2007年05月23日

キックオフが待てない人たち-CL決勝取材日記・前日編-

ここからですか…。ドーハ発アテネ行きの機内で大声を上げるリバプール・ファンを発見。
偶然、熱烈なファンと乗り合わせた。決勝の2日前からボルテージは最高潮に達している。
2年前の「チャンピオンズリーグ決勝Tシャツ」を着込み、やる気は満々。
客室乗務員に無理(?)して頼んだと思われる濃いめのウォッカ・トニックで気分も上々。
巨体が3人も並んで、顔を赤らめ、大はしゃぎしていた。

タチの悪いことに、座席はビジネス・クラスのすぐ後ろ。
「エコノミー・レッズ」が機内の大ひんしゅくを買ったのは言うまでもない。
一時期、アラブ系の投資会社がリバプールの買収を画策したが、頓挫したのも納得だ(?)。
ビジネス・クラスに座っていた「オイル・セレブ」と思わしき人たちの白い目たるや…。

ただ、ところ変われば、状況も一変する。決戦の地、ギリシャのアテネでは大歓迎されている。
チャンピオンズリーグの決勝フェスティバルと銘打たれたイベント会場では、
真っ赤なユニホームの身を包んだ男たちが大いに場を盛り上げていた(写真)。
話を聞こうとしても「We are Liverpool」と大声を張り上げ、みんなで大合唱。

20070523-01.jpg


ひとりの掛け声を合図に10人、20人と「リバプール、リバプール」の声が広場に響く。
2シーズン前、トルコのスタジアム(チャンピオンズ決勝の会場)で響かせた、
リバプールの大合唱を忘れられない人も多いはず。
トルコのお隣、アテネでもスタジアム全体にリバプール・ファンの声がとどろく。

はてさて、ミラン・ファンはどこへ-。
イベント会場で「赤と黒」のユニホームをほとんど見つけることができなかった。
決勝当日のオリンピック・スタジアムでは……。
勝敗の行方を占うひとつの要因になるかもしれない(編集部・杉園)。


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2007年05月17日

『EURO現在・過去・未来』

 6月2日、8日にEURO2008の予選が行なわれる。来年6月7日に開幕するオーストリア・スイス大会に出場できるのは、ホストとなる両国を除き、14チーム。7つに分けられた予選グループの上位2チームまでに入れば、自動的に出場権が手にできる。

 いわゆる強豪国と言われるチームの中では、イングランドが厳しい状況に立たされている。6月決戦では、6日にアウェーでエストニアと対戦。今予選で5戦して5敗を喫している相手に負ける姿は想像できないものの、チーム状態がよくないのは確かだ。

 ワールドカップ後、スベン・ゴラン・エリクソンからスティーブ・マクラーレンに指揮権が移ったが、チームの方向性が定まらず、迷走は続く。マケドニアにホームで引き分け、クロアチアにアウェーで完敗。イングランドが所属するグループEには、クロアチアのほか、ロシア、イスラエルと実力国がそろうため、これ以上の取りこぼしは許されない。

 実際、マクラーレン監督は進退問題が取りざたされ、格下相手に敗れるか、引き分けるようなことになれば、更迭は避けられないだろう。
EUROが集中開催となった80年大会以降でも、イングランドは、84年のフランス大会で予選敗退の憂き目に遭っている。

 グレン・ホドル、クリス・ワドルら名手を中盤にそろえ、前線にはサンプドリアでプレーするトレバー・フランシスを頂いた。だが、ホームの聖地ウェンブリーでデンマークに敗れる大失態を演じ、フランス行きを逃してしまう。

 スティーブン・ジェラード、フランク・ランパード、ジョー・コールらEURO2008予選を戦うチームも、ミッドフィールドにタレントをそろえる。しかしながら、結果がついてこない。

 今予選では、9月12日にホームでロシア戦、11月21日にクロアチア戦を残す。イングランドは、84年ように本大会の地を踏むことなく、EUROを迎えるのか――。

 今日発売の本誌では、EUROの過去・現在・未来を徹底的に検証、解説している。イングランドのほかにも、数多くの国を紹介。EURO過去12大会の出場国、90チームのシステムと主要メンバーを掲載した。

 ページをめくりながら、6月決戦を、ひいては来年のEUROを楽しんでもらえれば、幸いです。(編集部・佐藤)

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2007年05月02日

完全保存版『クラブ・ゴール列伝』発売!

「どんな形であれ、ゴールはゴール」
 ワールドカップ86で得点王に輝いた世界的なストライカー、ガリー・リネカーは、5月2日発売の本誌に掲載したインタビューの中でこう答えている。

 確かに。ストライカーという人種の多くは、ネットさえ揺らすことができれば、ゴールという結果さえ手に入れることができれば、それでいいと言う。つまりは形にこだわらないと。

 本誌で『新欧州フットボール春秋』を連載中の元フランス・フットボール誌編集長、ジャック・ティベールは一方で、数は少ないながら、形にこだわるストライカーが存在すると指摘する。

 偉大なゴールとは何か?

 歴史に残るゴールとは、なにゆえ単なるゴールと違う意味を持つのか?
 5月2日発売のワールドサッカーマガジンでは、各国リーグ、各クラブにおいて、語り継がれてきたゴールを掘り下げている。06―07シーズンにおいてターニングポイントについても検証した。

 伝説のゴールには、伝説となった理由がある。

 リーグとクラブの歴代得点王や今シーズンの得点王争いについても網羅した。本書をきっかけにして、語り継がれるゴールの存在を知り、いま一度、歴史に刻まれたゴールを確認していただければ幸いです。(編集部・佐藤)


ワサマアンケート
第13回のお題:
「クリスイアーノ・ロナウドはバロンドールにふさわしい?」
http://www.soccer-m.ne.jp/question_w/index.html

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2007年04月19日

『2000人査定』本日、発売!

 チャンピオンズリーグはベスト4が決まり、2シーズン前と同じく、準決勝でチェルシー対リバプールが実現する。第1レグがスタンフォードブリッジ、第2レグがアンフィールドと、対戦順も同じ。そしてトーナメント表の反対の山ではマンチェスター・ユナイテッドとミランが対戦。当時と顔ぶれこそ違うものの、イスタンブールの奇跡の相手、ミランがいるわけだ。

 ただし、リバプールとミランの再会を期待するには、双方とも旗色が悪い。リバプールはチェルシーからゴールを奪ったルイス・ガルシアが負傷で戦線離脱中。ミランも2シーズン前ほどの爆発力に欠け、とくにFW陣の得点力不足が深刻だ。

 一方でそれぞれの対戦相手は好調を維持している。チェルシーは初戦こそマイケル・エシアンが出場停止だが、終盤に来てチームがかみ合ってきた印象も強い。第1レグはホームで引き分けながら、アウェーの第2レグで攻め勝ったことで勢いを増している。ミランと対戦するマンチェスター・ユナイテッドも同じだ。アウェーの第1レグを落としたものの、ホームで7-1と、大勝を収めた。

 下馬評では、チェルシーとマンチェスター・ユナイテッドが有利とされる。今日発売の本誌では、注目の準決勝プレビュー。知略に富む指揮官がそろったベスト4の行方を占った。ぜひ、ご覧いただきたい。

 メーン特集は、佳境を迎えた06―07シーズン総括第一弾と題して、8大リーグ、約2000人の『パーフェクト査定』を行なっている。査定から浮かび上がる新シーズンの補強候補も取り上げた。「いい人・悪い人」から導く「行く人・来る人」――。

 本誌を手にとって、シーズン終盤の戦いに注目していただけたら、幸いです。(編集部・佐藤)


ワサマアンケート
第12回のお題:
「世界王者イタリアはEURO08予選を1位で突破できる?」
http://www.soccer-m.ne.jp/question_w/index.html

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2007年04月04日

イタリア取材で耳にした移籍に関するお話とは・・・

 3月11日のミラノ・ダービーからわずか2日後。今シーズン切っての大一番の興奮が冷めやまない中で、新シーズンを見据えた移籍マーケットが動き出していることを早くも痛感する出来事があった。ミランのカハ・カラーゼが共同オーナーを務める『GIANNINO』というレストランを訪れたときのことだ(このレストランは、ロナウドがミラン移籍後、最初に夕食を取ったレストランとしても知られる有名店。サッカー選手が多く訪れるというから、ミラノに行った際は足を運んでみてください)。

 本誌の現地スタッフと食事をしていると、スペインのレアル・マドリードでメルカート担当を務める人物が店にやってきた。しかも素敵なイタリア人女性と連れ立って。同席する機会を許されたはいいが、僕の目は彼女に釘付けだった。何を話しているか分からないから、会話は『ウワの空』となり、美女に集中するのも当然だろう(自己弁護)。怪しいふたりの関係に、余計な詮索&妄想ばかりが膨らんでしまった。そんな僕が我に返ったのは、カカーという言葉に耳にしたときだった。

 どうやら、このスカウトは、ミランのカカーを見に来たらしい。

 昨夏、カカーの移籍をめぐり両クラブが激しく対立しあったことは、記憶に新しいだろう。僕自身、両者間の移籍話は完全に断ち切れになったと思っていた。だが、水面下で話は動いていたようだ。レアルがカカー獲りに動けば、ユベントスの監督だった時代に「カカーのような選手はいらない」と言ったファビオ・カペッロ現レアル監督の残留はないと推測される。となると、次期監督は……? 

 ワールドカップ06を制したイタリア代表のマルチェロ・リッピ元監督は「レアル・マドリードで指揮を執ることが最後の夢だ」と公言してはばからない。名伯楽をも動かすレアルの吸引力は、想像をはるかに上回るものだ。リッピ就任の可能性もゼロではない。

 4月5日発売の本誌の中で、ガゼッタ・デロ・スポルト紙のメルカート担当カルロ・ラウディーザ記者は「今夏、レアルの動きにヨーロッパが翻ろうされるかもしれない」と語っている。そして、ミランも水面下で、ビッグプロジェクトを進めているという。

 今回のワールドサッカー・マガジンでは、今夏の移籍特集を組んだ。チームの現状分析、補強傾向、予算から見える夏の選択と、さまざまな角度から徹底調査を試みた。裏事情に精通した移籍スペシャリストによる現地直送のシークレット情報は必見。『夏の移籍 全リスト公開』を、是非ご一読ください。(編集部・冨久田)


ワサマアンケート
第10回のお題「サッカー選手の年俸は高過ぎると思う?」
http://www.soccer-m.ne.jp/question_w/index.html

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2007年03月23日

「君は51人目」byモウリーニョ

 休暇を利用してオランダとイングランドに飛んだ。自動販売機から取り出すコロッケや、酢にまみれたチップスの味はいまでも忘れられないが、この旅のハイライトはプレミアシップの試合を観戦し、試合後の記者会見に臨んだことだ。

 足を運んだのはロンドンのスタンフォード・ブリッジで行なわれたチェルシー対シェフィールド・ユナイテッド。各タブロイド紙の予想通り前者が危なげなく勝利を収めた。ただ、シェフィールド・Uもジャギエルカを中心に粘り強く守り、最後まで戦う姿勢を崩さなかった。ワーノック監督も試合後に「0-3で敗れたが、内容はそれ以上だった」と語っている。

 ワーノック監督がこのコメントを残したのはプレスルームで行なわれた記者会見だった。当然、モウリーニョ監督も姿を現したわけだが、興味深かかったのは、記者たちによるふたりの指揮官への対応だ。モウリーニョが席に着くと空気が一変。緊迫感に包まれ、その場にいた記者は全員、監督の一挙手一投足に注目する。ワーノックに質問する記者たちは皆リラックスした様子で、中にはワインを飲みながら室内にあるテレビが映し出すラグビーの試合を見ている者もいたぐらいだった。

 モウリーニョの会見の際には、私も質問した。少々緊張気味に「チェルシーを去る噂があるけど、気になるか?」と、当日の試合とは関係ないが、ここのところ騒がれていた話題を振ってみた。さすがは百戦錬磨の監督だ。丁寧に、そしてきっぱりと答えてくれた。

「少しはね。でも私は100パーセントこのクラブにいたい。君はこの手の質問をした51人目の人間だが、必要ならば50回ではなく51回そう言おう。来週のトットナム戦で同じ質問を受けたら、52回でも同じ答えを出すよ」
 
 皮肉交じりのコメントに己の空気の読めなさ具合を悔いたが、翌日の朝、『Daily Star』紙に目を通すと、そのモウリーニョの発言が載っていた。 

 さらに驚いたのは、帰国後、読んだ日本の某スポーツ紙にも、この発言が載っていたことだ。恥をかいて引き出したコメントが世界を駆け巡り、日本にまで届いているとは思いもよらなかった。何を隠そう、私が、モウリーニョにとって、51人目の男です。(編集部・高尾)


ワサマアンケート Yes! or No!はコチラから↓
現在実施中のアンケートは「サッカー選手の年俸は高過ぎると思う?」です。
http://www.soccer-m.ne.jp/question_w/index.html

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2007年03月18日

マルディーニの悔恨と『クラブ・スター列伝』

 3月9日に行なわれた抽選の結果、06―07シーズンのチャンピオンズリーグはベスト8が出そろった。ミラン×バイエルン、PSV×リバプール、ローマ×マンチェスター・ユナイテッド、バレンシア×チェルシー。すでに昨シーズンのファイナリス、バルセロナもアーセナルの姿はない。

 予想は難しいが、何となく不気味なのは、バイエルン。チームがのぼり調子にあって、就任1年目のヒッツフェルト監督は、大仕事すると言われてもいる。チェルシーも、ここに来て状態がいい。昨年夏に加入し、新戦力と期待されながら結果が出せずに非難を浴びていたバラックが、値千金のゴールを挙げて8強の扉を開いた。この2チームは今、ファイナルに進む勢いを感じさせる。

 ただし、予想とは別に、個人的にファイナルで見たいカードがある。それは、リバプールとミランの再戦だ。2シーズン前のファイナルで両チームは激突し、歴史に残る名勝負を演じた。前半のうちに3点のビハインドを背負ったリバプールは、しかし後半に3ゴールを集めて奇跡的に追いつく。そしてPK戦の末、ビッグイヤー(優勝トロフィーの俗称)を持ち帰った。

 あの日、取材に訪れたトルコのアタチュルク・スタジアムで体感した熱狂と興奮は、今でも鮮明に思い出す。ハーフタイムを終えて、ピッチに向かうイレブンに、リバプールのサポーターは声を枯らして『You’ll Never Walk Alone』を歌った。祈りにも似たその歌声に、心が震えたものだった。

 キャプテンであり、チームのシンボルであるスティーブン・ジェラードがヘッドで1点を返すと、スタンドに向かって両手を広げ、さらなる声援を要求した。スタンドのほぼ7割を占めたサポーターと共に戦い始めたリバプールは、120分を闘い終え、誰も予想しなかった結末を演出してみせた。

 3月15日発売の本誌の中でアレッサンドロ・コスタクルタと対談したミランのキャプテン、パオロ・マルディーニはいまもあの日の悔しさを忘れていない。何度も国内リーグで優勝し、ビッグイヤーを掲げた経験もあるにもかかわらず、あの夜の屈辱は拭えないのだ。

 すでに国内リーグの優勝は難しくなった両チームにとって、今シーズンのビッグイヤーは絶対にほしいタイトルだろう。引退が間近に迫ってきたマルディーニにすれば、栄光のキャリアについた傷を修復する最後のチャンスとなるかもしれない。ミランのバンディエラ(旗頭)、マルディーニの夢は、叶うのか。

 今回の『ワールドサッカーマガジン』は、クラブ・スター列伝という特集を組んでいる。マルディーニを筆頭に各クラブの歴史を彩ったスターが数多く登場する。これまで日本の雑誌では登場したことがない写真も相当数掲載した、完全保存版。マルディーニの言葉、その歩み、ぜひぜひ、ご一読ください。(編集部・佐藤)

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2007年03月02日

なぜ、いま青田買いなのか?

 K-1のHIROYAや卓球の石川佳純など、最近のスポーツ界は若いアスリートの活躍が目立つ。まあ、数年前からその傾向はあったわけだけども、ヨーロッパのサッカー界でも、若い選手がいままで以上に注目を集めている。ここで言うヤングプレーヤーは、すでにトップレベルで活躍するセスク(アーセナル)やメッシ(バルセロナ)ではない。彼らよりも、もっと若い、10代半ばの選手たちのことだ。

 プロ選手としてプレーできる年齢(多くは17歳、イングランドは16歳)よりもさらに下の世代の獲得に各クラブは躍起になっている。イングランドの名門マンチェスター・ユナイテッドでは、ブラジルのサントスの下部組織でプレーする11歳の少年の獲得に2年前から動いているという。

『なぜ、いま青田買いなのか?』
 3月1日発売のワールドサッカーマガジンでは、その理由を探り、各クラブが狙う世界中のヤングプレーヤーをリストアップしている。

 編集にあたって、情報収集は困難を極め、現地記者やスタッフからも「今回のテーマは取材が大変だ」との不平(?)も届いた。チーフスカウトのガードは固く、クラブ側から得る情報も限られた。そんな中で各方面の協力を得て、情報を集めに集め、作成したのが今回の一冊。かなりコアなファンの方でも、初めて目にする名前や写真があるはず……お手に取って、確認していただければ、幸いです。(編集部・佐藤)

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2007年02月03日

ドイツ代表レーブ監督の手腕

 04年にヨアヒム・レーブがドイツ代表のコーチに就任したとき、不安が頭をよぎった。自分がドイツに留学していた99年に、レーブはシーズン途中から2部に低迷するカールスルーエの指揮官に任命されたときのことを思い出したからだ。周囲の期待の高さから、さぞ優れた手腕の持ち主なのだろうと思っていたのだが、結果は18試合でわずか1勝。カールスルーエはクラブ史上初の3部降格という屈辱を味わった。そんな過去を持つ男に代表チームのコーチという大役が務まるのだろうかと疑問に思ったのだ。

 だが、ワールドカップでの成功に貢献し、大会後にクリンスマンのあとを引き継いだレーブは、EURO予選で3勝1分けと上々のスタートを切った。カールスルーエを解任後、トルコやオーストリアのチームを率いて経験を積み、01-02シーズンはバッカー・チロルをオーストリア王者に導くなど、着実に力を伸ばしたようだ。

 クリンスマンが若手を積極的に起用し、そのとき調子の良い選手を選ぶという考え方もレーブは踏襲している。ワールドカップの直後にヤン・シュラウドラフ(来シーズンからバイエルンに加入)をデビューさせ、3月7日のスイス戦にはU-21代表のマリオ・ゴメスを初招集、シャルケで好調なケビン・クラニーを代表に呼び戻した。3月24日にチェコとの天王山を迎えるにあたり、レギュラー2トップのミロスラフ・クローゼとルーカス・ポドルスキが出場停止なのは確かに不安かもしれない。だが、ワールドカップでの成功により自信を深めたであろうレーブと、彼に選ばれた新たな戦力が、ドイツに好結果をもたらしてくれるのではないかと期待させる。

 監督と言えば、ブンデスリーガではウインターブレイク明けに、すでに3人の監督が交代した。ヨーロッパ各国のリーグで1月末までに決まった監督交代は、現在発売中のワールドサッカーマガジンに掲載しています。ぜひ、ご覧ください!(編集部・池田)


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2007年01月22日

サッカー選手ドラソーが映画監督になった

ビカシュ・ドラソーが映画を作りました。
フランス代表のワールドカップ・ドイツ大会でのドキュメンタリーです。

わずか2試合しか出場機会がなく(それも交代出場)、大会後にドメネク監督を腐していましたが、実際には勝手にカメラを持ち込んでところ構わず撮影したことドラソー自身が、チームメートにひどく嫌がられていたとか……。
いまならレキップのウェブサイトで一部を見ることができます。
フランスでは2月14日発売です。
手ブレがひどいので、食後には見ない方がいいです。

アート指向の強いサッカー選手というのもフランスならではですね。
アクの強さも一因だったのか、ドラソーはパリSGをクビになり、就職活動中。
もしかしたら、このまま映画監督を目指すのでしょうか。
それとも、この冬の移籍市場で、新たな就職先が見つかるのでしょうか……。
(編集部・内田)


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