2007年06月20日
運動量で掴んだ初連勝! ↑14位
◆J1第16節 大分 0-1 千葉 @九石ドーム中2日でアウェーの大分。選手はキツかったと思いますが、やはり勝利の力って凄いです。勝った後の中2日と、負けた後の中2日は全然違うということを実感させられました。クリエイティビティはイマイチでしたが、ジェフの生命線とも言える運動量と勢いで、大分を何とか押し切りました。
甲府戦に勝って何とか3勝目。やっと勝てて一安心と言いたいところですが、次の試合は待ってくれません。中2日でアウェーの大分戦というのは、選手にとってもかなり過酷だったと思います。タダでさえ、移動の疲労があるのに、九石ドームの屋根は閉め切られ、湿度78%の悪条件。私はTV観戦でしたが、試合前の選手達は、みんな風呂上がりの様な顔をしていました。 試合後にアマル監督は、「ドームに湿気が充満して、選手のパフォーマンスは30%下がった」と不満を漏らしていたそうですが、これは両チームに言えることで、結果的には、運動量に勝るジェフにとって、やや都合が良かったのかもしれません。 さて、千葉のスタメンですが、甲府戦ではバックラインで誰も余らない形で挑みましたが、いつものスタンダードに戻してきました。3バックは右に水本、左に斎藤、リベロに中島。その他は、前節と変わらず、新居、巻の2トップで、3-5-2。対する大分は、怪我で高松、アウグスト、根本、深谷がベンチ外という苦しい布陣でしたが、前線の攻撃陣に、シーズン途中で加入した前田俊介とグルノーブルから復帰した梅崎を配置し、左ウィングには、攻撃力のある金崎ではなく、守備力のある宮沢を入れて水野の攻撃にフタをする形をとってきました。ご存じの通り、大分も、基本フォーメーションは3-5-2のため、がっぷり四つの形で試合は始まりました。 ■ ポゼッションサッカー回帰 ■ 立ち上がり。前節の甲府戦で、ジェフは、ある程度ポゼッションを犠牲にし、縦に早いボールでDFの背後を突くサッカーをしましたが、この日は、後方から丁寧にボールを繋ぐポゼッションサッカーに戻してきました。一方の大分は、リトリート気味にバックラインを低く構え、カウンター重視の姿勢で挑んできました。そのため、前線から最終ラインまでの距離が広がり、大分の中盤には多くのスペースができていました。序盤は、このスペースをジェフが使い、ワンタッチ、ツータッチで面白いようにボールを回していました。 前半の殆どは、ジェフがボールを支配して攻め、大分が守るという展開でしたが、ジェフの攻撃は、アタッキング・サードまでは、実に綺麗なパス交換でボールを運ぶのですが、そこから先が淡泊で、なかなか決定機を演出するところまでいきません。それでも、ボールを支配していれば、いつかはチャンスが訪れます。前半は、羽生、山岸、工藤、新居と、4回惜しいシュートがありました。しかし、精度が低く、結局モノにできず、ノーゴール。一方の大分も、前半終了間際に、中盤でジェフのパスミスからボールを奪って、怒濤のカウンターで幾つか決定機を作りましたが、惜しくも決まらず、前半は0-0で折り返しました。 ■ 羽生→山岸の技アリゴール ■ 後半。大分が攻撃的にくるかと思いきや、千葉主導でボールが回り、大分はボールを奪ってカウンターという前半と同じ図式の試合運びでした。前半同様、ジェフは流れる様なパス交換から何度かシュートチャンスを作りますが、ゴール前での動きにアイデアが無く、なかなかゴールネットを揺らすところまでいきません。逆に、大分は、この展開に慣れたのか、しっかり守ってカウンターという作戦がハマり始め、徐々に流れを引き寄せます。この時間帯は、どちらに転んでもおかしくない雰囲気がありました。 この不安な空気を一掃したのは、羽生と山岸でした。 73分、FKのセカンドボール奪取から、左サイドの山岸に展開。山岸は左サイドからゴール方向へドリブルし、中央の羽生へパス、羽生は一端シュートすると見せかけて、山岸の前方へ柔らかいリターンパス。パスを受けた山岸は、前に入り過ぎて、直接シュートは打てなかったものの、一端ゴールを背にして胸トラップした後、反転しながら右足を振り抜き、サイドネットにボールを突き刺しました。見事なファインゴール!! この一連の流れを見て思ったのですが、やはり、ゴール前では、一瞬のひらめきや創造力と冷静かつ迅速な判断力が必要だということを痛感しました。そういえば、ここ最近のジェフの攻撃には、そういった創造性は皆無に等しかった気がします。アタッキングサードでも、ただただ足下へのパスを繋いだり、相手DFが待ち構えるタイミングでしかサイドからクロスが上がらなかったり、スタンドで見ていても、相手の嫌なゾーンを突いたり、相手の意表を突いたりという創造的なプレーは少なかった様に思います。 このゴールが、ゴール前での創造力を取り戻す起爆剤になってくれれば良いのですが、みんな能力はあるのだから、もっと色んなアイデアを出すべきだと思います。 ■ 一皮剥けたボランチ下村 ■ さて、1点取った後は、さすがに大分も、攻めの交代カードを次々に切り、前掛かりになって攻めてきました。ここで、良い仕事をしたのは、前節、試合後に号泣した下村でした。何か甲府戦で一皮剥けて、落ち着きが出てきた感じがしました。左右に流れる梅崎に対し、しつこくついていって最後まで仕事らしい仕事をさせませんでしたし、ビルドアップ時のパスも冴えていました。以前は、判断が遅れて、プレスの餌食になり、ボールを奪われるシーンが散見されましたが、この日はミスも少なく、安定してボールを捌き、攻撃の起点にもなっていました。山岸のゴールも素晴らしかったのですが、この試合のMOMは文句無しに下村でしょう。 ただ、この活躍の裏に、ボールを持てる工藤の存在があったことも見逃せません。この2試合、工藤はボランチに起用されましたが、これは大正解だと思います。単純なボール扱いの上手さという点で言えば、今のジェフで工藤は一番です。この日も、下村のボール奪取から、工藤を経由して、前線へという見事な展開が何度かありましたし、当分、Wボランチはこのコンビで良いのではないかと思います。 逃げ切りのときは別にして、下村と中島という様に、2枚守備的なボランチを並べてしまうと、相手を抑えたり、ボールを奪うことはできるのですが、上手く前に展開することができません。攻撃が遅れると、前線にボールが渡ったときには、既に相手の守備ブロックは出来上がっているため、逆にボールを奪われる危険性は高まります。結果、カウンターを食らって守勢に回るという悪循環の原因になっていた気がするのです。 この点、工藤は守備力は劣るものの、パスにしろ、ドリブルにしろ、ボールを受けてからのアクションが素早いので、ボールを奪った後の攻撃に可能性を感じます(何となくですけど、スペースでボールを受けたときの動きは、ちょっと中田英寿に似た所がありますね。)。また、キープ力もチーム随一なので、困ったときの避難場所としても重要な役割を担っていると思います。それから、守備力は劣ると書きましたが、言うほどでも無い気もします。流石に下村や勇人の様に激しい当たりは期待できませんが、ボールを奪う際の読みは結構鋭くなった気がします。 これで、当たりに強くなって抑える能力を身に付け、身長が伸びて空中戦でも勝負できる様になれば、工藤はアマル待望の攻守をこなせる1ボランチ誕生!となる気がするのですが、身長ばかりは無理ですかね・・・ (^^; 話が横路に逸れましたが、ゲーム終盤は、大分の攻撃的な交代カードに呼応するように、アマル監督は守備的な交代カードを切り、ヤバいピンチもあったのですが何とかしのいで、1-0で逃げ切りました。 ようやく、アウェー初勝利。久々の完封勝利。そして、シーズン初の連勝です。後半、ボールを支配するものの、ミスからカウンターを受けて失点するという、お決まりの流れが頭を過ぎりましたが、失点しなかったのは、最後まで運動量を落とさずに戦ったからだと思います。まだまだ、喜び半分、不安半分という所ですが、良い雰囲気でホームに帰ってこれることは何よりです。 さて、甲府戦は気持ちで勝ち、大分戦は運動量で勝ちました。次の新潟戦は待ちに待った隊長との対決です。水野はいませんが、次は、ぜひ創造力と技術で勝って欲しいです。では、では。 Win By All! PS. ジェフユニの背番号に似たフォントを知っている方がおられましたら、是非ご一報をお願いします。
posted by winbyall |23:16 |
子犬の生活 2007 |
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Re:運動量で掴んだ初連勝! ↑14位
タイトルの"↑"が輝いて見えます。
posted by 降格圏脱出! | 2007-06-22 22:23
Re:初連勝! ↑14位
よかった。
何よりも勝ててよかった。
でも、シーズン途中だからこそ
内容も大事ですよね。
私も見てないので再放送見て、レポートをお願いします(w
でも
勇人とストやんが居ない間に連勝って複雑な気持ち・・・
posted by 犬サポ | 2007-06-22 22:24
Re:初連勝! ↑14位
祝★今季初連勝!
内容はともかく負けなかった+完封は大きいですね。
次節からは勇人も帰ってくるし、ストやんも取り合えず選手には謝罪したみたいだし事態が好転してくれればいいですね。
次節は隊長率いる新潟!
負けたくないですね。今季の調子を見ると立場的には胸を借りる側ですからガンガン走って走り勝って欲しいものです。
余談ですがアマルが大分戦後に「うちは主力が2人抜けていた」と発言しましたね。
これって「勇人」と「ストやん」の事ですよね。
アマル自身はストやんを「戦力」として考えているようですから後はフロントが着地点を用意してアマルとストヤノフの対談の場を設けることが出来れば問題は一気に解決へと向かいそうな気がしているのは私だけでしょうか?・・・
posted by 東北の愛犬家 | 2007-06-22 22:24
Re:運動量で掴んだ初連勝! ↑14位
> 降格圏脱出!さん
そういえば、脱出でしたね。忘れていました。↑はずっと上向きでいたいですね。
> 犬サポさん
拙いレポートですが、UPさせていただきました。内容は、良くもなく、悪くもなくという所でしょうか。少なくとも、何かの壁を突き破った感はありませんでしたね。ただ、勝ったことは精神的に大きいですよね。次はぜひ内容でも良いモノを見せて欲しいです。
> 東北の愛犬家さん
ストヤノフは中断まで試合には出ないそうです。どうなるのかな・・・。
イリアンは、過去にもこういうトラブルはあったみたいなので、どうなるか本当に分かりません。確か、ブルガリア代表でも、ストイチコフと揉めて、選ばれなくなったという話があった気がします。今度は相手が比較的温厚なアマルですから、どっちに転ぶか分かりませんけど。
次節の隊長との対決は楽しみですね。水野は出場停止ですが、やっぱりホームだし、攻撃的にいってほしい。できれば、右サイドには朴じゃなくて、米倉あたりを抜擢して欲しいなと思います。山岸を右に回して、左に青木というのもアリかな。とにかく、ようやく勢いがつきだしたので、流れを止めないことが重要だと思います。アマルの積極采配に期待しています。Win By All!
posted by winbyall | 2007-06-22 23:02
Re:運動量で掴んだ初連勝! ↑14位
近頃、ジェフバッシングともいえるコメントをいろんな所で耳にするのでこの連勝は嬉しいですね(^_^)甲府戦の巻の男泣きにはグッときてしまいました。
ジェフユニのフォントは何なんでしょうね。ミリアドかと思ったけどちょっと違いますし。オリジナルなのでしょうか。
posted by ゆっさん | 2007-06-22 23:09
Re:運動量で掴んだ初連勝! ↑14位
> ゆっさん
私も巻の涙には、ついウルウルきてしまいました。新潟戦では、また泥臭い巻ゴールを見たいですね。
フォントについては、そうなんですよ。実は画像に使っているのは、ミリアドなのですが、何か違うんですよね。特に2が全然違う。オリジナルなんですかね?
posted by winbyall | 2007-06-22 23:24
Re:運動量で掴んだ初連勝! ↑14位
そう!2が全然違う。他は似てるのに。ミリアドじゃ羽生の背番号が表示できませんね。
今のジェフの2番は誰か気になってホームページ見たんですけど、2番は空いたままなんですね。あと10番も空いてるとは知りませんでした。
posted by ゆっさん | 2007-06-23 00:56
Re:運動量で掴んだ初連勝! ↑14位
ストヤノフの放出が決まったそうです。
またしてもフロントに裏切られましたね。
どこまでサポを馬鹿にすれば気が済むのやら・・
反省の色がないってアマルと話はさせたのか?
本当にそれがクラブのためになるのか?
選手達はイリアンとのプレーを望んだのにその気持ちは無視か・・・いったいこのクラブはどこへ向かってしまうのか・・・・不安だけが募りますね。
またしても「悲劇」が繰り返されました。
クラブの方針に従えないなら捨てるってのはどうなんでしょうね・・・・
本人と監督が話し合うとかもしないでポイってのは到底納得できるものではないです。
監督はイリアンを戦力として考えていたのになんで平気でそういうことが出来るんでしょう・・・
しかもあの無能集団はおそらくJ1他チームへの移籍も平気で容認しそうで怖いです。
posted by 東北の愛犬家 | 2007-06-23 11:34
Re:運動量で掴んだ初連勝! ↑14位
>しかもあの無能集団はおそらくJ1他チームへの移籍も平気で容認しそうで怖いです。
もしJ2チームでも、年末の入れ替え戦で対戦したりしそうですね。今回の件はジェフ系のブログでは言われてませんが、アマル問題に加えてどっかのクラブからすでにイリアンにオファーがあったんじゃないか、と自分は想像しています。証拠はないですが、以下の状況を考えると。
①イリアンも子持ちになった(勢いだけで無職になることはしないだろう)
②(海外移籍なら)母国に近いとこに帰りたくなる事情が増えた?
③4月のストイチコフ辞任でブルガリア代表復帰のめどがついた?
④何しろ言い出したのが移籍市場にぎわう6月
⑤ジェフとは二年契約してしまったので「クビ」にならないと自由になれない
⑥(国内なら)彼の実力をよく知っているのはJリーグ。家族の安全と経済的な理由でイリアンには日本滞在が理想的だろう。
⑦「クビ」ならば「移籍金なし」で移籍できる可能性もある?(自分知識なくてわかりません)
自分もイリアン好きですし、ジェフのことを思っての発言とは思いますが、GMに話してからにしてくれ~、と思いましたよ…。
どっちにしろ、ジェフのフロントはお金のやりくりを大事にしませんからね。中断期間の補強候補が噂の元柏レイナウドなら、それこそ「2005年に何みてたんだ!?」というか柏サポさんにも「なんでレイナウド?」と疑問にもたれている選択です。そこに大金投じるなんて無謀なギャンブルもいいとこですよ。
このことが公になってしまってからは、アマルORイリアンとなり、イリアンを選択すること、もしくはアマルを解任することは不可能に近くなってしまったと言わざるを得ません。
せめてアマルも自分の意思で獲得した(?)ジョーレをうまく使って欲しいのですが…。ジョーレはイリアンを兄貴と慕ってたのになぁ。
また、謝罪って言いますが、それは「メディアに監督批判を話した&チームの和を乱した」ことであり、「監督の批判をしたことそのものではない」と考えるのが常識だと思うのですが、クラブはそこをはっきりさせてるのか、報道ではわからないですね。
長い文章ですみませんでした。
posted by ジャスミン | 2007-06-24 12:52
Re:運動量で掴んだ初連勝! ↑14位
> ゆっさん
2番は、かつては中西永輔、昨年までは坂本将貴がつけた番号で、クラブの顔みたいな番号なのですが、今年は空いたままになっています。羽生あたりがつけても良い気がするのですがね。10番が空いているというのは何か恥ずかしいですね。
> 東北の愛犬家さん
ストヤノフ放出の件は新聞記事で、公式発表ではないので、今のところ信じないことにしています。フロントがどうするか、今こそ腕の見せ所だとは思いますが・・・。
> ジャスミンさん
オファーですか。イリアン自身が移籍したいのなら、そんなことしなくても、ジェフは出すと思うのですが・・・。もともと、そういうクラブですし。
イリアンは、息子をジェフのストライカーに育てると言ってた位だし、移籍したい気持ちは無いのではないでしょうか? それより、チームの成績が悪くて、J2に落ちそうなことに我慢できないのでしょう。
結局の所、アマルでガンガン勝つしか、良い解決への道は無い気がします。イリアンが「アマルを見直した」と言う位ね。
posted by winbyall | 2007-06-24 23:29

中2日でアウェーの大分。選手はキツかったと思いますが、やはり勝利の力って凄いです。勝った後の中2日と、負けた後の中2日は全然違うということを実感させられました。クリエイティビティはイマイチでしたが、ジェフの生命線とも言える運動量と勢いで、大分を何とか押し切りました。



