コラム風ブログ

凱旋門賞への道

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競馬後進国から進化を遂げ、世界のトップに迫ろうとしている日本競馬界にとってどうしても欲しいタイトル凱旋門賞。

一部では「凱旋門賞にこだわりすぎている」との声も聞かれたしかにそれは否めないが、よく考えれば仕方のないことでもある。

日本競馬が世界を明確に意識し始めたのは80年代のジャパンカップ創設のあたりだろう。 世界の強豪を招待したレースは世界的に注目され、日本は世界トップレベルを体感した。サッカーでいうと2002年日韓共催のワールドカップに近い感じだろうか。

そこから世界で通用する馬作りを意識し、それが徐々に形をなす。 G1未勝利の馬にケチョンケチョンにされた第1回ジャパンカップから、カツラギエースによる日本馬初制覇。日本調教馬による海外G1初制覇はシーキングザパールのモーリスドゲスト賞、翌週には欧州マイル路線のトップレースであるジャックルマロワ賞をタイキシャトルが勝利。 他にもエルコンドルパサーの仏サンクルー大賞、デルタブルースの豪メルボルンカップ、シーザリオの米オークス、ヴィクトワールピサのドバイWC、ジャスタウェイのドバイDF、モーリスの香港カップと世界のビッグレースを制するまでに日本競馬は成長してきた。

レースの賞金は世界随一、競馬場と観客動員もだ。生産も世界的に名を馳せている。フジキセキ産駒のサンクラシークが南アフリカのクラシックを制したり、ハットトリック産駒がフランスG1を制したりと日本馬の血が世界に広がっている。 国内で盛り上がりを見せるセリには世界の名だたる競馬関係者が良い馬を求めてやってくる。 ジャパンカップの廃れ具合を見るとまだまだ課題は山積みだが、世界の競馬で日本を軽視する国はもはやない。

そんな現在でも日本競馬が制覇できてないのが凱旋門賞。

競馬大国アメリカはダートが主流で、日本におけるダートは日陰。アメリカとは逆で主流は芝となる。 芝の世界トップはやはり欧州。近年台頭したドバイは賞金は世界トップだがやはりトータルで見れば欧州のレベルが勝る。その証拠にドバイのオーナーが一流馬を走らせるのは欧州がメインだ。伝統や格式はいまだ欧州にある。

近年世界競馬のスピード化により英愛のチャンピオンステークスなど2000メートルの格が上がってるが、やはり2400メートルのクラシックディスタンスの重みは健在。 やはり元祖ダービーであるエプソムダービーや欧州二大レースといわれるキングジョージ、凱旋門賞の存在が大きい。

エプソムダービーに関してはいまだ日本馬の出走がないように、まだ次のステップというかあまり自然に行くレースではない。 なぜなら自国のダービーを蹴って他国のダービーに行くというのは世界的に見ても稀というかほぼない。特に日本は日本ダービーのために馬を作っている面が大きい。 この側面からもエプソムダービーを狙いに行くのはまだしばらく先の話。例えば日本の生産組織が海外に牧場を構えたりだとかそういったことが現実的になったらだろう。もちろんマイネル軍団のように狙うオーナーが出てこないとも限らないが。

それに比べればキングジョージは日本馬も出走しているレースだ。 ハーツクライの3着が最高だが、このレースに関しては力負けしているというよりコンディションで負けている印象が強い。

イギリス人は納得しないかもしれないが凱旋門賞が欧州No.1、いや世界No.1のレースなのは疑いようがない。

欧州競馬シーズンの終わりに位置し、各国のオークス、ダービー馬やチャンピオンホースがここを目標にする。

それでなくとも最早日本競馬界にとって因縁のレースなのだ。

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