24時間蹴球宣言

それでもサッカーは続きます!

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 ワールドカップ(W杯)開幕前の6月6日から、約1カ月あまり続いた当ブログは、今回を持ちまして最終回とさせて頂きます。約1カ月の間、ご愛読誠にありがとうございました。

 今大会は波乱と呼べる波乱がなく、“驚き”は少ない大会でした。それでも、さまざまな見どころがあったと思います。

 24年ぶりの優勝を飾ったイタリアは、大会開幕前に発覚した“サッカー不正疑惑”による動揺を、グループとしてのまとまりに転化した感があります。下部リーグ降格がうわさされるチームの選手が多い中、決勝戦含めて全7試合でわずか2失点という守備の堅さは特筆もの。彼らの戦いぶりは“プロフェッショナルとはかくあるべき”という一つの姿を示していました(決勝戦でDFマテラッツィが相手選手を挑発するシーンは残念でしたが……)。

 惜しくも決勝で敗れたフランスは、熟練したプレーの数々を見せてくれました。1998年大会を制した“老兵たち”に率いられたフランスは、スペイン、ブラジル、ポルトガルといった強敵を次々と下して決勝進出。最後の輝きを見せたMFジダンのマジカルなプレーの数々もさることながら、次々と相手の攻撃の芽を摘むMFマケレレの巧みなポジショニングを見るにつけ、“サッカーは年齢ではない”と思い知らされました。それだけに、決勝戦におけるジダンの退場は非常に残念だったのですが……。

 また、ベスト3に入った開催国ドイツは、若手中心のメンバー構成ながらアルゼンチン、ポルトガルといった強豪国を打ち破りました。ベストヤングプレーヤー賞に選出されたFWポドルスキーら若手が躍動感溢れるプレーを見せ、不安視されていた守備陣も試合を重ねるごとに安定感を増していきました。フランスに完成品の美しさがあったとすれば、ドイツには“未完成の輝き”があったように思います。クリンスマン監督は退任する意向のようですが、ドイツは今後10年の礎を作った感があります。

 ベスト4をヨーロッパ勢が占めるなど、今大会は欧州勢の活躍が目立ちました。ただ、こうした状況にブラジルやアルゼンチンといった南米勢が黙っているとは思えません。2010年W杯では、欧州勢にとっても南米勢にとっても“アウエー”となる南アフリカ開催となります。今大会で今ひとつ振るわなかったアフリカ勢の躍進も期待できますし、サッカーの勢力図はまた変化するかもしれません。

 日本代表は、就任が濃厚とみられるオシム新監督の下、新たなスタートを切ります。これまでとはまったく違った選考基準が予想され、ジーコ前監督時にレギュラーだった選手も一からのスタートとなるでしょう。中田英寿の現役引退もあり、新しい時代の幕開けという予感が漂っています。

 ただ、W杯が終わったからといって油断していられないのがサッカーファンです。本日(12日)からはJ1が再開されますし、W杯期間中にも続いていたJ2は熱戦を展開しています。まもなく欧州の主要リーグも新シーズンが開幕し、代表チームで活躍した選手たちは、再びクラブチームの戦いに身を投じることとなります。

 ですが、何といっても注目はAFC女子アジアカップ2006です。2007年FIFA女子ワールドカップのアジア予選を兼ねている今大会は、なでしこジャパンにとって事実上のアジア最終予選となります。グループAは比較的戦いやすい相手が入ったといえますが、それでも油断は禁物。なでしこジャパンは、ジーコジャパンに続いてW杯出場権を獲得できるでしょうか? スポーツナビでは、「女子サッカー 世界への道」と題したスペシャルブログで、彼女たちの戦いを追っていきます!

 こうしてみると、選手に休みがあっても、サッカーファンは一年中忙しいですね。それでは皆さん、引き続きサッカーを楽しみましょう!

<了>



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