2009年11月22日

Enjoy Football! →17位

◆J1第32節 千葉 2-1 FC東京 @フクアリ ◆
  得点者: 25分 新居辰基、46分 ネット・バイアーノ

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 今日一番嬉しかったこと。それは、選手が楽しそうにプレーしているのが見れたこと。こんなに伸び伸びとプレーしている選手を見れるなんてこと、これまでの試合で1度も無かった。とにかく勝てて良かった。



■三木社長の謝罪

 まずは、試合前の重々しい空気にお付き合い頂き、さらには「頑張れ!」とのエールまで贈って頂いたFC東京サポーターの皆様にお礼を言いたいと思います。本当に有難うございました。

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 試合前、J2降格に対する三木社長の謝罪がありました。振りしきる雨の中、ピッチに立った三木社長は「熱い応援にお応えすることができなかった。心よりお詫び申し上げるとともに、クラブを再建し、必ず1年でJ1に復帰する。」と述べ、深々と頭を下げていました。この言葉に対し、一部罵声を浴びせていた人もいましたが、多くのサポーターは拍手で応えていました。  謝罪に対しての反応は人によって様々だと思います。「謝罪をする位なら、辞めろ。」と言う人もいるだろうし、「謝罪したところで何もならない。」と言う人もいるかと思います。僕個人は、(おそらく)他の多くのサポーターとおそらく同じ気持ちでした。だから、拍手を贈りました。  J2降格が決まった川崎戦後、多くのメジャーな新聞で、「サポと選手は強い絆で結ばれているのに、フロントの現場介入によって、チームが壊れ、さらには責任の所在もあやふやにしようとしている。」という様な恣意的な記事を多く見かけました。あの試合しか観なかった人、ここ数試合の千葉の立場しか観ていない人にはそう映ったのかもしれません。でも、僕だけでなく、長い間、このクラブと付き合ってきた多くのサポは、それが降格の真実ではないことは、良く分かっているはずです。  今回の降格は、1つや2つの要素だけで語ることは難しいです。その辺は、西部さんがさらっとコラムでまとめてくれましたが、それ以外にも多くの失敗や不運が積み重なった結果だと思います。降格については、長くなるので、改めて書こうと思いますが、今年1年だけの話ではないと思います。  話は逸れましたが、J2に降格してしまった以上、三木社長に対して、色々な非難の声があがるのは、仕方の無いことなのかもしれません。ですが、僕は三木社長を非難する気にはなりませんし、この人がいなければ千葉の再建は無いとも思っています。「降格させた社長を何で支持するんだよ?」と言われるかもしれませんが、僕はこれまで社長の仕事を見てきて、裏表が無い人だし、言葉通りのしっかりした仕事をする人だと思っているからです。  サッカーだけの話ではないですが、人の性格や信条は、本人が気づいていなくても、その人の仕事に表れるものです。性格が適当で雑な人の仕事は、やっぱりどこか手抜きの跡が見えるものですし、逆に、例え良い結果が得られなくても、手を抜かずに丁寧にやり切った人の仕事は、見る人が見れば、必ず評価されるものだと思うのです。  分からない人は、一度ユナパーをじっくり眺めて欲しいです。あれだけ手の込んだ立派な練習場は適当な性格の人には作れません。 クラブを強くするのと、箱物を作るのは、根本的に違うと言われそうですが、僕はそうは思いません。「経営は人なり。」という言葉がありますが、リーダーが信念を曲げず、しっかりと仕事に取り組む人でなければ、人はついてきませんし、組織として力を結集するのも難しいと思います。  それは、江尻監督も同じです。また、多くのジェフのベテラン選手も同じ資質を持っていると思います。だから、数えるほどしか勝てなかったシーズンでしたが、手抜きや無気力プレーで惨敗した試合は1つも無かったではないですか。これはジェフというクラブの誇りだと思います。失策に不運が重なって、J2降格になってしまいましたが、人が集まるところには未来があります。三木社長に贈られた多くの拍手は、その未来への希望に向けられたものだと、僕は思いました。骨太のクラブに再建してくれることを願っています。


 
■ラスト3

winbyall-125869.jpg 川崎戦後、身内に不幸があったり、色々と落ち着かない出来事があり、ブログ更新がご無沙汰になってしまいました。結局、楽しみにしていた熊谷での天皇杯も行くことができず(かなり不甲斐ない試合だったようで、観なかった方がラッキーという噂は内緒の方向で・・・)、今季もあっと言う間に、残り3試合になってしまいました。早くオフシーズンに入れるのは良いのかどうか微妙な所ですが、未だ未勝利の江尻ジェフに対し、今日はなんとか良い試合をしてキッカケを掴んで欲しいという気持ちで、フクアリに向かいました(ただ、正直、試合前は、もう勝敗はどうでも良いという気持ちでした。)。

 降格後の消化ゲームにも関わらず、チケットは完売。冷たい雨が降り、真冬の様な底冷えする天気でしたが、フクアリには、1万5千人近いサポーターが集まりました。ジェフサポのクラブを愛する気持ちがここに表れていた気がしました。

 ジェフのスタメンは、GK岡本、2CBは福元と斎藤大輔、右SBに坂本、左SBに怪我から復帰したアレックス、Wボランチに工藤と中後、右サイドに米倉、左サイドに谷澤、2トップ巻と新居の4-4-2。

 これに対し、FC東京は、石川直宏、長友が怪我で離脱、梶山が出停と苦しい台所事情で、羽生をボランチに下げ、右サイドに中村北斗を入れる初めての布陣でスタメンを組んできました。システムは千葉同様の4-4-2。


■15試合分のツキ

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 この試合に勝てたのは、本当にツキによる部分が大きかったです。巻の負傷が無かったら、ネットの活躍は無かっただろうし、アレックスが復帰していなかったら、新居のビューティフルゴールは無かっただろうと思います。また、ボスナーが万全だったら、大輔の活躍も無かったと思いますし、後半に平山が退場にならなかったら、終盤まで運動量がもったかどうかも分かりません。梶山の不在もジェフにとっては大きかったです。岡田主審のレフェリングは相変わらず不安定でしたが、それも追い風になったことは否めません。  江尻監督が就任した磐田戦以降、ジェフは本当にツキがありませんでした。選手起用がハマらなかっただけでなく、微妙なジャッジが悪い方向に作用したり、必要な選手が大事なところで怪我をしたり、主力選手がインフルエンザに冒されてしまうなんてこともありました。FC東京戦は、それまでの不運のツケが一気に戻ってきたかの様に、幸運に恵まれたゲームでした。でも、勿論、ただ幸運だったから勝てたわけではありません。降格の恐怖から解き放たれ、選手が自信を持って、やりたいサッカーを表現しようとしたことが幸運を呼び込んだ気がします。  試合内容は簡単に振り返ります。  立上がりは、ポゼッションで優位に立つFC東京の方がやや優勢でした。ただ、千葉も受けるのではなく、積極的な守備で東京の出足を食い止めたため、序盤は互角の展開でした。  ところが、前半22分、ボール奪取で、スライディングにいった巻が、そのままうずくまり、そのまま負傷退場のアクシデント(どうやら、靱帯断裂で今季は絶望らしいです)。代わりにネット・バイアーノが緊急投入されました。  大黒柱を失ったジェフですが、巻の穴を埋める以上の奮闘を、ネットが見せてくれました。東京のボランチの寄せがややルーズなところを見逃さず、ネットは積極的にバイタルエリアでボールを受け、攻撃の起点を作り続けました。  25分、そのネットがバイタルでボールを受けると、3人引きつけ、左サイドを駆け上がったアレックスに絶妙のパス。アレックスは、それをダイレクトでゴール前に折り返すと、そこにつめた新居が難しいヘディングシュートを決め、ジェフが先制しました。左サイドのアレックスを生かすというのは、この試合の1つのキーポイントでしたが、それが早くも実った形の非常に良いゴールでした。  これで、肩の力が抜けたのか、千葉の選手はよく動き、何本もパスを繋げて、何度も得点チャンスを作りました。今日のジェフイレブンは、今までとは見違えるほど、積極的なプレーを展開しました。  ところが、30分。まるで一瞬エアポケットに嵌まり込んでしまったかの様に、人は足りていたにも関わらず、東京の細かいパスで密集地帯を打開され、赤嶺に同点ゴールを決められてしまいます。いつもであれば、ここで下を向いてしまうところですが、この日のジェフはそんな風にはなりませんでした。完全に吹っ切れたのか、「1点取られたら、また1点取れば良い。」とでも言うように、果敢な攻撃を続けました。  その後、前半は幾つか決定機を作りましたが、モノに出来ず、同点のまま、後半へ。後半1分、いきなりネットのスキンヘッドが火を噴きました。スローインから、右サイドの坂本が間髪入れず、ゴール前にアーリークロスを送ると、ドンピシャでネットが合わせ、追加点!!  2-1で、再びジェフリード。但し、1点のリードは、ジェフにとって鬼門です。これまで、何度1点差を追いつかれて涙を呑んできたきたことか・・・。もう1点取らなければ、セイフティリードにならないことは、選手も充分理解しているのでしょうが、それが逆にプレッシャーになって空回りしてしまうのが、これまで何回も観てきたシーンでした。  しかし、この日のジェフイレブンは、怯むことなく、積極的に攻め続けました。それが奏功したのか、いつもであれば運動量が落ち始める60分過ぎにFC東京の平山相太が2枚目のイエローで退場となり、東京の攻撃に迫力が無くなっていきました。この数的有利のチャンスに、勝負を決めるトドメの3点目を取れなったのは課題ですが、残りの時間は危なげなく乗り切り、本当に久しぶりの勝利。振り返れば、フクアリでは、11節の広島戦での勝利から5ヶ月。出口が見えなかった長い長いトンネルをやっと抜け出しました。


■遺して欲しいもの、継いで欲しいもの

 勝ち負けという分かり易い形で結果が出てしまうサッカーは、とかく結果だけが評価の対象になりがちです。テレビや雑誌、新聞といった媒体では、寧ろ、勝敗のことしか記事に残らないといっても過言ではありません。

 でも、クラブと共に歩むサポーターというのは、それじゃあダメなんじゃないかと思います。で、最初の話に戻りますが、クラブを愛するサポなら、結果の前に評価するべきものがあるんじゃないかと。まあ、評価すべきポイントは、人それぞれだと思いますが、僕はやはり仕事を評価すべきなんだと思います。

 バックラインは守備重視で、両サイドとFWの個人技で勝負するという分業色の強かったミラー監督のサッカーから、江尻監督は、大きく舵を切って、ここまでやってきました。やりたいプレーができず、勝てない日々が続きましたが、この試合、後方からのビルドアップ、両SBが得点にからんだこと、ボランチが時間と空間を作り、積極的に仕掛けたこと。これまで、諦めずに練習で取り組んできた成果がここに表れていたと思います。

 チームに欠けている部分があれば、外から選手を獲ってきて補うというやり方もあります。欧州の多くのビッグクラブは、そういうスタイルが多く、それで結果を残しているのは事実です。でも、それがジェフにできるかというと、資金規模的にも、営業利益的にも、クラブスタイルとしても無理でしょう。だからこそ、地道に育てなくちゃいけない。地道に育てるなら、それができる指導者が必要です。そういう意味で、僕は江尻監督の指導力を評価していますし、続投という判断も一定の支持をしています。というか、江尻監督の様な優れたトレーナーを、この程度のことで潰したり、軽々しく放り出したりしたら、それこそクラブは大きなツケを支払わされることになると僕は思うのです。

 選手も同じです。たまたま結果を残した選手ではなくて、いつもきちんと仕事をする選手を評価して欲しいし、そういう選手を残して欲しいです。

 長くなり過ぎたので、単刀直入に書きます。福元、工藤、米倉。この3人はチームの調子が上向かない中でも、前向きに練習に取り組み、成長の跡を見せてくれています。だから、何としてもクラブに残して、来季のチームの核に据えて欲しいです。彼らの若い力をベースに、江尻監督の指導力による上積みがあれば、来季のJ2はしっかりと戦えるはずです。

 まあ、無理な願いかもしれませんが、1サポの希望として述べさせて頂きました。大さん引退のショックもあり、やや支離滅裂で、歯切れの悪い終わり方ですが、今日はこの辺で。

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posted by Pino☆ |23:15 | 子犬の生活 2009 | コメント(9) | トラックバック(0)
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ご無沙汰してます

>こんなに伸び伸びとプレー

まさにその通りですよね。そして、そのままエントリを閉じられる管理人さんに脱帽です

posted by SA自由ホーム側 | 2009-11-22 23:53

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監督だけじゃなく、選手もサポも重い重圧から解放されて、昨日は本当にのびのびプレーしていました。
ああいうプレーができた試合で勝つ事が大切なんだと思います。
来期につながる試合でした。
あー本当によかった。
試合のレビュー楽しみにしています。

posted by なっちゃん | 2009-11-23 07:48

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まあ、僕らサポももっと楽しむことが必要だったのかなって、今になって思います。

posted by 愛知犬 | 2009-11-23 08:51

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>コメントしてくれた皆様へ

 記事を書き終えてから、改めてコメントします。もう少しお待ち下さい。

posted by Pino☆@管理人 | 2009-11-24 00:41

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>サッカーだけの話ではないですが…

このくだりを読んで明日からの自分に活かそうと思いました。
銘文です。

posted by Orb | 2009-11-24 21:10

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お久しぶりです。

熊谷での試合を現地で見た直後は、正直「もう試合行くのやめようかな。。。」という心境でした。
翌日に届いたシーチケの更新封筒にまで悪態をつく始末
でも、、、
やっぱり来ちゃいましたフクアリ(苦笑)
大さんの満面の笑顔!
見に来てよかったぁ!!

今シーズンは良い試合をしたと思っても次の試合で悪い事が多かったので、次の大分戦も今日のプレーが継続できる様にスタンドから後押ししたいと思います。

posted by 蠍座のミロ | 2009-11-24 23:13

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改めまして、コメントさせていただきます。

>SA自由ホーム側 さん

 特に工藤が凄かったですね。パスコースが全く読めないシーンが何回かありました。呪縛から解かれたのか、選手の個性が際立つようになったのがなんとも嬉しかったです。

>なっちゃんさん

 大さんの引退発表で、なんとも尻すぼみな記事になってしまいました。もう少し書きたいことがあったのですが、改めて、記事にしたいと思います。最終戦、現地に行こうか悩み中です ・・・。

>愛知犬 さん

 そうですね。でも、楽しむ所じゃなかったというのも、また事実なんじゃないかと思います。やっぱり、追い込まれちゃうと楽しむのは難しいですよね。ですから、残り2試合は、そういうことを忘れて楽しみたいですね。

>Orb さん

 滅相も無いです。でも、参考にして頂けたら幸いです。

>蠍座のミロさん

 大さんとフクのコンビは良かったですね。今までの2CBの組合せでは一番良かった気がしました。それだけに、引退の発表はショックでした・・・

posted by Pino☆@管理人 | 2009-11-26 00:16

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私もあの1戦は本当に大きな一歩だったと思います。
結果が出なくても、自分を信じて進んできた江尻、
そしてそれを信じてついてきた選手達。
その思いの全てが、あの試合の勝利に結びついたんだと思っています。
まだまだ試練は続くのかもしれませんが、
JEFは大丈夫だと信じています。
FC東京戦の勝利の日、自分なりに記事にまとめた想いと
PINOさんの想いが同じ様な気がして
なんだか嬉しかったです。

posted by なっちゃん | 2009-11-26 22:25

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>なっちゃん さん

 本当はもっと丁寧に書こうと思っていたのですが、なかなか文章にならなくて・・・ 「書くのが遅くて、無駄に長い。」 これ、僕のスタイルです。(^^; なっちゃんみたいに、スパっとストレートに書ける人が羨ましいです。本当は、FC東京戦は、応援の太鼓が良くなったとか、いつもより一体感があったとか、羽生のボランチ起用は鬼門だぞとか、そういうのも盛り込みたかったんですが、蛇足だらけになっちゃうんで、途中で止めました。

 でも、こんなヘッポコ文章でも、共感してもらえる方がいるのは何か嬉しいです。ありがとうございました。

 まあ、今の状況の捉え方は人によって千差万別でしょうが、僕はなっちゃんと同じく、何とか三木社長と江尻監督を支えていけたらと思っています。やっぱり、このクラブを本気で何とかしたいと思っている人は責められません。

posted by Pino☆@管理人 | 2009-11-26 23:35

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