山本尚子のスポーツ・ウォッチング

グランプリファイナル2日目前半

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グランプリファイナル2日目、前半の「ジュニア女子フリー」「ジュニア男子フリー」「ペアSP」です。
感想をつらつらと。

<ジュニア女子フリー>
1.アンジェラ・ワン:きのうからジャンプが不調。それ以外のつなぎなどの部分の所作は美しいのに。表情が調子が悪いときのキャロライン・ジャンにかぶる。86.89。131.58。
2.ポリーナ・エドモンズ:15歳だが身長が164センチあるので、他の選手と比べると大人びて見える。きのうのミスを取り返すかのように、慎重にいきながらも次々と技を決めていく。リプニツカヤと同い年だし、来季からはシニアかな。世界ジュニアでの米露対決が楽しみだ。113.51。161.71。
3.プロクロワ。ここからはプチ全露ジュニ選手権。(笑)今回の出場選手の中では一番背の低い140センチ。演技前にコーチから注意を受けているとき、フェンスがかなり高く見えて微笑ましい。よく滑っていてスピードがある。1カ所ジャンプが抜けた以外は好演技。
ワンミスでも悔しそうな表情。このロシア勢4人の中で一人は世界ジュニアに出られないわけだし。ラジオノワがまわってくるかもしれないし。層が厚い中での生存競争は大変だ。106.50。157.77。
4.メドベージェワ:途中からスタミナが切れてきたかな。1回お手つきの場面があった。104.93。163.68。3位。
5.サハノビッチ:おでこが可愛い。他の細い選手に比べると、強そうな脚に見える。ジャンプにもバネがあって気持ちいい。1カ所つまづいたのがもったいなかった。112.30。172.86。2位。」
6.サツコワ:ヘアスタイルのせいか154センチよりも大きく見える。ポニーテールの結び位置を変えるだけでずいぶん印象が違うんだな。115.46。175.76で優勝。

ジュニア女子フリーの結果はこちら。
トータルの結果はこちら。

<ジュニア男子フリー>



1.日野龍樹:もっと違った雰囲気のコスチュームが見たいなあと思ってしまう。4回転は惜しくも転倒。カッコ良さという武器をもっと利用してもいいのにな。踏み切ったときは一瞬ひやっとするのに着氷できてしまうのは、体幹が強いのか膝や足首が柔らかいのか、やっぱり謎だあ。123.83。182.39。
2.ボーヤン・ジン:中国男子というといがぐり頭のイメージ。彼もいがぐり頭で、しかしよく跳ぶ。そのジャンプの確実なこと。軸が細くて回転が速い。スキルに長けていて力強い演技をするのが中国男子の特徴だけれど、この先その枠からどう男のしなやかさや優しさなどを出していくのか楽しみ。150.31。218.73。優勝。4回転を3回跳んだら、それはTESは出るでしょう。
3.ペトロフ:割と低い位置で見ていたのだが、彼のジャンプは割と低空。今ひとつキレがないように見えた。127.71。198.63。
4.ネイサン・チェン:14歳。ペトロフと同い年にはあまり見えない。正確な演技。ミスをしないことが大切なんだというあたりまえのことを教えてくれる。143.09n。214.61。3位。
5.ピトキエフ:パンフレットの写真とはずいぶんヘアスタイルが違う。ロシアン同士で比べて見ると、私はの好みでは優雅さがあってペトロフよりも好き。ノーミスでガッツポーズ。144.00。SB。216.24。2位。
6.田中刑事:4回転は認定はされたものの転倒。2本目のトリプルアクセル転倒。ああ、これは痛い。そのミス以外は、渾身の情感あふれるいい演技だった。スピンにややスピードがないところとか体の使い方が本田武史さんに似ている気がした。132.08。205.71。残念、4位に落ちて表彰台を逃してしまった。
んんん、日野選手と田中選手はシニアで活躍する羽生選手と同い年。もうちょっと3人で切磋琢磨するところまで来てほしいなあ。

ジュニア男子フリーの結果はこちら。
トータルの結果はこちら。

<ペアSP>
1.チェン・パン/ハオ・ジャン(中国):ソチオリンピックの2枠目をスイハン組と争っている年の差カップル。チェン・パンはとても可愛らしくてすごく健気に見える。ハオ・ジャンの長い後ろ髪が気になる。ツイストリフトが迫力がある。スロウジャンプも力感があって見応えがある。中国はパワフルな男子スケーターがたくさんいていいな。68.87。SB。
2.ミーガン・デュハメル/エリック・ラドフォード組(カナダ)演技中のデュハメルの笑顔がいい。デススパイラルへの入りがユニーク。73.07。SB。
3.カーステン・ムーアタワー/ディラン・モスコヴィッチ組(カナダ):ツイストもスロウジャンプもあまり高さはないのによく決まるな。68.77。
4.ティン・パン/ジャン・トン組(中国):ベテランペア。しっとりした大人の演技に引き込まれました。75.40。
5.サフチェコ/ゾルコヴィー組(ドイツ);スロウジャンプのその高さと、デススパイラルのその低さに驚きます。ああ、これも余韻にゆっくり浸っていたいいい演技。79.46。SB。あとから出て来るペアがどんどん前のペアのスコアを追い越していく。ノーミスが続く理想的な試合になっています。
6.タチアナ・ヴォロソジャール/マキシム・トランコフ組(ロシア):今季無敗のペア。美しいヴォロソジャールと髭があやしげなトランコフ。大好きなペアです。高スコアの連続にプレッシャーがかかると思いきや、ミスなんてあり得ないと感じさせられる完成度の高さ。まさに圧巻で、昨夜の羽生選手、浅田選手並みに会場総立ちとなりました。82.65。

ペアSPの結果はこちら。

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山本尚子/Naoko Yamamoto 
スポーツビジネス・シンクタンク勤務を経て、スポーツ系ライター&テープリライター&パソコン要約筆記者(要約筆記とは、聴覚障害者の方に文字によってその場の情報を伝えるいわば同時通訳的役割)。
東京生まれの札幌、仙台育ち。スポーツを「わかりやすく伝えたい」がモットーです。
パーソナルコーチでもあり、「コーチング」の視点からスポーツやアスリートを見つめると、また新たな発見があります。
2010年2月、バンクーバー冬季オリンピック大会では、日本代表選手団の本部員として派遣されるという機会を得ました。バンクーバーの選手村で選手たちとともに過ごし、ともに戦った3週間強という日々は、ハードワークながらも、非常に貴重で充実した毎日でした。その経験を、今後のライター生活に活かしていくと同時に、微力ながらも、オリンピック・ムーブメント、スポーツ・ムーブメントに貢献できるよう努めていきます。
 
好きなもの:人物取材 
個人的には北海道日本ハムファイターズ、鹿島アントラーズ、浅田真央ちゃんのファンです。
 

・NPO法人日本オリンピック・アカデミー理事
・NPO法人日本スポーツ芸術協会会員
・財団法人生涯学習開発財団認定コーチ
・社団法人日本産業カウンセラー協会認定 産業カウンセラー
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