2009年09月04日

エドゥアルドの出場停止処分について

お久しぶりです。どうしても書いておきたいことがあります。最近話題のエドゥアルドの一連の騒動です。UEFAの下した2試合の出場停止という処分はまったく理解できません。少し感情的になっているのは許してください。

A staggering decision

個人的に納得できないのは

現状では意図的に倒れたかどうかを明確に判定することは不可能であるにもかかわらず、なぜUEFAがこのような裁定をこのタイミングで下したのか

ということである。


PK判定やゴール前でのFKなど、得点確率が高いプレーのみならずファールをとるかどうかは、接触があったかどうかがひとつの目安になる。スタンフォードブリッジのチェルシー対バルセロナ戦、アビダルのアネルカへのファールは明らかであった(退場は厳しかったが)。また、ユナイテッド対アーセナル戦のルーニーにPKが与えられた場面も、アルムニアの完全なミスでルーニーはうまく接触に成功しPKを獲得した(それはそうと今シーズンのギャラスはやばい)。
少し私情が入るが、エドゥアルドのプレーは客観的に見てダイブであったと思うし、むしろそうあってほしい。エドゥアルドが怪我の後遺症で本能的に倒れてしまったのであれば、個人的にはそちらのほうが心配である。チェフのように後遺症が残ることは多々ある。(そういった意味で言えば、エドゥアルドを怪我させた選手が3試合の出場停止でエドゥアルドが2試合なのはおかしな話である。FAは悪名高いしイングランドのチーム(とくにアーセナル、チェルシー)はUEFAに嫌われているのは周知の事実だけどちょっとひどい)

また、こういったPK判定やオフサイドをめぐる騒動は、レフェリーの能力向上とその限界という問題も孕んでいる。ヴェンゲルは、CLのリバプール戦でバベルが倒れて与えられたPKはダイブであると主張している(実際はフィフティーフィフティーであったが、ファーストレグのカイトのフレブに対する明らかなPKが流された背景がある)。このケースも、エドゥアルドのように審判を騙したのであるからその時までさかのぼって罰を与えるべきなのか?あれはフィフティーフィフティーであるから仕方ない、ファーストレグのPK見逃しは審判の能力の問題であるから、あきらめろというのだろうか?チェルシー対バルセロナ戦、ピケのハンドの見逃しもそうなのか?こういった一連の出来事はサッカーの一部だから仕方ない、長い目で見ればトータルプラマイゼロなのだから仕方ないだろうみたいな考え方は、個人的に好きではない。
だからこそ、最近はトーンダウンしているがビデオ判定を望む声が大きくなったのだと思う。この件に関してはプラティニ対ヴェンゲルで舌戦が繰り広げられた。この二人は青田買い問題をめぐってもいろいろ言い合っていたが、プラティニが一方的にヴェンゲルを嫌っているだけのように見える。そもそも青田買いを規制するなら、レアルやシティーのオイルマネーによる大量選手補強も規制すべきだろう。
誤審騒動でいつも矢面に立たされるレフェリーだが、彼らは同じピッチ上でプレーする選手に比べて格段に薄給であり、そういった意味で同情の余地はたぶんにある。だからこそ、サッカーの流れを切らない程度というのは重要であるが、ビデオ判定や線審を増やすなどの手段で補助するべきだと思う。モウリーニョのフリスク事件もあったことだし、レフェリーを守ることは重要である。

正式な発表はまだないが、エドゥアルドへの処分は審判を欺く行為によって試合結果に重大な影響を与えた、ということが理由のようである。しかし今回のケースの場合、本来であればその場でイエローを出していればそれで終わった話で、それをわざわざ穿り返して、処分を下すのはフェアなのかどうか。(セルティックの各選手が、まるであのPKのせいで負けたかのようなコメントを出すのは気持ちは分かるが不愉快である)
それに、主審を騙そうとしない選手がいるのかどうか。PKは非常に得点の確率が高く試合結果に影響を及ぼしやすいからこういった裁定が下った?それなら、試合終了間際にわざと痛がって時間をつぶすのは主審を騙したことにならないのか。それもサッカーの一部ということでうやむやにするのか?人間のやることだから間違いはつきものである。しかし、その誤りを減らす努力をしないのであればただの開き直りである。


ビデオ判定を一方では拒否しながら、こういった裁定にビデオ判定を使用し突然処分を下す、二枚舌のUEFAには呆れるばかりである。アーセナルが断固として抗議(抗議内容はこちら)することで、こういった問題の議論が深まっていくのは今後のサッカー界を考えれば有意義であると思う。今後の行方を見守りたい。

人気ブログランキングに参加しています。ブログ更新の励みになるので、もしよろしければ1クリックお願いします。→→→→人気ブログランキングへ

posted by worldwidefootball |18:04 | その他 | コメント(1) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年04月19日

アーセナルvsチェルシー~ミスの数の差~

アーセナルのスタメンはファビアンスキ、エブエ、トゥーレ、シルベストル、ギブス、ウォルコット、セスク、デニウソン、ファンペルシー、ディアビ、アデバヨール。サブはマンノーネ、ソング、ラムジー、ヴェラ、ナスリ、ベントナー、アルシャビン。

チェルシーのスタメンはチェフ、イバノヴィッチ、アレックス、テリー、Aコール、エッシェン、ランパード、バラック、マルダ、ドログバ、アネルカ。サブはイラーリオ、カルバーリョ、マンシエン、ミケル、ベレッティ、カルー、ディサント。

ヴェンゲルの選手起用
アーセナルはソングを休ませました。DFラインに怪我人が続出している現状では、CBもできるソングは貴重な存在です。このチャンスにデニウソン、ディアビはしっかりアピールしたいところ。
最大のサプライズはアルシャビンのベンチスタートでした。守備を考えてのことかと思いましたがチェルシーRBのイバノヴィッチは本来CBです。攻撃参加してくることはあまりありません。アネルカ対ギブスを気にしたという見方も出来ますが、結果的にギブスは堅実なプレーでアネルカをほぼ完封。DFラインで一番の出来でした。
怪我がちなファンペルシーはミッドウィークもプレーしていた、これからは日程が詰まっているためローテーションが必要、アルシャビンは休養十分だった。にもかかわらずこのスタメンをチョイスしたヴェンゲルには、やはり疑問を感じざるを得ませんでした。体調不良のナスリとは事情が違う気がするのですがどうでしょうか。

ウェンブリーのピッチ
何回かアップになっていましたが、芝生が簡単にめくれるなど非常に劣悪なコンディションでした。そのため両チームともパスミスやトラップがやや多く、特にDFラインの近くでボールをまわすときは慎重になっていた印象を受けました。
こういったピッチでは、細かくパスを繋ぐよりロングボール主体のほうが有利。ボールがどんなバウンドをするか予測するのが難しいからです。アーセナルはショートパスが信条ですが、この日はいつもに比べるとロングボールがやや多かった印象。しかしアデバヨールはアレックス、テリーに勝てずほぼ完封されていました。ファビアンスキは非常にフィードの精度がよかっただけに、少し残念でした。

一方のチェルシーは、開始直後に裏へのボールにファビアンスキが飛び出し、DFと交錯しているところへドログバのヘッド→ギブスがライン上でクリアと決定的なチャンスをつくっていました。今は少し違いますが、もともとチェルシーはドログバへのロングボール主体のチームです。気をつけないといけないとは思っていましたが…

先制するまで
アーセナルのシステムは4-2-3-1で流動的でした。基本形は、ファンペルシー、ディアビのいずれかが左サイドにいて、セスク、デニウソンが中央にいる形です。ドログバ対策として明確に3センターにするのかなと思いましたが、やや攻撃的に試合に入ります。チェルシーは4-1-4-1というよりは、ランパードがやや高い位置に張っていて4-2-3-1気味。ヒディンクチェルシーの特徴でしょうか。

ピッチコンディションもあり、慎重な立ち上がりを見せる両者。チェルシーはやや守備的に試合に入ってきました。ほぼ互角の展開でしたが、先制したのはアーセナル。アデバヨールがサイドでためて、エリア内に進入していたギブスにパス。マーカーのアネルカは出足が遅れ、ギブスはフリーでクロスをあげる→ファーでフリーになっていたウォルコットが左足でボレー。これがAコールの膝、そして手にあたってコースが変わり、チェフはわずかに及ばずアーセナルが先制します。18分。チェフはここ2試合で7失点と叱責の対象になっていますが、これはどうしようもありませんでした。

守りに入ったヴェンゲルと攻撃的なヒディンク
先制したアーセナルは、セスクを前に上げて4-4-1-1気味に変えてきました。ミッドウィークの疲れもあるし、少しペースを落としてしっかり守ろうということでしょうか。
これを見たヒディンクは、すかさずバラックをアンカーにしてエッシェンを前にあげてきました。手でポジションを入れ替えろという仕草をしていましたね。ランパードをドログバに近い位置でプレーさせるのが狙いだったと思います。
そしてAコールも高い位置に上がってくるなど、チェルシーのストロングポイントである左サイドから攻撃を組み立てるようになりました。エブエ、ウォルコットの守備は軽いです。それまで全体的なラインがやや下がりすぎていたチェルシーですが、アーセナルの変化もあいまって徐々に試合のペースを握っていきます。Aコールのフリーランニングからマルダの決定機や、ランパードのスルーパスからドログバがシュートをふかした場面など、流れはチェルシーへ。それにしても、ランパードは本当にいい選手ですね。

ウォルコットに何かを起こしてもらうしかないアーセナル。このシステムの最大の問題点は、セスクがボールに触る回数が減るということです。アーセナルはセスクがボールに触ってこそのチームです。デニウソン、ディアビではビルドアップの質が格段に下がります。
デニウソン、ディアビに任せてられるかってことでセスクが下がってきて、ディアビが前に行くシーンは流れの中で何回か見られました。なぜ最初からその形にしないのか。アーセナルは、セスクのロングボールからウォルコットが裏をとり、シュートを撃つもチェフに防がれる(オンサイドだったがオフサイドで取り消される)ぐらいしかチャンスはありませんでした。

また守備の場面ではセスクが下がってくることでバラックのところが空くわけで、チェルシーはバラックを起点に左サイドから徹底的に攻めます。セスクはポジショニングに迷いがあるようでした。凌いでいるものの、アーセナルは劣勢。

33分にチェルシーは同点に追いつきます。ランパードのロングボールをマルダがトラップし、内に切れ込んで右足でニアを狙ったシュート。これがいいところに飛び、ファビアンスキは及ばずチェルシーが同点に追いつきます。リプレーでは角度的にオフサイドくさかったですが、実際にはちょうどオンサイドでした。この場面は、エブエのマーキングが甘かったのがすべて。すこしだけ、昨シーズンのリバプール戦、センデロスがマークを外してトーレスに決められた場面が頭をよぎりました。
失点直後にも、デニウソンとディアビの意味不明なプレーからアネルカにエリア手前でボールを奪われ、シュートがDFの足に当たってバー直撃なんて場面もあり、チェルシーが試合を支配し始めますが1-1で前半を折り返します。前半40分ぐらいに、ファンペルシーがイバノヴィッチのかにばさみにあって右足をかなり痛がっていたのが心配。その前から、膝に手をついて足を気にする仕草を見せていたのも気になりました。
アーセナルはハーフタイムでどう修正してくるのか。解説者の方々は、セスクの位置を下げろと何回も言っていましたが同感です。

続きを読む前に1クリックお願いします!→→→→人気ブログランキングへ

気になったこと
デニウソン、ディアビは不用意にボールを失うことがあり、見ていて非常にひやひやしました。ディアビは無理やりキープしようとして、デニウソンは後ろから来ているのが見えていなかったのが原因だと思います。守備を期待されて出ているのだから気をつけてもらいたい。DFラインの前でああいうプレーは有り得ません。
セスクにも同じことが言えます。ビジャレアル戦でも、不用意なボールロストが多かったです。

アーセナルのマイナーチェンジと選手交代
後半、アーセナルはシステム的に変更はなし。強いて言うならセスクのポジショニングが少し下がり、ハーフタイムで気持ちを切り替えができたのか、受けてしまっていた前半の反省を生かし、前に出てくるようになります。アンカーがバラックなんだから、攻めないともったいない。セスクは前半の迷いを払拭し積極的にボールに触り試合を組み立て、ディアビはそのぶん前に行くようになりました。チェルシーはそんなアーセナルの変化に少し押され始めます。
デニウソンがとんでもないところでボールを失うなど、ミスも多いアーセナル。しかしディアビのテクニックからウォルコットのクロスにファンペルシーが飛び込んだ場面や、セスクのバックヒールからウォルコットがテリーのタックルを交わした場面など、アーセナルが決定機をつくります。
立ち上がりこそ押されていたものの、ランパードのスルーパスからバラックのクロス→アネルカのヘッド、ランパードのパスからドログバのクロスをランパードがダイレクトボレー、裏狙いのボールをドログバと競っている間にシルベストルがエリア内でハンドをした場面など、ほぼ互角の試合展開ながらもチェルシーも盛り返す。エブエはマークを何回も外すなど穴になっていました。押され始めてイライラしたアーセナルは、ファールをとられたデニウソンが主審を手で小突くもイエローどまり。

残り15分になり、延長戦も視野に入ってきたヴェンゲル、ヒディンクはこの微妙なバランスを崩すのを避け、ファンペルシー→アルシャビン、アネルカ→カルー、アデバヨール→ベントナーと選手交代を行います。ファンペルシー、アデバヨールは交代に不満そうでした。この直後に試合が大きく動きます。

続きを読む前に1クリックお願いします!→→→→人気ブログランキングへ

裏狙いへの対応
アーセナルの高いDFラインの裏を狙ってくるチームは多いです。開始直後の決定機もそうでした。実は、ウィガン戦でもあれと全く同じ場面があり、このときもミドのヘディングをギブスがクリアしました。ミドは接触で流血していましたね。アルムニア、ギャラス、ジュル、サニャ、クリシーとレギュラー4人が離脱中な急造DF陣がゆえに、裏への対応を不安に挙げている人は多かったですが、この試合はそれが現実になってしまいました。
決勝点は、ボールをもらったランパードがすぐに裏へ出し、ファビアンスキが飛び出すもドログバに交わされ、無人のゴールに流し込まれたものでした。ビジャレアル戦では思い切った飛び出しでピンチの芽を摘み取っていたファビアンスキでしたが、これはミスでした。ファビアンスキはこの日24歳になりましたが、おそらく人生最悪の誕生日になってしまいました。
それにしてもまたドログバ。アーセナル戦は9試合8ゴールだそうです。天敵。ユニフォームを脱いで逆サイドまで疾走。テンションあがりまくりでした。
アーセナルは慌ててデニウソン→ナスリと動くも時すでに遅し。アーセナルは1-2で敗れ、FAカップ制覇の目標は脆くも崩れました。久しぶりの決勝進出に、まるで子供のように大はしゃぎするランパード、ドログバを見てむなしさだけが残りました。

試合が終わって
スタメンに少し疑問はありましたが、後半の選手交代は非常に難しいところだったと思います。結果的にアデバヨールを下げた直後に失点したことで、弱腰になっていたとか勝つ気はあったのかとヴェンゲルを責める人は多いかもしれませんが、それは間違いです。あの時間帯は確かにチェルシーに押されていましたが、結果論だけで語るのは間違っています。結局は、ミスの数の差で負けたということですね。ファビアンスキはさっさと忘れて次に繋げてください。
そして試合が終わってほとんど人がいなくなったスタンドで、鉄柵に頭を押し付けて泣きじゃくっているアーセナルファンの男の子が印象的でした。親御さんも困っていました。

これで残されたのはCLだけになりましたが、その前にプレミアです。リバプール戦は、またしても精神的な強さが試される試合になります。アストンビラがドローに終わっているだけに、最低でもドローで差を広げて欲しいですね。

最後まで読んでくださってありがとうございました。
人気ブログランキングに参加しています。ブログ更新の励みになるので、もしよろしければ1クリックお願いします。→→→→人気ブログランキングへ

posted by worldwidefootball |20:59 | プレミア/アーセナル(08-09) | コメント(2) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年04月16日

アーセナルvsビジャレアル~あまりに論理的~

 アーセナルのスタメンはファビアンスキ、エブエ、トゥーレ、シルベストル、ギブス、ウォルコット、セスク、ソング、ナスリ、ファンペルシー、アデバヨール。サブはマンノーネ、ラムジー、ディアビ、デニウソン、ヴェラ、ベントナー、エドゥアルド。
ファンペルシーはなんとか間に合ったが、ジュル、クリシー、シーズン絶望のギャラスとDFラインに怪我人続出。そしてサニャは体調不良でベンチ外。代表戦でも出ずっぱりだったし、休養させる意図もある。チェルシー、リバプールとの連戦も控えているし、これ以上怪我人が出たらやばい。
もうひとつ興味深いのは、デニウソンがベンチスタートなこと。ファーストレグでのプレーを酷評されていたこともあるし、ライバルのソングは絶好調である。ここが踏ん張りどころだが、ソングとデニウソンではスケールが違う気がするのは気のせいか。

 ビジャレアルのスタメンはディエゴ、アンヘル、コディン、ゴンサロ、カプデビラ、カニ、エグレン、ブルーノ、マティアス、ピレス、ロッシ。サブはビエラ、ハビベンタ、フエンテス、ジョルディ、イバガサ、ジョレンテ、ニハト。セナは週末怪我をしてベンチ外。ピレスがスタメン出場。

 ビジャレアルは代えの利かないカソルラがシーズン絶望の上、セナも不在とかなり苦しい。さらに構成上アーセナルの右サイドを押さえることが困難のようだ。ファーストレグは非常にいい展開だったものの、終わってみればアウェーゴールをとられてのドロー。この苦境でペレグリーニはどういう手を打つか。
アーセナルはセットプレーが鍵になりそうである。データによると、アーセナルはコーナーキックを最も多く獲得しているにもかかわらずセットプレーからの得点が少ない。そしてセットプレーからピンチを招くことが多い。ファーストレグでも危なかったし要注意。
攻撃面では、右サイドから攻めまくりたい。RBにエブエを起用したことでさらにその期待が高まる。

1989年4月15日のヒルズボロの悲劇96人のリバプールサポーターが亡くなった日からちょうど20年が経った。選手たちは哀悼の意をこめ喪章を腕に巻いていた。
ピレスの名前がコールされると大歓声。そしてビジャレアルのキックオフで試合開始。

前半
 ビジャレアルはマティアスを中央に置いた4-2-3-1。ピレスは左サイドでスタート。
2分、ゴール前でのパス交換からセスクのスルーパスがアデバヨールに渡りかけるものの、クリアされコーナーに。3分、ファンペルシーのミドルはゴンサロにディフレクションするもディエゴの正面。4分、エブエが自陣からドリブル→ファンペルシーがワンタッチではたいてウォルコット→クロスはファーに流れる→エリア内でナスリ→セスクがクロスをあげる→ファンペルシーが頭で合わせるもゴール上に外れる。8分、ビジャレアルのFKから、ファーでフリーになったコディンが倒れこみながらボレーであわせるも、ファビアンスキの正面。直後にセスクがミドルを撃つもゴール左に外れる。9分、ファンペルシーがスローインからすばやくリスタート→セスクが中央に流す→アデバヨールがフリーだったものの、タイミングを誤ってシュートを撃てず。
しかし10分、エブエ→裏へ走るウォルコットへセスクがコースを変えずバックヒール→ウォルコットがループで決めてアーセナルが先制。ウォルコットの裏への走り込みで勝負あり。しかしこの大一番で何という落ち着きだろうか。

 アーセナルは、序盤から明らかにビジャレアルの左サイドを狙っていた。もともとビジャレアルのウィークポイントである。ペレグリーニは苦慮した結果ピレスを置いたが、守備は得意でないうえ対面はエブエ。サニャに比べるとエブエは、自信満々で低い位置からでもドリブル、パスで仕掛けまくりピレスの存在を完全に無効化。ビジャレアルの中央の選手がエブエにひきつけられるため、ウォルコットにフリーでボールが渡る場面が多くビジャレアルの左サイドはずたずただった。カプデビラはひどい一日になりそうである。

ビジャレアルもアーセナル同様、アーセナルの左サイド狙いだった。穴はギブス、シルベストル。カニが中央に絞って、サイドのスペースをアンヘルが使ったり、中央の密集地帯で華麗なパス交換を見せたりとビジャレアルの美しいサッカーの片鱗はときおり垣間見えた。しかし、アーセナルはファンペルシーも守備に参加して、しっかりと守備ブロックを結成。DFラインを高く保ち、ソングやセスクが高い位置から寄せにいくことでビジャレアルのビルドアップを阻害。シルベストルが危うさを見せる場面があってもトゥーレがナイスカバーリングを見せたり、ギブスも無難に守備をこなすなど、不安のあったDFラインはしっかり守れていた。

 先制されたことで、ビジャレアルは少しずつではあるが攻撃に枚数をかけてくるようになる。15分、カニ→アンヘルがエリア内で仕掛け、中央に流してピレスがミドルもDFに当たりコーナーに。18分、ナスリが体を入れ替えてゴンサロからボールを奪い、中央のアデバヨールへクロスをあげるも、アデバヨールが目測を誤ってゴールキックに。20分、ピレスのキープから逆サイドのアンヘルへ展開し、クロスをあげるもセスクに華麗にクリアされる。21分、ギブスのクロスはゴンサロにクリアされ、セスクのミドルがブロックされる→コディン、ゴンサロが躊躇している間にアデバヨールが頭で合わせるもディエゴの正面。22分、サイドチェンジを2本交えて、カプデビラが危険なクロスをあげるもシルベストルがなんとかクリア。ビジャレアルが前に出てくるぶん、アーセナルはカウンターを発動する場面が多くなる。ウォルコットのスピードを生かしたカウンターは脅威。23分、ソングがボールを奪ってパスコースを探しているところに、ゴンサロのタックルがかにばさみのようになりソングが右足首を押さえ倒れこむ。デニウソンがアップをはじめるも、ソングは無事戻ってきた。

 26分、エブエのくさびを受けたアデバヨールがゴンサロに倒され、エリア手前の絶好の位置でFKを獲得。キッカーはファンペルシー。ファーに強烈なシュートを放つもディエゴがファインセーブ→アデバヨールが頭で押し込み、もたついている間にラインを超えたかのように見えたがコディンがクリア。非常に微妙な判定にエミレーツは大ブーイング。29分、マティアスを後ろから倒したシルベストルにイエロー。今度はビジャレアルがいい位置でFKを獲得し、マティアスが直接狙うもファビアンスキの正面。

31分、センターサークルでファンペルシーに交わされたエグレンが倒れるもスルーして、アデバヨール→ウォルコットのクロスがファーに流れたところで、一度外にボールを出す。エミレーツは大ブーイング。エグレンが戻ってくるとさらにブーイング。

34分、エブエ→ウォルコットのクロス→ゴンサロがもたついているところにファンペルシーとアデバヨールが飛び込むもディエゴがボールをおさえる。36分、ギブスのロングボールからナスリが抜け出す→エグレンとゴンサロに囲まれ後ろから倒されるもノーファール。38分には故意ではなかったがセスクがゴンサロに後ろから倒される。荒いプレーの多いゴンサロに大ブーイング。セスクのFKから、シルベストルが飛び込むもおよばずディエゴが手で触ってクリア。

44分、エグレンがセスクへのファールでイエロー。珍しくセスクがキレて、握手を拒否。45分、カニのクロスはシルベストルがクリア。コーナーキックからコディンが頭で合わせるもゴール上に外れる。やっぱりセットプレーは怖い。

 前半は1-0。トンネルでエグレンが謝罪の意味もこめてセスクの肩を叩くも、セスクは無視。ここらへんが若いって言われるんだろうな。
後半にむけて、アーセナルはこのままでいい。早い時間帯に2点目をとって試合を決めてしまいたい。ビジャレアルは苦しい。

続きを読む前に1クリックお願いします!→→→→人気ブログランキングへ

後半
 選手交代は両チームともなし。そういえば、アーセナルは今シーズンのCLはエミレーツで得点を許していないようだ。

 立ち上がりにウォルコットのクロスからコーナーを獲得するなど、アーセナルは前半と変更点はなし。3分、エブエが華麗に2人を交わしクロスをあげるもラインを割る。
5分、カニがシルベストルに倒される。カニはイエローを要求するも逆にイエローをもらう。シルベストルは既に1枚もらっているだけに注意する必要がある。実際、この場面は出されても仕方なかった。このセットプレーは、最後はゴンサロのシュートが枠にいかずしのぐ。ここまでファビアンスキはピンチはなし。英語で言うところの、not testedというやつである。

7分、ファンペルシーが高い位置でボールを奪い、アデバヨールに出すもゴンサロにとめられる。アーセナルは、ナスリとウォルコットの位置を入れ替えていたが、すぐに元に戻す。変える意味はない。
後半のビジャレアルは、アーセナルの高いラインの裏をロッシに狙わせる場面が増えた。ファビアンスキがエリアの外まで出てきてクリアする場面が何回か見られる。さらに、中盤でファールでとめる場面が多くなる。ビジャレアルは肉を切らせて骨を絶つではないが、カプデビラがかなり高い位置を取るようになる。ウォルコットの守備の軽さは誰もが知るところである。13分、ファンペルシーがコディンに腕をつかまれてとめられる→エブエがアデバヨールにパスを出すもオフサイド。コディンにイエロー。

待望の追加点は15分。セスクがセンターサークル付近からヘディングでファンペルシーにボールを渡し、ファンペルシーがためてアデバヨールにラストパス。アデバヨールがディエゴの脇を抜くシュートを決めて2-0に。あまりに痛い失点にペレグリーニは頭をかく。アデバヨール、ソング、エブエ、シルベストルが愉快なダンスを披露。ヴェンゲルも喜ぶ。

 19分ブルーノ→ニハト、マティアス→イバガサ。あとがないビジャレアルは攻撃的な選手の枚数を増やす。しかし22分、ウォルコットがエリア内で倒されたということでアーセナルがPKを獲得。リプレーが出たがこの判定はひどい。明らかな誤審。さらに執拗に抗議したエグレンに2枚目のイエローで退場。なかなかピッチから出ないエグレンに大ブーイング。
PKをファンペルシーがゴール右に決めて24分3-0に。さすがにこれで勝負あり。今度はソング、ファンペルシー、アデバヨールがダンスを披露。25分カニ→ジョルディ。ペレグリーニをはじめ、ビジャレアルのサポーターも落胆。

 26分、ニハト→ロッシが裏を狙うもファビアンスキが飛び出してボールをキャッチ。27分、ギブスがアデバヨールにボールを出すもオフサイド。この日6回目のオフサイド。個人的に、アーセナルはアデバヨールのオフサイドの回数が多いほど調子がいいイメージがあるのだがどうなのだろうか。直後に、カウンターから決定的なチャンスをつくりかけるもウォルコットのパスがクリアされる。アーセナルは余裕の試合運びを見せ始める。30分、ニハトのミドルはファビアンスキがキャッチ。アーセナルは中盤が空き始める。直後に、ウォルコットが抜け出してシュートを撃つも枠にいかず。32分ウォルコット→デニウソン、ファンペルシー→ディアビ。チェルシー、リバプールと続く連戦に向けて店じまいにはいる。ディアビは右、セスクは半列前に上がる。

36分、アデバヨールが起点になり、最後はディアビのクロスをセスクがアクロバティックに合わせようとするもミス。直後にセスクがシュートを撃つもカプデビラがブロック。38分アデバヨール→ベントナー。41分、ベントナーとディアビのパス交換から、ディアビがシュートを撃つもゴール左に外れる。中央のセスクとベントナーに…とかは言わない。

42分、ギブスとロッシが接触し、ギブスは左足を押さえて痛がる。このFKをニハトが直接狙うもゴール左に外れる。ギブスは無事に戻ってきて何より。これ以上の怪我人は困る。ロスタイムは3分。ビジャレアルは、ベントナーの中央への折り返しをとめたカプデビラが左足を押さえて苦悶するなど悪いことばかりが起きる。カプデビラは大丈夫だったようで、試合終了後セスクと抱き合っていた。

試合は3-0で終了。アーセナルの選手がピレスに握手しに行ったり抱き合いにいったりしていたのが印象的だった。トゥーレとピレスの抱擁のシーンは、古くからのファンの方は感慨深かったはず。

これによりアーセナルがベスト4進出を決めつぎはユナイテッドと対戦。チェルシーと共に、ベスト4のうち3枠をプレミア勢が占めることになった。昨シーズンと比べると、リバプール→アーセナルになっただけで、後は同じ面子。プレミア勢の栄華はいつまで続くのか、そしてバルサはストップ・ザ・プレミアを成し遂げられるのか。

感想
ビジャレアルは、アーセナルとの相性の悪さがもろに出た試合となった。脆弱な左サイドをウォルコットとエブエにがんがん攻められて負けるのは当然の結果といえば当然だが、どうしようもなかったペレグリーニは歯がゆかったはず。終わってみると、あまりに論理的な結果となった。

アーセナルのMOMたちはアデバヨール、ウォルコット、エブエ。ウォルコットは時間が経つにつれクロスの精度がよくなっていたのが面白かった。そしてアデバヨール。文句なしのパフォーマンスだった。
そしてソング。最近のプレーを見ていると、デニウソンとのレギュラー争いに勝利した感がある。完全に自信をつけているようで、この日もセスクの相方の役割を普通にこなしていた。問題はconsistencyだが、試合に出続けることでもっとよくなっていくはず。デニウソン、ディアビの逆襲はあるのか。とてつもないプレッシャーにさらされながらも、ヴェンゲルは補強を我慢してよかったと思っているかもしれない。

アーセナルはここからチェルシー、リバプールとの連戦を迎える。DFラインに怪我人が多すぎるのが懸念だが、攻撃陣は楽しみが多い。いよいよシーズンも佳境に入ってきた。

最後まで読んでくださってありがとうございました。
人気ブログランキングに参加しています。ブログ更新の励みになるので、もしよろしければ1クリックお願いします。→→→→人気ブログランキングへ

posted by worldwidefootball |06:52 | CL(08-09) | コメント(7) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年03月09日

アーセナルvsバーンリー ソングとエドゥアルド

 アーセナルのスタメンはファビアンスキ、サニャ、ギャラス、ジュル、ギブス、エブエ、ディアビ、ソング、アルシャビン、ヴェラ、エドゥアルド。サブはアルムニア、ビショフ、クリシー、ラムジー、ファンペルシー、ベントナー、ウォルコット。

 バーンリーのスタメンは省略。

 結果を先に言うと、アーセナルが3-0で順当に勝ちました。序盤と試合終盤こそ嫌な流れだったものの、それ以外の時間はアーセナルがほぼ支配。チャンスはあまりつくれていなかったものの、前線の選手の決定力の高さと、ソングどうしたという試合でした。ということであまり書くことがないので今回は、各選手評を書いてみようと思います。ながらで見ていたので適当ですが。

ファビアンスキ
アルムニアと比べると、キック精度は相当高そうなファビアンスキ。カーディフ戦では、ゴールキックからベントナーへ何回もボールを届けていました。今回は前線がヴェラ、エドゥアルドと空中戦に強いタイプではないため、ロングキックはあまり見られませでした。ロングスローは何回もありましたが、何か見ていてひやひやしたのは自分だけではないと思います。試合終盤のバー直撃以外はピンチはほとんどなかったので評価しようがありませんが、ポジショニングなどは改善の余地があるように思いました。

サニャ
本当によく走ります。エブエにスルーされ続けても関係ありません。もちろん守備もしっかりこなしてますし、個人的に大好きな選手です。髪型はいただけませんが。
課題はクロスの精度でしょうか。この試合では一本いいクロスをあげて決定機を演出しましたが、少し残念です。まあサイドバックでベッカムなみのクロスをばんばんあげる選手がいたらびびりますが。

ギャラス、ジュル
バーンリーは4-1-4-1で、1トップの選手にロングボールを当てる形をとってきていたのですが、ジュルはさすがの高さを見せつけほとんど勝っていました。トゥーレにはない高さを持っているだけに、うまく成長しもらいたいと思います。
ただ、2人ともボールを持たされたときに危なっかしい。システム的にこの2人がボールを持つ場面が多かったのですが、はっきりいって怖い。きつい言い方をするとプジョルよりひどい。ギャラスがハーフラインぐらいでボールを失って全力疾走で戻ったのには思わず笑ってしまいました。ローマにいいヒントを与えてしまったようで嫌な感じです。

ギブス
可もなく不可もなくという感じです。正直よく分かりません。

エブエ
エブエの持ち味全快でした。紙上のポジションは右サイドなのですが、流動的に中央に流れていい位置でボールを受けていました。そしてスピードを生かしたドリブルなどを見ると、体のキレが良くなってきている印象を受けます。アルシャビンの加入に触発されたんですかね。
永遠の課題のテクニックと決定力ですが、この試合では1ゴール。ソングとともに変な踊りを披露しました。

ディアビ
キープ力の高さは分かるのですが、そこでキープする必要があるのかというところでキープしたりします。自陣のゴール前でキープしようとしていたところを見ると、相手をなめていたのかディアビの癖なのか。たぶん両方なのだと思いますが、ちょっと怖いです。
ただデニウソンにはないエリア内に進入する動きなど、らしさは垣間見えたと思います。今日は隣の人がきてたのでいまいちに写りましたが。

続きを読む前に1クリックお願いします!→→→→人気ブログランキングへ

ソング
守備での貢献はもちろん、この試合は苦手の攻撃面でも2アシスト。ミスもかなり多かったのですが、エドゥアルドへのパスやエブエへのヒールなど、ソング大丈夫かと逆に心配してしまうほどでした。最近のソングは高いポジショニングをとることが多いのですが、下手でもチャレンジする姿勢は好印象です。ソングが毎試合これぐらいやれるようになると、セスクの相方争いはいっそう熾烈なものになります。次はconsistencyですね。

アルシャビン
ところどころ光る場面はあるのですが、ポジションも含めて本人が思うようなプレーは出来ていないと思います。怪我人続出の中でアーセナル史上最高の移籍金で獲得した選手だけに、期待し過ぎているのかもしれませんが少し不満です。ただ、重要な試合は4月以降に続くのでそこでベストに持っていけたらと思います。だれかがアルシャビンは来シーズンへの布石と考えるべきだと言っていたのですが、本当にそうなってしまうのでしょうか。
そして、やはり体が小さい。管理人はアルシャビンとほぼ同体型なのでプレミアのごつさを改めて実感しました。どうでもよくてすいません。

ヴェラ
最近の試合では、大事な場面でシュートを空振りしたり枠に飛ばなかったりと残念な選手になりつつあったのですが、先制点のシーンではさすがの決定力をみせつけました。やっぱり1対1はループですね。あの場面のファーストタッチといい、ベントナーと比較するとテクニックは上だと思います。試合で使い続ければ、面白い選手になってくれそうです。ただ怪我人が戻ってくると出れなさそうですが。

エドゥアルド
カーディフ戦は中盤と前線のつなぎ役もこなしていたのですが、この試合ではほぼ空気でした。怪我前も同じような問題を抱えていたのですが、アーセナルになじめるのかどうか。アルシャビンとプレーするのが初めてで、アルシャビンの特徴をいまいちつかめなかったからなのかもしれませんが。
ただ、やはりこいつはただものじゃないと思わされたのがゴールシーン。あそこでアウトっぽくあわせるのは神業です。間違いなくゴール・オブ・ザ・シーズンです。すごいのひとこと。うますぎです。そして、交代するまでキャプテンマークを巻いていました。

ファンペルシー
ローマ戦に向けての調整で後半の30分プレー。ヴェラと交代で入りましたが、印象に残ったのはラムジーからボールを強奪したのと、ウォルコットのクロスを空振りした場面ぐらいでした。

ウォルコット
まずはおかえり。一対一をとめられるなど、解説者も言っていましたが課題は決定力です。ただ接触プレーでは、肩の怪我による恐怖心は感じられませんでした。これから徐々に感覚を取り戻していってもらいたいと思います。

最後に、相手のGKは顔以外はジュリオセーザルそっくりでした。

おまけ
管理人が最近はまっているのがSETANTA SPORTSのSPECIAL 1 TV。スタジオにいるスペシャルワンことジョゼ、「IT」ことスベン、ウェインが今週のサッカーニュースを皮肉たっぷりに斬り、そしてマンチェスターのアレックス、ロンドンのアーセン、リバプールのベニテスなどの愉快な仲間たちと電話でおしゃべりする番組です。似ているかどうかは別として、特徴はよくつかんでいると思います。まあアーセンがvoyeurと言われているのは受け入れられませんけどね。ジェラードとウェインのなまりは茶化しすぎです。それはともかく、個人的に面白いと思った回のリンクを張っておきます。

Wenger the Voyeur
Arsene, Alex, and Rafa argue

最後まで読んでくださってありがとうございました。
人気ブログランキングに参加しています。ブログ更新の励みになるので、もしよろしければ1クリックお願いします。→→→→人気ブログランキングへ

posted by worldwidefootball |14:29 | プレミア/アーセナル(08-09) | コメント(1) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年02月25日

インテルvsマンチェスター・ユナイテッド~痛み分け~

 インテルのスタメンはジュリオセーザル、マイコン、リバス、キブ、サントン、カンビアッソ、サネッティ、ムンタリ、スタンコビッチ、アドリアーノ、イブラヒモビッチ。サブはトルド、コルドバ、ブルディッソ、マクスウェル、フィーゴ、クルス、バロテッリ。スカッドに入れなかったマテラッツィとヴィエラが怒っているらしい。

 マンチェスター・ユナイテッドのスタメンはファンデルサル、オシェイ、リオ、エバンズ、エブラ、パク、キャリック、フレッチャー、ギグス、ロナウド、ベルバトフ。サブはフォスター、ファビオ、ギブソン、ナニ、スコールズ、ルーニー、テベス。ヴィディッチは出場停止。

前半
 ユナイテッドはギグスをベルバトフの下におき、ロナウド右、パク左の4-2-3-1っぽい。インテルは予想通りの4-3-1-2。1分にロナウドがキブに倒され、FKを獲得。ロナウドが蹴ったボールはジュリオセーザルがキャッチ。3分、パスミスをアドリアーノがかっさらうもシュートは撃てず。4分、ユナイテッドのコーナーから、ロナウドがほぼフリーであわせるもジュリオセーザルがファインセーブ。マークをずらしたのはリバス。7分には、パクが倒されて得たゴール正面のFKをロナウドが直接狙うもゴール右に外れる。しかしアウェーながら、ユナイテッドはいい形で試合に入る。

 序盤のインテルはロングボールを多用。しかし、肝心なところでのミスパスが目立ったり、中盤で引っかかったりしてなかなかシュートまでいけない。ユナイテッドは急造DFラインながらさすがの守備を見せる。リオ、エバンズ、オシェイはしつこい守備を見せていた。
ユナイテッドは、インテルが4-3+中央のスペースを埋めるスタンコビッチという感じで守るため、ピッチを広くつかって攻撃しようとする。サイドチェンジでロナウドにボールを入れて、ロナウドが仕掛ける場面が目立つ序盤。対面のサントンが狙い目と判断したのだろう。10分には、ロナウドが一人で持ち込みシュートを撃つも枠に行かず。今日のロナウドはキレキレ。ムンタリあたりがサントンのヘルプにもっといったほうがいい。
試合はユナイテッドペースで進んでいく。パク、ロナウドとサイドの選手がサイドに張り気味のため、インテルの各選手間の距離が開く。そのため、中央に出来るスペースを使ってユナイテッドは簡単にボールを運べていた。インテルのチーム設計がそうっぽいので、これは仕方がないとはいえる。要はシステムの相性が悪いということだと思う。ただし、DFラインがやや低いのは気になるし、これは修正できる部分。
また、インテルは球際が激しい選手が多かったのだが、ことごとくファールをとられてロナウドのFKと最悪の流れ。ファールでとめるしかないという見方も出来そう。そのたびにサンシーロは大ブーイング。12分には、キャリックがサネッティに倒されゴール正面でFKを与える。珍しくキャリックが怒って、サネッティと言い争っていた。

インテルはリバス、キブはボールを持つことが出来たが、前にボールを入れるとユナイテッドは出足の早い守備を見せる。DFラインからボールを引き出すのはサネッティやカンビアッソだったが、そんなユナイテッドの守備に苦戦。一発で狙ってカットされたり、ビルドアップがうまくいっているようには見えなかった。
そしてインテルの攻撃の武器のひとつであるマイコンには、パクがどこまでもついてくるので、持ち味の攻撃力を発揮することはできず。サントンは対面がロナウドということもあり攻撃参加の場面はあまり見られなかった。というより、前でボールが収まらないので仕方がないかもしれない。ボールを運べても、いわゆるファイナルサードでことごとく潰されてしまい、ファンデルサルを脅かすことはできなかった。

16分、オシェイ→ベルバトフがはたいてパクが抜け出すもジュリオセーザルがボールをおさえる。18分、リバスがラインをあげ損ねてベルバトフが抜け出し、絶好のチャンスをつくるもシュートを撃てず。そしてアドリアーノの胸トラップから、インテルがチャンスを作りかけるもサネッティのクロスはラインを割る。21分、ロナウドのクロスからギグスがゴール前でフリーになるもリバスがなんとかクリア。ギグスは頭を抱える。直後のコーナーから、流れたところをエブラのクロス→ベルバトフのヘッドはゴール左に外れる。ここまでインテルはいいところがなく、テレビ画面に映し出されたモウリーニョも浮かない表情。

25分、リバスがタックルを空振りしてギグスとジュリオセーザルが一対一になるも、ジュリオセーザルが体を張って阻止。リバスは穴。27分、ロナウドがスタンコビッチに倒されて得たFKをロナウドが直接狙うも、ジュリオセーザルがファインセーブ。さらにオシェイのクロスをロナウドが頭で合わせるもゴール右へ。ユナイテッドはいつもに比べればサイドバックのポジショニングは低いものの、ここまでは普通にボールをまわしていればチャンスがつくれている。ホームということを考えると、インテルは嫌な流れ。

32分、アドリアーノのリターンパスから、マイコンがクロスをあげるもクリアされる。35分、サントンのオーバーラップからイブラヒモビッチのクロスをスタンコビッチが直接あわせるもファンデルサルの正面。この時間になると、疲れからかユナイテッドはカウンター狙いになる。インテルはサントンが高いポジショニングをとり、左サイドから仕掛ける。38分、イブラヒモビッチのクロスはわずかにアドリアーノにあわず、ファンデルサルがボールをおさえる。41分、パクのクロスをベルバトフが頭で合わせるも枠にいかず。42分、マイコンのパクへのファールの判定にインテルベンチが抗議。トルドがイエローをもらう。そしてこの直前のプレーでオシェイに寄せたリバスが怪我をしたようで、ピッチの外に出て治療を受ける。ロスタイムに、マイコンがキャリックに倒されFKを得るも、チャンスをものにすることが出来ず、ユナイテッドのカウンターをとめたところで前半が終了。

前半は0-0。インテルはこのハーフタイムでどういう手を打つか。そしてユナイテッドは試合を決めにくるかどうか、ドローで十分と考えるのか。

続きを読む前に1クリックお願いします!→→→→人気ブログランキングへ

後半
 リバス→コルドバ。後半のインテルはラインをあげて攻撃的になる。そして2分、左サイドに流れたカンビアッソの低いクロス→イブラヒモビッチがスルー→アドリアーノのシュートは枠を捕らえきれず。さらに3分、右サイドのクロスからアドリアーノがリオに倒されるもPKはなし。4分、エブラがサネッティに足を踏まれて苦悶。わざとではなかったけど、これは痛そう。ファビオがアップを始めるもエブラはプレー続行。5分には、スタンコビッチのミドルがゴール右に外れる。7分、カンビアッソがフレッチャーに足を高くあげてファールをとられるもカードはなし。9分、イブラヒモビッチがオシェイを交わすもクロスはクリアされる。

 後半のインテルは、ロナウドの裏を明らかに狙ってきていた。イブラヒモビッチやときどきアドリアーノが流れて起点となったり、ムンタリ、カンビアッソがサイドに開いてボールを受ける。そして、イブラヒモビッチとアドリアーノのキープ力は半端ない。前半散々やられたロナウドに対しては、ムンタリたちが必ず複数でケアするようにしていて前半序盤ほど仕事をされる場面は減った。ただし、体力がどこまで持つか。10分には、イブラヒモビッチがラインぎりぎりでボールを受けるもオフサイド。ボールを奪うと、早めに右サイドから左サイドのイブラヒモビッチに長いボールを出す場面も多くなっていた。後半は一転、インテルがやや押し気味に試合を進める。しかしさすがユナイテッドで、ピンチはほとんどない。ファンデルサルの出番は全く無かった。

 12分にキブにイエロー。13分、マイコンがキャリックへのタックルでイエロー。16分、フレッチャー→ベルバトフが頭で落としパクがシュートを撃ち損ねるが、ベルバトフがオフサイドをとられる。21分、ロナウドが仕掛けて低いクロスを挙げるもパクは届かず、マイコンがなんとかコーナーに逃れる。25分、ベルバトフがはたいてパクが抜け出しかけるもクリアされる。26分にフレッチャーにイエロー。そしてカンビアッソのクロスがアドリアーノの足元に収まりかけるもクリアされる。インテルの各選手は足が止まり始め、攻守の切り替えが遅くなる。そして30分、ギグスがキブを翻弄して、左足でシュートを撃つもコルドバが体を張ってブロック。31分ムンタリ→クルス、アドリアーノ→バロテッリ。直後にベルバトフが仕掛けてシュートを撃つもサイドネット。インテルは3トップにして勝ちにきた。ユナイテッドはルーニーがアップをはじめる。34分、ユナイテッドのコーナーからジュリオセーザルがボールを落とすもエバンズがファールをとられる。

 36分、パクがマイコンにボールを奪われ、クロスをあげる→エブラの手に当たるもノーファール。そしてインテルは波状攻撃を見せると、コーナーキックからイブラヒモビッチがすらす→カンビアッソがあわせ損ね、ファンデルサルがボールをおさえる。38分パク→ルーニー。40分、イブラヒモビッチがFKを直接狙い、エバンズに当たってゴールラインを割るもゴールキックに。文句を言うイブラヒモビッチにリオがキレる。

 42分、カンビアッソへのタックルでルーニーにイエロー。43分ベルバトフ→ルーニーが裏をとりかけるもジュリオセーザルが飛び出して事なきを得る。ロスタイムは3分。46分にスタンコビッチが強引にシュートを撃つも枠にいかず。47分、ロナウドが絶好の位置でFKを獲得。コルドバにイエロー。ロナウドが直接狙うもジュリオセーザルが胸に当てて決めきれず。そして試合終了のホイッスル。最後のロナウドのFKは無回転で相当揺れていたが、ジュリオセーザルはそれを防いだ。お互いやるねーみたいな感じで抱き合っていたのが印象的だった。

試合は0-0で終了。両者痛み分けの結果となった。

感想
 ユナイテッドは勝てた試合だったと思う。特に前半の圧倒していた時間帯で決め切れなかったのが、結果的に響いた。ジュリオセーザルを誉めるべきかもしれないが、あれだけチャンスはあったのだからもったいない。そして前半飛ばした分、体力的に後半失速するのは仕方がない。そんな中でも、守備は相変わらず堅かった。
インテルは正直なところ、負けなくて良かったというのが本音かもしれない。ジュリオセーザルに感謝。そして後半はペースを握れたものの、ユナイテッドの堅守を崩せず。インテルサポーターにはじれったい展開だったと思う。
そういった意味で両者痛みわけな結果となったが、客観的に見るとセカンドレグをホームで戦えるユナイテッドが若干有利になった。セカンドレグにはルーニーも頭から出るだろうし、ヴィディッチも復帰する。この結果にファーガソンも満足しているようだが、相手はモウリーニョである。油断大敵。セカンドレグは非常にタイトな試合になると思うので、ミスをしたほうが負ける。ますます楽しみである。

最後まで読んでくださってありがとうございました。
人気ブログランキングに参加しています。ブログ更新の励みになるので、もしよろしければ1クリックお願いします。→→→→人気ブログランキングへ

posted by worldwidefootball |07:57 | CL(08-09) | コメント(2) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加