2008年05月10日
川崎vs浦和 オフサイドはなしヨ
川崎vs浦和。スタメンはこちら。まずはフロンターレ。GK川島、CB井川/寺田/伊藤宏はいつもどおり。RWBは森勇介が故障のため村上が入り、左は山岸智。センターは菊地光/中村憲/谷口。試合見る前は3センターっぽいかと思いましたが、谷口の攻撃のかかわり方を見るとCMFよりもOMFのようですね。CFはジュニーニョが下がり目で、最前線の鄭大世がポストプレーヤーの役割を担います。 レッズはこちら。
GK都築、CB堀之内/阿部/堤、DMFは闘莉王/細貝、RWB山田、LWB相馬、OMF梅崎で、CFに高原・エジミウソン。前日予想と一緒の面子になりました。 立ち上がりは浦和が中盤のカットから良い展開を生みます。7分、井川のヘッドが中盤の谷口に回ったところを闘莉王がカット。そのこぼれ玉を右サイドの村上が持ち、下がってきたジュニーニョにパスを送ります。これを堤と細貝が囲みカット。そこから相馬→村上のカット→エジミウソンのカット→相馬→高原→相馬→エジミウソン→井川のカット→梅崎のカットというルートで、最終的には山田がセンタリングを放ちます。続く9分には、浦和DFが跳ね返したボールを村上が奪い、谷口から中村憲に入ったところを、梅崎と相馬がサンドし、こぼれ玉を闘莉王がカット。ここから、高原→梅崎→闘莉王→相馬→高原と繋ぎ、最後はエジミウソンのシュートへと繋げます。12分には川島のショートパスが寺田に合わず、そこをエジミウソン、高原が積極的にプレス。最終的には高原がシュートを放ちます(川島がセーブ)。 川崎もレッズ陣内に攻め込みますが、シュート体勢に入る前に阿部をはじめとするDF陣のクリアに遭い、なかなか好機を作れません。前半の大きなチャンスは34分。梅崎に入ったボールを3人で囲み、こぼれ玉を谷口→菊地光→中村憲と繋ぎ、左サイド山岸智へロングパス。山岸はヘッドで鄭大世へ繋ぎ、ワンツーを受けると見せかけて谷口へスイッチ。浦和DF陣は鄭大世、山岸のスクリーンプレーに気を取られているため、スペースが開いてしまいました。谷口はフリーで強烈なミドルシュートを打つことができました(都築が弾く)。 前半の好機はこの程度ですが、両チームとも前線・中盤・最終ラインが素早い動きで攻撃の芽を摘む渋い展開。守備意識の高さをうかがわせる内容でした。 後半もこの展開は続き、10分くらいから川崎がボールを持ち続けます。しかし16分。浦和の中盤からのパスを前線の闘莉王がゴールから後ろ向きで受けようとしましたが、これをダイレクトでゴール前へヒールパス。川崎DF陣は闘莉王を2人で囲むため前に出ており、その裏のスペースを狙っていた高原がフリーで抜け出します。井川はこれを止めようと高原の後ろからスライディング。これがPKの判定となりました。PKはエジミウソンが決めて1-0。闘莉王のアイディアが川崎の堅いディフェンス陣の数少ない穴を衝きました。
その後は川崎の逆襲。直後の19分は、センターライン付近の中村憲のFKから、ゴール前の鄭大世がポスト、落としをジュニーニョがシュート(都築がキャッチ)。その直後には、中村憲→井川→村上→ジュニーニョ→中村憲と右サイドでパス交換。浦和の守備陣の意識が右サイドに集中したと見るや否や、中村憲が左サイドへ大きくサイドチェンジ。ゴール前に詰めていた山岸智がヘッドで中央に戻し、これを村上がシュート。都築が弾きますが、そこを谷口が詰めてゴールを奪います。 しかしこれはオフサイドの判定で取り消し。このシーン、オフサイドの対象となる山田は谷口よりも深い位置取りだったため、明らかな誤審です。線審は右コーナーポスト脇で旗を上げていたことを考えると、その位置からは都築が邪魔になって山田が見えなかった可能性があります。おそらく線審はその前でシュートブロックしていた堀之内がオフサイドラインだと判断したのでしょう(その場合はオフサイド)。谷口の後ろにいたジュニーニョが触っていたらこのような誤審が起こることはなかったはず。川崎にとってはアンラッキーとしか言いようがありません。
ピンクの線がオフサイドライン。村上がシュートを打った時点で、谷口はオフサイドではない
線審からの位置では、山田は見えなかった? 黒津と大橋を投入した川崎は38分に得点チャンス。谷口→中村憲→左サイドの伊藤→山岸智→伊藤→中村憲と細かいパスを繋ぎ、中央でフリーの谷口へパス。闘莉王がチェックのため前に出ますが、谷口は交わし、闘莉王とDFラインの間のスペースでフリーのシュート。自らスペースを作ったインテリジェンス溢れるシュートでしたがゴールを外れます。川崎の反撃はここまで。あとは浦和に時間稼ぎをされホイッスルとなりました。川崎は4連勝がストップ。浦和は10戦負けなしの勝ち点26でトップを維持します。
敗れた川崎ですが、あまり悲観することもないでしょう。3バックは安定しており、さらに菊地光のアンカーも効果的でした。攻撃では中村憲が意外性のある展開を見せました。フィジカルで強さを見せるOMF谷口の存在感も迫力があります。強いてあげれば、守備的な展開でテセ・ジュニーニョの2トップが機能しなかった点でしょうか。両サイドからクロスが少なかったのも気になりますが、村上は中に切れ込んで良い動きを見せていましたし、山岸もチャンスを作りました。本来は1-1のはずですが……今日はツイていなかったということでしょう。 浦和は攻撃陣は相変わらず不発ですが、DF陣はいよいよ安定してきたといえるでしょう。堤も安定してきましたし、相手シュートコースにすかさず入る阿部のカバー能力は目を見張ります。堀之内は引いてきたジュニーニョの扱いに苦労しましたが、全体的に見ればよく防いでいました。今後は“1失点目”のようにサイドに振られる動きに対応したいところ。次のガンバ戦に向けて良い雰囲気が作れたのではないでしょうか。まあ、これはあくまで守備だけで、攻撃は相変わらず闘莉王頼みなのは変わりません……。 黒光りするような渋いゲームでした。それだけに誤審は残念です。 次はまた何か更新します。
posted by うぃれっず |21:50 |
20080510 川崎vs浦和 |
コメント(14) |
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この記事に対するコメント一覧
川崎vs浦和 オフサイドはなしヨ
川崎と浦和が対戦する時はいつも誤審が絡み、ほとんど浦和が勝っている。井川のファウルもボールに行ったあと、高原が突っ込んできているし、谷口のゴールもオフサイドじゃない。やっぱ「勝てない何か」がいつまでも存在しているのか。
posted by forever | 2008-05-10 23:06
川崎vs浦和 オフサイドはなしヨ
主審が全体を見える位置にいとけば、副審にたよりきらずに判断できたはずなんですけど、まだまだ誤審は多いですね。
審判をプロ化もしくは、審判の増員が待ちきれませんね。
それと川崎側のメンバー表でフォーメンション図には26番と書いてあるのですが、メンバーリストには26番のプレイヤーはいず、19番になっています。
posted by x | 2008-05-10 23:28
川崎vs浦和 オフサイドはなしヨ
"オフサイドの対象となる山田は"とありますが、この時のオフサイド対象者は都築ですね。よってオフサイドです。
ちょっと気になったので。
posted by z | 2008-05-10 23:58
川崎vs浦和 オフサイドはなしヨ
なぜに対象が都築???
posted by y | 2008-05-11 00:14
川崎vs浦和 オフサイドはなしヨ
なぜに対象が都築???
posted by y | 2008-05-11 00:14
川崎vs浦和 オフサイドはなしヨ
オフサイドポジションになる選手は、以下の条件を全て満たした場合である。
1.相手陣内にいる。
2.ボールより前にいる。
3.相手の2番目に後ろの選手よりゴールラインに近い位置にいる。通常はゴールキーパーが最後尾なので、前にフィールドプレーヤーが1人いることが目安になる。
3をよく理解してください。
posted by z | 2008-05-11 00:19
川崎vs浦和 オフサイドはなしヨ
二人目が都筑でもオフサイドじゃないね
田中マルクスににらまれて旗揚げてたような・・・
posted by J | 2008-05-11 00:21
川崎vs浦和 オフサイドはなしヨ
GKが最後尾ですよ。映像見てください。
どちらが最後尾にせよオフサイドなのですが。
確かに隠れて見えなかったという感じですね。
posted by え | 2008-05-11 00:24
川崎vs浦和 オフサイドはなしヨ
↑
どちらにせよオフサイドじゃない、です(^-^;
posted by え | 2008-05-11 00:25
川崎vs浦和 オフサイドはなしヨ
まずPKに関しては人によって意見が二分されるところでどっちとも取れるから川崎側としては何も言えないと思うんですけど、オフサイドの件はあれはオフサイドではないですね。おそらく山田の位置は線審にとって都築の影になってしまったのかよく分かりませんが、盲点だったのでしょう。審判に悪気があったわけではないんですが、まあ誤審ですね。ただ、こういうことは日本だけじゃないですよ。
posted by end | 2008-05-11 00:57
川崎vs浦和 オフサイドはなしヨ
あ〜、現行ルールについて知りたいのですが、
相手ゴールキーパーに当たって跳ね返ってきたボールでも、
オフサイドですか?
posted by 質問 | 2008-05-11 01:33
川崎vs浦和 オフサイドはなしヨ
>>forever様
“勝てない何か”は関塚監督の発言だったと思いますが、川崎はこれで2回ゴールを取り消されたことになるので、本当に“何か”があるとしか思いようがないですね。レッズを応援する側としても納得できないものがあります。
>>x様
ご指摘誠にありがとうございます。審判のミスを指摘する以前に私自身がこういったミスをやめなければいけませんねw 現行の審判システムでは今後もこうしたミスが出てくるはず。SR制度も家本氏の件で頼りにならないことがわかりましたし、やはり増員が必要になってくるのでしょうか。あれ、そういや今日の主審の吉田寿光氏もSRでしたね……
>>z様、y様、J様、え様 end様 (まとめてで申し訳ありません)
最後尾が都築で後ろから2番目の山田がオフサイドですよね? あれ、都築が前に出てるかな? まあどちらにしろ誤審という結論は皆様一致しているようなので安心しました。ルールの再確認にもなりましたしw ともかく、現段階ではこうした誤審もサッカーの一部と諦めるしかないでしょう。釈然としませんが……。
>>質問様
ゴールを決めた選手が、シュート時点でオフサイドポジションに居た場合はオフサイドです。こちらに詳細な解説があります→http://www003.upp.so-net.ne.jp/dawa-c/omiyage-s/rule-s.htm
皆様、コメントありがとうございました。今後ともよろしくおねがいします
posted by うぃれっず | 2008-05-11 01:38
川崎vs浦和 オフサイドはなしヨ
井川はエリア外、右足で高原の左足を払っている。
浦和サポが主張するように確かにエリア内で右足が上がっているがこれは一連の動きで、本来はFK。
しかし、一方でそうすると決定機阻止でレッドでないと浦和としては納得できない。というのも言える。
総合的に試合を壊さないという観点から考えるとPK+イエローは妥当なところかな。
オフサイド判定は論外のミスジャッジ。
都築の位置も全く関係ない。
動画でよく見て下さい。
http://jp.youtube.com/watch?v=cQYIxJxScLc
posted by 動画で見て | 2008-05-13 16:02
川崎vs浦和 オフサイドはなしヨ
>>動画で見て様
大変返信が遅くなって申し訳ございません。動画拝見いたしましたが、ご指摘の通りPKはグレー判定でもオフサイドは誤審も誤審、ド誤審ですね。真実は動画の中にあるのに裁定は一切覆らないというのは何とも無力感が漂います。井川選手が代表に選出されたのが唯一の救いですね。
コメントありがとうございます。今後ともよろしくおねがいします
posted by うぃれっず | 2008-05-16 23:45

GK川島、CB井川/寺田/伊藤宏はいつもどおり。RWBは森勇介が故障のため村上が入り、左は山岸智。センターは菊地光/中村憲/谷口。試合見る前は3センターっぽいかと思いましたが、谷口の攻撃のかかわり方を見るとCMFよりもOMFのようですね。CFはジュニーニョが下がり目で、最前線の鄭大世がポストプレーヤーの役割を担います。
レッズはこちら。
GK都築、CB堀之内/阿部/堤、DMFは闘莉王/細貝、RWB山田、LWB相馬、OMF梅崎で、CFに高原・エジミウソン。
その後は川崎の逆襲。直後の19分は、センターライン付近の中村憲のFKから、ゴール前の鄭大世がポスト、落としをジュニーニョがシュート(都築がキャッチ)。その直後には、中村憲→井川→村上→ジュニーニョ→中村憲と右サイドでパス交換。浦和の守備陣の意識が右サイドに集中したと見るや否や、中村憲が左サイドへ大きくサイドチェンジ。ゴール前に詰めていた山岸智がヘッドで中央に戻し、これを村上がシュート。都築が弾きますが、そこを谷口が詰めてゴールを奪います。
しかしこれはオフサイドの判定で取り消し。このシーン、オフサイドの対象となる山田は谷口よりも深い位置取りだったため、明らかな誤審です。線審は右コーナーポスト脇で旗を上げていたことを考えると、その位置からは都築が邪魔になって山田が見えなかった可能性があります。おそらく線審はその前でシュートブロックしていた堀之内がオフサイドラインだと判断したのでしょう(その場合はオフサイド)。谷口の後ろにいたジュニーニョが触っていたらこのような誤審が起こることはなかったはず。川崎にとってはアンラッキーとしか言いようがありません。
敗れた川崎ですが、あまり悲観することもないでしょう。3バックは安定しており、さらに菊地光のアンカーも効果的でした。攻撃では中村憲が意外性のある展開を見せました。フィジカルで強さを見せるOMF谷口の存在感も迫力があります。強いてあげれば、守備的な展開でテセ・ジュニーニョの2トップが機能しなかった点でしょうか。両サイドからクロスが少なかったのも気になりますが、村上は中に切れ込んで良い動きを見せていましたし、山岸もチャンスを作りました。本来は1-1のはずですが……今日はツイていなかったということでしょう。
浦和は攻撃陣は相変わらず不発ですが、DF陣はいよいよ安定してきたといえるでしょう。堤も安定してきましたし、相手シュートコースにすかさず入る阿部のカバー能力は目を見張ります。堀之内は引いてきたジュニーニョの扱いに苦労しましたが、全体的に見ればよく防いでいました。今後は“1失点目”のようにサイドに振られる動きに対応したいところ。次のガンバ戦に向けて良い雰囲気が作れたのではないでしょうか。まあ、これはあくまで守備だけで、攻撃は相変わらず闘莉王頼みなのは変わりません……。
黒光りするような渋いゲームでした。それだけに誤審は残念です。
次はまた何か更新します。

