2009年06月09日

収穫の前半、課題の後半

◆ナビスコ杯 予選Bグループ 千葉 2-1 京都 @フクアリ ◆

winbyall-93330.jpg 遅ればせながら、ナビスコ杯京都戦の観戦記です。

 今回は、秋津で行われたジェフレディースの試合を観てのはしご観戦でした。レディースのINAC戦は、0-3の敗戦だったので、嫌な流れを感じましたが、トップチームは凸凹コンビのアベック弾で、2-1勝利。消化試合という位置付けのゲームでしたが、モチベーションの低さを感じないファイトでした。

 また、前半は幾つか今後に繋がる光明が見えました。ただ、後半はいつも通りの内容で、同時に課題も浮き彫りになったゲームでもありました。収穫も課題も、今後のリーグ戦に生かして欲しいです。

 さて、ジェフは、この試合で、ナビスコ杯終戦。次の試合は、リーグが再開する約2週間後のアウェー名古屋戦です。長期の中断明けは、いつも調子が良く無いというジンクスを、今度こそ、払拭して欲しいです。選手も、サポも、暫し休息ですが、まずは降格圏脱出をクリアするために、再開後のゲームに向けて、しっかりとした準備をして欲しいです。



■頑張れ!ジェフレディース!!

◆なでしこDiv.1 第8節 ジェフ千葉レディース 0-3 INACレオネッサ@秋津サッカー場◆

winbyall-93328.jpg 今日は、書くことが盛り沢山なので、なるべく、簡潔に書いていきます。まずは、秋津で行われた妹分の試合からです。

 昨季2部で優勝し、今季1部に昇格したジェフレディース。開幕前は、凄く苦戦すると思っていたのですが、ここまで首位浦和Lに勝ち点3差につける大健闘しています。

 僕が、過去にレディースの試合を最後に観にいったのは、一昨年の入れ替え戦で、昨季は一度も応援に行けませんでした。なので、1部に昇格した今季こそ、なるべく応援に行こうと思っていたのですが、なぜか近場で試合が行われる日に限って、上手く都合が付けられず、これまで一度も行けていませんでした。ホントゴメンサナイ

 というわけで、INAC戦は、久々の生観戦になりました。レディースをずっと追い掛けているわけではないので、印象だけ言うと、思っていたより、ずっとクォリティは高かったです。ただ、戦術眼というか、経験というか、そういう部分で、この試合はINACが一枚上手でした。

 ジェフLの失点のうち、2点は自陣ゴール前でのミスからで、残り1点はゲーム勘が戻らない後半立上がりのスキを突かれた形でした。ただ、0-3というスコアが示すほど一方的な試合では無かったです。INACは、堅い守備と、元日本女子代表の原選手を中心とした前線の選手のスピードとフィジカルを生かしたカウンターが武器の様で、攻守によく組織化されたチームでした。これに対して、ジェフLも、フィジカルと組織力では決して負けていませんでしたが、個々の小さな部分、例えば、苦しい場面での状況判断やプレー選択、ここぞという場面でのアイデアの質とか、そういう部分がゲームを分けてしまったかなという印象でした。
 
 しかし、FWの石田選手、清水選手のスピード、左サイドの安田選手のドリブルは素晴らしく、この武器をもっと行かせる様な戦い方がs出来れば、上位チームに充分伍していける気がしました。2回り目は研究もされてくると思いますが、ポテンシャルは充分高いと思うので、自信を持って戦い続けて欲しいです。

 それにしても、レディースの選手の頑張りには頭が下がりました。この試合は、一番暑い日中の13時KOだったので、相当な消耗戦だったはずです。にも関わらず、本当に最後まで献身的に走っていました。負けてしまったのは残念でしたが、頑張って戦った姿には凄く感動しましたし、元気を貰いました。是非、また応援に行きたいと思っています。


■コーキ・オレ!

 続いて、本題です。

 試合前、ジェフキッズの少年が、将来の夢という質問に対し、「水野選手の様に、ジェフで活躍して、将来はバルセロナでプレーしたい。」と言っていたのですが、その水野選手、この試合を観に、来福していました。

 ホーム側のVIPルームで試合を観戦していたみたいですが、それを見つけたゴール裏から、試合前には、「コーキ・オレ!」の懐かしいコールが。水野の今後については、孝太の移籍が発表されたときのエントリで既に書きましたが、セルティックで頑張り続けて欲しいという僕の気持ちは変わりません。ただ、来シーズンは本当に正念場だと思います。来季、ガムシャラにやって、それでも、出場機会が得られない様だったら、その時はなるべく早く次の展開を考えるべきだと思います。とにかく、試合に出続けなければ、ベストフォームは維持できませんから、マクギーディをベンチに追いやる位の意気込みで頑張って欲しいです。

 というわけで、ジェフへの復帰については(もちろん嬉しい話ですが)、今は余り真剣に受け取る気はありません。水野晃樹は、世界で活躍すべき選手だと、僕は思っているし、それだけの能力はあると思っています。とにかく、来季はいつ観てもTVに映っている様に、一瞬一秒を大事にやって欲しいです。頑張れ!


■ボスナーの1プレー

winbyall-93329.jpg さて、前置きがすっかり長くなりましたが、試合についてです。

 消化試合であることから、主力を休ませてくるのではないかという噂もありましたが、ジェフのスタメンは、前節負傷した巻もスタメンに名前を連ねており、ほぼ主力メンバーで固められていました。システムは、GK岡本、4バック右から和田、福元、ボスナー、坂本、2列目右から、深井、工藤、下村、アレックス、2トップに谷澤、巻の4-4-2。

 一方の京都は、水本、安藤、パウリーニョといった怪我を抱えた主力を休ませ、染谷、中山博貴、豊田といった若手組が先発。アウェイサポーターも少なかったですし、京都にとっては、最初からトレーニングマッチ的な位置づけだったのかもしれません。

 最初に、この試合で、最も印象に残った好プレーを述べたいと思います。まだ、スコアが動いていない前半最初の頃の1プレーなのですが、ジェフの左サイドを突いた京都のフィードボールが少し長くなり、それをボスナーが処理にいったシーンでのプレーです。京都の選手(渡邊大剛?)がボールに寄ってきていたので、僕は、いつも通り、ボスナーはタッチラインに向かって思いっきりボールを蹴り出すと思ったのですが、この日のボスナーはそれをしなかったのです。前方にいた坂本に、敵の頭を越すロビングパスを送り、即座にフリーになれる中央側に動いてリターンパスを受け、次の攻撃に繋げようとしたのでした。

 このプレーに対し、スタンドからは大きな拍手が贈られました(個人的には、この拍手がもっと嬉しかった)。結果的に、次のボスナーのパスが悪く、効果的な反転攻撃にはなりませんでしたが、いつもであれば、相手のスローインになっていたシーンです。派手なプレーではありませんでしたが、DFからでもボールを繋ごうという意識が垣間見れた大きな1プレーでした。

 このプレーに触発されたかどうかは定かではありませんが、前半のジェフは、いつもと違い、ボールを大事にしようとする意識がいつもよりずっと高かった気がします。特に、Wボランチの活躍が目立ちました。2選手とも積極的に動いて、ビルドアップに顔を出していましたが、工藤は中盤の底でタメを作りながら、ボールを捌き、下村は効果的なサイドチェンジの長いパスで相手のプレスを打開するという持ち味が上手く噛み合っていました。

 ポゼッションで上回ることが必ずしも、チャンスに繋がらないジェフですが、この日は違いました。中盤を経由した良質なボールが、良い形で前線に繋がり、前半10分に深井、前半13分に巻と、凸凹コンビが電光石火でゴール。繋ぐ所はしっかり繋いでいけば、高速カウンターじゃなくても点は奪えるということを証明したゴールだったと思います。

 僕は、奪ってから早く攻めるという攻撃のコンセプトが悪いとは思いません。前線に深井の様な速い選手がいれば、それはそれで、武器になると思います。ただ、そればかりでは、敵に読まれてしまう。基本は、ショートカウンターだけれども、場合によっては遅攻を混ぜたり、細かくボールを繋ぐことに徹して、体力をセーブしたり、要はケース・バイ・ケースで臨機応変にやることが大切だと思うのです。そういう意味でも、前半のジェフの攻撃には少し希望が持てました。一見大きな進歩ではないかもしれませんが、チーム全体でそういう意識で戦おうという意思統一ができたのだとしたら、小さくない進歩だと思います。

 それと、前半はもう1つ印象的なプレーがありました。これは確か2点取った後だと思うのですが、敢えてポゼッションを捨て、プレスゾーンを少し下げて、パスコースだけを限定させて、じっくりとボールを取れるゾーンに誘い込む様な守備をしていたのです。そう長くは続きませんでしたが、いわゆるジョッキーと呼ばれるやり方ですが、Jでも鹿島や清水など、試合巧者のチームはよくやっているのを見かけます。

 この日の様に、2点リードした段階では、もう無理してボールを取りに行く必要は無いわけですから、リスク回避だけでなく、体力温存のためにも、こういう守り方は必要だと思います。前に出てくれば、得意の反転速攻も効き易くなるわけですし。残念ながら、そんなに長い時間続けることはできませんでしたが、この守り方をしていた時間帯は、相手のバックラインでボールが左右に動くだけで、明らかに京都はどうアクションを起こして良いのか分からない感じになっていました。マリノス戦でも、同じ様なシーンがあったのですが、リアクション系のチームには、このやり方は効果的だと思いました(先制してリードすることが前提ですが)。


■課題の後半

 相手の士気も低いし、今日は楽勝かと思ったのですが、アレックスに代えて、新居を投入した後半は一変。すっかり流れが変わってしまいました。新居がCFの位置に入ったことにより、巻が少し下がって、4-4-1-1の様な形にしていまいしたが、攻守両面で上手く機能しませんでした。今季、何度も巻と新居を2トップに据えて、失敗していますが、この2人やっぱり相性が悪い気がします。プレーしたいエリアが2人とも中央なので、どうしても被ってしまうのと、2人がトップに入ると、中盤の守備組織に綻びができてしまうという問題もあるように見えました。

 ただ、新居のパフォーマンスが悪かったとは思いません。やはり、相性の問題の気がします。確か、ナビスコ杯の柏戦だったと思いますが、巻が不在で、新居と谷澤の2トップ、トップ下にミシェウという布陣があったと思うのですが、このときは3人が縦横無尽に動いて、面白い様に相手のディフェンスラインを切り裂いていました。柏DFの古賀も、2トップが阿吽の呼吸で攻めてくるので守り難かったと言っていましたし、あの布陣は凄く効果的だった様に思います。ただ、あそこに巻がいたら、あの攻撃はできなかった気がします。

 巻がトップにいるときは、ロングボールを起点に左右のウィングを生かし、新居にスイッチしたら、ドリブルとパスワークでかき回すという様な2段構えの攻撃プランにした方が、とかく単調な攻撃にバリエーションも生まれるし、選手もやり易い気がするのですが、どうなんでしょう? まあ、素人の考えることなので、ミラー監督が巻と新居の2トップに拘るのには、何か別の理由があるのかもしれませんが ・・・。

 後半、リズムが悪くなった原因が、もう1つ。スタミナの問題です。この日は気温も高かったですし、前半からジェフイレブンは飛ばし気味だったので、後半の最後の方は完全にバテていました。そのため、パスミスが増え、ビルドアップもスムーズさを欠き、必然的にバックラインはずるずると下がっていきました。夏場の連戦を控え、この点は凄く不安に感じました。確かに、連戦で消耗しているというのはあったと思いますが、それにしても、落ち込み方が急激だったと思います。

 この消耗を避けるには、前半の最後の方でやっていた様に、敢えてポゼッションを捨てて、リトリートするか、無闇に攻め込まず、詰まったら、もう1度組立て直すなどして、体力を温存する時間を間に入れていく必要があると思います。スプリント力が落ちてしまうと、今のジェフは全く攻撃の糸口が掴めなくなってしまうので、要はメリハリのある戦い方をすることが重要な気がします。選手コメントを読むと、そういう様なことを言っていたので、充分気付いていることだとは思うのですが。
 
 最後に、福元の印象ですが、ミスはありましたが良かったと思います。何より、明るく元気にプレーしているのが良いです。どうも、ジェフには、失点すると、下を向く癖があるので、福元の様なプレーヤーはムードメイカーとしても必要だと思います。次のリーグ戦で、ミラーが使うかどうかは分かりませんが、僕個人としては、可能性に期待する所もあるので、思い切って使い続けて欲しいです。

 消化試合と言われたゲームですが、試合に勝つというのは、やっぱり良いものですね。この流れを是非、リーグ戦につなげたいものです。

winbyall-93331.jpg


■岡山の孝太

 既にかなりの長文になっていますが、岡山 vs C大阪戦を録画でTV観戦したので、それについても、書きたいと思います。

 孝太が交代出場したのは、後半25分過ぎから。最初は左サイドハーフでの起用でした。それまでの岡山は、ほとんどC大阪に攻められっぱなしの防戦一方という感じだったのですが、孝太が入ってから、明らかに流れが変わりました。

 ドリブル突破で、FKを得たり、左サイドを突破してクロスを供給したりと、孝太がチャンスを作ると、スタンドの後押しもあって、岡山は完全に1点を取りに行く攻撃モードに切り替わりました。ここまでは上出来で、実際、絶好の得点機もあったのですが、惜しくも決まらず。

 そして、逆に終盤、C大阪の柿谷に2ゴールを決められ、敗戦。残念ながら、デビュー戦はほろ苦いゲームになりました。

 しかし、流れを変えたことで、孝太は、存在を充分アピールすることはできたと思います。プレーも積極的でしたし、その点は大いに評価したいです。ただ、やっぱりプロは結果が大事。次は、ゴールなり、アシストなり、数字に残るものが欲しいですね。

 岡山は、全員で頑張ろうというチームなので、ある意味、ジェフに似ている所がある気もしました。戦力的には苦しいですが、良いスピリットを持っているので、ここで勉強できることは孝太にはとってラッキーだと思います。今季の頑張りは、絶対に来季に繋がると思うので、あと30試合、全て出るつもりで頑張って欲しいです。期待しています。

 ・・・ 色々と書きすぎて、新外国人の件については、書ききれなくなりました。何かごった煮みたいな記事になってしまいましたが(しかも、酷い駄文で、スミマセン)、今日はこの辺で。

 それでは、しっかり充電して、名古屋戦から、また頑張りましょう!!

 Win By All!


posted by Pino☆ |10:42 | 子犬の生活 2009 | コメント(0) | トラックバック(0)
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