山本尚子のスポーツ・ウォッチング

グランプリファイナルin福岡 男女SP

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グランプリファイナル初日の後半は、男子SPと女子SPでした。

<男子SP>
1.織田信成:4回転トゥループで転倒。織田選手のクワドは決まれば美しいのに、どうにも粘れないというか、美しいか大転倒か二つに一つみたいなところがありますね。。。
彼がオリンピックに行けるかどうかは、一にも二にもSPでの4回転次第でしょうね。。。。80.94
2.ハンヤン:4回転Tが飛んだ瞬間に軸が斜めになっていて転倒。コンビネーションジャンプは3-2になった。77.75。
3.コフトン:4回転サルコウSO。4回転Tは転倒。トリプルアクセルのはずがシングルアクセルに。あちゃあっ! 68.92
4.羽生結弦:オーサーコーチは今シーズン何回か来日しているけれど、羽生選手は海外の試合ばかりで、もしかしたら日本の試合では今季初お目見えでしょうか。
ここまで3人連続ミス続きで、クリーンなクワド成功者がいませんでしたが、この日初めての成功者。トリプルアクセルもみごとに成功。しかし彼の場合は、ここで安心はできません。最後のコンビネーション、ルッツが抜けずに成功するまでは。。。
ノーミス演技で会場中スタオベ。魔物を退散させる圧巻の演技でした。99.84点。最高得点が出ました。地元点を5点ほど差し引いてみても、素晴らしい文句のつけようのない演技と点数でした。
5.町田樹:羽生選手の演技の余韻がなかなか鎮まらない影響があったのでしょうか。冒頭のクワドが2回転トーループに。。。練習ではあれほど完璧だったのに。
コンビネーションは止まりそうになり、なんとか2Tをつけましたが、しかしこれがアダとなりました。点数は65.66。
「え、ジャンプ全滅のコフトンより下?」と驚いたのですが、冒頭の4Tが抜けて2Tになっていたので、2回目の2Tはキックアウトになり、自然、コンビネーションそのものがKOされてしまったんですね。
6,パトリック・チャン:4-3のコンビネーションは美しく悠々と成功。羽生選手の得点の出方から見て、このままだと100点超えかあと思った矢先、トリプルアクセルでお手つき。ルッツは2回転になったうえにSO。日本での成績はあまりよくないのは知っていたけれど。87.47

男子SPの結果はこちら。

ノーミスは羽生選手のみという波乱の男子SPでありました!
男女シングルとも、前回、バンクーバー五輪シーズンのグランプリファイナル優勝者は、そのまま金メダリストになっています。
羽生選手と2位のチャン選手12点差ありますが、果たしてプレッシャーに負けずに逃げ切れるのか?

<女子SP>
6分間練習に登場した真央ちゃんは、コスチュームを変えていました。
少しずつジャンプの感触をたしかめる真央ちゃん。
ダブルアクセルを飛んだあと、残り1分になったところで、トリプルアクセルに挑み、華麗に大成功!



1.ラジオノワ:落ち着いてノーミス。シニアデビューの年にいきなりファイナル出場なんて、ものすごい経験を積んでいると思うけれど、4年後の今ごろ、平昌で金メダル候補になっているかというと、これはだれにもわかりません。
ロシアの女子選手は一様に早熟なのかも。年齢が若いうちは、高い技術で得点を伸ばすけれど、これだけ多くの有望選手がいると、どれだけ個性を発揮していけるかが大事になるのでしょう。64.38
2.ソトニコワ:出現当時は、ソチの金メダル候補と呼ばれた彼女も17歳。ロシアの層の厚さに飲み込まれて、ソチ切符が当確とは言えないポジションにいますが。。。
整氷とともに男子SPで棲み着いていた魔物は消えたかも。コンビネーションのセカンドジャンプにループを持っている彼女ですが、3T3Tの安全運転でノーミス。スタンディングオベーション! 68.31のSBで2位。
3.ポゴリラヤ:目に痛いほどの蛍光ピンクのコスチュームが金髪によく映えています。6分間練習ではジャンプに相当苦労していましたが、コンビネーションと3Loは難なく決めて勝負強さを見せたかと思った途端に、アクセルが抜けてしまいました。59.81
4.ワグナー:ポニーテールのたなびき方がなんかカッコイイ。3F3Tに成功。目力の強さが生きるプログラム。ソトニコワの得点にはわずかに届かず、68.14で3位。
5.リプニツカヤ:コンビネーションジャンプは安定していますが、野球でいう二段モーションのような、2つめのジャンプに入るときの構え直しがちょっと大きいのが気になります。ロシア女子は全体的にこの傾向がありますね。
彼女の完璧で安定している演技を見慣れてしまったせいか、音楽のドラマチックさほど感動しなくなっているのは贅沢でしょうか。でも今年になって、すごく笑顔を見せるようになったなー。ルッツがエッジエラーを取られたせいもありやや伸び悩み66.62。
6.浅田真央:さて真央ちゃんは、ロシアン包囲網を突破できるのか。
なんて軽い「あれ? 飛んだの?」と思うほどのトリプルアクセルを決めてくれました。地元で唯一の出場ということもプレッシャーにはなっていたんでしょう。最後にあいさつをするときのあのほっとした表情よかったですね。72.38
会場の熱狂度はフルパワーだったのに、点数は意外と低い印象でした。
プロトコルを見ると、トリプルアクセルはURを取られましたか。。。うーん、厳しいな。。。着氷の流れがよいと、かえってURを取られやすくなるのかなあ。
フリーでは今シーズンはじめて3Aを2回入れるのだそうです。

女子SPの結果はこちら。

サイド側の席はあまり座らないので、次の選手が待っている姿が見られたり、ステップでのリンクの使い方もわかりやすかったり、ちょっと新鮮でした。

さて帰途ですが、マリンメッセ福岡は、地下鉄や電車の最寄り駅はないらしく、博多駅と天神からシャトルバスが運行されています。
私は「博多駅~マリンメッセ」のバスを利用しましたが、帰りの渋滞がひどかった。
バスは次々と来るので割とすぐに乗れたのですが、ノロノロとちょっと進んでしばらく止まり、、、を延々と繰り返して、ようやく視界が開けて、「何か大きな建物が見えてきたー!」と思ったら、その建物にはなんと「マリンメッセ福岡」と書いてありました。
方向を変えて出てきただけだったのね。。。(爆)
明日はきょうより終了時間が2時間ほど遅くなるので、道路事情はかなり心配になります。

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山本尚子/Naoko Yamamoto 
スポーツビジネス・シンクタンク勤務を経て、スポーツ系ライター&テープリライター&パソコン要約筆記者(要約筆記とは、聴覚障害者の方に文字によってその場の情報を伝えるいわば同時通訳的役割)。
東京生まれの札幌、仙台育ち。スポーツを「わかりやすく伝えたい」がモットーです。
パーソナルコーチでもあり、「コーチング」の視点からスポーツやアスリートを見つめると、また新たな発見があります。
2010年2月、バンクーバー冬季オリンピック大会では、日本代表選手団の本部員として派遣されるという機会を得ました。バンクーバーの選手村で選手たちとともに過ごし、ともに戦った3週間強という日々は、ハードワークながらも、非常に貴重で充実した毎日でした。その経験を、今後のライター生活に活かしていくと同時に、微力ながらも、オリンピック・ムーブメント、スポーツ・ムーブメントに貢献できるよう努めていきます。
 
好きなもの:人物取材 
個人的には北海道日本ハムファイターズ、鹿島アントラーズ、浅田真央ちゃんのファンです。
 

・NPO法人日本オリンピック・アカデミー理事
・NPO法人日本スポーツ芸術協会会員
・財団法人生涯学習開発財団認定コーチ
・社団法人日本産業カウンセラー協会認定 産業カウンセラー
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