バスケのデータ見ながら語ります。

クリス・ポールについて考えてみる②

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クリス・ポールについて考えてる②です。①ではコートにいる時間はチームは強いけど、直接的な貢献度は現代的なPGの中では埋もれちゃうし、何よりチームが強い割にはイマイチ勝率に結びつかなかったよ、という内容でした。

管理人はクリス・ポールと比較に値するPGとしてウエストブルック、ハーデン、カリー、ウォール、リラードの5人を挙げます。この5人は

「(サラリーとか年齢とか人気とか無視したとして)クリス・ポールとトレードしたいか」

と聞かれた時にチームが断るであろう5人です。まぁハーデンはチームメイトになりましたが。

ちなみにアイザイア・トーマスはSGだと考えています。アーヴィングは単なる1on1ファイターだと捉えているので格下扱いです。本人もそれが嫌でレブロンから離れたいのでしょう。主役になりたいのではなく、PGでありたいはず。

ウエストブルックとハーデンは現代型のPGでミスも多くポール派からするとダメなPGに映るでしょうが、意外とアシストでも上回っていたりします。どちらもターンオーバーはヤバいですが。 この2人もタイプが異なります。独裁者的なのは意外とハーデンの方です。後述しますがウエストブルックの方が仲間に合わせて走ります。

カリーは更に走りますが、ウォーリアーズが特殊過ぎて参考にはなりません。リラードは賛否ありそうですがトップ6の1人で、突出した特徴に欠けるもののパフォーマンスレベルは非常に高いです。

ウォールはイメージと違いデータでは何かとポールに似た選手なので、突破力を有したポールの現代型PGになるでしょう。

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◉遅いオフェンス

クリス・ポールの最大の問題点はトランジションにあります。それぞれのオフェンス時の平均速度を比較してみます。()内はチームの平均です。

マイル/時

カリー 5.13 (4.68) ウエストブルック 4.72 (4.57) リラード 4.66(4.63) ポール 4.28 (4.26) ウォール 4.07 (4.40) ハーデン 4.06 (4.42)

ちなみにこの数字はスピードの指標というよりもオフェンス時に動き続けているか、止まっている時間が長いかの指標に近いです。カリーが速いのはボール運びせずに走る&シューターとしてコートを動き回るからです。

この比較だとポールは悪くない数字に見えますが、ハーデンとウォールが遅すぎるだけで、ポールもかなり遅くてリーグで下から数えた方が早いです。

そしてクリッパーズの問題としても、明らかにチームが動けていません。ハーデンとウォールは自身は遅くてもチームを走らせている事がわかります。クリッパーズはリーグで2番目に走らないチームです。

独りよがりと思われがちなウエストブルックは実はよく動いている事もわかります。あれだけボールを保持しながらチームメイトよりも速く動き回るって異常な数字です。ポール・ジョージにボールを預けて動くシーンが増えるかもしれません。 ちなみにデュラントはOKCで4.18がGSWで4.54と動き回るようになりました。実はOKCでもそれくらい動けば良かったのでは疑惑もあります。

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現代の話に限らず、少し遡って00年代のトップPGだったキッドとナッシュも試合の中で流れを掴むとラッシュをかけるのが非常に上手い選手でした。両者ともハーフコートで組み立てるだけでなく、速攻を駆使してたたみかけるようにリードを奪うのが上手い選手でした。

圧倒的なレーティングを生み出すポールですが、その殆どがハーフコートゲームのため、流れの中でアドバンテージを生み出す事が難しくなります。「ポールがいない時間に追いつかれる」というのが事実の反面、「ポールがいるからといってラッシュをかけられるわけではない」という事になります。

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