2008年05月09日

川崎vs浦和 谷口と中村憲が活躍する理由

 さてさて、ジェフの新監督が決まりまして何よりです。監督以外にもクラウチが来るやらビエリを獲るやら(おまけに伊藤翔まで)なんて噂まであったりと、にわかにイケイケの様相を呈しています。まだ最下位なのに浮かれていいのか、とも突っ込みたくもなりますが、サポーターとしては久々にポジティブな話題となったでしょう。とりあえずは、監督代行を務める沢入ヘッドコーチがどのような布陣で臨むのか。10日・16時キックオフの試合が楽しみになってきました。

 ……とその前に、川崎・浦和の試合が14時からあるのも忘れてはいけません。さっそくいつものようにスタメン予想をしていきましょう。まずはホームのフロンターレから。

20080509-00.jpg

 連勝中のスタメンでそのまま望むでしょう。GKはもちろん川島。DFは3バックで、右から井川・寺田・伊藤宏の「新・川崎山脈」。中盤は駒澤大から新加入の菊地光将が底に入り、その前の位置に中村憲剛、さらに前に谷口。RWBは森“もQN”勇介、LWBは山岸智。FWは鄭大世、ジュニーニョの2トップです。出場停止はありませんが、箕輪、都倉がケガのため出場は難しいでしょう。左足にケガを抱えている我那覇は出場に目処が立った模様です。

 川崎は高畠監督が指揮を執り始めた6節の大分戦、7節のFC東京は勝てませんでしたが、以降は4連勝。しかもこのうち全てで先制点を取られながらも逆転勝ちを決めるというドラマティックな展開での勝利。まさに乗りに乗っているといったところでしょう。

 好調の要因は、6節の大分戦の布陣にあります。この日の先発にはルーキーの菊地光将選手が登場。それ以前はOMFに起用されていた大橋をベンチへ下げ、谷口をDMFから高めの位置へ上げ、菊地光将を中盤のアンカーとして起用しました。これにより、谷口・中村憲が攻撃参加しても、菊地光将が一人残るという布陣となりました。谷口・中村憲の攻撃力を活かすための布陣と見て間違いないでしょう。

 ここで、大分戦前の5試合と以降6試合の試合データを比べると、谷口のシュート数は1試合平均で0.8から2.5へ、中村憲は1.8から2.9にアップしています。また、2人とも大分戦後に初得点を挙げており、谷口はエース鄭大世と並ぶ5得点を記録しています(中村は1得点)。ちなみに、チーム全体のシュート数は1試合平均で20から14.8へと落ちていますが、逆に得点の1試合平均では1から2.17へと増えています。フッキがいなくなったことで無謀なシュートが減り、中盤を介した確実な攻めが増えているということでしょう。


 一方のレッズですが、WB平川のケガにより中盤が流動的になっています。とりあえず以下のように見ました。

20080509-01.jpg

 GKは都築、CBは右から堀之内・阿部・堤の並び順。闘莉王・細貝のボランチにRWB山田、LWB相馬。OMFは梅崎で、CFはタカ&エジ。山田は前節千葉戦はDMFに入っていましたが、対面の山岸智を抑えるためRWBへ。OMFは梅崎/永井で迷いますが、腰に負傷を抱える永井を後半の隠し球としてベンチに。何しろ田中達也、ポンテ、三都主といった攻撃的な選手がおらず、18歳のユースFW高橋峻希を帯同するという台所事情なので、攻撃にテコ入れができる能力を持った梅崎/永井は、どちらか一方はベンチという可能性が高いでしょう。

 注目の選手は、直近の対戦となった2007年11月11日の試合で出場停止だった中村憲剛。前述の通り今シーズンの得点は1点ですが、フロンターレのオフィシャルサイトを見たところ、チームが得点する3プレー前に彼が絡んでいる回数が以前よりも多くなっているようです。大分戦前は、ゴールの3プレー前までに中村憲が絡んだものは、わずか1点のみ。1試合平均だと0.2点ということになります。それが大分戦後は、彼を介した得点は、チームが挙げた13点のうち約70%の9点に絡んでいます。つまり、1試合平均で1.5点。当然レッズとしては彼を抑えたいところですが、今の日本で中村憲を完封できる選手は果たしているのか……とりあえず彼が攻めあがった後にはスペースがあるので、それを潰しにかかる菊地を振り切るかが注目です。

 ところでこのカード、とにかく熱い試合が多いです。2005年の前半は3-3の引き分けで、後半は3-2で浦和の勝ち(家元主審による佐原の謎のゴール取り消し事件ですね)。2006年前半は2-0で浦和、後半は2-2の引き分け(個人的に2006年ベストゲーム)。2007年前半は2-1で川崎(埼スタ連勝記録ストップ)、後半は1-1の引き分け。2005年には天皇杯準々決勝でも当たっており、2-0浦和。2006年はナビスコ決勝トーナメント準々決勝で5-5のドローながら、アウェーゴール差で川崎の勝ち。ということで、川崎がJ1に上がった2005年以降の成績をまとめると、浦和の3勝1敗4引き分け(ナビスコは2戦を合わせてカウント。引き分けには川崎のアウェーゴール勝ちを含む)となります。

 見所は他にも。
・好調の強豪、川崎に“闘莉王システム”は通用するか?
・菊地光将vs闘莉王、森勇介vs相馬祟人、山岸智vs山田暢久……火花散るガチンコ対決
・発売初日に完売! 超満員の等々力競技場の盛り上がり。俺も行きてー


 明日はジェフの試合との連チャンで見ます。更新はまた。


長束恭行さんのブログでクゼ監督のコメントが掲載されていました。やはり主力選手の放出のことは知らされていなかった模様。シーズン開始前のサカダイのインタビューでも移籍のことを知って言葉を失っていましたね。

 過ぎたるは及ばざるが如し。クゼ監督お疲れ様でした。

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posted by うぃれっず |22:14 | 20080510 川崎vs浦和 | コメント(0) | トラックバック(0)
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