山本尚子のスポーツ・ウォッチング

全日本フィギュア2日目 男子フリー

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全日本フィギュア2日目の観戦メモです。
オリンピック出場をねらう選手たちと、ジュニアのカテゴリーの選手たち中心のメモになっています。

 <男子フリー>
第1グループ
1吉野晃平:仮面の男。88.24。
2近藤真樹:ラフマニノフのピアノコンチェルト。91.41。134.57。
3友野一希:全日本ジュニア6位の中学3年生。オレンジ色のシャツが可愛らしい。最初のダブルアクセルは転倒。それ以降は、丁寧に一つひとつエレメントをこなして、TESを積み上げていく。後半はノリノリのステップワークで会場の拍手を誘う。ジュニアのフリーより30秒長いプログラムなので体力的にはキツイと思うが、最後までがんばった。107.32。155.30。
4橋爪峻也:91.58。133.68。
5山本拓海:レ・ミゼラブル。89.02。134.95。
6山田耕新:トリプルアクセルをなんとか着氷。小気味よくジャンプを次々と決めていった。観客の拍手にガッツポーズ。111.48。161.37。友野くんを抜いて暫定1位。

第2グループ
7日野龍樹:きのうは不本意な出来だったが、きょうはどうか。ある意味、見せるスポーツの選手は、ナルシストの部分が必要だと思うのだが、彼にいちばん欠けているのがそこなのではないかと思っている。軸が多少曲がっても着氷してしまう体のしなやかさと、美しいスピンを持っているのだから、もう一つステップアップしてほしい。冒頭の4回転は惜しくもステップアウト。続くトリプルアクセルもSOしたが、以降は立て直して127.02。191.20で暫定首位。
8野添紘介:102.13。156.02。
9近藤琢哉:この大会に出場している大学生は、4年生が多いように思う。大学4年生は、これが最後の全日本フィギュアになる選手も多いだろう。(近藤選手がそうかはわからない)持てる力の全てを出しきろうというような気概が伝わってくる演技。109.47。161.27。
10磯崎大介:107.15。158.77。
11本田太一:滑り出しこそややミスをしたが、すぐに立ち直った。スタンドには、真凜ちゃんなど妹さんたちが応援に来ていたようだ。111.31。 170.47。
12村上大介:小塚選手が世界ジュニアで優勝した年に、アメリカ代表で出場していた村上選手。せっかく日本連盟所属を選んだんだから、もっと国際大会に出られるようになるといいな。4回転サルコウを皮切りに、小気味よく技を決めていく。最後のジャンプが決まると思わずガッツポーズ! 140.15。205.86。暫定首位。

整氷タイムのあと。第3グループ
6分間練習で、田中刑事選手や無良選手は4回転を成功させていた。

13田中刑事:4回転は両足着氷。回転不足か。ジュニアのグランプリファイナルのときはミスだらけで心配したが、あのときよりはいい。若干の抜けはあったが、トリプルアクセルも2本決めた。羽生選手と同じ19歳とはいえ、ふだんは30秒短いジュニアのプログラムで滑っているせいか、演技後、苦しそうに肩で息をしていた。彼は来季からはシニアだから、早く4回転ジャンプを安定して跳べるようになってほしい。139.74。211.52。暫定首位。
14中村健人:きれいに演技をまとめるのだが、何かひと味足りない感じがする。それは確実性だったり、力強さだったり。136.33。205.49。
15坪井遥司:白鳥の湖。ほぼノーミス。すばらしい。141.36。208.58。
16佐々木彰生:天衣無縫というか天真爛漫というのか、佐々木彰生ワールド全開。少々ミスをしても、ノリでそれらを吹き飛ばしていく。だれよりも楽しそう。122.65。188.38。
17山本草太:全日本ジュニア5位。田中、日野選手が今シーズンでジュニア卒業なので、来季は宇野昌磨選手とこの山本選手に期待がかかる。果敢に挑んだトリプルアクセルは両足着氷。まだ13歳。自分のスピードに体がついていけず、フラれてしまうシーンが随所に見られたけれど、楽しみで仕方ない存在。104.72。170.62。
18無良崇人:ここからは、これまでの人生と4年間の努力を懸けた戦いになる。将軍に戻したフリー。2本目のトリプルアクセルは抜けた。ループも抜け。うーん、残念。去年のほうがよかったかな。145.47。216.72。それでも暫定首位。

運命の第4グループ



6分間練習。鬼気迫る5選手の中に放り込まれた宇野選手に若干の違和感。(笑)でも彼も、世界ジュニアの出場権がかかっているからがんばれー! 

19羽生結弦:6分間練習では成功していた4回転サルコウで転倒。ちょっと堅さがある気がしたが、それ以外はOK。194.70。297.80で優勝。
20宇野昌磨:トリプルアクセルに挑むも転倒。彼は小柄だけれど、ピンと伸びた背筋がどんな姿勢のときも美しい。今の彼はジュニアではPCSで稼ぐタイプだが、TESが頭打ちなので、早くトリプルアクセルを習得してほしい。しかし、よくがんばった! 144.34。216.49。田中刑事選手も上回った。これで世界ジュニア出場が確実。おめでとう。
21織田信成:冒頭の4回転はやや着氷が危うかったが、強引に3回転をつけた。ふたつ目の4回転は3回転に。こうなると、飛びすぎ注意が心配になるが、それは大丈夫だった。フリーだけなら3位の178.75。256.47。
22高橋大輔:6分間練習でもジャンプはほとんど転倒していた。踏ん張れないほど脚の状態が悪いのではないか。ジャンプのミスをどこまでPCSでカバーできるのか。演技後の高橋選手は感極まった表情だった。そして、手がざっくり切れて血まみれになっていた。170.24。252.81。
23町田樹:ミスする気配がない。183.82。277.04。2位。
24小塚崇彦:4回転はオーバーターン。最後に転倒はあったが、あとはまとめた。織田選手に追い上げられるも、SPの貯金が効いてトータルで3位。174.11。264.81。オリンピック選出の有力候補になったことは間違いない。

オリンピックの選考基準はこちら。
①全日本選手権優勝
② 2 人目は、全日本2 位、3 位の選手とグランプリ・ファイナルの日本人表彰台最上位者の中から選考を行う。
③ 3 人目は、②の選考から漏れた選手と、全日本選手権終了時点でのワールド・ランキング日本人上位3 名、ISU シーズンベストスコアの日本人上位3 名選手の中から選考を行う

①で羽生選手、②でおそらく町田選手が有力、③に該当するのは小塚選手と、4位の織田選手ではなくて5位の高橋大輔選手ということになる
つまり、織田選手にはもう可能性は残っておらず、最後の1枠は小塚選手と高橋選手との比較で決まるだろう。
高橋選手は五輪をあきらめるような発言をしていたが、私は可能性はまだまだ残っているとみるがどうだろうか。
2人も五輪経験者であり、どちらに決まっても異論は出るはずで、難しい選択になる。

それと四大陸選手権と世界選手権をどう割り振っていくのかも気になるところだ。

それにしても、織田選手はグランプリファイナルで表彰台に上がりながら、2週間後にすべてが終わってしまうというのはあまりに残酷で悲運だが、それも勝負の世界か。。。
もったいないなあ。。。

<追記>
私はいつも、会場のトイレ事情がとても気になってしまうのだが。。。
2日目の座席は、前日とは対角の位置だった。
9+9=18個の個室が近くにあった前日とは違い、2日目は個室の数が8個と少なく、長蛇の列はなかなか途絶えることがなかった。
幸い、数の多いトイレの場所を教えてもらったので、走ってそこに行くようにはしたが、毎回ダッシュするにはかなり距離が。。。(笑)
たまアリは、つくりがちょっと複雑なせいか、座席によってかなりトイレ事情に差が出る。収容能力が大きいだけに、3月の世界選手権がちょっと心配になった。

<追記の追記>
エキシビションに出演するのでしょうか、ランビエールさんが観戦していました。
めざといファンは、整氷タイムなどにサインを求めていました。
その列は少しずつ長くなり。。。
ランビさん、ちゃんとおトイレ行けたかしら。。。?(笑)

男子フリーの結果はこちら。
男子トータルの結果はこちら。

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山本尚子/Naoko Yamamoto 
スポーツビジネス・シンクタンク勤務を経て、スポーツ系ライター&テープリライター&パソコン要約筆記者(要約筆記とは、聴覚障害者の方に文字によってその場の情報を伝えるいわば同時通訳的役割)。
東京生まれの札幌、仙台育ち。スポーツを「わかりやすく伝えたい」がモットーです。
パーソナルコーチでもあり、「コーチング」の視点からスポーツやアスリートを見つめると、また新たな発見があります。
2010年2月、バンクーバー冬季オリンピック大会では、日本代表選手団の本部員として派遣されるという機会を得ました。バンクーバーの選手村で選手たちとともに過ごし、ともに戦った3週間強という日々は、ハードワークながらも、非常に貴重で充実した毎日でした。その経験を、今後のライター生活に活かしていくと同時に、微力ながらも、オリンピック・ムーブメント、スポーツ・ムーブメントに貢献できるよう努めていきます。
 
好きなもの:人物取材 
個人的には北海道日本ハムファイターズ、鹿島アントラーズ、浅田真央ちゃんのファンです。
 

・NPO法人日本オリンピック・アカデミー理事
・NPO法人日本スポーツ芸術協会会員
・財団法人生涯学習開発財団認定コーチ
・社団法人日本産業カウンセラー協会認定 産業カウンセラー
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