バスケのデータ見ながら語ります。

17-18シーズンプレビュー クリッパーズ編

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キャブスの次はクリッパーズです。この両チームは選手構成もプレー内容も異なりますが、似たような数値を残しています。 両チームに共通するのは効率性の高いセット(フォーメーション)を行う強いチームだけど、戦術がないという点です。アイソレーションばかりします。

特にクリッパーズのスターターはウォーリアーズに次いでリーグで2番目に強く、51勝は十分な勝ち数とはいえませんでした。

◯レーティング差異上位(スターター30試合以上)

カリー 17.2 デュラント 16.0 ドレモンド・グリーン 15.9 パチュリア 15.8 ★クリス・ポール 14.9 クレイ・トンプソン 14.7 ★バーアムーテ 11.1 ★グリフィン 10.6 ★デアンドレ・ジョーダン 9.7 ★JJレディック 9.7

上位10人をウォーリアーズとクリッパーズが独占しており、11位でロケッツのカペラが出てきます。クワイ・レナード8.6、レブロン7.7、ハーデン6.3くらいですので、如何にクリッパーズのスターターが優秀かがわかります。

スターター5人が揃っていると15.8となります。なお、73勝した15-16シーズンのウォーリアーズのスターターは13.2です。

ちなみに20の勝ち越しですが、シーズン開幕直後に12勝、最後に7勝を稼いだので安定して勝つ事も出来ませんでした。

・ベンチが弱いから勝てない ・勝ち方が明確ではない 戦術がない事が両者の原因です。

サラリーキャップの観点からみても、このチームは限界を迎えていました。クリス・ポールが去った事は前を向いて一歩を踏み出すためには、チームにとっても必要な事だったと前向きに受け取りましょう。

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◉最大の補強

オフに2つの重要な動きがありました。 ◯ジェリー・ウエストのフロント入 ◯リバースのHC専任(社長交代)

GM時代はビックトレードをまとめる辣腕ぶりもありましたが、ウォーリアーズでは未だ衰えぬその眼力で評価は低いけど活躍出来る選手を見出していたウエストは、サブキャストに課題を抱えるクリッパーズには重要です。

またクリッパーズの失敗はリバースの失敗でもありました。NBAでも強力なリーダーが1人で引っ張る時代から2人のリーダーが多角的な視点で話し合って運営する方式を選ぶようになってきました。フロントと現場のリーダーを分けた事で偏りすぎていたリバース流の改善が見込めます。

例えとして相応しいか微妙ですが、クリッパーズの現状を招いた2つの契約があります。1つは息子への高額契約で、現時点で年12Mドルです。もう1つはデアンドレ・ジョーダンのマブス移籍を引き止めた2015年のほぼマックスオファーの4年87Mドルです。前者は問題外ですが、後者もクリッパーズのクビを締めました。 ジョーダンを残した事、それに高い契約が必要だった事は愚かな契約だったとは思いません。しかしファミリー的要素に引っ張られ過ぎていなかったか、中期的なチーム構想を練った上でのオファーだったかは疑問です。 少なくともそこで論議がなされ、サラリーキャップを含めてもジョーダンの必要性が判断され、更に契約に相応しい活躍は何なのかをリバースと確約出来ていれば違ったのではないかと思います。

この3年くらいチームは強豪の地位は常にキープしていましたが、プレー内容に変化はなく安定した好成績をあげるブロンズコレクターみたいになっていました。ブロンズにも辿り着いてないけど。

変化を促し、それに見合った選手を連れてくる。リバース体制が続くにしても、そんな組織構成を取れるようになった事が、オフの最大の補強だったと考えます。

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この記事へのコメントコメント一覧

17-18シーズンプレビュー クリッパーズ編

詳細な解説、とても面白かったです。
やはり不安要素は「息子の重用度」ですなあ。
しかし、きっと、今まで以上にいっぱい使ってくる・・・
オヤジか息子、どっちかを追い出さないと未来はない(親父を追い出せば、きっと息子も出されるだろうけれど)。

17-18シーズンプレビュー クリッパーズ編

息子邪魔すぎ…
足枷にしかなってないじゃん。
そもそも息子自体にNBAレベルの実力があるとも到底思えない

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