理解してたと思います。
チェルシーのファイティングスピリットは日本代表も見習うべきだなぁと思いました。難しいと思いますけど(笑)
posted by ao | 2008-04-29 14:55
チェルシーvsマンチェスター・ユナイテッド~強運のチェルシー~
お返事が遅れて申し訳ありません。コメントありがとうございます。
>みなみさん
ありがとうございます。励みになります^^
結局何もなかったことになっているみたいですね。試合終了後に、チェルシーのスタッフとユナイテッドの選手がもめたらしいですが。
>so-maさん
僕もそうだと思います。
最近、ドライに書こうとしすぎて試合を楽しめていないんですよね。ちょっと悩んでます。
>バルサ&マンUファンさん
今はプレミアの時代ですね。ただ、プレミアは上の4チームは強いですが、それ以外は微妙だと思います。UEFAで結果を出せていないですし。格差が広がっているということかもしれません。
>CRさん
今考えるとそうでしたね。ユナイテッドがCLを優先したのもありますが。
ユナイテッドは勝ちましたね。ファーストレグとは異なり攻撃的でしたし、久しぶりにらしい試合をしたと思います。後半はしんどそうでしたが。
>ukさん
得点王はアデバヨールでしょう(笑)
>ssさん
たぶん知らなかったんでしょうね。知ってて蹴ったのならちょっとあれですよね(笑)
>Kさん
さすがにないと思いますけどね。トーレスを放出したら暴動ものでしょう。
ルーニーはhip injuryのようですね。すぽるとでは股関節っていってたんですが。
>aoさん
試合に勝ったからそうなるかもしれませんが、負けていたら確実に敗因にされていたと個人的には思います。ドログババッシングが展開されたでしょうね。
日本代表ってあまり覇気が感じられないですよね。海外のサッカーを見慣れてしまうとやはり物足りなくなりますが、日本国民としてはがんばってもらいたいです。
posted by worldwidefootball | 2008-05-01 03:04


