2007年11月26日
理想のクラブを探して 「ジェフ千葉編」
地域に根差したスポーツクラブを目指して、現在Jリーグのクラブ中である一定の成果を上げているクラブあるいは JFLのクラブを紹介してきましたが今回はその視点から少しはなれ純粋に「サッカーの強化・育成」という観点から面白い試みをしているクラブを紹介します。 そのクラブは「ジェフ千葉」です。 ジェフ千葉は、Jクラブの中で育成という面に関して、非常に評価されています。 トップチーム選手を育てて強化し、チーム力を上げている千葉は育てる能力が高いです。 このクラブにいて成長した選手は、阿部・水野・水本・巻などが上げられるでしょう。 これは千葉のトップチームの強化やユースなどの下部組織の育成の賜物といえるでしょう。 育成型クラブとして、日本では非常に進んでいる部類に入ることでしょう。 さて、このような育成が充実している千葉ですが、今回はこの千葉のトップもしくはユースとは違う形で育成を図っている千葉の下部組織のチームを紹介します。 そのチームとはJFLに所属する「ジェフ・リザーブス」 このチームの狙いとしては大きく分けて2つあります。 1、現時点ではプロにはなれなくても将来的に才能が開花する可能性のある「遅咲き」の選手にチャンスを与える目的 2、千葉のトップでプロ契約をしていても、なかなか試合に出場できない選手をこのチームに入れることで実戦経験をつませるという目的。 以下にこの解説と続きを書きます。 トップページからご覧のかたは続きを読むをクリックしてください。
1つ目を説明しますと、選手によっては高校年代までは目立った活躍はなくても大学を卒業したときには、才能が開花するという遅咲きの選手がいます。 現在の日本代表でその象徴的な選手は川崎フロンターレの中村憲剛です。 彼は高校時代までは全くの無名。地域の選抜にちょっと選ばれたことがあるというぐらいだったそうです。 大卒後、川崎に入団が決まった時も川崎以外にオファーの出したクラブはありませんでした。 そんな選手が今では、Jリーグを代表する選手にまで成長しました。 海外ではイタリア代表でバイエルン・ミュンヘン所属のFWルカ・トニ選手も、27歳から急激に才能が開花しました。 このように、高卒後もっといいますと大卒後でも才能が開花する選手がいます。 そのような「高校時代ではプロ契約はできないが、今後化ける可能性があるので様子を見たい選手」を所属させるにはこのジェフ・リザーブスは最適となるわけです。 このチームに所属すると、プロのコーチの洗練された指導が受けられますので開花する可能性が高まるわけです。 そして2つ目ですが、これはJリーグ全体の問題と関連していまして、Jリーグにはいわゆる2軍としての存在に近い、トップで試合にでれない若手選手を育成する「サテライトリーグ」があるんですが これは、現在事実上機能していないといってもいい状況でして、試合数は年間「8試合」しかありません。 トップチームの試合はリーグ戦の他、カップ戦もありますので若手選手はそれに出ることもできますが クラブにとってもカップ戦は重要ですし、ベストメンバー規定もあって、若手に経験をつませるという目的ではなかなか機能しません。 さらに、ただでさえ試合が少ないサテライトも、怪我から復帰したばかりの選手の調整の舞台となることもありますので 真剣勝負となっているかは疑問が残ります。 高卒当時有名だった選手が3年で試合にあまりでないまま引退を余儀なくされ、一方高卒当時無名だった選手が大卒後、プロで活躍している選手がいるというケースを見ますと やはり機能していないという印象を受けてしまいます。 もちろんこのケースも、「選手個人の努力の差」や「近年見直されてきた大学育成環境の充実」というのもあるとは思うんですが、やはりこういう問題との関連もあることでしょう。 それを解決するために、ジェフリザーブスの存在があります。 JFLは、年間で34試合ありますし、JFLに所属するチーム形態も様々ですし、どこのチームも真剣に試合に望みます。 若手選手がアマとはいえ経験豊富なベテランの選手と真剣勝負するというのは大きく成長する要素となります。 ここに、現在トップでなかなか試合機会の得られない選手を所属させれば試合経験がつめますし、前述の遅咲きの可能性がある選手と競争することで双方に成長を促す効果もあります。 ここで、ジェフリザーブスの選手は一部はトップからのプロ選手はいますが、ほとんどがアマの社会人です。 そうなるとなかなか、練習の時間が取れません。 その課題を、解決するために千葉がやったのが「人材派遣会社と提携」したことです。 これにより、選手に安定した仕事が手に入り、キャリア形成にもなりますし、会社もこの選手の事情を分かっていますので、練習時間に間に合うなど理解が得られます。 さらに、今までのエントリーでも紹介してきましたが千葉は大学とも提携していますので そちらに、可能生のある選手で大学に行きたい選手ならばそちらに生かして常に選手をチェックすることもできます。 選手の希望に合わせた下部組織体制は非常に充実しているといえるでしょう。 この千葉の取り組みは他Jクラブに非常に参考になると思います。 JFLに上がるために、下部組織のチームをJFLまで上げなくてはいけませんが 既存のJFLクラブと提携することもできますし、是非やってみて欲しいと思います。 現在は、大学年代への育成の見直しと充実でなんとかこの問題は大きな課題となりませんが 選手を成長させるために一番重要なのは、 試合ですのでこの課題を日本サッカー全体で解決していってもらいたいものです。
理想のクラブを探して 甲府編 湘南編 岐阜編 千葉編 川崎編 大分編 新潟編 浦和編
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posted by wert-j |23:28 |
クラブの重要性 |
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理想のクラブを探して 「ジェフ千葉編」
コメント投稿者ID :
ジェフって人気なかったけど、オシムがきてガラって変わりましたね♪
posted by K | 2007-11-27 00:04
理想のクラブを探して 「ジェフ千葉編」
コメント投稿者ID :
阿部・水野・水本・巻 等の選手が育ったのは、
クラブ自体が揚げた成果と言うよりも、
オシム監督個人の手腕に依るところが大きいのではないか。
と、ミーハーなジェフサポの僕は思ってしまいます。
もし、仮にオシム監督だからこそ、
これらの選手を育て上げる事が出来たのだとすると、
オシム監督って、つくづく偉大な指導者ですねえ。
他の指導者になくて、オシムさんのみに有るもの。
指導者としてのオシムさんの手腕って、
具体的にどのような物なのでしょう?
本当に、例えばクリエーターの世界における宮崎駿のように、いかんとも代えの効かない存在なのでしょうか?
後任が語られる事態となり、この事ばかりが気にかかります。
posted by オシムさんに替えはいますか? | 2007-11-27 00:55
理想のクラブを探して 「ジェフ千葉編」
コメント投稿者ID :
このブログでは「底辺の拡大が日本サッカーの成長に欠かせない」、
という観点から代表よりも地域リーグに注目しているんですよね。
世間では代表監督人事に揺れているようですが、
こういった問題は常に考えるべき話題ですな。
さてエスパはおそらくJ1で最も五輪世代が充実しているチームだと思っています。
山本海人、青山、枝村、岡崎、来期から本田拓も来ます。
他にも武田、杉山浩太、岩下、山本真季などの世代別代表が多いです。
しかし今挙げた選手でスタメンは青山のみです。
リーグではベンチ入りすらしてない選手も多いです。
特に山本真季はU-20では10番を背負っていましたが、
高校生でリーグ戦に出場して以来2年間リーグ戦に出ていないはずです。
ポジション的に藤本淳悟との競争ですので難しいとは思いますが、
もう少し試合で見てみたい選手であります。
プレミアやリーガでは10代の選手がビッククラブでデビューしますが、
まだ日本では馴染みにくい風潮に思えます。
イタリアのようにセリエCでデビューをして、
活躍をした選手が上に上がって行くシステムが理想かと。
(確かバッジオもデルピエロもCデビュー)
Jリーグも全体のレベルが上がって、
高校生が卒業後にJ1で活躍するケースが減ってきました。
それが大学サッカーの復権に繋がっているとは思いますが、
やはりプロレベルでの実践経験こそが成長を促すと思います。
J2愛媛がレンタルを活用してイタリア的プロビンチアになっていますが、
そのような流れが日本でどうなるか楽しみであります。
J2のレベルが上がりJ3が出来た時に若手の選手が、
どのようなデビューを果たすのでしょうか?
んで、ジェフアマチュアですが、
どれほどトップへ人材を供給しているんでしょうか?
まだ結論を出すのは早いでしょうが成功といえるものでしょうか?
気が付けば長文になってしまいました。失礼しました。
posted by エスパファンですが | 2007-11-28 01:30
理想のクラブを探して 「ジェフ千葉編」
コメント投稿者ID :
>Kさん
監督以前にそのような監督を招聘したスタッフに力があったということでしょう。
>オシムさんに替えはいますか?さん
阿部はユース時代から注目されてきましたし、ジェフのユースはそもそも評価が高かったですからね。ジェフというクラブの成果ですよ。
オシムさんの話はこのジェフリザーブスの試みと関係がないのでやめます。
一言だけ言いますと現有戦力で戦力を向上させれるのが名将ですね。
>エスパファンですがさん
底辺の拡大が日本サッカーの拡大の欠かせないとは、思ってはいますけど別のそういう目的ではないですね。
それは私の個人的な関心でして。3部以下をみると日本サッカーの現状と未来が見えてくるので。
今回ジェフリザーブスの取り組みはそういうことと繋がっているんですよね。
せっかく高卒でいい選手が入っても試合に出る機会がないで才能が潰れてしまっては非常に損です。
高校まではプリンスリーグなのでせっかく試合経験機会を増やしてきたのに肝心のプロで試合経験が減るなんて、問題があります。
才能がある選手はどんどん年齢に関係なく大きなクラブで活躍してもらいたいですが。
ポテンシャルは高くても、現時点でレギュラーになれないような選手はその時点での身の丈にあったクラブに移籍し、活躍することで、将来的にビッグクラブで核となる選手になりやすいと思いますからね。
バッジョも、若い選手はビッグクラブでずっと控えでいるように小さなクラブでも試合に出ることが大事だといってましたね。
ジェフリザーブスの実績はちょっと分からないですが
積極的にトップとの移籍は行われているようですしそれなりに効果は上げているんじゃないでしょうか?
ユースとも交流があるようですし、ユースの強化とう点でも効果はあるでしょう。
GK岡本もリザーブスに今年一時期行ってましたね。
長文は全く問題ありません。
posted by J観@管理人 | 2007-11-30 23:45
理想のクラブを探して 「ジェフ千葉編」
コメント投稿者ID :
2008年のJFLが、開幕しました。
しかしジェフ・リザーブスの開幕スタメンに
<1、現時点ではプロにはなれなくても将来的に才能が開花する可能性のある「遅咲き」の選手にチャンスを与える目的
という考えが、あるとは思えませんでした。
というのもスタメン全員、
千葉のトップでプロ契約
している選手だったからです。
(ただ交代で、アマ選手が出ていた)
2、千葉のトップでプロ契約をしていても、なかなか試合に出場できない選手をこのチームに入れることで実戦経験をつませるという目的。
というのは、当てはまっているのですが、
これでは、実質的なプロクラブ
ではないでしょうか。
優勝争いに絡めば、トップのレギュラー選手が、
出場することも、可能なのではないでしょうか。
プロ選手が試合に出ることを悪いことだとは、
必ずしも思わないが、
今のジェフ・リザーブスにアマチュア選手を
育てる気があるのだろうか。
posted by unknown | 2008-03-18 17:43
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