2007年05月25日

大穴はフィナンとキャラガー!?-CL決勝取材日記・当日編-

決勝当日。割れんばかりの声援がスタジアムにこだまする。
キックオフの約1時間前にして、大歓声に包まれていた。
歌うわ、飛ぶわ、暴れるわ。
これ以上の盛り上がりはないと思っていたが、
キックオフと同時にさらに歌声のボリュームはアップする。
ラファエル・ベニテス監督が「リバプールのサポーターは世界一だ」というのも分かる気がする。
ただ、スタジアムに穴があくかと思うほどの雄たけびが上がったのはミラン側だった。
フィリッポ・インザーギが先制ゴールをマークし、サポーターが一気にヒートアップする。

このとき、街角のサッカーくじショップ(宝くじなども扱う)でも、
ガッツポーズを作っている人がいたはずだ。
インザーギのファーストゴールには7倍の倍率がついていた。
ミランの一番人気(オッズが最も低い)はカカーで6倍。
高額配当予想は、ジェンナーロ・ガットゥーゾの25倍が最高だった。
リバプールで最も買いが集まったのはディルク・カウト(7.5倍)。
大穴はジェイミー・キャラガーとスティーブ・フィナンの51倍となっている。
そう、100円で5100円が手元にくる計算だ。

あくまで取材の一環と断っておくが、私は勝敗予想で賭けてみた。
とりあえず、リバプールに3ユーロ(自腹)をベット。
本当はファーストゴーラー予想もしたかったが、ギリシャ語が読めずに断念。
メディアセンターで大会ボランティアの人にアルファベットに直してもらい、
ようやく理解した。ギリシャ語だと、名前すら読めないので大変だ。
 
ただ、結果的にはやらなくて正解。
そのときギリシャ語を理解していれば、リーセの18倍に賭けていたはず。
勝敗予想も見事に外れ、踏んだり蹴ったりだった。
ちなみにスコアまで予想するクジを買って、ミランの2-1を当てていたら8倍だった。

8倍というオッズがついたミラン勝利の背景には何があったのか。
次号の本誌では試合の取材から見えてきたものを探っていく。
なぜミランが勝ち、リバプールが敗れたのか。続きは本誌で――。
(編集部・杉園)

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2007年05月23日

キックオフが待てない人たち-CL決勝取材日記・前日編-

ここからですか…。ドーハ発アテネ行きの機内で大声を上げるリバプール・ファンを発見。
偶然、熱烈なファンと乗り合わせた。決勝の2日前からボルテージは最高潮に達している。
2年前の「チャンピオンズリーグ決勝Tシャツ」を着込み、やる気は満々。
客室乗務員に無理(?)して頼んだと思われる濃いめのウォッカ・トニックで気分も上々。
巨体が3人も並んで、顔を赤らめ、大はしゃぎしていた。

タチの悪いことに、座席はビジネス・クラスのすぐ後ろ。
「エコノミー・レッズ」が機内の大ひんしゅくを買ったのは言うまでもない。
一時期、アラブ系の投資会社がリバプールの買収を画策したが、頓挫したのも納得だ(?)。
ビジネス・クラスに座っていた「オイル・セレブ」と思わしき人たちの白い目たるや…。

ただ、ところ変われば、状況も一変する。決戦の地、ギリシャのアテネでは大歓迎されている。
チャンピオンズリーグの決勝フェスティバルと銘打たれたイベント会場では、
真っ赤なユニホームの身を包んだ男たちが大いに場を盛り上げていた(写真)。
話を聞こうとしても「We are Liverpool」と大声を張り上げ、みんなで大合唱。

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ひとりの掛け声を合図に10人、20人と「リバプール、リバプール」の声が広場に響く。
2シーズン前、トルコのスタジアム(チャンピオンズ決勝の会場)で響かせた、
リバプールの大合唱を忘れられない人も多いはず。
トルコのお隣、アテネでもスタジアム全体にリバプール・ファンの声がとどろく。

はてさて、ミラン・ファンはどこへ-。
イベント会場で「赤と黒」のユニホームをほとんど見つけることができなかった。
決勝当日のオリンピック・スタジアムでは……。
勝敗の行方を占うひとつの要因になるかもしれない(編集部・杉園)。


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2007年05月17日

『EURO現在・過去・未来』

 6月2日、8日にEURO2008の予選が行なわれる。来年6月7日に開幕するオーストリア・スイス大会に出場できるのは、ホストとなる両国を除き、14チーム。7つに分けられた予選グループの上位2チームまでに入れば、自動的に出場権が手にできる。

 いわゆる強豪国と言われるチームの中では、イングランドが厳しい状況に立たされている。6月決戦では、6日にアウェーでエストニアと対戦。今予選で5戦して5敗を喫している相手に負ける姿は想像できないものの、チーム状態がよくないのは確かだ。

 ワールドカップ後、スベン・ゴラン・エリクソンからスティーブ・マクラーレンに指揮権が移ったが、チームの方向性が定まらず、迷走は続く。マケドニアにホームで引き分け、クロアチアにアウェーで完敗。イングランドが所属するグループEには、クロアチアのほか、ロシア、イスラエルと実力国がそろうため、これ以上の取りこぼしは許されない。

 実際、マクラーレン監督は進退問題が取りざたされ、格下相手に敗れるか、引き分けるようなことになれば、更迭は避けられないだろう。
EUROが集中開催となった80年大会以降でも、イングランドは、84年のフランス大会で予選敗退の憂き目に遭っている。

 グレン・ホドル、クリス・ワドルら名手を中盤にそろえ、前線にはサンプドリアでプレーするトレバー・フランシスを頂いた。だが、ホームの聖地ウェンブリーでデンマークに敗れる大失態を演じ、フランス行きを逃してしまう。

 スティーブン・ジェラード、フランク・ランパード、ジョー・コールらEURO2008予選を戦うチームも、ミッドフィールドにタレントをそろえる。しかしながら、結果がついてこない。

 今予選では、9月12日にホームでロシア戦、11月21日にクロアチア戦を残す。イングランドは、84年ように本大会の地を踏むことなく、EUROを迎えるのか――。

 今日発売の本誌では、EUROの過去・現在・未来を徹底的に検証、解説している。イングランドのほかにも、数多くの国を紹介。EURO過去12大会の出場国、90チームのシステムと主要メンバーを掲載した。

 ページをめくりながら、6月決戦を、ひいては来年のEUROを楽しんでもらえれば、幸いです。(編集部・佐藤)

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2007年05月02日

完全保存版『クラブ・ゴール列伝』発売!

「どんな形であれ、ゴールはゴール」
 ワールドカップ86で得点王に輝いた世界的なストライカー、ガリー・リネカーは、5月2日発売の本誌に掲載したインタビューの中でこう答えている。

 確かに。ストライカーという人種の多くは、ネットさえ揺らすことができれば、ゴールという結果さえ手に入れることができれば、それでいいと言う。つまりは形にこだわらないと。

 本誌で『新欧州フットボール春秋』を連載中の元フランス・フットボール誌編集長、ジャック・ティベールは一方で、数は少ないながら、形にこだわるストライカーが存在すると指摘する。

 偉大なゴールとは何か?

 歴史に残るゴールとは、なにゆえ単なるゴールと違う意味を持つのか?
 5月2日発売のワールドサッカーマガジンでは、各国リーグ、各クラブにおいて、語り継がれてきたゴールを掘り下げている。06―07シーズンにおいてターニングポイントについても検証した。

 伝説のゴールには、伝説となった理由がある。

 リーグとクラブの歴代得点王や今シーズンの得点王争いについても網羅した。本書をきっかけにして、語り継がれるゴールの存在を知り、いま一度、歴史に刻まれたゴールを確認していただければ幸いです。(編集部・佐藤)


ワサマアンケート
第13回のお題:
「クリスイアーノ・ロナウドはバロンドールにふさわしい?」
http://www.soccer-m.ne.jp/question_w/index.html

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