2008年04月20日

アーセナルvsレディング~久々の完勝~

 リバプール、ユナイテッドに連敗し今シーズンも無冠で終えることになったアーセナル。これからは来シーズンを見据えながら、若い選手を積極的に使っていくことになる。ウォルコットに爆発の予感が漂うだけに、これから注目していきたい。セスクのバックアッパーとしてのデニウソンの成長にも期待したい。ヴェンゲルは2位を狙い、pride and dignityを持って戦うようチームを鼓舞している。

 アーセナルのスタメンはレーマン、トゥーレ、ギャラス、ソング、クリシー、ウォルコット、ファブレガス、ジウベルト、フレブ、ファンペルシー、アデバヨール。サブはMannone、センデロス、エブエ、デニウソン、ベントナー。センデロスは試合に出るのだろうか。

 レディングのスタメンはこちらです。現在残留争いの真っ只中のため、全力で立ち向かってくるだろう。

 これからのアーセナルの試合は、すべてアーセナル目線で書くつもりです。相手チームにはあまり触れないと思いますが、気を悪くしないでください。

前半

 開始早々、ソングがドリブルで積極的に攻めあがる。前にスペースがあると自分でボールを運ぶ、これがソングらしさか。そしてクリシーがとんでもないミスパスをしてピンチを招く。ソングが寄せてコーナーキックとなるが、ときどき集中力の切れるクリシーの悪い癖は健在のようだ。

 リバプール戦からそうなのだがコーナーキックを蹴る際、ファブレガス、ファンペルシーが2人で蹴る場面が多い。右CKの場合、ファンペルシー→ファブレガスがとめて→ファンペルシーが蹴るみたいな。でも、いつも同じことをやっていたら読まれるので、ファブレガス、ファンペルシーもいろいろ工夫していた。だが、前半だけでも何回もコーナーのチャンスはあったが、ソング、アデバヨールの場面以外はほとんど合いそうな雰囲気はなかった。

 ウォルコットは時折スピードに乗ったドリブルで観衆を沸かせていた。ウォルコットの課題はフィジカルと言うよりも好不調のムラが激しいこと。このムラがなくなればすごい選手になりそうだが、スチュアート・ピアースはまだ2,3年はかかると見ているようだ。

 7分にクリシーがフレブとのコンビを見せ、いい位置でFKを獲得。フレブは8分にファブレガスへ決定的なラストパスを供給するなど、ここにきて調子を上げてきているようだ。遅いけど。

 ファンペルシーは相変わらずで、シュートをふかす癖は改善されていない。これは結構重症かもしれない。そもそも、最近まったく枠に飛ぶイメージがない。この試合では時間が経つにつれて、何回か惜しいシュートを撃っていた。しかし、これはチャンスの数を考慮すべきかもしれない。

 フレブはドリブルで仕掛けるそぶりは見せるものの、ガンガンいくタイプではない。独力で無理なときは、クリシーがフレブを追い越す動きを見せたり、ファブレガス、アデバヨールが助けに来たりしていた。しかし14分の場面のように、フレブ→アデバヨール→クリシーが抜け出しても、ゴール前の密度が確保されていないとあまり効果的とは言えない。アーセナルの前線の選手で、ヘディングが強いのはアデバヨールぐらい。それを考えると、サイドバックのオーバーラップを効果的に使う方法を考え直すべきかもしれない。

 アーセナルはいつものように、ゴールを意識したポゼッションが出来ていない感じ。時折見せるカウンターは可能性を感じさせるが、ゴールのにおいがしない。レディングに守備を固められたからという見方もできそうだが。

 23分、ファブレガスのロングボールをアデバヨールがぴったり足元でトラップし、シュートを撃つもDFにブロックされる。最近のアーセナルは、全体的にロングボールを蹴る回数が減っている。

 26分、ウォルコットがファンペルシーとのワンツーで抜け出すも、折り返しは相手DFにあたりコーナーに。今日のウォルコットはいい日のようだ。

 28分、ファンペルシーの強烈なFKはハーネマンがファインセーブ。ファンペルシーはいいFKを持っているだけに、チームとしてセットプレーを奪いにいく姿勢も重要だと思う。

 試合が動いたのは30分。レディングの選手がウォルコットにひきつけられ中央にぽっかりとスペースができ、すかさずトゥーレがアデバヨールへパス。これをうまくトラップすると、アデバヨールはいつものコースに蹴りこんでアーセナルが先制。アデバヨールの足でのゴールは久しぶりのような気がする。それだけ外したイメージが強い。
アーセナルの場合、決定的なチャンスはほとんどアデバヨールに訪れるわけで、アデバヨールが決められなくなると点が取れなくなってしまう。フレブトップ下ならなおさら。これは来シーズンに向けて改善すべきポイントである。ファンペルシー頑張れ。

 直後にカウンターからトゥーレが折り返す→ファブレガスが届かなかった場面など、先制してアーセナルは余裕が出来たようだった。そして38分、ジウベルトのミドルがディフレクションしてゴールに吸い込まれ2-0に。それにしても、ミドルが相手の頭に当たって入るのは始めて見た。

 このゴールの後しばらくして、フラミニが映し出される。契約更新を渋るフラミニに対して、ヴェンゲルは今月中に結論を出すよう警告している。頼むから残留してくれ。

 41分、アデバヨール→ファンペルシーのシュートはハーネマンがファインセーブ。43分にはトゥーレの強烈なシュートをまたもハーネマンがファインセーブ。ハーネマンが獅子奮迅の活躍を見せるも、試合はアーセナルのワンサイドゲームの様相を呈している。

 44分、ソングが左肩を抑えてピッチの外へ出るも、無事戻ってきた。

 前半は2-0で終了する。アデバヨールが腰を抑えていたのが気になった。
アーセナルの前半のポゼッションは65%だった。プレッシャーから解放されたのか。

続きを読む前に1クリックお願いします!→→→→人気ブログランキングへ

後半

 アーセナルはギャラス、ソングも積極的に攻撃参加するなどのびのびとプレーしている印象。懸念されているジウベルトも、この試合では攻守で存在感を見せる。4分には相手のラインの裏へ出して、ウォルコットの決定機を演出。ハーネマンが前に出すぎたため決定的だったが、結局決めることはできず。8分には、レディングゴール前でボールがピンポン玉のように方向が変わるなど、アーセナルは怒涛の攻撃を見せる。

 レディングはイライラが募り、ややファールが多くなる。12分にはファンペルシーがビケイに悪質なタックルを受ける。直後にそれにキレたフレブがマーティーの顔面にビンタをかますが、幸運にもカードは何も出ず。現地の実況では'lucky to be on the pitch'と言っていた。15分トゥーレ→エブエ。

 エブエは右サイドバックの位置に入ったが、中盤の癖が抜けないのか、ペナルティーエリアの手前でも相手を抜いていた。余裕があるためだと思うが、もう少し安全に頼みます。
現地ではエブエをなぜサイドバックで使わないのかという批判が渦巻いている。個人的にヴェンゲルは、エブエの抜きたがりを考慮して前目で使っている気がする。サニャが思ったよりも使える→エブエを前目で使うことで、サイドの選手層の拡充も図れる。エブエはプライドが相当高いらしいので、危険分子にもなりえるし、とか。みなさんはどう思いますか?
ちなみに、エブエはこの夏に移籍する可能性があるようです。契約は来年まで、エブエがお金のことでごねるのが目に見えている、それなら今年で売ってしまえ、みたいな感じか。ちなみに、エブエはピッチ外ではめちゃくちゃ面白い奴らしいです。

 試合に話を戻す。相変わらずアーセナルのワンサイドゲームで、26分には、ファンペルシーの強烈なFKがクロスバーを直撃し、ラインを割ったようにも見えたがノーゴール。完璧な軌道だっただけに残念。27分にはウォルコットのシュートがまたもクロスバーに嫌われる。チェルシー対ミドルスブラもこんな感じだったっけ。まあ、ウォルコットのシュートは撃った側に問題がありそうだったが。

 28分ハーパー→ファエ、ソンコ→Duberry 、29分アデバヨール→ベントナー、フレブ→デニウソン。アデバヨールは「え、オレ?」、みたいな顔をして、仲の悪いベントナーと交代。そして久しぶりのデニウソン。ファブレガスのバックアッパーができる資質を持つ選手だけに期待が集まる。ちなみに現在ポーツマスで活躍しているらしいディアラは、ファブレガスが怪我でいなかった数試合、先発でチャンスを与えられていた。しかし何もできず。プライドの高い本人のためにも、移籍して正解だったかもしれない。

 この辺りからレディングのスイッチが入り、アーセナルはチャンスをつくられるもレーマンのファインセーブもありなんとかしのぐ。34分ケベ→マテヨフスキー。37分にはファブレガスが決定的なシュートもDuberryにライン上でとめられる。39分にはオフサイドでアーセナルのゴールが取り消される。ここからは省略。

 試合は2-0で終了。久々に見るアーセナルの完勝だった。後半決められないのもアーセナルらしさか。このらしさは改善してほしいけど。


最後まで読んでくださってありがとうございました。
人気ブログランキングに参加しています。ブログ更新の励みになるので、もしよろしければ1クリックお願いします。→→→→人気ブログランキングへ

posted by worldwidefootball |10:20 | プレミア/アーセナル(07-08) | コメント(3) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/worldwidefootball/tb_ping/167
この記事に対するコメント一覧
(事務局では、サービス全体の雰囲気醸成の為、全コメントをフィルター/目視チェックし、削除等しております。見逃し等も有りますので、ご不快な思いをされた場合は、事務局宛 support@plus-blog.sportsnavi.com にご意見頂けると幸いです。)
アーセナルvsレディング~久々の完勝~

久しぶりにハラハラせずに試合が見れました!
来シーズンに期待が持てる結果でしたね!

posted by シンプル | 2008-04-19 23:58

アーセナルvsレディング~久々の完勝~

エブエのSBは、もはや考えられません。
但し、彼は過密日程でも全然へこたれませんので、ターンオーバーで、相当の格下相手、若しくはCUP戦などで、どうしても点が獲りたくて時などは良いかと思います。
結果的に出場試合数が増えて本人も喜ぶ(満足する)し、FW2枚置いた状況でサイドにウォルコットで中をつり出す事もできるし。
しかし、通常の試合においては彼のディフェンス能力やworldwidefootballさんの言われている”悪い癖”のようにリスクが大きすぎると思います。
前後の味方との連携(というか組み合わせ?)は、SMFでも疑問なのですが…。
そう考えると、やはりウォルコットがSMFでエブエ売りか、今期のようにウォルコットがスーパーサブのままか…。
アルセーヌはどう考えているのでしょうね。

posted by VV | 2008-04-20 11:04

アーセナルvsレディング~久々の完勝~

コメントありがとうございます。

>シンプルさん
安心して見られてのは久しぶりでしたね。後半決め切れないのもアーセナルらしいですけど(苦笑)

相手がレディングということは考慮すべきだと思いますが、とにかく内容の伴った勝利ですね。残り試合は全勝でいきましょう!

>VVさん
エブエをサイドバックにという批判は、ウォルコットをスタメンで使わないヴェンゲルに対する不満の現われでもあると思います。おっしゃるとおり、非常にリスクが大きいですよね。かといって、エブエを前目で使うことがいいとも思わないです。ここらへんは難しいところですね。おそらくチーム内部の事情も絡んでいると思います。

ヴェンゲルは以前、ウォルコットはスーパーサブとして使うほうがいいパフォーマンスをすると考えていて、スタメンではパフォーマンスが落ちると言っていました。これからの残り試合、ウォルコットはおそらく全てスタメンのはずなので、ヴェンゲルの考えを改めさせるような活躍を見せてもらいたいですね。個人的に、トップでプレーできるようになれば理想的だと思います。相手のDFラインは大抵高いですが、ウォルコットがスピードを生かして裏を狙う。スラビアプラハ戦みたいな展開が理想だと思います。

エブエの去就は、ウォルコット次第かもしれませんね。

posted by worldwidefootball | 2008-04-21 10:14

コメントする