2008年07月15日

大分vs浦和 ダメな時は何をやっても

 今から大分vs浦和の試合についてのエントリーを書きますが、今日が火曜日なんで、試合はもう三日も前のこと。いまさら感がアリアリでちょっとなんですが、鹿島戦から全試合見といてこれだけスルーするのもなんなのでUPします。「いまさらなんだ!」という人は速やかにブラウザを閉じるか他のスポーツナビのブログを読んでください。

 ちなみに更新が遅れたのは、前回のコメント欄にも書きましたとおり、録画をミスッただけでございます。うーんHDDレコーダーはよ買わなアカンなァ。だから、レッズが負けたからって無視したわけじゃないんだからね!い、いちおう毎試合チェックしてるんだからその流れで上げるだけなんだからねッ!


 ……エーお約束のツンデレが終わったところで、両チームのスタメンをチェックといきましょう。まずはホームの大分トリニータから。

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 GKは祝!五輪代表・西川。DFはいつのまにかフサフサの深谷、主審に「シテ☆」とせがまれた男・上本、祝!五輪代表・森重ダイナミックという3バック。ボランチは“九州が育てた潰し屋”ホベルト、“大分の心臓”エジミウソンという大黒柱二人。MFの左は元レッズ・鈴木慎吾、右は帰ってきた高橋大輔、中央にムー金崎。CFにゴール後の新パフォーマンスに期待がかかるウェズレイ、ふてぶてしくも愛らしい顔が山田暢にそっくり・世界のマエシュンというイレブンです。

 一方のレッズはこちら。

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 ポンテがケガということでトップ下には永井が入りましたが、それ以外はFC東京戦とまったく同じ。フォーメーションも変わらず3-5-2で望みます。

 試合結果は皆さんご存知だと思うので、得点シーンとチャンスを中心にサクッと紹介します。


●チーム全体で作ったビューティフルゴール

 まず前半10分に大分がゴール。平川のクリアボールを受けた森重が右の高橋へ→ワンタッチでエジミウソンへ戻し→ムー金崎へ。パスを出したエジミウソンは、金崎へボールを出した後に攻め上がり、闘莉王・鈴木啓太を引き付け、金崎のドリブルコースを作ります。金崎はそのまま中央へ切れ込み、ウェズレイ→左の鈴木慎吾へスイッチ(金崎は、エジミウソンのようにパス後前方にダッシュ、鈴木啓太を引き付けています!)。鈴木慎吾はダイレクトで左足の正確なクロス。これが3バック左の堤の裏側にいたマエシュンに見事に合い、ドンピシャのヘディングゴール。これでいきなり1-0。おそらくこれは大分のファーストシュートだったと思います。

 右から攻めて左へサイドチェンジし、最後は右で決めるという、絵に描いたような大分の崩しでした。金崎のドリブルコースを作り出すエジミウソン・金崎のフリーラン、鈴木慎吾の美しいダイレクトクロスなど、かなり見所の多い得点シーンです。しかも、浦和の3バックの裏側をケアしていた平川に高橋が敢然と上がってプレッシャーを掛けているのも見逃せません。浦和側からすれば前田にマークに付けなかったDFのミスではありますが、逆に大分からすれば、3バックの裏側のスペースを突いた思惑通りのゴールと言えるでしょう。

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9分、金崎が中央へ切り込んで鈴木のクロスのお膳立てをする前の組み立ての部分

 さていきなり失点した浦和ですが……そんなに悪いようには見えなかったです。組み立ても中央に当てて、戻したところで開いたスペースにFWが走り込み、そこへボールを通してクロス……といったカタチが何回も見れました。13分には、右堀之内からエジミウソン→下げて山田→ドリブル→中央の田中達也→左の平川がクロス(跳ね返される)という流れるような攻めも見せました。鈴木・闘莉王のダブルボランチも、この頃はよく動けていたと思います。

 20分には大チャンス。左の堤がドリブルで切り込み、中央エジミウソンがポストで受ける。エジは右の永井へ出し、永井はツータッチ目でスペースに走り込んだ田中達也へパス。田中はダイレクトでフリーのシュート。これはGK西川に弾かれます。続くコーナーキックは闘莉王→田中→阿部と繋いで決まるも、オフサイド判定でノーゴール。ダメなときは何をやってもダメです。

 大分のチャンスは、18分、ウェズレイ選手のロングシュートがポストに当たるシーン。それと試合終了間際、エジミウソン→右サイドの高橋→戻しをエジミウソンがミドルシュート(レッズDFは皆高橋に釣られる!)。ボール保持率はレッズの方が明らかに上回っていますが、決定機は大分の方が多かったですね。これで前半終了です。


●攻撃に1つの形も見出せず

 後半開始からレッズは選手交代です。高原・梅崎in、永井・エジミウソンoutです。

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 あれあれ、エジミウソンと永井代えちゃうの? 割と前線で体を張れていて、少ないながらもチャンスの起点になっていたのに……しかも高原と梅崎って、いかにも上背がなくてクロスに合わせられなそう……大分はしっかり守っているのに、そんな隙をやすやすと与えるとは思えないのですが……?

 後半は案の定、まったくチャンスが作り出せません。梅崎・田中はちょこまか動き回るものの、高原に入ったボールは簡単に跳ね返されてしまいます。田中がスペースに走って数回チャンスはありましたが、特に取り上げるほどのプレーはひとつもありません。

 さて、後半20分、大分が動きます。

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 FWマエシュンに代えてDF小林宏之。おおー懐かしい名前。昔はレッズの3バックの左に入っては負けてばかりいたっけ。ピッチ上には、梅崎・鈴木慎吾・小林宏之の3人が、過去に所属したチームと戦うことになります。小林の入ったポジションは左利きということもあってLWB。鈴木と金崎がOMFという感じになります。

 さらに浦和は動きます。33分、堤に代えてエスクデロ投入。4-4-2へと移行します。待望の4-4-2だけど、サイドハーフはエスクデロと梅崎という二人で、さらにサイドバックは右平川に左山田(なぜかいつのまにかサイドチェンジしてた)。しかもCBに阿部・堀之内じゃ守れなそう。こういう消極的な4-4-2って前にもあったなぁー、あ、ナビスコAWAYの名古屋戦だ!

 と思った矢先の80分に浦和の失点です。森重のフリーキックを金崎が受け、シュートフェイントを見せる金崎に堀之内がプレス。金崎はここでウェズレイにスルーパスを出します。平川が無理にプレスに行ったため、その裏のウェズレイがガラ空き。それでもオフサイドが取れる……なわけねえよな! 右サイドで鈴木慎吾が鈴木啓太を引き付けていたため、オフサイドは取れず。ウェズレイのシュートは枠を逸れたものの、鈴木啓太がカバーした足がボールに当たってゴールイン。これて2-0。繰り返しますが、やっぱりダメなときは何をやってもダメです。これで試合は決しました。

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 勝った大分トリニータですが、とにかく運動量が豊富。ムダ走りを厭わぬチームプレーは勝者に値するものでした。なんたって1点目、2点目ともに、ボールを持たない選手のフリーランが活きているというのがその証拠。特に2点目の鈴木慎吾の動きには脱帽でございます。7位に居ながら総得点17という少なさは若干気になりますが、今後もこのようなプレーを続けていけばその心配もなくなるはず。いやー参った。コリャ参った。悔しいというよりも好きになっちゃいそうです。ナビスコ決勝トーナメント進出も納得でございます。

 浦和ですが、まあいろんな問題が山積みなので、敗因はいくらでも挙がりますが、この日に限れば、交代策が裏目に出たのが一番大きいと思います。相手は引いているときは、ジワジワとボールを持ちながら遅攻で攻めていき、1人ひとり丁寧にかわしながらボールを運ぶのが常套手段(前節のFC東京のような攻めですね)。ちょうど永井やエジミウソンが居れば、DFに囲まれてもボールが収まり、次の展開に移るための動きが導き出せます。それなのに、後半頭からフィジカルが弱い梅崎、上背のない高原の投入です。スペースもないのにドリブルで突撃する梅崎、スペースを素早くついてクロスを上げても中であわせられない高原……彼らが活躍する環境は整っていたとは思えません。交代は見事に裏目に終わりました。

 まあ、いくら何を言っても負けは負け。失った勝ち点はさらに勝つことでしか戻せません。次のヴェルディ戦はエジミウソンまでも出場停止で欠くということで、さらにチーム力が試されます。エンゲルス監督には選手が働きやすいフォーメーション、メンバーをぜひとも起用してほしいものです。



 それはそうと、北京オリンピック代表選手が決まりましたね。私は岡崎選手の選出がうれしかったです。今でもトゥーロンのフランス戦が一番日本のよさを出せた試合だと思ってますし、そこで岡崎選手は相手DFに常にプレッシャーを掛けてボールを奪うキーパーソンでしたからね。

 しかしその一方で、3TOPの一角として同時に戦っていた梅崎選手の落選は残念です。悲しいですが、誰かが通れば誰かが落ちるのは、メンバー争いの当然の宿命。悔やまれる声が多いほど、それだけ今までチームに貢献したということの証明になるのでしょう。

 泣いても笑ろてもメンバーはこの18人。北京オリンピックでの日本代表の活躍を心から願っています。


posted by うぃれっず |10:24 | 20080712 大分vs浦和 | コメント(4) | トラックバック(0)
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大分vs浦和 ダメな時は何をやっても

浦和がいまいちスッキリしないのはフォワードに原因があるような気がします。

特に点は入れていますが、エジミウソンの動きがチームの停滞を招いてる気がします。

動き出しが遅く、体も重い気がします。もう少しいい選手だと思ってたんですが。

達也、永井の生え抜きコンビの方が浦和の特徴を出せる気がするんですがどうでしょう、、、

あと高原は本来ポストも裏への動きだしもいいフォワード
のはずです。一時的な不調か衰えかはわからないですけど、現時点でもエジミウソンよりチームに貢献できると思うんですが、、、

posted by どうも | 2008-07-15 11:18

大分vs浦和 ダメな時は何をやっても

 はじめまして。トリサポです。

 なんかトリニータを褒められると嬉しいものです。

 後半開始と同時の高原投入は素人目にも疑問でした。
 トリニータは基本横からの揺さぶりに集中力が切れる形での失点が多いので、高さもある永井の交代は「願ったり叶ったり」でしたね。まぁエジミウソン・永井とも警告貰っていた兼ね合いもあるのでしょうが。

 啓太はまだまだ万全ではなさそうでしたし、フレッシュで動ける選手を投入するというエンゲルスの狙いならば、細貝投入のほうが効果的だったんじゃないでしょうか。

posted by 鳥脳 | 2008-07-15 11:45

大分vs浦和 ダメな時は何をやっても

同じく はじめまして。トリサポです。

浦和戦は、とにかくドーム全体が一体感が出るカード。
勝敗を分けたのは、やはり梅崎の投入。
俄然、選手もサポーターも燃えましたね。彼の良さは
豊富な運動量と球捌きにあると思っています。
しかし、想定内。逆に「梅崎だけには」と後半のカンフル
剤になりました。

エジミウソン(浦和)は、新潟時代から苦手としています
のでそこも展開優位になっと思います。

posted by ニータン | 2008-07-16 03:04

大分vs浦和 ダメな時は何をやっても

コメントありがとうございます。レスが遅くなりまして申し訳ございません。

>>どうも様

 エジミウソンは新潟時代の印象を見ると、もうちょっとスピードがあると思ったんですが、案外トロいっすね(失礼)。

 とはいえ、フィジカルは強くポストプレーには、レッズのFWでは一番優れていると思います。田中達也のようなスプリント能力のある選手とは、お互いの弱点を補えるので非常に相性が良いのではないのでしょうか。ワシントンほど懐が深くないですが、その分トップスピードはあるので、僕はウイング起用もいいんじゃないかなんてことも勝手に妄想しています。

 達也・永井のツートップは、ここまで選手が補強されてしまうと逆にレアですね。久しぶりに見てみたいです。高原はパサー次第ではないでしょうか。


>>鳥脳様

 大分サポの視点からでもそうだったんですか!? こりゃ勝てるわけないですわ。まさに完敗です。なるほど大分は横からの揺さぶりに弱いんですねφ(..)メモメモ。いや、それにしてもエジミウソン(大分の)や金崎など、大分の選手達の溌剌としたプレーには感心いしたしました。良いモノを見させていただきました。おっしゃるとおり、細貝投入してれば、まだまだ反撃の芽はあったと思うんですが……。まあ折り返しの埼スタの試合でまたお会いしましょう。

>>ニータン様

新マスコット就任おめでとうございます。

梅崎の投入を想定内と言われてしまっては、もう勝ち目がありません(涙)。梅崎・エスクデロと北京当落線上の選手を敢えて起用して自爆してしまっては世話ないっすよ。トホホ。

 浦和エジミウソンは、調べてみると新潟時代に大分相手にゴールを決めていないようです。アシストを決めたかどうかまでは分かりませんが、その呪いを今回も解き放てなかったということになります。ああ大分恐るべし。シャムスカ恐るべし。

皆様コメントありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。

posted by うぃれっず | 2008-07-19 20:54

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