2007年08月12日
一喜三憂 →14位
◆J1第19節 千葉 1-3 川崎 @フクアリ ◆ 写真はジェフカラーに模様替えした蘇我駅です。もっと駅全体を黄色く染めても良いと思うのですが、無理ですかね?(どうせなら、それこそ、歩道橋とか、フクアリまでの道までラスタカラーに染めて欲しいです) さて、再開後最初のゲームは、非常に暑い日にも関わらず、お客さんはよく入りました。何とフクアリに駆けつけたサポーターは今季最高の1万6千人超え(←中断前の大宮戦のほぼ倍です)。このサポーターの後押しで勝てれば、暑さも吹っ飛ぶという所だったのですが、一喜三憂。最後は前半戦で良く見た光景で終わりました。ただ、全然ダメな試合だったかというと、そうでもなく、入りは悪くなかったし、中断前よりも得点の匂いは感じました(決定機を逸して、試合の流れを掴み切れない病気は相変わらずでしたが)。勝敗を分けたのは、後半の戦い方にあった気がします。川崎が交代で打開を図ったのに対して、千葉は交代含めて自壊したような印象でした。![]()
■ 原点回帰の3-6-1 色んな噂があったジェフのスタメンですが、結局、アマル監督は前半戦の基本形に戻してきました。GK立石。3バックはリベロに中島、ストッパーに斎藤大輔と水本、両翼は右に水野、左に山岸、Wボランチに勇人と下村、前線は巻の1トップに羽生、工藤のちびっ子2シャドーの3-6-1。まあ、レイナウドが起用されるとか、水野が外れるとか、色々言われていましたが、まずは基本に立ち返って仕切り直しということなのでしょう(本当は中島の代わりにイリアンなのだが・・・)。 川崎フロンターレも、4バックという噂がありましたが、フタを明けてみれば、いつもの3-5-2でした。予想外だったのは、マギヌンの穴を谷口が埋めて、ボランチに落合を起用してきたこと位。 立ち上がりのジェフは、バランスが悪かったです。守備時に工藤が余ってしまったりして、何かマークを掴み切れず、川崎のスピードに翻弄されている感じでした。ですが、一端マークを掴んでしまった後は互角という感じで、膠着状態になりました。 川崎フロンターレは、決してボール支配率が低いチームではありませんが、やっぱり基本はカウンター型のチームですね。だから、しっかり、マークがつききった状態では、攻めの糸口が見つからず、後ろで回すだけというシーンが多く見られました。それでも、カウンターの鋭さは相変わらずで、憲剛からジュニーニョへのホットラインはかなり脅威でした。 これに対して、ジェフは、しっかり守ってから、お家芸の2列目、3列目の飛び出しでチャンスを作りました。この飛び出しに関しては、もう充分相手チームに研究されているので、どフリーになれる瞬間はそれほど無かったのですが、それでも、ペナルティエリアまで進入して放った勇人のバイスクル・シュートや、最終ラインから勢いよく攻め上がって放った中島の強烈ミドルなどは、凄く思い切りが良くて、中断前には余り見られなかった意外性のある攻撃というのが、少しづつ出てきたかなという感じはありました。 守備に関しては、何かリベロの中島が不安定でした。キープできるボールをクリアしてしまったり、危険な場所でパスミスを連発したり。やっぱり、攻撃力のあるチーム相手にリベロで使うのは恐いです。センターには、当たり負けせず、どしっと守れて、落ち着きのあるタイプがやっぱり必要で、ストヤノフがいないのなら、パス出しには難がありますが、マッスル系の斎藤大輔の方が良いと私は思いました。中断前に何試合か、大さんがリベロをやった試合がありましたが、そんなに悪くなかった記憶もあるので。 33分、羽生が落合に激しく当たって、ボールを奪い、工藤浩平にパス。工藤からのリターンパスを受けた羽生がほぼフリーの状態で落ち着いて決め、後半戦初ゴールをGET!前半は、このゴールのみで終わりましたが、終盤はサイド攻撃も機能し、攻守のバランスは悪くなかったので、今日はイケるかなと思ったのですが・・・。 ■ レイ!ナウド! 後半も、互角の様相でした。膠着状態を打破すべく、先に動いたのはアマル監督の方でした。後半戦の秘密兵器(全く秘密ではありませんが)レイナウドを投入し、2点目を奪いにいきました。 しかし、このプランは不運な形で、崩れてしまいました。おそらく、レイナウドは工藤に代えて投入するつもりだったのだと思います。が、交代直前に羽生が傷んでしまっため、そのまま羽生と交代。羽生は落合を完全に抑えて、守備面でもかなり頑張っていたので、この交代は守備に穴を作る結果になってしまった気がします。 さらに、下村が頭を負傷し手当を受けている間に、CKから川崎に同点に追いつかれてしまいました。このとき、ちょっと疑問に思ったのが、レイナウドのポジショニング。センターサークル付近に1人残っていたのですが、何で守備に入らなかったのでしょう? 前線に残すのなら、上背の無い工藤を残して、頭で競れるレイナウドは守備につかせるべきだったと思うのですが。下村の負傷で10人になっているのだから、全員戻っても良かったはずです。この1点は、後になって考えてみると、相当痛手になったことから、軽率だったかなと思いました。 レイナウドは、本調子という感じではありませんでしたが、やはりスケールの大きさを感じました。明らかに前線の機動力は上がりましたから。実際、川崎のDF陣も相当レイナウドを嫌がっていましたし。ボール捌きが巧みで、懐も深くキープ力があるので時間を作れるし、さらに難しい局面からでもシュートを打てる。今のジェフには全くいないタイプのFWなので、調子さえ上がれば、大きな武器になる気がしました。 ■ 崩れたバランス 同点に追いつかれると、千葉はどうしてこうも落ち着きが無くなるのか不思議でしょうがありませんが、何かホームのガンバ戦を見ている様でした。川崎は先取点を取られても落ち着きを保っていたのに対し、千葉イレブンは同点になると浮き足って攻め急いだり、パスミスしたり、明らかに落ち着きが無くなりました。上位にいるチームと下位にいるチームの差は、ここに凝縮されているような気もしました。 ただ、不運もありました。71分、水野に代えて、左サイドへ楽山を投入し、山岸を右サイドに回しました。水野は絶好調という感じではありませんでしたが、体調不良(怪我?)の影響は余り感じませんでした。でも、コーキはずっと休んでませんからね。これから、酷暑の中、連戦になるし、休ませたかったのでしょう。この交代は、どうも最初から予定していたものだったみたいですが、攻撃力を落とす結果になってしまった気がします。 川崎は、落合に代えて大橋を投入したあたりから、川崎の14番の背中が良く見えるようになりました。これはジェフにとっては悪い兆候で、憲剛は前を向くと決定的な仕事をするので、絶対にフリーで前を向かせてはいけないのですが、大橋が入ったことで、憲剛をタイトマークしていた勇人が剥がれて、どうも中盤の守備が曖昧になってしまったみたいでした。 74分、競り合いのこぼれ球を中村憲剛がフリーで受けて、チョンテセに見事なスルーパス。もうこれで技アリみたいなもんです。ジュニーニョのトーキックで1本。これは、ジュニーニョを褒めるしかないのですが、悔やむべきは、中盤がルーズになってしまったことで、2トップにした弊害がここに出てしまったかなと。 不運はさらに続き、右サイドに回った山岸が今度は足をつらせて痛んでしまい、急遽、そこへ新居を投入。システムは、これまで見たこともない変則3トップの3-4-3。ジェフイレブンは、バランスを崩して、攻め続けますが、新居の惜しいシュートが1本あったものの、決まらず。 ジュニーニョの3点目は、バランスを崩して攻めにいった状況で受けたカウンターからの失点なので、仕方無いです。 結果的には、交代のカードを切る度に、失点しているので、アマルの采配が悪かったということでしょう。レイナウドの投入はもう少し遅くても良かったし、明らかに運動量が落ちていた工藤なんかは代えてあげるべきだったと思います。ですが、それよりも悔やむべきは、やっぱり追加点が奪えず、試合の流れを引き寄せきれなかったこと。つまりは、今さらながら決定力。前半戦から言われてますが、これに尽きると思います。 ■ 良かったこと、悪かったこと 負けてしまいましたが、良かったことは、縦への攻めが早くなったことと、間髪入れずシュートを打つようになったこと。中断前の様に、パスは回すがなかなかシュートを打たないという感じは少し無くなりました。それと、レイナウドは、独特のリズムを持っているので、フィットすれば大きな武器になる気がしました。 悪かったことは、不安定な3バック。個人的には、リベロを斎藤大輔にして、ストッパーは左に水本、右に池田というのが、ベストという気がします。アマルは中島のラインコントロールの上手さを買っているのかもしれませんが、正直安定感に欠ける気がします。斎藤をストッパーで使うのなら、思い切って水本をリベロにするとか、とにかく、中島は不安です。 それと、川崎戦は、ジェフの長所である両サイドがさほど機能しませんでした。というか、サイドアタックも随分研究されている感じがしました。あとは、選手のコンディジョン。この暑さですから、全員が絶好調というのは無いでしょうが、山岸や工藤は何か重そうでした(きちんと疲れが取れているのかな?)。 あとは、ゲーム運びですね。なぜか流れを引き寄せきれない。良い時間で決めれず、悪い時間を断ち切れない。失点すると、心理的な余裕も無くなってしまう。この点は、後半戦になっても変わっていませんでした。 ■ 今後に向けて 後半戦は、川崎、鹿島、磐田、柏と、上位争いをしている強豪との対戦が続きます。そして、その後が残留争いをしている大分。大分戦は絶対に勝たなくてはいけないとして、その前の4つのうち、最低1つは勝ちたい。それから、前半戦のように強豪との対戦を終えた後で、怪我人続出というのも避けたい。 であるなら、ちょっと戦略を変える必要があると思います。ジェフのサッカーはとにかく消耗が激しい。この酷暑の中、毎試合、良いコンディションで動き回るのは無理でしょう。なので、消耗をなるべく抑える戦略が必要だと思います。ただでさえ、選手層が薄いのに、疲労から大怪我でもしたら、それこそ残留争いをする終盤戦で戦えなくなってしまいますから。そこで、個人的には、やはり、ホームとアウェーの戦い方は分けるべきだと思います。 ホームは、昨日の様に、ポゼッションサッカーでガンガンいって全力で勝ち点3を奪いにいって欲しいですが、アウェーはもうカウンター重視のつまんないサッカーで結構です。その代わり、消耗を抑えて、しつこく勝ち点1をもぎ取る。もっと言えば、休養のための捨てゲームを作る必要もあるかもしれません。それなら、光喜とか、米倉とか、伊藤とか、若手の有望株を思い切って使って、選手層の底上げに使うとか。水本、水野は五輪予選で離脱することは決定的だし、中期的に考えても、穴埋めできる選手の整備は急務ですからね。 ともかく、この後の3つで、最低1つは勝つこと。これをノルマとして頑張って欲しいです。 Win By All! <追記> ストヤノフの広島移籍が決まったようです。イリアンに関しては、良い所が見つかって良かったかなと。広島は失点も多いですからね。頑張って欲しいです。ただ、10月27日のアウェーの広島戦残ってますね。イリアンの活躍で敗戦、なんてことは考えたくないです。杞憂であれば、良いのですが ・・・
posted by winbyall |18:57 |
子犬の生活 2007 |
コメント(6) |
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Re:一喜三憂 →14位
川崎サポですが‥‥
失点のチョンボを取り返せなかった落合に代えて大橋を投入したのは、同点に追い付く1分前です。
間違わないで貰いたい!
これで、本来の川崎に戻ったので、落ち着いて攻撃出来る様になったんです。大橋をフリーにしてくれたお陰で、追加点も頂きましたし(ナンデ?)、ホームで痛い目にあった水野も引っ込めてくれて。アマルさまさまです!
ジョルジェヴィッチってそんなに使い物にならないんですか?居てくれた方がウチとしては厄介のような‥‥。
posted by Joseph | 2007-08-13 05:18
Re:一喜三憂 →14位
Josephさん>
大変申し訳ありませんでした。ご指摘の通り、コメント直しました。ただ、同点機は、大橋の活躍というよりは、ジェフのマーキングのミスによるものだった気がします。
>ジョルジェヴィッチってそんなに使い物にならないんですか?
別段調子が悪いというわけではないようなので、なぜ使わないのか私には分かりません。獲ってきたのはアマルだし、使わないのもアマルなので、アマルに聞いてくださいとしか言えません。
posted by winbyall | 2007-08-13 05:57
Re:一喜三憂 →14位
まあ、勝てるとは思いませんでしたが後半であそこまで見事にチームが崩壊すると何も言えませんね。
前半は確かに良かったと思います。が、あそこどまりなのは中断前に判っていたことでそれを何で今更またやんるんだという疑問はありました。
後半はこの中断期間に何も変わっていないことを痛感された内容でした。
レイナウドの獲得で前線のタメが出来てもっと本来のジェフのサッカーに近い形を期待していたのですが指揮官にはそのつもりはないのですかね?
連携面やコンディションの問題は抜きにしてレイナウドを獲得した効果が見られるまではまだまだ時間がかかりそうですね。
また、イリアンの穴が相当響いているように思います。ただでさえ阿部やハース・坂本の穴が埋まっていないのに更に自ら傷口を広げることはないと思うのですが・・・・。
せっかく枠は開いてるわけだし欧州も移籍期間中なんですからGMにはしっかり仕事をして欲しいですね。
真夏の連戦で消耗はピークになると思うので選手達には怪我に注意してもらいたいものです。
posted by 東北の愛犬家 | 2007-08-13 15:41
Re:一喜三憂 →14位
>東北の愛犬家さん
毎度お世話になります。私も正直勝てるとは思っていませんでした。ジェフは元来スロースターターで、開幕とか中断明けに弱いですし、相手はACLを予選突破した格上の川崎ですしね。そういう意味では、引き分けでもオッケーのゲームだったのですが、バタバタした結果、勝ち点1すら取れない結果になってしまいました。
レイナウドは実力は充分だと思いますが、ジェフのサッカーにどうやってフィットさせるかは課題ですね。川崎戦は、攻撃面では可能性を感じましたが、守備は余り期待できそうにないことも分かったので、今後、レイナウドを入れたときは中盤の負担は一層増す気がします。それでも、点を取ってくれるのなら、獲得した価値はあるとも言えます。とりあえず、もう少し様子を見たいと思います。
レイナウドはさておき、新居の動きがキレてました。2シャドーが悪いとは言いませんが、調子の良い選手を使わないのは勿体無い気がします。
それから、私も、イリアンの穴は、かなり大きいと思います。後半はバックラインの落ち着きが全くありませんでしたから。リベロというか、バックラインのセンターをこなせる人材の整備は急務ですね。
明後日の鹿島戦、ヤナギは出場停止だけど、マルキや田代もいるし、あの3バックでいくのはちょっと恐い気がします。昨シーズンは阿部のハットで勝ったんだっけ・・・
posted by winbyall | 2007-08-13 19:37
Re:一喜三憂 →14位
はじめまして・・・
正直ストヤノフ放出してレイナウドだもんね。
守備陣は問題無しと踏んだのか・・・アマルかフロントか唐井さんかは知らないが、あの有様。
開幕前に新居と黒部を補強、追加でレイナウド補強、それでも1トップ・・・
ジョレにしてもパクにしてもスタメンすらなれず、ストヤノフはあの始末。
アマルとフロントはキチンと話してるのか?
・・・まあサポは応援するしか無いんだけどさ。
posted by 猛犬注意 | 2007-08-15 00:33
Re:一喜三憂 →14位
>猛犬注意さん
はじめまして。
ストヤノフの広島移籍はペトロビッチが監督だけに驚きはありませんでしたが、残留争いしているチームへの移籍ですからね。痛さは2倍ですよ。これで、アウェーの広島戦で痛い目に遭ったりしたら、フロントはどういう説明をするつもりなんでしょうね。
FWは、ダブつき気味になってきましたね。青木もいるのに、1トップじゃ、試す機会さえ無いという感じ。
羽生の怪我は結構重傷みたいですね、山岸もアジア杯後の体調不良が未だ戻らないらしいし、鹿島戦は早くも前半戦の様な野戦病院状態に陥りそうで恐いです。
ホント、サポは応援するしか無いんですけどね・・・。
posted by winbyall | 2007-08-15 01:52




