2008年05月29日
日本vsイタリア 攻めて守って勝ち抜けず
トゥーロン国際大会の準決勝、日本vsイタリア。本当は28日中にアップする予定でしたが、録画に失敗してしまい(ハードディスクじゃなくてDVDレコーダーで録画する悲しきサラリーマンなのです)、再放送を見てやっとの執筆になります。読者の皆様も結果はご存知でしょうし、しかも最終戦は今日深夜! いつもよりあっさり目で済ませましょう。 ではまず日本から。今日は梶山を右サイド気味に置いた4-5-1でスタートです。続いてイタリア。3センターとFWの間を、ユベントスからエンポリへ出向中のジョヴィンコが自由自在に動き回るというフォーメーションです。
試合序盤10分間はいきなりのイタリアペース。日本は一切ボールを持てません。3分にはフリーキックから、その後にもジョヴィンコにGKと1vs1のシーンを作られるなど、日本はこの先どうなってしまうのか、と先行きが不安になるスタートとなりました。 しかし次第に日本は中盤の守備からリズムを掴みます。13分、イタリアのディフェンスラインのボール回しにプレッシャーを掛けて、苦し紛れのロングボールを北斗がカット→青山ワンタッチ戻し→梶山→森本→オーバーラップでフリーの北斗がクロス(中央では誰も合わず)。14分は谷口が相手二人に囲まれながらもボールをカットするというシーンも見られました。 19分には決定的なシーン。森重のロングボールカットから森本のポスト→右の梶山→中央のホンタク→左の青山→青山のパスはカットされるが森重へ→本田圭が谷口とワンツー→梶山がツータッチ目で森本へパス。森本はGKとの1vs1のシーンを得ます(あと一歩のところでDFに防がれる)。 さらに24分、相手のスローインを日本DFが跳ね返し、本田圭の浮き球→森本の落とし→谷口→梶山の浮き球と、4連続のワンタッチパス。抜け出した谷口が、左足でこれまたダイレクトシュート(惜しくもボール1個分枠を外れる)。32分には、右サイドのパス交換から中央へ切り込んだ森重のミドルシュート。このあたりのイタリアはゴール前での決定的チャンスはあまり作れず、日本の時間帯と言っても良いのではないかと思います。 このあとイタリアが掴んだチャンスは、34分にオズバルドのクロスにランツァファーロのヘッド(スカす)、38分ジョヴィンコのキックフェイントからのシュートと、2度のチャンスのみ。0-0で前半終了となります。 後半は序盤からイタリアが攻める展開。51分、日本の攻めを防いだイタリアは、左サイドでマルキシオ→ジョヴィンコと繋ぎカウンター。クロスを後半から出場のペッレが受け、ここからパスを受けたオスバルドがDFを背負いながら反転して鋭いシュートを放ちます(西川の正面)。 しかし、その後は日本の攻め。以下にシーンを列挙します ・57分、イタリアDFのロングボールがボランチに入りかけたところを跳ね返し、森本→谷口→本田圭→ホンタク(青山敏かな?)のロングボール→森本抜け出す(DFのクリア)。 ・63分、ディフェンスラインで繋いだボールを梶山が低い位置で受け、相手DFの間のスペースに走り込んだ森本へパス。ここでDFのクリアミスを奪った森本がGKと1vs1のシュート(弾かれる) ・66分、右サイドで梶山→北斗→青山のヒール→前を向いた梶山が左サイドの本田圭→ワンタッチでフリーの森本へ(オフサイド)。 日本は中盤をワンタッチではたく回数が多く、相手のマークを巻くことで、MFが前を向きながらボールを出せる機会がよく見られました。 しかしイタリアも黙っていません。以下はイタリアのチャンスです。 ・67分、ジョヴィンコの高速ドリブル→入れ替わったオスバルドのロングシュート(西川弾く) ・72分、日本のコーナーキックのディフェンスに回っていた途中出場のアバーテが自陣深くから猛スピードでドリブル突破。ゴール前で水本をかわしてシュート(枠を外れる) ・76分、コーダのロングパスを受けたペッレがポストプレーで右サイドのアバーテへ流し、アバーテのクロスを再びペッレがヘディング(ギリギリ枠を外れる) ・後半ロスタイム、ノチェリーノからボールを受けたアバーテが森重のマークを抜かずに中央へパス。ここにダッシュで走り込んできたジョヴィンコが入り、ゴール前で西川と1vs1。ジョヴィンコは敢えて中央のペッレへ回しますが、ホンタクがギリギリのところで足を出しカット。 後半も0-0でホイッスルが鳴り、延長ナシのPK戦へ進みます。結果は皆様ご存知の通り。水野が外した日本に対し、全員が決めたイタリアが、決勝戦へのキップを手に入れました。
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日本は前半も後半も得点シーンをつくり、またチリ戦でまったくボールが持てなかった中盤も、ワンタッチで繋いでチャンスを作っていました。ディフェンスはかなり攻め込まれるシーンもありましたが、これまでのように下手に飛び出しませんでした。相手が中1日(日本は2日)で、かつチリよりも組織でプレーして来ずに組しやすかったというのもありますが、このトゥーロンの試合の中でもかなり良い出来だったのではないでしょうか。 しかし、最大の問題はそれでも勝ち抜けなかったこと。イタリア相手にチャンスを作りピンチを凌いだことは「健闘した」とは言えるでしょうが、肝心の「勝ち抜き」が手に入らなければ、トーナメントでは意味を成しません。そういえば、シドニーも2002W杯もカナダ・ワールドユースもオランダ・ワールドユースも、日本はトーナメントで初戦負けしています。日本にとって鬼門となりますが、メダルを取るには最低2回はトーナメントで勝たなければならないのですから、本番はヤルしかありません。 ほかにも、前半開始時と後半終了前のように一方的にやられる時間帯が多いこと、選手交代が機能しないこと……など、いろいろ問題はありますが、まあそれは大会が終わってから言うことにします。とりあえず、今日のコートジボワール戦はぜひとも買って3位という確かな結果を掴んでいただきたいと思います。 イタリアは守り・プレス・球際の強さ・個人技に優れた良いチームでした。ただし中1日が影響していたのか、日本に歴然とした差を見せ付ける試合内容ではありませんでした。一方でチリは日本に圧差を見せ付けて勝ちましたが、イタリアとチリ、どちらがトップなのか……決勝にも注目です。 えー今日はこんな感じであっさりと終わります。ではまた。
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posted by wireds |11:34 |
北京オリンピック日本代表 |
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続いてイタリア。3センターとFWの間を、ユベントスからエンポリへ出向中のジョヴィンコが自由自在に動き回るというフォーメーションです。
試合序盤10分間はいきなりのイタリアペース。日本は一切ボールを持てません。3分にはフリーキックから、その後にもジョヴィンコにGKと1vs1のシーンを作られるなど、日本はこの先どうなってしまうのか、と先行きが不安になるスタートとなりました。
しかし次第に日本は中盤の守備からリズムを掴みます。13分、イタリアのディフェンスラインのボール回しにプレッシャーを掛けて、苦し紛れのロングボールを北斗がカット→青山ワンタッチ戻し→梶山→森本→オーバーラップでフリーの北斗がクロス(中央では誰も合わず)。14分は谷口が相手二人に囲まれながらもボールをカットするというシーンも見られました。
19分には決定的なシーン。森重のロングボールカットから森本のポスト→右の梶山→中央のホンタク→左の青山→青山のパスはカットされるが森重へ→本田圭が谷口とワンツー→梶山がツータッチ目で森本へパス。森本はGKとの1vs1のシーンを得ます(あと一歩のところでDFに防がれる)。
さらに24分、相手のスローインを日本DFが跳ね返し、本田圭の浮き球→森本の落とし→谷口→梶山の浮き球と、4連続のワンタッチパス。抜け出した谷口が、左足でこれまたダイレクトシュート(惜しくもボール1個分枠を外れる)。32分には、右サイドのパス交換から中央へ切り込んだ森重のミドルシュート。このあたりのイタリアはゴール前での決定的チャンスはあまり作れず、日本の時間帯と言っても良いのではないかと思います。
このあとイタリアが掴んだチャンスは、34分にオズバルドのクロスにランツァファーロのヘッド(スカす)、38分ジョヴィンコのキックフェイントからのシュートと、2度のチャンスのみ。0-0で前半終了となります。
後半は序盤からイタリアが攻める展開。51分、日本の攻めを防いだイタリアは、左サイドでマルキシオ→ジョヴィンコと繋ぎカウンター。クロスを後半から出場のペッレが受け、ここからパスを受けたオスバルドがDFを背負いながら反転して鋭いシュートを放ちます(西川の正面)。
しかし、その後は日本の攻め。以下にシーンを列挙します

