2009年05月09日
黄色いチェルシー ↑16位
◆J1第11節 千葉 2-1 広島 @フクアリ ◆勝ったぞー! ホーム初勝利!! 例えは悪いかも知れませんが、チェルシー対バルサ。そんな内容の試合展開でした。もちろん、両チームとも、あそこまで高いレベルにはありませんが、チームの色が出た好ゲームだったと思います。 CL準決勝では、最後の最後で、僅かにできた間隙を突いたイニエスタのスーパーゴールで、最後まで攻撃姿勢を貫いたバルサが決勝への切符を掴みましたが、この試合では、最後までハードワークを怠らなかった黄色いチェルシーが勝利しました。 試合を分けたのは、本当に僅かな差だったと思います。攻め疲れてしまった広島に対し、ジェフのハードワークが最後まで持続したのは、負けられない意識、清水戦の反省、ホームの後押し、そういった部分が大きかったのではないでしょうか。 しかし、それにしても、千葉にとっては、大きなホーム初勝利でした。中後の活躍があり、狙いとしたカウンターが決まり、しっかりとゲームをクローズさせられた。方向性がガチっと固まり、下方硬直しそうな雰囲気を何とか食い止められました。これから中位の混戦グループに向かっていけるという気運が高まった本当に大きな大きな1勝でした。
■5連戦最後の試合今日は、この春1番というくらい天気の良い1日でした。この天気に肖って、ホーム初勝利といきたいところですが、天気とは裏腹に、前節清水戦で2-0から追いつかれるという拙い試合をしてしまったジェフは、何か重い雰囲気に苛まれている感じでした。 僕は、ミラー監督の選手ローテーションを含めたコンディショニング調整の上手さを買っているので、この5連戦で、勝ち点7は取れると思っていたのですが、予想に反して、相手チームが疲れておらず、運動量での優位性は余り出てきませんでした。まあ、昨季よりも少ない人数で、より体力を使うサッカーをしているという点もあるので、仕方が無い部分もあるのでしょうが、内容は良くなりつつあるので、今日は何としても勝ち点3が欲しいところです。 千葉のスタメンは、GK岡本、4バックは右から、和田、坂本、ボスナー、青木良太、Wボランチに下村、中後、2列目に右から、谷澤、アレックス、深井、1トップ巻の4-2-3-1。前節、縦横無尽に走り回ってチャンスを作ったミシェウは、怪我でベンチ外でした。これに対し、広島は、1トップの佐藤寿人の下に、柏木、高萩という何でもできるアタッカーをトップ下に置いた3-4-2-1。
最初に、本日の個人的MVPを言います。青木良太です。 流動的に動きながら、ボールを繋いで攻めてくる広島の中で、僕が特に気をつけなければならないと思っていたのが右サイドのミキッチでした。両サイドは、ビルドアップの終端になることが多く、ここで突破されてしまうと、2列目、3列目が雪崩れ込む広島の得意の形を呼び込んでしまうことになります。ミキッチはここまで得点こそありませんが、確か5アシストくらいしているはずで、ドリブルだけでなく、決定的なパスを出せる選手です。前線の3枚に加え、広島の攻撃のキーマンとも言えるくらいの存在なので、絶対に抑えなければならない選手でした。 そのミキッチに対し、青木良太は前半立ち上がりに1度だけ、突破されましたが、あとは完璧に抑え切りました。攻撃では、余り機能していませんでしたが、ミキッチを抑え切ったのは非常に大きかったと思います。
■凸凹コンビのアベックゴール
前半の序盤は、決して良い流れではありませんでした。ジェフは広島対策として、前節の様なハイプレスではなく、プレスラインを少し下げ、ボールを見ながら、なるべく後方でロングボールを吐き出させて、中盤でボールを奪い取る様な守備をしていました。しかし、序盤は、中盤で上手くボール奪取できず、広島にプレス網を突破されてしまったため、ラインを押し下げられる展開が続きました。
2年ぶりに見た広島の攻撃は、以前より、ずっと洗練されていました。2年前のチームも、充分攻撃的でしたが、どちらかと言えば、カウンターで強みを発揮するチームという印象でした。しかし、今日見た広島は、1年間の熟成を経て、ランとパスを高度に組み合わせた完全なポゼッション型のチームに生まれ変わっていました。激しく動きながら、パスを回す広島の攻撃は、確かに昔のジェフのサッカーに近く、スペースを作っては、それを別のプレーヤーが使うという連動性が素晴らしかったです。パスが何本も繋がった時は、一種のカオス状態。これを、ゴール前でやられたら、ひとたまりもありません。DF陣はパニック状態に陥ってしまい、飛び込むこともできず、マークがずれ、後方からの侵入を許してしまうという感じでした。
前半11分の失点は、まさにそんな形でした。佐藤寿人が引いて、4バックの前でボールを受けると、それと入れ替わる様に高萩が裏に抜ける動きをし、そこに絶妙のタイミングで柏木からのループパス。その間、ジェフのDF陣はフリーズした様に動けませんでした。引いた相手も苦にしない広島の良さが出た先制ゴールでした。
しかし、派手に攻撃するチームの宿命というか、広島はカウンターに対しての脆いという弱点がありました。時に、Wボランチだけでなく、3バックまで積極的に攻撃参加していくため、いつも後方には大きなスペースがありました。そのため、中盤でボールを奪えば、今のジェフが得意とするカウンターが簡単にかかる感じでした。
前半序盤にも、縦パス1本で、深井が抜けそうになったシーン、下村のボール奪取から、深井がGKと1対1になるシーンと得点チャンスがありました。しかし、連戦の疲れか、深井のキレやスピードも絶頂期のものではなく、絶好のチャンスはモノになりませんでした。しかし、一方の広島も同様に、パスワークにミスが多く、運動量も試合が進むにつれて極端に落ちていき、本調子とは言えない感じでした。
攻める広島に対し、堅い守備からのカウンターに活路を見出す千葉。その構図は変わりませんでした。ポゼッションは、明らかに広島優位でしたが、ゴールに直結するチャンスという意味では、5分5分だったと思います。
ジェフの重苦しいムードを打ち破ったのは、2回のチャンスを逃した深井でした。39分に、下村が中盤でボール奪取すると、そのまま左サイドのスペースにフィード。そこに走り込んだ深井が、バウンドした浮き球に対し、左足をダイレクトに振り抜き、ドライブのかかった物凄いシュートがゴールに突き刺さりました。これで、1-1の同点。ジェフが息を吹き返しました。
続く、44分には、中後のCKを、一度ニアに行くと見せかけて、ファーでフリーになった巻がヘディングシュートを決めて、2-1逆転! J1通算50ゴール目のシュートは、得意の効き頭でした。
しかし、中後のCKはスピードと弾道が素晴らしかったです。根本がいなくなった今季、ああいうキックを蹴れる選手は他にいないので、中後の復帰は本当に大きいです。ゲームの中でのプレースピードやフィジカルコンタクトは未だ本調子とは言えない感じでしたが、どの方向にもボールを捌ける能力は貴重だと思います。このまま、調子を上げていって欲しいです。
■清水戦の反省が生かされた後半 後半は、清水戦の反省が生かされた感じでした。この日も、交代は早かったのですが、運動量の落ちた選手を代えるという選択で、攻撃よりも守備に重きを置いていたことは明確だったと思います。リアリスティックというか、ミラー監督の時に9人が引いて守るジェフの戦い方は、ペトロビッチの広島とは正反対の色を醸し出していましたが、勝利への執着心という点で、今日はジェフの方に分があった気がしました。 ロスタイムは4分と長めでしたが、同じミスを繰り返さない様に、集中して必死に守り抜き、今季ホーム初勝利。中位グループに近づく貴重な勝ち点3を挙げました。 試合後、ミラー監督は、ここ数試合で一番内容が悪かったと言っていましたが、この試合は、最もミラー監督の狙いを忠実に遂行して戦えた試合だった気がします。内容には満足していないのかもしれませんが、個人的には、やっとミラー監督の色がチームに馴染んできたのかなという感じです。いくら良い内容でも、勝てない日が続くと選手が采配に疑問を持ったりということになるわけですから、この1勝は色んな意味で大きいです。当然ながら、ホームの後押しも大きかったとは思いますが。 前節、酷評した下村も、今節は集中した良いプレーをしていました。相変わらずシュートは枠に飛びませんでしたが、シュートの積極性と確実性は数段上がった気がしました。良いスルーパスも何本かありましたし、プレーがシンプルになってきたのは良い兆候だと思います。この調子で頑張って欲しいです。 次は、1週間後にアウェー京都戦になりますが、今度はどのチームもリフレッシュして、ベストメンバーで戦うことになります。ここからが、本当のチーム力を試される戦いになるので、1勝に気を緩めず、今日の様な集中した戦い方をしてくれることを期待しています。今日はこの辺で。 Win By All!
快勝ムードに水を差す様で申し訳ないのですが、これだけは書いておきたかったので、追記します。鹿島戦の話なのですが、ホーム自由席で、こんなことがあったそうです。本当に情けない。僕は、ジェフのゴール裏の雰囲気が好きなので、こういうことが起きたことは本当に残念でなりません。 僕はゴール裏事情に疎いので、詳しいことは分かりませんが、何となく、ここ最近のゴール裏は微妙に雰囲気が変わってきている気がします。チームが勝てないことが起因しているのだと思いますが、殺伐とした雰囲気になっていくのはちっとも良いことだとは思いません。最後までサポートし続けた昨季のことを思い出して下さい。負けたら、暴れたり、物を投げたりでは、どっかのクラブと一緒になってしまいますから。 チームが勝たないと良い雰囲気が作れないというのは分かるけれど、僕は怖い雰囲気のあるゴール裏というのがジェフというクラブに相応しいと思っていませんし、そういう応援は大嫌いです。何か牧歌的で温かい雰囲気がありながらも、やるときは一丸となって頑張れるという点で、僕はジェフのゴール裏の雰囲気を誇りに思っています。世界一安全で幸せなゴール裏を作るためにも、こういうことは絶対に止めていただきたい。後味悪くてすみませんが、これが氷山の一角にならない様に、ゴール裏にいる方達はもう少し周りへの気遣いをお願いしたいです。
posted by Pino☆ |23:02 |
子犬の生活 2009 |
コメント(4) |
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黄色いチェルシー ↑16位
コメント投稿者ID :
Pino☆さん、事件です。
タイトル下のスコアが「千葉 2-2 広島」になってますがな!
改めまして、ホーム初勝利!
気分はサイコーです!!
昨日は仕事があって試合開始ギリギリに到着したのでSA自由アウェイ側での観戦でした。
思わず「3度目だぞ、深井!」と叫んだ直後の同点ゴール!シュートシーンを目の前で見る事が出来たのでラッキーでした♪
初めてアウェイ側席に座ったのですが、指定席を挟んでアウェイ側に来るとコールも拍手もまばらな感じでした(^^;
広島サポーターがチャントをしていても、千葉ゴール裏からの声がよく聞こえていたので、声を出しにくい雰囲気ではなかったので、私は孤軍奮闘してましたが、中々反応が薄かったです。
同点ゴールから前半終了までは雰囲気がガラっと良くなりましたが(笑)
せめて拍手や、千葉コールくらいはみんながしてくれる様になれば良いなぁと思います。
posted by 蠍座のミロ | 2009-05-10 17:26
黄色いチェルシー ↑16位
コメント投稿者ID :
>蠍座のミロさん
また、やっちまいました。(^^;
ご指摘ありがとうございます。
ようやく、狙いが勝ち点に繋がりましたね。ちょっと時間がかかりましたが、中位のしっぽは見えてきたので、これから巻き返しといきたいところですね。
アウェイ側のSA席は、僕も05、06シーズンには良く利用させていただきましたが、微妙な雰囲気の席ですよね。今のところ、浦和戦とか特別な試合を除けば、アウェーユニも可になっているみたい?なので、ホームとアウェーが入り交じった状態ですし、かと言って、声出しての応援が歓迎される雰囲気も無いみたいですし。「じっくり、試合を観る」みたいな席なのかもしれません。実は、アウェー側のゴールが近いので、前半を観るには良い席なんですけどね。
応援に関しては、それを強要するというのは違うと思うので、やっぱり、サポが声を出して応援したくなる様な雰囲気を作り出すか、選手にそうなる様な試合をしてもらうしか無いでしょうね(昨季の最終節みたいに)。自然なのは、やっぱりこっちですから、やはり、選手にはもっと頑張って貰うしかないと思います。
ちなみに、国立のFC東京戦は、アウェーでしたが、そんな雰囲気がありました。風邪気味で調子悪かったので、最初は脇の方の席で、座って応援していたのですが、途中から立って応援しなきゃいられない雰囲気になりましたから。今後に期待しましょう。
posted by Pino☆@管理人 | 2009-05-10 22:38
黄色いチェルシー ↑16位
コメント投稿者ID :
こんばんは
今もまだ声の調子がおかしいです。
特に後半はどんだけ吼えていたんだか…(苦笑)
やっぱりフクアリで勝つのは違うなー、と思う反面、川崎、浦和、鹿島、G大阪。もうかなり上位陣との対戦をフクアリでこなしてしまったんだ、これからのホームは全部正念場のつもりで一戦一戦もっと頑張らないと、と思ってしまいます
また、GWの連戦は越えたといっても、夏場はますますコンディション調整が困難になります。
巻き返しも当然ですが、何よりも選手達には大怪我で長期離脱がないよう、怪我がないことを祈りたいですね。
昨年も禿げ上がってしまった熱い季節のピッチ状態も気に掛かりますが、とにかく精一杯応援していきましょう!
posted by SA自由ホーム側 | 2009-05-12 00:13
黄色いチェルシー ↑16位
コメント投稿者ID :
>SA自由ホーム側さん
やっぱり、ホームの勝利は格別ですね。
確かに、1回り目の残りで、少し格上にいるのは名古屋くらいだと思います。あとは、そんなにレベル差があるとは思いません。どの試合も、勝負は紙一重だと思っています。今のJ1は、本当に差が無い状態ですから。
さて、ここまで連敗が無いジェフですが、逆に連勝もありません。次は、アウェーですが、内容がどうであれ、連勝というやつを狙って、頑張って欲しいですね。精一杯応援していきましょう!
posted by Pino☆@管理人 | 2009-05-12 21:07
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今日は、この春1番というくらい天気の良い1日でした。この天気に肖って、ホーム初勝利といきたいところですが、天気とは裏腹に、前節清水戦で2-0から追いつかれるという拙い試合をしてしまったジェフは、何か重い雰囲気に苛まれている感じでした。
僕は、ミラー監督の選手ローテーションを含めたコンディショニング調整の上手さを買っているので、この5連戦で、勝ち点7は取れると思っていたのですが、予想に反して、相手チームが疲れておらず、運動量での優位性は余り出てきませんでした。まあ、昨季よりも少ない人数で、より体力を使うサッカーをしているという点もあるので、仕方が無い部分もあるのでしょうが、内容は良くなりつつあるので、今日は何としても勝ち点3が欲しいところです。
千葉のスタメンは、GK岡本、4バックは右から、和田、坂本、ボスナー、青木良太、Wボランチに下村、中後、2列目に右から、谷澤、アレックス、深井、1トップ巻の4-2-3-1。前節、縦横無尽に走り回ってチャンスを作ったミシェウは、怪我でベンチ外でした。これに対し、広島は、1トップの佐藤寿人の下に、柏木、高萩という何でもできるアタッカーをトップ下に置いた3-4-2-1。
最初に、本日の個人的MVPを言います。青木良太です。
流動的に動きながら、ボールを繋いで攻めてくる広島の中で、僕が特に気をつけなければならないと思っていたのが右サイドのミキッチでした。両サイドは、ビルドアップの終端になることが多く、ここで突破されてしまうと、2列目、3列目が雪崩れ込む広島の得意の形を呼び込んでしまうことになります。ミキッチはここまで得点こそありませんが、確か5アシストくらいしているはずで、ドリブルだけでなく、決定的なパスを出せる選手です。前線の3枚に加え、広島の攻撃のキーマンとも言えるくらいの存在なので、絶対に抑えなければならない選手でした。
そのミキッチに対し、青木良太は前半立ち上がりに1度だけ、突破されましたが、あとは完璧に抑え切りました。攻撃では、余り機能していませんでしたが、ミキッチを抑え切ったのは非常に大きかったと思います。




