2008年01月23日

ユーロリーグはNBAを超えられるか?

今回は前回の続きでNBAとユーロリーグについて考えたいと思います。
(前のエントリーと同じで作ったのですが長くなったので分割しました)

話の基本線としてはタイトル通り。ユーロリーグがNBAを超えられるかについてです。
前回と関連するので前のエントリーもあわせて呼んで下さる様おねがいします。
ユーロリーグと欧州バスケ

ユーロリーグ・欧州バスケについては既に語ったので、NBAを中心に語ります。

●NBAの制度
ドラフト制度などにより戦力均衡を保たれています。(アメリカスポーツ全体がそうですが)
それによってリーグの面白さを増幅し、リーグ自体の盛り上がりに大きく貢献します。
リーグ全体のバランスを考え、チーム数はなるべく多くしないようにします。
その結果降格はなく、変わりに西と東でリーグを2つ作り、リーグの中でも地区別に分けることによって、
プレーオフへの進出の可能性を多くのチームに残しやる気を促しています。
そうすることによって既存のチームの利益が保たれるようになっています。
NBAは、リーグ・チーム運営から考えると一番ベストなシステムであることは間違いありません。


●戦力均衡の弊害
NBAのように戦力均衡を重要視する場合、レベルをあげ難いというのが最大の欠点です。
欧州リーグシステムのレベルの上げ方は前回説明したとおりですが
NBAの場合、リーグレベルを上げようと思った場合一部のチームだけ強化してダメですから、リーグ全体のレベルアップが求められます。
そうすると、なかなか上げるのに苦労します。
もちろん最近では、外国人選手の激しい競争や選手登録枠の関係で選手のレベルが上がってきているとは思います。
ですが、純粋に競技レベルの向上を考えた場合優れているのは欧州のほうだと思われます。
そしてチーム数を制限するということは、欧州式システムのような降格がないということにもなります。
そうなると、下位チームが毎年終盤まで死に物狂いで戦うということがありません。
これがあることによって上位チームにもプレッシャーがかかりリーグの活性化につながります。
NBAはプレーオフによって下位チームにやる気を促していますが、降格の危機に直面したチームのやる気は凄いものがあります。
(欧州も上位チームがプレーオフに進出する制度を設けているリーグがあります。)

●国内リーグへの選手流入の違い
欧州の選手もドラフトを経てNBAに行かなければならないので移籍が活発化しません。
一方欧州は好きに移籍ができるのでいい選手は、どんどん強いチーム・いいチームへと選んで移籍していきます。
そうなれば↓のような違いが生まれてきます。

・どんどん優秀な選手が自由に移籍していく欧州
・国外の優秀な選手をドラフトによって分配するNBA

そうなると、強化のレベル向上スピードに差が出てきます。
結果世界的な競技レベルの向上のスピードについていけなくなり、NBAがユーロリーグもしくは他国リーグに抜かれるという危険性もあります。

●ユーロリーグ・欧州バスケが発展することにより生じる大きな可能性
現状、NBAは欧州の選手にとって最大の目標でありユーロリーグはその通過点という認識もありますし
実際にそうだと思います。
ですが、もしユーロリーグ・各国リーグのレベルがNBAとそれほど変わらないとなった場合
ユーロリーグが最大の目標という選手も多く出てくると思います。
そしてアメリカからもユーロリーグでやりたいという選手もでるかもしれません。

NBAは、リーグ・チーム運営から考えると一番ベストなシステムであることは間違いありません。
ですが、もし世界最高峰のリーグであるNBAが現在のように世界最高峰でなくなったときどうなるでしょうか。
このときNBAを始め、アメリカスポーツはリーグ制度の見直しを含めどのような反応を見せるのか非常に興味があります。


そうなればスポーツ大国のアメリカとスポーツ先進国の欧州どちらにも世界トップリーグがあるバスケットボールということになります。
そのようになっている球技はなかなかありません。(アイスホッケーが若干近いですが)
はじめて、アメリカ式と欧州式の制度がぶつかるということになります。
これは非常に可能性を感じることです。
そうなれば、サッカーファンなのでいい辛いのですが、サッカーを超える世界で一番の人気スポーツになるかもしれません。
(サッカーは、欧州に追いつく可能性のあるリーグは今のところ見当たりませんし、アメリカはサッカーの普及の面で可能性が低いです。)

まだ、アフリカあるいはアジアと世界的な普及の面で課題はありますが
各国で盛り上がりの兆しが見えています。
既にサッカーに次いで人気のある球技であるバスケットボールですしその可能性は十分にあると思います。


※コメントを書かれる方へ
・一言コメント・一行コメントを避けてください。(おおよそ程度によります)
・敬語を必ず使いましょう。
これを守らなかった場合には、内容に関わらず削除をする可能性がありますのでご注意ください。
以上の点を守った上で、気軽にコメントをお願いします。

posted by wert-j |21:17 | 総合スポーツ | コメント(10) | トラックバック(1)
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マリーシア@バロンセスト 【El Baloncesto Digital Blog】

DKV ホベントゥットからイウルベンティア・ビルバオへレンタル移籍中のブラジル代...

2008-01-25 07:39 | 続きを読む
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はじめまして。


前回の分も合わせて興味深く拝見させて頂きました。

常々NBAのシステムは世界的視野で見て、また全スポーツを俯瞰して見ても優れている、と思っていましたがこのブログを見て欧州式も悪くないな・・・と思いなおし、視野が広がって良かったです。

正直欧州とNBAがどちらが強くなってもどちらでも良いんですが、サッカーで言うと欧州型のシステムでは優秀な新人がトップチームのレギュラーを取れずに飼殺し状態になり、成長する事なく中途半端な選手として終わる、という弊害があると思います。
レンタル移籍なんていう制度もありますがやはり強化という視点で見ればドラフト制が日本には望ましい様に思えます。

とは言え日本の場合、人気獲得が大前提でその為の手段として考えると・・・悩みます。

もし人気も強化も得られる良い手段があれば考えをお聞かせ願いたいです。

posted by バスケ普及委員会員No.005 | 2008-01-23 21:32

ユーロリーグはNBAを超えられるか?

こんにちは。
欧州バスケに興味があったので、楽しく拝読させていただきました。
確かに、欧州とアメリカ大陸でのプロスポーツの比較にバスケは最適かもしれません。
また、アジアでもオーストラリア、ニュージーランド、シンガポールでリーグ戦を行っているらしいので、クラブチームの世界選手権を行えばサッカー並みにハイレベルな大会も開催できるかもしれませんね。

日本ではあまり人気が無いと言われているバスケですが、「本来メジャーなスポーツであるハズのバスケを、誰かが意図的にマイナースポーツにしている」と私は感じています。
欧州でのプロバスケの様子が紹介されれば、もっと楽しむ人も増えると思っています。

これからの更新を期待しています。

posted by foxx | 2008-01-23 23:25

ユーロリーグはNBAを超えられるか?

>バスケ普及委員会員No.005さん
欧州型での強いチームの新人は、確かに干されるということはありますね。
レンタル移籍もあるんですが、イングランドはリザーブリーグがありますし
スペインやドイツは2部・3部と下部リーグにサテライトチームを保有していてそこで
試合経験を積ませたりしています。
その場合はなるべく上のリーグにその選手がいなければならないので下に落ちると問題が起きるわけですが・・

強化といってもトップレベルの選手のレベルを上げるのか。全体のレベルを向上させるのかで考え方は分かれますね。

リーグの仕組みは、Jリーグのモデルとなったドイツ・ブンデスリーガが一番参考になると思います。
仕組みは欧州式ですが、放映権料をリーグで一括して管理していたりといろいろとリーグ運営がうまくなるように努力しています。
赤字が出ないように努力しているので大型補強はあまりできず、CLで他国のビッグクラブに負けるケースは多いですが
各国から参考にされているリーグです。
観客動員もリーグ平均4万人でサッカー界で世界で一番多いリーグです。

>foxxさん
よくサッカーと野球の制度でその違いについて議論されるんですが
バスケはどちらも共存する面白いスポーツです。

アジアのバスケ事情はわかりませんが五輪予選からみるに日本以外で非常に発展している印象を受けますね。
シンガポールでもあるんですか。

アジアでクラブ選手権があると聞いたのですが日本は出ていないそうですね。
まあいろいろ事情があると思いますが、世界とチームレベルで交流するのは重要だと思いますよ。

欧州のメディアのスポーツ報道を見ると
本当に幅広く報道していますね。
アメリカもそういう印象を受けます。
日本のメディアは幅広く取り上げてもらいたいですね。

小さい頃から多くのスポーツをすることによって、一つのスポーツをするだけでは得られない、キンニクや柔軟な発想など
いろいろと効果があるみたいです。
これによって、先進国では、その国の競技レベルの向上に役立っているようなので
幅広くスポーツを取り上げることは重要ですね。

これに関して総合スポーツクラブ構想というのがあるんですが
以前私の書いたこのエントリーを関心があればちょっと観てみてください。
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/wert-j/article/15

posted by J観@管理人 | 2008-01-24 00:39

ユーロリーグはNBAを超えられるか?

たびたび,すみません.

おそらく,管理人さんは理想を謳っていて,私は現状を重く見すぎているのかもしれませんが・・・

>スポーツ大国のアメリカとスポーツ先進国の欧州どちらにも世界トップリーグがあるバスケットボールということになります。

そうなれば面白いとは思いますが,なかなか難しいように感じます.

>欧州の選手もドラフトを経てNBAに行かなければならないので移籍が活発化しません。

こういった例が,問題になるほど数多くあるのでしょうか? 意中のチーム以外にドラフトされたからユーロリーグに残った,というような選手が多数いるのなら,それはドラフトの弊害と言えるでしょうが・・・

>どんどん優秀な選手が自由に移籍していく欧州

は,いくらユーロリーグの中でビッグクラブになっても,その中で「一番優秀な選手」をNBAに強奪されていくような気がします.

チーム力が向上しても,優秀な選手を一本釣りされることによって,その向上は頭打ちになり,NBAの下位チームと互角になるのが精一杯ではないか,と考えます.結果,ユーロリーグはNBAを頂点とするピラミッド型の2番めの層に位置づけられるのではないでしょうか.

もちろん,NBAでストライキが起こり,有力選手がユーロリーグに流出,なんて突発事故もありえないとは言えませんが,現状のままでは優秀な選手がNBA以外を目指すことは考えにくいでしょう.

現在,スーパースターがどんどんMLBに挑戦して,日本野球のレベルの低下を憂慮する声があがっていますが,ユーロリーグも同じ立場にいるような気がするのです.もちろん,日本の野球がアメリカと同じく閉鎖モデルであり,ユーロリーグは開放モデルという違いはありますが,頂点のリーグを補完する立場に立った場合にその差が違った結果を生むかは疑問だと思います.

ちょっと文章の趣旨が違うのですが,このことに触れた文章を書いていますので,よろしければごらんください.

http://saheki.blog98.fc2.com/blog-entry-124.html

posted by さへき | 2008-01-24 09:41

ユーロリーグはNBAを超えられるか?

>さへきさん

結論を明確に最初からいいますと
競技人口が増えると、一つの国ではカバーしきれなくなり、
世界のトップリーグが増えるといいますか分散する傾向になることが考えられます。

NBAは登録選手数の問題もあり、世界中の優秀なな選手を入れる数には制限があります。
NBAの選手数の少なさは他アメリカスポーツと比べても少なく非常に激しい争いになることが
知られていますが。
それが、移籍を活発化しにくい一つの理由です。
そしてドラフトも1年に流入する選手の数に当然制限ができます。
一つの国ですので、限界があるのは仕方ありませんし、アメリカスポーツのチーム数を制限するというのもこの影響の背景にあります。

一方欧州は、多くの国のリーグの集合体のユーロリーグですので選手登録数の分母が圧倒的に多くなります。
その中で、各国のビッグクラブからの優れた選手達がユーロリーグにでるわけですが
多くの選手が行きやすい欧州という図式になるのはわかると思います。

そして、各国のバスケ競技人口がいかほどかは、知識不足で知りませんが
世界選手権の話に戻りますが、アメリカと各国の差は縮まってきています。
それを、戦力均衡のアメリカと欧州式の他国に当てはめると
同じもっといえば少しアメリカの選手の能力が高くても、戦力均衡なので
チームごとの能力は大体平均的になります。
一方欧州はそれと同じもしくは少し選手の能力が低くても
トップのチームのレベルも戦力均衡ではなく、厳選される形でのトップチームの実力ですので
そう考えると、欧州のトップチームのほうが実力が高いです。
そのトップチーム(ここでいうビッグクラブですが)が、各国ごとにあつまりユーロリーグで戦うということになります。
そうなると、ユーロリーグのほうがアメリカ(NBA)よりレベルが高いという状況が生まれます。

そこで、そのユーロリーグの優秀な選手を、アメリカ人だけでなく世界中の優秀な選手達を集めているNBAにいったとしても
その数は上でも書いたように制限があります。
その中で欧州に残る選手の質は、アメリカ人の戦力均衡で育まれたトップチームとそれほど変わらないのではないかと考えます。

簡単にいいますと、NBAにドラフトで選手が毎年入る以上に優秀な選手がユーロリーグで誕生する状況がうまれるということです。

また、サッカーの場合は経済的な利益の理由もあり南米の選手が、どんどん移籍するわけですが
欧州の場合、経済的な利益をそれほど心配する必要はないと思いますし、そこまでNBAに行くということはないと思います。。

最近バスケットは世界各国で進歩の兆しが見えます。
これから、スペイン・ギリシャばかりでなく、イタリア・ドイツ・ロシアなど多くの国でレベルが上がっていくと思います。

そうなると競技人口が多くNBAが優秀な選手をカバーできる選手の数に限界が生じます。
外国人の選手登録枠にNBAは確か制限もあったと思いますので
NBAはアメリカ人も一定数保たなければなりません。

1ヶ国のNBAと数十カ国の欧州のちがいとでもいますか。

MLBの場合は、日本1カ国で戦っているので流出するということになるとおもいます。
それに、日本は世界の野球人口の半分だそうなのでそう考えると流出している数はむしろ少ないと思います。

言葉や文化で苦労しない母国で、プレーしたいという優秀な選手もいますし
その面で、欧州に残る優秀な選手も出てくると思います

posted by J観@管理人 | 2008-01-25 00:22

ユーロリーグはNBAを超えられるか?

NBAの選手の人数の少なさが,移籍を活発化にくい理由の一つというのは,ちょっと違うように思います.実際,毎年のようにどこかのチームで,中心選手を含んだトレードは行なわれていますし,ロースターの当落線上にあるジャーニーマンと呼ばれる選手たちは,いくつものチームを転々としています.ちなみに,こういった選手たちが1シーズンをヨーロッパで過ごし,またNBAに返り咲くことも珍しくありません.

>一方欧州は、多くの国のリーグの集合体のユーロリーグですので選手登録数の分母が圧倒的に多くなります。

とありますが,これはこのまま潜在的なNBA予備軍とも言えるでしょう.現実問題として,欧州で最も優秀な選手たちは現在NBAで活躍しています.サッカーのビッグクラブ,育成クラブのモデルがそのまま,NBA,ユーロリーグと重ならないでしょうか?

>その中で欧州に残る選手の質は、アメリカ人の戦力均衡で育まれたトップチームとそれほど変わらないのではないかと考えます。
>欧州の場合、経済的な利益をそれほど心配する必要はないと思いますし、そこまでNBAに行くということはないと思います。。

私にはそうは思えません.と言うか,現状,そうなっていないと思います.未来において,この状況が改善されるか,はまた別の問題かもしれませんが,それにも悲観的になっています.


たびたび,ごちゃごちゃとすみません.おそらく,NBAのユーロリーグへの(意図的でない)干渉,影響力といったものを,私は決定的なものと考え,管理人さんは問題にならないと考えているのではないかと思います(違っていたらごめんなさい).

あまり長々とこの話を続けてもご迷惑でしょうから,この辺で.また,何かの折があったらコメントさせてもらいます.

posted by さへき | 2008-01-25 10:01

ユーロリーグはNBAを超えられるか?

さへきさんへ
私はスペインのバスケについてのブログを書いています、とうみんと申します。

あなたの言う、
>これはこのまま潜在的なNBA予備軍とも言えるでしょう
ユーロリーグをそのように見ることは事実と反しているかと思います。

大きな要因は2つ
・NBAはユーロリーグのチームから選手を獲るさいにそれ相応の移籍金(違約金)を支払わない
・ユーロリーグでトップレベルの選手全員がNBAでのプレーを望んでいるわけではない

さて、このエントリーの
「ユーロリーグはNBAを超えられるか?」
ですが、私は何をもって超えるかによって答えは違ってくると思います。
ある側面ではユーロリーグがとっくにNBAを超えている部分はあると思います。

posted by とうみん | 2008-01-26 00:19

ユーロリーグはNBAを超えられるか?

>さへきさん
NBAの国内の移籍が活発なのは、わかります。
ただ、NBAは海外の選手をドラフトで入れないといけないわけですしあくまで国内での活発化に過ぎないと思います。

サッカーの場合は育成クラブは国の代表するクラブではなく
国を代表するビッグクラブへ移籍していくことがありますが
ユーロリーグにでる国を代表するクラブの選手ですので事情は異なると思います。
結構国内にいたい選手というのは多いと思います。

私は、現在の状況から将来こうなるのでは?という話をしていますので
基本線がことなるのかもしれません。
まあ、将来のことなので結論はでませんね。
それこそ、欧州の制度とアメリカの制度がぶつかってどうなるかで結論が出ると思います。

確か、アメリカと欧州の制度について関心があると言っていましたので
バスケとは関係ありませんが。
双方のリーグ運営的に最大の成功例といえる
NFLとブンデスリーガについては、制度の印象としてどう感じていますか?

>とうみんさん
なるほど。
やはり欧州バスケはサッカーの制度とほとんど同じですね。
非常に興味深い。
選手の望む環境というのは人それぞれですからね。
そういう選手達が欧州バスケのレベルをまた上げてくれるわけですね。

ユーロリーグはNBAを超えられるか?
については、このエントリーではレベル・実力です。
しかし、いろいろな視点から超えられるかを考えるかを考えるのはいいことだと思います。
そういう面で他の面で超えられるかの話もして、全く問題はありません。

ちょっと聞きたい事があるのですが
総合スポーツクラブが文化として定着しているスペインですが
日本には誕生できるとおもいますかね?

posted by J観@管理人 | 2008-01-26 22:24

ユーロリーグはNBAを超えられるか?

長くなりますが,

とうみんさん.

>NBAはユーロリーグのチームから選手を獲るさいにそれ相応の移籍金(違約金)を支払わない

ちょっとわからないんですが,これ,NBAが傲慢だということ以外に何か意味があるのでしょうか? 仮に,ユーロリーグとの間に(MLBとNPBのポスティングシステムのような)協定が結ばれれば,問題はなくなるのでしょうか? それとも,そういう協定はありえませんか?

そして,

>ユーロリーグでトップレベルの選手全員がNBAでのプレーを望んでいるわけではない

>結構国内にいたい選手というのは多いと思います。

この点なんですが,とうみんさんや管理人さんとの意見の相違は結局ここに行き着くのでしょうね.繰り返しになりますが,私はそうは思えないのです.ユーロリーグの詳細を知っているわけではないので,サッカーや野球からの類推,それに(さまざまな意味で)向上を望む人間の性といった漠然としたものがその根拠になってしまいますが.

もちろん,サッカーの久保のように,海外に行きたくないと思う選手はいるでしょうが,多くの選手はレベルの高いところ,金銭的に恵まれたところを目指すと思うのです.例えば,前のコメントにも書きましたが,ドラフトされたがNBA入りを拒否したとか,ユーロリーグで素晴らしい成績を上げているのにヨーロッパにとどまり続けているという選手をご教示いただければ納得しやすいのですが・・・

管理人さん.

関心はありますが,知識があるわけでないので,印象程度のことしか言えませんが(腰が引けていますね)

NFLは「静的な」モデルとしては理想的だと思っています.NBAに比べて1試合の観客数(スタジアム,アリーナのキャパの差)でこそ有利ですが,逆にチームを構成するのに必要な選手数が多く,1シーズンにこなせる試合が少ないといった不利な条件にもかかわらず,NBAやMLBを抑えてアメリカで最も人気のあるスポーツとなっているのは,その制度の素晴らしさが大きな原因だと考えます.特に,ハードキャップの厳格さや放送収益の分配による戦力均衡システムは徹底していると思います.

http://4ki4.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_a778.html

上のリンクで,アメリカのプロスポーツチームの資産価値のランキングを見ますと,ベスト15のうちNFLチームでないのは,6位に入ったMLBのヤンキーズのみで,NBAに至っては1位のレイカーズですら,NFLの平均額に達していません.アメリカ国内では一人勝ちの状況です.

ただ,敢えて疑問点をあげるとすると,現在以上の伸びしろがあるか,ということかと思います.野球と同じく,ルールの複雑さや特殊な用具が必要という競技そのものに固有な弱点もありますが,アメリカンフットボールの他地域への普及は問題にならないレベルです.その点では,すでにグローバル化を完遂したサッカーや,マーケットを世界に広げようとしているNBAとは比べ物になりません.

同じく上のリンクで見ますと,アメリカのプロスポーツの売上高の巨大さがわかりますが,ヨーロッパサッカーチームの年間売上高の伸びもものすごく,2年間で軒並み1.5倍ほど売り上げを増加させています.こんな成長率はNFLには望めないと思います.

また,NFLの現在の成功はその労使関係がうまくいっていることも原因にあげられますが(詳細は知りません),それが何らかの原因で対立するようなことになって,現在のシステムにひびが入る可能性もなしとは言えません.

ブンデスリーガについては,外国人選手の受け入れが少なく,ドイツという国の経済力に比べると,リーグのレベルは今ひとつなのかな,といった印象があります.健全経営が評価されているようですが,それはレアル・マドリッドやチェルシーのような資金力にものを言わせるビッグクラブのあり方とは逆のように見えます.バランスが大事と言うことでしょうか? 看板選手であったバラックが移籍したのは,結局は資金力の差だったように思っていますが,皮相的にすぎますか?

posted by さへき | 2008-01-27 10:13

ユーロリーグはNBAを超えられるか?

>さへきさん
欧州の場合は、契約期間内の移籍であれば違約金を払わないといけないというのが慣例です。
選手が自由に移籍できるのは契約が切れた後で、それまでは選手とクラブが同意しなければ
移籍はありえない状況です。
NBAは移籍金を払わないので
そうなると選手が契約切れとなるまで移籍はできません。
その点で移籍が不活発になります。
ポスティングができれば分かりませんが、欧州でそういうシステムが受け入れられるかは微妙ですね。

NFLに関して、そこまで知りませんでした。
NFLは試合数が少ないにもかかわらず年俸が非常に高いというのが聞いたことあります。
確かにNFLは、ビジネスを最優先に考えるアメリカスポーツの中でも非常によくできているリーグですね。

なかなか興味深い情報参考になります。
コメントは少ないですが、ちょっと聞いてみたかったのが主でして、ありがとうございます。

ブンデスリーガは、クラブの運営をがうまくいくようにできていて
他の欧州リーグは、ビッグクラブ以外はクラブ運営が非常に大変な状況にあります。
簡単にいえば弱肉強食なんです。
ですが、ブンデスリーガは欧州式なんで弱肉強食の部分がありますが
リーグが非常にうまくカバーしています。
そしてリーグ平均観客動員数も4万人と世界一観客が入るリーグです。
地域に溶け込んで行う様々な行動もスポーツクラブの理想のあり方といえるリーグです。

Jリーグはブンデスリーガをモデルとして作られましたが、世界各国でもモデルにしているリーグは多いです。
私は日本のスポーツ界が、最も参考にできるのはドイツだと考えています。

バラックについては、イングランドへの憧れもあったと思います。
東ドイツ出身である彼が、西ドイツに行きイングランドに行くなんて一昔前まで考えられなかったことなんで
これも時代の流れでしょうね。
他国のビッグクラブに負けてしまうというのは、ブンデスリーガの運営の欠点の部分ではありますね。

posted by J観@管理人 | 2008-01-31 00:03

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