サッカーこそ我が命

英国サッカーを不快に思う瞬間

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ネットに次のような記事が載った。 “12日に行われたイングランドFAカップ準々決勝で、トッテナム・ホットスパーの孫興民(Heung Min Son)に向けた人種差別的なチャントについて、トッテナムと対戦クラブのミルウォールが、イングランドサッカー協会(FA)の調査に協力すると表明した。 ミルウォールのサポーターはこの日、海賊版の映画を販売するアジア系の売り手にたとえ、「DVD」、「3本で5ポンド」といった不快な言葉を叫んだ。“

読んだ瞬間、「またやったか」と思った。私自身、同じようなチャントで不快な思いをしたことがあったからだ。

2009年のUEFA CL準決勝 アーセナル対マンUをロンドンのエミレーツスタジアムで観戦していた。試合自体は、CR7や朴智星がいた頃のマンUが4-1でファン・ペルシーのいたアーセナルを破った。朴の力強いドリブル突破からのパスを長躯走ったCR7がクロスにつなげて、中央のルーニーが決めるという豪快な得点には思わず身を乗り出した。

しかし、予期せぬ不快な瞬間はこの直後にやってきた。 アーセナルのマフラーをした若者(20代白人)がチャントを大声で歌い始めた。チャント自体はイングランドの名物で、選手一人ひとりに固有の歌詞があり、親しみや尊敬の念を込めて歌われるのは知っていた。たとえば、リバプールのジェラードに対するケ・セラ・セラ等。しかし、今回のそれは全く違うものであることはすぐにわかった。 「♬Park Ji Sung is F○○king dog.♬」~refrain 韓国人である朴と犬肉を食べる習慣のある韓国を結び付けた悪意に満ち満ちたチャントであった。 自分のひいきのチームが負けて腹を立てるのはわかるが、相手チームの非白人の選手を人種差別的に貶すとは、どういう教育を受けてきたのか。親の顔を見たくなる。 警備員も同じように聞いていたはずだが、その若者を止めるでもなかった。結局、ワンフレーズ大声で歌って、彼はどこかしらに立ち去って行った。 香川も岡崎もまだ、プレミアでプレーしていない時代に同じアジア人としてプレミアで活躍する朴智星を尊敬していた私は、怒りと不快感で一杯になってしまった。手の届くところにいたなら、飛び掛かってやろうかと思ったくらいだ。 こんなことを許していたら、いずれ、スタジアムは悪意と敵意だけに満ちた戦場になってしまう。 NO to racism! 今こそ、英国サッカー界もこの言葉の意味を真剣に考える時ではないか。



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英国サッカーを不快に思う瞬間

全く同意です。先日イングランドvリトアニアをウェンブリーで観戦してきました。一部イングランドサポーターの試合中における応援(というより野次)見苦しいものでしかありませんでした。しかも相手チームへだけでなく、自国のある有色系選手への暴言も見受けられました。
慣れてきたつもりでいましたが、現地でサッカー観戦に行くたびに「何でアジア人が一人でサッカー見に来てんだよw」ようなことを言われることもしばしばあり、人種差別が根強いことを痛感させられます。
プレミアの激しいサッカーは好きですが、スタジアムを跋扈する一部サポーターのせいでスタジアムに行くモチベーションは日々下がります。

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