2008年07月19日

浦和vs東京V フッキのさよならゲーム

【突然ですが試合内容とはあまり関係ない話が続きます。試合詳細を知りたい方はスクロールしてください】

 浦和vs東京Vの試合は木曜日19:30からのキックオフ。19:00ではなく19:30開始なのは、都内に勤めてる人がより見やすいための配慮ですね。確かに、丸の内で働く浦和サポのOLが18時の定時を迎えて「フゥー疲れた」と一息をつきながら「……今日はハジメちゃんは出るかしら」と胸をときめかせながらヒール履いて駆け足で会社を出て、東京駅を18:15分に出発し埼玉スタジアムを目指すとなると、浦和美園には19:09分に着くわけで、十分試合に間に合いますね。これが19:00開始だったらもう試合は始まっており、愛しのハジメちゃんの姿をまるっと楽しめないのです。

 今日は首都圏では柏・川崎で試合がありましたが、いずれも19時キックオフ。先ほどの浦和サポOLと同じ会社に「今日はチュンソンゴール決めるかしら」「イガはお下げ髪で出場するかしら」と胸ときめいている柏・川崎サポのOLがいるとして、18:15分に東京駅を出るとなると、日立台へはギリギリ(つうかフレッシュひたちに乗ってる時点でどうよ)、等々力へもギリギリ(なぜに鹿島田乗換え?)となるわけで、かなり時間にせかされた移動を強いられます。

 私はOLでもなければ、細貝にも李にも井川にも格別に胸がときめいているわけではありませんが、都心で働く労働者の一人としては、平日開催はもうちょっと開催時間を遅らせていただければ、非常にありがたく思います。まあ、帰宅時間は逆に遅くなるので、子供づれにはちょっとキツいかもしれませんし、お客さんが全て都内で働いている人なわけないので、勝手すぎる意見ではあります。

 それでも14,131人が入った川崎はすごいですね。柏は7,474人で、去年の6月20日水曜日の鹿島戦で1万人を越えたこと、かつ相手も首都圏であることを考えれば、もうちょっと入ってもヨカタのかなー。

 とはいいながら、私の今日(木曜日)の退勤時間は23:30。 オレ全然カンケーねえじゃねえか!  【仕事終わり→スタへ移動→ビール→勝利→(゚Д゚)ウマー】 というリーマン理想のアフター6など夢のまた夢。 月末の勝利給(残業代)を夢見て今日は寝る!


 ……というわけで、木曜の夜は寝てしまったので、金曜日の夜と土曜日の昼に、こうして17日の試合を簡単に振り返るエントリーを書いています。もちろん浦和vs東京Vの話ですよ。まずはホームのレッズから。


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 試合前に闘莉王と高原と田中達也と3トップだ、という報道が一部でありましたが、闘莉王の位置はトップ下。髪を切った都築と堀之内/阿部/堤という並びは変わりませんが、DMFで鈴木と組むのは細貝、平川は左じゃなくて右、相馬が左に入るという、微妙に変化をつけてきたフォーメーションとなります。FWは田中と高原です。


 一方の東京V。

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 GKは元気が出るサッカースクール出身の土肥、DFは林健太郎……に似ている富澤、那須、文京区出身とは思えない野生の男・土屋、服部の4バック。MFはレアンドロ、爽やか福西、ブログの写真がキマり過ぎている菅原、何年か前のミスターレイソル大野。その前に天才ディエゴ、最前線に怪物フッキという布陣。レアンドロも大野もかなり引いていたので、中盤はフラットに見えました。


 試合は既にTVや新聞で取り上げられている通り、闘莉王のハットトリックで3-2、浦和の勝利に終わりました。得点はディエゴの得点以外、全てセットプレーorPKだったので、その他のチャンスシーンに注目して見ていきましょう。

●圧倒的な前半。ただしフッキはヤバい

 浦和の前半はかなり圧倒的な試合展開で、東京Vを押し込んでいました。以下にチャンスをまとめて列挙します。

1分■攻撃が跳ね返されたところを平川→鈴木→バックラインの阿部→左の堤にボール回し。堤がDFラインから前線に出したボールが、最前線の田中達也へ入り、シュート(サイドネット)

4分■DFラインの阿部→鈴木(ワンタッチ)→堤(ワンタッチ)→前線から引いてきた高原→田中(ワンタッチ)→左の相馬へ。富澤を交わして右足のクロスは合わず、さらに右からの平川のクロスも合わず。

8分■鈴木がハーフウェーラインからドリブル→平川→鈴木→闘莉王→田中達也がペナルティエリア内に走り込むところを、闘莉王がスルーパス→那須がカットも、その後高原が詰めてシュート(大きく外れる)

14分■阿部のハーフウェーラインからのフリーキック→最前線左サイドに張っていた田中→土屋を振り切る前にロングシュート(ポスト)

18分■阿部→堀之内→平川→堀之内→阿部と、一旦右サイドへボールを回した後、左サイドで高い位置を取っていた堤へ。堤の左足のアーリークロスを闘莉王がヘッド(も合わず)

21分■堀之内から最前線へロングフィード→那須がヘッドでクリアも闘莉王がヘッド→田中もヘッド→高原へ。前線でボールをキープした高原は闘莉王へクロス、ヘディングシュート(外れる)

22分■鈴木がハーフウェーラインから引いてきた高原へスルーパス→高原はポストで下げ→闘莉王→田中→左サイド相馬→ダイレクトクロスは土肥に弾かれるが、こぼれ球を細貝がワントラップでシュート(土肥が弾く。ちなみにこのCKが闘莉王の1点目につながります)。

30分■鈴木がハーフウェーライン中央から闘莉王へ→ワンタッチで最前線に走り込む田中達也へ(オフサイド)

【この間、闘莉王のPKが決まって2-1。ファウルと取られたのはCK時に高原に付いていた富澤で、もともとそのCKは富澤のパスミスからでした】

37分■土屋がDFラインで保持したボールを高原がプレッシャー→土屋はパスミス。ボールは平川へ→平川は中央田中達也とワンツーで右サイドを突破、クロス→高原がヘッド(土屋に防がれる)

 と、FC東京戦のように前半はかなりチャンスを作り出せていました。東京Vは両サイドのレアンドロと大野がかなりディフェンシブで引いていたので、浦和のウイングバックが高い位置を取れていました。浦和の布陣はよく「5バック」と揶揄されますが、この時ばかりはしっかりと3-5-2が機能していたと思います。あと鈴木啓太へのファーストディフェンスがなかったのにも助けられました。


 一方の東京Vは、かなーり引き気味でカウンター狙い。しかしそこから2点も取れてしまうということは、狙いが大当たりしたといえるのではないでしょうか。以下に少ないながらもチャンスを並べます。

3分■DFラインからのクリアボールを、フッキが中盤で奪い、そのままドリブル→シュート(都築がキャッチ)

6分■服部→ディエゴ→フッキがハーフウェーラインからドリブル突破→ペナルティエリア内で阿部がファウル。PKで1点リード。

41分■レッズのパス回し中に、闘莉王がなぜか“オシャレ”な浮き球パス。細貝を狙うも那須にカットされ、フッキがボールカット。フッキのドリブルとともに外国人三人衆がゴール前に突進。堀之内のタックルも交わし、堤が寄ってきたところをフリーのディエゴにパス。ディエゴが落ち着いて決めて2-2の同点

43分■コーナーキックを土肥がキャッチし、福西→右サイドに開いていたフッキへ。フッキは平川のマークを物ともせずドリブル突破。中央へ切り込んで、最後はディエゴクロス(堀之内がギリギリでカット)

 というわけで、ぜーんぶフッキですね。レッズのDFは1失点目以外はよく守っていたと思うんですが、2点目はDFの責任というよりも、安全に回せばいいところを妙なパスで簡単に失ってしまった闘莉王のミスでしょう。まあハットトリックでソレを返すわけですがね……。このまま2-2で後半を迎えます。

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何でもないボール回しの際、闘莉王が突然浮き球パス

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細貝は反応できず、那須がカット

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これがディエゴ→フッキと渡り、カウンターで2失点目


●大黒投入で見えたヴェルディの未来

 後半もレッズペースで進みます。

 47分は、福西が自陣内でボールを持ったところを闘莉王がチェック、パスミスを田中がカットし、再び闘莉王。ゴール前へと切り込みます(那須がカット)。

 ほんでもって58分。相馬が得た左からのCKを阿部→闘莉王のヘッドでゴール。細貝が合わせた? ヴェルディDF陣のオウンゴール? かと思われましたが、いちおう軌道はゴールに向かっていたため、闘莉王のゴールとなりました。一応菅原の腿に当たっているんですがね。

 その後もレッズの攻めは続きます。68分、阿部→堤とDFラインで回し、左の相馬へパス。その後、相馬→高原→田中→左サイドを上がってきた堤→田中とワンタッチパス。田中は後ろの相馬へ下げ、相馬は高原とワンツーで攻め上がります(DFに弾かれる)。さすがに最終ラインまでは突破できませんでしたが、最近のレッズには少なかった「魅せるプレー」を見せてくれたことは、非常にうれしく思います。

 さて、ヴェルディですが、後半はフッキが抑えられ、チャンスはフリーキックぐらいに限られてしまいました。その一方で、徐々にボールは持てるようになってきました。レッズがスタミナ切れしてきたこと、ボールキープができる柴崎選手の投入もありますが、最大の要因はフッキ⇔大黒の交代でしょう。常にスペースに動き、ボールをもらう動きを惜しまない大黒は、座して待つフッキとはまったくタイプが異なります。

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 81分には、その大黒がチャンスを作ります。左サイドで服部がボールを持つと、前線から下がってきた大黒へパス。大黒はこれをワンタッチで後ろへ流し、その後ろで堤と1vs1の状態の平本へ。平本はドリブルで切り込んでシュートを打ちます(枠を外れる)。
惜しいシーンでしたが、こういった攻めが今後のヴェルディの形となっていくのでしょう。

 その後もヴェルティは浦和陣内に攻め込み、浦和もカウンターを狙いますが、ともに決定打がありません。3-2で試合終了となりました。

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 浦和は得点のすべてがセットプレー、PKによる得点で、あまり手放しで喜べる勝利ではありませんね(ウイイレでこんな試合で負けたらムカついてゲーム機本体ひっくり返します)。試合終了後のインタビューでは、明らかに不満気な高原が居ました。前半かなりあったチャンスをひとつでも決めていれば、当たり前ですがもっと楽な試合展開になったハズ。もっと前に出てくるチームなら、よりチャンスは減ることが予想されるため、精度の高い攻撃が望まれます。とはいえ、今日の前線は急造の面子だったので、仕方のない部分はあります。それで勝てたのですから、今日の勝ちは儲けモノといえそうです。

 あと、闘莉王のトップ下ですが、こんだけフィジカルが強いと前線のポストとして非常に重宝しますね。プレスにも積極的に参加していました。田中達也とのコンビならFWでもイケると思います。ポンテが不在の今、選択肢の中に加えておいても問題ないんじゃないでしょうか。

 問題は次の川崎戦。阿部・堀之内・細貝が出場停止という大ピンチですが、私はここはチームに新しい風、流れを引き込む良いチャンスと捕らえています。新フォーメーション、新選手の投入など、ゲルト監督のチャレンジに期待しています。


 東京Vは、序盤のカウンター戦術はズバリと決まったものの、これは監督やチームの意図するサッカーではないのでしょうか、こんなことになってしまいました。どちらかというと、フッキが居た前半の方が脅威を感じましたが、まあこればかりは部外者が何を言っても仕方がないですね。今後は間違いなく大黒がキーパーソンになるでしょうが、今度は大黒に大分負担がかかってしまいそうな感も。残留への道の何と険しいこと! 8/27の再戦で、生まれ変わったヴェルディの姿を見たいと思います。


 それはそうと、ガンバの新スタの話が持ち上がっているようですね。サッカー専用で三万人収容。いいですねー。最寄り駅は「公園東口」じゃなくて「万博記念公園」になるのかしら。いいわねー。
 
 例えば、本町で働いているOLが18時の定時を迎えて「フゥー疲れたワ」と一息をつきながら「……今日はソータくんは出るやろか」と胸を【中略】18:15分に本町駅を出発し、万博を目指すとなると、これはギリチョンで着けるかもしれませんね。とにかく良いスタジアムをキボンヌ。そして労働者に仕事終わりにサッカーを観戦する機会をキボンヌ! 今日はこれで終わり!


posted by うぃれっず |16:20 | 20080717 浦和vs東京V | コメント(0) | トラックバック(0)
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