2008年07月26日

岡本の気迫勝ち →18位

◆J1第19節 神戸 0-1 千葉 @神戸ユニバー記念陸上競技場 ◆

 今日は岡本のお陰です。岡本の再三のスーパーセーブが無かったら、勝てていなかった試合でした。プレーもさることながら、声を出して、集中力を切らしそうな最終ラインを鼓舞し続けたリーダーシップも素晴らしかったです。

 しかし、こんなに気迫を全面に出すGKでしたっけ? 見間違うほど、新潟戦でスタメン起用されてからの岡本は精神面で強くなった気がします。絶対に俺が0点に抑えてやるという気迫が、雨アラレの様に飛んできた神戸のシュートを防げた要因だった気がします。

 それにしても、試合内容は悪かったです。新潟戦、ガンバ戦と奏功したボールを繋いでサイドへ展開するという攻撃が影を潜め、巻へのハイボールに頼る単調な攻めに終始してしまいました。ガンバ戦での宿題となった攻撃時の厚みに関しても、改善が余り見られず、攻撃では全く主導権を握れませんでした。それでも、勝てたのは、サポーターも含め、ジェフの勝利への執念が神戸を上回ったからではないかと思います。谷澤が繋ぎ、中島のスルーパスから巻のシュートという決勝点に繋がった1プレーには何か気持ちを感じました。

 後半戦初勝ち星、初完封、今季アウェー初勝利。内容は全然良くありませんでしたが、どうしたら勝てるか知ったという意味では大きな試合だった気がします。まだまだ最下位。次も背水の陣です。前進あるのみ。頑張りましょう!


■やっぱりアウェーは守備的になる

 梅雨が明け、本格的な夏が到来しました。僕は、いわゆる夏風邪というやつを貰ってしまい、ここ数週間酷い咳に悩まされています。治りそうで治らないとう感じで長々と続いているのですが、夏風邪はしつこいみたいなので、皆さんも気をつけて下さないね。

 さてさて、風邪が酷いこともあり、今節は遠出できず、TV観戦になりました。

 ガンバ戦の特に前半、右に谷澤、左に根本という両ワイドを積極的に使うことで、攻守に良い形が見えたジェフですが、ミラー監督は神戸戦に向けてスタートシステムに変更を加えてきました。GK岡本、4バックは左から青木良太、ボスナー、池田、坂本、Wボランチに斎藤大輔と下村と、ここまでは前節と同じ。2列目は右に工藤、左に谷澤、トップ下に新居、1トップ巻の4-2-3-1。新居をFWに近い位置と考えれば、4-4-1-1と言っても良いようなシステムでした。

 対する神戸は、怪我で離脱した左SBの石櫃に代わり、ホームでの対戦で終盤にジェフを奈落の底に突き落とす弾丸FKを決めた(ジェフキラー?の)鈴木規郎が左SBに入った以外は変更無し。前線に大久保、レアンドロ、栗原、ボッティという破壊力のあるアタッカーを配したほぼべストメンバーで、システムは中盤がボックス型に近い4-4-2。

 個人的には、サイドからの展開で攻撃に活路を見いだしたガンバ戦の様な戦い方を期待したのですが、今日は全くそうなりませんでした。言い方は悪いかもしれませんが、この試合は最初から勝ち点1狙いの様な戦い方でした。専守防衛で、両SBは攻め上がりを控え、Wボランチも攻撃参加は殆どせず、とにかく分厚く守るという狙いで試合に入った様でした。実際、試合も終始神戸ペース。分厚いジェフの守備ブロックに手を焼いている感でしたが、立ち上がりから攻められっぱなしのゲームでした。しかし、これだけ守りに人数を割いても、ジェフの守備は危うい感じでした。ジェフ陣内で神戸に4本、5本ボールを繋がれると、2列目やSBのオーバーラップを捕捉できなくなったり、ロングパスでサイドを突かれ、飛び出したCBのボスナーや池田が軽くかわされて大ピンチになったりとヒヤヒヤもののディフェンスで、岡本のスーパーセーブや坂本のスーパークリア(30分のボッティのループシュートをゴールから弾き出した)が無かったら、簡単に失点していたと思います。

 守備に人数を割いた分、攻撃はまたしても、単調極まりない展開に逆戻りしました。4バックと、ボランチは基本守備重視なので、ボールを奪っても、前へボールを運ぶという意識は殆ど無く、徹底して1トップ巻の頭へロングボールを当て、運が良ければ、巻の落としを新居や谷澤、工藤が拾って、1直線にゴールを目指すという狙いの様でした。しかし、池田、ボスナー、大輔、下村と、ロングフィードの精度の悪さは相変わらずで、巻の頭を越えたり、タッチに出てしまったり、攻撃の芽を自ら潰し、相手にボールを支配され続ける悪い流れがずっと続いていました。というか、あの距離からのロングボールを高精度で蹴れる選手はそうはいないと思います。もう少し、中盤でボールを繋いで前線との距離を詰めるなり、精度が悪いのなら、見え見えのボールでは無くて、1タッチパスの交換からダイレクトで入れるとか、もう少し工夫が欲しいです。このメンバーでは技術的な限界なのかもしれませんが、中央にボールを散らせる選手が1人でもいれば、少しは変わる気がするのですが。大輔と下村にクリエイティビティを期待するのは酷ですからね。

 但し、これはミラー監督が、そういう指示を出していた様ですし、前半は無失点に抑えるということがミッションだったのだと思います。個人的には、消極的に見えましたが、今はこれで我慢するしか無いのかな?

 さて、一方的に神戸に攻められ続けた前半ですが、前半44分にビッグチャンスが訪れました。序盤から運動量全開で走り回っていた右サイド工藤が、1本のロングフィードから、ゴール前に抜け出した所を、(元ジェフキラーの?)鈴木規郎が押し倒して、PKゲット。微妙な判定でしたが、攻撃が全く作れなかったジェフにとっては千載一遇の大チャンスでした。ところが、PKキッカーの巻は、絶対に決めなきゃという意識が強過ぎたようです。得てして、入れようという気持ちが強すぎるとPKは決まらないもの。巻の蹴ったボールはスピードは充分でしたが、コースが甘く、神戸のGK徳重にストップされて先取点を逃してしまいました。


■流れを変えた1本のスルーパス

 後半も流れは変わらず、神戸の猛攻が続きました。ジェフは、前半同様、防戦一方。全体に下がっているため、クリアボールは殆ど拾えず、タマに拾ったボールも、前線へのフィードが相変わらず悪く、全くと言って良い程チャンスが作れませんでした。

 神戸は、59分には、MF松岡に代えて、FW吉田孝行をサイドに投入。ボッティをボランチに下げ、サイドを高く上げて、栗原、大久保、レアンドロ、吉田と4トップの様な形でさらに攻撃的な布陣に変更し、力づくで1点を取りに来ました。55分のレアンドロのループシュートは前半の坂本同様、青木良太が見事なカバーリングでクリア。71分には大久保の飛び出しを捕捉できず、ボッティにフリーでシュートを撃たれましたが、これはクロスバーに嫌われ、さらにそのこぼれ球をレアンドロがシュートしましたが、これはグッピーが好セーブ。神戸の雨霰の様なシュートに、サンドバッグ状態のジェフディフェンスでしたが、バックラインが体を張り、岡本がスーパーセーブの連発で何とか難を逃れているという状況でした。

 ミラー監督は、51分に新居に代えて、苔口を左サイドに投入し、谷澤をトップ下へ、工藤を右サイドに移動させました。さらに、74分、斎藤大輔に代えて、ボランチに中島浩司を投入。結果的には、この交代が一番大きかった気がします。中島は、大輔ほどの守備の強さはありませんが、アマル監督が重用していた様にボールを動かせるという長所があります。中島が入ったことで、攻撃時はボールの舵取り役となるという本来のボランチ機能がやっと復活し、攻撃に少しづつリズムが生まれてきました。神戸が前掛かりになったことで、中盤のプレッシャーが緩くなったというのもありますが、最終ラインから中盤を飛び越すロングボールしか無かった攻撃に、ボランチの所でボールをタメて、苔口のサイドに展開するという形が加わったことで、可能性は出てきました。

 そして、76分。ボールを奪うと、中島→谷澤→中島とパスが繋がり、中島からの丁寧なスルーパスが前線に走り込んだ巻へ。巻はGKとの1対1を確実に決めて、待望の先制ゴール!!! 中盤でパスを出せる選手の重要性を改めて感じたゴールでした。丁寧に確実なパスを出せる選手が、Wボランチに1人はいないと、やっぱり攻撃は作れません。ただ、攻撃的な選手は守備に不安があり、現状では両立させるのがなかなか難しいということなのだと思います。益山や米倉の成長に期待するしかないのかな? 現スタメンの斎藤&下村は、確かに守備では安定感がありますが、どちらも、パスが上手ではないし、展開力に乏しいため、そうそう得点チャンスは作れません。そう考えると、やっぱり今はしぶとく守って終盤まで時間を潰し、終盤の僅かなチャンスで勝ち抜けるという戦術になってしまうのかなという感じです。

 その後のジェフは、工藤に代えて、戸田を投入し、露骨に守り切る戦術に徹し、4分の長いロスタイムにも必死に耐えて、アウェー初勝利。ナビスコ杯での勝ち星があったとは言え、今回のスランプも長かったです。リーグ戦では、5月以来の本当に貴重な勝ち点3でした。


■今後に向けて

 正直、守って、守って、1点取って勝つというサッカーは、ジェフに相応しいとは思いません。その昔、オシム監督は、8人で攻めて、11人で守るサッカーを目指すと言っていましたが、今日は4人で攻めて、11人で守るようなサッカーでした。僕は、このサッカーが面白いとは思わないし、ここから少しでも脱却しないと、上位に上がっていくのは難しいと思っています。

 とは言え、今は我慢するしかないのかもしれません。この戦術をチーム一丸でやって、とにかく勝ち点を重ねることが重要ですから。ただ、この順位でスタイル云々言うのもおかしいのかもしれませんが、志は高く持って欲しいです。僕は、やっぱり攻撃サッカーというのを目標に置いておいて欲しいし、そうでなければジェフではないと思っています。そういう意味では、今日は勝てましたが、攻撃面で余り上積みが無く、少し残念な内容でした。もう少し、パスを丁寧に繋ぎ、ボランチやSBがオーバーラップを仕掛ける様な攻撃を期待しています。次に対戦する鹿島は、僅かな隙も見せないチームですから、やはりリスク覚悟で攻めないと、試合には勝てないと思います。

 それにしても、新潟戦からスタメン起用されているGK岡本の気迫溢れたプレーには、感動させられました。巻もそうですが、やっぱり、ああいう気迫や声、下を向かない姿勢が、今のこのチームには何よりも必要だと思います。今日、無失点に抑えられたのは、岡本の気迫のお陰と言っても過言ではない気がします。ただ、好不調の波が激しいのが岡本の特長なので、この好プレーに満足することなく、勝って兜の緒を締める位の気持ちで戦い続けて欲しいです。今度こそ、立石から正GKを奪えるように、1戦1戦集中力を切らさず、全力で頑張れ!!

 最後に、現地観戦された方、お疲れ様でした。アウェーでしたが、TVでは、ずっとジェフの応援の方が大きく聞こえていました。あと、15試合、選手と一緒に必死で頑張りましょう!!

posted by JEFUTISTA☆ |23:26 | 子犬の生活 2008 | コメント(4) | トラックバック(0)
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岡本の気迫勝ち →18位

 ホントに岡本はスーパーでしたね。それと神戸の拙攻に助けられました。
 それにしてもこの試合よく勝ったと思います。岡本の執念が呼び込んだ勝利と言うところでしょうか。いずれにせよ勝ったのはよかったですが課題は山積みです。
 しかし今は勝つことが大事なので今後も粘り強く勝ち点を拾っていくしかありませんね。
 いや~でも久しぶりにスカっと寝れました~ やっぱり勝つっていいですね~

posted by ペン太郎 | 2008-07-27 19:01

岡本の気迫勝ち →18位

>ペン太郎さん

 ホントに勝つって良いですね。ホントにぐっすり眠れます。残り16試合で、最低ノルマは7勝というところでしょうか。ただ結果は後でついてくるもの。とにかく、目の前の1戦1戦をガムシャラに闘い抜く姿勢を続けて欲しいです。サポも、これからが正念場ですね。頑張りましょう!

posted by JEFUTISTA☆@管理人 | 2008-07-27 22:34

岡本の気迫勝ち →18位

やはりこの試合のMVPは岡本ですよね。それと最終ラインで体を張ったディフェンスを見せた守備陣にもご褒美をあげたい。確実に3~4点入れられていた試合でしたから、本当によく頑張ったと思います。
それと中島、いつからあんなキレキレのプレーができるようになったんでしょう。最近出られないストレスを発散させているのかな?
最後に家本主審、後半ロスタイム4分台はいいけれど、何もほぼ1分余計に取らなくても。もうヒヤヒヤでしたよ。

posted by ふらっと@メイン自由席 | 2008-07-28 12:59

岡本の気迫勝ち →18位

>ふらっとさん

 岡本良かったですね。持ち前のアグレッシブさと安定感が良い感じでバランスするようになりました。この辺は真田コーチのお陰なのかな?
 バックラインもよく体を張りました。今の戦い方だと、6~7割は守備の時間なので、集中力を切らさないのは容易なことではないと思いますが、良くやりました。今は一瞬の迷いや判断遅れが命取りになりますからね。
 中島はきっとベンチで狙い所を探っていたのでしょう。守備的に戦う以上、先発は無いでしょうが、ミラー監督にとっては貴重なオプションになった気がします。新潟戦も良かったですしね。次も期待しましょう。

posted by JEFUTISTA☆@管理人 | 2008-07-29 02:11

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