バスケのデータ見ながら語ります。

ピストンズの見え難い強さを探る 〜成熟を促す戦術〜

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20試合が経過してバランスが取れ始めてきましたが、予想と違う順位にいるチームには何かしらの理由があります。懸念事項が表に出たり、エースがケガしたり、PGが当たったり。理由というか言い訳の余地があるわけです。

そんな中で完璧に外したのはデトロイト・ピストンズ。13勝6敗でイースト2位についています。もう何の言い訳も出来ない好調さです。開幕前の予想はこんな感じ。

『ブラッドリーも加入し、ドラモンドの活躍次第ではディフェンス面は期待できます。 問題はオフェンス。レジー・ジャクソン頼みでは進化しないです。昨季たまたまみた試合でトバイアス・ハリスが活躍しまくってたのは偶然なのだろうか。』

若きスターで成長過程のシクサーズ メンバーはいるが未熟なピストンズ スターはいないが最新型バスケのペイサーズ

この3チームでプレーオフ争い(5割以下)という予想だったのですが、当たっているようで大きく外しています。

今回はイースト首位のセルティックスに勝った試合を観ながらピストンズについて語っていきましょう。

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◉“メンバーはいるけど未熟なピストンズ”

未熟という表現を使いましたが、ピストンズのメンバーはそんなに悪くありません。しかし、安定して力を発揮する能力に欠けているイメージでした。それはブラッドリーのオフェンスも然り。 ちなみにHCも落ち着かない駄々っ子みたいな人。継続的に仕事はあるので評価されているのでしょうが、顔を真っ赤にしている印象が強過ぎるんです。

しかし、今季の試合を観ているとHCも含めて暴走シーンが少なくなりました。勝っているから見えてこない部分だけでなく、安定した戦いぶり、いや安定させようとする戦いぶりを感じています。

『未熟からの脱却』は『安定感』のあるチームの構築です。

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一般的にオフェンス戦術は大きく2つに別れます。

1つは強みを活かす戦術。 もう1つはチームバランスを重視する戦術。

今季のピストンズは分かりやすく後者を選んでいます。バランスアタックで安定感を選びます。最大の特徴はハンドオフ。

◯ハンドオフ 11.3回(1位)

圧倒的に多いハンドオフ。昨季は普通レベルだったのに2位を大きく離して使いまくります。

ハンドオフで有名なのはクリス・ポールですが、その目的は個人がギャップを作ってディフェンスを崩していきます。しかし、ピストンズの場合は全員が連動して動くために使っています。

「人とボールが動くオフェンス」 それは理想的な姿としてよく使われる表現ですが、理想ということは簡単には出来ないという事です。適切な距離感とポジションを取りながら常に動いていき、ディフェンスの動きをみてパスを通していく。

バランスアタックしたいものの、個人が暴走しがちなピストンズで、人とボールが動けば、頻繁にミスが起こる事が予想されます。またパスをもらいにオフボールで動いても出してもらえなければ循環が悪くなるだけです。それをやりそうな選手達なわけで。

だからハンドオフでボール以上に人が動く事にバランスを求めたと言えます。

なお、上記の数字はハンドオフでシュートに行った回数なので、実際にはハンドオフの回数はもっと多く、むしろハンドオフでボールを動かし他のプレーでフィニッシュしています。

さぁメンドくさいですがセルティックス戦の1Qに何回ハンドオフするか数えてみましょう。

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