サッカーこそ我が命

エバートンがプレミアを制覇する日

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1897年創設の古豪、エバートンFC。しかし、プレミアリーグになってからは、トップ10の常連でありながらも優勝争いには絡めていない。 2017年2月25日、1966年イングランドW杯の会場にもなったグッヂソンパークに初めて足を運んだ。

スタジアム上空には厚い雲がたれこめ、時折小雨も混じる生憎の天気。 まるで、最近のエバートンの歴史を象徴するかのような空模様だった。

今回の相手は最下位サンダーランド。敵将は、かつてエバートンでプレミア最優秀監督(英国のオスカー?)として表彰されたこともあるデビット・モイーズ。

そのD・モイーズを引き継いだロベルト・マルチネスに代わり、今期エバートン監督に就任したのはロナウド・クーマン。 スポンサーにもタイのビールメーカー「Chang」を迎えたことで資金面での不安を払拭。 最下位サンダーランドとのホームゲームでもスタンドを満員にする熱いサポーターの存在。 (親子連れや老夫婦が多く来場していたのには驚かされた。)

メンバーを見渡せば、4-2-2-1-1をベースに、ワントップにプレミアのトップスコアラーであるルカク。トップ下の若手有望株R・バークリー、二列目に売出し中の若手T・デービス。左サイドDFはキャプテンマークを付けたレイトン・ベインズ、ボランチにシュナイデルラン。控にはミララスと錚々たる面々。

戦う環境は整備されてきた。が、優勝争いを繰り広げる上位6チームとは、まだ明らかにチーム力に差がある。 現在位置が7位というのは得点数の順位と同じ、一方、失点数は5位。これから推測できるのは、守備は堅いが、得点はルカク頼みということだろう。 つまり、攻撃のバリエーション不足という結論に至る。

この日の試合でもエバートンの攻撃パターンは、敵ボールを取ったら、まずは裏へ抜けるルカクへのパス。しかし、速攻の場面ではボランチやMFからの縦パスの精度が低く、その殆どが敵に渡ってしまっていた。上位チーム相手ならカウンターの餌食になってしまうだろう。 遅攻の場合は、DFからルカクの頭を狙ったロングフィードを送るか、サイドに展開して大外からクロスをいれるパターンが大半。中央を細かいパスで突破する攻めや複数が絡んでのダイレクトパスによる崩しなどは見られない。

試合終盤にサンダーランドDFに競り勝ったルカクがダメ押しゴールを決めたが、それまでは追加点を奪う術がなく、試合が停滞する時間帯も長かった。その間、周囲の席では「F〇〇〇・・・」とホームチームに毒づく声が渦巻いていた。

今後エバートンが優勝争いに加わろうとするならば、得点を増やすために攻撃パターンの再構築に着手すべきだろう。そのためにも、タメを作れて気の利いた配球のできるボランチが必要ではないか。最近の移籍でマンUから来たMFシュナイデルランもまだチームにはフィットしていないし、元々パスセンスに秀でた選手ではない。 プレミアを見渡してその条件に適合するのは、リバプールのジョーダン・ヘンダーソンやマンUのマイケル・キャリックくらいしか思い浮かばない。彼らクラスの選手が来てくれれば1986-87年以来遠ざかっているプレミア制覇も夢物語ではなくなる。

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