2008年07月26日
北京オリンピックが近づいてきて選手派遣についていろいろ揉めています。ロナウジーニョはオーバーエイジでの参加をバルセロナが認めなかったことが移籍への決定打となりました。バルセロナはオーバーエイジならばともかく正式に参加資格のあるメッシにさえも参加を認めず、法的手段に訴えてでも引き留めようとしたり、ブレーメンのヂエゴはチームの勧告を無視してブラジルU-23代表に合流したとか。僕はこれらのニュースを聞いていると、クラブの意見だけを一方的に通そうとするわがままなクラブが多すぎるように思います。クラブ側はオリンピックには参加せずチームに帯同して欲しい。選手側は参加したい。ではサポーターの目線には選手をオリンピックに派遣することについてどのようにうつっているのでしょうか?
僕の応援するリバプールは、ルーカスをブラジル代表に、バベルをオランダ代表に、そしてマスチェラーノをオーバーエイジでアルゼンチン代表に当初の予定通り派遣しました。ルーカスとマスチェラーノは同じポジションなのでもし二人とも怪我をするようなことにでもなれば新しいシーズンに向けて大きなハンデを背負うことは間違いないでしょう。しかし僕は特に異論はありません。リバプールの選手が代表で活躍するのはファンとしてはすごく嬉しいですし、なにより本人のモチベーションを高めます。特にルーカス、マスチェラーノに関しては、先月はユーロ2008で欧州勢に楽しませてもらったので今度は彼らに楽しませてもらいたいという気持ちがすごくあります。今回の騒動でメッシやロナウジーニョ、ロビーニョらアルゼンチン・ブラジル出身の選手からオリンピック参加を熱望する声が強いのは、U-23の大会とはいえ彼らにとってオリンピックはヨーロッパにおけるユーロのような大きな意味を持った大会なのでしょう。バルセロナなどはオリンピックがFIFA主催の大会ではないことを理由に選手派遣拒否を続けているようですが、ユーロには出られてオリンピックには出られないというのは納得がいきません。どちらも同じように怪我のリスクがあるわけですから。そんなに代表に選手をとられるのが嫌ならばフレブやグジョンセンのような国際大会に縁遠い国の選手をもっと獲得すれば?と思います。W杯などの国際大会は選手同士が切磋琢磨し、国が優秀な選手を輩出する土壌です。W杯やオリンピックに参加常連の強豪国の選手を獲得するのであれば代表召集も甘んじて受け入れるべきだと僕は思います。
posted by willsfield |01:34 |
ヨーロッパサッカー |
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2008年07月10日
ハリー・キューウェルの移籍が決定しました。すごく好きな選手で、5年前僕が初めて買っ{ユニフォームは彼のネーム入りのリバプールのユニフォームです。当時彼はリバプールに来て1年目だったのですが、僕はサッカーに興味を持ち始めたばかりでリーズ時代の彼のプレーを全く知らなかったにも関わらず、その圧倒的な存在感に惹かれ瞬く間に彼のファンになりました。今現在僕がリバプールファンである理由は、あの熱心なサポーターに憧れたといった理由もありますがきっかけはキューウェルでした。
その後キューウェルは怪我に泣かされ、2年程前から放出の噂が聞こえるようになりましたが、その時は「僕はキューウェルが移籍したあとも本当にリバプールを応援し続けることが出来るのかな・・・」とさえ思いました。07-08シーズン終盤は若いバベルの加入もあり、故障から復帰して健康な状態でもついにベンチにすら入れなくなり、シーズン中にも関わらずオーストラリア代表に合流していた時期もありました。そしてシーズンオフ、彼はクラブからの大幅減棒での契約延長の打診を断わり移籍の道を選びました。二人のオーナーの争いや、スタジアム移転計画で財政難のクラブ事情、プレミアやリーガのクラブからいくつかオファーがあったことを考えると大幅減棒とはいえこの打診はクラブからの最大限の誠意だったと思います。
僕の中で喪失感はとてつもなく大きいですが、せめてもの救いは移籍先が同じプレミアのクラブではなくトルコのガラタサライだったことでしょう。敵としてリバプールと相対する姿だけは見たくなかったので、これからはリバプールとキューウェルの応援を並行して行けそうです。オーストラリア人ということや長年プレミアでプレーしてきたことを考えてもやはりプレミアの他のクラブへの移籍が彼にとって一番適応し易いはず。けれども敢えて厳しい環境を選んだ彼の選択には、彼自身の高いモチベーションと今までお世話になったけれど十分な恩返しが出来なかったリバプールFCとサポーターに対する誠意を勝手ながら感じ取りました。
個人的に唯一の心残りはベニテスにはキューウェルの右サイドでのプレーを一度試して欲しかった。昔雑誌のインタビューで「左サイドよりも右サイドでのプレーが実は好きなんだ。」とキューウェル自身が語っていたのを覚えています。リーズ時代も含めて彼のプレイ集の動画をいろいろ見たのですが、右サイドからのゴールが左サイドからのゴールと同じぐらい多く、やっぱり右サイドが得意なんだということがよく分かりました。特にシーズン終盤にフォーメーションを今までの4-4-2からトーレスの縦へのスピードを生かした4-5-1に切り替えてからは外から中への展開を意識した攻撃が多くなり、キューウェルがより持ち味を発揮出来る戦術のような気がしてすごく歯がゆかったです。スポーツの世界で「たられば」で物事を語るのはあまり良しとされないのかもしれませんが、やっぱり大好きな選手だっただけにもしかしたら違う未来があったのかもなどと考えてしまったりすることが何度かありました。
08-09シーズンのリバプールには、キューウェルが過去の人となるぐらいの快進撃を見せ付けて欲しいです。そしてキューウェルが新しい環境に早く慣れて、トルコリーグはもちろんチャンピオンズリーグやオーストラリア代表で元気にプレイしている姿を見せてくれることを楽しみにしています。
ハリー・キューウェル
FULL NAME:Harold Kewell
BIRTH PLACE:Sydney, Australia
BIRTH DATE:22 Sep. 1978(age 29)
HEIGHT:180cm
WEIGHT:70kg
CLUB:Galatasaray
NUMBER:19
posted by willsfield |01:59 |
LIVERPOOL FC |
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2008年07月06日
EURO2008が閉幕して約1週間。今回は出場国の監督の去就について現在すでに決定している範囲でまとめてみます。
Group A
ポルトガル ベスト8 2勝2敗 7得点6失点
ルイス・フェリペ・スコラーリ(59歳 ブラジル国籍 2003年1月就任)→チェルシー監督就任
チェコ グループリーグ敗退 1勝2敗 4得点6失点
カレル・ブリュックナー(68歳 チェコ国籍 2002年1月就任)→辞任を表明
スイス グループリーグ敗退 1勝2敗 3得点3失点
ヤコブ・クーン(64歳 スイス国籍 2001年6月就任)→辞任
後任 オットマー・ヒッツフェルト(59歳 ドイツ国籍 前バイエルン・ミュンヘン監督)就任
トルコ ベスト4 3勝2敗 8得点9失点
ファティフ・テリム(54歳 トルコ国籍 2005年6月就任)→2012年まで契約延長
Group B
ドイツ 準優勝 4勝2敗 10得点7失点
ヨアヒム・レーヴ(48歳 ドイツ国籍 2006年7月就任)→留任
クロアチア ベスト8 3勝1敗 5得点2失点
スラベン・ビリッチ(39歳 クロアチア国籍 2006年7月就任)→留任
ポーランド グループリーグ敗退 1分2敗 1得点4失点
レオ・ベーンハッカー(65歳 オランダ国籍 2006年7月就任)→2010年南アフリカW杯予選終了まで契約延長
オーストリア グループリーグ敗退 1分2敗 1得点3失点
ヨゼフ・ヒッカースベルガー(60歳 オーストリア国籍 2006年1月就任)→辞任
Group C
イタリア ベスト8 1勝1分2敗 3得点4失点
ロベルト・ドナドーニ(44歳 イタリア国籍 2006年7月就任)→解任
後任 マルチェロ・リッピ(60歳 イタリア国籍 前イタリア代表監督)就任
フランス グループリーグ敗退 1分2敗 1得点6失点
レイモン・ドメネク(56歳 フランス国籍 2004年7月就任)→2010年まで契約延長
オランダ ベスト8 3勝1敗 10得点4失点
マルコ・ファン・バステン(43歳 オランダ国籍 2004年7月就任)→アヤックス監督就任
後任 ベルト・ファン・マルバイク(56歳 オランダ国籍 前フェイエノールト監督)就任
ルーマニア グループリーグ敗退 2分1敗 1得点3失点
ヴィクトル・ピトゥルカ(52歳 ルーマニア国籍 2004年12月就任)→留任
Group D
スペイン 優勝 6勝 12得点3失点
ルイス・アラゴネス(69歳 スペイン国籍 2004年8月就任)→フェネルバフチェ監督就任
後任 ビセンテ・デル・ボスケ(57歳 スペイン国籍 '99-'03 レアル・マドリード監督、'04-'05 べジクタシュ監督)就任
ギリシャ グループリーグ敗退 3敗 1得点5失点
オットー・レーハーゲル(69歳 ドイツ国籍 2001年8月就任)→2010年まで契約延長
スウェーデン グループリーグ敗退 1勝2敗 3得点4失点
ラルス・ラガーベック(59歳 スウェーデン国籍 2000年4月就任)→留任
ロシア ベスト4 3勝2敗 7得点8失点
フース・ヒディンク(61歳 オランダ国籍 2006年8月就任)→2010年まで契約延長
IMPRESSION
一番最初に気になったのは、思ったよりも監督交代が少なかったことです。EURO2008を失望の結果に終わった国も多かったはずなのに、結果を受けて解任された監督はイタリアのドナドーニただ一人で、退任やクラブチームの監督に転職した人は大会前から内定していたケースがほとんどでした。やはり2ヶ月後にはもう2010年南アフリカW杯のヨーロッパ予選が始まるということで、予選に望むための準備期間が短くなるというリスクを天秤にかけて慎重な人事を行った国が多かったのかなと思いました。その中で注目の人事を行ったのはやはりスペインとフランスでしょう。
スペインのアラゴネス監督は今大会での優勝という結果を受け国民から続投を望む声もあがりましたが、69歳という高齢もあってか契約の満了に従って退任し、ジーコ前監督の後任としてトルコのフェネルバフチェの監督に就任しました。替わって就任したデル・ボスケは過去にはレアル・マドリードの指揮をとり多くのタイトルを獲得した実績十分の監督です。しかし今大会のスペイン代表はバレンシアのお家騒動に巻き込まれたり、アラゴネスがウイングを廃した独自のシステムを用い、それにあわせた選手召集を行ったことなどもあり今後の国内のクラブ事情やデル・ボスケの好み次第では選手の顔ぶれが大幅に入れ替わったりすることも考えられるので、今後どういった変化が見られるのか、あるいはこのまま踏襲されるのかに注目していきたいと思います。
フランスサッカー協会は大方の予想に反してドメネク監督を留任させました。彼は、「星占いでメンバーを決めている」や「ガールフレンドに手を出した特定の選手を嫌って代表に召集しない」といった変な噂が絶えない監督で、元々ドイツW杯の大会前から彼に対する不満が噴出していたのですが、そのW杯で準優勝という望外な結果を残したことで留任が決定し、EUROを向かえました。しかし今大会はグループリーグ敗退という悲惨な結果に終わり、あのジダンも辞任を求めるコメントを出すなど辞任論が渦巻く中で決まった留任でした。2010年W杯予選までの時間のなさを考慮しての決定らしいのですが、今までテュラム、マケレレといったベテランにおんぶにだっこで若手の効果的な起用法を見出せなかったドメネクが、ベテラン中心のチームからいよいよ脱却しなければいけない状況の中で果たしてどこまでやれるのか?今後しばらくのフランス代表はこの点に尽きるとおもいます。
posted by willsfield |05:05 |
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