2008年08月16日

惜しい引き分け ↑17位

◆J1第21節 柏 1-1 千葉 @日立台 ◆

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 率直に言って、良いゲームでした。雨でピッチが滑り易いという悪条件にも関わらず、両チームとも、積極的に攻め、粘り強く守り、最後は役者が活躍するという見応えのある試合だったと思います。お互いのチャンスの数を考えれば、引き分けという結果も妥当かなという気もします。  これまで、アウェーでは、守備的な戦い方を選択することが多かったミラー監督ですが、今日のジェフは違いました。まずは守備をしっかりという意識に変わりは無かったと思いますが、ボールを奪って攻撃に転じたときに前に出て行く積極性は神戸戦や名古屋戦の頃とは異なり、多くの得点チャンスを作ることができていました。やっと守備だけでなく、攻撃もできるチームになったということは非常に喜ばしいことです。新居のゴールも素晴らしかったです。  ただ、終盤に軽率なミスから失点し、勝ち点2を失ってしまったことは本当に残念でした。札幌が負けたため、4ヶ月ぶりに最下位を脱出しましたが、マリノス、清水、磐田が引き分けたので、勝ち点1は得たものの、上との差は縮まりませんでした。今後は残り試合も少なくなりますし、こういう僅差の試合はモノにしていかないと、どんどん苦しくなっていきます。次は現在5位の川崎戦。苦しい試合が続きますが、「勝ち点3」を得ることだけに集中して、頑張って欲しいです。



■土砂降り

 日立台は約3年振りで、かなり久しぶりだったのですが、今日は生憎の大雨。観戦する側にとっては散々な天気でした。

 日立台というと、ピッチと観客席の距離が非常に近く、小さいながらも、臨場感があり、見易いスタジアムとして定評がありますが、雨になると、これほど悲惨になるとは思いもよりませんでした。屋根が無いので、観客席で風雨が避けられないのは、仕方無いにしても、試合前などの待ち時間で、風雨を避けられる待機場所がどこにも無いのはちょっとキツかったです。今日は、バックスタンドアウェー側のAL席で観戦したのですが、スタンドの下も雨が滴り落ちており、下はぬかるんでグチャグチャの状況でした。

 まあ、すぐにズブ濡れになってしまったので、風雨を凌ぐことは早々に諦めましたが、やっぱり快適性とかホスピタリティ面の改善は急務の気がしました。スタジアム改修には、色々と問題がある様で、レイソルも対応策に苦慮しているようですが、早く良い解決策が見つかることを期待しています。素朴で雰囲気の良いスタジアムなので余計にそう思いました。


■巻、強行出場

 試合開始前には、雨足も少し弱まりましたが、ピッチには水が溜まり、滑り易そうなコンディションでした。

 さて、千葉のスタメンですが、前節ボスナーが累積警告で2試合の出場停止となったため、CBのポジションには中島が入りました。月曜日の練習中に足首を捻挫した巻もスタメン出場で、トップ下にミシェウを置く前節と同じ4-4-1-1(4-2-3ー1と言っても良い)。

 対する柏は、左サイドハーフにポポ、トップ下にアレックス、(ダミー)1トップにフランサと、ブラジルトリオをスタメン起用してきました。北京五輪帰りの李はベンチスタート。システムは、4-2-3-1。

 立ち上がりは、柏はボールポゼッションから千葉の守備組織を崩しにかかると、千葉は堅い守備ブロックを築いてボールを奪い、そこから逆襲カウンターに転じるという構図でした。

 それにしても、柏はパス回しが上手になっていました。1タッチ、2タッチでリズム良く繋いでビルドアップすると、フランサのトリッキーなパスがスイッチとなって、スピードアップし、ゴールに迫るという遅攻も苦にしないポゼッションサッカーになりつつある感じでした。昨年のこのカードは、全く逆だったはずのですが、今や柏がポゼッション、千葉がカウンターという感じでした。

 フランサの技巧的なパスワーク、ポポのキック力、太田圭のスピードは脅威でしたが、ここ数試合でぐっと安定感の増した千葉の守備組織は簡単には崩されませんでした。ボスナーが不在だったため、セットプレーでの高さには不安がありましたが、中島のラインコントロールは、ボスナーよりも正確で、プレーもしっかりしていたため、カウンターやセットプレー以外でのピンチは殆ど無かったと思います。柏はサイドで数的優位を作ろうという意図が見えましたが、ジェフの守備陣は揺さぶられても、破綻することはありませんでした。

 攻撃では、前節に続き、ミシェウがカウンターアタック時の起点となり、効果的な動きとパスでリズムを作っていました。今日は水の溜まったピッチで、プレーし難い条件だったにも関わらず、中から外へ、外から中へと、ボール捌きは流石でした。フランサもそうでしたが、上手い選手は、悪条件になるほど、その技術力の高さが真価を発揮します。多くの選手がボールコントロールに苦心する中で、フランサやミシェウは平然とプレーしていましたから。動きながら、正確にボールを止める、蹴るという基本技術が、いかに大切かを感じるゲームでした。

 千葉はミシェウを基点に、谷澤、工藤の両ワイドとのパス交換から連動した攻撃を見せ、さらに青木良太や坂本が追い越すような動きも見られたので、今日の攻撃は厚みを感じました。残念ながら、ラストパスと動きのタイミングが微妙に合っていなかったため、前半は得点には繋がりませんでしたが、流れは悪くありませんでした。未だミシェウの意図に周りがついてけない感じはありましたが、ここ2試合、以前よりゴールの匂いが感じられるようになったことは間違い無いと思います。

 古巣対決に奮闘していた谷澤のアクロバティックなシュートが一番ゴールに近づいたシーンでいしたが、それ以外にも、工藤や坂本からサイドを深くえぐっての好クロスがあり、タイミングさえ合えば1点というシーンが幾つかありました。問題はタイミングですが、これは練習で呼吸を合わせていくより他に無いでしょう。確実にチャンスは増えているので、次はチャンスをモノにする確率を高めることが課題ですね。


■新居復活!!

 後半も同じ様な流れで始まりました。遅攻では、柏に分がありましたが、そこからの決定機は殆ど無く、互いにカウンターからチャンスを伺うような展開でした。ビッグチャンスは両チームにあったものの、GKの好セーブもあり、得点には繋がらず、均衡は破れませんでした。

 後半15分、ミラー監督は、ミシェウの動きが落ちたのを見計らって、新居にスイッチ。これは、怪我を抱え、本調子でなかったためだそうですが、中盤の起点を失ったことがちょっと心配でした。結果的には、全くの杞憂でしたが。

 対する柏の石崎監督は、膠着状態を打開するため、後半17分に李、25分 に北嶋を投入し、フランサ、北嶋の2トップに、李のトップ下という形にシステム変更し、前掛かりで1点を取りにきました。この交代をきっかけに、試合はカウンターの応酬という殴り合いの様な試合展開になっていきました。

 千葉のバックラインは耐える局面が増えましたが、柏が前掛かりになった分、中盤にはスペースができ、後半は中盤の競り合いで千葉が優位に立てるようになっていきました。柏の速い攻めは確かに脅威でしたが、ボールを奪えば、チャンスが確実にあるという感じでした。どちらに転んでもおかしくないような展開の中、均衡を破ったのは、リアルストライカー新居でした。

 後半20分、谷澤が、左サイドを攻めあがった青木良太にパス。良太は丁寧なスルーパスを前線の新居に通し、そのボールを受けた新居は絶妙のステップワークで相手DFをかわすと、GKの動きを見ながら、狙いすましたシュートを確実に決め、待望の先制ゴールをGET!! アウェーゴール裏は大歓喜に包まれました。

 この時点で、残り25分。未だ引いて守りに入るのは早過ぎますし、不運な失点も考えられるので、さらに追加点を狙って攻め続けるという選択は、僕は間違っていなかったと思います。ただ、結果的に、追加点は入らず、後半35分には痛恨の同点ゴールをフランサに決められてしまいました。

 この失点シーンは、相手のCKからだったのですが、クリアボールが新居の元にこぼれ、大きく蹴ってしまえば何ともなかったのですが、綺麗につなごうとした所を相手DFに奪われ、そのこぼれ球を拾った鎌田がフワっとしたボールを前線に送ると、そこにはフランサが。一瞬オフサイドかと思ったのですが、右サイド寄りにいた下村が残っていて、フランサはオフサイドにならず。どフリーで受けたフランサは、ダイレクトで強烈なシュートをゴール右隅に蹴り込み、GK岡本は反応しきれず、同点になってしまいました。下村はその時、怪我をしていた様で、不運な面もありましたが、あそこは集中を切らして欲しくなかったです。本当に残念な失点でした。

 その後も、千葉は勝ち越しゴールを狙って攻め、工藤やレイナウドがGKと1対1になるシーンがありましたが、決定機を決めることができず、
後半44分には戸田が2枚目のイエローを貰って万事休す。今年5度目の千葉ダービーはまたしても、引き分けに終わりました。


■4ヶ月ぶりの最下位脱出

 今節は札幌が負けたため、ついにジェフは最下位を脱出しました。17位に浮上したことは前進ですが、目下の敵は15位、16位のチーム。マリノス、清水、磐田とも引き分けたため、上位との差は残念ながら縮まりませんでした。

 勝ち点3を得るには、決定力やゲームコントロール術、色んな点で、まだ未熟なんだと思います。でも、連携ミスから、守備組織が破綻することはメッキリ無くなりましたし、両サイドを生かして得点機を作る機会も格段に増してきたと思います。同じアウェー戦でも、神戸戦とは内容面で大きな違いがありました。この点は、自信を持って良いと思います。
 
 以下、その他雑感です。

  • 怪我が完治しないまま、強行出場した巻は、何度も足首をさすっていた。おそらく相当痛かったと思うのだが、それでもいつも通りのプレーで60分頑張り続けた。本当にご苦労様。今週は代表召集も無いので、しっかり治して欲しい。

  • 古巣対決ということもあって、谷澤へのブーイングがあったが、バックスタンドでは、谷澤が活躍すると、「谷澤~」という声有り、谷澤がミスをすると、「やっぱり谷澤だ。」という声有り、時に笑い有りで、やっぱり谷澤はレイソルサポーターには愛されていた選手なんだということを実感。

  • フランサはやっぱり化け物。浮き球を片足で処理して、そのままブラインドパスを送るなど、凄いプレーのオンパレードだった。石崎監督は、フランサが孤立していたと言っていたが、2人でいっても、簡単にはボールを奪えないんだから、そのテクニックは凄いというしかない。

  • そのフランサに、浦和のポンテ、さらにベルバトフがいたっていうんだから、04-05のレバークーゼンって、どれほどの化け物チームだったんだ? まあ、どうでも良いことだが・・・

  • 雨になって思ったが、日立台って、屋根があるのはトイレだけ。豪雨が降っていたときは、緊急避難所みたいになっていた。スタンド下は全部屋根で覆っても良いんじゃないかな?

  • 前半最後のジェフのCK。チャンスだったのに、ボールが2個入った後、やり直しではなく、何だかワケの分からない裁定で、レフェリーボールからスローインとなった。何だこれ? 誰かジャッジの意味が分かっている人がいたら、教えて下さい。

  • センターハーフの2人は、悪条件でボールの収まりが悪かった下村に対して、戸田はあんまり苦にしない感じだった。さすが元日本代表。しかし、戸田は2枚目のイエローで次節お休み。ミシェウと並んで中盤で攻撃の起点となる重責を担っていただけに残念。ボスナーも帰ってこないし、次節はちょっと守備面が不安。

  • 試合終了のホイッスルが鳴ると、スタンドでは、至る所で「また引き分けか~」の声。ちばぎんを入れると、これで今季は1勝1敗3分け。では、雌雄を決するのは天皇杯か・・・? (^^;

  • 試合が開始されると、一端は止んだ雨だったが、後半40分過ぎには、またしても豪雨が。更に今度は稲光まで走り、益々酷い状況に。せっかく少し乾いたのに、行きにズブ濡れ、帰りはまたしてもズブ濡れでした。周りも同じ様な感じで、みんな風邪引かないと良いのですが・・・

 2試合続けて、内容的に良い試合ができました。次は川崎戦ですが、同じことが川崎相手でもできるか、また試される試合です。ボスナー不在で、川崎の高さに対してどう対応するかなど、不安が多い試合ですが、目指すのはあくまで「勝ち点3」。ホームゲームは全て勝つという気持ちで、頑張って欲しいです。今日はこの辺で。

<追記>
 なでしこJAPAN、準決勝進出おめでとう。戦術、技術で中国を圧倒した完勝でした。感動しました。次もガンバレ!

posted by JEFUTISTA☆ |23:59 | 子犬の生活 2008 | コメント(2) | トラックバック(0)
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惜しい引き分け ↑17位

残念半分安堵半分という感じでしょうか。

2点目のチャンスを決めていれば、と思わずにはいられませんが、相手もかなり宇宙開発してくれましたし、スーパーセーブもありましたから。

現地では戸田選手の退場に逆転弾がついてこなかっただけ、良かったと思いました。

前後の雨と雷のおかげで、試合の印象が大分和らいでしまっている部分もあります。

得失点、警告退場はダントツですから、勝ち点で並ぶだけでは残留確定は厳しいと思います。

やれば出来ることは解りましたので、ぜひ、最後までこれを続けて欲しいと思います。ギリギリでまた補強もしましたし、ホーム川崎戦ではずみをつけたいですね。

ただ、ボールを持った際に安定感がかけていたキャプテンだけがかなり気掛かりです。

では。

posted by SA自由ホーム側 | 2008-08-19 20:41

惜しい引き分け ↑17位

>SA自由ホーム側さん

凄い雨でしたね。本当にお疲れ様でした。

最後の方は流れが柏にありましたから、戸田が退場になった後はホントヒヤヒヤしました。
下村は元来ファイターで、繊細なプレーができる器用な選手では無いですから、濡れたピッチはちょっとキツかったのかなと思います。僕はもともと攻撃面ではそんなに期待していませんし、今はミシェウというタメがあるので、ビルドアップでそんなに頑張る必要は無い気がします。ただ、柏戦はミシェウが本調子じゃなかったことで、攻撃を作らなきゃいけない意識が強かったのかもしれません。オフサイド崩れのフランサのゴールの時は、足が攣っていたようですし、運も無かったかな。

川崎戦は、ボスナーに加えて、戸田もいませんし、下村には守備で頑張って貰わないと困るので、しっかり調整して欲しいです。

応援で盛り上げて、ホームの戦い方ができる様に後押ししたいですね!

posted by JEFUTISTA☆@管理人 | 2008-08-20 12:42

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