2008年07月06日

Will's Field的 EURO2008 監督去就

EURO2008が閉幕して約1週間。今回は出場国の監督の去就について現在すでに決定している範囲でまとめてみます。

Group A

ポルトガル  ベスト8 2勝2敗 7得点6失点

ルイス・フェリペ・スコラーリ(59歳 ブラジル国籍 2003年1月就任)→チェルシー監督就任


チェコ  グループリーグ敗退 1勝2敗 4得点6失点

カレル・ブリュックナー(68歳 チェコ国籍 2002年1月就任)→辞任を表明 


スイス  グループリーグ敗退 1勝2敗 3得点3失点

ヤコブ・クーン(64歳 スイス国籍 2001年6月就任)→辞任 
後任 オットマー・ヒッツフェルト(59歳 ドイツ国籍 前バイエルン・ミュンヘン監督)就任


トルコ  ベスト4 3勝2敗 8得点9失点

ファティフ・テリム(54歳 トルコ国籍 2005年6月就任)→2012年まで契約延長


Group B

ドイツ  準優勝 4勝2敗 10得点7失点

ヨアヒム・レーヴ(48歳 ドイツ国籍 2006年7月就任)→留任


クロアチア  ベスト8 3勝1敗 5得点2失点

スラベン・ビリッチ(39歳 クロアチア国籍 2006年7月就任)→留任


ポーランド  グループリーグ敗退 1分2敗 1得点4失点

レオ・ベーンハッカー(65歳 オランダ国籍 2006年7月就任)→2010年南アフリカW杯予選終了まで契約延長


オーストリア  グループリーグ敗退 1分2敗 1得点3失点

ヨゼフ・ヒッカースベルガー(60歳 オーストリア国籍 2006年1月就任)→辞任


Group C

イタリア  ベスト8 1勝1分2敗 3得点4失点

ロベルト・ドナドーニ(44歳 イタリア国籍 2006年7月就任)→解任 
後任 マルチェロ・リッピ(60歳 イタリア国籍 前イタリア代表監督)就任


フランス  グループリーグ敗退 1分2敗 1得点6失点

レイモン・ドメネク(56歳 フランス国籍 2004年7月就任)→2010年まで契約延長


オランダ  ベスト8 3勝1敗 10得点4失点

マルコ・ファン・バステン(43歳 オランダ国籍 2004年7月就任)→アヤックス監督就任 
後任 ベルト・ファン・マルバイク(56歳 オランダ国籍 前フェイエノールト監督)就任


ルーマニア グループリーグ敗退 2分1敗 1得点3失点

ヴィクトル・ピトゥルカ(52歳 ルーマニア国籍 2004年12月就任)→留任


Group D

スペイン  優勝 6勝 12得点3失点

ルイス・アラゴネス(69歳 スペイン国籍 2004年8月就任)→フェネルバフチェ監督就任 
後任 ビセンテ・デル・ボスケ(57歳 スペイン国籍 '99-'03 レアル・マドリード監督、'04-'05 べジクタシュ監督)就任


ギリシャ  グループリーグ敗退 3敗 1得点5失点

オットー・レーハーゲル(69歳 ドイツ国籍 2001年8月就任)→2010年まで契約延長


スウェーデン  グループリーグ敗退 1勝2敗 3得点4失点

ラルス・ラガーベック(59歳 スウェーデン国籍 2000年4月就任)→留任


ロシア  ベスト4 3勝2敗 7得点8失点

フース・ヒディンク(61歳 オランダ国籍 2006年8月就任)→2010年まで契約延長



 IMPRESSION

 一番最初に気になったのは、思ったよりも監督交代が少なかったことです。EURO2008を失望の結果に終わった国も多かったはずなのに、結果を受けて解任された監督はイタリアのドナドーニただ一人で、退任やクラブチームの監督に転職した人は大会前から内定していたケースがほとんどでした。やはり2ヶ月後にはもう2010年南アフリカW杯のヨーロッパ予選が始まるということで、予選に望むための準備期間が短くなるというリスクを天秤にかけて慎重な人事を行った国が多かったのかなと思いました。その中で注目の人事を行ったのはやはりスペインフランスでしょう。

 スペインのアラゴネス監督は今大会での優勝という結果を受け国民から続投を望む声もあがりましたが、69歳という高齢もあってか契約の満了に従って退任し、ジーコ前監督の後任としてトルコのフェネルバフチェの監督に就任しました。替わって就任したデル・ボスケは過去にはレアル・マドリードの指揮をとり多くのタイトルを獲得した実績十分の監督です。しかし今大会のスペイン代表はバレンシアのお家騒動に巻き込まれたり、アラゴネスがウイングを廃した独自のシステムを用い、それにあわせた選手召集を行ったことなどもあり今後の国内のクラブ事情やデル・ボスケの好み次第では選手の顔ぶれが大幅に入れ替わったりすることも考えられるので、今後どういった変化が見られるのか、あるいはこのまま踏襲されるのかに注目していきたいと思います。

 フランスサッカー協会は大方の予想に反してドメネク監督を留任させました。彼は、「星占いでメンバーを決めている」や「ガールフレンドに手を出した特定の選手を嫌って代表に召集しない」といった変な噂が絶えない監督で、元々ドイツW杯の大会前から彼に対する不満が噴出していたのですが、そのW杯で準優勝という望外な結果を残したことで留任が決定し、EUROを向かえました。しかし今大会はグループリーグ敗退という悲惨な結果に終わり、あのジダンも辞任を求めるコメントを出すなど辞任論が渦巻く中で決まった留任でした。2010年W杯予選までの時間のなさを考慮しての決定らしいのですが、今までテュラム、マケレレといったベテランにおんぶにだっこで若手の効果的な起用法を見出せなかったドメネクが、ベテラン中心のチームからいよいよ脱却しなければいけない状況の中で果たしてどこまでやれるのか?今後しばらくのフランス代表はこの点に尽きるとおもいます。

posted by willsfield |05:05 | ヨーロッパサッカー | コメント(0) | トラックバック(0)
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