2008年05月26日

【卓球】ジャパンオープン 男子優勝は馬琳。ついに悲願の初優勝!

●男子シングルス決勝
馬琳(中国) 9、−5、10、−13、9、6 王皓(中国)

  中国国家チームでは、ともに呉敬平コーチの指導を受ける王皓と馬琳。その手の内はすべて知り尽くしているだろう2人の対戦。

 馬琳は以前よりもバックサイドで裏面ドライブを多用するようになり、この決勝でも王皓に匹敵するほどの攻撃力を見せた。これは馬琳、王皓、どちらにも言えることだが、裏面ではドライブだけでなく、手首を使わないナックル性のドライブを織り交ぜる。かつてワルドナーが得意にしていたバックハンドのナックルドライブだが、このドライブはしっかり回転をかけて返球しないとネットにかかってしまう。

 馬琳はゲームカウント2−1で迎えた第4ゲーム、12−11のゲームポイントで、裏面ドライブを強振するがミス。13−12でタイムアウトを取るものの、そこから王皓に3ポイント連取されてこのゲームを落とす。またしても馬琳、勝利を意識したのかと思われたが、第5ゲームも出足から回り込み強打を連発するなど、積極性は変わらなかった。
 馬琳が3−2で勝利に王手をかけた第6ゲーム、9−6という大詰めの場面で、馬琳が王皓のフォアを独特の弾道の低いループドライブで攻める。王皓、これをフォアのカットで返球。馬琳、このカットに目にも留まらぬ速さで回り込むと、バッククロスへフルスイングのフォアドライブ。この強烈な一本で勝負がついた。次の一本、王皓のドライブがオーバーしてゲームセット。

 07年世界個人戦ザグレブ大会では、ゲームカウント3−1の7−1から優勝を逸した馬琳。しかし、今大会決勝で最後に見せたフルスイングには、チャンピオンにふさわしい迫力があった。

photo:北京オリンピックでは頂点に登りつめることができるか? 馬琳の豪快なフォアドライブ

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2008年05月26日

【卓球】ジャパンオープン 女子シングルス優勝は張怡寧! カミソリ一枚ほどの差が分けた勝敗

●女子シングルス決勝
張怡寧(中国) 5、−9、−5、7、8、−19、5 李暁霞(中国)

 対戦する張怡寧と李暁霞の、ここ4年間の国際大会での対戦成績は張怡寧の12勝、李暁霞の2勝。しかし、昨年12月に行われたITTFプロツアー・グランドファイナル準決勝では李暁霞が4−2で勝利しており、実際に決勝全体を見てもタイプの違いこそあれ、技術力の差はほとんど感じられなかった。
 プレースタイルでは、張怡寧が前陣を死守するのに対し、李暁霞はやや台から下がって、回転量のあるドライブで攻める。特に準決勝で郭躍を崩したバックドライブの威力と安定感は特筆ものだ。

 試合はゲームカウント2−2となった第5ゲーム、張怡寧が10−5でゲームポイントを握り、10−8まで追い上げられたところで張怡寧がタイムアウト。ここを勝負所と見たのか、次の一本を確実に取って勝利に王手をかける。第6ゲーム、張怡寧が7−4から自らのミスを申告してカウントを訂正、7−5から7−8と逆転されるが、3本連取して10−8でマッチポイント。しかし、李暁霞の打球がエッジについて、10−10となる。ここから荻村杯の歴史に残るようなデュースの連続。14−13でゲームポイントの李暁霞がタイムアウト。しかし決めきれず、試合の流れはどちらともなく漂う。決着がついたのは李暁霞21−19張怡寧。張怡寧は実に5度のマッチポイントを逃す。

 しかし、ここで崩れないのが女王。最終ゲーム5−2とリードしてチェンジエンドすると、回転量のあるドライブを浅く落として李暁霞のミスを誘い、7−2とする。8−5からもうまく緩急をつけたドライブで李暁霞のミスを誘った張怡寧、最後は李暁霞のバックを厳しく切るフリックを李が返球できず、張怡寧の優勝が決まった!

 両者ともバックの守りが固く、無理に攻めると厳しいブロックからカウンターに結びつけられる。前陣での接近戦でありながら、「互いに洗面器に顔をつけて、どちらが先に顔を上げるか」というような、我慢比べの決勝だった。最終ゲームで見せた張怡寧の巧みな緩急が、わずかな勝敗の差となったのか。

photo:優勝した張怡寧。北京オリンピックでも盤石の試合を見せるか?

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2008年05月26日

【卓球】ジャパンオープン 国家チームの竜虎対決は、4−1で馬琳が勝利!

男子シングルス準決勝
馬琳(中国) 4、−5、9、7、8 王励勤(中国)

 男子シングルス準決勝第2試合、世界ランク2位の馬琳と3位の王励勤、宿命のライバル対決が実現。

 お互いの手の内を知り尽くしているふたりだけに、試合は華々しい打ち合いというよりも、むしろ台上の虚々実々の駆け引きという印象。安易に強打に行けば、カウンターの餌食になることを良く知っている。馬琳が第1ゲームを先取するが、第2ゲームは王励勤が小さく低いバックフリックを馬琳のバックに集め、中盤でリードを奪ってゲームカウント1−1とする。ここまでの準決勝3試合はすべて片方の選手がゲームカウント3−0としていただけに、初めて接戦の予感。

 しかし、第3ゲームからは王励勤に台上処理とバックハンドでらしからぬミスが出て、競り合いながらも馬琳が3−1とリード。第5ゲームになって、ようやく大きなラリーが続くようになり、馬琳7−6のリードで王励勤がネットインをかろうじて拾い、馬琳のパワードライブをバックブロック、ここからスーパーラリーが展開されて7−7のタイとなる。観客も興奮、みんなもっともっとこの試合を見たいはずだ。
 8−9から王励勤のレシーブがネットにかかって馬琳のマッチポイント。馬琳が後ろに下げられ、バックのロビングでしのぐ。4球、6球と続いて固唾(かたず)を飲む観客。王励勤のドライブがついにオーバー!
 竜虎対決を制した馬琳、これでここ4年間の国際大会16試合での対戦成績は、馬琳の8勝、王励勤の8勝とまったくのタイとなった。

photo:ライバル対決を制した馬琳(写真上)と、今回は黒星を喫した王励勤(写真下)
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2008年05月26日

【卓球】ジャパンオープン ディフェンディングチャンピオンの王皓が決勝へ!

●男子シングルス準決勝第1試合
王皓(中国) 10、8、10、8 馬龍(中国)

 男子シングルス準決勝第1試合は王皓vs.馬龍。昨年のジャパンオープン決勝のカードが早くも実現した。安定感では王皓に歯が立たない馬龍は、ボールの威力を武器に王皓を台から下げてラリー戦に持ち込みたいが、ペンホルダー裏面を操る王皓の巧みな台上技術に翻弄され、満足にドライブを打てない状態。なんとかラリーの展開になってもやっと五分といった感もあり、完敗といってもいい内容だった。

photo:やはり一枚うわて! 世界ランク1位の王皓

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2008年05月26日

【卓球】ジャパンオープン 女子シングルス準決勝 李暁霞が郭躍を圧倒!

●女子シングルス準決勝
李暁霞(中国) 8、1、3、−4、8 郭躍(中国)

 国内では李暁霞のほうが分が良いというふたりの対戦は、李暁霞が郭躍に4−1で勝利。バックドライブとカウンターのバックブロックは打球点・威力ともにバツグンで、第2ゲームは10−0でリードを奪うなど、現世界チャンピオンを圧倒した。

photo:決勝進出を決めた李暁霞

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2008年05月26日

【卓球】ジャパンオープン 準決勝第1試合 張怡寧が郭炎に完勝

女子シングルス準決勝
張怡寧(中国) 8、6、9、−6、8 郭炎(中国)

 やはり同士討ち、静かな中で進行した準決勝第1試合は張怡寧が完勝。張怡寧のライジングのバックドライブに比べると、郭炎のバックドライブは打球点がどうしても遅くなり、郭炎がせっかくラリーで押し込んでも、張怡寧のバックドライブ一発でラリー展開が不利になってしまう。もっとフォアドライブを多用してほしかったが、張怡寧のバックハンドで振り回されることを考えると、安易には回り込めないのだろう。

photo:「チョーッ!」を連発していた頃の郭炎は、06年荻村杯決勝(vs.王越古)の大逆転負けでもわかるように、メンタルのコントロールを失う場面もあった。今は冷静に試合を進めるようになったが、あの「チョーッ!」が少し懐かしい気もする。

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2008年05月25日

【卓球】ジャパンオープン 男子団体決勝、中国がストレート勝ち! 1時間15分の決勝戦

●男子団体決勝

 中国 3-0 クロアチア
○王励勤 7、8、8 譚瑞午
○馬琳 -8、5、5、5 プリモラッツ
○馬琳/王皓 3、4、6 譚瑞午/ガチーナ

 トップ:王励勤vs.譚瑞午
 現世界チャンピオンと対戦した譚瑞午は、広東省の仙頭(スワトウ)卓球学校の出身で、2番に出場した馬琳や、現在は国家男子チームのコーチである劉国正と同門。運動能力が高く、俊敏な動きからフォア強打を連発、準決勝・韓国戦ではトップで柳承敏を沈めたが、王励勤には通用せず。王励勤の完璧なバックブロックの前に、どうしても強引な攻撃に出るを得ず、それがまたブロックにつかまる展開。譚瑞午も下回転サービスでたびたびサービスエースを奪い、パワードライブを必死でブロックしたが、王励勤には油断なし。第3ゲーム4-10から8-10まで追いすがったが、決死のフォアフリックがオーバーミスして勝負あり。

2番:馬琳vs.プリモラッツ
 第1ゲーム、プリモラッツは積極的なフォア攻撃で馬琳のフォアサイドを打ち抜くなど、往年の切れのあるプレーが復活。馬琳から11-8で第1ゲームを奪う。しかし、第2ゲーム3-5から馬琳が8本連取すると、それからは終始馬琳のペース。プリモラッツは中陣に下げられる展開が目立ち、善戦むなしく敗退。

ダブルス:王皓/馬琳vs.譚瑞午/ガチーナ
 サービス、レシーブで完全に若手のガチーナが翻弄されたこの試合。ソフトなレシーブは痛打され、大きくなったサービスは一発で打ち抜かれる。王皓の横回転の変化の激しいフリックは驚異で、第1ゲーム7-0、第2ゲーム5-0と一気にリードを広げ、盛り上がりを欠く展開に。第3ゲームも10-6から譚瑞午のバックハンドがネットミスして、あっけなく終戦。クロアチア、決勝進出は大健闘だったが、中国に一矢を報いることはできなかった。

photo:余裕の勝利にご満悦(?)の劉国梁監督(左から2人目)と最強中国チーム

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2008年05月25日

【卓球】ジャパンオープン 女子団体決勝、中国が優勝!

●女子団体決勝

 中国 3-0 シンガポール
○郭躍 -9、11、6、-12、8 リ・ジャウェイ
○王楠 7、9、6 馮天薇
○張怡寧/郭躍 6、6、-8、9 リ・ジャウェイ/王越古

 トップ:郭躍vs.リ・ジャウェイ
 08世界団体戦・広州大会、女子決勝トップの再現となったこの一戦。中国女子チームの首脳陣は、この対戦になることを予想して郭躍をトップに配したのだろう。郭躍は首脳陣の与えた試練に対して、ひとつの返答を出すことができた。結果的にこのトップだけが、決勝戦で唯一盛り上がった試合だった。
 前陣を死守してブロックし、郭躍を左右に振ろうとするリ・ジャウェイに対し、郭躍は無理に強打を連発しようとせず、落ち着いて両ハンドドライブで攻略にかかる。第4ゲームに3度のマッチポイントを奪いながら、レシーブが慎重になって落としたが、最終ゲームの10-8では得意の3球目シュートドライブをバッククロスに決めた。

 2番:王楠vs.馮天薇
 世界ランクを一気に9位まで上げてきた馮天薇。今大会のダークホースとしての活躍に期待したが、シングルス2回戦では郭炎(中国)にストレート負け。この決勝でも今ひとつ調子に乗れなかった。王楠の伸びのある安定したバックハンドに比べると、馮天薇のバックハンドはまだ未完成。王楠の得意と馮天薇の不得意がカッチリはまってしまったような試合だった。王楠、ストレート勝ちで一気に勝利を引き寄せる。

 3番ダブルス:郭躍/張怡寧vs.リ・ジャウェイ/王越古
 この試合も張怡寧/王楠のダブルスを崩して、郭躍/張怡寧のダブルスを起用した中国女子チーム。五輪本番でも今回のように王楠を2点起用するのか。緊急事態に備えた予行演習のようにも思える。
 試合はリ・ジャウェイ/王越古ペアのコンビネーションが今ひとつ。特に王越古のバックハンドにミスが目立ち、中国ペアにプレッシャーを与えられない。シンガポールペアは最後まで気合いを入れるでもなく、そのまま敗れ去った。シンガポールの鬼門はダブルスなのか。北京五輪に不安を残す形で、そして中国女子チームの予想どおりの完勝という結果を残して、女子団体は幕を閉じた。  

photo:新旧3人の世界女王がそろう中国女子チーム。強すぎる!

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2008年05月25日

【卓球】ジャパンオープン やはりベスト4進出はこの四人 中国男子の最強カルテット

●男子シングルス準々決勝
王皓(中国) -7、11、-6、10、4、7 陳杞(中国)
王励勤(中国) 7、5、7、3 蒋澎龍(チャイニーズ・タイペイ)
馬琳(中国) -9、3、9、1、9 張ユク(中国香港)

☆pick up
馬龍(中国) 9、-9、-5、-9、10、7、9 朱世赫(韓国)

 朱世赫、残念。男子シングルス準々決勝で、第5ゲーム10-9と馬龍からマッチポイントを奪い、ベスト4進出まであと一本としながら、馬龍の渾身のカット打ちに押し切られた。
 しかし、現在も進化を続けるフィジカルの強さに加え、カーブロングからカットではなく、前に出てドライブ連打を仕掛ける積極性を見せた。バックのブツ切りカットからスーッと前陣に出て、強烈な攻撃を見せる朱のプレーは、やはり大会の華。超満員の観客を大いに魅了する準々決勝屈指の好ゲームとなった。

photo:掴みかけた勝利を手の内からこぼしてしまった朱世赫

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2008年05月25日

【卓球】ジャパンオープン 女子シングルスでベスト4決まる!

●女子シングルス準々決勝
張怡寧(中国) 6、6、4、8 王越古(シンガポール)
郭炎(中国) 4、4、4、6 帖雅娜(中国香港)
李暁霞(中国) 2、8、6、8 姜華君(中国香港)
郭躍(中国) -9、-8、4、11、4、-7、7 曹臻(中国)

下写真:曹臻のバックハンドでのミドル攻めに苦しみながら、ゲームオールで振り切った世界チャンプ郭躍。準決勝ではダブルスを組む李暁霞と対戦する。


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