2008年04月30日
浦和vs札幌 MOM 阿部勇樹
浦和vs札幌の採点です。試合詳細は昨日のエントリーで![]()
浦和レッズ
都築 龍太 6.0 2失点はノーチャンス。フィードキックが乱れることもあったが及第点
堤 俊輔 6.0 前半はフォアチェックに苦しむ。後半は逆に早いチェックで攻撃の芽を摘む
堀之内 聖 5.5 1失点目は深い位置取りが仇になった。ロングフィードの精度も低い
阿部 勇樹 7.0 1点目の攻撃参加は彼以外にはできない。守備も素早い出足
田中マルクス闘莉王 6.5 無謀なボールカットで失点に絡むも、以降は引いた位置でボール捌きに徹する。得点シーンは難易度高い
細貝 萌 6.0 センターライン付近のドリブルでリズムを作る。闘莉王との役割分担ができてきた
山田 暢久 6.0 相変わらず安易なボール逸が多いが、高い位置取りで攻撃の起点に
平川 忠亮 5.5 1失点目では攻めあがる砂川をマークしきれず。後半はチャンス作る
梅崎 司 6.5 フィジカルの弱さをドリブルとファウルゲットで活かす。2アシスト
高原 直泰 6.0 シュート少ないが、囮になる動きで貢献。4点目のアシストは秀逸
エジミウソン 7.0 相手の戦意を削ぐ価値の高い2得点。チャンスでシュートを度々ふかすのはやめて
相馬 祟人 - 時間稼ぎの出場なのにチャンスを作るあたりはさすが。WG、OMFでも見たい
エスクデロ - 時間稼ぎの出場
高碕 寛之 - 時間稼ぎの出場
エンゲルス 6.0 チーム基盤づくりのため下手に動かず、しかも勝ち切る
コンサドーレ札幌
高木 貴弘 4.5 とにかく1失点目のキャッチミスが痛い。見せ場なく屈辱の4失点
池内 友彦 5.0 中途半端な位置取りでチャンスを作られる。パスの精度低い
柴田 慎吾 6.0 得点シーンは見事。高い身体能力を活かしハイボールに対応
吉弘 充志 5.5 2失点目は闘莉王に付ききれず。FWへの素早いチェックは◎
坪内 秀介 5.5 前半は高いポジションで躍動。徐々に押し込まれ山田に追われる
砂川 誠 6.0 1点目の飛び出しは白眉。後半もクロスを放つが、運動量が落ち途中交代
ディビッドソン純マーカス 5.5 パスミスで攻撃にリズムが出ず。守備で貢献だけでは物足りない
芳賀 博信 6.0 中盤でボールが収まり1アシストも後半は消えた。77分の得点チャンスは惜しい
西谷 正也 5.0 積極的な突破も前半のみで息切れでは寂しい
クライトン 6.0 巧みなドリブルキープと運動量で奮闘。今の札幌で最も欠かざる選手
西 大伍 6.0 ワンタッチでリズムを作る。スペースを衝くドリブルもあり危険な存在
岡本 賢明 5.5 64分からの出場で時間もあったはずだが、ボールタッチ少ない
石井 謙伍 - 前半から飛ばした砂川に代わり交代
三浦 俊也 5.5 この台所事情では辛い。西のFW起用は支持したい
主審 高山啓義 ■ 全て許容範囲内で何も問題ありません。他所ではイベントがあった模様。 サッカーマガジンの採点では阿部が【6.0】でしたが、私は1点目であの位置に居たこと&守備を評価したいです。 そんなサッカーマガジンの採点へはこちらへ 「お前の採点はなっとらん! ワシが本当の採点ちゅーモノを見せたるわ!」という人はスポーツナビのブログ開設ページへ 試合詳細はJ's Goalへ 順位表はスポーツナビへ 次の試合の前に何か更新します。
posted by うぃれっず |10:03 |
20080429 浦和vs札幌 |
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前節京都戦との違いは、永井のかわりに梅崎がOMFに入った点のみ。GK都築、阿部・堀之内・堤の3バックに、闘莉王・細貝のダブルボランチ、RWB山田、LWB平川、エジ・高原の2トップ。田中達也・永井はベンチにも入りませんでした。
一方のコンサドーレはこちら。
GKは高木貴弘。ディフェンスラインは柴田・吉弘のCBに、RSBに初出場の池内、LSBに坪内という4バック。デビ純・芳賀の2ボランチに、RMF砂川、LMF西谷。注目のCFクライトンの相方には西が入りました。
試合は前半6分にいきなり動きます。高木からのゴールキックをハーフウェーライン手前の芳賀が持ちます。ここに闘莉王が一気に奪いに来ますが、芳賀はこれをかわし、梅崎のチェックも抜けてドリブル突破。さらに、細貝がチェックにくるところを、下がってきた西とのワンツーで抜け、DFラインの裏をかいて上がっていたフリーの砂川へロングパスを送ります。この時、阿部はクライトン、堤は西についており、平川・堀之内も砂川の上がりに遅れをとっていました。スペースに悠々と飛び出した砂川は、都築との1vs1を落ち着いて決めるだけ。
前半開始当初は、このゴールシーン意外にも札幌の速攻が目立ちました。4分には堀之のフィードをデビ純がカット、そのボールを中盤で受けた西谷がドリブル突破でゴール前へ。5分にはエジミウソンへ入りかけたゴールキックをDFが跳ね返し、前線のクライトンへ。ボールはカットされるも、山田がキープしかけたボールを西谷が奪い、角度のないところからクロス気味のシュート。8分には、堤がフィードしようとしたところを西がプレス、奪ったボールは西谷→クライトンと繋ぎ、再び西へ。細貝がこれをカットしますが、高い位置を取っていたLSBの坪内がボールを保持、クロスを放ちます。いずれもゴールにはつながりませんでしたが、序盤は完全に札幌ペースでした。
しかし、徐々に浦和がボールを保持する機会が増え、ペースを取り戻します。初得点は前半25分。札幌のDFラインのフィードミスを右サイドの山田がカット。梅崎→エジミウソン→山田→梅崎と回し、再び山田へ戻ってきたボールを山田がクロス。柴田がヘッドで返しますが、このこぼれ球に走りこんでいたのが阿部。胸でワントラップし打ったミドルシュートは、GK高木の拙い守備もあって、ゴールへ吸い込まれました。
阿部はこれで通算2点目。ジュビロ戦での1点目はコーナーキックの流れから決めたものでしたが、このゴールは完全に流れの中から決まったもの。改めて試合映像を見返してみると、24分13秒の段階ではまだ左サイドに居ましたが、シュートを放った24分28秒には、ゴール前に走りこんでいました。インテリジェンス溢れる彼の攻め上がりが、貴重な同点ゴールを生みました。
京都戦は相手に退場者が出たラッキーな展開ながらも、結果は出ました。基本的にスタメンは維持するでしょう。阿部・堀之内・堤の3バック、闘莉王・細貝のダブルボランチ、高原・エジミウソンの2トップと見ました。永井は右ふくらはぎ肉離れの疑いがあるらしく、代役に梅崎。LWBは休養十分の相馬で、右は平川と予想。連戦を考慮した選手起用も見られるかもしれません。
対するコンサドーレはこちら。
注目はFW。本職が中盤のクライトンは元気に出場するでしょうが、ダヴィが出場停止、中山元気がケガと、長身FWが欠場で、ポスト役をこなす選手がいません。助っ人のノナトもケガがちで、曽田のFW起用も腰痛でダメのようです。横野・宮澤は180cmを超えますが、ともに18歳の新人。というわけで、残る最後のFW、石井が入ると予想しました。DFは右から平岡・柴田・吉弘・坪内。デビ純・芳賀のDMFで、RMF/LMFは砂川と西。FWを除けば、前節新潟戦と同様の布陣です。
札幌は前節新潟に惜しくも敗れましたが、その前の神戸戦の引き分け、さらにその前の磐田戦の勝ちは、この布陣により生み出されたもの。選手もそこそこ自信を持ち始めていることでしょう。それだけに、やはりダヴィの穴が痛いですが……ここは三浦監督の選手起用の腕が試されます。個人的には、元レッズ・西谷のFW起用が見たいですね。
ちなみに三浦監督が2005-06年の大宮時代におけるレッズとの対戦成績は、ナビスコ・天皇杯を含めて1勝6敗と、大きく負け越しています(2000年シーズンはJ2のため除外)。札幌というチームも、J1の2001年・2002年シーズンでレッズに勝てていません(1分3敗)。過去のデータを見るととにかく分が悪いですが、昔は昔、今は今。ぜひとも気合の入った良い試合を見せて欲しいと思います。
見所はこんなところでしょうか。
欠場者の多いDFは3バックで、左から手島、森岡、角田。RWB平島とLWB渡邉はいつもどおり。FWは柳沢・田原で、徳重はそこからやや若干引き気味の位置取り。びっくりしたのがボランチ。これまでは佐藤の相方に守備能力の高いDFを起用する傾向にありましたが、今日は佐藤勇人と、本来はOMFの中山という組み合わせ。3-4-3気味のかなり攻撃的な布陣を敷いてきました。
レッズはこちら。
両WBだけの変更で、前節のスタメンとほとんど変わらない布陣でした。阿部・堀之内・堤の3バックで、LWBに相馬ではなく平川を起用。RWBは山田暢で、ボランチは闘莉王・細貝の2人。永井のトップ下に、高原・エジミウソンの2トップで望みます。エンゲルス監督はどうやらこの布陣をベストと考えているようです。
試合は開始から京都の積極的なプレスが目立ちます。前半2分は浦和スローインを永井が受けたところを3人で囲み、カットしたボールがこぼれて細貝へ渡ったところをさらに2人で囲み、右サイドの山田へ繋いだところをこれまた3人で囲みます。ここでカットしたボールが、前線から戻っていた田原へと繋がり、田原はフリーで攻め上がれました。(この後、細貝がタックルでイエローカード)。7分には永井から引き気味の高原へ渡ったボールを、角田と徳重が囲みカット、徳重は前線で良い動きを見せていた柳沢へ通します。いずれもDFに防がれましたが、ディフェンスとオフェンスの良い連携が見られます。
そして9分に決定的チャンス。高原とのワンツーでオーバーラップした平川の攻撃を防ぎ、クリアボールを中盤に下がってきた柳沢が受けます。浮き球のパスを徳重がヘッドでそらし、佐藤勇人がフリーでドリブル突破。左サイドの渡邉がこれを受け、ドリブル→クロスと見せかけて、ポッカリと空いた中盤へボールを戻します。このスペースを狙っていた中山が、フリーでミドルシュート。都築はかろうじて弾き返します。DMFの闘莉王も細貝も、急いで守備に戻った勢いでディフェンスラインに吸収され、また永井も中山にマークしていなかったため、このように中盤に大きなスペースができてしまいました。
直後の10分も京都に大チャンス。都築のロングキックを、エジミウソンについていた手島がヘッドで戻し、中盤の徳重が引いてきた柳沢へワンタッチパス。柳沢は、その間に一気に前線へ動き出した佐藤勇人へ、これもまたワンタッチパス。細貝・闘莉王・堤はこの動きに見事に翻弄され、佐藤に堀之内との1vs1の局面を作られてしまいます。このミドルシュートはかろうじて枠を外れますが、この間浦和は京都にされるがままでした。
絶好調のように見えた京都ですが、26分にはフォーメーションの穴を突かれた攻撃を受けます。ハーフウェーラインを超えて攻めあがっていた渡邉が細貝にボールカットされ、高原から永井へと繋がれます。この時、DMFの佐藤は渡邉の動きに連動し、ゴール前に向けてダッシュをしていたため、中盤は中山1人。永井は自慢の高速ドリブルで中山、森岡を振り切り、角田・手島が前に出てきたところを、右サイドでフリーのエジミウソンへパス。平井との1vs1のシーンを作られてしまいました(シュートは平井が弾く)。3-4-3の2ボランチで、しかも1人が攻めに顔を出さなければいけないという攻撃的な布陣なので、こういったシーンが作られてしまうのはある程度仕方がないことでしょう。
その後の浦和は、中盤のスペースを闘莉王が使うシーンがたびたびありましたが、前半の決定的なシーンはこの程度。京都のチーム全体でのディフェンス意識は非常に高く、失点の気配はほとんどありませんでした。ほぼ理想どおりのゲームプランで運べたと言って良いでしょう。
後半開始0分には、阿部のシュートをブロックしたボールが、中盤に居た田原へ渡り、右サイドに大きく開いていた柳沢へ見事なロングパス。柳沢は堀之内のチェックを尻目に、中央のスペースにボールを出し、そこへ中山が突進。堤が懸命に体を寄せ、オフェンス側のファウルをとられてしまいますが、その勢いは後半も続きます。
そんな中、悪夢は突然訪れます。53分、味方からのパスを受けた田原が、阿部から後ろ向きにチェックを受けます。ここで阿部が振り上げたヒザが田原の腰に入り、田原はもんどりうって倒れます。ここで田原は、倒れるや否や、阿部の右ももをキック。これが報復行為と見なされ、松尾主審にレッドカードを提示されます。この後、プレーは京都側のフリーキックで再開されるため(阿部のチェックがファウルと見なされた)、田原がゴール前に居れば大チャンスだったのですが……。
これで意気消沈したか、京都は直後の57分に失点を喫します。平井のゴールキックを山田が跳ね返し、エジミウソンがヘッドで落としたところを、永井がフリーでボールを保持、高原へスルーパスを出します。平井が飛び出しますが、高原は森岡と一緒に併走していたためうまくボールを弾き出せず、ボールは運悪く再び高原の元へ。高原のシュートはDF2人がケアするも、あえなくゴールイン。高原の今期初ゴールが生まれました。
京都は田原の退場をきっかけに、それまでは機能していた攻撃的なフォーメーションの悪い面が出てしまいました。失点シーンでは、エジミウソンのポストプレーが上手かったこともありますが、結果的には誰も永井をチェックをできず、フリーにさせています。常に危険と隣合わせ、全員がまとまっていないと機能しないギリギリの布陣は、残念ながら田原の自滅により破れてしまいました。逆に言えば、田原がいかにチームに愛され、必要とされ、その存在が大きいものだったかを思い知らされます。
次の試合は田原もアタリバも欠場。パウリーニョもケガ……と、災難が付きまとう京都ですが、後半途中までの統率の取れた戦いっぷりは見事なもの。とても出場停止でDFの要を欠いているチームとは思えませんでした。さすがは8人で戦っただけはあります。ペナルティエリア内のシュートが少なかったのは気になりますが、この苦境は必ずやチームの底上げに繋がることでしょう。
浦和は結果的に4点を取りましたが、レッドカードに助けられたのは否定できません。特に前半は大宮戦と同様、今日も闘莉王と細貝の中盤2人はぽんぽんとワンタッチで相手に交わされてしまいました。両WBも相手に押し込まれっぱなし。高原とエジミウソンも素早いチェックに前を向けませんでした。後半はボールを持てましたが、相手は何しろ10人なので参考外でしょう。
とはいえ、運に恵まれながらもこの布陣で初めて結果が出ました。また、ディフェンス陣もそこそこ熟成しているようで、危ないシーンは作られながらも、結果的に今日も0点に抑えています。特に堀之内の安定感は素晴らしく、「ヤバイ!」と思ったところに常に顔を出します。4バックに淡い期待を抱きたくもなりますが、この170cm台のDF陣で案外イケるんじゃないか、という期待も強まってきました。エンゲルス監督はやはりこの布陣に自信を持っているようで、次もこれで行くんでしょう。結果は出ました。後は内容をお願いします!
次の更新は採点です。またいずれ。

