2007年10月14日

ACLという国際大会の魅力

「AFCチャンピオンズリーグ」(以下ACL)は
アジアのクラブの頂点を決める大会です。

今年浦和が出場を決めたため俄然注目を浴びたこの国際大会ですが
私は設立当時から重要視していました。
既にアジアクラブ選手権やアジアカップウィナーズカップがあったのは知りませんでしたが
ACLが設立されるということで、そういうのができるんだというJリーグに新たな興味をもったのを覚えています。

重要視していた理由は、クラブの国際大会はそのクラブの強さなどを海外に知らしめることの他
自国リーグの代表クラブでもあるので、自国リーグのレベルの高さを示す戦い。
つまりJリーグの強さを示す大会であると思ったからです。

それ以後、Jリーグクラブは一度も予選リーグすら突破できませんでした。
理由としては過密日程・1位のみ突破という条件・過酷アウェーが上げられてきましたが。
そして今年、2チーム共突破を決めたのを見ますと最大の原因はこれでしょう。
「やる気のなさ」
選手も含め現場はよくやっていたというのは良く聞きます。
ですがクラブフロントあるいはJリーグ・JFAはどうだったでしょう?
今年のように出場クラブにできる限りの配慮をしたでしょうか?
はっきりいいまして、Jリーグ・JFAは特に何もしなかったと思います。
2年連続でACL一次リーグ敗退という屈辱を味わったJリーグ王者マリノスは、現場ではどうやっても解決できない過酷日程という難問に悩まされてきました。
そしてフロント。やる気がなかったとはいいませんが、あまり重要視していなかった感は否定できません。
ACLに出場する場合。今シーズンから初めてアウェー遠征費負担ということがありましたがいままではありませんでした。
しかもそれ以外にもいろいろ出費がかさむACLです。
勝ちすすむほど赤字がでるとして、本気になれないという実情もあったでしょうが
本当に意味でACLの意味を理解していなかったと思います。
やはり最大の原因はこれです。

そして今年、浦和レッズが出場する・CWCとの関連などにより状況は変化しました。
そこで、出場した川崎・浦和は相変わらずまたはそれ以上過酷になったACLをたくましく勝ち抜き
出場国中唯一両チームともGL突破という快挙を成し遂げました。

今年は特に何が何でも勝ち抜かなきゃいけない理由がありました。
・もういい加減GLで敗退するわけにはいかない。
・CWCに開催国のチームがアジア王者として出場しなければ。
そして最後に、Jリーグのレベルを他国に示すために。


以下に続きを書きます。
トップページからのご覧の方は続きを読むをクリックして下さい。



そして今大会新たな・・いや真のACLの魅力が見れた気がします。
そのACLという国際大会の魅力を感じた最大の試合は
ACLグループリーグ第1節 アレマ・マラン(インドネシア)対川崎フロンターレ(日本)

この試合には、これが海外アウェーの魅力かと思わされる光景がありました。
皆さんはインドネシアのサッカーといってどんなイメージを持っているでしょうか?
代表の熱狂的な応援というのは、アジアカップでも垣間見えましたがクラブレベルではどうなっていると思いますか?
このアレマ・マランとの対戦はアジアカップ前です。
そんな中で私のイメージはインドネシアとサッカー・・特に浮かばないという感じでした。
正直ワールドカップにアジアで初めて出場した国というぐらいしかなかったですね。
そこで目にしたこの光景。
↓ご覧下さい。これがアレママランのサポーターです。
http://www.frontale.co.jp/goto_game/2007/acl/01.html
http://www.jsgoal.jp/2007acl/photo/article/00021175.html
http://www.jsgoal.jp/2007acl/photo/article/00021171.html
これがアレママランサポーター。通称アレマニア。
これは、平日の試合ですから余り人は入らないとおもったんですが
ものすごい人です。人が立ったまますし詰め状態になっています。
しかもこれでも入場規制をしたほうだそうで、外にはまだチケットを求める人がいたそうです。
なんと熱狂的なサポーター。世界にはこんなクラブがあるのかと衝撃を受けた瞬間でした。
アジアは広い。世界は広いなと感じた瞬間でした。
これほどのクラブはまだまだ世界にはたくさんあるのでしょう。
クラブレベルでの国際試合はサッカー(フットボール)というスポーツの代表とは違った
世界各地の街単位の盛り上がりを認識できる貴重な試合であるというのが理解でました。

「インドネシアにはこんなクラブがあるのか。これは日本が再びインドネシアに抜かれる日もくるかもしれない。」と考えました。
サッカーがどれだけ世界で普及しているかを認識できた試合でもありました。

サッカーの魅力は国際試合にこそ表れる。そう感じました。

またACLで海外アウェー観戦した方の日記や画像を見ますと
海外アウェーは国境を越えた街同士の交流であり、そのクラブを外国に線で宣伝する最大のチャンスであるという印象も受けました。
国内でのアウェー観戦も、旅行の魅力があわさっているのもありますが
たとえば準々決勝で川崎がセパハンと対戦したイスファハンは、世界の半分ともいわれる古都だそうで
海外旅行の魅力も味わえた古都と思います。もちろん試合が一番であったと思いますが。
あとは浦和レッズ。海外アウェーであろうとたくさん詰め掛けるサポーターの熱気というのは各地で衝撃を与えた模様です。
どうかこのまま、決勝に行ってもっともっと浦和の魅力を世界に伝えていってもらいたいものです。

ACLは自国リーグのレベルを証明するために非常に重要な大会です。
ACLで好成績を収めれば外国から自国リーグのレベルが認められ、自国リーグの発展に大いに役立つ、そう考えてACLに注目してきました。
ですがACLはJリーグとはまた違ったレベルを超越する魅力があることを発見しました。

ACL それは新たなサッカーの魅力を発見できる大会です。



※コメントを書く方へ
一言コメント・一行コメントを避けてください。(程度によります)
また敬語を必ず使いましょう。
これを守らなかった場合には、内容に関わらず削除をする可能性がありますのでご注意ください。

  • 共通ジャンル:

posted by wert-j |22:01 | AFCチャンピオンズリーグ | コメント(8) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/wert-j/tb_ping/6
この記事に対するコメント一覧
(事務局では、サービス全体の雰囲気醸成の為、全コメントをフィルター/目視チェックし、削除等しております。見逃し等も有りますので、ご不快な思いをされた場合は、事務局宛 support@plus-blog.sportsnavi.com にご意見頂けると幸いです。)
Re:ACLという国際大会の魅力

コメント投稿者ID :

 
 ACLという大会考える際、「そのクラブの
長短所」と「そのクラブが所属する長短所」を
分けて考える必要がある、という認識をまず
持ってます。わたしは。


>ACLで海外アウェー観戦した方

 通常の海外旅行と異なる点は、「必ずしも
その国や街が好きじゃないけど、そこに旅行する」ってケースがまま生まれ、参加者にとって
世界が少しずつ広がっていく、それがこの大会に
観客として参加する意義だと思います。

 で、こういう方が増える事により、更に
大会が支持されていく、そういう認識持ってます。

>ACLは自国リーグのレベルを証明するために非常に重要な大会

 国際大会を行う事で、そのクラブ&リーグが
内包する長短所は明らかに出てきますね。

 例えば予選リーグ見たシドニーFCの選手は
正面強いのに後方からボール奪取に来る選手を
察する事が鈍く、後ろから綺麗にボール奪取
されたり、とか。


 >新たなサッカーの魅力を発見できる大会です。

 出生環境とか年齢・国籍がでんでばらばらの
男が22人入った時に起きる現象、それを注目
しています。

 それにしてもW杯予選すら「アジアではHAは
無理」と言われてた時代がある中、クラブの
完全HA大会実現は、涙がちょちょぎれる程
うれしいもんですよ。
 
 同じリーグとかクラブのサッカーばっか見てると頭が硬直化しそうなんで、刺激注入の意味も
あって見てます。
 
 

posted by LITTLE | 2007-10-15 00:54

Re:ACLという国際大会の魅力

コメント投稿者ID :

川崎サポです。
ACLのアウェイは韓国とイランに行きました。
行って初めて、イランと言う国を少し理解できました。
不穏な事件も多いですが、それは日本も同じ。
イスファハンの人々はとても暖かく旅行者を迎えてくれました。
街中でも、「サラーム」(こんにちは)と気軽に声をかけてきます、笑顔で。
日本人はどうでしょう?
外国の旅行者と会ったら、「こんにちは」出来ますか?
イランの印象が180°変わりました。
個人的にですが、セパハン(イラン)には、
ACLを勝ち抜いて、
CWCに出場していただきたいです。
もちろん応援に行きます。
貴重な経験をさせていただきました。
EUのCLの様に、各国3~4チームずつ出場できる日が早く来ることを望みます。
また、小さなクラブでも戦えた事を証明してくれた、
川崎の戦士、スタッフ、関係者に感謝の気持ちを
お伝えします。
ありがとうございました。

posted by 川崎サポです | 2007-10-15 01:15

Re:ACLという国際大会の魅力

コメント投稿者ID :

ナビスコも決勝まで勝ち上がりましたし、ACLでも負けはしたけど内容では勝っていました。相手はイランの王者です。川崎はもう小さなクラブではないと思いますよ。そしてJリーグの5チームくらいはアジアの範囲内ではビッグクラブといえるでしょうね。いつか世界の範囲内でもそう言える日が来ることを僕は望んでいます。ちなみに僕は浦和サポですので、今週ある日本代表の試合よりもACL準決勝第2戦と次の千葉戦以降のJリーグの方がもうドッキドキです。僕は代表よりもその数倍浦和レッズを愛しています。

posted by NCI NCI | 2007-10-15 01:51

Re:ACLという国際大会の魅力

コメント投稿者ID :

どうもです。
俺は最初、ACLに対していいイメージは無かったですね。マリノスの時の過密日程は俺も覚えてます。あと山東戦、あの時の韓国チームのゴール数。・・・確かその時の岡田監督だったかな?ACLに対してかなり辛辣な発言があった気がします。
でも今年になって、浦和や川崎の頑張りを見て、素直に応援してます。それに仰る通り、「上」のやる気が違うのは俺も感じますね。日程面でも考慮したとか・・・

あと浦和の魅力・・・あのゴル裏の迫力は凄いですよね・・・羨ましい。
あの映像だけでも、アジア全体に対する格好の宣伝材料だと思いますよ。

このまま勝ち進めば、浦和、Jリーグ、そしてアジアのアピールに繋がるかもしれませんね。

posted by ??? | 2007-10-15 21:01

Re:ACLという国際大会の魅力

コメント投稿者ID :

訂正・・・山東じゃなくて大連だったかな・・・
スミマセン。

posted by ??? | 2007-10-15 21:02

Re:ACLという国際大会の魅力

コメント投稿者ID :

>LITTLEさん
再びの書き込みありがとうございます。
ACLをみていると、ああサッカーはこんなに広いんだというのを認識しますよね。

これはもっと改革していてけば、充分WC予選並の盛り上がりを見せれるようになると思います。

その国々・クラブの特徴がそれぞれ違いますから、ああサッカーは奥深いなあと凄く感じます。

>クラブの完全HA大会実現
将来的には世界チャンピオンズリーグで世界規模のホームアンドアウェーが実現してほしいものです。


>川崎サポです さん
素晴らしい経験をされたんですね。
イスファハンはやはり綺麗でしたか?
写真で見たんですが、一度いってみたいと思うほど綺麗な街ですよね。

セパハンは次の試合で2点差でまけなかれば、決勝進出ですよね。
CWCの開催国枠ができた関係で、浦和レッズが決勝に出場した時点で
セパハンのCWC出場が決定しますよ。
優勝すればアジア王者として、まけてもオセアニア王者との大会初戦から出られます。

ACLを勝ち抜いてということですが、Jリーグ全体を考えるとやはり浦和レッズは優勝してほしいです。
というよりは絶対しなければならないと思います。

ACLは2009年より方式が変わってJ勢はリーグ戦3位までと天皇杯王者が出るそうです。
となると来シーズンは、J1は3位以内がACL出場圏内という争いができるかもしれませんね。
既にあるAFCカップにももしかしたら4位と5位が出るようんあるかもしれません。

こういう争いがもうすぐうまれるとリーグ戦に新たな活気が出てくるのでとてもいいと思います。

川崎はACLの醍醐味を、一番教えてくれと思います。
J勢初のGL突破お見事でした。
是非またACLに出てもらいたいです。
そして、今年ナビスコで王者になれば、南米やアメリカ・オーストラリアのチームとの対戦があるかもしれないという話を聞いたので
川崎は新たな国際大会で、この経験を生かしてもらいたいです。

>NCIさん
ACLは、本当にシビアな大会ですよね。
代表よりもはるかに厳しい大会を過密日程の中やるというのは、ものすごいことです。
ACLの経験は、今後生きてくるでしょう。

>???さん
どうも。いつもコメントしていただきありがとうございます。
それと、おせっかいではありますが、どうでしょう?
そろそろ名前を変えてみるというのは。
その名前ではなんとも呼びづらいですし。
嫌であれば別にいいんですが。

多分山東ですね。
まあそれがアジアなんですよね。
厳しい戦いです。

格好の宣伝材料だと思います。
ACLを重要視しないなんてもったいないです。
川崎のターンオーバーは、ACLの重要さから考えて当然だと思います。

浦和はなんとしてもCWCにアジア王者として出て、ミランと対戦して欲しいです。
Jリーグを世界に見せるために。

posted by J観@管理人 | 2007-10-15 23:25

Re:ACLという国際大会の魅力

コメント投稿者ID :

>既にあるAFCカップにももしかしたら

AFC杯ってのは、ACLに出場権利がない国の
クラブによる国際試合ですね。

 アジアの場合、発展途上であること、国家間の
環境が違い過ぎるわけで、ある程度の国にも勝てる経験を与えていかないと、伸びない、サッカー
の人気が出ない。そういう判断なんでしょう。

>ビッグクラブ

 アラビア語わからないんで、詳細知りませんが
湾岸地域のハンドボールやバレー&バスケも
包括した総合スポーツクラブ、 既にコメント
で出てる山東(ここは元々卓球学校のノウハウ
がありそれをサッカーに応用した。)

など、Jのクラブが歩んでる道とは異なる道を歩むクラブ、違う方法で歩むクラブの存在、そういうものに注目しています。

 

 
 


 

posted by LITTLE | 2007-10-16 00:30

Re:ACLという国際大会の魅力

コメント投稿者ID :

>LITTLEさん
AFCカップはその目的で作られたようなんですが
そのカップ戦で王者だったアルカラマがACLで昨年準優勝で今年は2年連続決勝T進出をみますと
シリアを入れる前は確かオマーンのチームでしたかな?
AFCカップの国の選別はどう行われているか疑問です。
オーストラリアがはいってタイとベトナムのチームがの一部がAFCカップに回ったんですがGL敗退だったそうです。
いまいちよくわかりませんが、川淵さんを中心にアジアクラブの大会の徹底した改革が行われるようですので行方に注目したいです

posted by J観@管理人 | 2007-10-16 23:38

コメントする

「他サービスID/メールアドレス」で投稿する場合は、そのID/メールアドレスは表示されず、当サービス専用の固定のコメント投稿者ID「英数+連番」に変換され表示します。

※コメント投稿手順
(1)上記リストから希望のIDを選択する。
  例: Yahoo! JAPAN IDでコメント投稿
(2)Yahoo! JAPAN上の本人確認画面でIDとパスワードを入力する。
(3)スポーツナビ+blog側のコメント入力画面が表示される。
(4)コメント本文を記入し、投稿ボタンをクリックする。
(5)コメント投稿者IDとコメントが表示される。

詳しくは以下2ページをご覧下さい
【仕様変更】PCからのコメント投稿について
ブログ利用マニュアル「コメント投稿方法」

※コメント投稿手順
(1)上記リストからログイン/メールアドレスのどちらかを選択する。
  例: ログインしてコメント投稿
(2)plus-blogのアカウントとパスワード/メールアドレスを入力する。
(3)コメント入力画面が表示される。
(4)コメント本文を記入し、投稿ボタンをクリックする。
(5)コメント投稿者IDとコメントが表示される。

詳しくは以下2ページをご覧下さい
【仕様変更】PCからのコメント投稿について
ブログ利用マニュアル「コメント投稿方法」