2008年07月22日

浦和vs川崎 ああ悲しき負けパターン

 最近は冒頭で余談が続いていたので、今日はすんなりと試合内容に移りましょう。浦和vs川崎の試合です。まずは浦和のスタメンから。

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 既にご存知の通り、これまで主力として活躍していた阿部・堀之内・細貝が出場停止。ほんでもって採用したフォーメーションは……3-4-3。ナビスコ神戸戦以来のフォーメーションです。でもあの時ガッツリ負けてるんですよね。ちょっと違うのが、前線は高原が真ん中で、田中・エジミウソンがその後ろへ回るという点。その他の配置は、闘莉王が3バックの中央、坪井が久々のスタメン、山田がボランチといったところが目に付くところ。この期に及んでも4バックではないのは指揮官の意地としか考えられません。

 川崎はこちら。

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 前回の対戦からは若干の変更があります。まずCBでは、腰痛の寺田に変わって、所沢体育大学……もとい、早稲田大学スポーツ科学部出身の横山が登場(一浪→早稲田は関塚元監督と同じルート!)。リーグでは五戦連続の先発出場となります。さらに、トップ下にはブラジル・サントスFCから新加入のヴィトール・ジュニオール選手が初スタメン。ちなみに好きな芸能人は「トンカーヴァル・カンチ」とのことです(誰だそれ)。鄭大世がベンチのほかは、いつもの人たちです(省略)。個人的に大好きな“バイオレンス・ジャック”森勇介選手は、左膝半月板の手術でしばらく欠場しています。早く元気な姿が見たい!


●0~20分と20~45分で真逆の展開

 試合は最初から浦和ペースで進みます。1分に早くも田中達也が闘莉王からのパスでチャンスを作ると、その後5分には平川のクロスから高原のシュート。7分にはドリブルで攻めあがった闘莉王がポスト直撃のロングシュート。そしてこのこぼれ球から、7分に得点が生まれます。

 闘莉王のシュートがポストに当たった跳ね返りを川崎DFが弾きますが、高原がこれをキープし、平川が左足のクロス。これまたDFに跳ね返されますが、こぼれ球を今度は鈴木啓太が保持。鈴木は平川とパス交換し、ゴール前でスルスルと動いていた高原へパス。井川が高原の前でカットを試みますが、高原はうまく体をいれて井川をすり抜け、前に転がるボールを左足でダイレクトシュート。これが決まって1-0。ナビスコ神戸戦と同じく、高原が先制点を決めました。ン、何かいやなフラグ立ったのかな?

 ここから10分くらいはレッズの時間が続きましたが、そのペースは続かず、20分以降はフロンターレにことごとくチャンスを作られます。20分は中村のスルーパス→スペースに走り込んだジュニーニョのシュート(跳ね返りを我那覇が狙うも坪井が防ぐ)。22分はコーナーキックの流れから中村→谷口のヘッド(都築がスーパーセーブ)。26分は谷口のスローインから中村→我那覇スルー→スローイン後走り込んでいた谷口がゴール前へ(都築のセーブ)。一転してレッズはペースを握られます。

 フロンターレの得点は27分。中村のコーナーキックが弾かれたところを、村上→ヴィトール・ジュニオール(名前長いんで、ヴィトールって呼びます)と繋ぎ、ヴィトールはゴール前で待ち構える選手へ柔らかいパス。これを伊藤がドンピシャで決めて1-1。ヴィトール選手の美しいパスと、それを呼び込む伊藤選手の絶妙の飛び出しが実を結びましたが、レッズのDFラインが揃っていない点にも注目です。さすがに即興のDFラインでは難しいのでしょうか?

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ヴィトールが伊藤にクロスを配球する直前のシーン。DFラインが揃っていない

 さらに川崎のペースは続きます。32分、鈴木が中盤へ下がってきた田中へ出したボールが、2人がかりでカットされ、そのこぼれ球を受けたヴィトールがDFライン裏に走り出したジュニーニョへスルーパス。GKとの1vs1のシュートは枠を外れます(スカパーでは原博美が「ワー」と叫んでいます)。41分、闘莉王が鈴木へ出した(つもり)のボールを、鈴木は気付かずに明後日の方向へランニング。これを狙っていたヴィトールがボールカットしゴールへ突進(闘莉王と都築が2人がかりで制止。この後鈴木は都築にこっぴどく叱られます)。

 こんな感じで前半終了。前半はやや押していたものの、その後は圧倒的な川崎ペースとなりました。大きな理由は、上で記した川崎のチャンスシーンを見れば分かるように、司令塔の中村選手に好きなようにボールを持たれてしまっていることです。レッズは3トップが前線に張っているため、前線と鈴木・山田のボランチの位置がガッツリ空いているわけで、使われるのは当然ですね。ポゼッションも圧倒的に川崎でした。


●嗚呼、サッカーの天国と地獄……

 後半は両チームともチャンスを生み出します。浦和は49分、闘莉王の浮き球パス→ゴール前に飛び出した高原がシュート(が打てず)。川崎は51分、バックバスからの都築のキックがミスとなり、我那覇→ジュニーニョがシュート(もボールは都築の正面)。

 エンゲルス監督監督が動いたのは55分。田中out、永井in。うーんOUTはエジミウソンじゃないのか……。ここまで書いたチャンスシーンの中に1つも名前が出てこなかったが……なんか最近、どうにも納得がいかない交代がありますが、この時点でサポーターが取れる行動は、信じて、応援してサポートするしかありません。

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 そんな私の不安をよそに、浦和のチャンスはここから立て続けに訪れます。59分、左サイドでボールを持った永井から、相馬→永井→闘莉王→相馬→永井と小刻みなスイッチ。そして、永井は左サイドから左足でクロス。これに高原がバッチリのタイミングで走り込みシュート(伊藤がクリアし枠を外れる)。61分はコーナーキックの流れから永井のクロス→闘莉王のヘッド(井川が体を入れオフェンスのファウル)。63分には永井のフリーキックから闘莉王のヘッド(ポスト)と、立て続けに永井からチャンスを作ります。

 そして66分、両チームにとって重要なシーンが訪れます。永井のコーナーキックを山田がファーで折り返し、闘莉王がオーバーヘッドシュート。これが相馬と谷口が競り合っているところに当たり、その跳ね返りを高原がシュート。ボールはゴールに吸い込まれた……と思いきや、あれ? 谷口選手の手に当たった!? 扇谷主審どうよ!? あれ、一切挙動がないぞ!? こりゃファウルなし! OH MY! なんてこったい! 

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66分の谷口選手のハンドはノーファール。ちなみに谷口選手は前の対戦でゴール取り消されてます

 とテンパッているうちに、こぼれ球を山田が処理し損ねたところを、井川がドリブルで攻めあがる。途中で平川がカットするも、我那覇に代わって途中出場の鄭大世がリカバー、ボールを中村に預け前線に走り出します。中村は左サイドのジュニーニョにボールを配給し、ジュニーニョはマークに付く平川を競り抜きクロス。そして中央で、先ほど走り込んでいた鄭大世が合わせてゴール。66分は浦和にとっては天国から地獄、川崎にとっては地獄から天国へとクルッと変わった時間となってしまいました。

 レッズの失点はさらに続きます。68分、井川のクリアボールを鄭大世がヘッドでヴィトールへ繋ごうとするも、闘莉王が制止。後ろ向きでボールを持ちますが、ヴィトールとジュニーニョが前後から挟み、闘莉王のパスミスを誘います。これを中村が拾って、左サイドの鄭大世へ。中へ切れ込んで打ったシュートはポストをたたきますが、ジュニーニョが詰めて中央へクロス。ヴィトールが川崎の3点目を決めます。久々にCBを務める闘莉王の間誤付きを突いたヴィトール・ジュニーニョ両選手のプレスが功を奏しました。

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川崎の3点目は、闘莉王をヴィトールとジュニーニョで挟んだことがきっかけ

 その後の両チームのチャンスは以下の通り。
川崎 80分■足のつった中村からパス→鄭大世のシュート(枠外)、82分■敵陣内のスローインからヴィトール→ジュニーニョと繋いでシュート(都築が弾く)

浦和 84分■永井のミドルシュート、川島の弾きを相馬がシュート(これも川島弾く)、85分■平川のクロスからFWに上がった闘莉王がヘッド、88分・89分■梅崎が立て続けにミドルシュート(川島弾く)

 とはいえ、スコアに変動はなく、これで試合終了。川崎は前半戦の借りを返した結果になりました。



 DNAに残りそうな嫌な負け方をした浦和ですが、神戸戦で通用しなかった3トップという新鮮味に欠ける布陣でスタートした時点で、負けの香りがプンプン(私だけ?)。それでも3-5-2に変更して以降はだいぶチャンスが作れるようになりましたが、結局ズルズルと失点しまい力負け。主力が不在ではありますが、なーんかいつもと同じ負けパターンにはまっています。

 以下に5月からの負け・引き分け試合の時間別失点数を割り出してみたんですが、どうも後半、それも60分以降の佳境の時間帯に試合を決める得点を決められ、敗戦というパターンが若干多いようです。というか、「負け試合では、必ず60分以降に失点している」といった方がよいのでしょうか。勝ち越し、または逆転を狙う肝心なときに守れないのでは、いくら攻めたって勝てっこありません。ちなみに、このデータに付け加えると、後半に失点しなかった試合は全試合勝ち。後半にDFが疲弊しないチーム作りが今後の鍵といえるでしょう。

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浦和が5月以降、引き分け・または負けた試合における失点の時間帯。後半15分過ぎが多い傾向があるようです

 あえてよかった処を挙げるならば、主力が居ない中でもボチボチ惜しいところまではいったことでしょうか。その逆を言えば、阿部などが戻る次の鹿島戦で、今日と同じような同じような負け方をしてしまっては、まったく言い訳ができないということになります。次の鹿島戦はとにかく重要な試合です。


 川崎はかなり強い勝ち方でした。特にかなりのハードワーカー&テクニシャンであるヴィトール選手は今季Jリーグ一番のスーパー補強になりそうな予感。マルクス→マギヌンと続く伝統のブラジル人トップ下の新星が誕生したといったところでしょうか。今後は谷口が北京遠征のため抜けるようですが、この分ならイケそうですね。鄭大世の途中投入もトラウマになりそうなほど効果大です。1つだけ注意点があるとすれば、今のレッズのDFはザルもザルなので、こんだけハマる試合はあんまりないのでは……と、意地悪。それにしても中村ケンゴ選手は足つってもぜんぜんパス巧いんだからスゲーなー。


 ボロ負けなんで、今日はムダ口をたたかずしんみりと終わります。それでは股。


posted by うぃれっず |09:57 | 20080721 浦和vs川崎 | コメント(1) | トラックバック(1)
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2008年07月19日

浦和vs東京V フッキのさよならゲーム

【突然ですが試合内容とはあまり関係ない話が続きます。試合詳細を知りたい方はスクロールしてください】

 浦和vs東京Vの試合は木曜日19:30からのキックオフ。19:00ではなく19:30開始なのは、都内に勤めてる人がより見やすいための配慮ですね。確かに、丸の内で働く浦和サポのOLが18時の定時を迎えて「フゥー疲れた」と一息をつきながら「……今日はハジメちゃんは出るかしら」と胸をときめかせながらヒール履いて駆け足で会社を出て、東京駅を18:15分に出発し埼玉スタジアムを目指すとなると、浦和美園には19:09分に着くわけで、十分試合に間に合いますね。これが19:00開始だったらもう試合は始まっており、愛しのハジメちゃんの姿をまるっと楽しめないのです。

 今日は首都圏では柏・川崎で試合がありましたが、いずれも19時キックオフ。先ほどの浦和サポOLと同じ会社に「今日はチュンソンゴール決めるかしら」「イガはお下げ髪で出場するかしら」と胸ときめいている柏・川崎サポのOLがいるとして、18:15分に東京駅を出るとなると、日立台へはギリギリ(つうかフレッシュひたちに乗ってる時点でどうよ)、等々力へもギリギリ(なぜに鹿島田乗換え?)となるわけで、かなり時間にせかされた移動を強いられます。

 私はOLでもなければ、細貝にも李にも井川にも格別に胸がときめいているわけではありませんが、都心で働く労働者の一人としては、平日開催はもうちょっと開催時間を遅らせていただければ、非常にありがたく思います。まあ、帰宅時間は逆に遅くなるので、子供づれにはちょっとキツいかもしれませんし、お客さんが全て都内で働いている人なわけないので、勝手すぎる意見ではあります。

 それでも14,131人が入った川崎はすごいですね。柏は7,474人で、去年の6月20日水曜日の鹿島戦で1万人を越えたこと、かつ相手も首都圏であることを考えれば、もうちょっと入ってもヨカタのかなー。

 とはいいながら、私の今日(木曜日)の退勤時間は23:30。 オレ全然カンケーねえじゃねえか!  【仕事終わり→スタへ移動→ビール→勝利→(゚Д゚)ウマー】 というリーマン理想のアフター6など夢のまた夢。 月末の勝利給(残業代)を夢見て今日は寝る!


 ……というわけで、木曜の夜は寝てしまったので、金曜日の夜と土曜日の昼に、こうして17日の試合を簡単に振り返るエントリーを書いています。もちろん浦和vs東京Vの話ですよ。まずはホームのレッズから。


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 試合前に闘莉王と高原と田中達也と3トップだ、という報道が一部でありましたが、闘莉王の位置はトップ下。髪を切った都築と堀之内/阿部/堤という並びは変わりませんが、DMFで鈴木と組むのは細貝、平川は左じゃなくて右、相馬が左に入るという、微妙に変化をつけてきたフォーメーションとなります。FWは田中と高原です。


 一方の東京V。

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 GKは元気が出るサッカースクール出身の土肥、DFは林健太郎……に似ている富澤、那須、文京区出身とは思えない野生の男・土屋、服部の4バック。MFはレアンドロ、爽やか福西、ブログの写真がキマり過ぎている菅原、何年か前のミスターレイソル大野。その前に天才ディエゴ、最前線に怪物フッキという布陣。レアンドロも大野もかなり引いていたので、中盤はフラットに見えました。


 試合は既にTVや新聞で取り上げられている通り、闘莉王のハットトリックで3-2、浦和の勝利に終わりました。得点はディエゴの得点以外、全てセットプレーorPKだったので、その他のチャンスシーンに注目して見ていきましょう。

●圧倒的な前半。ただしフッキはヤバい

 浦和の前半はかなり圧倒的な試合展開で、東京Vを押し込んでいました。以下にチャンスをまとめて列挙します。

1分■攻撃が跳ね返されたところを平川→鈴木→バックラインの阿部→左の堤にボール回し。堤がDFラインから前線に出したボールが、最前線の田中達也へ入り、シュート(サイドネット)

4分■DFラインの阿部→鈴木(ワンタッチ)→堤(ワンタッチ)→前線から引いてきた高原→田中(ワンタッチ)→左の相馬へ。富澤を交わして右足のクロスは合わず、さらに右からの平川のクロスも合わず。

8分■鈴木がハーフウェーラインからドリブル→平川→鈴木→闘莉王→田中達也がペナルティエリア内に走り込むところを、闘莉王がスルーパス→那須がカットも、その後高原が詰めてシュート(大きく外れる)

14分■阿部のハーフウェーラインからのフリーキック→最前線左サイドに張っていた田中→土屋を振り切る前にロングシュート(ポスト)

18分■阿部→堀之内→平川→堀之内→阿部と、一旦右サイドへボールを回した後、左サイドで高い位置を取っていた堤へ。堤の左足のアーリークロスを闘莉王がヘッド(も合わず)

21分■堀之内から最前線へロングフィード→那須がヘッドでクリアも闘莉王がヘッド→田中もヘッド→高原へ。前線でボールをキープした高原は闘莉王へクロス、ヘディングシュート(外れる)

22分■鈴木がハーフウェーラインから引いてきた高原へスルーパス→高原はポストで下げ→闘莉王→田中→左サイド相馬→ダイレクトクロスは土肥に弾かれるが、こぼれ球を細貝がワントラップでシュート(土肥が弾く。ちなみにこのCKが闘莉王の1点目につながります)。

30分■鈴木がハーフウェーライン中央から闘莉王へ→ワンタッチで最前線に走り込む田中達也へ(オフサイド)

【この間、闘莉王のPKが決まって2-1。ファウルと取られたのはCK時に高原に付いていた富澤で、もともとそのCKは富澤のパスミスからでした】

37分■土屋がDFラインで保持したボールを高原がプレッシャー→土屋はパスミス。ボールは平川へ→平川は中央田中達也とワンツーで右サイドを突破、クロス→高原がヘッド(土屋に防がれる)

 と、FC東京戦のように前半はかなりチャンスを作り出せていました。東京Vは両サイドのレアンドロと大野がかなりディフェンシブで引いていたので、浦和のウイングバックが高い位置を取れていました。浦和の布陣はよく「5バック」と揶揄されますが、この時ばかりはしっかりと3-5-2が機能していたと思います。あと鈴木啓太へのファーストディフェンスがなかったのにも助けられました。


 一方の東京Vは、かなーり引き気味でカウンター狙い。しかしそこから2点も取れてしまうということは、狙いが大当たりしたといえるのではないでしょうか。以下に少ないながらもチャンスを並べます。

3分■DFラインからのクリアボールを、フッキが中盤で奪い、そのままドリブル→シュート(都築がキャッチ)

6分■服部→ディエゴ→フッキがハーフウェーラインからドリブル突破→ペナルティエリア内で阿部がファウル。PKで1点リード。

41分■レッズのパス回し中に、闘莉王がなぜか“オシャレ”な浮き球パス。細貝を狙うも那須にカットされ、フッキがボールカット。フッキのドリブルとともに外国人三人衆がゴール前に突進。堀之内のタックルも交わし、堤が寄ってきたところをフリーのディエゴにパス。ディエゴが落ち着いて決めて2-2の同点

43分■コーナーキックを土肥がキャッチし、福西→右サイドに開いていたフッキへ。フッキは平川のマークを物ともせずドリブル突破。中央へ切り込んで、最後はディエゴクロス(堀之内がギリギリでカット)

 というわけで、ぜーんぶフッキですね。レッズのDFは1失点目以外はよく守っていたと思うんですが、2点目はDFの責任というよりも、安全に回せばいいところを妙なパスで簡単に失ってしまった闘莉王のミスでしょう。まあハットトリックでソレを返すわけですがね……。このまま2-2で後半を迎えます。

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何でもないボール回しの際、闘莉王が突然浮き球パス

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細貝は反応できず、那須がカット

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これがディエゴ→フッキと渡り、カウンターで2失点目


●大黒投入で見えたヴェルディの未来

 後半もレッズペースで進みます。

 47分は、福西が自陣内でボールを持ったところを闘莉王がチェック、パスミスを田中がカットし、再び闘莉王。ゴール前へと切り込みます(那須がカット)。

 ほんでもって58分。相馬が得た左からのCKを阿部→闘莉王のヘッドでゴール。細貝が合わせた? ヴェルディDF陣のオウンゴール? かと思われましたが、いちおう軌道はゴールに向かっていたため、闘莉王のゴールとなりました。一応菅原の腿に当たっているんですがね。

 その後もレッズの攻めは続きます。68分、阿部→堤とDFラインで回し、左の相馬へパス。その後、相馬→高原→田中→左サイドを上がってきた堤→田中とワンタッチパス。田中は後ろの相馬へ下げ、相馬は高原とワンツーで攻め上がります(DFに弾かれる)。さすがに最終ラインまでは突破できませんでしたが、最近のレッズには少なかった「魅せるプレー」を見せてくれたことは、非常にうれしく思います。

 さて、ヴェルディですが、後半はフッキが抑えられ、チャンスはフリーキックぐらいに限られてしまいました。その一方で、徐々にボールは持てるようになってきました。レッズがスタミナ切れしてきたこと、ボールキープができる柴崎選手の投入もありますが、最大の要因はフッキ⇔大黒の交代でしょう。常にスペースに動き、ボールをもらう動きを惜しまない大黒は、座して待つフッキとはまったくタイプが異なります。

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 81分には、その大黒がチャンスを作ります。左サイドで服部がボールを持つと、前線から下がってきた大黒へパス。大黒はこれをワンタッチで後ろへ流し、その後ろで堤と1vs1の状態の平本へ。平本はドリブルで切り込んでシュートを打ちます(枠を外れる)。
惜しいシーンでしたが、こういった攻めが今後のヴェルディの形となっていくのでしょう。

 その後もヴェルティは浦和陣内に攻め込み、浦和もカウンターを狙いますが、ともに決定打がありません。3-2で試合終了となりました。

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 浦和は得点のすべてがセットプレー、PKによる得点で、あまり手放しで喜べる勝利ではありませんね(ウイイレでこんな試合で負けたらムカついてゲーム機本体ひっくり返します)。試合終了後のインタビューでは、明らかに不満気な高原が居ました。前半かなりあったチャンスをひとつでも決めていれば、当たり前ですがもっと楽な試合展開になったハズ。もっと前に出てくるチームなら、よりチャンスは減ることが予想されるため、精度の高い攻撃が望まれます。とはいえ、今日の前線は急造の面子だったので、仕方のない部分はあります。それで勝てたのですから、今日の勝ちは儲けモノといえそうです。

 あと、闘莉王のトップ下ですが、こんだけフィジカルが強いと前線のポストとして非常に重宝しますね。プレスにも積極的に参加していました。田中達也とのコンビならFWでもイケると思います。ポンテが不在の今、選択肢の中に加えておいても問題ないんじゃないでしょうか。

 問題は次の川崎戦。阿部・堀之内・細貝が出場停止という大ピンチですが、私はここはチームに新しい風、流れを引き込む良いチャンスと捕らえています。新フォーメーション、新選手の投入など、ゲルト監督のチャレンジに期待しています。


 東京Vは、序盤のカウンター戦術はズバリと決まったものの、これは監督やチームの意図するサッカーではないのでしょうか、こんなことになってしまいました。どちらかというと、フッキが居た前半の方が脅威を感じましたが、まあこればかりは部外者が何を言っても仕方がないですね。今後は間違いなく大黒がキーパーソンになるでしょうが、今度は大黒に大分負担がかかってしまいそうな感も。残留への道の何と険しいこと! 8/27の再戦で、生まれ変わったヴェルディの姿を見たいと思います。


 それはそうと、ガンバの新スタの話が持ち上がっているようですね。サッカー専用で三万人収容。いいですねー。最寄り駅は「公園東口」じゃなくて「万博記念公園」になるのかしら。いいわねー。
 
 例えば、本町で働いているOLが18時の定時を迎えて「フゥー疲れたワ」と一息をつきながら「……今日はソータくんは出るやろか」と胸を【中略】18:15分に本町駅を出発し、万博を目指すとなると、これはギリチョンで着けるかもしれませんね。とにかく良いスタジアムをキボンヌ。そして労働者に仕事終わりにサッカーを観戦する機会をキボンヌ! 今日はこれで終わり!


posted by うぃれっず |16:20 | 20080717 浦和vs東京V | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年07月15日

大分vs浦和 ダメな時は何をやっても

 今から大分vs浦和の試合についてのエントリーを書きますが、今日が火曜日なんで、試合はもう三日も前のこと。いまさら感がアリアリでちょっとなんですが、鹿島戦から全試合見といてこれだけスルーするのもなんなのでUPします。「いまさらなんだ!」という人は速やかにブラウザを閉じるか他のスポーツナビのブログを読んでください。

 ちなみに更新が遅れたのは、前回のコメント欄にも書きましたとおり、録画をミスッただけでございます。うーんHDDレコーダーはよ買わなアカンなァ。だから、レッズが負けたからって無視したわけじゃないんだからね!い、いちおう毎試合チェックしてるんだからその流れで上げるだけなんだからねッ!


 ……エーお約束のツンデレが終わったところで、両チームのスタメンをチェックといきましょう。まずはホームの大分トリニータから。

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 GKは祝!五輪代表・西川。DFはいつのまにかフサフサの深谷、主審に「シテ☆」とせがまれた男・上本、祝!五輪代表・森重ダイナミックという3バック。ボランチは“九州が育てた潰し屋”ホベルト、“大分の心臓”エジミウソンという大黒柱二人。MFの左は元レッズ・鈴木慎吾、右は帰ってきた高橋大輔、中央にムー金崎。CFにゴール後の新パフォーマンスに期待がかかるウェズレイ、ふてぶてしくも愛らしい顔が山田暢にそっくり・世界のマエシュンというイレブンです。

 一方のレッズはこちら。

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 ポンテがケガということでトップ下には永井が入りましたが、それ以外はFC東京戦とまったく同じ。フォーメーションも変わらず3-5-2で望みます。

 試合結果は皆さんご存知だと思うので、得点シーンとチャンスを中心にサクッと紹介します。


●チーム全体で作ったビューティフルゴール

 まず前半10分に大分がゴール。平川のクリアボールを受けた森重が右の高橋へ→ワンタッチでエジミウソンへ戻し→ムー金崎へ。パスを出したエジミウソンは、金崎へボールを出した後に攻め上がり、闘莉王・鈴木啓太を引き付け、金崎のドリブルコースを作ります。金崎はそのまま中央へ切れ込み、ウェズレイ→左の鈴木慎吾へスイッチ(金崎は、エジミウソンのようにパス後前方にダッシュ、鈴木啓太を引き付けています!)。鈴木慎吾はダイレクトで左足の正確なクロス。これが3バック左の堤の裏側にいたマエシュンに見事に合い、ドンピシャのヘディングゴール。これでいきなり1-0。おそらくこれは大分のファーストシュートだったと思います。

 右から攻めて左へサイドチェンジし、最後は右で決めるという、絵に描いたような大分の崩しでした。金崎のドリブルコースを作り出すエジミウソン・金崎のフリーラン、鈴木慎吾の美しいダイレクトクロスなど、かなり見所の多い得点シーンです。しかも、浦和の3バックの裏側をケアしていた平川に高橋が敢然と上がってプレッシャーを掛けているのも見逃せません。浦和側からすれば前田にマークに付けなかったDFのミスではありますが、逆に大分からすれば、3バックの裏側のスペースを突いた思惑通りのゴールと言えるでしょう。

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9分、金崎が中央へ切り込んで鈴木のクロスのお膳立てをする前の組み立ての部分

 さていきなり失点した浦和ですが……そんなに悪いようには見えなかったです。組み立ても中央に当てて、戻したところで開いたスペースにFWが走り込み、そこへボールを通してクロス……といったカタチが何回も見れました。13分には、右堀之内からエジミウソン→下げて山田→ドリブル→中央の田中達也→左の平川がクロス(跳ね返される)という流れるような攻めも見せました。鈴木・闘莉王のダブルボランチも、この頃はよく動けていたと思います。

 20分には大チャンス。左の堤がドリブルで切り込み、中央エジミウソンがポストで受ける。エジは右の永井へ出し、永井はツータッチ目でスペースに走り込んだ田中達也へパス。田中はダイレクトでフリーのシュート。これはGK西川に弾かれます。続くコーナーキックは闘莉王→田中→阿部と繋いで決まるも、オフサイド判定でノーゴール。ダメなときは何をやってもダメです。

 大分のチャンスは、18分、ウェズレイ選手のロングシュートがポストに当たるシーン。それと試合終了間際、エジミウソン→右サイドの高橋→戻しをエジミウソンがミドルシュート(レッズDFは皆高橋に釣られる!)。ボール保持率はレッズの方が明らかに上回っていますが、決定機は大分の方が多かったですね。これで前半終了です。


●攻撃に1つの形も見出せず

 後半開始からレッズは選手交代です。高原・梅崎in、永井・エジミウソンoutです。

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 あれあれ、エジミウソンと永井代えちゃうの? 割と前線で体を張れていて、少ないながらもチャンスの起点になっていたのに……しかも高原と梅崎って、いかにも上背がなくてクロスに合わせられなそう……大分はしっかり守っているのに、そんな隙をやすやすと与えるとは思えないのですが……?

 後半は案の定、まったくチャンスが作り出せません。梅崎・田中はちょこまか動き回るものの、高原に入ったボールは簡単に跳ね返されてしまいます。田中がスペースに走って数回チャンスはありましたが、特に取り上げるほどのプレーはひとつもありません。

 さて、後半20分、大分が動きます。

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 FWマエシュンに代えてDF小林宏之。おおー懐かしい名前。昔はレッズの3バックの左に入っては負けてばかりいたっけ。ピッチ上には、梅崎・鈴木慎吾・小林宏之の3人が、過去に所属したチームと戦うことになります。小林の入ったポジションは左利きということもあってLWB。鈴木と金崎がOMFという感じになります。

 さらに浦和は動きます。33分、堤に代えてエスクデロ投入。4-4-2へと移行します。待望の4-4-2だけど、サイドハーフはエスクデロと梅崎という二人で、さらにサイドバックは右平川に左山田(なぜかいつのまにかサイドチェンジしてた)。しかもCBに阿部・堀之内じゃ守れなそう。こういう消極的な4-4-2って前にもあったなぁー、あ、ナビスコAWAYの名古屋戦だ!

 と思った矢先の80分に浦和の失点です。森重のフリーキックを金崎が受け、シュートフェイントを見せる金崎に堀之内がプレス。金崎はここでウェズレイにスルーパスを出します。平川が無理にプレスに行ったため、その裏のウェズレイがガラ空き。それでもオフサイドが取れる……なわけねえよな! 右サイドで鈴木慎吾が鈴木啓太を引き付けていたため、オフサイドは取れず。ウェズレイのシュートは枠を逸れたものの、鈴木啓太がカバーした足がボールに当たってゴールイン。これて2-0。繰り返しますが、やっぱりダメなときは何をやってもダメです。これで試合は決しました。

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 勝った大分トリニータですが、とにかく運動量が豊富。ムダ走りを厭わぬチームプレーは勝者に値するものでした。なんたって1点目、2点目ともに、ボールを持たない選手のフリーランが活きているというのがその証拠。特に2点目の鈴木慎吾の動きには脱帽でございます。7位に居ながら総得点17という少なさは若干気になりますが、今後もこのようなプレーを続けていけばその心配もなくなるはず。いやー参った。コリャ参った。悔しいというよりも好きになっちゃいそうです。ナビスコ決勝トーナメント進出も納得でございます。

 浦和ですが、まあいろんな問題が山積みなので、敗因はいくらでも挙がりますが、この日に限れば、交代策が裏目に出たのが一番大きいと思います。相手は引いているときは、ジワジワとボールを持ちながら遅攻で攻めていき、1人ひとり丁寧にかわしながらボールを運ぶのが常套手段(前節のFC東京のような攻めですね)。ちょうど永井やエジミウソンが居れば、DFに囲まれてもボールが収まり、次の展開に移るための動きが導き出せます。それなのに、後半頭からフィジカルが弱い梅崎、上背のない高原の投入です。スペースもないのにドリブルで突撃する梅崎、スペースを素早くついてクロスを上げても中であわせられない高原……彼らが活躍する環境は整っていたとは思えません。交代は見事に裏目に終わりました。

 まあ、いくら何を言っても負けは負け。失った勝ち点はさらに勝つことでしか戻せません。次のヴェルディ戦はエジミウソンまでも出場停止で欠くということで、さらにチーム力が試されます。エンゲルス監督には選手が働きやすいフォーメーション、メンバーをぜひとも起用してほしいものです。



 それはそうと、北京オリンピック代表選手が決まりましたね。私は岡崎選手の選出がうれしかったです。今でもトゥーロンのフランス戦が一番日本のよさを出せた試合だと思ってますし、そこで岡崎選手は相手DFに常にプレッシャーを掛けてボールを奪うキーパーソンでしたからね。

 しかしその一方で、3TOPの一角として同時に戦っていた梅崎選手の落選は残念です。悲しいですが、誰かが通れば誰かが落ちるのは、メンバー争いの当然の宿命。悔やまれる声が多いほど、それだけ今までチームに貢献したということの証明になるのでしょう。

 泣いても笑ろてもメンバーはこの18人。北京オリンピックでの日本代表の活躍を心から願っています。


posted by うぃれっず |10:24 | 20080712 大分vs浦和 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年07月06日

浦和vsF東京 田中達也で全てが変わる

 浦和vsFC東京の試合を埼玉スタジアムへ見に行ってきました。現地写真を交えてレポートしてみたいと思います。

 ホームの浦和レッズのスタメンはこちら。

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 トホホ、結局いつもどおりの3-5-2(涙)。4バック厨の私にはちょっとガックリきましたが、前節からは若干の変更点があります。まずDFに堤が復帰(坪井out)、MFでは左に平川(相馬out)で、右に出場停止明けの山田。FWにはスタメンお久しぶりの田中達也(高原out)。実は、先発でエジ&高原が揃って出場しないのは、リーグ戦では新潟戦以来。地味ーに新しい布陣となります。


 FC東京はこちら。

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 面子は前節千葉戦と同じですが、中盤は今野・梶山が真ん中でサイドをエメルソン・羽生が攻めるシーンが見られたため、前回より布陣図を若干イジっております。ミッドウィークにナビスコ大分戦を消化(1-2で負け)しましたが、ここでフル出場したのが塩田、徳永、梶山、平山。藤山、エメルソン、カボレは途中出場で、未出場となったのが佐原、金沢、羽生。今野は出場停止で完全休養でした。フィジカル的には明らかに分が悪いですが、千葉戦を10人で分けた気概を見せてほしいものです。

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●田中達也に向かって蹴れ!

 試合はいきなり動きます。3分、鈴木啓太から左サイドに回りこんでいたエジミウソンへロングパス。佐原との競り合いを制したエジミウソンが中央へ切り込んで中央の田中へパス。田中は足にボールを当てるだけで、金沢に簡単にクリアされます。

 しかしこれを都築→堤→平川と左サイドで繋ぎ、もう一度左サイドへロングパス。これに絶好のタイミングで田中が走り込み、ディフェンスラインの裏でボールをキープ。その後、ゴールライン際からエジミウソンへバックパス。これにエジがダイレクトで豪快に左足シュート。これが決まって1-0。浦和の前半での得点は、これまでリーグ14試合やってきて、札幌戦、新潟戦以来なんと3試合目! しかも前半10分までの得点は初めてとなります。うれしい一方で、これまでの成績が情けないですね……。

 しかしこの得点自体は見事。ポイントは田中選手の高い学習能力にあると見ました。田中は、最初の鈴木のロングパスのシーンでは、中央で待ちの姿勢を見せていましたが、この時佐原がエジミウソンに付くことで、藤山との間が開いてCBの間にスペースができるのをおそらく見ていたのでしょう。得点シーンに繋がった平川のロングパスのシーンでは、一転してエジミウソンとともに猛ダッシュ。佐原と藤山の間に切り込み、ゴール近くで先手を取ることができました。次のウイイレでは「飛び出し」に★マークが付くことは確実でしょう(なんじゃそら)。

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3分、左サイドへ来たロングボールに、田中達也は中央で待ちの姿勢

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得点のシーンでは、今度は佐原・藤山の間を衝くため、先ほどとは一転スペースに走り込む田中


 さらに浦和のチャンスは続きます。

 5分■自陣内でパスカットをした闘莉王がドリブル。ポンテが下げて山田→ダイレクトのロングパスでエジミウソン→ワンタッチで田中、ツータッチ目でヒールパス→エジミウソン反応し飛び出す(金沢がカット)
10分■エメルソンのパスミスを阿部がカット。そのまま上がってエジミウソンとワンツを2回くりかえし、ロングシュート(枠を外れる)
12分■闘莉王→ロングパス→最前線の田中がダイレクトシュート(サイドネットに当たる)
16分■左サイドから平川→田中→ポンテがフリーでシュート(ふかす)
17分■平山に入ったボールを阿部がカット。DFラインから平川→鈴木→山田とサイドチェンジし、山田がロングパス。これを田中が佐原・藤山の間で受けてシュート(塩田が何とか手を当てて弾く)
18分■ポンテのコーナーキック→堀之内のヘッド(塩田が弾く)
25分■平山に入ったボールを阿部がまたカット。右サイドのエジミウソン→ポンテが巧みなボールキープで藤山をかわしてクロス→エジミウソンのヘッド(ゴールネットに入るもオフサイド)
43分■ポンテのフリーキック→闘莉王のフリーのヘッド(左に外れる)

 以上が私がカウントした浦和の決定機です。得点シーンとその前のチャンスを含めれば、その数は実に10。やはり田中選手が入ったことで、前線の役割分担が【田中:ムービング、アタッカー】【エジミウソン:ポスト、フィニッシャー】【ポンテ:パサー、ボールキープ】といった感じではっきりとチームの意思統一ができたことが大きいでしょう。シンプルにボールを前線に投げ入れられ、しかも前線がそれに応えるプレーを出す、といった好循環がありました。しかし、これだけのチャンスを作っておいて1点だけというのはあまりいただけません。

 一方のFC東京は、試合間隔の狭さが影響しているのか、動きにキレがありません。チャンスといえるチャンスは、6分、羽生のスローイン→平山のワンタッチスルーパス→カボレの飛び出し(阿部のカット……というかカボレが自分で倒れただけ?でシュート打てず)のシーン、また26分、梶山のドリブル突破から今野→平山→今野と、中央突破からのシュート(都築のセーブ)のシーンほど。ロスタイムにめぐってきたコーナーキックの大チャンスも、今野がヘディングがポストに当たってしまいます。試合内容としてはレッズのペースでハーフタイムを迎えます。

●どん底の後半。その先に見えた光明

 後半開始当初も好調な展開を見せていたレッズですが、54分、ケガ明けの田中達也を早々に休ませ、永井を投入。さらに、足に違和感を抱くポンテも続く57分に交代、梅崎がINになります。

 ここまで攻撃を牽引していた2人がいなくなったことで、レッズはまったく攻撃ができません。何しろ、前線にボールを放っても、スペースに走り込む田中はいなければ、ボールをキープして好パスを配給するポンテも居ません。

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 というわけで、ここから20分以上もFC東京の時間が続きます。まず61分には、エメルソンのシュートのこぼれ球を今野が拾い、金沢→エメルソンと繋いで、エメルソンからパスを受けた平山が、角度のキツいところからフリーでシュート(枠を外れる)。

 そして最大のチャンスが70分。塩田から右サイドのエメルソン、中央の平山→今野→エメルソン→梶山→右サイドの羽生→梶山→3バックの裏に回った羽生が左足でクロス→金沢がシュートも弾かれる→今野が拾う→中央のエメルソン→再び右サイドの羽生へロングパス→上がってきた徳永に戻し→クロス→途中出場の川口信男のヘッド。フワっと浮いたボールはゴールマウスに吸い込まれ……る寸前に都築が手で枠外に弾き出します。

 この後も徳永、川口にチャンスを作られ、浦和はとにかく防戦一方。クリアボールも一向に前線で収まりません。

 そんな中、82分にエジミウソンが相手との競り合いでノックダウン。交代出場選手は……ほ、細貝!? 高原じゃないんか!? エンゲルス監督はあと8分+ロスタイムをベタ引きで守りきるつもりかいな……。

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 勝負へのこだわりなのか、ただ臆病な采配なのかはよくわかりませんが、これが案外結果に繋がるからサッカーは面白い。88分、堀之内のクリアボールを藤山が後逸。これに合わせて永井が抜け出し、佐原のチェックも振り切ってシュート。これが決まって2-0。エジミウソンが抜けたことで、逆に永井が最前線で自由に動き回れる状況が生まれました。鹿島戦の2点目のような、永井の抜け目のないムービングが功を奏しました。さらに、最前線から梅崎・細貝らのフォアチェックの甲斐もあって、結果的に守備も安定。結果的に、エンゲルス監督の采配が当たったことになります。2-0で試合終了。

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藤山のミスを見越してスペースに走り込む永井。鹿島戦の2点目を思い出す



 浦和の勝因は、おそらく皆さんも一緒だとは思いますが「田中達也」の一言に尽きます。攻めではスペースに飛び出してチャンスを創出し、守ってはサイドバックやボランチへファーストディフェンス。チームとしても、前半45分のデキは今季最高と言って良いのではないでしょうか。

 その反面、ベタ引きに終始した後半は目を覆いたくなるような惨状。5バックで引きこもって守るだけの単純な守りで、最終的にサイドから数的優位を作り出されピンチを招くいつものパターン。かといってカウンターも機能せず。今日の勝ちは連戦で疲れの溜まるFC東京の拙攻に助けられただけと見る方も多いでしょう。

 とはいえ、エジミウソンがいなくなってから2点目が決められたことは、一つの光明になるのではないでしょうか。浦和はもともとカウンター志向のチームのくせに、高原&エジミウソンはどちらもポストで受けたがるフシがあるため、まったく攻撃にスピードがありません。ここでタイプの違う飛び出し系を最前線に入れることで、相手DFの裏を衝く動きでDFラインを下げ、前線でボールが納めるというわけです。まあ、当たり前のことを何をいまさら言っているんだという感じですが、とにかく前線の問題は改善されつつあります。後はただ引くだけのディフェンスをどうにかしたいところ。うーん、やっぱり4バックにチャレンジキボンヌ(なんかジーコJAPANのときの加部究さんもみたいになってきました)。

 FC東京はやはり日程がキツかったんでしょうか、前半の入り方がいけませんでした。20分くらいからやっとサイドバックを使ったワイドな攻撃を見せましたが、とにかくゴールマウスが遠かった。平山へ入るボールも結構阿部にカットされてましたね。割といいところまでいきながら後一歩が届かないのは、長友選手の不在が影響しているのか……。個人的には石川選手がもうちょっと見たかったッス。

 ところで、この日はブラジルデーということで、埼スタではブラジル料理が売り出されていました。ここで気に入ったのがブラジリアンカレー。煮豆とローストビーフがトッピングされたカレーなんですが、これがエジミウソンと田中達也級の相性を見せてウマーでした。常設メニューとして置いていただきたいところです。



 以下、下手糞写真です。次戦、大分トリニータ戦でお会いしましょう。


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前半3分、佐原とエジミウソンとの競り合い
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佐原さん(ノ∀`) アチャー
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1得点目のアシスト直前の田中達也。素早い動き出しで攻撃を牽引
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エジミウソンが合わせてゴール。田中はここでもいち早く反応かよ
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平山へのフォアチェックも欠かさない田中。アテネ五輪予選では2トップを組んでましたな
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佐原選手と比べると、やっぱり170cmあるとは思えない藤山選手
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キープレイヤーの平山にはレッズDFも厳しくチェック
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両チームの選手・監督・スタッフ・サポーターの皆様、審判、運営陣の方々おつかれさまでした。


posted by うぃれっず |18:35 | 20080705 浦和vsF東京 | コメント(6) | トラックバック(0)
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2008年07月01日

F東京vs千葉 恐怖! 平山相太のトップ下

 F東京vs千葉。次の浦和vsFC東京戦の偵察のため、千葉サポの友人と味の素スタジアムに行ってきました。自宅から最寄りのスタジアムなんですが、実はレッズ以外の試合で行くのは初めて。雨ながらも会場はたくさんの子供さんたちが集まっており、かなりの盛り上がりを見せていました。ここでは試合について簡単にまとめたいと思います。

 スタメンはこちら。まずはホームのFC東京。

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 GKは塩田、DFは徳永/佐原/実は160cm台という噂の藤山/ジョー金沢。中盤は今野を中央に右エメルソン/左梶山の3センター気味で、その前に羽生、さらにその前にトップ下として才能を開花しつつある平山といった構成。最前線はカボレです。


 ジェフ千葉はこちら。

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 GKは“Save the Goal”たってっいっしー、DFは坂本/ボスナー/池田ショーヘイヘイ/青木良。ここまではいつもと変わりませんが、DMFに新加入の戸田和幸が入り、斎藤大輔とコンビを組むという新パターン。その前に工藤、下村がいて、FWは新居とレイナウド。新居はかなりサイドに開いていたんでSMF、もしくはWGといった扱いの方が良いかもしれませんが、最初は真ん中に居たように見えたので↑のようにしました。谷澤、巻はベンチです。


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 試合結果は皆さんご存知の通り引き分けでした。展開を以下に時系列で書きますが、試合開始早々に今野がペナルティエリア内でファウル、レッドで退場→このPKをレイナウドが外す(塩田セーブ)→今度は平山がペナルティエリアギリギリで倒され、まるで帳尻合わせのようなPK→でもカボレが外す(立石弾く)→コーナーから佐原がヘッドでゴール→後半、佐原ケガでピッチ外、9人vs11人で試合続行→そのスキにレイナウドゴール→両チームとも好守に奮戦→試合終了。後半はなかなかの盛り上がりを見せましたが、FC東京サポの方は「もう少しで10人で勝てたのに……」、千葉サポの方はは「11人なのに勝てなかった……」という思いが少なからずあるのではないでしょうか。


 そんななか光ったのが、“本職”FWからOMFのような引き気味の位置に入ったFC東京・平山相太選手。FC東京サポーターの方は見慣れた光景かもしれませんが、頭の固い私は、彼が中盤に入って機能している姿が、試合前には想像できませんでした。しかしピッチ上には、抜群のフィジカルと懐の深いドリブルで、中盤でボールをしっかりと収める大男がいました。ここでタメが作れるため、その間に羽生やカボレが動き出し、人数が少ないながらも効率的な攻めを見せることができました。豊富なチェイシングも度々見せており、PK獲得のシーンもそれが元。やっぱこの人大物やなーと唸りましたが、その才能を見抜く城福監督もまたニクい人。それにしてもFC東京は、ドリブルがやたら巧くて速いエメルソン、いくらチェックを受けてもボールを失わない梶山と、ボールを持てる選手が多いですね。

 一方の千葉は、レイナウドが数々のチャンスに顔を出すも、ことごとく外しまくる一人相撲。新居以外にスペースに飛び出す動きはなく、さらには新加入の戸田も機能しているとは言いがたく、前半は低調でした。同行したジェフサポの友人も憤慨しておりましたよ。しかし、後半に巻が入った後は迫力満点の攻撃。前線にターゲットが増えたことで、背が大きい割にセカンドトップタイプのレイナウドもやりやすそうでした。まあ結果は10人相手に引き分けてしまいましたが、ミラー監督はここで上位相手に勝ち点1が取れたことでOKということなのでしょうか。 まあ、シーズン最後で「あの引き分けが痛かった……」とならないことを祈ります。

 さて今日の偵察結果から、浦和のリーグ次戦・FC東京戦を展望したいところですが、今日は10人だったし、今野のレッドは水曜日のナビスコで消化されるし、その結果次第でスタメンも変わってくるだろうし……正直、よく分からんですなあ(なんだそりゃ)。 ただ、平山をトップ下で使ってきた場合は、ここで一旦流れが止まるので、ここでボールを奪って速攻に繋げるといったことも狙えそう。とはいえ、そう簡単に奪わせてくれないのが、彼がトップ下に君臨する理由。このところの対戦成績では浦和の方が有利ですが(2005年から浦和の5勝1分。但しリーグ戦のみ)、過去のデータはまったく参考になりそうもありません。

 とにかく次の埼玉スタジアムの試合はおもしろくなりそう。今週末の土曜日は、ぜひとも埼玉スタジアムに行くべしです。私も行きますよ。

 以下、下手糞写真↓ 時間があったらお目通しください。


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やっちまったナ①
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やっちまったナ②
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やっちまったナ③
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ファーからゴールのニアを衝く佐原のヘディングでFC東京リード
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新居vs羽生
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平山vs池田
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佐原がいないうちにレイナウドがヘッドで同点。クロスは画面下の新居
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若い大竹を投入し勝利を目指すFC東京。しかし1-1で試合終了
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千葉は次のヴェルディ戦も味スタ。間にナビスコ名古屋戦が入ります
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FC東京はナビスコ大分戦(味スタ)を挟んで浦和戦です
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両チームの選手・監督・スタッフ・サポーターの皆様おつかれさまでした。


posted by うぃれっず |02:13 | 20080629 F東京vs千葉 | コメント(0) | トラックバック(0)
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