2008年04月06日

アーセナルvsリバプール~終焉~

アーセナルのスタメンはアルムニア、ホイト、トゥーレ、ギャラス、トラオーレ、ジウベルト、エブエ、セスク、フラミニ、ウォルコット、ベントナー。サブはレーマン、ソング、クリシー、フレブ、アデバヨール。

リバプールのスタメンはレイナ、フィナン、シュクルテル、キャラガー、アルベロア、プレシス、ペナント、ルーカス、ベナユン、リーセ、クラウチ。サブはイタンジュ、ヒーピア、ヴォロニン、ジェラード、トーレス。プレシスって誰。しかもこの試合に使ってくるとは。

両チームとも過密日程を考慮して、メンバーを落としている。リバプールは4位確保はほぼ間違いないが、アーセナルは勝たないと実質プレミアタイトルを諦めなければならない。それにしても日程きつすぎ…

前半
2分、ホイトのミスからクラウチが強烈なミドルを撃つがアルムニアがファインセーブ。5分、セスクが足を気にする様子を見せていたが、プレー続行。疲労は相当たまっているはずなので心配だ。

アーセナルはジウベルトをアンカーに配した4-1-4-1だった。このシステムで1トップの選手に要求される大きなタスクは、2枚のCBに対してボールをキープしてタメをつくり、全体が押し上げる時間を稼ぐことである。しかしベントナーにそれを期待するのはまだ酷だし、そもそも今日のアーセナルは前線までボールを運べなかった。

アーセナルは徹底してボールをつなぐチームで、ロングボールはアデバヨールを狙ったものぐらいだが、今日のアデバヨールはベンチ。そのため必ず中盤を経由して前までボールを運ぶことになる。
アーセナルはDFラインでボールをまわして、中盤にボールを入れようとする。しかしビルドアップの心臓部ともいえるセスク、フラミニたちには厳しいマークがついている。狙われているのが分かっていると出しづらいと思う。

中央から組み立てられないため、必然的にボールをサイドにふることになるがいい形でボールが入らない。エブエ、ウォルコットは激しく寄せられて苦戦。後ろからサポートしたいホイト、トラオーレはリバプール相手ではまだまだ実力不足。クリシーと瓜二つのトラオーレだが、序盤はボールを持ちすぎて、簡単に奪われることもしばしばだった。ユナイテッド戦でぼこぼこにされた後遺症か、ホイトはほとんどあがらない。無難なプレーに終始していた。
リバプールはきれいにラインを形成して、アーセナルを迎え撃つ。そんなわけで、アーセナルはまったくビルドアップが形にならなかった。ここまで悪いアーセナルは久しぶりに見る。おそらくあのミドルスブラ戦以来だと思う。

リバプールはベナユンをトップ下に配置した4-4-1-1か、4-1-4-1のように見えた。攻撃ではクラウチへの放り込みを基本にしていた。アルベロアが妙に攻撃的だったこともあり、左サイドから攻撃する場面が多かった。何度か決定的なチャンス、ミドルを打つ場面はあったが得点には至らず。それにしてもリーセはいつまでもふかしすぎである。
守備ではクラウチ、ベナユンがセンターサークル付近のスペースを埋め、人数をかけて守る。とにかくアーセナルの中央にボールが入らないような守り方をしていた。

序盤は両チームともゆっくりボールをまわし、スローな試合展開となる。現地の実況によれば、リバプールは試合をスローダウンさせたかったようだ。
試合を優勢に進めたのはリバプール。やることがはっきりしている分、攻撃が形になっていた。アーセナルはビルドアップが出来ないため、ボールがこないベントナーは途中から中盤に降りてくるようになる有様。アーセナルは苦しい。

前半30分過ぎからアーセナルもチャンスをつくりはじめ、徐々に試合が動き始める。スコアが動いたのは42分。レイナのゴールキックをクラウチが競る→ボールをひろったベナユンがジウベルトの頭を越すパス→クラウチがギャラスを交わした後、右足で決めてリバプールが先制。アーセナルは直前にチャンスがあっただけに痛い失点。

前半はこのまま終了。シュート数はアーセナル2本、リバプール7本。ボールポゼッションはアーセナル53%、リバプール47%だった。

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後半
ハーフタイムでの選手交代はなし。6分にトゥーレが決定的なチャンスも決めきれず。しかし9分、セスクのFKをベントナーが頭で押し込んでアーセナルが同点に追いつく。

ここからアーセナルが一気に盛り返す。そして13分ホイト→アデバヨール。ヴェンゲルはここで一気に試合を決めにきた。エブエが一列下がり、セスクが右に。リバプールはジェラードがアップをしている。

16分、ウォルコットがプレシスに右足を思いっきり蹴られ痛がるが大丈夫だったようだ。アーセナルはベントナーが左、セスクが中央に流れ、ギャラス、トラオーレも攻撃参加して左サイドから仕掛ける場面が多くなる。しかしリバプールも踏ん張る。中央が堅い堅い。なかなか崩れない。
21分ペナント→ジェラード、27分トラオーレ→クリシー、30分ベナユン→ヴォロニン、36分クラウチ→トーレス、フラミニ→フレブ。

両チームともにチャンスをつくっていたが、特にヴォロニンは立て続けに決定的なチャンスを決めきれず。ロスタイムにはフレブがワントラップ余分でチャンスをふいに。落胆。

試合は1-1で終了。アーセナルはプレミアタイトルの終焉となった。

感想
お互いメンバーを落として戦ったわけだが、前半のアーセナルはだめだめだった。ベントナーの1トップに無理があったのかもしれないが、ユナイテッド戦同様、サイドバックが変わるだけでアーセナルのサッカーの質はかなり落ちる。というより、アーセナルは代えがきかない選手が多すぎる気がする。それなのに選手層も薄いし、アーセナルの抱える問題点がここに来てでてきてしまった。このあたりはシーズン終了後にまた考えてみたいと思う。

それに対してリバプールは、「クラウチに放り込め!」とやることがはっきりしていた。アーセナルはやはりロングボールに弱い。ジェラードたちがいないとリバプールはまったくボールがつなげないが、クラウチがいれば中盤を省略して前までボールを運べる。やはりここの差が出たと思う。プレシスはよく分からなかった。

アーセナルはこれでプレミアタイトルの終焉となった。次はアンフィールドでリバプール最終戦。ここで負ければ昨シーズン同様、短期間ですべての目標を失うことになる。なんとか踏ん張ってもらいたい。それにしてもセスクが怪我をしそうで怖い。

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posted by worldwidefootball |16:00 | プレミア/アーセナル(07-08) | コメント(4) | トラックバック(1)
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決戦は火曜日 ~アーセナル×リバプール~ 【プレミアF】 【プレミア "F"】

■Arsenal 1-1 Liverpool アーセナル対リバプール3連戦の第2ラウンドが前回同様エミレーツスタジアムで行われた。 アーセナルにとってはリーグ優勝を狙う上で絶対に落とせない試合。ただ一方で、首位ユナイテッドとの勝点が6であることを考えると目標をCL一本に絞るべきとの意見も。リバプールはもはや優勝争いとは無縁であり、アンフィールドでの第2レグに全てを注ぐであることは目に見えている。ベニテス監督も暗にスタメンを入れ替えることを示唆していたため、ヴェンゲルがどちらに力を入れるかに注目していたわけ

2008-04-07 04:54 | 続きを読む
この記事に対するコメント一覧
アーセナルvsリバプール~終焉~

アーセナルのセントラルの位置はセスクとフラミニしかできないんじゃないんですか。G・シウバはビルドアップの時全然使えないし、デニウソンは出来ますが今なにしてんだか・・・
ここには来期一人は欲しいですね。守れて、つなげて、前線に顔出せて、ミドルも打てる選手・・・います??

そしてサイドバック。特にアーセナルでは仕事が多すぎです。補強するにもこの仕事が出来る適任者がいないですよね。

もうアーセナルとやってるサッカーがほぼ同じのビジャレアルから何人か引き抜いたら。。。

posted by gen | 2008-04-06 12:57

アーセナルvsリバプール~終焉~

ベンゲル自身はこの試合の後もまだ優勝はあきらめていないといってますが、アーセナルがリーグ戦に力を入れなければけない理由は、UCLの予備予選を戦いたくないということなのではないでしょうか?つまり2位に入ることがすごい大切なのだと思います。

予備予選があると夏のキャン仕上げを早くしなければならない、するとシーズンのピークが早まる、最終的にはシーズンの終盤で厳しい戦いを乗り越えれない。今年はユーロがあってその分休みが短くなるのは見えてますからね。

リバプールはもうその辺はあきらめてますからね。この辺がアーセナルのジレンマなのでしょうね。

posted by k | 2008-04-06 15:14

アーセナルvsリバプール~終焉~

前半は本当にダメダメでしたね、アーセナルは。1点決めたとはいえ、ベントナーはそれで評価しちゃいけないぐらい前半何もできていなかったですし、ホイトも成長が見られない…。唯一、トラオレだけは後半になってから大分ましになりましたけど、それにしてもスタメンに比べると落ちますね。

第3レグ、楽しみです。観に行きたい(笑)

posted by so-ma | 2008-04-06 17:37

アーセナルvsリバプール~終焉~

お返事が遅れて申し訳ありません。コメントありがとうございます。

>genさん
本当にそうですね。フラミニは移籍の噂もありますが、何としても慰留して、それからセスクのバックアッパーをとりたいですね。確かにデニウソンは何をしてるんでしょうか…

サイドバックもそうですが、アーセナルは各ポジションの選手に過重な労働を強いている面があると思います。だからこそ信頼できるバックアッパーがいるべきなんですが、ヴェンゲルの方針ではそういう選手を獲得できないですよね。ここに何か矛盾を感じます。

ピレスを呼び戻しますかww

>kさん
確かにそういう面はありそうですね。序盤のアーセナルの絶好調っぷりはその影響もあったのかもしれません。シーズンの一番重要な時期に調子が落ちるのではタイトル争いは出来ないですね。
ヴェンゲルは怪我人さえいなければまだトップにいたはずだという旨の発言をしていますが、それは言い訳にならないですよね。

ユナイテッドがまた微妙な時期にポイントを落としたことで、アーセナルのジレンマは続きそうですね。

>so-maさん
そうですね。いいときと悪いときが極端ですよね。ベントナーはウォルコットしか祝福に来なかったみたいですし…
ホイトは生涯アーセナル宣言したらしいですが、リバプールとの第一戦で召集外にされたことを不満に思っていて、アーセナルから出たがっているらしいですね。でも、この試合のプレーを見ればヴェンゲルの気持ちも分かる気がします。セカンドレグは召集されてますけどね。
トラオーレはまだ若いので、これから期待できると思います。試合経験をつめばクリシーみたいになれるんじゃないでしょうか。

試合を見にいけるという選択肢があるのが何よりうらやましいです。僕はネット観戦ですからね(苦笑)
これからも現地の様子なども教えてください。よろしくお願いします。もしかしたらいつか、プレミア観戦のお手伝いをしていただくかもしれません(笑)

posted by worldwidefootball | 2008-04-08 14:35

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