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4.8決戦①~日本最強アタッカー~

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「マリノスというより斎藤学選手にやられた」

開幕戦で敗れた浦和レッズのペトロヴィッチ監督がそう言ってしまうほど今のマリノスの10番のパフォーマンスは傑出している。 リップサービス含めても敵将からこれほどのコメントを引き出す選手が今のJリーグにどれだけいるだろうか。

欧州からセレッソに帰還した清武弘嗣がトップフォームでも、昨シーズンのMVP中村憲剛でも、代表に呼ばれたガンバの10番倉田秋でも そう簡単には引き出せないだろう。

誤解を恐れずに言えば代表の10番香川真司よりも左サイド原口元気よりも、ハリルホジッチがジョーカーに据える宇佐美貴史よりも

今の斎藤学は相手にとって脅威だろう。

彼がなぜ代表に呼ばれないのかはハリルホジッチの見る目が絶望的にないとしか説明がつかない。

ちなみにこれは斎藤学が好きで言っているわけではない。

ジュビロ磐田が日産スタジアムで相手にしたのはそれくらいやばい選手だということだ。

かくして4.8決戦でもヒーローとなった斎藤学。

この日に賭ける彼の想いも並々ならぬものがあった。

このオフにかねてから熱望していた海外挑戦を狙うも実現せず断念し、Jリーグトップ3の地元クラブ川崎フロンターレのオファーも断り、マリノスに残った。

10番を背負って自らにプレッシャーをかけることで、マリノスを優勝に導こうとクラブに志願。かつて中村俊輔が背負った番号と共にキャプテンマークも託された。

そうしてチームを引っ張ってきた彼が、中村俊輔のいるジュビロ磐田戦を意識しないわけがない。

試合後のコメントからも彼にとって特別な一戦だったのは間違いないだろう。

それでも斎藤学が10番を背負いキャプテンマークを巻いたから覚醒したのかというと、それは正解ではない。

日々進化はしているが昨年からやばいのはやばかった。

それは10ゴール8アシストという結果を見ても明らかで、だからこそ海外移籍を強く意識したのだろう。

一部では中村俊輔がいなくなったから覚醒した、というような表現を見るがそういうわけでもないはずだ。

すごい選手がすごいプレーをした。

当たり前だが難しい。

その辺りをもっとクローズアップしていい気もする。

いや、二転三転するようだが… そうは言っても普通じゃない試合だったから仕方のないことかもしれない。

そう考えるとやはりこの試合のヒーローは斎藤学でも、この日の主役はヒールだった中村俊輔だったのかもしれない。

この記事の結びのために敢えて再び中村俊輔でなく斎藤学をクローズアップしよう。

この試合も左サイドから相手DFを切り裂いた。

マリノスサポーターだけでなくJリーグを観る者達の多くが期待する代表入りの条件など十二分に満たしている。

ハリルホジッチが監督じゃなければ。

だがそのわからず屋も頼りたくなるレベルの選手である。

彼がドリブルを開始すると相手DFはその脅威に後手を踏む。その威圧感から意識をとられ、綻びが生まれる。 昨年あたりからそこを突けるようになったが、その精度も増していることをこの日証明した。

さらに要求することがあるとしたら自ら決めきることか。当然本人は自覚しているし、それでいてアシストに徹しているのはマリノスのためにという気持ちが強いからだろう。 決定機を外す場面が目立つ選手ではあるが、技術に疑いはない。

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