2008年06月29日
柏vs浦和 信じて走る、信じてパス
柏レイソル対浦和レッズ。スタメンはこちらでした。まずはレイソル。おおかた予想通りの布陣となりました。GKは凄えのう、DFは右から蔵川(「藏」の字が変換で出しにくいので、今日は簡単な「蔵」を使わせていただきます)/小林祐三/古賀兄/大谷。大谷はやっぱり左サイドバックでした。DMFは復活の山根イワオと鎌田、サイドハーフは柏のアレックスと太田兄。李がOMFともCFともつかない微妙な位置取りで、最前線でポポが動きまくるといった感じに見えました。 レッズはこちら。
こちらもいつもどおりの布陣ですが、3バックの左に坪井が復帰。阿部が中央、堀之内が右で、試合前の報道どおり闘莉王と鈴木啓太のDMF。右には平川、左には三都主がこれまた復帰。OMFはポンテがさらに復帰。FWはエジミウソン・高原の2トップとなります。おっと忘れていましたGKは都築龍太です。 ●走り出しとフィードが合う柏ペース 試合開始から両チームとも中盤の激しい攻防が続き、どちらも決定的なシーンが作れない状況が続きます。そんな中、前半15分に三都主が足の故障により、相馬と交代。ケガ明けの初戦でさらにケガを再発するという最悪の事態ですが、まあいまさら時を戻すこともできませんし、今度こそゆっくりと治療してほしいところです。 さて、前半20分くらいまで決定的シーンがなかなか両チームとも生まれませんでしたが、この後堰を切ったようにチャンスが生まれます。しかも、全て柏側のチャンスです。 【23分】レッズ陣内のポポのスローインを受けようとする鎌田が、華麗な動きで鈴木のマークを振り切り、ダイレクトでクロス→李が詰めるも届かず 【24分】古賀がDFラインからロングフィード→ペナルティエリア左で李がマークに付く堀之内を振り切り中央のポポへ折り返し→阿部がカット 【26分】レッズ陣内の太田のスローインをオーバーラップしてきた蔵川が受ける→鈴木のマークをかわし左足で強烈なミドルシュート→ポスト そして得点シーン。コーナーキックからのレッズのカウンターを防いだところを、アレックスがセンターサークル後方からロングフィード。これに李がフリーで前線に飛び出し、前に出てきた都築をかわして無人のゴールへシュート→ゴール→カズダンスとなります。レッズのディフェンスラインはオフサイドを仕掛けたわけですが、レッズから見て左サイドにポポが残っていて、そこにディフェンスが付いていたためオフサイドにはなりませんでした。おそらく堀之内ではないかと思いますが、こうしたDFラインの乱れに目をつけて走り込んだ李選手と、その動き出しに託したアレックス選手のファインプレーといえるでしょう。しかし、見事に3バックの裏側を走られてしまったわけですが……。
得点シーンの前。ポポが前線に残り、そのマークに一人ついていたため、レッズはオフサイドが取れず しかしレッズも黙っていません。31分、山根のフィードを坪井がカットし、闘莉王→相馬→ポンテ→エジミウソンと流れるようなダイレクトパス。ボールはポンテへ戻り、前線のスペースに走り込む高原にパス。高原はペナルティエリア右でしばらくキープ、DFにカットされるも、ボールはポンテへこぼれ、ワンタッチで中央のエジミウソンへ。エジミウソンのシュートは浮きますが、競り合いの中でこぼれたボールを高原がスライディングで強烈な左足シュート。かなり良いコースでしたが菅野が素晴らしい反応で弾きます。 ここからは両チームともチャンスをどんどん作り出します。あまりにも多いので以下に列挙しますが、やはり柏の方が好機は多かったですね。 柏【34分】古賀のロングフィード→堀之内弾く→こぼれ球をアレックス→ポポ→李の戻し→ポポ→大谷→太田のポスト→ポポとワンタッチで繋ぎ、最後は李のフリーのシュートが空振り…… 浦和【34分】上のプレーの後のスローインを闘莉王がカット、パス→高原のポスト→相馬が前線へフィード→ポンテ→エジミウソンがドリブル→シュートは菅野がセーブ 柏【35分】レッズの攻めを防いだ小林がクリア→鎌田が前線から柏陣内へ引いてきたポポへ→ポポが右サイドでフリーの太田へロングフィード→太田独走!シュートも都築が弾く→坪井がクリアしようとするところへアレックスが猛突進しカット。ループでシュート(クロス?)を放つが、ポスト 浦和【38分】闘莉王のロングフィード→菅野の手に収まりそうなところに高原が走り込みファンブルを誘う。結局DFがクリア。 柏【40分】菅野→蔵川→相馬の後ろに走り込む太田→クロスを受けたポポが平川をかわしてシュート→都築がキャッチ(阿部がスライディングでコースを消してた!) こんな感じで前半終了。とにかく柏はスペースに走り込む動きとそれに的確にボールを配給するコンビネーションが素晴らしかったです。正直言って、この時点で「あぁ、今日はレッズは無いな……」と思ってしまいましたよ。 ●両軍ともにチャンスを演出も、試合を決めた差は 後半はレッズもいいところを見せはじめます。46分、相馬のスローイン→ポンテ→鈴木が前線の高原→スペースに走り込むエジミウソンへ→カットされるも高原が捕らえポンテへパス→ゴール右に流れるもポンテクロス→柏DFの弾きを闘莉王がトラップ、シュート(菅野が弾く)。 52分は、ポンテのロングボールを菅野が処理を誤り高原へボールを渡してしまいます。ゴールはガラ空きとなりますが、小林が懸命にマークし、また鎌田も戻ってきたことで事なきを得ます。 柏も攻めます。53分、GKから大谷→アレックス→大谷→前線のポポ→パスを回す間に上がっていたアレックス→中央の鎌田→右の太田→さらに右からオーバーラップを仕掛ける蔵川へ→クロス→アレックスが左足でシュート! 流れるような素晴らしい攻めでしたが、シュートはGK正面となります。 しかし、54分は浦和。ポンテのフリーキックを高原がペナルティエリア内で受け、4人に囲まれながらもシュート(鎌田がブロック)。後半は浦和がゴールへの執着心を見せ、押し気味に展開します。 浦和が大きなチャンスを掴んだのは62分。ディフェンスラインの回しから、阿部が前線へロングフィード。ボールは大谷に納まりますが、コーナーキックで前線に上がっていた堀之内が競り合い、焦った大谷からファウルを奪取。このフリーキックを阿部がヘッドで決めて同点に追いつきます。ポンテが帰ってきたことで、展開で押されながらも、こういったところから反撃の糸口を掴めるようになったのは間違いなくプラスでしょう。 ここで浦和は選手交代。高原に代えて永井……あれ、高原? 今日はキャンプ効果か動きにキレがあったのに……ま、まあここはエンゲルス監督を信じるしかありません。 一方の柏も交代。アレックスoutでフランサinとなります。
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試合は再びシーソーゲーム。前半のようにチャンスを箇条書きにて記します。 浦和【70分】柏のロングフィードを坪井がヘッド→前線のポンテ→ヒールパスで走り込んできた相馬→闘莉王がタメて右からオーバーラップの平川→ダイレクトクロスを永井が合わせてシュート……も、ボールは枠を外れる 柏【77分】浦和陣内でのクリアミスを、ポポがヘッドでフランサとワンツー→強烈なシュート→都築が弾く 柏【78分】↑で得たコーナーキックをポポが蹴る→クリアを太田が中央で拾いミドルシュート→クロスバー 浦和【79分】自陣内の平川のスローイン→エジが逸らしポンテ→闘莉王が右サイドへ上がっていたエジミウソンへパス→その外から走る永井へパス→永井切り込んでシュートも弾かれる 浦和【84分】柏陣内の蔵川のスローインを坪井がヘッド→中央の梅崎(ポンテに変わり80分にIN)へ→梅崎シュートも菅野が防ぐ 両チームとも死力を尽くした試合を見せますが、84分のゴールで試合が決着します。DFラインの闘莉王からのボールを受けた梅崎が、前を向こうとすることころを古賀がカット。中央でフランサがボールを持ち、中央の李へパス……と思いきや、右サイドに走り込んでいた太田へスルーパス。太田はこれをフリーで受け、都築との1vs1を落ち着いてシュート。2-1となります。太田の対面の相馬は攻めるために上がっていましたが、高い位置で古賀がボールを奪ったため、左サイドはがら空きで、太田が走り込むだけのスペースが空いていました。これまた3バックの裏側というオマケつき(?)です。
フランサがボールを持つとともにスペースへ走り出す太田選手。高い位置でボールを奪っていたため、相馬が上がりっきりで右サイドにスペースがあった この得点、スルーパスを出したフランサ選手、坪井を引き付ける動きを見せた李選手も素晴らしいですが、何よりすごかったのが、フランサがボールを持つやいなや、きっといい球を出してくれると信じてスペースに猛烈に走り込む太田選手。というかこれは1点目の李選手と一緒のパターンですね。技術はもちろんですが、こうした信頼関係が柏の強みでしょう。試合はこのまま2-1で試合終了です。
再開初戦を飾った柏ですが、「サッカーダイジェスト」誌で石崎監督が挙げていた課題をかなりクリアできているようです。「後方からの飛び出し」は上に挙げたチャンスの中でもガンガンやっていましたし、2点目の太田選手の飛び出しもソレです。「外国籍選手同士の連携」も、77分のフランサ・ポポのワンツーを見れば問題はなさそうです。「高い位置でボールを奪う」というのも、これまた2点目で結果を出すことができました。まあ2点目が遠く、いつまでもトドメを刺せずにいたのは課題でしょうが、再開初戦としては文句のない結果だったといえるでしょう。 レッズですが、今日もまた3バックのサイドを衝かれての失点を喫してしまいました。確かにキャンプで体は仕上がっているのは分かりますが、フィジカル以外に進歩しているところが感じられません。テレビ埼玉「REDS TV GGR」のインタビューを聞くところ、監督はこの3バックに自信を持っているようですが、穿った見方かもしれませんが、逆に4バックにする自信がないのでは……とも思えます。サカダイでは「戦術の新バリエーション」を挙げていましたが、次のFC東京戦こそその新布陣の使い時ではないでしょうか。いちサポーターとしてチャレンジを期待します。 えーそんなわけで今日はこれからFC東京の偵察のため味スタへ参ります。今日はこれで唐突に終わり!
posted by うぃれっず |11:15 |
20080628 柏vs浦和 |
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おおかた予想通りの布陣となりました。GKは凄えのう、DFは右から蔵川(「藏」の字が変換で出しにくいので、今日は簡単な「蔵」を使わせていただきます)/小林祐三/古賀兄/大谷。大谷はやっぱり左サイドバックでした。DMFは復活の山根イワオと鎌田、サイドハーフは柏のアレックスと太田兄。李がOMFともCFともつかない微妙な位置取りで、最前線でポポが動きまくるといった感じに見えました。
レッズはこちら。
こちらもいつもどおりの布陣ですが、3バックの左に坪井が復帰。阿部が中央、堀之内が右で、試合前の報道どおり闘莉王と鈴木啓太のDMF。右には平川、左には三都主がこれまた復帰。OMFはポンテがさらに復帰。FWはエジミウソン・高原の2トップとなります。おっと忘れていましたGKは都築龍太です。
試合は再びシーソーゲーム。前半のようにチャンスを箇条書きにて記します。
長いケガから復帰したフランサですが、またもケガをしてしまったようです。石崎監督が「中断明けの試合に先発で行けるかはまだわかりません。来週の回復次第になりますね」というように(サッカーダイジェスト 7.8号 P18)、先発出場の可能性は低そう。FWには前半戦で躍進したポポ選手がそのまま入ると見ました。
その後ろ目には李忠成、右サイドには太田兄。左にはアレックスと予想しましたが、
期待の外国籍選手の加入はナシで、現有戦力で戦うこととなりました。ポンテ・三都主・平川といったけが人、代表勢が復帰。キャプテン山田暢がこの試合のみ出場停止となります。
フォーメーションは、テレ玉の「REDS TV GGR」でエンゲルス監督が公言したとおり3バックでいくでしょう。CBは堤/阿部/堀之内の3人、ボランチは
うわー今日も坪井/堀之内/堤の未勝利3バックだー!! 以前のエントリーでも書きましたが、この3バックで先発した試合は4戦未勝利。それでも起用するとは、エンゲルス監督も相当ガンコ者です。GKは公式戦2試合目となる加藤、ボランチは山田とおフランス帰りの細貝、右に高橋、左に相馬、OMFはこちらもフランス帰りの梅崎で、2トップは高原とエジミウソンでした。
アウェイの名古屋はこちら。
GK西村。DFはバヤリッツァ/増川/マーヤ/阿部、MFは小川/ナオシ/吉村/マギヌン。CFはヨンセン/巻弟というツインタワーで望みます。
後半開始当初からレッズが攻め立てますが、決定機はまず名古屋。4分、レッズの猛攻を防いだ後、マギヌン→右サイドの小川がドリブル→マギヌン→直志と繋ぎます。ここで堤のマークに遭いますが、小川がその裏のスペースへ走り込み(これまた3バックの裏!)、直志からのパスを受けます。グラウンダーのクロスをヨンセンがシュート……の寸前で坪井がブロック、高橋がクリアします。
その後は浦和の決定機。5分は梅崎がドリブル突破からシュート(枠外)。7分、梅崎のコーナーキックを、ファーで堀之内がシュート(ディフェンスが弾く)。そして9分、フリーキックをバックラインに戻し、坪井→高橋→左サイドの山田に繋ぎます。山田はゴール前右サイドへ残っていた堀之内にロングパスを送りますが、堀之内は阿部と共に潰れます。このこぼれ球を狙っていたのが梅崎。ダイレクトシュートがゴールへと吸い込まれます。これで1-1のイーブンとなります。
なおも浦和ペースは継続。10分、左サイド田中達也→中央梅崎がドリブルキープ→細貝→右サイドの高橋→ペナルティエリア内に攻め入った細貝がパスを受け一人かわしてシュート(枠外)。12分、スローインを受けた山田が中央へクロス→高原がオーバーヘッドキック→田中達也が押し込んでゴール……かと思いきや、オーバーヘッド時に足が阿部の顔面に入っていたことでノーゴールとなります。
さすがにこのままではマズイと思ったか、名古屋ベンチが動きます。後半12分、ヨンセンout、杉本in。
この交代は結果にすぐにあらわれます。16分、加藤のゴールキックを阿部が弾き、吉村→巻のポスト→阿部が右サイドの小川へ正確なロングボール→小川はゴール前で浦和DFを引き付けて右に上がってきた杉本へパス。杉本は山田をかわし、さらにマークについてきた堤を振り切る前にゴール左隅へシュート。ゴール右隅をケアしていた加藤はわずかに手が届かず、2-1のゴールが決まります。杉本の爆発的なスピード・高いドリブル精度と、山田・堤の淡白なディフェンスがこの結果へとつながりました。
後半21分、司令塔ポンテが相馬に変わって入ったものの、吉村に代えて山口を入れ、さらに運動量を増す名古屋に浦和は手も足も出ません。ここから名古屋のゴールショーが続きます。
27分、浦和のスローイン→田中→LWBに入った梅崎に繋ぐもバヤリッツァがカット→直志→小川が強引にシュートを打つが坪井に弾かれる→跳ね返りを山口がヘッドで左サイドの阿部へ→阿部のロングシュート、決まって3-1(この時誰も阿部にはマークに行けませんでした)。
31分、小川のコーナーキック、山田を背負った杉本は加藤のキャッチミスからすり抜けたボールをワンタッチでシュート。4-1。
42分、浦和DFからのクリアボールを増川が前線でキープし、直志→増川→DFラインの吉田へ戻す。吉田→阿部と繋いで阿部が左サイドに走り込んでいた小川へパス。高橋が飛び込みますがあえなくかわされ、右サイドフリーの杉本へクロス。杉本は難なくヘッドで決めてハットトリック。杉本はボールが小川に渡った段階からずっとフリーでした。これで5-1。名古屋の圧勝で試合が終了しました。
5戦終わって未勝利。ダントツでビリ独走中のレッズ。もちろん予選敗退は決定していますが、今回勝って京都が負ければ、ビリから抜け出せる可能性がまだ残っています(浦和:勝点2、得失点-4 京都:勝点5、得失点-1
Aグループ首位でゆうゆうと決勝トーナメント進出を決定した名古屋ですが、こちらも結果次第で神戸に首位を奪われる可能性もあります(名古屋:勝点12、得失点5 神戸:勝点9、得失点0)。勝ち点を積み上げておきたいところでしょう。こちらもまた厳密には消化試合ではなさそうです。
出場しない選手は代表の楢崎、ケガの竹内。というわけでGKは西村、RSBはFC東京戦やコンサドーレ札幌戦で右サイドバック起用されたバヤリッツァが出ると見ました。また、LSBは前節京都戦フル出場の佐藤将と予想(阿部翔平)。CBは三木と増川。DMFはナオシ・ナカムラと吉村圭司の“もっさりボランチ”。RMFは天才・小川ヨシズミ、LMFはマギヌン、CFは帰ってきたヨンセンと
GKエノタツ、DFICB2/小林久/北本/内山の4バック、DMF田中英雄、松岡は予想通り。左は鈴木ノリヲで右にはリーグ戦13節以来のスタメンとなるベテラン栗原。CFは馬場と吉田でした。古賀誠史の名前がありませんがどうしたのでしょうか? レアンドロは累積、金南一・大久保は代表、ボッティ・朴康造・茂木はケガとなります。
一方のレッズはこちら。
やっぱり3バックでした(苦笑)。しかし注目はFW。田中達也とエジミウソン、そして“不調”の高原を加えた3トップとしてきました。MFは岡野/山田/内舘/相馬で、DFは坪井/堀之内/堤。GKはもはや“ナビスコ限定”になりつつある山岸というメンバー。3-4-3ですが、そういやエンゲルス監督は京都時代も3-4-3ばっかりやっていましたね。昔取った杵柄といったところでしょうか。

